JP2015130743A - 電力変換装置および電力変換装置の故障検出方法 - Google Patents

電力変換装置および電力変換装置の故障検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】故障時に短絡状態となる半導体素子を使用し、単位変換器に短絡装置を設けることなくデバイス短絡とエネルギ蓄積器の短絡とを判断して処置する。【解決手段】電力変換装置は、故障時に短絡状態となるスイッチング素子21H,21Lを直列に接続した直列回路と、これに並列接続される複数のコンデンサC1,C2とを備え、スイッチング素子21H,21Lのオン・オフに依存してコンデンサC1,C2の電圧に依存する電圧または零電圧を出力する単位変換器105と、これらを複数直列に接続したアームを複数備える。単位変換器105は、スイッチング素子21H,21LとコンデンサC1,C2との間に流れる電流を検出する電流センサCTと、コンデンサC1,C2の電圧を検出する電圧センサ5と、電流検出値および電圧検出値から自身の故障個所を判断して処置するセルコントローラ4とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、交流電力を直流電力に、あるいはその逆に変換する電力変換装置および電力変換装置の故障検出方法に関する。
近年、交流を直流に、または、直流を交流に変換する電力変換装置が用いられている。これら電力変換装置には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのオン・オフ制御可能なスイッチング素子が使用されることが多い。また、高電圧を扱うために1または複数の単位変換器を直列に接続したアームを備えるMMC(modular multilevel converter)回路方式が採用されることが多い。
MMC回路方式の電力変換装置においては、何れかの単位変換器が故障した場合にも運転継続するためには、故障した単位変換器に支障なく通電できなければならない。つまり、単位変換器は、故障状態において端子間の短絡状態を維持する必要がある。特許文献1に記載の発明は、モジュール型IGBTを用いた単位変換器で、故障状態における端子間の短絡を実現するものである。
特許文献1の課題には、「低コストであると同時に故障したサブモジュールの確実な橋絡を可能にする。」と記載され、解決手段には、「パワー半導体回路(T1,T2,D1,D2)と、パワー半導体回路(T1,T2,D1,D2)の並列回路内におけるエネルギー蓄積器(8)とを持つサブモジュール(7)の直列回路を備え、各サブモジュール(7)にサブモジュール(7)の短絡のための短絡装置が付設されている装置(1)に関する。本発明によれば、短絡装置が真空スイッチ管(100)である。」と記載されている。
特開2010−524426号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、サブモジュールである単位変換器を短絡するための短絡装置を必要とする。
一方で、電力用サイリスタなどでは、故障時に短絡状態となる圧接構造の半導体デバイスにより、短絡装置を用いることなく運転を継続できる技術が確立されている。
MMC回路方式の電力変換装置でも、単位変換器に圧接構造のIGBTを採用することが考えられる。これにより、電力用サイリスタと同様に、半導体デバイスの故障時には圧接構造のIGBTが短絡し、よって単位変換器の端子間が短絡状態となる。故障した単位変換器の端子間が短絡状態となれば通電するので、電力変換装置は、運転を継続することが可能となる。
しかし、MMC回路方式の各単位変換器には、パワー半導体回路と並列にコンデンサ等のエネルギ蓄積器も接続されている。そのため、単位変換器の短絡故障において、故障個所が半導体デバイスなのか、エネルギ蓄積器なのかが外部からは判断できないという問題がある。
エネルギ蓄積器が短絡故障している場合には、故障したエネルギ蓄積器に大電流が流れる。そのため、早急に電流をバイパスさせてエネルギ蓄積器に電流が流れないようにするか、または、電力変換装置全体を停止させる処置をしなければならない。
そこで、本発明は、故障時に短絡状態となる半導体素子を使用し、単位変換器に短絡装置を特に設けることなくデバイス短絡とエネルギ蓄積器の短絡とを判断して処置する電力変換装置および電力変換装置の故障検出方法を提供することを課題とする。
本発明の電力変換装置は、故障時に短絡状態となるスイッチング素子を複数直列に接続した直列回路と、当該直列回路に並列接続される複数のエネルギ蓄積器とを備え、前記スイッチング素子のオン・オフに依存して前記エネルギ蓄積器の電圧に依存する電圧または零電圧を出力する単位変換器と、前記単位変換器を複数直列に接続したアームを複数備える。更に、前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器との間に流れる電流を検出する電流センサと、前記エネルギ蓄積器の電圧を検出する電圧センサと、前記電流センサによる電流検出値および前記電圧センサによる電圧検出値から当該単位変換器の故障個所が前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器のうちいずれであるかを判断して処置する故障判断処置部とを備える。
本発明の故障検出方法は、前記電力変換装置の故障判断処置部が実行する。故障判断処置部は、前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器との間に流れる電流を検出する電流センサによる電流検出値を検出するステップと、前記エネルギ蓄積器の両端電圧を検出する電圧センサによる電圧検出値を検出するステップと、前記電流センサの電流検出値および前記電圧センサの電圧検出値により、当該単位変換器の故障個所が前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器のうちいずれであるかを判断するステップとを実行する。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、故障時に短絡状態となる半導体素子を使用し、単位変換器に短絡装置を特に設けることなくデバイス短絡とエネルギ蓄積器の短絡とを判断して処置する電力変換装置および電力変換装置の故障検出方法を提供することができる。
第1の実施形態における電力変換装置を示す回路図である。 第1の実施形態における各単位変換器を示す回路図である。 第1の実施形態における各単位変換器のスイッチング素子短絡検出動作の説明図である。 第1の実施形態における各単位変換器のコンデンサ短絡検出動作の説明図である。 第1の実施形態における短絡判断処置処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における各単位変換器を示す回路図である。 第2の実施形態における短絡判断処置処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における各単位変換器を示す回路図である。 第3の実施形態における短絡判断処置処理を示すフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、双方向チョッパ回路を備えた単位変換器の故障時に、故障原因がコンデンサと半導体素子のいずれであるかを判断して処置するものである。以下、図1、図2を用いて、第1の実施形態の電力変換装置の構成について説明する。図3から図5を用いて、第1の実施形態の電力変換装置の動作について説明する。
図1は、第1の実施形態における電力変換装置103aを示す回路図である。
図1に示すように、電力変換装置103aは、変圧器102aを介して三相電力系統101aに連系して交流電力を授受する。
電力変換装置103aの直流端子P,Nの間には、電力変換装置103bが接続される。電力変換装置103a,103bは、直流端子P,Nを流れる直流電力を授受する。
電力変換装置103bは、変圧器102bを介して三相電力系統101bに連系して交流電力を授受する。第1の実施形態の三相電力系統101bの交流周波数は、三相電力系統101aの交流周波数とは異なる。電力変換装置103a,103bは、例えば交流周波数が異なる2つの電力系統間で電力の授受を行うものである。電力変換装置103a,103bは、これに限られず、同一の交流周波数である2つの電力系統間で電力の授受を行うものであってもよく、限定されない。
電力変換装置103bおよび変圧器102bは、電力変換装置103aおよび変圧器102aと同じ構成と機能とを有する。よって、以下、電力変換装置103aの構成と機能とを説明し、電力変換装置103bの構成と機能の説明を省略する。
三相電力系統101aは、変圧器102aの1次側のR相、S相、T相に接続されて、それぞれ相電圧VR,VS,VTを印加する。
変圧器102aの2次側のU相、V相、W相は、電力変換装置103aの交流各相であるU点、V点、W点に接続される。変圧器102aは、例えば、その2次側の中性点が接地されている。しかし、変圧器102aの接続形態は、これに限定されない。
変圧器102aの2次側のU相から電力変換装置103aのU点に向けて、相電流IUが流れる。変圧器102aの2次側のV相から電力変換装置103aのV点に向けて、相電流IVが流れる。変圧器102aの2次側のW相から電力変換装置103aのW相に向けて、相電流IWが流れる。
電力変換装置103aは、MMC回路方式であり、単位変換器105を1または複数個直列に接続したアーム104を備えている。第1実施形態のアーム104は、N個の単位変換器105を含んでいる。
第1の実施形態のアーム104UH,104VH,104WHの一端は、直流端子Pに接続する。アーム104UL,104VL,104WLの一端は、直流端子Nに接続する。
アーム104UHの他端は、電流センサ109とリアクトル106を介してU点(交流のU相)に接続される。アーム104ULの他端は、電流センサ109とリアクトル106を介してU点(交流のU相)に接続される。
アーム104VHの他端は、電流センサ109とリアクトル106を介してV点(交流のV相)に接続される。アーム104VLの他端は、電流センサ109とリアクトル106を介してV点(交流のV相)に接続される。
アーム104WHの他端は、電流センサ109とリアクトル106を介してW点(交流のW相)に接続される。アーム104WLの他端は、電流センサ109とリアクトル106を介してW点(交流のW相)に接続される。これにより、各アーム104とリアクトル106の直列接続は、変圧器102aの二次側の各相に接続される。各電流センサ109は、例えばカレントトランスである。各電流センサ109の出力側は、後記する中央コントローラ107に接続される。これにより、中央コントローラ107は、各アーム104に流れる相電流を検知できる。
本発明は、第1の実施形態におけるアーム104に限られず、例えばリアクトル106が接続されない構成でもよく、限定されない。
各アーム104は、複数の単位変換器105が直列接続される。そのため、単位変換器105を構成するIGBTが短絡で故障した場合、電力変換装置103aは、残りの単位変換器105で運転を続けることができる。IGBTの故障モードが短絡となる素子は、例えば圧接型IGBTである。第1の実施形態の電力変換装置103aは、この圧接型IGBTを備える単位変換器105が1台だけ短絡故障した場合に運転を継続できるように、必要数よりも多くの単位変換器105を接続している。
各単位変換器105は、エネルギ蓄積器であるコンデンサC1,C2(図2参照)を備えた双方向チョッパ回路2(図2参照)を備える。各単位変換器105は、少なくとも2端子を介して外部に接続し、これら2端子間の電圧を、コンデンサC1,C2の両端電圧、または零電圧のうちいずれかに制御できる。
中央コントローラ107は、電力変換装置103a全体を制御する。
中央コントローラ107は、例えばシャーシに接続されており、交流電圧センサ108の出力側と、各電流センサ109の出力側とに接続される。中央コントローラ107は更に、2個の光トランシーバ110を備え、光ファイバケーブル111を介して、各単位変換器105にデイジーチェーンで接続される。中央コントローラ107は、光トランシーバ110によって、光ファイバケーブル111を介して各単位変換器105と通信して、各アーム104に流れる電流を制御する。しかし、中央コントローラ107の接続は、図1の構成に限定されない。
交流電圧センサ108は、入力側が三相電力系統101aの各相に接続され、出力側が中央コントローラ107に接続される。交流電圧センサ108は、三相電力系統101aの各相の相電圧VR,VS,VTを検出し、その瞬時値信号を中央コントローラ107に伝送する。
各電流センサ109は、各アーム電流IUH,IVH,IWH,IUL,IVL,IWLを検出し、その瞬時値信号を中央コントローラ107に伝送する。中央コントローラ107は、アーム電流IUH,IVH,IWH,IUL,IVL,IWLの瞬時値信号を受信して、各アーム104の単位変換器105を制御して、流れるアーム電流IUH,IVH,IWH,IUL,IVL,IWLを制御する。これにより、電力変換装置103aは、三相電力系統101aとの間で交流電力を授受することができる。
図2は、第1の実施形態における各単位変換器105を示す回路図である。
図2に示すように、単位変換器105は、故障判断処置部であるセルコントローラ4と、ゲートドライバ31H,31Lと、双方向チョッパ回路2と、抵抗器R1,R2を直列接続した分圧回路と、抵抗器R2と並列接続される電圧センサ5とを備えている。この単位変換器105は、外部電源Vdから電力が供給されて動作する。
双方向チョッパ回路2は、故障時に短絡状態となるスイッチング素子21H,21Lを直列接続した直列回路と、この直列回路に対して並列に接続される複数のコンデンサC1,C2(エネルギ蓄積器の一例)と、電流センサCTとを備えている。双方向チョッパ回路2は、出力端子PBUS,NBUSによって外部と接続されている。双方向チョッパ回路2は、スイッチング素子21H,21Lのオン・オフに依存して、コンデンサC1,C2の両端電圧または零電圧のいずれかを、出力端子PBUS,NBUSに出力するものである。
出力端子PBUSは、スイッチング素子21Hのエミッタとスイッチング素子21Lのコレクタの接続ノードに接続されている。出力端子NBUSは、ローサイド側のスイッチング素子21Lのエミッタに接続されている。スイッチング素子21Hのコレクタとスイッチング素子21Lのエミッタとの間には、コンデンサC1,C2が並列に接続されている。
スイッチング素子21Hは、IGBT素子211Hと、このIGBT素子211Hに対して逆方向に並列接続されたダイオードD1Hとを含んで構成される。
スイッチング素子21Lは、IGBT素子211Lと、このIGBT素子211Lに対して逆方向に並列接続されたダイオードD1Lとを含んで構成される。
第1の実施形態において、スイッチング素子21LのIGBT素子211LのエミッタとコンデンサC1,C2との間は、電流センサCTを介して接続される。電流センサCTは、例えばカレントトランスであり、スイッチング素子21H,21Lと、コンデンサC1,C2との間を流れる電流Is0を検知して、セルコントローラ4に伝達する。
なお、電流センサCTは、これに限られず、スイッチング素子21HのIGBT素子211Hのコレクタと、コンデンサC1,C2との間に接続されてもよい。
ゲートドライバ31H,31Lは、入力側がセルコントローラ4に接続される。ゲートドライバ31Hの出力側は、スイッチング素子21Hのゲートに接続される。ゲートドライバ31Lの出力側は、スイッチング素子21Lのゲートに接続される。ゲートドライバ31H,31Lは、スイッチング素子21H,21Lを駆動するパルス指令の電圧レベルを変換して、IGBT素子211H,211Lにゲート電圧を出力する。
抵抗器R1,R2を直列接続した分圧回路は、コンデンサC1,C2の両端電圧を分圧する回路である。電圧センサ5は、コンデンサC1,C2の両端電圧に応じたコンデンサ電圧Vc0を検知して、セルコントローラ4に伝達する。
セルコントローラ4は、光ファイバケーブル111と他の単位変換器105とを介して中央コントローラ107(図1参照)と通信可能に接続される。セルコントローラ4の電源線には、外部電源Vdが接続される。セルコントローラ4には、電流センサCTと電圧センサ5の出力信号が入力される。セルコントローラ4は、ゲートドライバ31H,31Lに、IGBT素子211H,211Lの駆動用のパルス指令を出力する。ゲートドライバ31Hは、IGBT素子211Hにゲート電圧を出力する。ゲートドライバ31Lは、IGBT素子211Lにゲート電圧を出力する。
双方向チョッパ回路2は、スイッチング素子21H,21Lが直列接続された直列回路を介して、エネルギ蓄積器であるコンデンサC1,C2と出力端子PBUS,NBUSとの間で電力を授受している。
双方向チョッパ回路2の故障には、スイッチング素子21H,21Lが両方とも短絡故障するケースと、コンデンサC1,C2の内部またはその回路において短絡するケースとが考えられる。スイッチング素子21H,21Lのうち一方だけが短絡故障したならば、他方のスイッチング素子がオンしたときに大電流が流れて、他方も短絡故障する。よって、ここでは、スイッチング素子21H,21Lは両方とも短絡故障したとして説明する。
以下、図3、図4によって、各部の故障時にコンデンサC1,C2から流れる電流経路について説明する。
図3は、第1の実施形態における各単位変換器105のスイッチング素子21H,21Lの短絡検出動作の説明図である。
スイッチング素子21H,21Lのいずれか、または両方が短絡した際には、コンデンサC1,C2の両端からスイッチング素子21H,21Lを介して意図しない短絡電流Is1が流れる。これにより、電流センサCTが検知する電流Is0は増大する。
短絡電流Is1が流れると共に、コンデンサC1,C2が蓄えた電荷が放電する。これにより、電圧センサ5が検知するコンデンサ電圧Vc0は減少する。
図4は、第1の実施形態における各単位変換器105のコンデンサC1,C2の短絡検出動作の説明図である。
図4に示すように、コンデンサC2が短絡した際には、短絡したコンデンサC2を介して、意図しない短絡電流Is2が流れる。しかし、この短絡電流Is2は、電流センサCTには流れない。
短絡電流Is2が流れると共に、コンデンサC1が蓄えた電荷が放電する。これにより、電圧センサ5が検知するコンデンサ電圧Vc0は減少する。
なお、コンデンサC1が短絡した際や、コンデンサC1,C2の両方が同時に短絡した場合も同様に、電圧センサ5が検知するコンデンサ電圧Vc0は減少する。
図5は、第1の実施形態における短絡検出処理を示すフローチャートである。図5に示すように、セルコントローラ4は、電流Is0の上昇とコンデンサ電圧Vc0の低下から、この単位変換器105の異常を確認する。
この単位変換器105が起動して動作を開始すると、セルコントローラ4は、短絡検出処理を開始する。
ステップS10において、セルコントローラ4は、電流センサCTにより、電流Is0を測定する。
ステップS11において、セルコントローラ4は、計測した電流Is0が、例えば、定格値に対して200%以上であるか否かを判断する。セルコントローラ4は、電流Is0が定格値に対して200%以上ならば(Yes)、ステップS12の処理を行い、電流Is0が定格値に対して200%未満ならば(No)、ステップS17の処理を行う。セルコントローラ4は、電流Is0に基づき、故障箇所がスイッチング素子21H,21Lであることを判断する。
ステップS12において、セルコントローラ4は、電圧センサ5により、コンデンサ電圧Vc0を測定する。
ステップS13において、セルコントローラ4は、計測したコンデンサ電圧Vc0が、例えば、定格値に対して20%以下であるか否かを判断する。セルコントローラ4は、コンデンサ電圧Vc0が定格値に対して20%以下ならば(Yes)、ステップS14の処理を行い、コンデンサ電圧Vc0が定格値に対して20%を超えたならば(No)、ステップS10の処理に戻る。
ステップS14において、セルコントローラ4は、スイッチング素子21H,21Lが故障したと判断する。すなわち、セルコントローラ4は、この単位変換器105の故障を検出する。
ステップS15において、単位変換器105のスイッチング素子は、故障により短絡する。
ステップS16において、単位変換器105は、出力端子PBUSと出力端子NBUSとが短絡状態となる。これにより、故障した単位変換器105は支障なく通電し、電力変換装置103aの運転を継続させることができる。
ステップS17において、セルコントローラ4は、電圧センサ5により、コンデンサ電圧Vc0を測定する。
ステップS18において、セルコントローラ4は、計測したコンデンサ電圧Vc0が、例えば、定格値に対して20%以下であるか否かを判断する。セルコントローラ4は、コンデンサ電圧Vc0が定格値に対して20%以下ならば(Yes)、ステップS19の処理を行い、コンデンサ電圧Vc0が定格値に対して20%を超えたならば(No)、ステップS10の処理に戻る。
ステップS19において、セルコントローラ4は、コンデンサC1,C2が故障したと判断する。すなわち、セルコントローラ4は、この単位変換器105の故障を検出する。
ステップS20において、セルコントローラ4は、スイッチング素子21Lをオン指令して短絡するように処置する。これにより、コンデンサC1,C2の短絡による不具合を回避することができる。ステップS20の処理が終了すると、単位変換器105は、ステップS16に遷移する。
このように、セルコントローラ4は、故障原因を判断して処置することができる。
本実施形態によれば、故障時に短絡状態となるスイッチング素子を半導体デバイスとして用いた単位変換器105は、自身の故障時に、スイッチング素子の故障か、コンデンサC1,C2の故障であるかを判断することが可能となる。この判断の結果、コンデンサC1,C2(エネルギ蓄積器)の故障時には、スイッチング素子21Lをオン指令する処置により、この単位変換器105の出力端子間を短絡させることができる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態における各単位変換器105Aを示す回路図である。図2に示す第1の実施形態の単位変換器105と同一の要素には同一の符号を付与している。
図6に示すように、第2の実施形態の単位変換器105Aは、第1の実施形態の双方向チョッパ回路2とは異なるフルブリッジ回路2Aを備え、更にゲートドライバ32H,32Lを備えている。この単位変換器105Aは、外部電源Vdが供給されて動作する。
フルブリッジ回路2Aは、故障時に短絡状態となるスイッチング素子21H,21Lが直列接続された第1直列回路と、故障時に短絡状態となるスイッチング素子22H,22Lが直列接続された第2直列回路とを備えている。フルブリッジ回路2Aは更に、これら第1直列回路と第2直列回路に対して並列に接続された各コンデンサC1,C2(エネルギ蓄積器の一例)と、電流センサCTとを備えている。フルブリッジ回路2Aは、出力端子PBUS,NBUSによって外部と接続されている。フルブリッジ回路2Aは、スイッチング素子21H,21L,22H,22Lのオン・オフに依存して、コンデンサC1,C2の両端の正電圧、負電圧、または零電圧のいずれかを、出力端子PBUS,NBUSに出力するものである。フルブリッジ回路2Aは、コンデンサC1,C2の両端の負電圧を出力することができるので、双方向チョッパ回路2よりも緻密な制御が可能である。
出力端子PBUSは、スイッチング素子21Hのエミッタとスイッチング素子21Lのコレクタの接続ノードに接続されている。出力端子NBUSは、スイッチング素子22Hのエミッタとスイッチング素子22Lのコレクタの接続ノードに接続されている。スイッチング素子21Hのコレクタとスイッチング素子21Lのエミッタとの間、かつ、スイッチング素子22Hのコレクタとスイッチング素子22Lのエミッタとの間には、コンデンサC1,C2が並列に接続されている。
スイッチング素子22Hは、IGBT素子221Hと、このIGBT素子221Hに対して逆方向に並列接続されたダイオードD2Hとを含んで構成される。
スイッチング素子22Lは、IGBT素子221Lと、このIGBT素子221Lに対して逆方向に並列接続されたダイオードD2Lとを含んで構成される。
第2の実施形態において、スイッチング素子22LのIGBT素子221LのエミッタとコンデンサC1,C2との間は、電流センサCTを介して接続される。電流センサCTは、例えばカレントトランスであり、スイッチング素子21H,21L,22H,22Lと、コンデンサC1,C2との間を流れる電流Is0を検知して、セルコントローラ4に伝達する。
なお、電流センサCTは、これに限られず、スイッチング素子22HのIGBT素子221Hのコレクタと、コンデンサC1,C2との間に接続されてもよい。
ゲートドライバ32H,32Lは、入力側がセルコントローラ4に接続される。ゲートドライバ32Hの出力側は、スイッチング素子22Hのゲートに接続される。ゲートドライバ32Lの出力側は、スイッチング素子22Lのゲートに接続される。ゲートドライバ32H,32Lは、ゲートドライバ31H,31Lと同様に、スイッチング素子22H,22Lを駆動するパルス指令の電圧レベルを変換して、IGBT素子221H,221Lにゲート電圧を出力する。
抵抗器R1,R2を直列接続した分圧回路は、コンデンサC1,C2の両端電圧を分圧する回路である。電圧センサ5は、コンデンサC1,C2の両端電圧に応じたコンデンサ電圧Vc0を検知して、セルコントローラ4に伝達する。
第2の実施形態のセルコントローラ4は、図2に示す第1の実施形態と同様である。
フルブリッジ回路2Aは、スイッチング素子21H,21L,22H,22Lを介して、エネルギ蓄積器であるコンデンサC1,C2と出力端子PBUS,NBUSとの間で電力を授受している。
フルブリッジ回路2Aの故障には、スイッチング素子21H,21L,22H,22Lが故障するケースと、コンデンサC1,C2の内部またはその回路において短絡するケースとが考えられる。スイッチング素子21H,21Lのうち一方だけが短絡故障したならば、他方のスイッチング素子がオンしたときに大電流が流れて、他方も短絡故障する。同様に、スイッチング素子22H,22Lのうち一方だけが短絡故障したならば、他方のスイッチング素子がオンしたときに大電流が流れて、他方も短絡故障する。よって、ここでは、スイッチング素子21H,21Lの両方またはスイッチング素子22H,22Lの両方とも短絡故障したとして説明する。以下、図7において、その短絡時の判断と処置に関する処理を説明する。
図7は、第2の実施形態における短絡検出処理を示すフローチャートである。図5に示す第1の実施形態の短絡検出処理と同一の要素には同一の符号を付与している。
処理を開始したのち、ステップS10〜S19の処理は、第1の実施形態のステップS10〜S19の処理と同様である。これにより、単位変換器105に短絡装置を設けることなく、スイッチング素子21H,21Lの短絡故障とコンデンサC1,C2の短絡故障とを区別可能である。セルコントローラ4は、故障個所がコンデンサC1,C2であると判断したならば、ステップS20Aの処理を行う。
この第2の実施形態のステップS20Aにおいて、セルコントローラ4は、例えばローサイド側のスイッチング素子21L,22Lの2個をオンするように指令する。これにより、セルコントローラ4は、出力端子PBUS,NBUS間を短絡させる。なお、セルコントローラ4は、2個のハイサイド側のスイッチング素子21H,22Hをオンするように指令してもよく、すべてのスイッチング素子21L,22L,21H,22Hをオンするように指令してもよい。第2の実施形態のフルブリッジ回路2Aは、複数の経路を短絡させることにより、出力端子PBUS,NBUS間を確実に短絡させることができる。
このようにして、セルコントローラ4は、フルブリッジ回路2Aにおいても、単位変換器105Aの出力端子PBUS,NBUS間を短絡させる処置を行う。これにより、故障した単位変換器105Aは支障なく通電し、電力変換装置103aの運転を継続させることができる。
(第3の実施形態)
単位変換器の制御電源をコンデンサC1,C2(エネルギ蓄積器)から供給する自給電源方式では、コンデンサC1,C2の故障により自身のエネルギ供給源が喪失する。そのため、自給電源方式の単位変換器は、コンデンサC1,C2の故障時にスイッチング素子の短絡状態を維持できない。このため、コンデンサC1,C2の故障を検出すると、電力変換装置103a全体を停止させるように処置する。
図8は、第3の実施形態における各単位変換器105Bを示す回路図である。図2に示す第1の実施形態の単位変換器105と同一の要素には同一の符号を付与している。
図8に示すように、第3の実施形態の単位変換器105Bは、第1の実施形態とは異なる自給電源6を備えており、それ以外は、第1の実施形態と同様に構成される。
自給電源6は、コンデンサC1,C2が蓄えたエネルギにより、この単位変換器105自身に電力を供給するものである。自給電源6の入力側は、コンデンサC1,C2の正極側に接続される。自給電源6の出力側は、単位変換器105B自身であり、例えばセルコントローラ4と、ゲートドライバ31H,31Lとに接続される。この自給電源6は、内部にエネルギ蓄積要素を備えており、コンデンサC1,C2の故障時であっても、暫くは電力を供給可能である。
単位変換器105Bは、自給電源6によって電力供給されて動作しているので、コンデンサC1,C2が短絡故障したときには、スイッチング素子21Lのオン指令を継続できない。よって、この電力変換装置103aを停止させるように動作する。
図9は、第3の実施形態における短絡判断処置処理を示すフローチャートである。図5に示す第1の実施形態の短絡判断処置処理と同一の要素には同一の符号を付与している。
処理を開始したのち、ステップS10〜S19の処理は、第1の実施形態のステップS10〜S19の処理と同様である。これにより、単位変換器105に短絡装置を設けることなく、スイッチング素子21H,21Lの短絡故障とコンデンサC1,C2の短絡故障とを区別可能である。セルコントローラ4は、故障個所がコンデンサC1,C2であると判断したならば、ステップS20Bの処理を行う。
ステップS20Bにおいて、セルコントローラ4は、この電力変換装置103aを停止させるように動作する。すなわち、セルコントローラ4は、光ファイバケーブル111を介して、中央コントローラ107にコンデンサC1,C2のうちいずれかが短絡したことを通知する。中央コントローラ107は、この電力変換装置103aをすぐさま停止させる。
当該単位変換器105BのコンデンサC1,C2が短絡故障し、自給電源6が電力供給を停止しても、電力変換装置103a全体が停止することにより、連鎖的に不具合が発生することを防止できる。
(変形例)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路などのハードウェアで実現してもよい。上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈して実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各実施形態に於いて、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明の変形例として、例えば、次の(a)〜(j)のようなものがある。
(a) 第1および第2の実施形態の電力変換装置103aは、三相電力系統101aに連系する三相のMMC回路形式に適用される。しかし、これに限られず、本発明の電力変換装置は、単相系統に連系する単相MMCや、多相負荷の一種であるモータを駆動するMMC、千鳥トランスを用いた零相キャンセル型MMC(ZC−MMC)などに適用してもよい。
(b) 電力変換装置の相数は、三相に限定されない。
(c) 第1および第2の実施形態の電流センサCTには、カレントトランスを用いている。しかし、これに限られず、電流センサCTには、シャント抵抗やホールセンサなどを用いてもよく、限定されない。
(d) 第1および第2の実施形態の電流センサCTは、ローサイド側のスイッチング素子とコンデンサC1,C2の負極側との間に接続されている。しかし、これに限られず、電流センサCTは、ハイサイド側のスイッチング素子とコンデンサC1,C2の正極側との間に接続されていてもよい。
(e) 電力変換装置103aの各アーム104は、第1実施形態の双方向チョッパ回路2と、第2実施形態のフルブリッジ回路2Aとを混在して備えてもよい。これにより、電力変換装置103aの設計の自由度を高めることができる。
(f) 電力変換装置は、三相電力系統101aに連系する代わりに、多相負荷や多相電源に接続して交流電力を供給するように構成してもよい。
(g) 単位変換器105が備えるコンデンサは、2個以上が並列に接続されていればよく、例えば3個以上のコンデンサが並列に接続されていてもよい。
(h) エネルギ蓄積器は、例えば二次電池などの電気エネルギを蓄えるものであればよく、コンデンサに限定されない。
(i) 第1および第2の実施形態の中央コントローラ107は、光ファイバケーブル111を介して、デイジーチェーンで各単位変換器105に接続される。しかし、これに限られず、本発明の中央コントローラ107は、例えば、光ファイバケーブル111を介して、各単位変換器105とスター型に接続されてもよく、接続トポロジは限定されない。
(j) 第1および第2の実施形態の各単位変換器105は、故障判断処置部であるセルコントローラ4を備えている。しかし、これに限られず、セルコントローラ4は、例えば各単位変換器105の近傍に設置されて、近傍の単位変換器105を制御してもよい。
101a,101b 三相電力系統
102a,102b 変圧器
103a,103b 電力変換装置
104 アーム
105,105A,105B 単位変換器
106 リアクトル
107 中央コントローラ
108 交流電圧センサ
109 電流センサ
110 光トランシーバ
111 光ファイバケーブル
2 双方向チョッパ回路
2A フルブリッジ回路
21H,21L,22H,22L スイッチング素子
211H,211L,221H,221L IGBT素子
D1H,D1L,D2H,D2L ダイオード
C1,C2 コンデンサ (エネルギ蓄積器)
CT 電流センサ
31H,31L,32H,32L ゲートドライバ
4 セルコントローラ (故障判断処置部)
5 電圧センサ
6 自給電源
R1,R2 抵抗器

Claims (11)

  1. 故障時に短絡状態となるスイッチング素子を複数直列に接続した直列回路と、当該直列回路に並列接続される複数のエネルギ蓄積器とを備え、前記スイッチング素子のオン・オフに依存して前記エネルギ蓄積器の電圧に依存する電圧または零電圧を出力する単位変換器と、
    前記単位変換器を複数直列に接続したアームを複数備えて更に、
    前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器との間に流れる電流を検出する電流センサと、
    前記エネルギ蓄積器の電圧を検出する電圧センサと、
    前記電流センサによる電流検出値および前記電圧センサによる電圧検出値から当該単位変換器の故障個所が前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器のうちいずれであるかを判断して処置する故障判断処置部と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 当該単位変換器は、外部電源で動作しており、
    前記故障判断処置部は、前記単位変換器の故障個所が前記エネルギ蓄積器であると判断したならば、前記スイッチング素子を制御して前記単位変換器の出力端子間を短絡するように処置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記単位変換器は、前記エネルギ蓄積器に蓄積されたエネルギにより前記故障判断処置部に電源を供給する自給電源を備えており、
    前記故障判断処置部は、前記単位変換器の故障個所が前記エネルギ蓄積器であると判断したならば、当該電力変換装置全体の動作を停止させるように処置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記単位変換器は、前記エネルギ蓄積器としてコンデンサを備えた双方向チョッパ回路である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記単位変換器は、外部電源で動作しており、
    前記故障判断処置部は、前記単位変換器の故障個所が前記エネルギ蓄積器であると判断したならば、前記直列回路を構成する2個の前記スイッチング素子のうち電位の低い側がオン状態となるように処置する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記単位変換器は、前記エネルギ蓄積器としてコンデンサを備えたフルブリッジ回路である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記アームは、前記エネルギ蓄積器としてコンデンサを備えた双方向チョッパ回路と、前記エネルギ蓄積器としてコンデンサを備えたフルブリッジ回路とを混在して備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  8. 当該電力変換装置の交流各相は、多相電源または多相負荷に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  9. 当該電力変換装置の交流各相が接続される前記多相電源は、電力系統である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置。
  10. 故障時に短絡状態となるスイッチング素子を複数直列に接続した直列回路と、当該直列回路に並列接続される複数のエネルギ蓄積器とを備え、前記スイッチング素子のオン・オフに依存して前記エネルギ蓄積器の電圧に依存する電圧または零電圧を出力する単位変換器と、
    前記単位変換器の故障を判断して処置する故障判断処置部と、
    前記単位変換器を複数直列に接続したアームと、
    前記アームを複数備える電力変換装置の故障検出方法であって、
    当該故障判断処置部は、
    前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器との間に流れる電流を検出する電流センサによる電流検出値を検出するステップと、
    前記エネルギ蓄積器の両端電圧を検出する電圧センサによる電圧検出値を検出するステップと、
    前記電流センサの電流検出値および前記電圧センサの電圧検出値により、当該単位変換器の故障個所が前記スイッチング素子と前記エネルギ蓄積器のうちいずれであるかを判断するステップと、
    を実行することを特徴とする電力変換装置の故障検出方法。
  11. 前記故障判断処置部は、
    前記単位変換器の故障個所が前記エネルギ蓄積器であるかと判断した場合には、前記スイッチング素子を制御して前記単位変換器の出力端子間を短絡するように処置するステップ、
    を実行することを特徴とする請求項10に記載の電力変換装置の故障検出方法。
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