JP2013169088A - 電力変換装置、直流変電所、直流送電システム及び電力変換装置の制御方法 - Google Patents

電力変換装置、直流変電所、直流送電システム及び電力変換装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体レッグが短絡した時に、直流コンデンサからIGBTレッグに流れ込む電流を少なくして、導体ワイヤの溶断やアーク発生を抑制・防止する。
【解決手段】カスケード接続された1つまたは複数の単位変換器で構成されたアームを有する電力変換装置であって、該単位変換器は直流コンデンサに半導体レッグが接続されたチョッパ構成の主回路を有する単位変換器であって、該半導体レッグの少なくとも一部に半導体モジュールを有し、さらに、該直流コンデンサと並列に圧接型サイリスタが接続され、該圧接型サイリスタがターンオンした際に、該圧接型サイリスタの電流上昇率耐量よりも高い電流上昇率の電流を流すことができるように、直流コンデンサから圧接型サイリスタを経由する放電経路のインダクタンス(LS)が小さく、下記式の条件を満足するように構成する。LS<直流コンデンサ定格電圧/圧接型サイリスタの電流上昇率耐量
【選択図】 図2

Description

本発明は、電力変換装置、直流変電所、直流送電システム及び電力変換装置の制御方法に係り、特に、信頼性の向上に好適な電力変換装置、直流変電所、直流送電システム及び電力変換装置の制御方法に関する。
近年、交流を直流に、あるいは、直流を交流に電力変換する技術が多く用いられている。この電力変換する装置には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのオン・オフ制御可能なスイッチング素子を使用する。
このような技術のなかで、単位変換器をカスケードに接続したアームを有するいわゆるMMC回路方式が知られており、非特許文献1で開示されている。非特許文献1によれば、直列(カスケード)接続された1つまたは複数の単位変換器で構成されたアームを接続して構成されている。
各単位変換器は、例えば、双方向チョッパ回路であり、スイッチング素子と直流コンデンサを備えている。各単位変換器は、端子を介して外部と接続しており、単位変換器の有する直流コンデンサの電圧か、または零に制御する。
応用的には、アームのうち半数は正側直流母線に接続され、残りの半数は負側直流母線に接続される。各アームはそれぞれリアクトルに接続されており、各正側アームとリアクトルの直列体と、負側アームとリアクトルの直列体との接続点が、交流端子となる。各単位変換器をPWM(Pulse-Width Modulation)制御することで、電力変換を行う。特に、直流送電システム(HVDC)や無効電力補償装置(STATCOM)、モータドライブインバータなどへの応用が期待されている。
特表2010−503979号公報
萩原誠・赤木泰文:「モジュラー・マルチレベル変換器(MMC)のPWM制御法と動作検証」、電気学会論文誌D、128巻7号、pp.957−965。
電力変換装置のなかで、例えば直流事故等の影響を受けて、短絡電流が流れることがある。この短絡電流は一般に過大な電流となることが多く、この過電流が電力変換装置を構成するスイッチング回路に流れると、例えば、スイッチング素子近辺の導通部材が溶断したり、あるいは、アーク放電が発生したりするとの問題が生じる。
本発明の目的は、導電部材の溶断やアークの発生を抑制・防止が可能となる電力変換装置、直流変電所、直流送電システム及び電力変換装置の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、単位変換器を備え、前記単位変換器は、少なくとも第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、直流コンデンサを有して、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の導通/遮断によって、前記端子に前記コンデンサの電圧を出力可能に構成されており、前記単位変換器を1つまたは複数カスケード接続してアームを構成し、前記アームを少なくとも2つ接続してレグを構成する電力変換装置において、前記単位変換器の少なくとも1つの前記直流コンデンサと並列にサイリスタが接続され、前記サイリスタが導通状態となった際に、前記サイリスタの電流上昇率耐量よりも高い電流上昇率の電流を流すことができるように、前記直流コンデンサから前記サイリスタを経由する放電経路のインダクタンスを、インダクタンス<直流コンデンサ定格電圧/圧接型サイリスタの電流上昇率耐量の条件を満足するように構成した。
本発明によれば、導電部材の溶断やアークの発生を抑制・防止できる。
本発明の系統に連系された電力変換装置の構成図。 実施例1における単位変換器の概略図。 IGBTモジュール内部の構成図。 実施例1における単位変換器主要部の実装概略図。 実施例1における単位変換器主要部の実装概略比較図。 実施例1における説明図。 実施例1における説明図。 実施例2における単位変換器の概略図。 実施例3における単位変換器の概略図。 実施例4における単位変換器の概略図。 実施例5における単位変換器の概略図。 実施例6における単位変換器の概略図。 実施例7における単位変換器の概略図。 実施例1における電流波形。 実施例1における電流波形。 実施例1における電流波形。 実施例3における電流波形。 実施例4における電流波形。 実施例4における電流波形。 実施例5における電流波形。
以下、本発明の実施形態を図面とともに説明する。なお、以下の実施例は本発明の一形態を示すものであり、本発明は要旨を逸脱しない限り、他の形態を含むものである。
現在、半導体モジュールとして、IGBTモジュールが広く使われている。そこで、以後、半導体モジュールのことをIGBTモジュールと呼ぶが、本発明はIGBTモジュールに限定されない。半導体は、パワーMOS−FETなどであっても構わない。
図1は本発明の一実施例である電力変換装置1の構成図を示す。一般的に、穂がん発明に関連するMMC技術では、直列(カスケード)接続された1つまたは複数の単位変換器で構成されたアームをブリッジ状に接続して構成されている。アームのうち半数はMMCの正側直流母線に接続されており、残りの半数はMMCの負側直流母線に接続されている。本明細書では、前記正側直流母線に接続されたアームを正側アーム、前記負側直流母線に接続されたアームを負側アームと呼称する。
電力変換装置1は単位変換器2をカスケード接続した構成であり、該電力変換装置1は交流系統7に連系リアクトル(変圧器)6を介して連系している。電力変換装置1は単位変換器2、制御装置3、制御装置3からの制御信号を各単位変換器へ伝送する信号線4、バッファリアクトル5、により構成されている。なお、2_U、2_V、2_W、2_u、2_v、2_wは、それぞれ複数の単位変換器2をカスケード状に接続したものであり、これをアームと定義する。上段アームの2_U、2_V、2_Wは、それぞれU相正側アーム、V相正側アーム、W相正側アームと称し、下段アームの2_u、2_v、2_wは、それぞれU相負側アーム、V相負側アーム、W相負側アームと称す。各上段アーム(U相正側アーム、V相正側アーム、W相正側アーム)と各下段アーム(U相負側アーム、V相負側アーム、W相負側アーム)は、それぞれバッファリアクトル5に接続され、各正側アームとバッファリアクトル5の直列体と、各負側アームとバッファリアクトル5の直列体との接続点が電力変換装置1の交流出力であり、該交流出力と交流系統7との間に連系リアクトル(系統インピーダンス)6が接続される。
各アーム2_U、2_V、2_W、2_u、2_v、2_wはそれぞれ、各アームを構成する単位変換器2の出力電圧の総和の電圧を出力する。また、アームを構成する単位変換器2のうち、1つでも出力端子が開放になるとそのアームには電流を通流することができなくなる。
単位変換器2の構成を図2を用いて説明する。単位変換器2は、IGBTモジュール11aとIGBTモジュールBが直列に接続されたIGBTレッグを有し、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bの直列体であるIGBTレッグは直流コンデンサ12に接続される。
IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bの接続点には、単位変換器2の出力端子22pが、IGBTモジュール11bのエミッタには単位変換器2の出力端子22nが接続される。
各IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bはそれぞれ、ゲートドライバ16によって駆動される。通常、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bは相補に駆動される。本実施例では、ゲートドライバ16の電源は、直流コンデンサ12に接続された自給電源17より供給される。ゲート信号は単位変換器制御回路15より供給され、単位変換器制御回路15には、ゲート信号もしくはゲート信号の算出に用いる信号が中央制御装置より、供給される。通常、各アーム内の単位変換器2の出力する交流基本波周波数は大略同じであるが、パルスのタイミングをずらすことにより、各アーム2_U、2_V、2_W、2_u、2_v、2_wはそれぞれ、正弦波や正弦波に直流が重畳した電圧を出力することができる。
次に、本発明が解決しようする問題点について説明する。
前述のようにIGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bは相補でスイッチングしていることから、IGBTモジュール11aもしくはIGBTモジュール11bの一方が短絡故障すると、他方がオンした時に直流コンデンサ12からIGBTモジュール11a、IGBTモジュール11bに短絡電流が流れる。
直流コンデンサ12からIGBTモジュール11a、IGBTモジュール11bの経路は寄生インダクタンス(インダクタンス)60の他、ごくわずかなインピーダンスしか存在しないため、前記短絡電流は過大な電流値となる。
図3はIGBTモジュール内部の構造を示す。絶縁基板11sの上に金属製のコレクタ電極101が形成され、その上にIGBTチップ11iやダイオードチップ11dが搭載される。図3の例では(あるいはIGBT各々のIGBTモジュール素子はIGBTチップで構成される)11aのコレクタは下側で、エミッタは上側となる。ゲート電極もIGBTチップの上面に形成されるが、図3では省略した。ダイオードチップ11dのカソードは下側で、アノードは上面である。IGBTチップ11iのエミッタ及びダイオードチップ11dのアノードと絶縁基板11s上に形成されたエミッタ電極102の間はそれぞれ導電性ワイヤ77で接続される。
前記の過大な短絡電流がIGBTモジュール内に流れると導電性ワイヤ77が発熱して溶断する可能性がある。短絡故障したIGBTチップ11iの導電性ワイヤ77が全て溶断するとエミッタ電極102と短絡故障したIGBTチップ11i間にアークが生じてしまう問題がある。
次に、本発明のポイントについて、図2を用いて説明する。直流コンデンサ12に並列に圧接型サイリスタ80が接続されたことが特徴の1つである。前記圧接型サイリスタ80は分岐88pと分岐88nの間に接続する。該圧接型サイリスタ80は、サイリスタ駆動回路82によって駆動される。該サイリスタ駆動回路82は、電流検出器85で直流コンデンサ12からIGBTモジュール11a方向に流れる電流を検出して、該電流検出値が規定値を超えると該圧接型サイリスタ80をターンオンする。
何らかの誤動作や故障により、IGBTモジュール(モジュールIGBT)11aとIGBTモジュール(モジュールIGBT)11bからなるIGBTレッグが短絡すると直流コンデンサ12から該IGBTレッグに放電電流が流れ込む。本発明では、該放電電流を電流検出器85で検出してサイリスタ駆動回路82が圧接型サイリスタ80をターンオンさせて、放電電流を分流する。放電電流を分流することにより、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流れる電流を抑制して、導電性ワイヤ77の溶断を防止して、アーク発生を防ぐことが狙いである。
通常、サイリスタはターンオン時の電流上昇率の耐量が規定されており、その耐量を超えた電流上昇率の電流が通流すると該サイリスタがブレークダウンして故障してしまう可能性がある。市販のサイリスタの電流上昇率の最大値は通常数十A/μs〜数百A/μsである。
図2の構成の単位変換器では、圧接型サイリスタ80をターンオンさせた時の電流上昇率di/dtは直流コンデンサ12から圧接型サイリスタ80を接続する経路のインダクタンスLsと、直流コンデンサ12の定常電圧Vcから式(1)を用いて設計できる。
di/dt=Vc/Ls ・・・・式(1)
本発明は、圧接型サイリスタ80ターンオン後のサイリスタ電流上昇率di/dtを、該圧接型サイリスタ80の電流上昇率の耐量より十分大きくするようにLsのインダクタンス値を設定することが特徴の1つである。
本実施例の動作をより詳細に説明する。
何らかの誤動作や故障によりIGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが同時に導通・短絡した場合を想定する。
IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡すると、直流コンデンサ12から、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bを経由して放電電流が流れる。放電経路の主要なインピーダンスが寄生インダクタンス(インダクタンス)60であるとすると、放電電流は、寄生インダクタンス60と直流コンデンサ12の電圧で決まる電流上昇率によって電流値が上昇する。電流検出器85pの電流検出値が閾値を超えると、サイリスタ駆動回路82が圧接型サイリスタ80をターンオンさせる。前述のように、直流コンデンサ12から圧接型サイリスタ80を経由するバイパス放電経路のインダクタンスLsのインダクタンスが十分に小さいと圧接型サイリスタには電流上昇率の耐量を超える電流を通流して、圧接型サイリスタはブレークダウンして短絡故障する。圧接型サイリスタでは、半導体を導電体ではさんで加圧しているので、短絡箇所に対する導電経路が確保でき、電流を流し続けることができる。
サイリスタが圧接型サイリスタではなく、導電体と半導体の間が半田等で接続されていると、短絡点で温度上昇して半田接着面がはがれてしまって電気的に開放になる可能性がある。
圧接型サイリスタ80がターンオン後に、直流コンデンサ12から流れる放電電流は、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bを通る放電経路のインピーダンスと、圧接型サイリスタ80を通る放電経路のインピーダンスの逆比で分流される。したがって、圧接型サイリスタ80やIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bのインピーダンスが十分小さい時、Lsが寄生インダクタンス(インダクタンス)60よりも十分に小さいとIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流れる放電電流の大部分を圧接型サイリスタ80に分流できるので、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流れる電流を小さくでき、導電性ワイヤ77の溶断を防止して、アークの発生を防止できる。
なお、圧接型サイリスタ80では、ゲートから点弧領域が広がる前にサイリスタが短絡するので、導電箇所はゲート付近に限られる。したがって、圧接型サイリスタ80内に複数のゲートを有する方がより、効果的に電流をサイリスタ80に分流できる。
より効果的に、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流れる電流を抑制するには実装構造も重要である。本発明の特徴の1つである実装構造上のポイントを図4と図5を対比させて説明する。
まず、図4と図5の構成をそれぞれ説明する。図4、図5のいずれも、図2に示す単位変換器2の主要回路部分の実装構造を示したものである。
図4では、直流コンデンサ12の高圧側端子12pは回路導体220cpを介してスタック電極94kに接続される。該スタック電極94kは該回路導体220cpと反対側から回路導体220ipと電気的に接続し、該回路導体220ipはIGBTモジュール11aのコレクタ端子に電気的に接続される。IGBTモジュール11aのエミッタ端子とIGBTモジュール11bのコレクタ端子は単位変換器2の一方の出力端子22pと電気的に接続される。IGBTモジュール11bのエミッタ端子は、単位変換器2の他方の出力端子22nと電気的に接続される。さらに、IGBTモジュール11bのエミッタ端子は回路導体220inを介して、圧接型サイリスタ80のカソードに電気的に接続されたスタック電極94kに接続される。スタック電極94kは回路導体220inとの接続点との反対側で回路導体220cpと接続され、直流コンデンサ12の低圧側端子12nと接続される。
次に圧接型サイリスタ80を加圧する圧接スタック99の構成を説明する。スタック用構成支持具93の内側にばね90が設置され、ばね90と前記ばねに隣接した絶縁物91、カソード側スタック電極94k、圧接型サイリスタ80、絶縁物91が積層されて、前記積層体は、ばね90の圧力で圧接されている。
次に図5の構成を説明する。
圧接スタック99の構成は図5の圧接スタック99と同じである。
図4では、IGBTモジュールに接続される回路導体220ipと直流コンデンサ12の高圧側端子とスタック電極94aを接続する回路導体220cpが、スタック電極94aで分岐されていたのに対し、図5では直流コンデンサ12の高圧側端子12pで分岐されていることを特徴とする。回路導体220inと回路導体220cnの分岐も、図4では、スタック電極94kで分岐されていたのに対し、図5では直流コンデンサ12の低圧側端子12nで分岐する。すなわち、分岐88Pと分岐88Nは、図4では、スタック電極94aとスタック電極94kであるのに対し、図5では、直流コンデンサ高圧側端子12pと直流コンデンサ低圧側端子12nとなる。
より詳細に図5の構成を説明する。直流コンデンサ12の高圧側端子12pは回路導体220cpを介して、圧接型サイリスタ80のアノードと電気的に接続されたスタック電極94aと接続される。さらに、直流コンデンサ12の高圧側端子12は回路導体220ipを介して、IGBTモジュール11aのコレクタ端子に接続される。IGBTモジュール11aのエミッタ端子とIGBTモジュール11bのコレクタ端子は単位変換器2の一方の出力端子22pと電気的に接続される。IGBTモジュール11bのエミッタ端子は、単位変換器2の他方の出力端子22nと電気的に接続される。さらに、IGBTモジュール11bのエミッタ端子は、回路導体220inを介して、直流コンデンサ12の低圧側端子12nに接続される。直流コンデンサ12の低圧側端子12nは回路導体220cnを介して、圧接型サイリスタ80と電気的に接続したスタック電極94kと接続される。
図6と図7はそれぞれ、図4と図5に分岐88Pから分岐88Nまでの放電電流の経路を追記したものである。
但し、図を見やすくするため、一部引き出し線と番号を消去した。
図6も図7も分岐88pからIGBTモジュール11pとIGBTモジュール11nを経由するルートの放電経路を300iとして実線で表し、分岐88pから圧接型サイリスタ80を経由してバイパスして分岐88nに戻る放電経路を300sとして点線で示した。
図7のように、直流コンデンサ12の高圧側端子12pと低圧側端子12nが分岐点であり、且つ、該分岐点から圧接型サイリスタ80に導体電極を引き出す場合は、導体電極部の寄生インダクタンスが存在し、サイリスタを経由する放電経路300sの低インピーダンス化を実現しにくい。したがって、圧接型サイリスタ80へ分流される電流は限定的となる。
図14は圧接型サイリスタ80をターンオンさせない時のIGBTモジュール11aに流れ込む電流波形を示す。
図15は図5や図7の実装構成の時の圧接型サイリスタ80に分流する電流と、IGBTモジュール11aに流れる電流とを示す。IGBTモジュール11aに流れ込む電流は図14に比べて小さく、低減効果は40%程度である。
一方、本発明の実装上の特徴の1つは、図4や図6のように、直流コンデンサ12からIGBTモジュール11a、11bへの配線の途中に圧接型サイリスタ80を接続することである。
一般にサイリスタのゲートは中央部に存在するので、高い電流上昇率di/dtで圧接型サイリスタをブレークダウンさせた場合、中央部に短絡パスができることが多い。したがって、図4や図6接続すると、分岐88pと分岐88nは、圧接型サイリスタ80のほぼ中心に近い点になる。一方の分岐88pから圧接型サイリスタ80を経由して他方の分岐88nまでの放電経路300sの長さは、圧接型サイリスタ80の厚さ程度になるので、インダクタンスを極めて小さくできる。
図16は図4や図6の実装構成で、圧接型サイリスタ80に分流する電流と、IGBTモジュール11aに流れる電流とを示す。図15に比べて、圧接型サイリスタ80に分流する電流が増えて、IGBTモジュール11aに流れる電流が約半減していることがわかる。
したがって、圧接型サイリスタ80に分流する電流を極めて大きくすることができ、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流れる電流をより小さくできる効果がある。
第1の実施例では、電流検出器85の電流検出値が閾値を超えることにより、サイリスタ駆動回路82が圧接型サイリスタ80をターンオンしたのに対し、第2の実施例は、電流検出器85pと電流検出器85nの検出電流の通流方向がいずれもIGBTモジュール11aのコレクタ端子からIGBTモジュール11bのエミッタ端子の通流方向であった時に、サイリスタ駆動回路82が圧接型サイリスタ80をターンオンする点が異なる。
図2の電流検出方法は、定常運転時の電流とIGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡した時の短絡電流との区別が通流方向では判断できず、通流した電流値により判断することになる。
定常運転時、IGBTモジュール11bのダイオードに電流が流れている時に、IGBTモジュール11aがターンオンすると、電流は、直流コンデンサ12の高圧側端子12pから、IGBTモジュール11aに向かって流れる。これは、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡した時に通流する短絡電流と方向が同じである。
したがって、定常運転時に流れるIGBTモジュール11aのターンオン電流を誤検出して、圧接型サイリスタ80をターンオンさせないよう、サイリスタ駆動回路82の閾値を高く設定する必要がある。しかし、圧接型サイリスタ80をターンオンさせるための電流検出値の閾値を高くすると圧接型サイリスタ80のターンオンするタイミングが遅くなってしまう。
そこで、図8の様に、本実施例の単位変換器2は、IGBTモジュール11aに流れる電流を検出する電流検出器85pと、IGBTモジュール11bに流れる電流を検出する電流検出器85nを有する。
本実施例のサイリスタ駆動回路82は、電流検出器85pと電流検出85nの検出電流の通流方向がいずれもIGBTモジュール11aのコレクタ端子からIGBTモジュール11bのエミッタ端子の通流方向であった時に、サイリスタ駆動回路82が圧接型サイリスタ80をターンオンする。
定常運転時には、原則、IGBTモジュール11aのコレクタ端子からIGBTモジュール11bのエミッタ端子に電流は流れないので、第1の電流検出値の閾値よりも閾値を小さくすることが可能である。
但し、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bのダイオードがリカバリする時には、瞬時ではあるが、IGBTモジュール11aのコレクタ端子からIGBTモジュール11bのエミッタ端子の方向に電流が流れる。リカバリ期間は通常1μsと極めて小さいため、リカバリ期間は電流検出をマスクするなどすれば対策できる。
本実施例は、電流検出閾値を小さくして、圧接サイリスタをいちはやくターンオンできるという効果がある。
第3の実施例の構成を図9に示す。
第3の実施例は、小容量コンデンサ12cとインダクタンス61を設けたことが、第1の実施例と異なる。
圧接型サイリスタ80に分流する電流を増やすには、分岐88pからIGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bを経由して分岐88nに至る経路のインダクタンスを増やせばよい。
そこで、第3の実施例では、分岐88pからIGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bを経由して分岐88nまでの経路にインダクタンス61を設置した。
しかし、通常運転時にIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bがターンオフした時の跳ね上がり電圧が高くなってしまう可能性があるため、その抑制のために、コンデンサ12cを設置した。
図17に、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡した時に、IGBTモジュール11aに流れ込む電流波形を示す。
図16に比べて、IGBTモジュール11aに流れ込む電流を抑制できていることがわかる。
本実施例は、実施例1に比べて、直流コンデンサ12からIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bへの電流を抑制できるという効果がある。
第4の実施例の構成を図10に示す。
第4の実施例は、小容量コンデンサ12cに接続するダイオード69と抵抗器68を設置したことが第3の実施例と異なる。
第3の実施例では、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡した時に、小容量コンデンサ12cから放電電流がIGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bに放電電流が流れてしまうという問題があった。
図18に小容量コンデンサから流出する電流波形を示す。電流波形が振動していることがわかる。
図10は、図9に、抵抗器68とダイオード69が追加された構成である。抵抗器68とダイオード69は小容量コンデンサ12cとインダクタンス61の間に設置される。IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bがターンオフするとインダクタンス61に蓄えられていたエネルギーはダイオード69を介して、小容量コンデンサ12cに電流を通流させて、静電エネルギーに変換できるので、ターンオフ時にIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに印加されるサージ電圧を抑制できる。
一方、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡すると小容量コンデンサ12cが放電して、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに電流を流そうとするが、抵抗器68がその電流を抑制する。
図19にIGBTモジュールに流れ込む電流波形を示す。図17で見られた振動波形は認められない。
本実施例は、第3の実施例に対して、小容量コンデンサ12cからIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流れる電流を抑制できるという効果がある。
本実施例は、第1の実施例よりも直流コンデンサ12からIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに放電する電流を抑制でき、しかも、小容量コンデンサ12cの放電電流も抑制できる。したがって、第1の実施例よりもIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流れる短絡電流を抑制できるという特徴をもつ。
第5の実施例の構成を図11に示す。
第5の実施例は、第4の実施例に対して、圧接型サイリスタ80iを追加したことを特徴とする。
第4の実施例では、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bが短絡してから、圧接型サイリスタ80がターンオンするまでの間、インダクタンス61や寄生インダクタンス(インダクタンス)60を介してIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに電流が通流する。
圧接型サイリスタ80がターンオンしても、寄生インダクタンス60やインダクタンス61はIGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに電流を継続して流そうとして、その電流は、寄生インダクタンス60やインダクタンス61に蓄えられた電磁エネルギーが零になるまで継続する。寄生インダクタンス60やインダクタンス61が実質的な電流源となって、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに流し込む電流は、圧接型サイリスタ80では処理できない。
図11は、図10に圧接型サイリスタ80iが追加された構成である。該圧接型サイリスタ80iはサイリスタ駆動回路82でターンオンされる。圧接型サイリスタ80と圧接型サイリスタ80iのターンオン条件はほぼ同じとする。但し、ターンオン条件を揃えることは必須条件ではない。
寄生インダクタンス60を極力含まぬように、圧接型サイリスタ80iをIGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bに近接させて接続する。このように接続することにより、圧接型サイリスタ80iがターンオンすると、寄生インダクタンス60やインダクタンス61が流し込もうとする電流を圧接型サイリスタ80iに分流して、IGBTモジュール11aやIGBTモジュール11bに通流する電流を小さくできる。
なお、より効果的に圧接型サイリスタ80iに電流を分流させるためには、圧接型サイリスタ80i内に複数のゲートを有する方が好ましい。複数のゲートを設けると、複数の導通経路ができ、サイリスタのインピーダンスを低減できることがその理由である。
図20にIGBTモジュール11aに流れ込む電流を示す。図19に比べて、さらにIGBTモジュール11aに流れ込む電流を抑制できることが確認できる。
第6の実施例は、第1の実施例に対し、単位変換器2の出力端子に短絡スイッチ71が追加し、さらに短絡スイッチを駆動するためのブレークオーバーサイリスタ72を追加したことが主な特徴である。
図12の構成を説明する。図12は図2に対して、短絡スイッチ71、ダイオード90、ブレークオーバーサイリスタ72、コンデンサ12bが追加され、自給電源(自給回路)17を直流コンデンサ12ではなく、コンデンサ12bに接続した。
本実施例は、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡した時に、短絡スイッチ71を閉じて、他の単位変換器2への導電経路を確保することを目的とする。
IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡すると直流コンデンサ12の電荷は放電されて、直流コンデンサ12の電圧は低下する。一方、コンデンサ12bはダイオード90を介して接続されているので、コンデンサ12bの電荷は放電されず、コンデンサ12bの電圧は低下しない。したがって、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bが短絡すると直流コンデンサ12の高圧側端子とコンデンサ12bの高圧側端子の間に電位差が生じる。図12では、コンデンサ12bからブレークオーバーサイリスタ72を介して短絡スイッチの駆動用コイルを接続して、直流コンデンサ12の高圧側端子に接続する。ブレークオーバーサイリスタ72は所定ブレークオーバー電圧を超えるとターンオンする素子である。直流コンデンサ12の電圧が低下すると、ブレークオーバーサイリスタ72に電圧が印加され、印加電圧がブレークオーバー電圧を超えると、該ブレークオーバーサイリスタ72がターンオンして、電流が短絡スイッチ71のコイル部に通流して短絡スイッチ71を閉じることができる。ここで、コンデンサ12bは短絡スイッチ71を駆動するのに十分な静電エネルギーを蓄えておく必要がある。
なお、該ブレークオーバー電圧は通常運転時などの直流コンデンサ12の変動よりも十分に大きくする必要がある。
第1の実施例は、単位変換器2がチョッパ構成であったのに対し、第7の実施例はフルブリッジ回路であることを特徴とする。
第7の実施例の構成を図13に示す。図2では、IGBTレッグが、IGBTモジュール11aとIGBTモジュール11bからなる1つのレッグのみであったのに対し、図13では、IGBTモジュール11ca、IGBTモジュール11cbからなるIGBTレッグと、IGBTモジュール11da、IGBTモジュール11dbからなるIGBTレッグの2つのIGBTレッグで構成される点がことなる。さらに、図2では、単位変換器の出力端子22nが直流コンデンサ12の低圧側端子と導電位であったのに対し、図13では、単位変換器2の出力端子22pと22nはそれぞれ、IGBTレッグの中点と導電位である。
単位変換器出力端子22pはIGBTモジュール11caのエミッタとIGBTモジュール11cbのコレクタと導電位であり、単位変換器出力端子22nはIGBTモジュール11daのエミッタとIGBTモジュール11dbのコレクタと導電位である。
通常運転時において、図2の構成では、単位変換器出力端子22nを基準電位として、単位変換器出力端子22pは単位変換器は零電圧もしくは直流コンデンサ12の高圧側端子の電圧しか出せないのに対し、図13の構成では、単位変換器出力端子22nを基準電位として、零電圧、直流コンデンサ12の高電圧側の電圧、直流コンデンサ12の高電圧側の電圧と逆極性の電圧を出力できる。すなわち、零電圧、正電圧、負電圧の3種類の電圧を出力できる。
例えば、IGBTモジュール11caがオン、IGBTモジュール11cbがオフ、IGBTモジュール11daがオフ、IGBTモジュール11dbがオンの時は、単位変換器2の出力電圧は、単位変換器出力端子22nを基準として直流コンデンサ12aの正側の電圧を出力し、IGBTモジュール11caがオン、IGBTモジュール11cbがオフ、IGBTモジュール11daがオン、IGBTモジュール11dbがオフの時は、単位変換器2の出力電圧は、単位変換器出力端子22nを基準として零電圧を出力し、IGBTモジュール11caがオフ、IGBTモジュール11cbがオン、IGBTモジュール11daがオン、IGBTモジュール11dbがオフの時は、単位変換器2の出力電圧は、単位変換器出力端子22pを基準として単位変換器出力端子22nが直流コンデンサ12の高圧側端子の電圧を出力するので、単位変換器出力端子22nを基準とすると、直流コンデンサ12の高電圧側の電圧と逆極性の電圧、すなわち負電圧を出力する。
次に、IGBTレッグが短絡してしまう場合を想定し、本発明のポイントを説明する。
何らかの誤動作や故障によりIGBTモジュール11caとIGBTモジュール11cbが同時に導通・短絡した場合を想定する。IGBTモジュール11caとIGBTモジュール11cbが短絡すると直流コンデンサ12より、IGBTモジュール11caとIGBTモジュール11cbを経由して放電電流が流れる。放電経路の主要なインピーダンスが寄生インダクタンス(インダクタンス)60であるとすると、放電電流は、寄生インダクタンス60と直流コンデンサ12の電圧で決まる電流上昇率によって上昇する。電流検出器85pの電流検出値が閾値を超えると、サイリスタ駆動回路82が圧接型サイリスタ80をターンオンさせる。前述のように、直流コンデンサ12から圧接型サイリスタ80を経由するバイパス放電経路のインダクタンスLsのインダクタンスが十分に小さいと圧接型サイリスタにはdi/dt耐量以上の電流を通流するが、圧接型サイリスタはブレークダウンして短絡故障する。圧接型サイリスタでは、シリコンウエハを金属ではさんで加圧しているので、短絡箇所に対する導電経路が確保できるので、電流を流し続けることができる。
圧接型サイリス80ターンオン後に直流コンデンサ12から流れる放電電流は、IGBTモジュール11caやIGBTモジュール11cbを通る放電経路のインピーダンスと、圧接型サイリスタ80を通る放電経路のインピーダンスの逆比で分流される。したがって、圧接型サイリスタ80やIGBTモジュール11caやIGBTモジュール11cbのインピーダンスが十分小さい時、Lsが寄生インダクタンス(インダクタンス)60よりも十分に小さいとIGBTモジュール11caやIGBTモジュール11cbに流れる放電電流の大部分を圧接型サイリスタ80に分流できるので、IGBTモジュール11caやIGBTモジュール11cbに流れる電流を小さくでき、導電性ワイヤ77の溶断を防止して、アークの発生を防止できる。
同様に、何らかの誤動作や故障によりIGBTモジュール11daとIGBTモジュール11dbが同時に導通・短絡した場合を想定する。IGBTモジュール11daとIGBTモジュール11dbが短絡すると直流コンデンサ12より、IGBTモジュール11daとIGBTモジュール11dbを経由して放電電流が流れる。放電経路の主要なインピーダンスが寄生インダクタンス(インダクタンス)60であるとすると、放電電流は、寄生インダクタンス60と直流コンデンサ12の電圧で決まる電流上昇率によって上昇する。電流検出器85pの電流検出値が閾値を超えると、サイリスタ駆動回路82が圧接型サイリスタ80をターンオンさせる。前述のように、直流コンデンサ12から圧接型サイリスタ80を経由するバイパス放電経路のインダクタンスLsのインダクタンスが十分に小さいと圧接型サイリスタにはdi/dt耐量以上の電流を通流するが、圧接型サイリスタはブレークダウンして短絡故障する。圧接型サイリスタでは、シリコンウエハを金属ではさんで加圧しているので、短絡箇所に対する導電経路が確保できるので、電流を流し続けることができる。
圧接型サイリス80ターンオン後に直流コンデンサ12から流れる放電電流は、IGBTモジュール11daやIGBTモジュール11dbを通る放電経路のインピーダンスと、圧接型サイリスタ80を通る放電経路のインピーダンスの逆比で分流される。したがって、圧接型サイリスタ80やIGBTモジュール11daやIGBTモジュール11dbのインピーダンスが十分小さい時、Lsが寄生インダクタンス(インダクタンス)60よりも十分に小さいとIGBTモジュール11daやIGBTモジュール11dbに流れる放電電流の大部分を圧接型サイリスタ80に分流できるので、IGBTモジュール11daやIGBTモジュール11dbに流れる電流を小さくでき、導電性ワイヤ77の溶断を防止して、アークの発生を防止できる。
実施例1から7の電力変換装置1は、IGBTモジュールの故障が他の単位変換器2に影響を及ぼす可能性が低いことから、運転継続しやすい。
また、その電力変換装置を用いた変電所や送電システムも高信頼であるといえる。
1 電力変換装置
2 単位変換器
2_U U相正側アーム
2_V V相正側アーム
2_W W相正側アーム
2_u U相負側アーム
2_v V相負側アーム
2_w W相負側アーム
3 制御装置
4 信号線
5 バッファリアクトル
6 連系リアクトル
7 交流系統
8 各相電圧指令生成器
9 同期信号生成器
10 搬送波生成器
11a、11b、11ca、11cb、11da、11db IGBTモジュール
12 直流コンデンサ
12p 直流コンデンサ高圧側端子
12n 直流コンデンサ低圧側端子
15 単位変換器制御回路
16 ゲートドライバ
17 自給電源
22p、22n 単位変換器出力端子
60 寄生インダクタンス
71 短絡スイッチ
72 ブレークオーバーサイリスタ
80 圧接型サイリスタ
85、85p、85n 電流検出器
88p、88n 分岐
91 絶縁物、短絡スイッチ
93 スタック用構成支持具
94a、94k スタック電極
99 圧接スタック
220ip、220in、220cp、220cn 回路導体
300i、300s 放電経路
666 プレスパック素子の半導体
777 プレスパック素子の電極導体
999 プレスパック素子

Claims (24)

  1. 単位変換器を備え、前記単位変換器は、少なくとも第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、直流コンデンサを有して、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の導通/遮断によって、前記端子に前記コンデンサの電圧を出力可能に構成されており、前記単位変換器を1つまたは複数カスケード接続してアームを構成し、前記アームを少なくとも2つ接続してレグを構成する電力変換装置において、前記単位変換器の少なくとも1つの前記直流コンデンサと並列にサイリスタが接続され、前記サイリスタが導通状態となった際に、前記サイリスタの電流上昇率耐量よりも高い電流上昇率の電流を流すことができるように、前記直流コンデンサから前記サイリスタを経由する放電経路のインダクタンスを、
    インダクタンス<直流コンデンサ定格電圧/圧接型サイリスタの電流上昇率耐量
    の条件を満足するように構成したことを特徴とする電力変換装置であることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1の電力変換装置であって、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を含んでチョッパ構成となっていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1の電力変換装置であって、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を含んでフルブリッジ構成となっていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかの電力変換装置であって、前記サイリスタは圧接型であることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかの電力変換装置であって、前記サイリスタがインダクタンスを介して、他の圧接型サイリスタと並列に接続されたことを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかの電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器において、前記直流コンデンサから前記レッグへの導電経路の途中に前記サイリスタと前記半導体レッグとの分岐点が挿入された構成を有することを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかの電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器において、前記直流コンデンサから前記レッグへの導電経路と前記直流コンデンサから前記サイリスタへの導電経路の分岐が、前記サイリスタを挟みこんでいるスタック電極であることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかの電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は、少なくとも1つのレッグが短絡したことを検出する機能を有することを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかの電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は、前記直流コンデンサから前記レッグに放電する電流を検出する機能を有し、前記検出した電流が所定の電流値を超えると、前記サイリスタをターンオンする機能を有することを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかの電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は、前記レッグの上アームの電流と下アームの電流をそれぞれ検出する機能を有し、各々の電流検出器が上アームから下アームに通流する極性の電流を検出した時に、前記サイリスタをターンオンする機能を有することを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項10の電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は、各々の電流検出器が上アームから下アームに通流する極性の電流を検出した時間が所定の時間以上継続した時に、該圧接型サイリスタをターンオンする機能を有することを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかの電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は、前記直流コンデンサから前記レッグへの導電経路にリアクトルが挿入されていることを特徴とする電力変換装置。
  13. 請求項12の電力変換装置であって、該リアクトルのレッグ側に該レッグと並列にコンデンサが挿入されていることを特徴とする電力変換装置。
  14. 請求項11の電力変換装置であって、該リアクトルの半導体レッグ側に該半導体レッグと並列にCRDスナバが挿入されていることを特徴とする電力変換装置。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれかの電力変換装置であって、前記リアクトルの前記レッグ側に前記レッグと並列にCRDスナバが挿入されていることを特徴とする電力変換装置。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれかの電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器の出力端子間に短絡スイッチが接続された構成を有する電力変換装置。
  17. 請求項16の電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は直流コンデンサとは別に短絡スイッチのコイルを駆動するためのエネルギーを蓄積するコンデンサを有することを特徴とする電力変換装置。
  18. 請求項17の電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は短絡スイッチのコイルを駆動するためのエネルギーを蓄積するコンデンサと直流コンデンサの間にダイオードを有し、該ダイオードは直流コンデンサ側から該蓄積用コンデンサに向かってのみ充電できる方向に接続されたことを特徴とする電力変換装置。
  19. 請求項18の電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は短絡スイッチのコイルを駆動するためのエネルギーを蓄積するコンデンサと直流コンデンサの間にダイオードを有し、該ダイオードは直流コンデンサ側から該蓄積用コンデンサに向かってのみ充電できる方向に接続されたことを特徴とする電力変換装置。
  20. 請求項19の電力変換装置であって、少なくとも1つの単位変換器は、蓄積用コンデンサの高圧端子からブレークオーバーサイリスタを介して短絡スイッチのコイルを経由して直流コンデンサの高圧側端子に接続された構成を有することを特徴とする電力変換装置。
  21. 請求項1乃至請求項20のいずれかの電力変換装置において、前記スイッチング素子は半導体モジュールとして格納されており、該半導体モジュールがIGBTモジュールであることを特徴とした電力変換装置。
  22. 単位変換器を備え、前記単位変換器は、少なくとも第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、直流コンデンサを有して、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の導通/遮断によって、前記端子に前記コンデンサの電圧を出力可能に構成されており、前記単位変換器を1つまたは複数カスケード接続してアームを構成し、前記アームを少なくとも2つ接続してレグを構成する電力変換装置を用いて交流と直流の間の電力変換する直流変電所において、
    前記単位変換器の少なくとも1つの前記直流コンデンサと並列にサイリスタが接続され、前記サイリスタが導通状態となった際に、前記サイリスタの電流上昇率耐量よりも高い電流上昇率の電流を流すことができるように、前記直流コンデンサから前記サイリスタを経由する放電経路のインダクタンスを、
    インダクタンス<直流コンデンサ定格電圧/圧接型サイリスタの電流上昇率耐量
    の条件を満足するように構成したことを特徴とする直流変電所。
  23. 単位変換器を備え、前記単位変換器は、少なくとも第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、直流コンデンサを有して、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の導通/遮断によって、前記端子に前記コンデンサの電圧を出力可能に構成されており、前記単位変換器を1つまたは複数カスケード接続してアームを構成し、前記アームを少なくとも2つ接続してレグを構成する電力変換装置を用いて交流と直流の間の電力変換する直流変電システムにおいて、
    前記単位変換器の少なくとも1つの前記直流コンデンサと並列にサイリスタが接続され、前記サイリスタが導通状態となった際に、前記サイリスタの電流上昇率耐量よりも高い電流上昇率の電流を流すことができるように、前記直流コンデンサから前記サイリスタを経由する放電経路のインダクタンスを、
    インダクタンス<直流コンデンサ定格電圧/圧接型サイリスタの電流上昇率耐量
    の条件を満足するように構成したことを特徴とする直流変電システム。
  24. 単位変換器を備え、前記単位変換器は、少なくとも第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、直流コンデンサを有して、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の導通/遮断によって、前記端子に前記コンデンサの電圧を出力可能に構成されており、前記単位変換器を1つまたは複数カスケード接続してアームを構成し、前記単位変換器の少なくとも1つの前記直流コンデンサと並列にサイリスタが接続され、前記アームを少なくとも2つ接続してレグを構成する電力変換装置を制御する電力変換装置の制御方法において、
    前記直流コンデンサから前記サイリスタを経由する放電経路のインダクタンスは、インダクタンス<直流コンデンサ定格電圧/圧接型サイリスタの電流上昇率耐量の条件を満足するように選定されて、
    前記サイリスタが導通状態となった際に、前記サイリスタの電流上昇率耐量よりも高い電流上昇率の電流を流す電力変換装置の制御方法。
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