JP2010089230A - 円筒研削装置のワーク支持に用いるオートマチックドグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ワークへのオートマチックドグ取り付け方向を考慮しないで済む円筒研削装置用オートマチックドグの提供。
【解決手段】 ワークwを挿入する中央穴2aを有する円環状ドグ本体2、この円環状ドグ本体2の一側面側の凹部7に設けられた回転支軸4周りに支持されるワーク挟持カム3と該ワーク挟持カム3の山部3a左右両側に対称に備え付けられたワーク挟持カム3に付勢力を与える一対のバネ5,5、前記ワーク挟持カム3の山部3aと一対の挟持調整ボルト6,6の先端6a,6bが正三角形の頂点を形成するように円環状ドグ本体2の外周壁側から中央穴2aの中心に向けて前進後退可能に設けられた挟持調整ボルト6,6、を備えるオートマチックドグ1。
【選択図】 図1
【解決手段】 ワークwを挿入する中央穴2aを有する円環状ドグ本体2、この円環状ドグ本体2の一側面側の凹部7に設けられた回転支軸4周りに支持されるワーク挟持カム3と該ワーク挟持カム3の山部3a左右両側に対称に備え付けられたワーク挟持カム3に付勢力を与える一対のバネ5,5、前記ワーク挟持カム3の山部3aと一対の挟持調整ボルト6,6の先端6a,6bが正三角形の頂点を形成するように円環状ドグ本体2の外周壁側から中央穴2aの中心に向けて前進後退可能に設けられた挟持調整ボルト6,6、を備えるオートマチックドグ1。
【選択図】 図1
Description
本発明は、偏心カムによってセルフクランプできるオートマチックドグに関する。このオートマチックドグは、ドグ本体の取り付け穴にワークの一端を挿入し、バネの弾性力によりカムを締め付けてワーク外円筒面にドグを取り付け、ついでこのワーク両端のセンター孔を円筒研削装置の主軸側センターと芯押台センターとで支持し、主軸に装着した回転駆動板の回転を前記ワークに伝達させるものである。
ワークに回転を伝える駆動ピンの偏心振れ回り、みそすり運動とガタは、ワークの振れ、真円度の悪化のほか、ビビリを発生しやすくする。それゆえ、ドライビングケレーを用いたワークドライブ機構が筒研削装置に使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4および非特許文献1参照)。
これら特許文献に開示されるケレーは、ワーク外円周へのねじ締めの煩わしさを有するので、バネの弾性力を利用してカムをワーク外円周へ締め付けるオートマチックドグも使用されている。(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3および特許文献5参照)。
このオートマチックドグは、図3に示すように、ワークを挿入する中央穴2aを有する円環状ドグ本体2、この円環状ドグ本体の一側面側の凹部に設けられた回転支軸周りに支持される偏心ワーク挟持カム3と該ワーク挟持カムの山部右両側に備え付けられた偏心ワーク挟持カムに付勢力を与える一個のバネ5、前記偏心ワーク挟持カムの山部と一対の挟持調整ボルトの先端が正三角形の頂点を形成するように円環状ドグ本体の外周壁側から中央穴の中心に向けて前進後退可能に設けられた2個の挟持調整ボルト5,5を備え、脱着用補助ピン7と前記偏心ワーク挟持カム3の握り片3bを手で握ると偏心ワーク挟持カム3の山部がワークより離れ、握った手を離すと偏心ワーク挟持カム3の山部がワークに当接する構造のオートマチックドグ1である。図4に非特許文献1の191頁に記載されるオートマチックドグの使用例を示す
また、前記非特許文献2は、図3に示すオートマチックドグ(矢印で指示)を円筒ワークの一端に取り付け、このワーク両端のセンター孔を円筒研削装置の主軸台側センターと芯押台センターとで支持した円筒研削装置の一部を開示している。さらに、前記非特許文献3は、図2に示すオートマチックドグを円筒ワークの一端に取り付け、このワーク両端のセンター孔を円筒研削装置の主軸台(ヘッドストク)側センターと芯押台(テールストック)センターとで支持した円筒研削装置の一部を開示している。
前記オートマチックドグをワークに取り付けるときは、ワークの回転方向とクランプ方向を必ず合わせることが大切で、仮に反対に取り付けるとワークのスリップから砥石への食込み、砥石破壊のトラブルを引き起こす欠点がある。
ワークの製品用途の種類によっては、旋盤による円筒旋削加工ステップあるいは円筒研削装置における旋削加工ステップにおいて、ワーク軸を反転させて旋削加工することもあり、そのときは逆向きにオートマチックドグを付け替える必要がある。
本発明者は、オートマチックドグ部材のカムおよびバネを対称に配置したオートマチックドグとすることよって、逆方向にもワーク軸を反転させても円筒研削加工を継続して行えることを可能にした。また、オートマチックドグの取り付け方向が限定されなくなり、前述の砥石破壊のトラブルを回避可能とした。
請求項1の発明は、ワークwを挿入する中央穴2aを有する円環状ドグ本体2、この円環状ドグ本体2の一側面側の凹部7に設けられた回転支軸4周りに支持されるワーク挟持カム3と該ワーク挟持カム3の山部3a左右両側に対称に備え付けられたワーク挟持カム3に付勢力を与える一対のバネ5,5、前記ワーク挟持カム3の山部3aと一対の挟持調整ボルト6,6の先端6a,6bが正三角形の頂点を形成するように円環状ドグ本体2の外周壁側から中央穴2aの中心に向けて前進後退可能に設けられた挟持調整ボルト6,6、を備えるオートマチックドグ1を提供するものである。
本発明のオートマチックドグ1は、ワークの挿入が容易で、ワーク挟持カム3の山部3aと一対の調整ボルト6,6の先端6a,6bが正三角形の頂点を形成するようにバネ5でワーク挟持カム3の山部3aに付勢力を与えるので、従来のケレーのようなワーク外円周へのねじ締めの煩わしさから開放される。
また、オートマチックドグ部材のカム3および一対のバネ6,6を対称に配置することにより、オートマチックドグ1のワークへの取り付け方向が限定されなくなり、前述の砥石破壊のトラブルを回避可能とするとともに、オートマチックドグ1の取り付け交換することなくワーク軸の反転を行っても円筒研削加工を継続して実行することを可能とした。
以下、図を用いて本発明をさらに詳細に説明する。図1はオートマチックドグの一部を切り欠いた正面断面図、図2はオートマチックドグを取り付けたワークを備える円筒研削装置の一部を示す斜視図、図3は公知のオートマチックドグの斜視図およびこのオートマチックドグを取り付けたワークを備える円筒研削装置の一部を示す斜視図、および、図4は公知のオートマチックドグの使用例を示す図である。
図1に示すオートマチックドグ1は、ワークwを挿入する中央穴2aを有する円環状ドグ本体2、この円環状ドグ本体2の一側面側の凹部2bに設けられた回転支軸4周りに支持されるワーク挟持カム3と該ワーク挟持カム3の山部3a左右両側に対称に備え付けられたワーク挟持カム3に付勢力を与える一対のバネ5,5、前記ワーク挟持カム3の山部3aと一対の挟持調整ボルト6,6の先端6a,6bが正三角形の頂点を形成するように円環状ドグ本体2の外周壁側から中央穴2aの中心Oに向けて前進後退可能に設けられた挟持調整ボルト6,6、および、脱着用補助ピン7,7を備える。
このオートマチックドグ1のワーク挟持カムの握り片3bと一方の脱着用補助ピン7を手で握ってワーク挟持カムの山部3aを中央穴2aの中心Oより後退させ、ついで、円環状ドグ本体の中央穴2aにワークwを挿入し、握った手をワーク挟持カムの握り片3bと脱着用補助ピン7より離す。ついで、ワークwを円筒研削装置の主軸台と芯押台間にワーク両端センターを支持させ、必要によっては、再び、オートマチックドグ1のワーク挟持カムの握り片3bと一方の脱着用補助ピン7を手で握ってワーク挟持カムの山部3aをワークより後退させ、オートマチックドグ1を正しい位置へ微小移動し、握った手をワーク挟持カムの握り片3bと脱着用補助ピン7より離し、オートマチックドグ1を正しい位置に調整する。ワークは、ワーク挟持カムの山部3aと一対の挟持調整ボルトの先端6a,6bが正三角形の頂点を形成するようにワーク外周が挟持される。バネ5はワーク挟持カム3に付勢力を与え、ワーク挟持カム3のビビリを防ぐ。
図2に示すように円筒研削装置の主軸台(ヘッドストック)と芯押台(テールストック)間に支持されたワークに取り付けられたオートマチックドグ1のワーク挟持カム3は、主軸台の回転板(ブラケット)を回転させることによりこの回転板より延びたケリ棒に当接し、ケリ棒とワーク挟持カム3は一緒となって回転してワーク軸を回転させる。
このようにして円筒研削装置に支持されたワークwを砥石により通常の円筒研削加工方法で研削加工する。
ワーク軸の回転方向が逆となるときは、ワーク挟持カム3の握り片3bと前記脱着用補助ピン7とは別の脱着用補助ピン7を手で握り、ついで手を離すことによりワーク挟持カム3がワーク軸回転方向に回転支軸4周りに倒されてワークwを挟持できる。
本発明のオートマチックドグは、ワークへの取り付けが容易であり、ワークに取り付けするときのオートマチックドグの前後の方向を考慮する必要がない。
1 オートマチックドグ
2 円環状ドグ本体
3 ワーク挟持カム
4 回転支軸
5 バネ
6 挟持調整ボルト
7 脱着用補助ピン
w ワーク
2 円環状ドグ本体
3 ワーク挟持カム
4 回転支軸
5 バネ
6 挟持調整ボルト
7 脱着用補助ピン
w ワーク
Claims (1)
- ワーク(w)を挿入する中央穴(2a)を有する円環状ドグ本体(2)、この円環状ドグ本体の一側面側の凹部(7)に設けられた回転支軸(4)周りに支持されるワーク挟持カム(3)と該ワーク挟持カムの山部(3a)の左右両側に対称に備え付けられたワーク挟持カムに付勢力を与える一対のバネ(5,5)、前記ワーク挟持カムの山部(3a)と一対の挟持調整ボルト(6,6)の先端(6a,6b)が正三角形の頂点を形成するように円環状ドグ本体(2)の外周壁側から中央穴(2a)の中心に向けて前進後退可能に設けられた挟持調整ボルト(6,6)を備えるオートマチックドグ(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008263424A JP2010089230A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 円筒研削装置のワーク支持に用いるオートマチックドグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008263424A JP2010089230A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 円筒研削装置のワーク支持に用いるオートマチックドグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010089230A true JP2010089230A (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=42252445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008263424A Pending JP2010089230A (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 円筒研削装置のワーク支持に用いるオートマチックドグ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010089230A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103978427A (zh) * | 2014-05-26 | 2014-08-13 | 中联重科股份有限公司 | 夹具 |
CN109702571A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-05-03 | 无锡威孚精密机械制造有限责任公司 | 外磨床自动夹紧装置 |
CN115847208A (zh) * | 2023-03-01 | 2023-03-28 | 新乡日升数控轴承装备股份有限公司 | 一种磨削外表面不规则轴类零件中心孔的定位方法 |
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2008
- 2008-10-10 JP JP2008263424A patent/JP2010089230A/ja active Pending
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CN103978427A (zh) * | 2014-05-26 | 2014-08-13 | 中联重科股份有限公司 | 夹具 |
CN103978427B (zh) * | 2014-05-26 | 2016-05-11 | 中联重科股份有限公司 | 夹具 |
CN109702571A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-05-03 | 无锡威孚精密机械制造有限责任公司 | 外磨床自动夹紧装置 |
CN109702571B (zh) * | 2019-03-05 | 2023-09-12 | 无锡威孚精密机械制造有限责任公司 | 外磨床自动夹紧装置 |
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CN115847208B (zh) * | 2023-03-01 | 2023-05-16 | 新乡日升数控轴承装备股份有限公司 | 一种磨削外表面不规则轴类零件中心孔的定位方法 |
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