JP2015127199A - 車両用シート - Google Patents
車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015127199A JP2015127199A JP2015042693A JP2015042693A JP2015127199A JP 2015127199 A JP2015127199 A JP 2015127199A JP 2015042693 A JP2015042693 A JP 2015042693A JP 2015042693 A JP2015042693 A JP 2015042693A JP 2015127199 A JP2015127199 A JP 2015127199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- side frame
- seat
- seating
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
また、上記構成の補強部材を、リクライニング装置の中心軸よりも下方に配設することにより、乗員の後方移動が補強部材によって妨げられることがなく、乗員の後方移動を抑制することがない。
このように、連結部材の中央部、すなわち乗員の腰部に対応する部分を、リクライニング装置の中心軸よりも下方に配設することにより、連結部材の中央部と、乗員の背中が当接するシートバックの背もたれ面との距離が長くなる。つまり、連結部材の中央部は、乗員の腰部からより遠い位置に配設される構成となる。その結果、連結部材において乗員の腰部がシートバック内に沈み込みやすくなり、乗員の後方移動を抑制することがない。したがって、乗員の腰部を含む上体がシートバックに沈み込みやすい。
このように連結部材の端部、すなわちサイドフレームに接合される部分が、リクライニング装置の中心軸(回動軸)よりも下方に配設されることにより、連結部材はリクライニング装置のさらに下方に配設される構成となる。その結果、乗員の腰部に連結部材があたることがなく、乗員の後方移動を連結部材によって妨げることがない。したがって、乗員の上体を十分にシートバックに沈み込ませることができる。
このように連結部材の端部よりも補強部材が下方に配設されることにより、乗員の腰部が補強部材にあたることがない。したがって、乗員の後方移動を抑制することがない。また、補強部材において、連結部材と固定される部位に凸部が設けられている。例えば、連結部材と当接する面を構成する脚部と、連結部材の屈曲部を跨ぐように形成された架設部との間に凸部(ビード)が設けられる。補強部材の脚部と架設部は板材を略垂直で折り曲げて形成されており、互いの面を跨ぐように凸部が形成されているため、補強部材自体の剛性が向上する。
このようにサイドフレームにショルダーアンカー部を配設し、シートベルトを設けた車両用シートにおいて、連結部材の両末端は、互いに異なる高さに配設される。そして、ショルダーアンカー部が取付けられたサイドフレームと接合する方の端部は、他方の端部よりも高い位置に配設される。連結部材の両末端の取付け高さが互いに異なる構成とすることにより、シートベルトが引っ張られてショルダーアンカー部、さらにはショルダーアンカー部が取付けられたサイドフレームに荷重がかかった場合であっても、その荷重を分散させることができる。
本発明の車両用シートによれば、連結部材の中央部を、リクライニング中心軸よりも下方に配設することにより、乗員が後方移動しやすい車両用シートとすることができる。
本発明の車両用シートによれば、サイドフレームと接合した連結部材の端部をリクライニング中心軸よりも下方に配設することにより、乗員の後方移動が妨害されることがない車両用シートを提供することができる。
本発明の車両用シートによれば、補強部材の折り曲げられた部分に凸部を設けることにより、より剛性が向上した連結部を備えた車両用シートを提供することができる。
本発明の車両用シートによれば、サイドフレームのショルダーアンカー部に加わる荷重を分散させることが可能な車両用シートとすることができる。
つまり、シートバックフレーム1の一部を構成するサイドフレーム11,12は、上下方向に所定の長さで構成されており、左右方向に所定間隔を有して対向して配設されている。そして、シートバックフレーム1内(両側のサイドフレーム11,12の間)でシートバックフレーム1の内側領域には、クッションパッド1aを後方から支える姿勢保持部材としての架設部材61が配設されている。
このように、車体外側に配設されるサイドフレーム11は閉断面構造を有しており、車体内側に設けられたサイドフレーム12よりも強度が大きく形成されている。シートベルト一体の車両用シートSでは、車両の衝突などによりシートベルトBに乗員からの大きな荷重が加わり、ショルダーベルト部B1が取付けられる車体外側のサイドフレーム11に大きな荷重が加わるため、このように車体外側のサイドフレーム11の剛性が高くなるような構造としている。
ショルダーアンカー部14は、車体外側(車体ドア側)に位置するサイドフレーム11と略同じ位置又はサイドフレーム11より外側に寄せて配設されている。
本実施形態において、図2に示すように、シートバックフレーム1の下方、すなわち乗員の腰部に対応する部分には、メンバーパイプ40が備えられた構成となっている。
なお、本実施形態では、サイドフレーム11にサイドフレーム補助部材30を取付けた例を示したが、サイドフレーム補助部材30が備えられていないサイドフレーム11に端部40aが連結された構成としても良い。
図2に示すように、シートバックフレーム1の下方、すなわち乗員の腰部に対応する部分には、エネルギー吸収部材44としてのEAワイヤーが備えられている。エネルギー吸収部材44は、シートバックフレーム1の下方に配設されたメンバーパイプ40に接合された構成となっている。
この構成によってエネルギー吸収部材44はメンバーパイプ40に対して強固に取付けることが可能である。
本実施形態において、図2に示すように、着座フレーム2は、シート幅を構成する着座側サイドフレーム121,123がそれぞれサイドフレーム11,12の下方に配設されている。そして、着座側サイドフレーム121は、車両の前後方向に延設される下部着座側サイドフレーム22と、下部着座側サイドフレーム22の後方上部に連結された上部着座側サイドフレーム21とを備えている。着座側サイドフレーム123もまた同様に、下部着座側サイドフレーム24と、上部着座側サイドフレーム23とを備えている。
この構成により、さらに下部着座側サイドフレーム22の剛性を向上させることができる。
図9は、本発明の他の実施形態を示すものであり、メンバーパイプ40とエネルギー吸収部材45の構成示す拡大説明図である。
本実施形態は、エネルギー吸収部材44が略矩形状に形成された上述の実施形態とは異なり、ほぼ直線状に形成されたエネルギー吸収部材45を特徴としている。エネルギー吸収部材45の構成以外は、用いられる材料、効果等、上述の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
図10は、本発明の他の実施形態を示すものであり、着座側サイドフレーム121’の説明図である。本実施形態は、連結部21xに、下部フレーム補強部としての下部フレーム外面膨出部22cのみを設けた上述の実施形態とは異なり、下部フレーム補強部として、さらに外面凸部22f’が配設されたことを特徴としている。なお、他の実施形態である着座側サイドフレーム121’に関し、上記実施形態の着座側サイドフレーム121と共通する構成の説明は省略する。
図11のように、シートバックフレーム1には、バックカバー62を備えた構成としても良い。バックカバー62は合成樹脂等によって形成される板状の部材であり、シートバックフレーム1の後方側に取付けられる。そして、バックカバー62は表皮材1bと共にクッションパッド1aの背部を覆うように組み付けられる。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
B シートベルト
B1 ショルダーベルト部
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
3 芯材
1a,2a,3a クッションパッド(パッド材)
1b,2b,3b 表皮材
11,12 サイドフレーム
11a 閉断面構造部
11b 延長部
11c 孔
13 上部フレーム
13a 側面部
14 ショルダーアンカー部
15 リクライニング装置
21,23,21’ 上部着座側サイドフレーム
22,24,22’ 下部着座側サイドフレーム
21a,21a’ 上部外面材
21b,21b’ 縁端
21c,21c’ 上部フレーム膨出部(上部フレーム補強部)
21k 上部内面材
21x,21x’ 連結部
22a,22a’ 下部外面材
22b,22l,22b’,22l’ 上辺
22c,22c’ 下部フレーム外面膨出部(下部フレーム補強部)
22d,22e 外面ビード
22f’ 外面凸部(下部フレーム補強部)
22k,22k’ 下部内面材
22m,22m’ 下部フレーム内面膨出部(下部フレーム補強部)
22n,22o 内面ビード
22p’ 内面凸部(下部フレーム補強部)
25 アッパーレール
26 ロアーレール
27 クッション支持部材
28 着座側後方フレーム
29a,29b 着座側前方フレーム
30 サイドフレーム補強部材
40 メンバーパイプ(連結部材)
40a,40b 端部
40c,40d,40e,40f 屈曲部
40g 中央部
42,43 パイプ補強部材(補強部材)
42a,42b,43a,43b 補強部材接合部
42c,43c 架設部
43d,43e 脚部
43f,43g 凸部(ビード)
43i 穴部
44,45 エネルギー吸収部材
44a,44b,45a,45b 接合部
45c,45d 屈曲部
50 リトラクタ取付ブラケット
51 下方連結部材
54 リトラクタ(シートデバイス部)
61 架設部材
62 バックカバー
62a 背面部
62b,62c 側面部
62d 底面部
63 バックカバー取付ブラケット
121,123,121’ 着座側サイドフレーム
また、前記補強部材の少なくとも一部は、前記他部材よりも後側に配置されていると好適である。さらに、前記補強部材は板状部材から構成されているとよい。そして、これらの特徴を有する補強部材が複数設けられているとより好適である。
本発明の車両用シートによれば、補強部材をリクライニングの回動軸よりも下方に配設することにより、乗員が後方移動しやすい車両用シートとすることができる。
Claims (1)
- 一対のサイドフレームと、該一対のサイドフレームを上方で連結する上部フレームと、前記一対のサイドフレームを下方で連結する単数又は複数の連結部材と、を有するシートバックフレームと、
前記一対のサイドフレームの下方に設けられたリクライニング装置と、
前記連結部材に接合される補強部材と、を備え、
前記連結部材は、前記一対のサイドフレームに接合する端部と、略中央に位置する中央部と、前記端部と前記中央部との間に形成された屈曲部と、を有し、
前記中央部の上側表面は、乗員の腰部の下方に配設され、
前記補強部材は、前記屈曲部を跨ぐ位置で前記連結部材に接合されるとともに、前記リクライニング装置が回動する中心軸よりも下方に配設されてなることを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042693A JP6005195B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042693A JP6005195B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 車両用シート |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010222059A Division JP5710199B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015127199A true JP2015127199A (ja) | 2015-07-09 |
JP6005195B2 JP6005195B2 (ja) | 2016-10-12 |
Family
ID=53837408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015042693A Active JP6005195B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6005195B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3521112A1 (en) | 2018-02-05 | 2019-08-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle occupant restraint device |
US11173872B2 (en) | 2018-09-25 | 2021-11-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle occupant restraint device |
WO2022025286A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | テイ・エス テック株式会社 | 乗り物用シート |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59149532U (ja) * | 1983-03-28 | 1984-10-05 | 三菱自動車工業株式会社 | シートバックフレーム構造 |
JPS62141360U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-07 | ||
JPH0276938U (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-13 | ||
JPH02162128A (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-21 | Aisin Seiki Co Ltd | シートバツクフレーム |
JPH0389653U (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-12 |
-
2015
- 2015-03-04 JP JP2015042693A patent/JP6005195B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59149532U (ja) * | 1983-03-28 | 1984-10-05 | 三菱自動車工業株式会社 | シートバックフレーム構造 |
JPS62141360U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-07 | ||
JPH0276938U (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-13 | ||
JPH02162128A (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-21 | Aisin Seiki Co Ltd | シートバツクフレーム |
JPH0389653U (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-12 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3521112A1 (en) | 2018-02-05 | 2019-08-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle occupant restraint device |
US11059450B2 (en) | 2018-02-05 | 2021-07-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle occupant restraint device |
US11173872B2 (en) | 2018-09-25 | 2021-11-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle occupant restraint device |
WO2022025286A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | テイ・エス テック株式会社 | 乗り物用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6005195B2 (ja) | 2016-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5695870B2 (ja) | 車両用シート | |
WO2012043559A1 (ja) | 車両用シート | |
JP5599625B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5802368B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP5576111B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP5717390B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6005164B2 (ja) | 車両用シート | |
WO2012077764A1 (ja) | 車両用シート | |
JP7381945B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6005195B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5710199B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5123901B2 (ja) | 車両用シートのシートバックフレーム | |
JP5715367B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2016169009A (ja) | 車両用シート | |
JP5733936B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6007231B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5410859B2 (ja) | 車両用シートのシートバックフレーム | |
JP5753362B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2019209940A (ja) | 車両の室内構造 | |
JP5577204B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6046755B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6634120B2 (ja) | シートクッションフレームの補強構造 | |
JP2023004321A (ja) | 乗物用シート | |
JP2023060071A (ja) | シートクッションフレーム構造 | |
JP2016169008A (ja) | 車両用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150401 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6005195 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |