JP2015130442A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造工程を簡易なものとする。【解決手段】半導体装置の製造方法において、互いに異なる色の光を検出する画素がそれぞれ形成される複数の領域ARの各々において、フォトダイオードPDを覆うように形成された層間絶縁膜IL上に、ライナー膜LF1を形成する。その後、ライナー膜LF1を貫通して層間絶縁膜ILの途中まで達する開口部OPを形成する。また、複数の領域ARの各々において、ライナー膜LF1の厚さが互いに異なるように、ライナー膜LF1を形成する。ライナー膜LF1の厚さが薄い領域における開口部OPの底面の高さ位置が、ライナー膜LF1の厚さが厚い領域における開口部OPの底面の高さ位置より低い。【選択図】図12

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、例えば、固体撮像素子を含む半導体装置の製造方法に好適に利用できるものである。
デジタルカメラなどに用いられる固体撮像素子(以下、単に撮像素子とも称する)として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いたCMOSイメージセンサの開発が進められている。このCMOSイメージセンサは、マトリクス状に配列され、光をそれぞれ検出する複数の画素を有している。また、これらの複数の画素の各々の内部には、例えば赤、青または緑の各色の光を検出して電荷を発生させるフォトダイオードなどの光電変換素子が形成されている。複数のフォトダイオードの各々の上方には、例えば赤、青または緑など互いに異なる複数の特定の色のいずれかの光を透過するカラーフィルタが形成されており、カラーフィルタを透過した特定の色の光がフォトダイオードに入射される。
このようなCMOSイメージセンサでは、画素数の増加および画素の微細化に伴って、複数の画素の各々に光が入射される効率を向上させるために、それぞれの画素において、フォトダイオードの上方に光導波路が形成されている。
特開2010−212535号公報(特許文献1)には、互いに異なる複数の色の光を受光して光電変換する光電変換部を有する複数の画素で構成された画素アレイ部を設けた基板の上部で、配線層中に、複数の画素のそれぞれの光電変換部に光を導く光導波路を形成する技術が開示されている。
特開2010−212535号公報
このように、フォトダイオードの上方に光導波路を形成する場合、例えば赤、緑および青のいずれの色を検出する画素においても、フォトダイオードが光を検出する際の効率を最大にすることが望ましい。そして、互いに異なる色を検出する各画素において光を検出する際の効率を最大にするために、フォトダイオードに入射される入射光の波長に応じて、光導波路の下面とフォトダイオードの上面との距離を変更することが望ましい。
例えば半導体基板の主面にフォトダイオードを形成し、層間絶縁膜および配線層を形成した後、配線層および層間絶縁膜をエッチングして光導波路を形成するための開口部を形成する場合、例えばエッチング時間を調整することにより、互いに異なる色を検出する各画素において、開口部の底面の高さ位置を異ならせることもできる。しかし、このような場合、配線層および層間絶縁膜をエッチングするエッチング工程を、互いに異なる色を検出する各画素において別々に行わなければならず、半導体装置の製造工程が複雑になるおそれがある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置の製造方法において、互いに異なる色の光を検出する各画素が形成される各々の領域において、フォトダイオードを覆うように形成された層間絶縁膜を含む第1膜上に、ライナー膜としての第2膜を形成する。その後、第2膜を貫通して第1膜の途中まで達する開口部を形成する。また、各々の領域において、第2膜の厚さが互いに異なるように、第2膜を形成する。第2膜の厚さが薄い領域における開口部の底面の高さ位置は、第2膜の厚さが厚い領域における開口部の底面の高さ位置より低い。
一実施の形態によれば、半導体装置の製造工程を簡易なものとすることができる。
実施の形態の半導体装置の構成を示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程の一部を示す製造プロセスフロー図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 比較例の半導体装置の製造工程の一部を示す製造プロセスフロー図である。 比較例の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 比較例の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 比較例の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。 比較例の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことはいうまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、代表的な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
さらに、実施の形態で用いる図面においては、断面図であっても図面を見やすくするためにハッチングを省略する場合もある。
(実施の形態)
<半導体装置の構成>
まず、実施の形態の半導体装置としての撮像素子の構成を説明する。図1は、実施の形態の半導体装置の構成を示す断面図である。
本実施の形態の半導体装置としての撮像素子は、互いに異なる色の光を検出する複数の種類の画素を有する。
図1に示すように、本実施の形態の半導体装置としての撮像素子は、例えば単結晶シリコン(Si)などからなる半導体基板SBを有する。半導体基板SBは、その主面としての上面に、画素が形成された領域である領域ARを複数有する。複数の領域ARの各々は、半導体基板SBの主面としての上面内における第1方向と、半導体基板SBの主面としての上面内における方向であって第1方向に交差する第2方向とにマトリクス状に配列されている。すなわち、半導体基板SBは、半導体基板SBの主面としての上面に、それぞれ画素が形成される複数の領域ARがマトリクス状に配列された画素領域を有する。
複数の領域ARの各々には、撮像素子の受光部としての画素が形成されている。したがって、複数の画素は、半導体基板SBの主面としての上面内における方向である第1方向と、半導体基板SBの主面としての上面内における方向であって第1方向に交差する第2方向とにマトリクス状に配列されている。
なお、半導体基板SBは、半導体基板SBの主面としての上面に、画素領域と並んで配置された周辺回路領域(図示は省略)を有してもよい。周辺回路領域には、受光部ではなく、例えばスイッチングなどに用いられる素子であって、高速動作が可能なトランジスタ、および、その上の配線層などが形成されている。
複数の領域ARの各々には、各画素を構成するフォトダイオードPD、転送用トランジスタTX、および増幅用トランジスタなどが形成されている。フォトダイオードPDは、入射光を受光して電荷に変換する光電変換素子である。転送用トランジスタTXは、フォトダイオードにより入射光が変換されることにより生成された電荷を転送するためのトランジスタである。なお、複数の画素の各々には、フォトダイオードPDの上方に位置する部分、すなわち、後述する光導波路WGおよびカラーフィルタCFも含まれる。
複数の領域ARに亘って半導体基板SBの上面側には、例えばホウ素(B)などのp型の不純物が導入されたp型半導体層PWが形成されている。一方、複数の領域ARの各々において、p型半導体層PWの上層部には、例えばリン(P)またはヒ素(As)などのn型の不純物が導入されたn型半導体層NWが、形成されている。したがって、複数の領域ARの各々において、p型半導体層PWは、n型半導体層NWの直下に形成されている。p型半導体層PWおよびn型半導体層NWはpn接合しており、フォトダイオードPDを構成している。
例えば半導体基板SBの主面としての上面の領域であって、赤(R)色の光が入射される画素が形成される領域ARrには、フォトダイオードPDrが形成されている。また、半導体基板SBの主面としての上面の領域であって、緑(G)色の光が入射される画素が形成される領域ARgには、フォトダイオードPDgが形成されている。さらに、半導体基板SBの主面としての上面の領域であって、青(B)色の光が入射される画素が形成される領域ARbには、フォトダイオードPDbが形成されている。フォトダイオードPDrは、赤(R)色の入射光を受光して電荷に変換する光電変換素子であり、フォトダイオードPDgは、緑(G)色の入射光を受光して電荷に変換する光電変換素子であり、フォトダイオードPDbは、青(B)色の入射光を受光して電荷に変換する光電変換素子である。
半導体基板SBの上面には、例えば酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜GIを介して、例えばポリシリコン膜からなるゲート電極GEが形成されている。ゲート電極GEの側面には、例えば酸化シリコン膜からなるサイドウォールSWが形成されている。ゲート電極GEは、転送用トランジスタTXのゲート電極である。一方、フォトダイオードPDを構成するn型半導体層NWが、転送用トランジスタTXのソース領域を兼ねている。
なお、図1では、転送用トランジスタTXのドレイン領域の図示を省略している。また、フォトダイオードPDは、フォトダイオードPDにおいて出力した信号を増幅する増幅用トランジスタなどのトランジスタに、転送用トランジスタTXを介して接続されているが、ここでは転送用トランジスタTXのみを図示しており、素子分離領域などの図示を省略している。
領域ARr、ARgおよびARbの各々において、フォトダイオードPDおよび転送用トランジスタTXを覆うように、半導体基板SBの上面上には、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜ILが形成されている。また、層間絶縁膜ILの上面は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法などにより平坦化されている。
層間絶縁膜ILのうち、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDr上に位置する部分を、部分ILrとする。また、層間絶縁膜ILのうち、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDg上に位置する部分を、部分ILgとする。さらに、層間絶縁膜ILのうち、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDb上に位置する部分を、部分ILbとする。
すなわち、部分ILrは、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDr上に位置する部分の層間絶縁膜ILである。また、部分ILgは、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDg上に位置する部分の層間絶縁膜ILである。さらに、部分ILbは、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDb上に位置する部分の層間絶縁膜ILである。
なお、フォトダイオードPDの上面、ゲート電極GEの上面、および、ゲート電極GEの側面に形成されたサイドウォールSWの表面には、例えば窒化シリコン膜からなるキャップ絶縁膜CAPが形成されていてもよい。このような場合には、層間絶縁膜ILは、フォトダイオードPD上および転送用トランジスタTX上に、キャップ絶縁膜CAPを介して形成されている。
また、層間絶縁膜ILが形成された後、層間絶縁膜ILを貫通して半導体基板SBに達するコンタクトプラグ(図示は省略)を複数形成することができる。この場合、コンタクトプラグの上面および層間絶縁膜ILの上面が、CMP法などにより平坦化されることになる。
層間絶縁膜IL上には、例えば炭窒化ケイ素(SiCN)膜などの絶縁膜からなるライナー膜LF1が形成されている。ライナー膜LF1は、層間絶縁膜ILを保護する保護膜である。
ライナー膜LF1のうち、領域ARrにおいて、層間絶縁膜ILの部分ILr上に位置する部分を、部分LF1rとする。また、ライナー膜LF1のうち、領域ARgで、層間絶縁膜ILの部分ILg上に位置する部分を、部分LF1gとする。さらに、ライナー膜LF1のうち、領域ARbで、層間絶縁膜ILの部分ILb上に位置する部分を、部分LF1bとする。
すなわち、部分LF1rは、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1である。また、部分LF1gは、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1である。さらに、部分LF1bは、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF1である。
部分LF1rの厚さTHr、部分LF1gの厚さTHg、および、部分LF1bの厚さTHbは、互いに異なる。これにより、ライナー膜LF3からライナー膜LF1までの各層をエッチングして層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中に達する開口部OPを形成する際に、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々の領域の間で、開口部OPの底面の高さ位置を異ならせることができる。
具体的には、領域ARrに入射する赤色の入射光の波長が、領域ARgに入射する緑色の入射光の波長よりも長く、領域ARgに入射する緑色の入射光の波長が、領域ARbに入射する青色の入射光の波長よりも長い。このとき、部分LF1rの厚さTHrは、部分LF1gの厚さTHgよりも薄く、部分LF1gの厚さTHgは、部分LF1bの厚さTHbよりも薄い。これにより、ライナー膜LF3からライナー膜LF1までの各層をエッチングして層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中に達する開口部OPを形成する際に、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々の領域の間で、入射光の波長が長いほど、開口部OPの底面の高さ位置を低くすることができる。
ライナー膜LF1上には、例えば酸化シリコン(SiO)膜からなる層間絶縁膜IL1が形成されている。
領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1には、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通する複数の配線溝が形成されている。複数の配線溝のそれぞれの内部に例えば銅(Cu)膜が埋め込まれることにより、複数の配線溝のそれぞれの内部に配線M1が形成されている。配線M1は上記コンタクトプラグを介して、半導体基板SBの上面に形成されたフォトダイオードPDまたは転送用トランジスタTXなどの半導体素子と電気的に接続される。
なお、ライナー膜LF1、層間絶縁膜IL1および配線M1は、第1配線層を構成している。
配線M1が、複数の領域ARの各々の間の領域に形成されたことにより、複数の領域ARの各々に形成されたフォトダイオードPDに光が入射される際に、配線M1により入射光が遮光されることを、防止または抑制することができる。なお、配線M1および層間絶縁膜IL1のそれぞれの上面は、CMP法などにより平坦化されていてもよい。
層間絶縁膜IL1および配線M1上には、例えば炭窒化ケイ素(SiCN)膜からなる絶縁膜LF21と、例えば酸素含有炭化ケイ素(SiCO)膜からなる絶縁膜LF22との積層絶縁膜としてのライナー膜LF2が形成されている。ライナー膜LF2は、層間絶縁膜IL1および配線M1を保護する保護膜である。あるいは、ライナー膜LF2は、配線M1を構成する例えば銅(Cu)の拡散を防止する拡散防止膜である。
ライナー膜LF2上には、例えば炭素含有酸化ケイ素(SiOC)膜などからなる層間絶縁膜IL2が形成されている。
領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、層間絶縁膜IL2には、層間絶縁膜IL2の上面に複数の配線溝が形成され、また、それらの配線溝の底面に、層間絶縁膜IL2を貫通する複数のビアホール(図示は省略)が形成されている。複数の配線溝および複数のビアホールのそれぞれの内部に例えば銅(Cu)膜が埋め込まれることにより、複数の配線溝のそれぞれの内部に配線M2が形成され、複数のビアホールのそれぞれの内部にビア(図示は省略)が形成されている。配線M2は上記ビアを介して、配線M1と電気的に接続される。
なお、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL2、配線M2および上記ビア(図示は省略)は、第2配線層を構成している。
配線M2が、複数の領域ARの各々の間の領域に形成されたことにより、複数の領域ARの各々に形成されたフォトダイオードPDに光が入射される際に、配線M2により入射光が遮光されることを、防止または抑制することができる。なお、配線M2および層間絶縁膜IL2のそれぞれの上面は、CMP法などにより平坦化される。
層間絶縁膜IL2および配線M2上には、例えば炭窒化ケイ素(SiCN)膜からなる絶縁膜LF31と、例えば酸素含有炭化ケイ素(SiCO)膜からなる絶縁膜LF32との積層絶縁膜としてのライナー膜LF3が形成されている。ライナー膜LF3は、層間絶縁膜IL2および配線M2を保護する保護膜である。あるいは、ライナー膜LF3は、配線M2を構成する例えば銅(Cu)の拡散を防止する拡散防止膜である。
このようにして、半導体基板SB上に、下方から上方に向かって順に、層間絶縁膜IL、ライナー膜LF1、層間絶縁膜IL1および配線M1からなる第1配線層、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL2および配線M2からなる第2配線層、ならびに、ライナー膜LF3が形成されている。なお、ライナー膜LF1よりも下層に形成された層間絶縁膜ILおよびキャップ絶縁膜CAPを下層膜LLFとし、ライナー膜LF1よりも上層に形成された層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL2およびライナー膜LF3をまとめて上層膜ULFとする。このとき、半導体基板SB上に、下方から上方に向かって順に、下層膜LLF、ライナー膜LF1および上層膜ULFが形成されている。
以下では、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、第1配線層を構成するライナー膜LF1の厚さを互いに異ならせ、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、開口部OPの底面の高さ位置を異ならせる例について説明する。しかし、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、いずれかの配線層を構成するライナー膜の厚さを互いに異ならせ、そのライナー膜を貫通して層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部の底面の高さ位置を異ならせればよい。したがって、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、第2配線層を構成するライナー膜LF2の厚さを互いに異ならせ、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、開口部OPの底面の高さ位置を異ならせることもできる。
あるいは、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、ライナー膜LF3の厚さを互いに異ならせ、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、開口部OPの底面の高さ位置を異ならせることもできる。このときは、厚さを異ならせるライナー膜を貫通して、ライナー膜よりも下層に形成された下層膜の厚さ方向の途中まで達する開口部を形成することになる。
複数の領域ARの各々では、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中までそれぞれ達する開口部OPが形成されている。
例えば領域ARrでは、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中までそれぞれ達する開口部OPrが形成されている。また、領域ARgでは、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中までそれぞれ達する開口部OPgが形成されている。さらに、領域ARbでは、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中までそれぞれ達する開口部OPbが形成されている。
開口部OPrの底面の高さ位置を高さ位置HPrとし、開口部OPgの底面の高さ位置を高さ位置HPgとし、開口部OPbの底面の高さ位置を高さ位置HPbとするとき、高さ位置HPr、HPgおよびHPbは、互いに異なる。好適には、高さ位置HPrは、高さ位置HPgよりも低く、高さ位置HPgは、高さ位置HPbよりも低い。これにより、互いに異なる色の光を検出する各画素において、光導波路WGの下面からフォトダイオードPDの上面までの距離を調整することができる。
開口部OPの内部を含めてライナー膜LF3上には、例えば窒化シリコン膜からなる絶縁膜IL3が形成され、開口部OPの内部が絶縁膜IL3により埋め込まれている。これにより、領域ARにおいて、フォトダイオードPDの上方に、開口部OPに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDに入射光を導く光導波路WGが形成されている。
例えば領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に、開口部OPrに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDrに赤(R)色の入射光を導く光導波路WGrが形成されている。また、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に、開口部OPgに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDgに緑(G)色の入射光を導く光導波路WGgが形成されている。さらに、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に、開口部OPbに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDbに青(B)色の入射光を導く光導波路WGbが形成されている。
例えば窒化シリコン膜からなる光導波路WGの屈折率は、比較的大きく、例えば1.97程度である。これにより、光導波路WGの屈折率を、光導波路WGの周囲の配線層の平均的な屈折率よりも高くすることができるので、マイクロレンズMLおよびカラーフィルタCFを通って光導波路WGに入射された入射光を、あまり減衰させずにフォトダイオードPDに導くことができる。
領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、光導波路WG上には、例えば酸化シリコン膜からなる隔壁BWが形成されている。
隣り合う隔壁BW同士の間には、カラーフィルタCFが形成されている。カラーフィルタCFは、例えば赤(R)、緑(G)または青(B)などの特定の色の光を透過させ、その他の色の光を透過させない膜である。言い換えれば、カラーフィルタCFは、ある特定の範囲の波長の光を透過させ、その他の波長の光を透過させる膜である。したがって、カラーフィルタCFは、例えば赤(R)、緑(G)および青(B)の各色に着色された膜からなる。
領域ARrにおいて、隣り合う隔壁BW同士の間に赤色のカラーフィルタCFrが形成されており、領域ARgにおいて、隣り合う隔壁BW同士の間に緑色のカラーフィルタCFgが形成されており、領域ARbにおいて、隣り合う隔壁BW同士の間に青色のカラーフィルタCFbが形成されている。
本実施の形態の半導体装置である撮像素子は、半導体基板SBの主面側、すなわち上面側から各画素が形成された領域ARに照射された光を、フォトダイオードPDにより入射光として受光して電荷に変換し、変換された電荷を信号情報として読みとることにより、画像情報データなどを得るものである。領域ARに照射された光は、カラーフィルタCFの上面に入射され、カラーフィルタCF、光導波路WGおよび層間絶縁膜ILを透過してフォトダイオードPDに入射される。
なお、図1に示すように、領域ARr、ARgおよびARbの各々において、カラーフィルタCF上には、上面として凸曲面を有するマイクロレンズMLが形成されていてもよい。マイクロレンズMLは、その上面が湾曲した凸レンズであり、光が透過する膜からなる。マイクロレンズMLは、半導体基板SBの主面側、すなわち上面側から各画素が形成された領域ARに照射される光を、カラーフィルタCF、光導波路WGおよび層間絶縁膜ILを介してフォトダイオードPDに集光する。
<半導体装置の製造方法>
次に、本実施の形態の半導体装置の製造方法について説明する。図2は、実施の形態の半導体装置の製造工程の一部を示す製造プロセスフロー図である。図3〜図13は、実施の形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
まず、フォトダイオードPDを形成する(図2のステップS11)。このステップS11では、まず、図3に示すように、例えば単結晶シリコン(Si)などからなる半導体基板SBを用意する。半導体基板SBは、その主面としての上面に、画素が形成される領域である領域ARを複数有する。複数の領域ARの各々は、半導体基板SBの主面としての上面内における第1方向と、半導体基板SBの主面としての上面内における方向であって第1方向に交差する第2方向とにマトリクス状に配列されている。すなわち、半導体基板SBは、半導体基板SBの主面としての上面に、それぞれ画素が形成される複数の領域ARがマトリクス状に配列された画素領域を有する。
複数の領域ARの各々には、撮像素子の受光部としての画素が形成される。したがって、複数の画素は、半導体基板SBの主面としての上面内における方向である第1方向と、半導体基板SBの主面としての上面内における方向であって第1方向に交差する第2方向とにマトリクス状に配列される。
なお、半導体基板SBは、半導体基板SBの主面としての上面に、画素領域と並んで配置された周辺回路領域(図示は省略)を有してもよい。周辺回路領域には、受光部ではなく、例えばスイッチングなどに用いられる素子であって、高速動作が可能なトランジスタ、および、その上の配線層などが形成されている。
次に、複数の領域ARの各々に、各画素を構成するフォトダイオードPD、転送用トランジスタTX、および増幅用トランジスタなどを形成する。
複数の領域ARに亘って半導体基板SBの上面側には、例えばホウ素(B)などのp型の不純物が導入されたp型半導体層PWが形成される。一方、複数の領域ARの各々において、p型半導体層PWの上層部には、例えばリン(P)またはヒ素(As)などのn型の不純物が導入されたn型半導体層NWが、形成される。したがって、複数の領域ARの各々において、p型半導体層PWは、n型半導体層NWの直下に形成される。p型半導体層PWおよびn型半導体層NWはpn接合し、フォトダイオードPDを構成する。
例えば半導体基板SBの主面としての上面の領域であって、赤(R)色の光が入射される画素が形成される領域ARrには、フォトダイオードPDrを形成する。また、半導体基板SBの主面としての上面の領域であって、緑(G)色の光が入射される画素が形成される領域ARgには、フォトダイオードPDgを形成する。さらに、半導体基板SBの主面としての上面の領域であって、青(B)色の光が入射される画素が形成される領域ARbには、フォトダイオードPDbを形成する。
半導体基板SBの上面には、例えば酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜GIを介して、例えばポリシリコン膜からなるゲート電極GEが形成される。ゲート電極GEの側面には、例えば酸化シリコン膜からなるサイドウォールSWが形成される。ゲート電極GEは、転送用トランジスタTXのゲート電極である。一方、フォトダイオードPDを構成するn型半導体層NWが、転送用トランジスタTXのソース領域を兼ねる。
なお、図3では、転送用トランジスタTXのドレイン領域の図示を省略している。また、フォトダイオードPDは、フォトダイオードPDにおいて出力した信号を増幅する増幅用トランジスタなどのトランジスタに、転送用トランジスタTXを介して接続されるが、ここでは転送用トランジスタTXのみを図示しており、素子分離領域などの図示を省略している。
次に、層間絶縁膜ILを形成する(図2のステップS12)。このステップS12では、図4に示すように、複数の領域ARの各々において、フォトダイオードPDおよび転送用トランジスタTXなどの半導体素子を覆うように、半導体基板SBの上面上に、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜ILを、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成する。また、層間絶縁膜ILの上面を、CMP法などにより平坦化する。
層間絶縁膜ILのうち、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDr上に位置する部分を、部分ILrとする。また、層間絶縁膜ILのうち、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDg上に位置する部分を、部分ILgとする。さらに、層間絶縁膜ILのうち、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDb上に位置する部分を、部分ILbとする。
すなわち、部分ILrは、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDr上に位置する部分の層間絶縁膜ILである。また、部分ILgは、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDg上に位置する部分の層間絶縁膜ILである。さらに、部分ILbは、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDb上に位置する部分の層間絶縁膜ILである。
なお、フォトダイオードPDの上面、ゲート電極GEの上面、および、ゲート電極GEの側面に形成されたサイドウォールSWの表面に、例えば窒化シリコン膜からなるキャップ絶縁膜CAPを形成してもよい。このような場合には、層間絶縁膜ILを、フォトダイオードPD上および転送用トランジスタTX上に、キャップ絶縁膜CAPを介して形成する。
また、層間絶縁膜ILを形成した後、層間絶縁膜ILを貫通して半導体基板SBに達するコンタクトホール(図示は省略)を形成し、形成されたコンタクトホール内を金属膜により埋め込むことにより、コンタクトホール内に埋め込まれた金属膜からなるコンタクトプラグ(図示は省略)を複数形成することができる。この場合、コンタクトプラグの上面および層間絶縁膜ILの上面を、CMP法などにより平坦化することになる。
次に、ライナー膜LF1を堆積する(図2のステップS13)。このステップS13では、図5に示すように、層間絶縁膜IL上に、例えば炭窒化ケイ素(SiCN)膜などの絶縁膜からなるライナー膜LF1を堆積する。ライナー膜LF1は、例えば層間絶縁膜ILを保護する保護膜である。なお、このときのライナー膜LF1の厚さ、すなわち初めの厚さを厚さTHとする。
ライナー膜LF1のうち、領域ARrにおいて、層間絶縁膜ILの部分ILr上に位置する部分を、部分LF1rとする。また、ライナー膜LF1のうち、領域ARgで、層間絶縁膜ILの部分ILg上に位置する部分を、部分LF1gとする。さらに、ライナー膜LF1のうち、領域ARbで、層間絶縁膜ILの部分ILb上に位置する部分を、部分LF1bとする。
すなわち、部分LF1rは、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1である。また、部分LF1gは、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1である。さらに、部分LF1bは、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF1である。
このステップS13では、例えばSiCN膜からなるライナー膜LF1を堆積する場合、好適には、テトラメチルシラン(Tetra Metyl Silane;TMS)ガスとアンモニア(NH)ガスとを原料ガスとするCVD法により堆積することができる。CVD法として、好適には、高密度プラズマ(High Density Plasma;HDP)CVD法を用いることができる。
次に、ライナー膜LF1をエッチングする(図2のステップS14)。このステップS14では、まず、図6に示すように、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHrが、ライナー膜LF1の初めの厚さTHよりも薄くなるように、領域ARrにおいて、ライナー膜LF1を、フォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてエッチングする。
まず、ライナー膜LF1上にレジスト液を塗布してレジスト膜RS1を形成し、形成されたレジスト膜RS1をパターン露光および現像する。これにより、領域ARrで、レジスト膜RS1を貫通して、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1に達する開口部OR1を形成する。そして、開口部OR1が形成されたレジスト膜RS1からなるレジストパターンRP1を形成する。開口部OR1の底面には、ライナー膜LF1の上面が露出し、領域ARgおよびARb、ならびに、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、ライナー膜LF1はレジスト膜RS1により覆われる。
その後、レジストパターンRP1をマスクとして、レジストパターンRP1の開口部OR1の底面に露出した部分のライナー膜LF1のエッチングを行う。これにより、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHr、すなわちライナー膜LF1の部分LF1rの厚さTHrが、ライナー膜LF1の初めの厚さTHよりも薄くなる。例えばエッチングガスを用いたドライエッチング法により、ライナー膜LF1をエッチングすることができる。エッチングガスとして、四フッ化炭素(CF)ガスもしくはトリフルオロメタン(CHF)ガスなどのフッ化炭素(フルオロカーボン)ガス、三フッ化窒素(NF)ガスまたは六フッ化硫黄(SF)ガスなどのフッ素を含むガスを用いることが好ましく、その中でもCFガスまたはNFガスを用いることがより好ましい。
その後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングにより、レジストパターンRP1を除去する。
また、ステップS14では、次に、図7に示すように、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHgが、ライナー膜LF1の初めの厚さTHよりも薄くなるように、領域ARgにおいて、ライナー膜LF1を、フォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてエッチングする。また、このとき、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHrが、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHgよりも薄くなるように、領域ARgにおいて、ライナー膜LF1を、フォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてエッチングする。
まず、ライナー膜LF1上にレジスト液を塗布してレジスト膜RS2を形成し、形成されたレジスト膜RS2をパターン露光および現像する。これにより、領域ARgで、レジスト膜RS2を貫通して、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1に達する開口部OR2を形成する。そして、開口部OR2が形成されたレジスト膜RS2からなるレジストパターンRP2を形成する。開口部OR2の底面には、ライナー膜LF1の上面が露出し、領域ARrおよびARb、ならびに、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、ライナー膜LF1はレジスト膜RS2により覆われる。
その後、レジストパターンRP2をマスクとして、レジストパターンRP2の開口部OR2の底面に露出した部分のライナー膜LF1のエッチングを行う。このとき、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHg、すなわちライナー膜LF1の部分LF1gの厚さTHgが、ライナー膜LF1の初めの厚さTHよりも薄くなり、かつ、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHrよりも厚くなるように、エッチングを行う。例えばエッチングガスを用いたドライエッチング法により、ライナー膜LF1をエッチングすることができる。エッチングガスとして、領域ARgにおいてライナー膜LF1のエッチングを行う際に用いたエッチングガスと同様のエッチングガスを用いることができる。
その後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングにより、レジストパターンRP2を除去する。
ステップS14が行われた後のライナー膜LF1の部分LF1bの厚さを厚さTHbとすると、厚さTHbは厚さTHに等しい。そのため、厚さTHrは厚さTHgよりも薄く、厚さTHgは厚さTHbよりも薄い。すなわち、領域ARrに入射する入射光の波長が、領域ARgに入射する入射光の波長よりも長いとき、好適には、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHrは、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHgよりも薄い。また、領域ARgに入射する入射光の波長が、領域ARbに入射する入射光の波長よりも長いとき、好適には、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHgは、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHbよりも薄い。
なお、領域ARrにおけるライナー膜LF1のエッチング、および、領域ARgにおけるライナー膜LF1のエッチングについては、いずれの順に行われてもよい。
また、本実施の形態に示す例では、領域ARbで、ライナー膜LF1のエッチングを行わない。しかし、領域ARr、ARgおよびARbの各々におけるライナー膜LF1の厚さTHr、THgおよびTHbの間の大小関係が満たされるのであれば、領域ARbにおいてもライナー膜LF1のエッチングを行ってもよい。この場合、領域ARrにおけるライナー膜LF1のエッチング、領域ARgにおけるライナー膜LF1のエッチング、および、領域ARbにおけるライナー膜LF1のエッチングについては、いずれの順に行われてもよい。
さらに、本実施の形態では、ライナー膜LF1を堆積した後、厚さTHrが厚さTHgよりも薄く、厚さTHgが厚さTHbよりも薄くなるように、ライナー膜LF1をエッチングする。しかし、ライナー膜LF1を堆積する際に、領域ARr、ARgおよびARbの各々において堆積時間を異ならせることなどにより、厚さTHrが厚さTHgよりも薄く、厚さTHgが厚さTHbよりも薄くなるように、ライナー膜LF1を堆積することにより、エッチングを行わずにライナー膜LF1を形成してもよい。
次に、層間絶縁膜IL1および配線M1を形成する(ステップS15)。このステップS15では、図8に示すように、まず、ライナー膜LF1上に、例えばテトラエトキシシラン(Tetraethyl orthosilicate;TEOS)ガスを原料ガスとするCVD法により、酸化シリコン(SiO)膜からなる層間絶縁膜IL1を形成する。これにより、領域ARr、ARgおよびARbにおいて、ライナー膜LF1上に、層間絶縁膜IL1が形成される。
次いで、いわゆるシングルダマシン法を用いて、層間絶縁膜IL1の上面の配線溝に埋め込まれた配線M1を形成する。
まず、図8に示すように、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を、フォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてパターニングすることにより、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通する複数の配線溝を形成する。
この層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1をパターニングする工程では、例えばフッ化炭素(フルオロカーボン)ガスを含むガスをエッチングガスとしたドライエッチング法により、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1をエッチングすることができる。
その後、図8に示すように、複数の配線溝のそれぞれの内部に、例えば銅(Cu)膜を埋め込むことにより、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、各配線溝内の配線M1を形成する。配線M1は、上記コンタクトプラグを介して、半導体基板SBの上面に形成されたフォトダイオードPDまたは転送用トランジスタTXなどの半導体素子と電気的に接続される。
なお、ライナー膜LF1、層間絶縁膜IL1および配線M1は、第1配線層を構成する。
配線M1が、複数の領域ARの各々の間の領域に形成されることにより、複数の領域ARの各々に形成されたフォトダイオードPDに光が入射される際に、配線M1により入射光が遮光されることを、防止または抑制することができる。なお、配線M1および層間絶縁膜IL1のそれぞれの上面は、CMP法などにより平坦化される。
次に、ライナー膜LF2を形成する(図2のステップS16)。このステップS16では、図9に示すように、層間絶縁膜IL1上および配線M1上に、例えば炭窒化ケイ素(SiCN)膜からなる絶縁膜LF21と、例えば酸素含有炭化ケイ素(SiCO)膜からなる絶縁膜LF22との積層絶縁膜としてのライナー膜LF2を形成する。これにより、領域ARr、ARgおよびARbにおいて、層間絶縁膜IL1上および配線M1上に、ライナー膜LF2が形成される。ライナー膜LF2は、層間絶縁膜IL2を保護する保護膜である。あるいは、ライナー膜LF2は、配線M1を構成する例えば銅(Cu)の拡散を防止する拡散防止膜である。
このステップS16では、まず、例えばSiCN膜からなる絶縁膜LF21を形成する。このとき、ステップS13と同様に、絶縁膜LF21を、好適には、TMSガスとアンモニア(NH)ガスとを原料ガスとするCVD法により形成することができる。
続いて、例えばSiCO膜からなる絶縁膜LF22を形成する。このとき、絶縁膜LF22を、例えば、TMSガスを原料ガスとするCVD法により形成することができる。なお、SiCO膜は、主成分としての炭化ケイ素(SiC)膜に酸素(O)が結合したものである。
次に、層間絶縁膜IL2および配線M2を形成する(ステップS17)。このステップS17では、図10に示すように、まず、ライナー膜LF2上に、例えばトリメチルシラン(SiH(CH)ガスと酸素(O)ガスとを原料ガスとするCVD法により、炭素含有酸化ケイ素(SiOC)膜からなる層間絶縁膜IL2を形成する。これにより、領域ARr、ARgおよびARbにおいて、ライナー膜LF2上に、層間絶縁膜IL2が形成される。
なお、SiOC膜は、主成分としての酸化ケイ素(SiO)膜に炭素(C)が含有されたものである。したがって、SiOC膜における酸素の含有量に対する炭素の含有量は、SiCO膜における酸素の含有量に対する炭素の含有量に比べて小さい。
次いで、いわゆるデュアルダマシン法を用いて、層間絶縁膜IL2の上面の配線溝に埋め込まれた配線M2と、配線M2の直下において配線M2およびM1を接続するビア(図示は省略)とを形成する。
まず、図10に示すように、層間絶縁膜IL2をフォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてパターニングする。これにより、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、層間絶縁膜IL2の上面に複数の配線溝を形成し、また、それらの配線溝の底面に、層間絶縁膜IL2を貫通する複数のビアホール(図示は省略)を形成する。
この層間絶縁膜IL2をパターニングする工程では、例えばフッ化炭素(フルオロカーボン)ガスを含むガスをエッチングガスとしたドライエッチング法により、層間絶縁膜IL2をエッチングすることができる。
その後、図10に示すように、複数の配線溝および複数のビアホールのそれぞれの内部に、例えば銅(Cu)膜を埋め込むことにより、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、各配線溝内の配線M2と、各ビアホール内のビアとを形成する。配線M2は、上記ビアを介して、配線M1と電気的に接続される。
なお、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL2、配線M2および上記ビア(図示は省略)は、第2配線層を構成する。
配線M2が、複数の領域ARの各々の間の領域に形成されることにより、複数の領域ARの各々に形成されたフォトダイオードPDに光が入射される際に、配線M2により入射光が遮光されることを、防止または抑制することができる。なお、配線M2および層間絶縁膜IL2のそれぞれの上面は、CMP法などにより平坦化される。
次に、ライナー膜LF3を形成する(図2のステップS18)。このステップS18では、ステップS17と同様に、図11に示すように、層間絶縁膜IL2上に、例えば炭窒化ケイ素(SiCN)膜からなる絶縁膜LF31と、例えば酸素含有炭化ケイ素(SiCO)膜からなる絶縁膜LF32との積層絶縁膜としてのライナー膜LF3を、例えばCVD法により形成する。これにより、領域ARr、ARgおよびARbにおいて、層間絶縁膜IL2上および配線M2上に、ライナー膜LF3が形成される。ライナー膜LF3は、層間絶縁膜IL2を保護する保護膜である。あるいは、ライナー膜LF3は、配線M2を構成する例えば銅(Cu)の拡散を防止する拡散防止膜である。
次に、開口部OPを形成する(図2のステップS19)。このステップS19では、図12に示すように、領域ARにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILをフォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてパターニングする。これにより、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPを形成する。
例えば領域ARrにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPrを形成する。また、領域ARgにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPgを形成する。さらに、領域ARbにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPbを形成する。
このステップS19では、まず、ライナー膜LF3上にレジスト液を塗布してレジスト膜RS3を形成し、形成されたレジスト膜RS3をパターン露光および現像する。これにより、レジスト膜RS3を貫通して、フォトダイオードPDの上方に位置する部分のライナー膜LF3に達する開口部OR3を形成する。そして、開口部OR3が形成されたレジスト膜RS3からなるレジストパターンRP3を形成する。
例えば、領域ARrで、レジスト膜RS3を貫通して、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF3に達する開口部OR3rを形成する。また、領域ARgで、レジスト膜RS3を貫通して、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF3に達する開口部OR3gを形成する。さらに、領域ARbで、レジスト膜RS3を貫通して、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF3に達する開口部OR3bを形成する。そして、開口部OR3r、OR3gおよびOR3bが形成されたレジスト膜RS3からなるレジストパターンRP3を形成する。
開口部OR3r、OR3gおよびOR3bのそれぞれの底面には、ライナー膜LF3の上面が露出し、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域において、ライナー膜LF3はレジスト膜RS3により覆われる。
その後、レジストパターンRP3をマスクとして、レジストパターンRP3の開口部OR3の底面に露出した部分のライナー膜LF3、および、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL2のエッチングを行う。これにより、フォトダイオードPDの上方に位置する部分のライナー膜LF3および層間絶縁膜IL2を貫通して、フォトダイオードPDの上方に位置する部分のライナー膜LF2の上面に達する開口部を形成する。例えばエッチングガスを用いたドライエッチング法により、ライナー膜LF3および層間絶縁膜IL2をエッチングすることができる。エッチングガスとして、四フッ化炭素(CF)ガスもしくはトリフルオロメタン(CHF)ガスなどのフッ化炭素(フルオロカーボン)ガス、三フッ化窒素(NF)ガスまたは六フッ化硫黄(SF)ガスなどのフッ素を含むガスを用いることが好ましく、その中でもCFガスまたはNFガスを用いることがより好ましい。
例えば領域ARrでは、開口部OR3rの底面に露出した部分のライナー膜LF3、および、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL2のエッチングを行う。これにより、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF3および層間絶縁膜IL2を貫通して、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF2の上面に達する開口部を形成する。
また、領域ARgでは、開口部OR3gの底面に露出した部分のライナー膜LF3、および、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL2のエッチングを行う。これにより、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF3および層間絶縁膜IL2を貫通して、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF2の上面に達する開口部を形成する。
さらに、領域ARbでは、開口部OR3bの底面に露出した部分のライナー膜LF3、および、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL2のエッチングを行う。これにより、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF3および層間絶縁膜IL2を貫通して、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF2の上面に達する開口部を形成する。
このようなエッチングにおいて、例えばSiCN膜からなる絶縁膜LF21と、例えばSiCO膜からなる絶縁膜LF22とからなるライナー膜LF2は、例えばSiOC膜からなる層間絶縁膜IL2をエッチングする際のエッチングストッパ膜として機能する。すなわち、ライナー膜LF2のエッチング速度に対する、層間絶縁膜IL2のエッチング速度の比であるエッチング選択比は、1よりも大きい。したがって、開口部が層間絶縁膜IL2を貫通して、ライナー膜LF2の上面に達したところで、精度よくエッチングを停止することができる。
その後、開口部の底面に露出した部分のライナー膜LF2、ならびに、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILのエッチングを行う。これにより、フォトダイオードPDの上方に位置する部分のライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、フォトダイオードPD上に位置する部分の層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPを形成する。例えばエッチングガスを用いたドライエッチング法により、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1をエッチングすることができる。エッチングガスとして、四フッ化炭素(CF)ガスもしくはトリフルオロメタン(CHF)ガスなどのフッ化炭素(フルオロカーボン)ガス、三フッ化窒素(NF)ガスまたは六フッ化硫黄(SF)ガスなどのフッ素を含むガスを用いることが好ましく、その中でもCFガスまたはNFガスを用いることがより好ましい。
例えば領域ARrでは、開口部の底面に露出した部分のライナー膜LF2、ならびに、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILのエッチングを行う。これにより、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、フォトダイオードPDr上に位置する部分の層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPrを形成する。
また、領域ARgでは、開口部の底面に露出した部分のライナー膜LF2、ならびに、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILのエッチングを行う。これにより、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、フォトダイオードPDg上に位置する部分の層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPgを形成する。
さらに、領域ARbでは、開口部の底面に露出した部分のライナー膜LF2、ならびに、その下に位置する部分の層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILのエッチングを行う。これにより、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、フォトダイオードPDb上に位置する部分の層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPbを形成する。
なお、ライナー膜LF3から層間絶縁膜ILまでの各層のエッチングについては、同一のエッチング工程により連続して行うこともでき、上記したように、例えばライナー膜LF2の上面でエッチングを停止するなど、複数のエッチング工程に分けて行うこともできる。
フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHr、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHg、および、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHbは、互いに異なる。また、例えばSiCN膜からなるライナー膜LF1は、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜IL1をエッチングする際のエッチングストッパ膜として機能する。そのため、領域ARr、ARgおよびARbの各々において、ライナー膜LF1をエッチングする時間、すなわち開口部OPがライナー膜LF1の上面から下面までライナー膜LF1を貫通する時間を、互いに異ならせることができる。したがって、開口部OPrの底面の高さ位置を高さ位置HPrとし、開口部OPgの底面の高さ位置を高さ位置HPgとし、開口部OPbの底面の高さ位置を高さ位置HPbとするとき、高さ位置HPr、HPgおよびHPbを、互いに異ならせることができる。
領域ARrに入射する入射光の波長が、領域ARgに入射する入射光の波長よりも長いとき、好適には、領域ARrにおいてフォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHrは、領域ARgにおいてフォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHgよりも薄い。また、領域ARgに入射する入射光の波長が、領域ARbに入射する入射光の波長よりも長いとき、好適には、領域ARgにおいてフォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHgは、領域ARbにおいてフォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF1の厚さTHbよりも薄い。
ここで、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF1をエッチングする時間、すなわち開口部OPrがライナー膜LF1の上面から下面までライナー膜LF1を貫通する時間を、時間M1rとする。また、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF1をエッチングする時間、すなわち開口部OPgがライナー膜LF1の上面から下面までライナー膜LF1を貫通する時間を、時間M1gとする。さらに、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF1をエッチングする時間、すなわち開口部OPbがライナー膜LF1の上面から下面までライナー膜LF1を貫通する時間を、時間M1bとする。
一方、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDr上に位置する部分の層間絶縁膜ILをエッチングする時間を、時間M2rとする。また、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDg上に位置する部分の層間絶縁膜ILをエッチングする時間を、時間M2gとする。さらに、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDb上に位置する部分の層間絶縁膜ILをエッチングする時間を、時間M2bとする。
このような場合、時間M1rは、時間M1gよりも短く、時間M1gは、時間M1bよりも短い。
ここで、例えば層間絶縁膜IL1の上面が平坦化されておらず、領域ARr、ARgおよびARbのいずれにおいても層間絶縁膜IL1の厚さが等しい場合を考える。このような場合であって、開口部OPr、OPgおよびOPbを同時に形成するときは、時間M1rと時間M2rとの総和、時間M1gと時間M2gとの総和、および、時間M1bと時間M2bとの総和が、互いに等しくなる。そのため、時間M2rは、時間M2gよりも長く、時間M2gは、時間M2bよりも長い。したがって、図12に示すように、開口部OPrの底面の高さ位置HPrを、開口部OPgの底面の高さ位置HPgよりも低くし、開口部OPgの底面の高さ位置HPgを、開口部OPbの底面の高さ位置HPbよりも低くすることができる。
一方、層間絶縁膜IL1の上面が平坦化されている場合を考える。このような場合、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分の層間絶縁膜IL1の厚さTL1rは、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分の層間絶縁膜IL1の厚さTL1gよりも厚い。また、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分の層間絶縁膜IL1の厚さTL1gは、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分の層間絶縁膜IL1の厚さTL1bよりも厚い。
ここで、領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分の層間絶縁膜IL1をエッチングする時間を、時間M0rとする。また、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分の層間絶縁膜IL1をエッチングする時間を、時間M0gとする。さらに、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分の層間絶縁膜IL1をエッチングする時間を、時間M0bとする。このとき、時間M0rは、時間M0gよりも長く、時間M0gは、時間M0bよりも長い。
このような場合であって、開口部OPr、OPgおよびOPbを同時に形成するときは、時間M0rと時間M1rと時間M2rとの総和、時間M0gと時間M1gと時間M2gとの総和、および、時間M0bと時間M1bと時間M2bとの総和が、互いに等しくなる。
このようなエッチングにおいて、例えばSiCN膜からなるライナー膜LF1のエッチング速度に対する、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜IL1のエッチング速度の比であるエッチング選択比は、1よりも大きい。その結果、時間M0rと時間M0gとの差が、時間M1gと時間M1rとの差よりも小さいので、時間M2rは、時間M2gよりも長い。したがって、厚さTL1rが厚さTL1gよりも厚く、厚さTL1gが厚さTL1bよりも厚い場合にも、図12に示すように、開口部OPrの底面の高さ位置HPrを、開口部OPgの底面の高さ位置HPgよりも低くし、開口部OPgの高さ位置HPgを、開口部OPbの底面の高さ位置HPbよりも低くすることができる。
なお、本実施の形態では、開口部OPrを形成する際に、開口部OPgおよび開口部OPbを形成する場合について説明した。すなわち、開口部OPr、OPgおよびOPbを同時に形成する場合について説明した。しかし、開口部OPr、OPgおよびOPbのそれぞれを形成する際に、例えば層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1および層間絶縁膜ILの各層をエッチングする時間の総和を等しくすればよく、開口部OPr、OPgおよびOPbのそれぞれを同時に形成しなくてもよい。
その後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングによりレジストパターンRP3を除去する。
領域ARr、ARgおよびARbは、互いに隣り合う領域である。このとき、開口部OPrと開口部OPgとの間に位置する部分の複数の絶縁層であるライナー膜LF1、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL2およびライナー膜LF3、配線M1、ならびに、層間絶縁膜IL2の内部に形成された配線M2により、配線層が形成される。また、開口部OPgと開口部OPbとの間に位置する部分の複数の絶縁層であるライナー膜LF1、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL2およびライナー膜LF3、配線M1、ならびに、層間絶縁膜IL2の内部に形成された配線M2により、配線層が形成される。
次に、光導波路WGを形成する(図2のステップS20)。このステップS20では、図13に示すように、開口部OPの内部を含めてライナー膜LF3上に、例えば窒化シリコン膜からなる絶縁膜IL3を、例えばCVD法により形成し、開口部OPの内部を絶縁膜IL3により埋め込む。これにより、領域ARにおいて、フォトダイオードPDの上方に、開口部OPに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDに入射光を導く光導波路WGを形成する。
例えば領域ARrにおいて、フォトダイオードPDrの上方に、開口部OPrに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDrに赤(R)色の入射光を導く光導波路WGrを形成する。また、領域ARgにおいて、フォトダイオードPDgの上方に、開口部OPgに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDgに緑(G)色の入射光を導く光導波路WGgを形成する。さらに、領域ARbにおいて、フォトダイオードPDbの上方に、開口部OPbに埋め込まれた部分の絶縁膜IL3からなり、フォトダイオードPDbに青(B)色の入射光を導く光導波路WGbを形成する。
例えば窒化シリコン膜からなる光導波路WGの屈折率は、比較的大きく、例えば1.97程度である。これにより、光導波路WGの屈折率を、光導波路WGの周囲の配線層の平均的な屈折率よりも高くすることができるので、マイクロレンズMLおよびカラーフィルタCFを通って光導波路WGに入射された入射光を、あまり減衰させずにフォトダイオードPDに導くことができる。
領域ARrにおいて、光導波路WGrの下面からフォトダイオードPDrの上面までの距離を距離DSrとする。また、領域ARgにおいて、光導波路WGgの下面からフォトダイオードPDgの上面までの距離を距離DSgとする。さらに、領域ARbにおいて、光導波路WGbの下面からフォトダイオードPDbの上面までの距離を距離DSbとする。
また、光導波路WGの下面における直径を直径DM1とし、光導波路WGの下面から出射された光がフォトダイオードPDの上面に照射される領域の直径を直径DM2とする。さらに、例えば、波長λを有する光がフォトダイオードPDに入射される場合における効率を、直径DM2に対する直径DM1の比であると定義する。このとき、赤(R)、緑(G)および青(B)の各色の光を検出する画素における効率を等しくするためには、赤(R)、緑(G)および青(B)の順に、すなわち波長λの減少に伴って、光導波路WGの下面からフォトダイオードPDの上面までの距離を大きくすることが好ましい。これは、波長λの違いにより回折状態が異なることなどによる。
次に、光導波路WG上に、例えば酸化シリコン膜からなる膜をCVD法により形成し、フォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてパターニングする。これにより、領域ARr、ARgおよびARbのそれぞれの間の領域で、光導波路WG上に、例えば酸化シリコン膜からなる隔壁BWを形成する。
次に、隣り合う隔壁BW同士の間に、カラーフィルタCFを形成する。カラーフィルタCFは、例えば赤(R)、緑(G)および青(B)の各色に着色された膜からなる。
例えば領域ARrにおいて、隣り合う隔壁BW同士の間に赤色のカラーフィルタCFrを形成し、領域ARgにおいて、隣り合う隔壁BW同士の間に緑色のカラーフィルタCFgを形成し、領域ARbにおいて、隣り合う隔壁BW同士の間に青色のカラーフィルタCFbを形成する。以上により、図1に示した本実施の形態の半導体装置が完成する。
なお、カラーフィルタCFを形成した後、領域ARr、ARgおよびARbの各々において、カラーフィルタCF上に、マイクロレンズMLを形成してもよい。マイクロレンズMLは、その上面が湾曲した凸レンズであり、光が透過する膜からなる。マイクロレンズMLは、半導体基板SBの主面側、すなわち上面側から各画素が形成された領域ARに照射される光を、カラーフィルタCF、光導波路WGおよび層間絶縁膜ILを介してフォトダイオードPDに集光する。
例えば隔壁BW上およびカラーフィルタCF上に膜を形成した後、形成された膜を加熱して溶融させ、その膜の上面の形状を丸めることにより、マイクロレンズMLを形成することができる。
<レジストの使用量およびアッシングダメージについて>
次に、開口部を形成する際のレジストの使用量およびアッシングダメージについて、比較例の半導体装置の製造方法と対比しながら説明する。図14は、比較例の半導体装置の製造工程の一部を示す製造プロセスフロー図である。図15〜図18は、比較例の半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
図14に示すように、比較例の半導体装置の製造工程では、実施の形態の半導体装置の製造工程における図2のステップS11〜ステップS13と同様の工程を行って、ライナー膜LF1を形成する。次いで、図2のステップS14を行わずに、図2のステップS15〜ステップS18と同様の工程を行う(図14のステップS115〜ステップS118)。つまり、比較例では、図15に示すように、領域ARr、ARgおよびARbの各々の領域におけるライナー膜LF1の厚さがそれぞれ等しく、厚さTHである状態で、ライナー膜LF1上に、層間絶縁膜IL1、配線M1、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL2、配線M2およびライナー膜LF3を形成する。
次に、開口部OPr、OPgおよびOPbを形成する(図14のステップS119)。このステップS119では、まず、図16に示すように、領域ARbにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILをフォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてパターニングする。
まず、ライナー膜LF3上にレジスト液を塗布してレジスト膜RS101を形成し、形成されたレジスト膜RS101をパターン露光および現像する。これにより、領域ARbにおいて、レジスト膜RS101を貫通して、フォトダイオードPDbの上方に位置する部分のライナー膜LF3に達する開口部OR101を形成する。そして、開口部OR101が形成されたレジスト膜RS101からなるレジストパターンRP101を形成する。
その後、レジストパターンRP101をマスクとしてドライエッチングを行う。これにより、領域ARbにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、フォトダイオードPDb上に位置する部分の層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPbが形成される。その後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングにより、レジストパターンRP101を除去する。
また、ステップS119では、次に、図17に示すように、領域ARgにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILをフォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてパターニングする。
まず、ライナー膜LF3上にレジスト液を塗布してレジスト膜RS102を形成し、形成されたレジスト膜RS102をパターン露光および現像する。これにより、領域ARgにおいて、レジスト膜RS102を貫通して、フォトダイオードPDgの上方に位置する部分のライナー膜LF3に達する開口部OR102を形成する。そして、開口部OR102が形成されたレジスト膜RS102からなるレジストパターンRP102を形成する。
その後、レジストパターンRP102をマスクとしてドライエッチングを行う。これにより、領域ARgにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、フォトダイオードPDg上に位置する部分の層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPgが形成される。その後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングにより、レジストパターンRP102を除去する。
また、ステップS119では、次に、図18に示すように、領域ARrにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILをフォトリソグラフィ技術およびエッチング法を用いてパターニングする。
まず、ライナー膜LF3上にレジスト液を塗布してレジスト膜RS103を形成し、形成されたレジスト膜RS103をパターン露光および現像する。これにより、領域ARrにおいて、レジスト膜RS103を貫通して、フォトダイオードPDrの上方に位置する部分のライナー膜LF3に達する開口部OR103を形成する。そして、開口部OR103が形成されたレジスト膜RS103からなるレジストパターンRP103を形成する。
その後、レジストパターンRP103をマスクとしてドライエッチングを行う。これにより、領域ARrにおいて、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1およびライナー膜LF1を貫通して、フォトダイオードPDr上に位置する部分の層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPrが形成される。その後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングにより、レジストパターンRP103を除去する。
比較例では、その後、実施の形態の半導体装置の製造工程における図2のステップS20以降の工程と同様の工程を行って、半導体装置としての撮像素子を製造する。
比較例では、例えば領域ARr、ARgおよびARbの各々におけるエッチング時間の長さを互いに異なる長さにすることにより、開口部OPrの底面の高さ位置HPr、開口部OPgの底面の高さ位置HPg、および、開口部OPbの底面の高さ位置を、互いに異なる高さ位置にする。そして、領域ARr、ARgおよびARbの各々において、光導波路WGの下面からフォトダイオードPDの上面までの距離DSr、DRgおよびDSbを、互いに異ならせ、互いに異なる色を検出する画素ごとに効率が最大になるような最適な長さにする。
しかし、比較例では、ステップS119において、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILをエッチングするエッチング工程を、領域ARr、ARgおよびARbの各々に対応して3回行わなければならない。そのため、ライナー膜LF3から層間絶縁膜ILまでの複数層をエッチングする工程数が多くなる。したがって、半導体装置の製造工程が複雑なものとなり、製造コストが増大するおそれがある。
また、半導体基板上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成する場合、例えば回転している半導体基板の上面の回転中心にノズルを用いてレジスト液を供給し、供給されたレジスト液が半導体基板の上面を回転中心から外周に向かって遠心力により均一に広がることにより、レジスト膜が形成される。しかし、比較例では、図17および図18に示すように、ステップS119における3回のエッチング工程のうち2回目以降のエッチング工程においては、レジストパターンを形成する際に、既に形成された開口部OPにレジスト液が埋め込まれる。そのため、供給されたレジスト液が半導体基板の上面を回転中心から外周に向かって遠心力により均一に広がりにくくなる。このような場合、半導体基板の外周において形成されたレジスト膜の厚さが不均一になり、レジスト膜の塗布ムラが発生しやすくなるおそれがある。
一方、レジスト膜の厚さを厚くすることにより塗布ムラの影響を少なくすることも考えられる。しかし、レジスト膜を形成する際のレジスト液の供給量を増加させることになるため、レジスト液の使用量が増大するおそれがある。
さらに、比較例では、図16〜図18に示すように、ステップS119において、開口部OPが形成された後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングによりレジストパターンを除去するアッシング工程を、3回行わなければならない。開口部OPが形成された後のアッシング工程では、開口部OPは層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達しており、開口部OPの底面と、フォトダイオードPDの上面との距離が短くなっている。したがって、アッシング工程を行う際に、例えばフォトダイオードPDのn型半導体層NWまたはp型半導体層PWに結晶欠陥が形成されるなど、フォトダイオードPDまたは転送用トランジスタTXなどの半導体素子に損傷が与えられるおそれがある。
例えばフォトダイオードPDを構成する半導体領域に結晶欠陥が形成される場合、CMOSイメージセンサとしての撮像素子に暗電流が流れやすくなる。暗電流とは、光を照射していない状態でも電流が流れる現象をいい、この暗電流が増加すると、光が照射されていないにもかかわらず、光が照射されていると判断されて誤点灯を起こして白点が発生し、表示される画像の劣化を引き起こすことになる。したがって、比較例では、例えばフォトダイオードPDを構成する半導体領域に結晶欠陥が形成されることにより、白点が発生しやすくなり、表示される画像が劣化しやすくなるおそれがある。
上記特許文献1に記載されたように、互いに異なる色の光を検出する各画素が形成される各々の領域において、フォトダイオードのそれぞれの上方に、エッチングストッパとして機能するダミーパターンを互いに異なる高さに形成することも考えられる。また、各色のフォトダイオードのそれぞれの上方に位置する部分の配線層をエッチングする際に、それぞれのダミーパターンの上面でエッチングを停止させることにより、互いに異なる色の光を検出する各画素が形成される各々の領域において、開口部の底部からフォトダイオードの上面までの距離を変えることも考えられる。
しかし、上記特許文献1に記載されたダミーパターンは、配線層中にダミーパターン溝を形成し、形成されたダミーパターン溝を金属材料により埋め込むことにより形成されるものであり、光を遮光するか、または反射するものである。したがって、導波路孔としての開口部を形成した後、開口部の底部に残ったダミーパターンを除去する必要があり、半導体装置の製造工程における工程数が増加するおそれがある。
<本実施の形態の主要な特徴と効果>
本実施の形態では、撮像素子である半導体装置の製造方法において、互いに異なる色の光を検出する各画素が形成される各々の領域ARにおいて、フォトダイオードPDを覆うように形成された層間絶縁膜ILを含む第1膜上に、ライナー膜としての第2膜を形成する。その後、第2膜を貫通して第1膜の途中まで達する開口部OPを形成する。また、各々の領域ARにおいて、第2膜の厚さが互いに異なるように、第2膜を形成する。第2膜の厚さが薄い領域における開口部OPの底面の高さ位置は、第2膜の厚さが厚い領域における開口部OPの底面の高さ位置より低い。
これにより、互いに異なる色の光を検出する各画素において、光導波路WGの下面からフォトダイオードPDの上面までの距離、すなわち、光導波路WGの下面から出射された光がフォトダイオードPDに入射されるまでに進む距離を調整することができる。そのため、互いに異なる色の光を検出する各画素において、例えば光導波路WGの下面から出射された光がフォトダイオードPDの上面に照射される領域の直径に対する、光導波路WGの下面の直径の比である効率が等しくなるように、容易に調整することができる。したがって、CMOSイメージセンサとしての半導体装置の性能を容易に向上させることができる。
また、本実施の形態では、図12に示すように、ステップS19において、ライナー膜LF3、層間絶縁膜IL2、ライナー膜LF2、層間絶縁膜IL1、ライナー膜LF1および層間絶縁膜ILをエッチングするエッチング工程を、比較例のように3回も行う必要がなく、1回行うだけでよい。そのため、ライナー膜LF3から層間絶縁膜ILまでの複数層をエッチングする工程数を少なくすることができる。したがって、半導体装置の製造工程が簡易なものになり、製造コストを低減することができる。
あるいは、本実施の形態では、図12に示すように、ステップS19において、レジストパターンを形成する際に、開口部が形成されていない状態で、レジスト膜を形成するので、比較例のように、既に形成された開口部にレジスト液が埋め込まれるおそれがない。そのため、開口部が形成するためのレジスト膜を形成する際に、半導体基板の外周において形成されたレジスト膜の厚さが不均一になることを防止または抑制することができ、レジスト膜の塗布ムラが発生しやすくなることを防止または抑制することができる。
したがって、塗布ムラの影響を少なくするために、レジスト膜の厚さを厚くしなくてもよく、レジスト膜を形成する際のレジスト液の供給量を低減することができるため、レジスト液の使用量を低減することができる。
また、本実施の形態では、図12に示すように、ステップS19において、開口部OPが形成された後、例えば酸素プラズマを用いたアッシングによりレジストパターンを除去するアッシング工程を、比較例のように3回も行う必要がなく、1回行うだけでよい。したがって、アッシング工程を行う際に、例えばフォトダイオードPDのn型半導体層NWおよびp型半導体層PWに結晶欠陥が形成されることを防止または抑制することができ、フォトダイオードPDまたは転送用トランジスタTXなどの半導体素子に損傷が与えられることを防止または抑制することができる。
したがって、本実施の形態では、CMOSイメージセンサとしての撮像素子に暗電流が流れ、白点が発生することを防止または抑制することができるので、表示される画像が劣化することを防止または抑制することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施の形態では、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、第1配線層を構成するライナー膜LF1の厚さを互いに異ならせ、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、開口部OPの底面の高さ位置を異ならせる例について説明した。しかし、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、いずれかの配線層を構成するライナー膜の厚さを互いに異ならせ、そのライナー膜を貫通して、層間絶縁膜ILの厚さ方向の途中まで達する開口部OPの底面の高さ位置を異ならせればよい。したがって、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、第2配線層を構成するライナー膜LF2の厚さを互いに異ならせ、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、開口部OPの底面の高さ位置を異ならせることもできる。
あるいは、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、ライナー膜LF3の厚さを互いに異ならせ、複数の領域ARr、ARgおよびARbの各々において、開口部OPの底面の高さ位置を異ならせることもできる。
また、本実施の形態では、互いに異なる色の光をそれぞれ検出する3種類の画素を有する撮像素子としての半導体装置の製造方法について説明した。しかし、本実施の形態の半導体装置の製造方法を、互いに異なる色の光をそれぞれ検出する2種類の画素を有する撮像素子としての半導体装置の製造方法に適用することができる。あるいは、本実施の形態の半導体装置の製造方法を、互いに異なる色の光をそれぞれ検出する4種類以上の複数の種類の画素を有する撮像素子としての半導体装置の製造方法に適用することができる。
あるいは、本実施の形態では、光電変換素子としてフォトダイオードを有する撮像素子としての半導体装置の製造方法について説明した。しかし、本実施の形態の半導体装置の製造方法を、光電変換素子として電荷結合素子(Charge Coupled Device;CCD)など各種の光電変換素子を有する撮像素子としての半導体装置の製造方法に適用することができる。
AR、ARb、ARg、ARr 領域
BW 隔壁
CAP キャップ絶縁膜
CF、CFb、CFg、CFr カラーフィルタ
DSb、DSg、DSr 距離
GE ゲート電極
GI ゲート絶縁膜
HPb、HPg、HPr 高さ位置
IL、IL1、IL2 層間絶縁膜
IL3 絶縁膜
ILb、ILg、ILr 部分
LF1、LF2、LF3 ライナー膜
LF1b、LF1g、LF1r 部分
LF21、LF22、LF31、LF32 絶縁膜
LLF 下層膜
M1、M2 配線
ML マイクロレンズ
NW n型半導体層
OP、OPb、OPg、OPr 開口部
OR1、OR2、OR3、OR3b、OR3g、OR3r 開口部
PD、PDb、PDg、PDr フォトダイオード
PW p型半導体層
RP1、RP2、RP3 レジストパターン
RS1、RS2、RS3 レジスト膜
SB 半導体基板
SW サイドウォール
TH、THb、THg、THr 厚さ
TL1b、TL1g、TL1r 厚さ
TX 転送用トランジスタ
ULF 上層膜
WG、WGb、WGg、WGr 光導波路

Claims (11)

  1. (a)半導体基板の主面の第1領域に、第1入射光を受光して電荷に変換する第1光電変換素子を形成し、前記半導体基板の前記主面の第2領域に、前記第1入射光の色と異なる色の第2入射光を受光して電荷に変換する第2光電変換素子を形成する工程、
    (b)前記第1光電変換素子上および前記第2光電変換素子上に、第1膜を形成する工程、
    (c)前記第1膜上に、第2膜を形成する工程、
    (d)前記第2膜および前記第1膜をエッチングすることにより、前記第1領域で、前記第2膜を貫通して、前記第1光電変換素子上に位置する部分の前記第1膜の途中まで達する第1開口部を形成し、前記第2領域で、前記第2膜を貫通して、前記第2光電変換素子上に位置する部分の前記第1膜の途中まで達する第2開口部を形成する工程、
    (e)前記第1開口部および前記第2開口部を埋め込むように第3膜を形成する工程、
    を有し、
    前記(e)工程では、前記第1開口部に埋め込まれた部分の前記第3膜からなり、前記第1光電変換素子に前記第1入射光を導く第1光導波路を形成し、前記第2開口部に埋め込まれた部分の前記第3膜からなり、前記第2光電変換素子に前記第2入射光を導く第2光導波路を形成し、
    前記(c)工程では、前記第1領域で前記第1光電変換素子の上方に位置する部分の前記第2膜の第1厚さが、前記第2領域で前記第2光電変換素子の上方に位置する部分の前記第2膜の第2厚さよりも薄くなるように、前記第2膜を形成し、
    前記第1開口部の底面の第1高さ位置は、前記第2開口部の底面の第2高さ位置よりも低い、半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(c)工程は、
    (c1)前記第1膜上に、前記第2膜を堆積する工程、
    (c2)前記(c1)工程の後、前記第1厚さが前記第2厚さよりも薄くなるように、前記第2膜をエッチングする工程、
    を含む、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程では、前記第1開口部を形成する際に前記第2開口部を形成する、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2膜は、炭窒化ケイ素からなる、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程では、フッ素を含むガスを用いて、前記第2膜および前記第1膜をエッチングする、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(a)工程では、前記半導体基板の前記主面の第3領域に、前記第1入射光および前記第2入射光のいずれの色とも異なる色の第3入射光を受光して電荷に変換する第3光電変換素子を形成し、
    前記(b)工程では、前記第3光電変換素子上に、前記第1膜を形成し、
    前記(d)工程では、前記第3領域で、前記第2膜を貫通して、前記第3光電変換素子上に位置する部分の前記第1膜の途中まで達する第3開口部を形成し、
    前記(e)工程では、前記第3開口部を埋め込むように前記第3膜を形成し、前記第3開口部に埋め込まれた部分の前記第3膜からなり、前記第3光電変換素子に前記第3入射光を導く第3光導波路を形成し、
    前記第1入射光の波長は、前記第2入射光の波長よりも長く、
    前記第2入射光の波長は、前記第3入射光の波長よりも長く、
    前記(c)工程では、前記第2厚さが、前記第3領域で前記第3光電変換素子の上方に位置する部分の前記第2膜の第3厚さよりも薄くなるように、前記第2膜を形成し、
    前記第2高さ位置は、前記第3開口部の底面の第3高さ位置よりも低い、半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    (f)前記(c)工程の後、前記(d)工程の前に、前記第2膜上に、第4膜を形成する工程、
    を有し、
    前記(d)工程では、前記第4膜、前記第2膜および前記第1膜をエッチングすることにより、前記第1領域で、前記第4膜および前記第2膜を貫通して、前記第1光電変換素子上に位置する部分の前記第1膜の途中まで達する前記第1開口部を形成し、前記第2領域で、前記第4膜および前記第2膜を貫通して、前記第2光電変換素子上に位置する部分の前記第1膜の途中まで達する前記第2開口部を形成する、半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2領域は、前記第1領域と隣り合う領域であり、
    前記第4膜は、複数の絶縁層からなり、
    前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置する部分の前記複数の絶縁層、および、前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置する部分の前記複数の絶縁層のうちいずれかの絶縁層の内部に形成された配線により、配線層が形成される、半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1光電変換素子は、第1フォトダイオードであり、
    前記第2光電変換素子は、第2フォトダイオードである、半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    (g)前記第1光導波路上に、前記第1入射光を透過する第1カラーフィルタを形成し、前記第2光導波路上に、前記第2入射光を透過する第2カラーフィルタを形成する工程、
    を有する、半導体装置の製造方法。
  11. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程は、
    (d1)前記第4膜上に、レジスト膜を形成する工程、
    (d2)前記レジスト膜をパターン露光および現像することにより、前記第1領域で、前記レジスト膜を貫通して、前記第1光電変換素子の上方に位置する部分の前記第4膜に達する第4開口部を形成し、前記第2領域で、前記レジスト膜を貫通して、前記第2光電変換素子の上方に位置する部分の前記第4膜に達する第5開口部を形成し、前記第4開口部および前記第5開口部が形成された前記レジスト膜からなるレジストパターンを形成する工程、
    (d3)前記レジストパターンをマスクとして前記第4膜、前記第2膜および前記第1膜をエッチングすることにより、前記第1開口部および前記第2開口部を形成する工程、
    (d4)前記レジストパターンを、アッシングにより除去する工程、
    を含む、半導体装置の製造方法。
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