JP2013255398A - 張線装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】張線装置1は、張線器本体部2と、第1取付部5と、張線器本体部2と第1取付部5との間を連結するための牽引部6と、張線器本体部2に内蔵された、牽引部6を張線器本体部2の内部に巻き取って第1取付部5を張線器本体部2の側に引き寄せるように動作する回転駆動機構3と、回転駆動機構3に駆動力を付与する電動モータを有している駆動源7と、張線器本体部2に内蔵された、回転駆動機構3に係止しているブレーキ機構4と、張線器本体部2に設けられた第2取付部8と、駆動源7の電動モータを無線制御するための送信機9と、送信機9から送信された信号を受信するための受信機10と、駆動源7に電力を供給するためのバッテリ11と、を備えている。回転駆動機構3は、主として、駆動源7の電動モータの駆動力によって回転駆動する。
【選択図】図1
Description
この発明の請求項2にかかる張線装置は、前記駆動源の電動モータを無線制御するための送信機と、前記送信機から送信された信号を受信するための、前記駆動源に取り付けられた受信機と、を備えていること、を特徴とする、請求項1に記載の張線装置である。
この発明の請求項3にかかる張線装置は、前記回転駆動機構は、第1回転軸と、前記第1回転軸に固定された第1平歯車と、第2回転軸34と、前記第2回転軸に固定された第2平歯車及び第2平歯車に連結されたロードシーブとを有し、前記ブレーキ機構は、第3回転軸と、前記第3回転軸に螺着された第3平歯車と、ブレーキ板及びピニオンとを有し、前記回転駆動機構の第1平歯車と前記ブレーキ機構の第3平歯車とが噛み合い、前記回転駆動機構の第2平歯車と前記ブレーキ機構のピニオンとが噛み合っていること、を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の張線装置である。
この発明の請求項4にかかる張線装置は、張線器本体部は、回転駆動機構及びブレーキ機構を内蔵する筐体を有し、筐体は、回転駆動機構を内蔵している略縦長矩形筒状の回転駆動機構収容部と、ブレーキ機構を内蔵している筒状のブレーキ機構収容部と、電動回転機を回転駆動機構収容部に固定するための電動回転機固定用部材とを有し、回転駆動機構収容部とブレーキ機構収容部とは、横方向に並んで並接され、平面視が矩形の電動回転機固定用部材は、回転駆動機構収容部の上面に固定され、電動回転機固定用部材は、第1回転軸の上方に電動回転機挿入用穴が形成され、電動回転機挿入用穴は、電動回転機のチャック側が挿入でき、かつ、保持できるように形成されている、請求項1又は請求項2に記載の張線装置である。
この発明の請求項5にかかる張線装置は、第1回転軸は、回転軸方向が第1チェーンが回転する横方向と直交ないしは交差する方向になるように、電動回転機固定用部材の電動回転機挿入用穴の中央に配置され、上側端部は、第1回転軸を回転駆動する際に、駆動源である電動回転機のチャックによってチャッキングされるように形成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の張線装置である。
この発明の請求項6にかかる張線装置は、前記回転駆動機構は、第1回転軸と、前記第1回転軸に固定された第1平歯車と、第2回転軸34と、前記第2回転軸に固定された第2平歯車及び第2平歯車に連結されたロードシーブとを有し、前記ブレーキ機構は、第3回転軸と、前記第3回転軸に螺着された第3平歯車と、ブレーキ板及びピニオンとを有し、前記回転駆動機構の第1平歯車と前記ブレーキ機構の第3平歯車とが噛み合い、前記回転駆動機構の第2平歯車と前記ブレーキ機構のピニオンとが噛み合い、第3平歯車の回転に伴って、前記ディスクと、前記第1ブレーキライニングと、前記ラチェット型ブレーキギア及び前記第2ブレーキライニングとが面接触摩擦力によってブレーキ板を回転させてピニオンを回転させること、を特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の張線装置である。
この発明の請求項7にかかる張線装置は、前記ブレーキ機構は、第3回転軸と、前記第3回転軸に螺着された第3平歯車と、ブレーキ板及びピニオンと、前記第3回転軸に挿通されたディスクと、第1ブレーキライニングと、ラチェット型ブレーキギヤ及び第2ブレーキライニングと、前記ラチェット型ブレーキギヤに係止可能な止爪とを有し、前記ブレーキ機構のディスクと、第1ブレーキライニングと、ラチェット型ブレーキギヤ及び第2ブレーキライニングとの面接触摩擦力及び前記ラチェット型ブレーキギヤに係止した止爪とによって、第3回転軸の逆回転を制御すること、を特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の張線装置である。
また、本発明は、駆動源は電動ドリルとすれば、駆動源が電動ドリルと兼用とすることによって、電動ドリルを別途携行する必要がなくなる。
本発明では、ブレーキ機構が、回転駆動機構に構造的に簡素に係止しているため、張線器の小型化に適している。
図1は、本発明に係る張線装置の一実施の形態を示す分解斜視図である。図2は、図1に示した張線装置の組立斜視図である。張線装置1は、架線工事などにおいて、架線などの自由端側を電柱C側に引っ張って保持することができる。
張線装置1は、地上に垂設された電柱Cと直交ないしは交差する方向、すなわち地上と平行ないしは水平の方向に、架線を引っ張って張設する、いわゆる「横吊り」するように、構成されている。
図3は張線器本体部2の正面図であり、図4は平面図であり、図5は右側面図である。図6は張線器本体部2を後側から見た斜視図である。図7は、張線器本体部2の左側面図であり、図8は底面図である。張線器本体部2は、筐体20と、筐体20に内蔵された後述の回転駆動機構3及びブレーキ機構4とを有している。
図3に示すように、回転駆動機構収容部22は、概略、平板状の上面220と、平板状の底面222と、平板状の正面224と、平板状の第1側面225と、平板状の背面226と、平板状の第2側面227とを有している。
固定部材70は、図6に示すように、第1水平部70a及び第2水平部70bと、第1垂直部70c及び第2垂直部70dとからなる。
図3及び図4に示すように、ブレーキ機構収容部24は、概略、上面240と、底面242と、正面244と、側面245と、背面246とを有している。なお、ブレーキ機構収容部24の右側面は、ブレーキ機構収容部24が回転駆動機構収容部22の左側に並接しているため、存在しない。
図3及び図4に示すように、平面視が矩形の電動回転機固定用部材26は、4隅のうち3隅に配置された3本の固定用ボルト272a,272b,272cによって、回転駆動機構収容部22の上面220に固定されている。
締付け部材274は、固定用ボルト272cを備えており、固定用ボルト272cは、第1正面部262aから第2正面部262bに亘って架け渡される。
第1正面部262aは、固定用ボルト272cで所定の位置に固定された第2正面部262bに、締付け部材274の回動によって接近したり離れたりする。言い換えると、スリット270は、片側にのみ固定用ボルト272cが配置されている第2正面部262bと第1正面部262aとの間に設けられている。電動回転機固定用部材26は、その弾性力で縮径して電動回転機7のチャック720側の先端部分を堅固に固定される。
更に、電動回転機挿入用穴268は、電動回転機7のチャック720の上方において、周方向に突出された係止突部722を挿入するために、逃がし溝278を凹設されている。
逃がし溝278は、電動回転機挿入用穴268を部分的に切り欠かれて形成され、手前側と向こう側とに分かれて2箇所形成されている。手前側の第1の逃がし溝278aは、スリット270を挟んで左右に分かれて形成されている。
手前側の第1の逃がし溝278aと向こう側の第2の逃がし溝278bとは、略々回転対称性を有している。
電動回転機挿入用穴268は、電動回転機固定用部材26の底面側に、電動回転機7の係止突部722の上縁部を係止するための、係止縁280aと係止縁280bとを備えている。
係止縁280aと係止縁280bとは、電動回転機挿入用穴268の内周縁と略々直交するように形成されている。
電動回転機7の係止突部722は、チャック720の上方において、左右に分かれて形成された突条であり、その上縁が水平面状ないしは前方に向けてやや下がる傾斜面を形成されている。
そして、電動回転機挿入用穴268に電動回転機7のチャック720側が嵌挿され、すなわち、電動回転機挿入用穴268の逃がし溝278に電動回転機7の係止突部722を嵌挿し、電動回転機7を、電動回転機7のチャック720の中心軸のまわりを1回転の36分の1ないし24分の1回転させて(回転角は略10〜15度)、電動回転機7の係止突部722を電動回転機挿入用穴268の係止縁280a及び係止縁280bに係止させる。
而して、電動回転機7の係止突部722と係止縁280a及び係止縁280bとは、電動回転機7の抜け止めとなり、電動回転機7の落下を防止する。
図9は張線器本体部2の正面断面図であり、図10はその平面断面図である。図11は張線器本体部2の一部右側面断面図である。図12は回転駆動機構3及びブレーキ機構4の分解斜視図である。
第1回転軸30は、回転軸方向が垂直方向、すなわち第1チェーン6が回転する横方向と直交ないしは交差する方向になるように、電動回転機固定用部材26の電動回転機挿入用穴268の中央に配置され、第1回転軸用保持部材310によって回転自在に支持されている。
第1回転軸30の上側端部30aは、六角柱状であり、駆動回転軸保持部材310の上板312を貫通して上方に向けて突き出ている。この上側端部30aは、第1回転軸30を回転駆動する際に、駆動源である電動回転機7のチャック720によってチャッキングされる。
第1回転軸30の下側端部30bは、駆動回転軸保持部材310の下板314によって、回転自在に支持されている。第1回転軸30を支持する際、ベアリングは、荷重がかかるため用いない。
第1平歯車32は、第1回転軸用保持部材310の上板312と下板314との間に配置されている。第1平歯車32は、その回転軸である芯部32aが第1回転軸30と同芯になるように、第1回転軸30に固定されている。第1平歯車32とブレーキ機構4の第3平歯車46(後述)とは、噛み合っている。
第2回転軸34は、回転軸方向が垂直方向、すなわち第1チェーン6が回転する方向と直交ないしは交差する方向になるように配置されている。第2回転軸34の上側端部34aは、筐体20の中間ベース台座部27に回転自在に支持されている。第2回転軸34の下側端部34bは、筐体20の底部28(言い換えると、回転駆動機構収容部22の底面222)を貫通して突き出て、ナット締めされている。
第2平歯車36は、筐体20の中間ベース台座部27より下側に配置されている。第2平歯車36は、その回転軸である芯部36aが第2回転軸34と同芯になるように、第2回転軸34に固定されている。第2平歯車36とブレーキ機構4のピニオン53(後述)とは、噛み合っている。
ロードシーブ38は、第1チェーン6にかみ合うように形成されたポケット38a及び歯をもつ車38bを備えており、第2回転軸34と直交する方向すなわち横方向に第1チェーン6を移動させるように構成されている。
ポケット38aは、第2回転軸34の周りを水平方向に周回しており、車38bは、水平方向に回転して、車38bの歯が第1チェーン6と噛合して、第1チェーン6を水平方向に移動させる。
ブレーキ機構4は、回転駆動機構3に係止し、牽引部である第1チェーン6が緩められる際に、第1チェーン6が張線器本体部2の内部から即座に引き出されることがないように、第1チェーン6の移動を制御するブレーキとして動作する。
第3回転軸40の中央部分は、ブレーキ板52を介して、筐体20の中間ベース台座部27によって回転自在に支持されている。
第3回転軸40の下側部分は、筐体20の底部28によって回転自在に支持されている。
第3回転軸40を支持する際、ベアリングは、荷重がかかるため用いない。
チェックワッシャー45は、中央の芯部45aを形成され、その外周縁に係止凸部40bを形成されている。チェックワッシャー45は、芯部45aにて係止凸部40の上側端部40aに回転自在に取り付けられている。
第1ブレーキライニング49は、合成樹脂と合金からなる柔軟性を有する円板状体で、その中心に中空の芯部49aを有している。
ラチェット型ブレーキギヤ50は、円板状体で、外周面に歯部50aを並列され、その中心に中空の芯部50bを有している。
第2ブレーキライニング51は、合成樹脂と合金からなる柔軟性を有する円板状体で、その中心に中空の芯部51aを有している。
ディスク47と、第1ブレーキライニング49と、ラチェット型ブレーキギヤ50と、第2ブレーキライニング51とは、それぞれ、その回転軸の方向が第3回転軸40の方向に揃えられた状態で、第3回転軸40に固定されることなく、第3回転軸40の中央部分に回転自在に取り付けられている。
ディスク47は芯部47aにおいて、第1ブレーキライニング49は芯部49aにおいて、ラチェット型ブレーキギヤ50は芯部50bにおいて、第2ブレーキライニング51は芯部51aにおいて、第3回転軸40に嵌挿されている。
そして、ディスク47と第1ブレーキライニング49とラチェット型ブレーキギヤ50と第2ブレーキライニング51とは、第3平歯車46とブレーキ板52との間に配置されている。
次に、回転駆動機構3及びブレーキ機構4の動作について説明する。
第3平歯車46は、第3回転軸40の上側端部40aの雄ねじ部40cに螺合されているため、第3平歯車46の回転に伴い、第3回転軸40の上側端部40aにおいて、ブレーキ板52側に向けて下降する。
而して、第3平歯車46とブレーキ板52との間隔は縮まる。
第2平歯車36は、第2回転軸34に固定されているため、その回転力は第2回転軸34に伝達される。
ラチェット爪55は、ラチェット型ブレーキギヤ50に係止して、正方向(時計回り方向)にのみ回転するように作用する。
このとき、ディスク47と第1ブレーキライニング49とラチェット型ブレーキギヤ50と第2ブレーキライニング51とブレーキ板52とが、摩擦力により面接触しているため、第1チェーン6が張線器本体部2の内部から即座に引き出されることはない。すなわち、この摩擦力が第1チェーン6の移動を制御するブレーキの役割を果たしている。
従って、上述のブレーキ機構4と電動回転機7のブレーキ機構との2重構造ブレーキが備えていることにより、第1チェーン6が張線器本体部2の内部から引き出される速度を制御している。
第1取付部5は、第1掴線器900(後述)を取り付けるためのものである。
牽引部である第1チェーン6は、張線器本体部2と第1取付部5との間を連結するためのものである。
第2取付部8は、張線装置1を電柱Cに取り付けるための尻手ワイヤ830(後述)を把持するものである。
第2取付部8は、第1取付部5と略々同じ高さ位置において、張線器本体部2に取り付けられている。
第3取付部12は、第1チェーン6の巻取り側端部6bを、例えば、ボルト取付け座部228に取り付けるためのものである。
駆動源である電動回転機7は、回転駆動機構3に回転駆動力を付与するものであり、電動モータを有している。図1、図2及び図13に示すように、電動回転機7は、電動ドリルの回転機であり、電動回転機7の電動モータが、回転駆動機構3に回転駆動力を付与する。
チャック720は、電動モータの回転軸の先端に設けられ、棒状物をつかむことができる構造を備える。なお、電動回転機7は、市販の周知のものであり、その詳細な説明は省略する。
63N.m(電動回転機7のトルク)×2/1(ギア比)=126N.m
126N.m×23T/7T(張線器本体部2の減速比)=414N.m
414N.m×2/1(動滑車)=828N.m=8280kg.cm
8280kg.cm×1/2.575(ロードシープ38の半径)=3010kg
送信機9は、電動回転機7の電動モータを無線制御するためのものである。図1及び図2に示すように、送信機9は、略直方体形状のコントロールボックス90と、コントロールボックス90に内蔵されている電子部品搭載回路基板(図示せず)と、コントロールボックス90の上面に配設されているONスイッチ92及びOFFスイッチ93と、コントロールボックス90の1つの側面に配設されている送信用赤外線発光ダイオード96とを有している。
受信機10は、送信機9から送信された無線信号を受信するためのものである。図1及び図2に示すように、受信機10は、電動回転機7の受信機装着部760に装着されている。図14は受信機を示す図で、(A)は外観斜視図であり、(B)は底面図である。
平面部104は、張線装置1を用いて電柱間などに架線を張設する際には、下向きとなるので、受信用フォトダイオード108bと地上にいる作業者が持っている送信機9の送信用赤外線発光ダイオード96と向かい合う面となる。
張線装置1を用いて電柱C間等に架線を張設する際には、張線器本体部2及び電動回転機7が回転して受信機10の上下が入れ替わったりすることがある。そこで、背面部103及び正面部105は、地上にいる作業者が持っている送信機9の送信用赤外線発光ダイオード96と向かい合う面となることがあるときに、電動回転機7の電動モータのON/OFF を行うことができるように、受信用フォトダイオード108a及び受信用フォトダイオード108cが設けられている。
バッテリ11は、電動回転機7に電力を供給するためのものである。図1及び図2に示すように、バッテリ11は略直方体形状をしており、その上面110は受信機10の第2側面部102に面接触している。バッテリ11の上面110には、雌型の1対の出力端子112a,112bが設けられている。1対の出力端子112a,112bとして、雌型を採用したため、不要な感電を防止できる。
次に、以上の構成からなる張線装置1を用いて、架線などの自由端側を電柱側に引っ張って、電柱間などに架線を張設する手順の一例について説明する。図15は、張線装置1の使用手順を説明するための斜視図である。図16は、張線装置1の使用手順を示すフローチャートである。
2 張線器本体部
3 回転駆動機構
4 ブレーキ機構
5 第1取付部
6 牽引部(第1チェーン)
6a 固定側端部
6b 巻取り側端部
7 駆動源(電動回転機)
8 第2取付部
9 送信機
10 受信機
11 バッテリ
12 第3取付部
20 筐体
22 回転駆動機構収容部
24 ブレーキ機構収容部
26 電動回転機固定用部材
27 中間ベース台座部
28 底部
30 第1回転軸
30a 上側端部
30b 下側端部
32 第1平歯車
32a,36a,45a,47a,49a,50b,51a 芯部
34 第2回転軸
34a 上側端部
34b 下側端部
36 第2平歯車
38 ロードシーブ
38a ポケット
38b 車
40 第3回転軸
40a 上側端部
40b 下側端部
40c 雄ねじ部
40d 貫通孔
41a,41b 六角穴付ボルト
42a,42b ばね座金
43 ツマミ
44 割ピン
44a 足
45 チェックワッシャー
46 第3平歯車
46a 雌ねじ孔芯部
47 ディスク
49 第1ブレーキライニング
50 ラチェット型ブレーキギヤ
50a 歯部
51 第2ブレーキライニング
52 ブレーキ板
53 ピニオン
54 止爪
54a レバー部
54b 爪部
55 ラチェット爪
70 固定部材
70a 第1水平部
70b 第2水平部
70c 第1垂直部
70d 第2垂直部
74 ジョイントボルト
90 コントロールボックス
92 ONスイッチ
93 OFFスイッチ
96 送信用赤外線発光ダイオード
100 受信機本体
101 第1側面部
102 第2側面部
103 背面部
104 平面部
105 正面部
106 底面部
107a,107b 出力端子
108a,108b,108c 受信用フォトダイオード
109a,109b 入力端子
110 上面
112a,112b 出力端子
122 U字形部材
124 ジョイントボルト
128 第2チェーン
128a 固定側端部
128b 掴線器取付側端部
140 ラチェットハンドル
142 ラチェット本体部
144 ソケット部
144a 基部
144b ボックスレンチ部
148 ハンドル部
220 上面
222 底面
224 正面
225 第1側面
226 背面
227 第2側面
230 取付穴
232,239 電動回転機操作用窓
236,238 チェーン入出口
240 上面
242 底面
244 正面
245 側面
246 背面
248 第2張出し部
250 止爪操作用窓
260 天部
262 正面部
262a 第1正面部
262b 第2正面部
263 第1側面部
264 背面部
265 第2側面部
268 電動回転機挿入用穴
270 スリット
272a,272b,272c 固定用ボルト
274 締付け部材
274a 締付け側端部
274b 固定側端部
276 ハンドル
278 逃がし溝
278a 第1の逃がし溝
278b 第2の逃がし溝
280a,280b 係止縁
310 第1回転軸用保持部材
312 上板
314 下板
500 鉤部
500a 根元部
500b 先端部
502 開閉部材
502a 根元部
502b 先端部
504 固定軸
520 基部
522 動滑車収容部
526 動滑車
528 固定軸
700 電動回転機本体
720 チャック
722 係止突部
740 ハンドル
760 受信機装着部
760 取付金具
800 鉤部
800a 根元部
800b 先端部
802 開閉部材
802a 根元部
802b 先端部
804 固定軸
820 基部
830 尻手ワイヤ
830a 電柱側取付端部
900 第1掴線器
902 取付穴
920 第2掴線器
922 取付穴
960 架線
960a 自由端
C 電柱
Claims (7)
- 張線器本体部と、
第1取付部と、
前記張線器本体部と前記第1取付部との間を連結するための牽引部と、
前記張線器本体部に内蔵された、前記牽引部を前記張線器本体部の内部に巻き取って前記第1取付部を前記張線器本体部の側に引き寄せるように動作する回転駆動機構と、
前記回転駆動機構に駆動力を付与する電動モータを有し、スイッチで回転を制御される駆動源と、
前記張線器本体部の回転駆動機構の近傍に内蔵された、前記回転駆動機構及び/又は第1取付部の移動を制御するためのブレーキ機構と、
前記張線器本体部に設けられた第2取付部と、を備え、
前記牽引部は長さを有するチェーン又は帯状体であり、
前記回転駆動機構は、主として、前記駆動源の電動モータの駆動力によってブレーキ機構を介して回転駆動する構造であること、
を特徴とする、張線装置。 - 前記駆動源の電動モータを無線制御するための送信機と、
前記送信機から送信された信号を受信するための、前記駆動源に取り付けられた受信機と、
を備えていること、を特徴とする、請求項1に記載の張線装置。 - 前記回転駆動機構は、第1回転軸と、前記第1回転軸に固定された第1平歯車と、第2回転軸34と、前記第2回転軸に固定された第2平歯車及び第2平歯車に連結されたロードシーブとを有し、
前記ブレーキ機構は、第3回転軸と、前記第3回転軸に螺着された第3平歯車と、ブレーキ板及びピニオンとを有し、
前記回転駆動機構の第1平歯車と前記ブレーキ機構の第3平歯車とが噛み合い、前記回転駆動機構の第2平歯車と前記ブレーキ機構のピニオンとが噛み合っていること、
を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の張線装置。 - 張線器本体部は、回転駆動機構及びブレーキ機構を内蔵する筐体を有し、
筐体は、回転駆動機構を内蔵している略縦長矩形筒状の回転駆動機構収容部と、ブレーキ機構を内蔵している筒状のブレーキ機構収容部と、電動回転機を回転駆動機構収容部に固定するための電動回転機固定用部材とを有し、
回転駆動機構収容部とブレーキ機構収容部とは、横方向に並んで並接され、
平面視が矩形の電動回転機固定用部材は、回転駆動機構収容部の上面に固定され、
電動回転機固定用部材は、第1回転軸の上方に電動回転機挿入用穴が形成され、
電動回転機挿入用穴は、電動回転機のチャック側が挿入でき、かつ、保持できるように形成されている、請求項1又は請求項2に記載の張線装置。 - 第1回転軸は、回転軸方向が第1チェーンが回転する横方向と直交ないしは交差する方向になるように、電動回転機固定用部材の電動回転機挿入用穴の中央に配置され、上側端部は、第1回転軸を回転駆動する際に、駆動源である電動回転機のチャックによってチャッキングされるように形成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の張線装置。
- 前記回転駆動機構は、第1回転軸と、前記第1回転軸に固定された第1平歯車と、第2回転軸34と、前記第2回転軸に固定された第2平歯車及び第2平歯車に連結されたロードシーブとを有し、
前記ブレーキ機構は、第3回転軸と、前記第3回転軸に螺着された第3平歯車と、ブレーキ板及びピニオンとを有し、
前記回転駆動機構の第1平歯車と前記ブレーキ機構の第3平歯車とが噛み合い、前記回転駆動機構の第2平歯車と前記ブレーキ機構のピニオンとが噛み合い、
第3平歯車の回転に伴って、前記ディスクと、前記第1ブレーキライニングと、前記ラチェット型ブレーキギア及び前記第2ブレーキライニングとが面接触摩擦力によってブレーキ板を回転させてピニオンを回転させること、
を特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の張線装置。 - 前記ブレーキ機構は、第3回転軸と、前記第3回転軸に螺着された第3平歯車と、ブレーキ板及びピニオンと、前記第3回転軸に挿通されたディスクと、第1ブレーキライニングと、ラチェット型ブレーキギヤ及び第2ブレーキライニングと、前記ラチェット型ブレーキギヤに係止可能な止爪とを有し、
前記ブレーキ機構のディスクと、第1ブレーキライニングと、ラチェット型ブレーキギヤ及び第2ブレーキライニングとの面接触摩擦力及び前記ラチェット型ブレーキギヤに係止した止爪とによって、第3回転軸の逆回転を制御すること、
を特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の張線装置。
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