JP2003311413A - 溶接ワイヤ送給ユニット - Google Patents

溶接ワイヤ送給ユニット

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JP2003311413A
JP2003311413A JP2002125480A JP2002125480A JP2003311413A JP 2003311413 A JP2003311413 A JP 2003311413A JP 2002125480 A JP2002125480 A JP 2002125480A JP 2002125480 A JP2002125480 A JP 2002125480A JP 2003311413 A JP2003311413 A JP 2003311413A
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welding
feeding unit
roller
rollers
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Masaru Nishimura
大 西村
Shigeji Tamura
成志 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ワイヤの安定した送給と溶接ワイヤの
先端位置がずれないことで、溶接の安定性を向上させる
プル型溶接ワイヤ送給ユニットを提供する。 【解決手段】 本発明は、溶接ロボットの手首部1bに
装着された溶接トーチ4と溶接ワイヤ2を供給するコン
ジットケーブル5との間に配設され、溶接ワイヤ2を挟
持する複数のローラを備えた溶接ワイヤ送給ユニットに
おいて、一方の複数のローラ63a、63b側に、上記
一方の複数のローラ63a、63bを他方のローラ62
に向けて付勢し上記溶接ワイヤ2を他方のローラ62の
外周部に沿うように押圧する加圧手段65乃至68aを
設けた溶接ワイヤ送給ユニット6である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接ロボットの手
首部に装着された溶接トーチと溶接ワイヤを供給するコ
ンジットケーブルとの間に配設された溶接ワイヤ送給ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的な溶接ロボットシステム
におけるロボット本体部を示しており、溶接ワイヤ送給
ユニット100はロボット上腕1aに載置されている。
溶接ワイヤリール3はロボット本体1に備え付けられて
おり、溶接ワイヤ送給ユニット100を稼動させること
によって溶接ワイヤ2は第1のケーブル101及び第2
のケーブル102を挿通して順次溶接トーチ103に送
給される。
【0003】溶接トーチ103の先端部には図示しない
給電チップが装備されている。給電チップの内径は、溶
接ワイヤ2の送給がスムーズに行えるように溶接ワイヤ
2の外径よりもやや大きく設定されている。溶接ワイヤ
2は曲率を有する溶接ワイヤリール3、第1のケーブル
101及び第2のケーブルを挿通して溶接トーチ103
に送給され給電チップから送り出される。このため給電
チップの内径と溶接ワイヤの外径との間の隙間によって
溶接ワイヤ2が曲がって送り出され、被溶接材の所定の
狙い位置でアークが発生しないという問題があった。さ
らに、溶接ロボットでは、溶接ワイヤの経路が複雑に変
化するために、溶接ロボットの姿勢によっては溶接ワイ
ヤが溶接チップ内を通過する際に偶然精度良く直線状に
矯正されることもあり、溶接ワイヤと給電チップとの間
でスパークが発生して溶接ワイヤを送給できなくなる問
題もしばしば発生している。
【0004】これらの問題を解決するための手段として
は、実公平6−38621公報に記載された手段があ
る。これは、溶接トーチに複数の湾曲部を形成させたも
ので、給電チップ側の湾曲部の湾曲半径を他の部分の湾
曲部の湾曲半径よりも小さくしているので、溶接ワイヤ
は溶接トーチに対して一定の曲率を持って一定の方向に
送り出される。そのため、溶接ロボットを使用した際に
溶接ワイヤの経路が旋回したり、複雑に変化しても溶接
中の溶接ワイヤ先端の位置は溶接トーチに対してほぼ一
定となり、被溶接材の溶接部位を正確に狙った溶接が可
能になる。
【0005】また、最近では、溶接ワイヤの送り速度を
安定させるためにロボット本体の先端に装着された溶接
トーチの近傍に溶接ワイヤ送給ユニットを設けたものが
開発されている(以下、プル型溶接ワイヤ送給ユニット
という)。図2は、このようなプル型溶接ワイヤ送給ユ
ニットの従来例を示す図である。プル型溶接ワイヤ送給
ユニット200は、ロボット本体の先端に装着された溶
接トーチ4とコンジットケーブル5との間に配設されて
いる。溶接ワイヤ2は、プル型溶接ワイヤ送給ユニット
200の内部で駆動ローラ202と可動ローラ203と
に挟持されており、モータ201を駆動して溶接ワイヤ
2をコンジットケーブル5から溶接トーチ4の先端部に
送給している。204は、プル型溶接ワイヤ送給ユニッ
ト200のコンジットケーブル側に配設されたインレッ
トガイドであり、205は、プル型溶接ワイヤ送給ユニ
ット200の溶接トーチ4側に配設されたアウトレット
ガイドである。これらは、溶接ワイヤ2がプル型溶接ワ
イヤ送給ユニット200内で挫屈しないよう考慮された
ものである。
【0006】しかし、実公平6−38621公報に記載
された手段では溶接トーチに複数の湾曲部が形成されて
いるために、また、プル型ワイヤ送給ユニットではロボ
ットの先端部に配設されているために、以下に説明する
課題が残されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実公平6−38621
公報に記載された手段では、溶接トーチに複数の湾曲部
が形成されているために、溶接位置が奥まっているとこ
ろでは溶接トーチの湾曲部と被溶接材または被溶接材を
固定する冶具とが接触する、溶接姿勢がとりにくいとい
う問題がある。また、溶接トーチに複数の湾曲部を形成
して溶接トーチ内で溶接ワイヤを矯正するために溶接ワ
イヤの送給抵抗が増し、その結果溶接ワイヤ送給速度が
一定しないという問題もある。
【0008】プル型溶接ワイヤ送給ユニットは、ロボッ
ト先端部に配設されるために小型で軽量なものでなけれ
ばならない。そのため、図2で示したようにプル型溶接
ワイヤ送給ユニット200は、駆動ローラ202と可動
ローラ203との2つのローラで溶接ワイヤ2を挟持す
る2ロールタイプが主流になっている。図1に示すよう
に溶接ワイヤリール3がロボット本体1に備え付けられ
ている場合には、溶接リール3と溶接ワイヤ送給ユニッ
トとの距離が短いので送給力の比較的弱い2ロールタイ
プのプル型溶接ワイヤ送給ユニットでも問題は発生しな
い。一方、溶接ワイヤを大量に消費する自動車生産ライ
ン等に設置された溶接ロボットでは、溶接ワイヤリール
を採用せずにロボットの可動範囲外に設置されたパック
ワイヤを使用するのが一般的である。この場合、溶接ワ
イヤ送給ユニットとパックワイヤとの距離が長いため
に、2ロールタイプのプル型溶接ワイヤ送給ユニットで
は送給力不足となり、溶接不良になるという問題があ
る。
【0009】また、図2に示す溶接トーチ4では溶接ト
ーチの内部で溶接ワイヤを矯正しないために、従来技術
で述べたように溶接ワイヤの先端位置、すなわちねらい
位置がずれてしまい溶接不良になるという問題もある。
【0010】本発明の目的は、前述した従来技術の課題
を解決して、溶接ワイヤの安定した送給と溶接ワイヤの
先端位置がずれないことで、溶接の安定性を向上させる
プル型溶接ワイヤ送給ユニットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の溶接ワイ
ヤ送給ユニットは、図3及び図4に示すように、溶接ロ
ボットの手首部1bに装着された溶接トーチ4と溶接ワ
イヤ2を供給するコンジットケーブル5との間に配設さ
れ、溶接ワイヤ2を挟持する複数のローラを備えた溶接
ワイヤ送給ユニットにおいて、一方の複数のローラ63
a、63b側に、上記一方の複数のローラ63a、63
bを他方のローラ62に向けて付勢し上記溶接ワイヤ2
を他方のローラ62の外周部に沿うように押圧する加圧
手段65乃至68aを設けた溶接ワイヤ送給ユニット6
である。
【0012】請求項2記載の溶接ワイヤ送給ユニット
は、請求項1記載の一方の複数のローラ63a、63b
の径が、図3に示すように、もう一方のローラ62の径
よりも小さい溶接ワイヤ送給ユニット6である。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態は、請求項1記
載の溶接ワイヤ送給ユニットであって、図3及び図4に
示すように、溶接ロボットの手首部1bに装着された溶
接トーチ4と溶接ワイヤ2を供給するコンジットケーブ
ル5との間に配設され、溶接ワイヤ2を挟持する複数の
ローラを備えた溶接ワイヤ送給ユニットにおいて、一方
の複数のローラ63a、63b側に、上記一方の複数の
ローラ63a、63bを他方のローラ62に向けて付勢
し上記溶接ワイヤ2を他方のローラ62の外周部に沿う
ように押圧する加圧手段65乃至68aを設けた溶接ワ
イヤ送給ユニット6である。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る溶接ワ
イヤ送給ユニット組み合わせ溶接ロボットの一実施例で
あるプル型溶接ワイヤ送給ユニットについて説明する。
【0015】図3は、本発明を実施するプル型溶接ワイ
ヤ送給ユニット6を溶接トーチ4とコンジットケーブル
5との間に配設してロボット本体の先端のロボット手首
部1bに装着した図である。溶接ワイヤ2は、図示しな
いパックワイヤまたは溶接ワイヤリールからコンジット
ケーブル5を挿通してプル型溶接ワイヤ送給ユニット6
に供給された後、溶接トーチ4に送給される。溶接ワイ
ヤ2は、プル型溶接ワイヤ送給ユニット6の内部で、モ
ータ60によって駆動される駆動ローラ62と第1の矯
正ローラ63a及び第2の矯正ローラ63bとに挟持さ
れている。64aは、溶接ワイヤ送給ユニット本体61
のコンジットケーブル側に配設されたインレットガイド
であり、64bは、溶接ワイヤ送給ユニット本体61の
溶接トーチ4側に配設されたアウトレットガイドであ
る。これらは、溶接ワイヤ2がプル型溶接ワイヤ送給ユ
ニット6内で挫屈しないよう考慮されたものである。6
7は、溶接ワイヤ送給ユニット本体61に加圧ハンドル
ピン67aによって枢支された加圧ハンドル軸で、加圧
ハンドル66が螺着されている。加圧ホルダ68は、溶
接ワイヤ送給ユニット本体61に加圧ホルダピン68a
によって枢支されており、また加圧ホルダ68には、第
1の矯正ローラ63a及び第2の矯正ローラ63bが軸
支されている。加圧ホルダ68と加圧ハンドル軸67と
が嵌合し加圧ハンドル66と加圧ホルダとの間に配設さ
れたスプリング65によって、第1の矯正ローラ63a
及び第2の矯正ローラ63bを駆動ローラ62に向けて
付勢して溶接ワイヤ2を駆動ローラに押圧するよう構成
されている。溶接ワイヤ2への加圧力は、加圧ハンドル
66を螺進させることによって調整できる。
【0016】図4は、溶接ワイヤ2を前述したプル型溶
接ワイヤ送給ユニット6に装着するために、加圧ハンド
ル66が螺着された加圧ハンドル軸67及び加圧ホルダ
68を開放した状態を示している。この状態から溶接を
行うためには、すなわち図3の状態にするには、加圧ホ
ルダ68を加圧ハンドルピン68aを中心にして反時計
方向に回動させた後に、加圧ハンドル軸67を加圧ハン
ドルピン67aを中心に時計方向に回動させて、加圧ホ
ルダ68と加圧ハンドル軸67とを嵌合させればよい。
【0017】駆動ローラ62は、溶接ワイヤ2を駆動ロ
ーラ62の外周部によってX2方向に押圧するように配
設されており、また、第1の矯正ローラ63a及び第2
の矯正ローラ63bは、溶接ワイヤ2を第1の矯正ロー
ラ63aの外周部及び第2の矯正ローラ63bの外周部
によってX1方向に押圧するように配設されている。す
なわち、図3に示すような溶接可能状態において、前述
した3つのローラは、溶接ワイヤ2を駆動ローラ62と
第1の矯正ローラ63a及び第2の矯正ローラ63bと
で駆動ローラ62の外周部に沿って押圧して挟持するよ
うに構成されている。そのため、溶接ワイヤ2が前述し
た3つのローラによって一定方向に曲げられて矯正され
るので、溶接ワイヤ2は溶接トーチ4に対して一定の曲
率を持って一定の方向に送り出される(例えば図3の場
合、溶接ワイヤの先端はA1方向に一定の距離だけ常に
曲がっている)。
【0018】図3に示すように、第1の矯正ローラ63
a及び第2の矯正ローラ63bの径は駆動ローラ61に
比べてかなり小さいので、プル型溶接ワイヤ送給ユニッ
ト6の大型化を防止できる。
【0019】図5は、本発明の第2の実施例を示してお
り、プル型溶接ワイヤ送給ユニット7は第1の実施例と
同様にロボット手首部でコンジットケーブル5と溶接ト
ーチ4との間に配設されている。同図において、上記実
施例と同一または類似の要素には、上記実施例と同一の
符号を付している。第2の実施例が第1の実施例と異な
るところは、溶接ワイヤ2を挟持するローラの構成と溶
接ワイヤ2を押圧する加圧ホルダの構成とにある。すな
わち、第1の実施例では、溶接ワイヤ2を駆動ローラ6
2と第1の矯正ローラ63a及び第2の矯正ローラ63
bとで挟持するのに対して、第2の実施例では溶接ワイ
ヤ2を第1の駆動側矯正ローラ72b及び第2の駆動側
矯正ローラ72cと第1の矯正ローラ73a及び第2の
矯正ローラ73bとで挟持している。また、第1の実施
例では、溶接ワイヤ2を押圧する加圧ホルダが加圧ホル
ダ68の1つであるのに対して、第2の実施例では、第
1の加圧ホルダ78と第2の加圧ホルダ79とに分割さ
れた構成になっている。
【0020】72aは、モータ70によって駆動される
駆動ローラで、図示しない歯車によって第1の駆動側矯
正ローラ72b及び第2の駆動側矯正ローラ72cと連
結されており、駆動ローラ72aと第1の駆動側矯正ロ
ーラ72b及び第2の駆動側矯正ローラ72cとは連動
するよう構成されている。溶接ワイヤ2は、プル型溶接
ワイヤ送給ユニット7の内部で、モータ70によって駆
動される第1の駆動側矯正ローラ72b及び第2の駆動
側矯正ローラ72cと第1の矯正ローラ73a及び第2
の矯正ローラ73bとに挟持されている。74aは、溶
接ワイヤ送給ユニット本体71のコンジットケーブル側
に配設されたインレットガイドであり、74bは、溶接
ワイヤ送給ユニット本体71の溶接トーチ4側に配設さ
れたアウトレットガイドである。これらは、溶接ワイヤ
2がプル型溶接ワイヤ送給ユニット7内で挫屈しないよ
う考慮されたものである。
【0021】77は、第2の加圧ホルダ79に加圧ハン
ドルピン77aによって枢支された加圧ハンドル軸で、
加圧ハンドル76が螺着されている。第2の加圧ホルダ
79は、溶接ワイヤ送給ユニット本体71に第2の加圧
ホルダピン79aによって枢支されており、また第2の
加圧ホルダ79には、第2の矯正ローラ73bが軸支さ
れている。第1の加圧ホルダ78は、溶接ワイヤ送給ユ
ニット本体71に第1の加圧ホルダピン78aによって
枢支されており、また第1の加圧ホルダ78には、第1
の矯正ローラ73aが軸支されている。
【0022】第1の加圧ホルダ78と加圧ハンドル軸7
7とが嵌合し加圧ハンドル76と第1の加圧ホルダ78
との間に配設されたスプリング75によって、第1の矯
正ローラ73a及び第2の矯正ローラ73bを第1の駆
動側矯正ローラ72b及び第2の駆動側矯正ローラ72
cに向けて(X1方向)付勢して溶接ワイヤ2を第1の
駆動側矯正ローラ72b及び第2の駆動側矯正ローラ7
2cに押圧するよう構成されている。溶接ワイヤ2への
加圧力は、加圧ハンドル76を螺進させることによって
調整できる。
【0023】図6は、溶接ワイヤ2を前述したプル型溶
接ワイヤ送給ユニット7に装着するために、加圧ハンド
ル76が螺着された加圧ハンドル軸77及び第1の加圧
ホルダ78を開放した状態を示している。この状態から
溶接を行うには、すなわち図5の状態にするには、第1
の加圧ホルダ78を第1の加圧ホルダピン78aを中心
にして時計方向に回動させた後に、加圧ハンドル軸77
を加圧ハンドルピン77aを中心に反時計方向に回動さ
せて、第1の加圧ホルダ78と加圧ハンドル軸77とを
嵌合させればよい。
【0024】第1の駆動側矯正ローラ72b及び第2の
駆動側矯正ローラ72cは、溶接ワイヤ2を第1の駆動
側矯正ローラ72b及び第2の駆動側矯正ローラ72c
の外周部によってX2方向に押圧するように配設されて
いる。第1の矯正ローラ73a及び第2の矯正ローラ7
3bは、溶接ワイヤ2を第1の矯正ローラ73aの外周
部及び第2の矯正ローラ73bの外周部によってX1方
向に押圧して、さらに第2の矯正ローラ73bは溶接ワ
イヤ2の送給方向において第1の駆動側矯正ローラ72
bと第2の駆動側矯正ローラ72cとの間で、また第2
の駆動側矯正ローラ72cは溶接ワイヤ2の送給方向に
おいて第1の矯正ローラ73aと第2の矯正ローラ73
bとの間に位置するようにに配設されている。
【0025】すなわち、前述した4つのローラによっ
て、溶接ワイヤ2はプル型溶接ワイヤ送給ユニット7の
内部で押圧され曲げられて矯正されるので、溶接ワイヤ
2は溶接トーチ4に対して一定の曲率を持って一定の方
向に送り出される。
【0026】
【本発明の効果】本発明によれば、プル型溶接ワイヤ送
給ユニットの内部にて溶接ワイヤを複数の送給ロールで
一定方向に曲げて矯正するので、溶接ワイヤの経路が旋
回したり、複雑に変化しても溶接中の溶接ワイヤ先端の
位置は溶接トーチに対してほぼ一定となり、被溶接材の
溶接部位を正確に狙った溶接が可能になる。また、溶接
ワイヤは一定方向に曲げられているので、給電チップと
必ず接触することになり溶接ワイヤと給電チップとの間
でスパークの発生を防止できる。その結果、安定した給
電が可能となり溶接電流の変動が少なくなるので、高品
質な溶接が可能となる。
【0027】また、本発明によれば、溶接ワイヤをロー
ラの外周部に沿うように押圧し、さらに従来の2ロール
タイプよりも送給するロール数が増えるので、溶接ワイ
ヤとローラとの接触面積が増え送給力を増大させてい
る。その結果、溶接ワイヤを大量に消費する自動車生産
ライン等で使用されるパックワイヤ使用した場合でも送
給力不足による溶接不良を防止できる。
【0028】さらにまた、本発明によれば、モータによ
って駆動するローラの径に比べて溶接ワイヤを矯正する
複数のローラの径が小さいので、溶接ワイヤ送給ユニッ
トの大型化を防止でき、従来の2ロールタイプと同等な
小型で軽量なものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来例を示し、溶接ワイヤ送給ユニッ
トを溶接ロボットの上腕に載置した全体構成図である。
【図2】図2は、従来例を示し、溶接トーチとコンジッ
トケーブルの間に配設されたプル型溶接ワイヤ送給ユニ
ットを示す図である。
【図3】図3は、本発明を実施するプル型溶接ワイヤ送
給ユニットを説明する図である。
【図4】図4は、図3の状態から溶接ワイヤを装着する
ために加圧ハンドルを開放した状態の実施例を説明する
図である。
【図5】図5は、本発明を実施するプル型溶接ワイヤ送
給ユニットの第2の実施例を説明する図である。
【図6】図6は、図5の状態から溶接ワイヤを装着する
ために加圧ハンドルを開放した状態の第2の実施例を説
明する図である。
【符号の説明】
1 ロボット本体 1a ロボット上腕 1b ロボット手首部 2 溶接ワイヤ 3 溶接ワイヤリール 4 溶接トーチ 5 コンジットケーブル 6 プル型溶接ワイヤ送給ユニット 60 モータ 61 溶接ワイヤ送給ユニット本体 62 駆動ローラ 63a 第1の矯正ローラ 63b 第2の矯正ローラ 64a インレットガイド 64b アウトレットガイド 65 スプリング 66 加圧ハンドル 67 加圧ハンドル軸 67a 加圧ハンドルピン 68 加圧ホルダ 68a 加圧ホルダピン 7 プル型溶接ワイヤ送給ユニット 70 モータ 71 溶接ワイヤ送給ユニット本体 72a 駆動ローラ 72b 第1の駆動側矯正ローラ 72c 第2の駆動側矯正ローラ 73a 第1の矯正ローラ 73b 第2の矯正ローラ 74a インレットガイド 74b アウトレットガイド 75 スプリング 76 加圧ハンドル 77 加圧ハンドル軸 77a 加圧ハンドルピン 78 第1の加圧ホルダ 78a 第1の加圧ホルダピン 79 第2の加圧ホルダ 79a 第2の加圧ホルダピン 100 溶接ワイヤ送給ユニット 101 第1のケーブル 102 第2のケーブル 103 溶接トーチ 200 プル型溶接ワイヤ送給ユニット 201 モータ 202 駆動ローラ 203 可動ローラ 204 インレットガイド 205 アウトレットガイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接ロボットの手首部に装着された溶接ト
    ーチと溶接ワイヤを供給するコンジットケーブルとの間
    に配設され、溶接ワイヤを挟持する複数のローラを備え
    た溶接ワイヤ送給ユニットにおいて、 一方の複数のローラ側に、前記一方の複数のローラを他
    方のローラに向けて付勢し前記溶接ワイヤを他方のロー
    ラの外周部に沿うように押圧する加圧手段を設けた溶接
    ワイヤ送給ユニット。
  2. 【請求項2】前記一方の複数のローラの径が、前記もう
    一方のローラの径よりも小さい請求項1記載の溶接ワイ
    ヤ送給ユニット。
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