JP2015126568A - 張線装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】架線などの張設作業の作業効率を向上する張線装置の制御装置を提供する。【解決手段】架線などの張設をする張線装置を制御する張線装置の制御装置2000であって、一の回転駆動機構制御手段2020と、該回転駆動機構制御手段2020の正逆運転切換手段2040と、張線装置による張力を表示する張力表示手段2060とを、一体的に整えた状態に設けられ、張線装置の制御装置2000は、張力計に電気的に接続され、張線装置を制御して、架線に生じる張力に対応する値を張力計から取得し、張力を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、張線装置を制御するための制御装置に関し、特に、例えば架線工事などにおいて、架線などの自由端側を水平方向ないしは横方向に引っ張って、電柱側に保持することができる張線装置の制御装置に関する。
従来より、架線工事などにおける張設作業には、複数の装置が一般的に必要とされる。
例えば、電線の張設作業では、張力を測定する張力計が使用される。電線などの架線工事において、電線の支持点と電線のなす曲線の最低点との高さである弛度が考慮される。弛度を大きくとることにより、電線自身にかかる張力を減らして安全性を高めることができるが、弛度が大きすぎると鉄塔などの支持物を高くしなければならなくなる。このため、適当な弛度張力を考慮するために、電線の張設作業では張力を測定する張力計が必要となる。
また、架線の自由端側を固定すべき鉄塔に引っ張るために、張線器が使用される。
従来の張線器として、特許文献1に記載のものが知られている。図7に示すように、この張線器1001は、張線器本体部1002と、掴線器1008を取り付けるための掴線器取付部1003と、張線器本体部1002と掴線器取付部1003との間を連結するためのワイヤ1004と、ラチェットハンドル1005と、電柱Cなどの支持基体に取り付けられる基体取付部1006と、で構成されている。
この張線器1001を使用して、電柱間などに架線を張設する場合には、先ず、張線器1001が、基体取付部1006に取り付けられた尻手ワイヤ1009を、電柱Cに固定することによって、電柱Cに支持される。次に、ワイヤ1004が張線器本体部1002から引き出された状態で、架線1007の自由端1007a側が、掴線器取付部1003に取り付けられた掴線器1008によって掴持される。そして、ラチェットハンドル1005が手動操作されて、ワイヤ1004が張線器本体部1002の内部に巻き取られることによって、架線1007の自由端1007a側が電柱C側に引っ張られて保持される。
複数の電線の張設作業を行う場合、複数の張力計により得られたデータを複数の張力表示装置を準備し、それを見ながら、上記張線器を用いて手動で張力の調整を行っていた。
特開2000−9563号公報
架線工事では、例えば鉄塔などの高所に作業台を設け、限られたスペースの中で張設作業が行われる。このような限られたスペースの中で、上述のように複数の機器をそれぞれ操作して作業を行う必要があり、作業効率が悪いという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、架線などの張設作業の作業効率を向上する張線装置の制御装置を提供することである。
この発明の請求項1に係る張線装置の制御装置は、架線などの張設をする張線装置を制御する張線装置の制御装置であって、一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とを、一体的に整えた状態に設けられ、張線装置の制御装置は、張力計に電気的に接続され、張線装置を制御して、架線に生じる張力に対応する値を張力計から取得し、張力を表示することを特徴とする、張線装置の制御装置である。
この発明の請求項2に係る張線装置の制御装置は、架線などの張設をする張線装置を制御する張線装置の制御装置であって、一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段と、他の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とを、一体的に整えた状態に設けられ、張線装置の制御装置は、複数の張力計に電気的に接続され、複数の張線装置を同時に制御して、架線に生じる張力に対応する値を複数の張力計から取得し、張力を表示することを特徴とする、張線装置の制御装置である。
この発明の請求項3に係る張線装置の制御装置は、張線装置による架線の引張り力が、設定した引張り力より大きいときに、警報を発する警報手段を、回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段と一体的に整えた状態に設けられたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の張線装置の制御装置である。
この発明の請求項4に係る張線装置の制御装置は、張力を記憶する記憶手段を備えた、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の張線装置の制御装置である。
この発明の請求項5に係る張線装置の制御装置は、張線装置の回転駆動機構を無線又は有線で制御するための通信手段を備えた、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の張線装置の制御装置である。
この発明の請求項6に係る張線装置の制御装置は、一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段と、他の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とは、接近した位置において、一方の方向に向いて設けられた、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の張線装置の制御装置である。
この発明の請求項7に係る張線装置の制御装置は、警報手段は、シーケンサで制御される、請求項3〜請求項6のいずれかに記載の張線装置の制御装置である。
本発明では、一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とを、一体的に整えた状態に設けられているので、一つの装置内で、張線装置を制御しつつ、張線装置による電線等に生じる張力を監視することができ、張設作業の作業効率を高めることができる。また、架線の張設作業時に必要となる装置を一体的にして、作業台等の作業場スペースを節約することができ、また、張設作業に必要な装置の持ち運びが容易になり、張設作業の効率を上げることができる。
また、回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段との組を、一つの装置内で、複数備えているので、複数の架線の張力を一箇所で同時に監視することができ、更に警報手段を備えるため、いずれかの架線に異常な張力が生じた場合には、警報手段によって迅速に対応することが可能となり、事故を未然に防ぐことができる。また、複数の架線の張設作業時に必要となる装置を一体的にして、作業台等の作業場スペースを節約することができ、また、張設作業に必要な装置の持ち運びが容易になり、張設作業の効率を上げることができる。
この発明によれば、架線などの張設作業の作業効率を向上する張線装置の制御装置を得ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明に係る張線装置の制御装置の一実施形態の正面図である。 本発明に係る張線装置の制御装置の一実施形態の筐体内の構成を示す図である。 本発明に係る張線装置の制御装置に接続される張力計の一例を示す図である。 本発明に係る張線装置の制御装置および張線装置を用いた作業状態の一例を示す図である。 本発明に係る張線装置の制御装置で制御する張線装置の一実施形態の分解斜視図である。 本発明に係る張線装置の制御装置で制御する張線装置の一実施形態の張線器本体部の正面断面図である。 従来の張線装置を示す正面図である。
本発明に係る張線装置の制御装置を説明する前に、まず、本発明に係る張線装置の制御装置で制御する張線装置の一実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。また、それに続けて、電線等の張力を測定し、張力に対応した電気信号の値を本発明に係る張線装置の制御装置に送る張力計(ロードセル)の一実施形態について、図3を参照して説明する。
(張線装置の構成)
図5は、本発明に係る張線装置の制御装置によって制御される張線装置の一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図6は、本発明に係る張線装置の制御装置で制御する張線装置の一実施形態の正面断面図である。張線装置1は、架線工事などにおいて、架線などの自由端側を電柱C側に引っ張って保持することができる。
張線装置1は、地上に垂設された電柱Cと直交ないしは交差する方向、すなわち地上と平行ないしは水平の方向に、架線を引っ張って張設する、いわゆる「横吊り」するように、構成されている。
張線装置1は、概略、張線器本体部2と、掴線器を取り付けるための第1取付部5と、張線器本体部2と第1取付部5との間を連結するための牽引部である第1チェーン6と、電動モータを有している駆動源である電動回転機7と、張線装置1を電柱Cに取り付けるための尻尾ワイヤを把持するための第2取付部8と、電動回転機7の電動モータを無線制御するための送信機9と、送信機9から送信された信号を受信するための受信機10と、電動回転機7に電力を供給するためのバッテリ11と、第1チェーン6を固定するための第3取付部12とで構成されている。
張線器本体部2は、筐体20と、筐体20に内蔵された後述の回転駆動機構3及びブレーキ機構4とを有している。
筐体20は、回転駆動機構3を内蔵している略縦長矩形筒状の回転駆動機構収容部22と、ブレーキ機構4を内蔵している略円形筒状のブレーキ機構収容部24と、電動回転機7を回転駆動機構収容部22に固定するための電動回転機固定用部材26とを有している。
回転駆動機構収容部22とブレーキ機構収容部24とは、垂直方向(長さ方向)に仕切り壁が設けられることなく、横方向に並んで並接している。回転駆動機構収容部22は、ブレーキ機構収容部24より高背に(長く)設定されている。これは、駆動源である電動回転機7のチャック720側の先端部分が、回転駆動機構収容部22の内部に十分に収納され、筐体20に堅固に固定されるための空間を確保するためである。
牽引部である第1チェーン6が緩められている状態において、回転駆動機構3のディスク47と第1ブレーキライニング49とラチェット型ブレーキギヤ50と第2ブレーキライニング51とブレーキ板52との相互間での上下面接触摩擦力は、緩く、相互に独立している(フリーの状態である)。
(回転駆動機構及びブレーキ機構の動作)
次に、電動回転機7によって回転駆動機構3の第1回転軸30が駆動回転されると、第1回転軸30に固定されている第1平歯車32を介して、回転力がブレーキ機構4の第3平歯車46に伝達され、第3平歯車46が回転する。
第3平歯車46は、第3回転軸40の上側端部40aの雄ねじ部40cに螺合されているため、第3平歯車46の回転に伴い、第3回転軸40の上側端部40aにおいて、ブレーキ板52側に向けて下降する。
而して、第3平歯車46とブレーキ板52との間隔は縮まる。
(張力計の構成)
図3(A)は、電線などの張力を測定し、本発明に係る張線装置の制御装置に張力の値を送る張力計の一実施の形態の正面図であり、図3(B)は、該張力計の一実施形態の底面図であり、図3(C)は、該張力計の一実施形態の平面図である。
張力計1100は、第1被取付部1108と、第2被取付部1110と、張力値送信部1112を備える。第1被取付部1108は、例えばワイヤを介して上記張線装置1の第2取付部8に取り付けられ、第2被取付部1110は、例えばワイヤを介して電柱Cに取り付けられる。
張力値送信部1112は、本発明に係る張線装置の制御装置2000と有線で電気的に接続される。
張設作業の際、張線装置1のチェーンが巻き取られていき、張力計1100には、第1被取付部1108と第2被取付部1110との間に引っ張り力が生じる。張力計1100は、その引っ張り力を数値化(換言すると、電気信号に変換)し、張力値送信部1112を介して、その値を張線装置の制御装置2000に送信する。
(本発明に係る張線装置の制御装置の構成)
本発明に係る張線装置の制御装置の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明に係る張線装置の制御装置の一実施形態の正面図である。また、図2は、本発明に係る張線装置の制御装置の一実施形態の筐体内の構成を示す図である。
また、図4は、本発明に係る張線装置の制御装置および張線装置を用いた作業状態の一例を示す図である。鉄塔1320上方に作業台1314が設けられており、作業台1314に本発明に係る張線装置の制御装置2000が設置されている。
張線装置の制御装置2000が設置された鉄塔1320の左側(図4左側)に隣接する鉄塔に固定された架線1302において、鉄塔1320側の自由端には一の張線装置(以下、第1張線装置という)1202が取り付けられており、第1張線装置1202は、さらに、一の張力計(以下、第1張力計という)1102の第1被取付部1108に取り付けられ、第1張力計1102の第2被取付部1110が例えばワイヤを介して鉄塔1320に取り付けられる。
張線装置の制御装置2000が設置された鉄塔1320の右側(図4右側)に隣接する鉄塔に固定された架線1304において、鉄塔1320側の自由端には別の張線装置(以下、第2張線装置という)1204が取り付けられており、第2張線装置1204は、さらに、別の張力計(以下、第2張力計という)1104の第2被取付部1110に取り付けられ、第2張力計1104の第2被取付部1110が例えばワイヤを介して鉄塔1320に取り付けられる。
張線装置の制御装置2000は、鉄塔1320下方にある発電機1310と電気的に接続され、該発電機1310から電力を得る。発電機1310は、作業台1314に設置してもよい。
以下、本発明の実施形態の構成の説明には、適宜図4を参照して説明する。
張線装置の制御装置2000は、架線などの張設をする張線装置1を制御する張線装置の制御装置2000であって、回転駆動機構制御手段2020と、該回転駆動機構制御手段2020の正逆運転切換手段2040と、張線装置1による張力を表示する張力表示手段2060とを、一つの直方体状の筐体2004内に、一体的に整えた状態に設けられる。張線装置1に連結された張力計1100に電気的に接続され、張線装置1を同時に制御して、張力を表示するように構成されている。
また、張線装置の制御装置2000は、一組の回転駆動機構制御手段2020と、該回転駆動機構制御手段2020の正逆運転切換手段2040と、張線装置1による張力を表示する張力表示手段2060と、別の組の回転駆動機構制御手段2020と、該回転駆動機構制御手段2020の正逆運転切換手段2040と、張線装置1による張力を表示する張力表示手段2060とを、一体的に整えた状態に設けられる。
張線装置の制御装置2000は、張力計に電気的に接続され、張線装置を制御して、架線に生じる張力に対応する値を張力計から取得し、張力を表示する。
例えば、図4に示すように、張線装置の制御装置2000は、該制御装置2000の左側(図4左側)の張設作業を行うために、前記一組の第1回転駆動機構制御手段2022と、該第1回転駆動機構制御手段2022の第1正逆運転切換手段2042と、第1張線装置1202による張力を表示する第1張力表示手段2062とが用いられ、該制御装置2000の右側(図4右側)の張設作業を行うために、前記別の組の第2回転駆動機構制御手段2024と、該第2回転駆動機構制御手段2024の第2正逆運転切換手段2044と、第2張線装置1204による張力を表示する第2張力表示手段2064とが用いられる。
(回転駆動機構制御手段)
回転駆動機構制御手段2020(2022、2024)は、張線装置1の回転駆動機構3の回転のON/OFFや回転速度を制御するように構成されている。
回転駆動機構制御手段2020(2022、2024)は、例えば該制御装置2000の左側の張設作業のための第1張線装置1202を制御するための第1回転駆動機構制御手段2022と、例えば該制御装置2000の右側の張設作業のための第2張線装置1204を制御するための第2回転駆動機構制御手段2024とを含む。第1回転駆動機構制御手段2022と第2回転駆動機構制御手段2024は、一方をONにし、他方をOFFにすることができ、また互いに異なる回転速度にするように制御することができる。
(正逆運転切換手段)
正逆運転切換手段2040(2042、2044)は、回転駆動機構制御手段2020によって制御される張線装置1の回転駆動機構3の回転方向の正逆を切り替えるように構成されている。
正逆運転切換手段2040(2042、2044)は、第1回転駆動機構制御手段2022によって制御される第1張線装置1202の回転駆動機構3の回転方向の正逆を切り替えるための第1正逆運転切換手段2042と、第2回転駆動機構制御手段2024によって制御される第2張線装置1204の回転駆動機構3の回転方向の正逆を切り替えるための第2正逆運転切換手段2044とを含む。
(張力表示手段)
張力表示手段2060(2062、2064)は、張力計1100(1102、1104)から送られてきた値に基づいて、電線の張力を表示するように構成されている。
張力表示手段2060(2062、2064)は、例えば該制御装置2000の左側(図4右側)の張設作業のための第1張力計1102から送られてきた値に基づいて、電線の張力を表示するように構成された第1張力表示手段2062と、例えば該制御装置2000の右側(図4右側)の張設作業のための第2張力計1104から送られてきた値に基づいて、電線の張力を表示するように構成された第2張力表示手段2064とを含む。第1張力表示手段2062および第2張力表示手段2064は、張線装置の制御装置2000の正面に左右に並んで設けられている。
張力表示手段2060(2062、2064)は、例えばLCDでありうる。
(警報手段)
本実施形態に係る張線装置の制御装置2000は、更に、張線装置1による架線の引張り力が、設定した引張り力より大きいときに、警報を発する警報手段2080を備える。
警報手段2080は、例えば該制御装置2000の左側の張設作業のための第1張線装置1202による架線の引張り力が、設定した引張り力より大きいときに、警報を発する第1警報手段2082と、例えば該制御装置2000の右側の張設作業のための第2張線装置1204による架線の引張り力が、設定した引張り力より大きいときに、警報を発する第2警報手段2084とを含む。
警報手段2080は、回転駆動機構制御手段2020と、該回転駆動機構制御手段2020の正逆運転切換手段2040と、張線装置1による張力を表示する張力表示手段2060と一体的に整えた状態に設けられる。
警報手段2080(2082、2084)は、警報手段2080をONにするかOFFにするかを設定する警報スイッチ2086と、警報を発する引張り力を設定するための警報張力設定手段2092とを含む。警報スイッチ2086(2087、2088)および警報張力設定手段2092(2093、2094)は、いずれも張線装置の制御装置2000の正面に設けられている。
第1警報手段2082は、第1警報スイッチ2087と第1警報張力設定手段2093とを含み、第2警報手段2084は、第2警報スイッチ2088と第2警報張力設定手段2094とを含む。
警報スイッチ2086(2087、2088)をONにした場合には、警報張力設定手段2092(2093、2094)において設定された引張り力よりも、張力計1100(1102、1104)から送られてきた引張り力の値が大きいときに、警報を発する。警報スイッチ2086(2087、2088)をOFFにした場合には、警報張力設定手段2092(2093、2094)において設定された引張り力よりも、張力計1100(1102、1104)から送られてきた引張り力の値が大きいときであっても、警報を発しない。警報手段2080は、例えばシーケンサで制御される。
(記憶手段)
本実施形態に係る張線装置の制御装置は、更に、張力の情報を記憶する記憶手段2100を備える。
記憶手段2100は、SDカード(図示せず)を差し込んでSDカードと電気的に接続するためのSDカードスロット2106とを備える。
SDカードスロット2106に差し込まれたSDカードには、第1張力計1102から送られた張力の値が保存され、また、第2張力計1104から送られた張力の値が保存される。
記憶手段2100は、ログ取得を開始するためのログ取得スタートボタン2110と、ログ取得を停止するためのログ取得ストップボタン2112を備える。
ログ取得スタートボタン2110を押すことにより、それぞれの張力計1102、1104から送られてきた張力データのログ取得が開始し、ログ取得ストップボタン2112を押すことにより、ログ取得が停止し、SDカードスロット2106に差し込まれたSDカードに保存される。
また、記憶手段2100は、ランプが点灯することによりログ取得中であることを示すログ取得表示ランプ2114を備える。ログ取得表示ランプ2114は、ログ取得スタートボタン2110を押すことにより、ログ取得中であることを示すように点灯し、ログ取得ストップボタン2112を押すことにより、消灯する。
(通信手段)
本実施形態に係る張線装置の制御装置2000は、更に、張線装置の回転駆動機構を無線で通信するための通信手段2120を備える。
通信手段2120は、回転駆動機構制御手段2020(2022、2024)と電気的に接続されており、張線装置の回転駆動機構の回転のON/OFFや回転速度を制御するための制御信号を、張線装置の受信機に送る。
通信手段2120は、回転駆動機構制御手段2020(2022、2024)および正逆運転切換手段2040(2042、2044)と電気的に接続されている。
なお、本実施の形態では通信手段2120は無線であるが、これに限るものではなく、張線装置の回転駆動機構と張線装置の制御装置とを有線で接続するようにしてもよい。張線装置の制御装置2000と張線装置とが、有線で電気的に接続されている場合、この接続線をはずすあるいは切断することによって張線装置の巻取り運転を停止することができ、より安全性が高まる。
張線装置の制御装置2000は、一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段と、他の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とは、接近した位置において、一方の方向に向いて設けられている。
なお、この実施形態では、2つの張線装置を制御し、2つの張力計から張力データを取得するための張線装置の制御装置が示されたが、本発明に係る張線装置の制御装置は、3つ以上の張線装置を制御するものであってもよく、また、3つ以上の張力計から張力データを取得するものであってもよい。
1 張線装置
2 張線器本体部
3 回転駆動機構
4 ブレーキ機構
5 第1取付部
6 牽引部(第1チェーン)
6a 固定側端部
6b 巻取り側端部
7 駆動源(電動回転機)
8 第2取付部
9 送信機
10 受信機
11 バッテリ
12 第3取付部
20 筐体
22 回転駆動機構収容部
24 ブレーキ機構収容部
26 電動回転機固定用部材
27 中間ベース台座部
28 底部
30 第1回転軸
30a 上側端部
30b 下側端部
32 第1平歯車
32a,36a,45a,47a,49a,50b,51a 芯部
34 第2回転軸
34a 上側端部
34b 下側端部
36 第2平歯車
38 ロードシーブ
38a ポケット
38b 車
40 第3回転軸
40a 上側端部
40b 下側端部
40c 雄ねじ部
40d 貫通孔
41a,41b 六角穴付ボルト
42a,42b ばね座金
43 ツマミ
44 割ピン
44a 足
45 チェックワッシャー
46 第3平歯車
46a 雌ねじ孔芯部
47 ディスク
49 第1ブレーキライニング
50 ラチェット型ブレーキギヤ
50a 歯部
51 第2ブレーキライニング
52 ブレーキ板
53 ピニオン
54 止爪
54a レバー部
54b 爪部
55 ラチェット爪
90 コントロールボックス
92 ONスイッチ
93 OFFスイッチ
96 送信用赤外線発光ダイオード
100 受信機本体
101 第1側面部
102 第2側面部
103 背面部
104 平面部
105 正面部
106 底面部
107a,107b 出力端子
108a,108b,108c 受信用フォトダイオード
109a,109b 入力端子
110 上面
112a,112b 出力端子
122 U字形部材
124 ジョイントボルト
128 第2チェーン
128a 固定側端部
128b 掴線器取付側端部
220 上面
222 底面
224 正面
225 第1側面
226 背面
227 第2側面
230 取付穴
232,239 電動回転機操作用窓
236,238 チェーン入出口
240 上面
242 底面
244 正面
245 側面
246 背面
248 第2張出し部
250 止爪操作用窓
260 天部
262 正面部
262a 第1正面部
262b 第2正面部
263 第1側面部
264 背面部
265 第2側面部
268 電動回転機挿入用穴
270 スリット
272a,272b,272c 固定用ボルト
274 締付け部材
274a 締付け側端部
274b 固定側端部
276 ハンドル
278 逃がし溝
278a 第1の逃がし溝
278b 第2の逃がし溝
280a,280b 係止縁
310 第1回転軸用保持部材
312 上板
314 下板
500 鉤部
500a 根元部
500b 先端部
502 開閉部材
502a 根元部
502b 先端部
504 固定軸
520 基部
522 動滑車収容部
526 動滑車
528 固定軸
700 電動回転機本体
720 チャック
722 係止突部
740 ハンドル
760 受信機装着部
760 取付金具
C 電柱
1100 張力計
1102 第1張力計
1104 第2張力計
1108 第1被取付部
1110 第2被取付部
1112 張力値送信部
1202 第1張線装置
1204 第2張線装置
1302、1304 電線
1310 発電機
1314 作業台
1320 鉄塔
2000 張線装置の制御装置
2004 筐体
2008 電源スイッチ
2020 回転駆動機構制御手段
2022 第1回転駆動機構制御手段
2024 第2回転駆動機構制御手段
2040 正逆運転切換手段
2042 第1正逆運転切換手段
2044 第2正逆運転切換手段
2060 張力表示手段
2062 第1張力表示手段
2064 第2張力表示手段
2080 警報手段
2082 第1警報手段
2084 第2警報手段
2086 警報スイッチ
2087 第1警報スイッチ
2088 第2警報スイッチ
2092 警報張力設定手段
2093 第1警報張力設定手段
2094 第2警報張力設定手段
2100 記憶手段
2106 SDカードスロット
2110 ログ取得スタートボタン
2112 ログ取得ストップボタン
2114 ログ取得表示ランプ
2116 サンプリング周波数調節ツマミ
2120 通信手段

Claims (7)

  1. 架線などの張設をする張線装置を制御する張線装置の制御装置であって、
    一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とを、一体的に整えた状態に設けられ、
    張線装置の制御装置は、張力計に電気的に接続され、
    張線装置を制御して、架線に生じる張力に対応する値を張力計から取得し、張力を表示する、張線装置の制御装置。
  2. 架線などの張設をする張線装置を制御する張線装置の制御装置であって、
    一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段と、
    他の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とを、一体的に整えた状態に設けられ、
    張線装置の制御装置は、複数の張力計に電気的に接続され、
    複数の張線装置を同時に制御して、架線に生じる張力に対応する値を複数の張力計から取得し、張力を表示する、張線装置の制御装置。
  3. 張線装置による架線の引張り力が、設定した引張り力より大きいときに、警報を発する警報手段を、回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段と一体的に整えた状態に設けられたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の張線装置の制御装置。
  4. 張力を記憶する記憶手段を備えた、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の張線装置の制御装置。
  5. 張線装置の回転駆動機構を無線又は有線で制御するための通信手段を備えた、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の張線装置の制御装置。
  6. 一の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段と、他の回転駆動機構制御手段と、該回転駆動機構制御手段の正逆運転切換手段と、張線装置による張力を表示する張力表示手段とは、接近した位置において、一方の方向に向いて設けられた、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の張線装置の制御装置。
  7. 警報手段は、シーケンサで制御される、請求項3〜請求項6のいずれかに記載の張線装置の制御装置。
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