JP2015127255A - カール除去装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成を大掛かりにすることなく、記録媒体に対するカール矯正力を切り換え可能として、装置の小型化を達成するカール除去装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】第1ローラー及び第2ローラーを互いに離間する方向に移動可能に押圧された状態で軸支する軸支部710,720を有するケーシング82と、ケーシング82の回転軸回りにケーシング82とは独立して回転可能に取り付けられて円形孔30を有するカム部材3を備え、カム部材3の円形孔30の内径部311には、第1凹部321〜第3凹部323が形成され、第1ローラーの軸支部710の外径部と係合する凹部を、ケーシング82の回転に応じて異ならせる。【選択図】図5

Description

本発明は、カール除去装置及び画像形成装置に関し、特に、カール矯正力を調整する技術に関する。
画像形成装置等には、記録媒体のカールを除去するカール除去装置が設けられているものがある。このカール除去装置は、弾性変形可能な軟質ローラーと、これよりも硬質に形成された硬質ローラーとを有し、当該両ローラーによるニップで記録紙のカールを矯正する(下記特許文献1参照)。また、下記特許文献2に示されるように、経年変化や周囲環境変化等に対応して適切なカール矯正を確保するために、ニップ部を通過する記録紙に対する軟質ローラー及び硬質ローラーの位置関係、又は当該ニップ部での両ローラーによる押圧力を変更可能とする構成が提案されている。
特開2011−219270号公報 特許第3662508号公報
しかしながら、上記に示すカール除去装置のように、軟質ローラー及び硬質ローラーの位置関係を変更してカール矯正方向を切り換える機構や、ニップ部での両ローラーによる押圧力の変更によりカール矯正力を変更する機構は、構成が大掛かりであり装置が大型化する。このために、当該カール除去装置が搭載される画像形成装置の大型化も招くことになる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、構成を大掛かりにすることなく、記録媒体に対するカール矯正力を切り換え可能として、装置の小型化を達成することを目的とする。
本発明の一局面に係るカール除去装置は、記録媒体のカールを除去するカール除去装置であって、
第1回転軸の周りに回転すると共に、弾性変形可能に形成された第1ローラーと、
前記第1回転軸の軸方向に平行な第2回転軸の周りに回転すると共に、前記第1ローラーよりも硬質に形成され、前記第1ローラーと当接して形成されるニップ部での記録媒体の狭持により当該記録媒体のカールを矯正する第2ローラーと、
前記第1ローラー及び前記第2ローラーの両端を前記第1回転軸と第2回転軸の軸間距離を調整可能に押圧された状態で支持する一対のフランジ部と、
前記フランジに設けられ、前記第1及び第2回転軸と平行な回転軸と、
を有し、前記回転軸回りに回転可能なケーシングと、
前記ローラー対を回転駆動するローラー駆動部と、
前記ケーシングを前記回転軸を介して、前記回転軸回りに回転させるケーシング回転駆動部と、
前記記録媒体を前記第1ローラー及び前記第2ローラーのニップ部に案内する搬送路を有し、前記ケーシングを回転可能に軸支するハウジングと、
前記フランジ部の表面に対して相対回転可能に取り付けられ、周方向に内径が異なる形状とされたガイド孔を有するリング状のカム部材であって、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの前記各軸支部が前記ガイド孔に挿通され、前記各軸支部の外径部を狭持する前記ガイド孔の位置を、前記ケーシングの回転軸回りの回転量に応じて異ならせるカム部材と、を備える。
本発明によれば、カム部材を、第1ローラー及び第2ローラーの各軸支部を保持するケーシングとは独立して上記回転軸回りに回転させることにより、第1ローラー及び第2ローラーの各軸支部の外形部を狭持する上記ガイド孔の位置を、上記ケーシングの回転軸回りの回転量に応じて異ならせる。このため、上記両ローラーの軸間距離を変更できる。これにより、ニップ部での両ローラーによる押圧力が変更されるため、簡易な構成で、カール矯正力を変更する機構を得ることができる。
本発明によれば、ケーシングの回転動作により、第1ローラー及び第2ローラーの軸間距離と、記録媒体に対する当該両ローラーの上下関係を変更可能となるため、構成を複雑にすることなく、記録媒体に対するカール矯正方向及びカール矯正力を切り換え可能として、装置の小型化を達成することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 カール除去装置を示す斜視図である。 カール除去装置から上ハウジングを外した状態を示す斜視図である。 カール除去装置の内部構成を示す側断面図である。 ケーシングを示す斜視図である。 カール除去装置の内部構成を示す側断面図であり、第1ローラー及び第2ローラーが第2ホームポジションにある状態を示している。 カム部材の突出部及びハウジングの係止部の構成を示すケーシング及びハウジングの側断面図である。 ケーシングの回転軸方向端部に各伝達ギアが取り付けられた状態を示す。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 (A)はケーシング及びハウジングを示す平面図、(B)は(A)におけるC−C線での断面図、(C)は(A)におけるB−B線での断面図、(D)は(A)におけるA−A線での断面図、(E)はケーシング及びハウジングの側面図である。 (A)はケーシング及びハウジングを示す平面図、(B)は(A)におけるC−C線での断面図、(C)は(A)におけるB−B線での断面図、(D)は(A)におけるA−A線での断面図、(E)はケーシング及びハウジングの側面図である。 (A)はケーシング及びハウジングを示す平面図、(B)は(A)におけるC−C線での断面図、(C)は(A)におけるB−B線での断面図、(D)は(A)におけるA−A線での断面図、(E)はケーシング及びハウジングの側面図である。 (A)はケーシング及びハウジングを示す平面図、(B)は(A)におけるC−C線での断面図、(C)は(A)におけるB−B線での断面図、(D)は(A)におけるA−A線での断面図、(E)はケーシング及びハウジングの側面図である。 (A)はケーシング及びハウジングを示す平面図、(B)は(A)におけるC−C線での断面図、(C)は(A)におけるB−B線での断面図、(D)は(A)におけるA−A線での断面図、(E)はケーシング及びハウジングの側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るカール除去装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。
本開示の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着装置13、給紙部14、原稿給送部6、及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。画像形成部12の画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkは、感光体ドラム121と、帯電装置123と、露光装置124と、現像装置122と、1次転写ローラー126と、外周面にトナー像が転写される像担持面を有する中間転写ベルト125と、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を記録紙上に転写する2次転写ローラーと、をそれぞれ備えている。定着装置13は、記録紙P上のトナー像を熱ローラー及び圧ローラーの熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
また、装置本体11の内部であって、記録紙Pの搬送方向における定着装置13の下流側となる用紙搬送路190むには、カール除去装置8が設けられている。用紙搬送路190むの搬送ローラー対19は、カール除去装置8に向けて記録紙Pを搬送する。記録紙Pは、カール除去装置8内に備えられている第1ローラー及び第2ローラー(後述)のニップ部Nでの押圧によりカールが矯正される。
次に、カール除去装置8について説明する。図2はカール除去装置8を示す斜視図、図3はカール除去装置8から上ハウジングを外した状態を示す斜視図、図4はカール除去装置8の内部構成を示す側断面図である。
カール除去装置8は、ハウジング81と、ケーシング82と、ローラー駆動部83と、ケーシング回転駆動部84とを備えたユニットを構成している。
ハウジング81は、上ハウジング81A及び下ハウジング81Bを有する。下ハウジング81Bは、ハウジング81の下部を構成し、ケーシング82の下方に設けられている。上ハウジング81Aは、ハウジング81の上部を構成し、ケーシング82の上方を覆うように設けられている。ケーシング82は、上ハウジング81A及び下ハウジング81Bに対して回転軸820を中心として回転可能に設置されている。下ハウジング81Bは、記録紙Pをケーシング82に向けて案内する内側ガイド部8121を有する。上ハウジング81Aの下部をなす外側ガイド部8122と、下ハウジング81Bの内側ガイド部8121とで用紙搬送路190の一部が構成され、定着装置13から搬送ローラー対19により搬送されてくる記録紙Pを、ケーシング82に設けられた内部ガイド部材822まで案内する。
ケーシング82は、内部に第1ローラー21及び第2ローラー22が保持されている。上記の外側ガイド部8122及び内側ガイド部8121により構成される用紙搬送路190により、当該外側ガイド部8122及び内側ガイド部8121間に進入してきた記録紙Pが、ケーシング82に向けて案内される。ケーシング82には、このように搬送されてきた記録紙Pを、ケーシング82内の第1ローラー21及び第2ローラー22のニップ部Nに案内するための内部ガイド部材822が形成されている。
第1ローラー21は、第1回転軸211を中心として回転可能に、ケーシング82に軸支されている。ケーシング82には、第1回転軸211方向端部となる側壁部としてフランジ部823が形成されている。このフランジ部823には軸受部710が設けられており、第1ローラー21は軸受部710を介して、ケーシング82に回転可能に軸支される。第1ローラー21は、第1回転軸211に軟質の部材が取り付けられたローラーである。
第1ローラー21には、上記軟質の部材として、合成樹脂等の柔軟な弾性部材が取り付けられている。この弾性部材は、ゴムや発泡部材のような弾性変形可能な材料から形成される。第1ローラー21の第1回転軸211には、その軸方向における一定間隔毎に複数の弾性部材が配置されている。当該各弾性部材の配置間隔は、カールの矯正処理が施されるシートの幅寸法に応じて定められる。
第2ローラー22は、上記第1回転軸211の軸方向に平行な第2回転軸221を中心として回転可能に、ケーシング82に軸支されている。第1ローラー21は、フランジ部823に設けられた軸支部720を介して、ケーシング82に回転可能に軸支される。第2ローラー22は、第1ローラー21よりも硬質な素材により形成されている。
第2ローラー22は、金属等の硬質材料から形成され、第2回転軸221の軸方向の全長にわたって同一の外径の外周面を有する長尺状のローラーである。第1回転軸211と第2回転軸221は平行に配設されている。本実施形態では、第1ローラー21の径は、第2ローラー22の径よりも大きく設定されている。軟質の第1ローラー21の外周面を押圧する第2ローラー22の回転駆動に伴って、第1ローラー21は、第2ローラー22の回転方向とは逆方向に従動回転する。
更に図5を用いて、ケーシング82を説明する。図5は、ケーシング82を示す斜視図である。
ケーシング82は、第1回転軸211及び第2回転軸221の回転軸方向に延びる形状とされ、第1回転軸211及び第2回転軸221と平行な回転軸820を中心として回転可能とされている。上述したように、第1回転軸211は、ケーシング82のフランジ部823に設けられた上記軸受部710に軸支され、第2回転軸221はフランジ部823の軸支部720に軸支される。また、ケーシング82は、上記内部ガイド部材822を有している。
ケーシング82には、第1ローラー21を回転自在に軸支する軸支部710と、第2ローラー22を回転自在に軸支する軸支部720とが設けられている。例えば、軸支部710及び軸支部720は、ベアリング等の軸受部材である。第1ローラー21の軸支部710は、第2ローラー22及び第1ローラー21の軸間距離が離間する方向に移動可能となるように、ケーシング82に取り付けられている。第1ローラー21は、第1ローラー21が第2ローラー22に対して圧接されている。このため、第1ローラー21及び軸支部710には、第1ローラー21の上記弾性部材による弾力により、軸支部720及び回転軸221から離間する方向に移動しようとする力が働いている。軸支部710は、上記弾力によりケーシング82の径方向において外側に付勢され、カム部材3により当該径方向への付勢が制限されることで、当該径方向における位置決めがされる。但し、軸支部710,72同士の間隔は、最大に拡がった場合であっても、第1ローラー21及び第2ローラー22の外形部分同士がニップする状態に保たれている。
また、ローラー駆動部83及びケーシング回転駆動部84は、図3に示すように、ケーシング82の長さ方向(第1回転軸211及び第2回転軸221の軸方向)の一端部に対向する位置となる装置本体11に配設されている。
第2ローラー22の第2回転軸221は、回転駆動力の供給を受けることが可能に、後述する複数のギアを介してローラー駆動部83と接続されている。ローラー駆動部83は、例えば、ステッピングモーターを有する。第2ローラー22は、ローラー駆動部83から供給される回転駆動力により第2回転軸221回りに回転する。
複数の弾性部材からなる第1ローラー21の外周部分は、第2ローラー22の外周部分により押圧されることで、第1ローラー21の径方向内側、すなわち、第1回転軸211側に凹むように圧接されている。
これにより、第2ローラー22と接触する第1ローラー21の周面は凹状に弾性変形した変形面となり、湾曲したニップ部Nが形成される。記録紙Pが当該ニップ部Nを通過することによって、当該ニップ部Nの湾曲と逆方向に湾曲した記録紙Pのカールが矯正される。第1ローラー21及び第2ローラー22が後述する第1及び第2ホームポジションにあるときに、搬送ローラー対19及び用紙搬送路190が記録紙Pを第1ローラー21及び第2ローラー22のニップ部Nに搬送する。
上記図4は、第1ローラー21及び第2ローラー22が第1ホームポジションにある状態を示している。図4に示す第1ホームポジションでは、第1回転軸211及び第2回転軸221の軸方向からの側面視で、第2ローラー22が図4に示す上方に位置し、第2ローラー22が図4に示す下方に位置する。この第1ホームポジションにある第1ローラー21及び第2ローラー22は、第1ローラー21の外周面が図4における下方に湾曲した状態であるため、上向きにカールした記録紙Pが、下方に湾曲した変形面を有する当該両ローラーのニップ部Nを通過することにより、上方への記録紙Pの湾曲量が低減する。ケーシング回転駆動部84からの回転駆動力で、第1ローラー21及び第2ローラー22を保持するケーシング82が回転することにより、第1ローラー21及び第2ローラー22の上下関係を反転させることが可能となっている。
図6は、カール除去装置8の内部構成を示す側断面図であり、第1ローラー21及び第2ローラー22が第2ホームポジションにある状態を示している。この第1ホームポジションでは、第2ローラー22が下方に位置し、第2ローラー22が上方に位置する。この第2ホームポジションにある第1ローラー21及び第2ローラー22は、第1ローラー21の外周面が図6における上方に湾曲した状態であるため、下向きにカールした記録紙Pが、上方に湾曲した変形面を有する当該両ローラーのニップ部Nを通過することにより、下方への記録紙Pの湾曲量が低減する。
次に、ケーシング82における第1ローラー21及び第2ローラー22の軸支について上記図5に加えて新たに図7及び図8を参照して説明する。図7は、カム部材3の突出部33及びハウジング81の係止部の構成を示すケーシング82及びハウジング81の側断面図である。図8はケーシング82の回転軸方向端部に各伝達ギアが取り付けられた状態を示す。
ケーシング82の回転軸方向における両端部に形成されたフランジ部823には、それぞれカム部材3が設けられている。図5にはケーシング82の回転軸820の延びる方向(以下、回転軸方向)における一端部側のカム部材3のみを示している。カム部材3は、ケーシング82とは独立して、ケーシング82の回転軸回りに回転可能となるように、ケーシング82の上記端部に取り付けられている。カム部材3には、当該回転軸方向からの視認における中央部に円形孔(ガイド孔)30が形成されている。
第1ローラー21及び第2ローラー22は、カム部材3の円形孔30内に挿通されている。第1ローラー21の軸支部710及び第2ローラー22の軸支部720は、その外径部が円形孔30の内径部311部分に当接している。上記押圧部材による押圧での第1ローラー21の軸支部710の径方向外側に向かう移動は、円形孔30の内径部311により制限される。カム部材3は、円形孔30の内径部311が、周方向の少なくとも一部領域で径が異なる形状とされた輪状に形成されている。このため、カム部材3がケーシング82とは独立して上記回転軸回りに回転すると、この回転に応じて、第1回転軸211及び第2回転軸221の各回転軸間距離を異ならせることが可能となっている。
カム部材3は、ケーシング82のフランジ部823に、その径方向に回転自在に取り付けられている。フランジ部823には、第1回転軸211の回転軸方向に突出する形状の突出部821が2つ設けられている。突出部821の外周縁部8210は円弧状とされ、カム部材3の円形孔30の内径部311の形状に沿う形状とされている。2つ突出部821はその外周縁部8210が、カム部材3の内径部311に当接する位置に配設されている。このため、内径部311の内縁に突出部821の外周縁部8210が接するようにして、カム部材3をフランジ部823に取り付ける、すなわち、内径部311に突出部821を嵌め込むようにしてカム部材3をフランジ部823に取り付けると、カム部材3は、その内径部311が突出部821の外周縁部8210に摺動する状態で、フランジ部823及びケーシング82に対して相対的に回転する。
なお、ケーシング82を画像形成装置1に組み付けるときには、上記の図3に示すように、カム部材3が取り付けられたフランジ部823部分には、カム部材3及びフランジ部823を覆うようにして、キャップ825が取り付けられる。このようにキャップ825を被せることにより、カム部材3は、フランジ部823から外れることなく滑らかに回転することが可能とされている。
また、カム部材3の円形孔30の内径部311には、第1ローラー21の軸支部710と係合する凹部320が設けられている。
凹部320は、第1凹部321と、第2凹部322と、第3凹部323とを、内径部311の周方向において異なる位置に有している。第1凹部321、第2凹部322、及び第3凹部323は、互いに異なる深さとして形成されている。第1凹部321、第2凹部322、及び第3凹部323は、それぞれ軸支部710と係合することで、第1ローラー21及び第2ローラー22の軸間距離を異ならせた状態として、第1ローラー21の軸支部710を保持する。
また、上記径方向に移動可能とされるのは第1ローラー21の軸支部710に限られず、これに代えて第2ローラー22の軸支部720でもよいし、軸支部710及び軸支部720の両方でもよい。
なお、上記各凹部の数はこれに限定されるものではない。例えば、上記に示した凹部の数よりも多い又は少ない凹部を設けてもよいし、或いは、凹部を設けずに、内径部311の径が周方向における各位置で異なるように円形孔30を形成し、軸支部710の外径が接する内径部311の周方向位置を異ならせることで、第1ローラー21及び第2ローラー22の軸間距離を異ならせるようにしてもよい。
軸支部710は、ケーシング82に上記径方向における移動が可能に支持されているが、カム部材3の周方向への移動は規制されてケーシング82に設けられている。このため、カム部材3が、ケーシング82に対して独立して相対的に上記回転軸回りに回転すると、カム部材3の周方向における内径部311に対する軸支部710及び軸支部720の位置が変動する。このため、当該回転に伴って、軸支部710の係合する凹部320が上記変動後の位置に応じて変更される。すなわち、ケーシング82に対して独立したカム部材3の相対的な回転により、第1ローラー21及び第2ローラー22の軸間距離を変更することが可能である。
また、カム部材3には、その外径部に、径方向において外方に向かって突出する突出部33が設けられている。突出部33は、ハウジング81であって、ケーシング82の軸方向両端部に対向する部分に形成された後述の係止部に係止する。突出部33は、当該係止部との係止により、カム部材3のその周方向への回転(回転軸820回りの回転)を、ケーシング82のその回転軸820回りの回転とは独立して停止させる機能を有する。
ハウジング81には、ケーシング82の軸方向両端部に対向する部分に、カム部材3の突出部33が上記のように周方向に回転することを可能にするレール部811が形成されている。このレール部811には、突出部33が上記周方向に回転したときに、突出部33と係止して突出部33の当該回転動作を制限する係止部812が設けられている。これにより、ケーシング82がカム部材3と共に上記回転軸820回りに回転し、突出部33が当該方向に回転して係止部812と係止したとき、カム部材3の回転が停止され、ケーシング82は当該回転を続けるため、ケーシング82及びこれに保持された第1ローラー21及び第2ローラー22は、カム部材3に対して独立して回転を続ける。
再び図5に戻り、第2ローラー22の第2回転軸221は、ケーシング82の軸方向における一端部から突出させて設けられている。第2回転軸221は、図5に示すように、回転軸方向からの側面視で一部が軸方向に切り欠かれた半月状の円弧形状とされている。
ローラー駆動部83は、ステッピングモーター830(図3)を備えている。ステッピングモーター830は、上記装置本体11におけるケーシング82の一端部に対向する位置となる装置本体11に取り付けられ、その駆動軸831がケーシング82側に突出している。この駆動軸831から供給される回転駆動力は、装置本体11に回転自在に軸支された第1駆動ギア832及び第2駆動ギア833を介して、ケーシング82の回転軸方向における端部に設けられた第1伝達ギア851に伝達される。ケーシング82側では、第1伝達ギア851に伝達された回転駆動力は、第2伝達ギア852を介して、第2ローラー22の第2回転軸221と供回りする第3伝達ギア853に伝達され、当該伝達された回転駆動力により第2ローラー22が第2回転軸221回りに回転する。
このようにローラー駆動部83から供給される回転駆動力で第2ローラー22が回転すると、上述したように、第1ローラー21はその外周面が、第2ローラー22の外周面と当接しているため、当該第2ローラー22の回転に伴って、第1ローラー21が従動回転する。
さらに、装置本体11には、ケーシング回転駆動部84が設けられている。ケーシング回転駆動部84は、ステッピングモーター840を備えている。ステッピングモーター840は、上記装置本体11におけるケーシング82の一端部に対向する位置となる装置本体11に取り付けられ、その駆動軸841がケーシング82側に突出している。この駆動軸841は、装置本体11に回転自在に軸支された第4駆動ギア844に噛合している。
第4駆動ギア844は、上記のようにして装置本体11に取り付けられたケーシング82の外周部分に設けられたギア826に噛合する。これにより、ケーシング回転駆動部84から供給される回転駆動力がケーシング82に伝達され、ケーシング82がその回転軸820回りに回転する。
次に、画像形成装置1の構成を説明する。図9は画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10を備える。制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。
原稿読取部5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する上記の読取機構163を備える。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像処理部31は、原稿読取部5で読み取られた画像の画像データを必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部31は、原稿読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存する領域である。
画像形成部12は、原稿読取部5で読み取られた印刷データ、ネットワーク接続されたコンピューター200から受信した印刷データ等の画像形成を行う。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者からの指示を受け付ける。操作部47は、液晶表示器でできたタッチパネル式の表示部473を備える。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ローラー駆動部83は、上述したように、第1ローラー21及び第2ローラー22を回転駆動する機構であり、上記ステッピングモーター830、第1駆動ギア832、第2駆動ギア833、及びドライバーを備えている。ローラー駆動部83は、制御部100により駆動制御される。
ケーシング回転駆動部84は、ケーシング82を回転駆動する機構であり、ステッピングモーター840、第4駆動ギア844及びドライバーを備えている。ケーシング回転駆動部84は、制御部100により制御される。
駆動モーター70は、画像形成部12の搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。
制御部100は、画像形成装置1の動作制御を全体的に司る。制御部100は、ローラー駆動部83、ケーシング回転駆動部84の駆動制御を行う。
次に、カール除去装置8のケーシング82を回転させて第1ローラー21及び第2ローラー22の軸間距離を変更する際の処理を図10乃至図14を参照して説明する。図10(A)はケーシング82及びハウジング81を示す平面図、(B)は(A)におけるC−C線での断面図、(C)は(A)におけるB−B線での断面図、(D)は(A)におけるA−A線での断面図、(E)はケーシング82及びハウジング81の側面図である。図11乃至図14における各(A)〜(E)も同様である。但し、図10乃至図14における各(A)〜(E)は、ケーシング82の回転具合が異なる状態を示している。
例えば、第1ローラー21及び第2ローラー22が図10(A)〜(E)に示す状態となるケーシング82の回転方向位置が、第1ホームポジションとして設定されているものとする。第1ローラー21及び第2ローラー22が当該第1ホームポジションにある状態のときに、搬送ローラー対19及び用紙搬送路190により記録紙Pが第1ローラー21及び第2ローラー22のニップ部Nに搬送され、当該記録紙Pのカールが矯正される。図10(A)〜(E)に示す状態では、第1ローラー21が図10での上側、第2ローラー22が図10での下側となり、図10での下向きのカールを矯正する状態となっている。
そして、カール除去装置8による記録紙Pのカール矯正方向を変更する場合は、図10(B)に示す矢印方向にケーシング82が回転するように、制御部100がケーシング回転駆動部84の回転方向を定めて回転駆動する。制御部100は、ステッピングモーター840に出力する駆動パルス数を制御して、ケーシング82が上記矢印方向に180度回転する分だけステッピングモーター840を回転させる。これにより、ケーシング82、第1ローラー21、及び第2ローラー22の状態は、図11(A)〜(E)に示す第2ホームポジションとなる。第2ホームポジションでは、第1ホームポジションと比較して第1ローラー21及び第2ローラー22の上下関係が逆転している。第1ローラー21及び第2ローラー22が当該第2ホームポジションにある状態のときも、記録紙Pが第1ローラー21及び第2ローラー22のニップ部に搬送されてカールが矯正される。図11(A)〜(E)に示す状態では、第1ローラー21が図11での下側、第2ローラー22が図11での上側となり、図11での上向きのカールを矯正する状態となっている。
また、第1ローラー21及び第2ローラー22の軸間距離を変更する場合、制御部100は、ケーシング回転駆動部84を駆動し、例えば図10(A)〜(E)に示した第1ホームポジションから、図11(A)〜(E)に示す状態まで、ケーシング82を、図10(B)に示した矢印方向に回転させる。当該方向への回転が進むと、図11(A)(D)に示すように、カム部材3の突出部33は、ハウジング81側の係止部812に係止する。この係止により、ケーシング82の回転に拘わらず、カム部材3の同方向への回転は停止する。すなわち、カム部材3は、ケーシング82のフランジ部823の表面を相対回転する。但し、制御部100は、この後もケーシング回転駆動部84の駆動を続け、同方向に回転させる回転駆動力をケーシング回転駆動部84からケーシング82に対して供給させる。
このとき、カム部材3は、突出部33と係止部812との係止により同方向への回転動作は停止するが、ケーシング82はカム部材3とは独立して回転するため、ケーシング82及び当該ケーシング82のフランジ部823に保持されている第1ローラー21及び第2ローラー22は同方向への回転を続ける。制御部100は、ケーシング82が回転して図12(A)〜(E)に示す状態になった時点で、ケーシング回転駆動部84の回転駆動を停止する。
すなわち、図10(A)〜(E)に示す状態では、第1ローラー21の軸支部710は、第1凹部321に填まって係合した状態であるが、ケーシング82及びカム部材3が回転し、カム部材3の突出部33が係止部812に係止してカム部材3の回転が停止すると、ケーシング82、第1ローラー21及び第2ローラー22のみがカム部材3の内径部311に摺動しながら回転して、カム部材3の内径部311に対する第1ローラー21及び第2ローラー22の位置が変更される。例えば、第1ローラー21の軸支部710は、第1凹部321に係合した状態から第3凹部323に移動し、例えば、図12(A)〜(E)に示すように、第1ローラー21の軸支部710が第3凹部323に填まり込んで係合した状態となる。
すなわち、制御部100は、第1ローラー21の軸支部710が第1凹部321から外れて第3凹部323に係合する状態になるのに必要な、上記図10(B)に示した回転方向へのケーシング82及びカム部材3の回転に対応する量だけ、ケーシング回転駆動部84のステッピングモーター840を回転させる制御を行う。なお、制御部100は、第1ローラー21の軸支部710が第2凹部322に係合する状態までケーシング82を回転させるために必要な回転量でステッピングモーター840を回転駆動することにより、第1ローラー21の軸支部710を第2凹部322に係合させることも可能である。
制御部100は、上記のように図12(A)〜(E)に示す状態となるようにステッピングモーター840を駆動した後、更に、ステッピングモーター840を逆方向(図12(B)に示す矢印G方向)に回転させ、第1ローラー21及び第2ローラー22が上記第1又は第2ホームポジションのいずれかの姿勢になるまで、ケーシング82をそれまでの回転方向とは逆方向に回転させる。例えば、制御部100は、第1ローラー21及び第2ローラー22が図13(A)〜(E)に示す第1ホームポジションSW(第1ローラー21が下側、第2ローラー22が上側)の姿勢となるまで、ステッピングモーター840を回転駆動し、ケーシング82を回転させる。
なお、上記の図3に示すように、キャップ825には、遮光板8251が設けられている。遮光板8251は、キャップ825の外周縁付近に、ケーシング82の長さ方向に突出し、周方向に沿って延びる平板状として形成されている。また、第1ローラー21及び第2ローラー22が上記第1ホームポジションSWにあるときにおける遮光板8251をケーシング82の径方向における両側から非接触で挟み込むことになる位置には、一方側に発光部を有し、他方側に受光部を有するフォトインタラプター(センサー)828(図3)が設けられている。なお、当該フォトインタラプター828は、ケーシング82の回転に伴って移動する遮光板8251には干渉しないように設けられている。これにより、フォトインタラプター828の発光部を常に発光する状態としておくことで、遮光板8251が発光部及び受光部間に位置して、受光部が発光部からの光を受光しなくなったときに、第1ローラー21、第2ローラー22、及びケーシング82が第1ホームポジションSWにあると検出可能とされている。
或いは、制御部100は、第1ローラー21及び第2ローラー22が図13(A)〜(E)に示す第2ホームポジション(第1ローラー21が上側、第2ローラー22が下側)の姿勢となるまで、ステッピングモーター840を回転駆動し、ケーシング82を回転させる。
すなわち、制御部100は、第1ローラー21の軸支部710が第1凹部321〜第3凹部323のいずれかに係合した状態から、他の凹部に係合した状態に変更させる際、各凹部から他の凹部に移動するために必要な回転量及び回転方向と、当該他の凹部への係合後に第1又は第2ホームポジションまでケーシング82を回転させるために必要な回転方向及び回転量とを、それぞれ全て記憶している。そして、制御部100は、操作者から指示された内容に基づいて、ケーシング回転駆動部84を、当該指示に対応する回転方向及び回転量で回転させる。
また、第1ローラー21の軸支部710を、例えば、第3凹部323から第1凹部321に係合が変更させる場合のように、上記に示した場合とは逆方向に軸支部710を内径部311において移動させる場合は、制御部100は、上記と同様の回転制御を逆の回転方向において行うようにする。
上記のように、カム部材3は、各軸支部710,720の外径部を狭持する円形孔30の位置を、ケーシング82の回転軸820回りの回転量に応じて異ならせる。
上記に示した構成及び制御によれば、カム部材3に形成された凹部320の数(本実施形態では第1凹部321〜第3凹部323の3つ)に対応する複数の段階で、第1ローラー21及び第2ローラー22の軸間距離を変更可能である。これにより、第1ローラー21及び第2ローラー22によるニップ強度(両ローラーによる押圧力)を変化させて、カール矯正力を調整することが可能になる。
なお、上記実施形態には、制御部100がケーシング回転駆動部84を駆動制御してカール除去装置8のカール矯正力を変更する形態を示したが、本発明は当該形態に限定されない。例えば、制御部100によるケーシング回転駆動部84の駆動制御ではなく、操作者が手動でケーシング82をカム部材3とは独立してその回転軸方向に回転させることで、第1ローラー21の軸支部710が第1凹部321〜第3凹部323のいずれに係合させるかを切り換えるようにしてもよい。この場合は、カム部材の突出部33は必須の要素ではない。
このように、上記実施形態によれば、ケーシング82の回転動作により、第1ローラー21及び第2ローラー22の軸間距離を変更可能になるため、構成を複雑にすることなく、記録紙Pに対するカール矯正力を切り換え可能として、装置の小型化を達成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。図1乃至図14を用いて上記各実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
100 制御部
12 画像形成部
21 第1ローラー
211 第1回転軸
22 第2ローラー
221 第2回転軸
3 カム部材
30 円形孔
31 画像処理部
311 内径部
320 凹部
321 第1凹部
322 第2凹部
323 第3凹部
33 突出部
710 第1軸支部
720 第2軸支部
8 カール除去装置
81 ハウジング
81A 上ハウジング
81B 下ハウジング
811 レール部
812 係止部
82 ケーシング
83 ローラー駆動部
84 ケーシング回転駆動部

Claims (6)

  1. 記録媒体のカールを除去するカール除去装置であって、
    第1回転軸の周りに回転すると共に、弾性変形可能に形成された第1ローラーと、
    前記第1回転軸の軸方向に平行な第2回転軸の周りに回転すると共に、前記第1ローラーよりも硬質に形成され、前記第1ローラーと当接して形成されるニップ部での記録媒体の狭持により当該記録媒体のカールを矯正する第2ローラーと、
    前記第1ローラー及び前記第2ローラーの両端を前記第1回転軸と第2回転軸の軸間距離を調整可能に押圧された状態で支持する一対のフランジ部と、
    前記フランジに設けられ、前記第1及び第2回転軸と平行な回転軸と、
    を有し、前記回転軸回りに回転可能なケーシングと、
    前記ローラー対を回転駆動するローラー駆動部と、
    前記ケーシングを前記回転軸を介して、前記回転軸回りに回転させるケーシング回転駆動部と、
    前記記録媒体を前記第1ローラー及び前記第2ローラーのニップ部に案内する搬送路を有し、前記ケーシングを回転可能に軸支するハウジングと、
    前記フランジ部の表面に対して相対回転可能に取り付けられ、周方向に内径が異なる形状とされたガイド孔を有するリング状のカム部材であって、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの前記各軸支部が前記ガイド孔に挿通され、前記各軸支部の外径部を狭持する前記ガイド孔の位置を、前記ケーシングの回転軸回りの回転量に応じて異ならせるカム部材と、を備えるカール除去装置。
  2. 前記カム部材における前記ガイド孔には、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの少なくとも一方の前記軸支部の外径部と係合して、前記軸間距離を異ならせた状態で前記軸支部を保持する複数の凹部が、前記周方向において異なる位置に形成されている請求項1に記載のカール除去装置。
  3. 前記カム部材はその外径部に、径方向において外方に突出する突出部を有し、
    前記ハウジングには、前記ケーシングが前記回転軸回り方向に回転したときに前記突出部と係合して前記カム部材の当該回転軸回り方向への回転を制限し、前記ケーシング、前記第1ローラー及び前記第2ローラーを、前記カム部材に対して独立して回転可能にする係止部が形成されている請求項2に記載のカール除去装置。
  4. 前記ケーシング回転駆動部を駆動制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記突出部が前記係止部に当接する位置まで前記ケーシング回転駆動部に前記ケーシングを前記回転軸回り方向に回転させ、更に前記第1ローラー及び前記第2ローラーの少なくとも一方の前記軸支部が保持される前記凹部が、他の凹部に変更されるまで回転させた時点で、前記ケーシング回転駆動部を駆動停止する請求項3に記載のカール除去装置。
  5. 前記制御部は、前記ケーシングを、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの少なくとも一方の前記軸支部が保持される前記凹部が、他の凹部に変更されるまで回転させた時点で前記ケーシング回転駆動部を駆動停止させた後、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの位置が予め定められたホームポジションとなるまで、前記ケーシング回転駆動部に前記ケーシングを逆方向に回転させる請求項4に記載のカール除去装置。
  6. 前記記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部と、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカール除去装置と、を備えた画像形成装置。
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