JP2009241335A - 塗膜転写具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塗膜転写テープを使い切る終期に近づくに従って、塗膜転写テープの張力が次第に増加する構成になってしまっている。よって、被転写面へ塗膜転写テープの塗膜を転写させようとしても、テープの繰出力が重くなってしまい、容易に転写できないばかりでなく、テープを繰り出すこともできなくなってしまう危険性がある。強いては、塗膜転写テープが破断してしまう危険性もある。
【解決手段】 基材テープに塗膜を形成した塗膜転写テープを繰り出す繰出コアと、前記塗膜を被転写面に押圧して転写させる塗膜転写ヘッドと、前記塗膜を被転写面に転写後、基材テープを巻き取る巻取コアと、前記繰出コアと巻取コアを連動させる連動機構とをケース本体に内蔵した塗膜転写具において、前記連動機構に前記繰出コアの繰り出し速度と巻取コアの巻き取り速度をほぼ一定にする速度調整手段を設けた塗膜転写具。
【選択図】 図1

Description

本発明は、塗膜転写テープを繰り出す繰出コアと、塗膜を転写後、基材テープを巻き取る巻取コアを有する塗膜転写具に関する。
従来の塗膜転写具は、塗膜転写テープを繰り出す繰出コアと、塗膜を被転写面に転写後、基材テープを巻き取る巻取コアとを連動させる機構をケース本体に内蔵している。
以下、具体的に説明する。ケース内には、塗膜転写テープを巻回した繰出リールと使用後の塗膜転写テープを回収する巻取リールとが回動自在に設けられている。前記ケースの先端部には、塗膜転写テープを被転写部上に加圧する塗膜転写用ヘッドが突設されており、前記繰出リールから繰り出した塗膜転写テープを、前記ヘッドの先端加圧部を経由させて巻取リールに巻着するよう構成されている。また、その巻取リールを前記繰出リールに連動する自動巻取式とするとともに、これら両リールにおける塗膜転写テープの繰出速度と巻取速度を同期させる滑り機構が備えられている。その滑り機構は、塗膜転写テープを巻回した繰出円筒がエラストマー製摩擦部材を介して前記繰出リールのボス部の外周に回動自在に軸支されている。
更に、繰出リールと巻取リールは、各々に取り付けられた駆動歯車と従動歯車との噛合によって回転が伝達されている。そして、それら駆動歯車と従動歯車との歯車比は、ほぼ2:1になっている。つまり、駆動歯車が1回転すると、従動歯車は2回転するように構成されている。
即ち、それらの繰出リールと巻取リールを連動させる機構は、塗膜転写テープを繰り出す繰出速度と基材テープを巻き取る巻取速度が使い始める初期状態においてほぼ等しく、つまり、繰り出すテープの長さと巻き取るテープの長さが、巻き取るテープの長さが若干長いもののほぼ等しく設定されている。よって、初期状態においては繰出リールと巻取リール間におけるテープの張力が弱く設定されているが、塗膜転写テープの使用に従って、繰出リールに巻かれた塗膜転写テープの巻き付け外径が小さくなるので、同じ長さの塗膜転写テープを繰り出すためには、繰出リールの回転数が増加し、かつ、その繰出リールに連動されている巻取リールの回転数も、前記の繰出リールの回転数の増加に伴って次第に増加される。これに加え、巻取リールに巻かれた基材テープの巻き付け外径も次第に大きくなる。その結果、巻き取るテープの長さは繰り出すテープの長さよりも回転数の増加と巻き付け外径の増加分だけ増長することになり、塗膜転写テープを使い切る終期においては繰り出すテープの長さと巻き取るテープの長さに大きな差が生じてしまい、即ち、繰り出される以上に巻き取られる量が多くなってしまい、その結果、滑り機構は備えられているものの、テープの張力が大幅に増加してしまうという問題があった。
特開平5−58097号公報
以上のことから、塗膜転写テープを使い切る終期に近づくに従って、塗膜転写テープの張力が次第に増加する構成になってしまっている。よって、被転写面へ塗膜転写テープの塗膜を転写させようとしても、テープの繰出力が重くなってしまい、容易に転写できないばかりでなく、テープを繰り出すこともできなくなってしまう危険性がある。強いては、塗膜転写テープが破断してしまう危険性もある。
本発明は、基材テープに塗膜を形成した塗膜転写テープを繰り出す繰出コアと、前記塗膜を被転写面に押圧して転写させる塗膜転写ヘッドと、前記塗膜を被転写面に転写後、基材テープを巻き取る巻取コアと、前記繰出コアと巻取コアを連動させる連動機構とをケース本体に内蔵した塗膜転写具において、前記連動機構に前記繰出コアの繰り出し速度と巻取コアの巻き取り速度をほぼ一定にする速度調整手段を設けたことを要旨とする。
本発明によれば、基材テープに塗膜を形成した塗膜転写テープを繰り出す繰出コアと、前記塗膜を被転写面に押圧して転写させる塗膜転写ヘッドと、前記塗膜を被転写面に転写後、基材テープを巻き取る巻取コアと、前記繰出コアと巻取コアを連動させる連動機構とをケース本体に内蔵した塗膜転写具において、前記連動機構に前記繰出コアの繰り出し速度と巻取コアの巻き取り速度をほぼ一定にする速度調整手段を設けたので、使用を始める初期から使い切る終期にかけて、塗膜転写テープの張力を常にほぼ一定に保つことができ、それ故に、繰り出し力が重くなってしまったり、塗膜転写テープが破断してしまうと言った問題を極力防止することができる。
図1〜図6に第1例を示す。図1は、本発明の内部機構を示す正面図である。本体ケース1には、塗膜転写テープ2を繰り出し可能に巻きつけられた繰出コア3と、繰り出された塗膜転写テープ2を被転写面に押圧して転写させる塗膜転写ヘッド4と、塗膜転写された後の基材テープを巻き取る巻取コア5と、繰出コア3と巻取コア5を連動させる、弾性伸縮帯6が、テーパ軸9、10に架け渡されて内蔵されている。前記塗膜転写テープ2は、基材テープ2aと、その基材テープ2aの片側の表面に剥離可能に付着された塗膜2bとから構成されている。
次に図2は、本発明の連動機構を示す一部分解斜視図である。回転支軸7、8には、それぞれテーパ軸9、10が回転可能に配置されているが、テーパ軸9の外径は、テーパ軸10の外径よりも大きく形成されている。回転支軸7、8には部分的に雄ネジ部11、12が形成されており、それぞれに螺合するようにテーパ軸にも雌ネジ部13、14が形成されている。繰出コア3及び巻取コア5には、テーパ軸9、10と回転連動するための係合突起15、16が設置されており、テーパ軸9、10の係合孔17、18と軸方向に平行に摺動可能に挿入してある。
次に図3は、本発明の連動機構を示す分解上面図である。テーパ軸9、10には弾性伸縮帯6が配置されている。本図において、弾性伸縮帯6はテーパ軸9の大径部側9a、テーパ軸10の小径部側10bに配置されている。この状態は、塗膜転写具を使用する初期の状態を示している。図4は、図3の斜視図であり、各々の部品配置を判り易く示している。前記繰出コア3から繰り出された塗膜転写テープ2は、塗膜転写ヘッド4に巻回されて、被転写面へ塗膜2bが転写された後、基材テープ2aが巻取コア5に巻き取られる。テーパ軸9、10はそれぞれテーパの小径部側が大径部側に隣接する向きで配置されている。
図5、図6に、本発明の塗膜転写テープ2を使い始める初期の状態、並びに、塗膜転写テープ2を使い切る終期の状態を示す。図5は、初期の状態における上面図であり、図6は終期の状態である。初期の状態において、テーパ軸9及び10は図中下方、繰出コア3及び巻取コア5に接するように配置されている。また、前記弾性伸縮帯6はテーパ軸9の大径部側9a、並びに、テーパ軸10の小径部側10bに配置されていると共に、その弾性伸縮帯6の横方向への移動は、前記ケース本体1に形成したリブによって移動不能に規制されている。即ち、弾性伸縮帯6の中央付近には、ケース本体1に形成された突起リブ形状をした弾性伸縮帯押さえ板19、20が配置されており、その弾性伸縮帯押さえ板19、20によって弾性伸縮帯6が挟み込まれている。挟み込まれているといっても、多少の隙間が形成されており、前記テーパ軸9などの回転に伴って回転自在になっている。
図5の状態から、使用に連れ塗膜転写テープ2が繰り出されると、その塗膜転写テープ2の繰出コア3の回転に連動してテーパ軸9も回転運動を始める。そのテーパ軸9が回転するための回転支軸7の表面には、雄ネジ部11が形成されており、前記テーパ軸9の雌ネジ部13と螺合状態にある。従って、そのテーパ軸9は回転運動と共に回転支軸7に対して軸心の平行方向にも移動することになる。同様にテーパ軸9の回転に連動してテーパ軸10も回転運動を始める。そのテーパ軸10が回転するための回転支軸8の表面には、雄ネジ部12が形成されており、テーパ軸10の雌ネジ部14と螺合状態にある。従って、テーパ軸10は回転運動と共に回転支軸8に対して軸心の平行方向にも移動することになる。
この二つのテーパ軸9、10の回転支軸7、8に対する軸心と平行な方向への移動によって、終期の状態においては図6に示すように、テーパ軸9及び10は図中上方、前記繰出コア3及び巻取コア5から離反するように移動する。しかし、前記弾性伸縮帯6の位置は、初期の状態と同様に、テーパ軸9の小径部側9b、テーパ軸10の大径部側10aに位置している。即ち、ケース本体1に配置されている前記弾性伸縮帯押さえ19、20によって、弾性伸縮帯6の図中上下方向の移動が規制されているのである。なお、前記繰出コア3及び巻取コア5も回転運動はするが、回転支軸7、8に設けた段部7a、8aによって、軸心と平行な方向には移動しないように配置されている。
前記弾性伸縮帯6がテーパ軸9の大径部側9aから小径部側9bに相対的に移動(回転)する速度は、前記繰出コア3に巻かれた塗膜転写テープ2の巻き着け外径が塗膜転写テープ2が繰り出されることによって小さくなることによる前記繰り出しコア3の回転速度の増加と同調しており、また、弾性伸縮帯6がテーパ軸10の小径部側10bから大径部側10aに相対的に移動する速度も同様に、巻取コア5に巻かれた基材テープ2bの巻き着け外径が基材テープ2bが巻き取られることによって大きくなることによる前記巻取コア5の回転速度の減少と同調しているため、塗膜転写テープ2が繰り出される速度と巻き取られる速度の比率が常にほぼ一定に保たれている。
また、前記弾性伸縮帯6は、初期状態においてある程度大きな張力を有しているが、終期の状態においては前記の張力は小さくなっている。即ち、終期の状態においては、テーパ軸9の大径部側9a、並びに、テーパ軸10の小径部側10bが弾性伸縮帯6に位置しているためである。
尚、使用の際には、その使用に連れて塗膜転写テープ2が巻かれた繰り出しコア3の速度と、テーパ軸9の速度比に若干の相違が発生するが、弾性伸縮帯6がテーパ軸9に対して一時的に滑り(スリップ)が発生し、その滑りによって前記速度比の相違が解消される。
次に図7乃至図9に第2例を示す。図7は、本発明の連動機構を示す一部分解斜視図である。回転支軸21、22には、それぞれテーパ軸23、24が回転可能に配置されている。テーパ軸23、24の外周には、そのテーパ軸のテーパ形状に応じたテーパネジ部25、26が設けてある。また、繰出コア3及び巻取コア5には、テーパ軸23、24と回転連動させる係合突起15、16が設置されており、前記テーパ軸23、24の係合孔17、18に挿入してあるが、本案においては、圧入固定などそれぞれが摺動することなく一体的に形成されている。
図8、図9に、本発明の塗膜転写テープ2を使い始める初期の状態、並びに、塗膜転写テープ2を使い切る終期の状態を示す。図8は、初期の状態における上面図であり、図9は終期の状態である。初期の状態において、弾性伸縮帯27は図中上方、繰出コア3及び巻取コア5から離反するように配置されている。このとき、弾性伸縮帯27はテーパ軸23の大径部側23a、テーパ軸24の小径部側24bに配置されていると共に、テーパ軸23、24のテーパネジ部25、26に係合・巻回している。
図8の状態から、使用に連れ塗膜転写テープ2が繰り出されると、繰出コア3の回転に連動してテーパ軸23も回転運動を始める。前記繰出しコア3の回転と同時に巻取コア5も回転するが、その巻取コア5の回転に連動してテーパ軸24も回転運動を始める。それらテーパ軸23、24の外周には、テーパ形状に応じたテーパネジ部25、26を設けているため、前記弾性伸縮帯27はテーパネジ部25、26に係合しながら徐々にテーパ軸23の小径部側23b、並びに、テーパ軸24の大径部側24aに移動する(図9)。
前記弾性伸縮帯27がテーパ軸23の大径部側23aから小径部側23bに相対的に移動(回転)する速度は、前記繰出コア3に巻かれた塗膜転写テープ2の巻き着け外径が塗膜転写テープ2が繰り出されることによって小さくなることによる前記繰出コア3の回転速度の増加と同調しており、また、弾性伸縮帯27がテーパ軸24の小径部側24bから大径部側24aに相対的に移動する速度も同様に、巻取コア5に巻かれた基材テープ2bの巻き着け外径が基材テープ2bが巻き取られることによって大きくなることによる前記巻取コア5の回転速度の減少と同調しているため、塗膜転写テープ2が繰り出される速度と巻き取られる速度の比率が常にほぼ一定に保たれている。
次に図10乃至図13に第3例を示す。図10は、使用する初期の状態の内部機構を示す正面図である。また、図11は、初期の状態の分解斜視図である。本体ケース1には、塗膜転写テープ2を繰り出し可能に巻き付けられた繰出コア3と同軸で一体的に回転運動する第2の繰出コア28が設けてある。また、その第2の繰出コア28には塗膜転写テープ2と同じ厚さを有する第2のテープ29が巻回されている。それら塗膜転写テープ2と第2のテープ29は、それぞれ回転支軸30に回転可能に軸支された繰出コア3、並びに、第2の繰出コア28から同時に繰り出されて、回転支軸31に回転可能に軸支された巻取コア5及び、その巻取コア5と同軸で一体的に回転運動する第2の巻取コア32によって同時に巻き取られる。
前記第2の繰出コア28に巻かれた第2のテープ29の外周には、連動ローラー33が前記第2のテープ29が繰り出される回転運動に対して接触しながら回転している。その連動ローラー33の回転運動は、弾性伸縮帯34を介して巻取コア5及び、第2の巻取コア32に伝えられる。また、連動ローラー33は、回転支軸31に揺動可能に設けられた揺動アーム35の回転支軸31とは反対側の端部に設けられた回転支軸36に回転可能に軸支されている。前記回転支軸31は、ケース1の内面に一体に形成されているが、別部材で形成し、ケース1に固定などしても良い。
尚、前記揺動アーム35には、ばね受け軸37が設けられており、また、本体ケース1にもばね受け壁38が設けられている。そして、それらばね受け軸37とばね受け壁38には、ねじりコイルばね39の端部が各々係合している。そのねじりコイルばね39によって、前記塗膜転写テープ2及び第2のテープ29の残量が少なくなっても、連動ローラー33は常に第2のテープ29の外周に接触しているのである。
前記第2の繰出コア28に巻かれた第2のテープ29の巻き付け外径が第2のテープ29が繰り出されることによって小さくなることによる前記繰り出しコア3の回転速度の増加は、繰出コア3に巻かれた塗膜転写テープ2の巻き付け外径が塗膜転写テープ2が繰り出されることによって小さくなる繰出コア3の回転速度と同調している。それにより前記連動ローラー33は、塗膜転写テープ2の繰り出された長さ分だけ回転するため、その塗膜転写テープ2が繰り出される速度と巻き取られる速度の比率を適切に保つことが出来るのである。
次に図14、図15に第4例を示す。図14は、使い始める初期の状態の内部機構を示す正面図である。また、図15は初期の状態の分解斜視図である。本発明は前記第3例の変形例であるので、同じ機能を設けてある箇所は同じ符号を付す。本体ケース1には、塗膜転写テープ2を繰り出し可能に巻き付けた繰出コア3と同軸で一体的に回転運動する第2の繰出コア28が設けてある。また、その繰出コア28には塗膜転写テープ2と同じ厚さを有する第2のテープ29が巻回されている。前記転写テープ2は回転支軸30に回転可能に軸支された繰出コア3から繰り出されて、回転支軸31に回転可能に軸支された巻取コア5に巻き取られる。
また、前記繰出コア28に巻かれた第2のテープ29の外周には、連動ローラー40が第2のテープ29が繰り出される回転運動に対して接触しながら回転しており、その連動ローラー40の回転運動は、第2のテープ29を巻き取りながら、巻取コア5と同軸で一体的に回転運動する連動コア41を介して巻取コア5にも伝えられる。
尚、前記連動ローラー40は、その連動ローラー40に設けられたばね受け軸42と、本体ケース1に設けられたばね受け壁38に、ねじりコイルばね43の両端部を各々係合することによって、塗膜転写テープ2及び第2のテープ29の残量が少なくなっても、常に第2のテープ29の外周に接触している。
前記第2の繰出コア28に巻かれた第2のテープ29の巻き付け外径が第2のテープ29が繰り出されることによって小さくなることによる前記第2の繰出コア28の回転速度の増加は、繰出コア3に巻かれた塗膜転写テープ2の巻き付け外径が塗膜転写テープ2が繰り出されることによって小さくなる繰出コア3の回転速度と同調している。それにより連動ローラー40は、塗膜転写テープ2の繰り出された長さ分だけ回転するため、塗膜転写テープ2が繰り出される速度と巻き取られる速度の比率を適切に保つことが出来るのである。
次に図16乃至図19に第5例を示す。図16は、使い始める初期の状態の内部機構を示す正面図である。また、図17は初期の状態の分解斜視図である。本体ケース1には、塗膜転写テープ2を繰り出し可能に巻き付けられた繰出コア3と同軸で一体的に回転運動する第2の繰出コア28が設けてある。また、第2の繰出コア28には塗膜転写テープ2と同じ厚さを有する第2のテープ29が巻回されている。前記塗膜転写テープ2と第2のテープ29は、それぞれ回転支軸30に回転可能に軸支された繰出コア3、第2の繰出コア28から同時に繰り出されて、回転支軸31に回転可能に軸支された巻取コア5及び、巻取コア5と同軸で一体的に回転運動する第2の巻取コア32に同時に巻き取られる。前記第2の繰出コア28に巻かれた第2のテープ29の外周及び、第2の巻取コアに巻かれた第2のテープ29の外周には、それぞれの回転運動に対して接触しながら回転する弾性伸縮帯44が架け渡されて設けられており、繰出コア3の回転運動が巻取コア5に伝えられる。
図18は、終期の状態の内部機構を示す正面図である。また、図19は終期の状態の分解斜視図である。前記塗膜転写テープ2及び、第2のテープ29はそれぞれ回転支軸30に回転可能に軸支された繰出コア3、第2の繰出コア28から同時に繰り出されて次第に巻き付け外径は小さくなっていくと同時に、回転支軸31に回転可能に軸支された巻取コア5及び、巻取コア5と同軸で一体的に回転運動する第2の巻取コア32に同時に巻き取られて、次第に巻き取り外径は大きくなっていく。
前記第2の繰出コア28に巻かれた第2のテープ29の巻き付け外径が第2のテープ29が繰り出されることによって小さくなることによる前記第2の繰出コア28の回転速度の増加は、繰出コア3に巻かれた塗膜転写テープ2の巻き付け外径が塗膜転写テープ2が繰り出されることによって小さくなる繰出コア3の回転速度と同調している。それにより弾性伸縮帯44は、塗膜転写テープ2の繰り出された長さ分だけ回転するため、塗膜転写テープ2が繰り出される速度と巻き取られる速度の比率を適切に保つことが出来るのである。
本発明の第1例の内部機構を示す正面図 図1の連動機構を示す一部分解斜視図 図1の連動機構を示す分解上面図 図3の斜視図 図1の塗膜転写初期における上面図 図1の塗膜転写終期における上面図 図2の変形例を示す一部分解斜視図 図7の塗膜転写初期における上面図 図7の塗膜転写終期における上面図 別の実施例を示す正面図 図10の一部分解斜視図 図10の塗膜転写終期における正面図 図12の一部分解斜視図 図10の変形例を示す正面図 図14の一部分解斜視図 別の実施例を示す正面図 図16の一部分解斜視図 図16の塗膜転写終期における正面図 図18の一部分解斜視図
符号の説明
1 本体ケース
2 塗膜転写テープ
2a 基材テープ
2b 塗膜
3 繰出コア
4 塗膜転写ヘッド
5 巻取コア
6 弾性伸縮帯
7 回転支軸
8 回転支軸
9 テーパ軸
9a 大径部側
9b 小径部側
10 テーパ軸
10a 大径部側
10b 小径部側
11 雄ネジ部
12 雄ネジ部
13 雌ネジ部
14 雌ネジ部
15 係合突起
16 係合突起
17 係合孔
18 係合孔
19 弾性伸縮帯押さえ板
20 弾性伸縮帯押さえ板
21 回転支軸
22 回転支軸
23 テーパ軸
23a 大径部側
23b 小径部側
24 テーパ軸
24a 大径部側
24b 小径部側
25 テーパネジ部
26 テーパネジ部
27 弾性伸縮帯
28 第2の繰出コア
29 第2のテープ
30 回転支軸
31 回転支軸
32 第2の巻取コア
33 連動ローラー
34 弾性伸縮帯
35 揺動アーム
36 回転支軸
37 ばね受け軸
38 ばね受け壁
39 ねじりコイルばね
40 連動ローラー
41 連動コア
42 ばね受け軸
43 ねじりコイルばね
44 弾性伸縮帯

Claims (7)

  1. 基材テープに塗膜を形成した塗膜転写テープを繰り出す繰出コアと、前記塗膜を被転写面に押圧して転写させる塗膜転写ヘッドと、前記塗膜を被転写面に転写後、基材テープを巻き取る巻取コアと、前記繰出コアと巻取コアを連動させる連動機構とをケース本体に内蔵した塗膜転写具において、前記連動機構に前記繰出コアの繰り出し速度と巻取コアの巻き取り速度をほぼ一定にする速度調整手段を設けたことを特徴とする塗膜転写具。
  2. 前記繰出コア、並びに、巻取コアにテーパ軸を設けると共に、そのテーパ軸をケース本体に設けられた回転支軸に枢着し、また、その回転支軸に対して平行な方向に前記テーパ軸を移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の塗膜転写具。
  3. 前記テーパ軸の内面に雌ねじ部を形成すると共に、回転支軸の外面に雄ねじ部を形成し、それらを螺合させたことを特徴とする請求項2に記載の塗膜転写具。
  4. 前記繰出コア、並びに、巻取コアにテーパ軸を設けると共に、そのテーパ軸をケース本体に設けられた回転支軸に枢着し、また、前記テーパ軸の外周にテーパネジ部を設けたことを特徴とする、請求項1記載の塗膜転写具。
  5. 前記連動機構に摩擦抵抗によって回転を伝達する弾性伸縮帯を設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の塗膜転写具。
  6. 前記繰出コアに、その繰出コアと一体的に回転する第2の繰出コアを設けると共に、その第2の繰出しコアに前記塗膜転写テープと同じ厚さを有する第2のテープを装着し、また、その第2の繰出コアに巻かれた第2のテープの外周に接して回転する連動ローラーを設け、さらに、その連動ローラーの回転を前記巻取コアに伝達させたことを特徴とする請求項1記載の塗膜転写具。
  7. 前記繰出コアに、その繰出コアと一体的に回転する第2の繰出コアを設けると共に、前記巻取コアにその巻取コアと一体的に回転する第2の巻取コアを設け、また、前記第2の繰出しコアに前記塗膜転写テープと同じ厚さを有する第2のテープを装着し、さらに、前記繰り出される第2のテープの外周部と巻き取られた第2のテープの外周部に摩擦抵抗によって回転を伝達する弾性伸縮帯を巻回したことを特徴とする請求項1記載の塗膜転写具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016068534A (ja) * 2014-10-02 2016-05-09 フジコピアン株式会社 塗膜転写具

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