JP2015126410A - 送信装置及びプログラム - Google Patents

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    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

【課題】干渉する可能性がある周波数の電波が送信されている環境ではアドバタイジング・パケットを携帯端末が正しく受信できない場合があり、また、ユーザーがいない環境でアドバタイジング・パケットを送信し続けると、ビーコン装置が無駄に電力を消費する。
【解決手段】ビーコン装置は、所定の送信間隔としたアドバタイジング・インターバルでアドバタイジング・パケットを送信する。そして、スマートフォンまたはスマートフォンを携帯するユーザーが近傍に存在することを示す検知信号に基づき、アドバタイジング・インターバルを変更する制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、Bluetooth(登録商標) LE(Low Energy)規格(以下、「BLE規格」と略記する。)によって規定される信号を送信する送信装置及びプログラムに関する。
近年、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店、専門店等に、例えば、BLE規格に対応したビーコン装置を配置し、ユーザーが持つ携帯端末に商品情報やクーポン等の情報(以下、「サービス情報」と呼ぶ。)を送信するサービスが始まっている。この携帯端末は、携帯端末にインストールされたアプリケーションで解釈したサービス情報を、携帯端末の表示部に表示する。
ここで、BLE規格とは、近距離無線通信技術の一つである。このBLE規格には、1つのセントラルに対して複数のペリフェラルが接続されたスター型のネットワークトポロジーを構成することが規定されている。また、BLE規格で規定される周波数帯は、2.4GHz帯である。そして、BLE規格では、この周波数帯を40チャンネルに分割して、干渉や混信するチャンネルを避けるようにした適応周波数ホッピングという仕組みを用いることが規定されている。
ペリフェラルには、上述したビーコン装置が該当し、セントラルには、上述した携帯端末が該当する。そして、ペリフェラル(ビーコン装置)は、BLE規格によって規定され、所定の送信間隔としたアドバタイジング・インターバルで、BLE規格によって規定される、ビーコン信号としてのアドバタイジング・パケットを送信している。セントラル(携帯端末)は、アドバタイジング・パケットを受信すると、所定の動作を経てセントラルとコネクションを確立することができる。
このようにビーコン装置がビーコン信号を一定周期で送信し、このビーコン信号を受信した携帯端末がビーコン装置との間で無線接続を行うための技術として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
この特許文献1には、所定時間動作を停止している状態で省電力状態に移行し、無線接続された外部機器からのビーコン信号に対する応答により外部機器との無線接続状態を維持する通信装置に関して記載されている。
特開2008−147780号公報
ここで、BLE規格で規定される40チャンネルの内、アドバタイジング・パケットを送信するために用いられるチャンネルはわずかに3チャンネルしかない。また、2.4GHz帯は、電子レンジやWiFi(登録商標)等の多くの機器が利用する周波数帯である。このため、ビーコン装置の近くにこれらの機器があるような環境では、各機器から出力される電波が互いに干渉し、ビーコン装置が送信したアドバタイジング・パケットを携帯端末が正しく受信できなくなるおそれがある。
この環境で、携帯端末がアドバタイジング・パケットを確実に受信するための一つの方法として、ビーコン装置から送信されるアドバタイジング・パケットの送信間隔を短くすることが考えられる。しかし、アドバタイジング・パケットの送信間隔を短くするとその分ビーコン装置は電力を消費する。このため、送信間隔の周期を短く設定した際に、店舗が休業していたり、ユーザーがいなかったりする等の状況では、ビーコン装置が無駄に電力を消費することになる。
また、特許文献1には、通信装置としてのカメラが、アクセスポイントが発信するビーコン信号の発信間隔を制御することについて開示されている。ここで、1台のビーコン装置が1台の携帯端末との間でコネクションを確立している間、このビーコン装置は他の携帯端末とコネクションを確立することができない。このため、多数の携帯端末がビーコン装置の近傍にあった場合に、コネクションを確立した1台の携帯端末がビーコン装置に対してアドバタイジング・インターバルの変更を指示している間は、他の携帯端末がこのビーコン装置とコネクションを確立できない。このため、ビーコン装置から他の携帯端末に意図したサービス情報を提供することができなくなる。また、特許文献1に開示された装置では、ビーコン信号の発信間隔をユーザー側の携帯端末で操作しなければならないので、ユーザーにとって操作が煩雑になる等の問題がある。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、干渉する可能性がある周波数の電波が送信されている環境であっても携帯端末が信号を受信できる可能性を高めつつ、信号の送信に伴う消費電力を抑えることを目的とする。
本発明は、所定の送信間隔で送信部が信号を送信し、携帯端末または携帯端末を携帯するユーザーが近傍に存在することを示す検知信号を受け取る。
そして、受け取った検知信号に基づき、送信部に対して信号の送信間隔を変更する制御を行うものである。
本発明によれば、送信装置の近傍に存在する携帯端末が、送信装置から送信された信号を受信しやすくなる。また、携帯端末または携帯端末を携帯するユーザーが送信間隔の近傍に存在しているときに、信号の送信間隔を変更するため、送信装置は、信号の送信に伴う電力消費を抑えることができる。
本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置とスマートフォンの位置関係を示すコンビニエンスストアの店内の様子を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置とスマートフォンの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置の使用例を示す説明図である。図3Aは、受光部に光が達する例を示し、図3Bは、受光部に光が達しない例を示す。 本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置の詳細な動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係るアドバタイジング・インターバルの例を示す説明図である。図5Aは、アドバタイジング・イベントの構成例を示し、図5Bは、スマートフォンが検知されていない時のアドバタイジング・インターバルを示し、図5Cは、スマートフォンが検知された時のアドバタイジング・インターバルを示す。 本発明の第2の実施の形態例に係る位置関係を示すレストランの店内の様子を示した上面図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るビーコン装置とスマートフォンの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るビーコン装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の第1の実施の形態例に係る送信装置について、図1〜図5を参照して説明する。
この送信装置では、コンピュータがプログラムを実行することにより、後述する機能ブロックの連携によって信号送信が行われる。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[1.第1の実施の形態例(コンビニエンスストアの精算時にスマートフォンを検知する例)]
図1は、ビーコン装置とスマートフォンとの位置関係を示すコンビニエンスストアの店内の様子を示した説明図である。
コンビニエンスストア10の店内には、2台のテーブル6,7がある。テーブル6,7の間に店員5が立っており、テーブル6を隔ててスマートフォン2(携帯端末の一例)を持ったユーザー8が立っている。テーブル6には、商品の精算を行うために用いられるレジスター装置3が設置されている。このレジスター装置3の付近には、スマートフォン2に、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号を送信するビーコン装置1(送信装置の一例)が設置されている。このアドバタイズ信号は、ビーコン信号であり、ビーコン装置1が所定の送信間隔で送信する信号の一例として用いられる。そして、ビーコン装置1は、アドバタイズ信号によって構成されるアドバタイジング・パケットを、ビーコン装置1の周囲に送信している。
テーブル7には、ユーザーが精算した商品を温めるために用いられる電子レンジ4が設置されている。そして、店内にはインターネットへの接続サービスをユーザー8に提供するために、WiFi(登録商標)用の電波が不図示のアクセスポイントから送信されている場合がある。
ユーザー8は、精算を希望する商品等(不図示)をテーブル6の机上に置く。このとき、ユーザー8は、商品の精算時にスマートフォン2をビーコン装置1の上にかざし、スマートフォン2をビーコン装置1の近傍に配置する動作を行う。すると、ビーコン装置1とスマートフォン2との間で所定の通信処理が行われる。この通信処理については後述する。その後、ビーコン装置1からスマートフォン2にサービス情報が送信され、スマートフォン2にサービス情報(例えば、「30%オフ」という割引情報)が表示される。そして、ユーザー8は、スマートフォン2に表示されたサービス情報を店員5に見せる。これにより、店員5は、バーコードリーダー(不図示)を用いて商品等に付されたバーコードを読み取り、レジスター装置3に精算情報を入力する際に、割引精算を行う。このようにして、ユーザー8は、商品等を割引価格で購入することができる。
次に、ビーコン装置1とスマートフォン2の具体的な構成例を説明する。
図2は、ビーコン装置1とスマートフォン2の内部構成例を示すブロック図である。
<ビーコン装置の構成例>
ビーコン装置1は、制御部11、記憶部12、送信部13、受光部14、電源部15を備える。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって構成されており、ビーコン装置1内の各部の動作を制御する。また、制御部11は、スマートフォン2がビーコン装置1の近傍に存在することを示す検知信号に基づき、送信部13に対して信号の送信間隔を変更する制御を行う。ここで、制御部11が受け取る検知信号としては、受光部14が出力する受光信号がある。また、ビーコン装置1が送信する信号としては、アドバタイズ信号があり、信号の送信間隔としては、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイジング・インターバルがある。
制御部11は、アドバタイジング・パケットの送信間隔であるアドバタイジング・インターバルを変更する指示を送信部13に対して行う。このアドバタイジング・インターバルの変更処理については、後述する図4と図5において詳細に説明を行う。
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶媒体によって構成されている。この記憶部12には、制御部11のプログラム、パラメータ、サービス情報等の様々なデータが永久記憶又は一時記憶されている。
送信部13は、制御部11の制御に基づき、アドバタイジング・インターバルでアドバタイジング・パケットを送信する(後述する図5を参照)。
受光部14は、送信部13に近接して設けられる検知装置の一例であって、スマートフォン2が近接したことを検知する近接センサとして用いられる。この受光部14は、ビーコン装置1の外部から入射した光を受光すると、光電変換し、所定電圧の受光信号を制御部11に出力している。ここで、受光部14の上方にスマートフォン2がかざされると受光部14は光を受光できなくなり、受光信号の電圧は所定の閾値よりも低くなる。そして、制御部11は、電圧が所定の閾値よりも低くなった受光信号が受光部14から入力されると、スマートフォン2がビーコン装置1の近傍に存在すると判断することができる。
電源部15は、制御部11を始めとして、ビーコン装置1内の各部に電源を供給している。ビーコン装置1は小型であり、全体として使用する電力はごくわずかであるため、電源部15として、例えば、ビーコン装置1から取り外し可能なボタン電池が用いられている。
<スマートフォンの構成例>
スマートフォン2は、受信部21、制御部22、操作部23、及び表示部24を備える。
受信部21は、ビーコン装置1から送信されたアドバタイジング・パケットを受信する。
制御部22は、受信部21が受信したアドバタイジング・パケットに基づいて、このアドバタイジング・パケットを送信したビーコン装置1との間でコネクションを確立する動作を行う。また、制御部22は、操作部23から入力された操作信号や受信部21が受信した各種の情報に基づいて、表示部24にテキスト、画像等を表示させる制御を行う。
操作部23は、スマートフォン2の筐体に配された不図示のボタン、スイッチの他に、画面タッチによって行われた操作入力に従って、操作信号を制御部22に出力する。
表示部24は、ビーコン装置1から受信したサービス情報を表示する。なお、スマートフォン2では、操作部23と表示部24は、操作面と表示面とを重ねたタッチパネルディスプレイとして用いられている。
<受光部が光を受光する例>
図3は、受光部14が外部からの光を受光する様子を示す。図3Aは、受光部14に光が達する例を示し、図3Bは、受光部14に光が達しない例を示す。
図3Aに示すように、ビーコン装置1の筐体上部には、受光部14が設置されており、受光部14に外部からの光が達している。一方、受光部14を除くビーコン装置1の各部は、筐体内部に格納され、外部から視認できない状態になっている。ビーコン装置1の上に何もなければ、受光部14は、受光した光を光電変換し、受光量に応じた電圧値の受光信号を制御部11に出力する。このとき、ビーコン装置1は、所定の送信間隔でアドバタイジング・パケットを送信し続けている。
しかし、図3Bに示すように、ビーコン装置1の上にスマートフォン2がかざされると、受光部14に光が達しなくなるか、受光量が大きく減少する。このとき、受光部14が光電変換により得られる受光信号の電圧値も低くなる。このように受光部14が出力する受光信号の電圧値が所定の電圧値よりも低くなると、制御部11は、アドバタイジング・インターバルを短くする制御を行う。
その後、ビーコン装置1の上からスマートフォン2が除かれると、制御部11は、アドバタイジング・インターバルを元に戻すこととなる。
<ビーコン装置の動作例>
次に、ビーコン装置1の詳細な動作例について説明する。
図4は、ビーコン装置1の詳細な動作例を示すフローチャートである。
始めに、送信部13は、所定の送信間隔を規定値とするアドバタイジング・インターバルでアドバタイジング・パケットを送信している(S1)。次に、制御部11は、受光部14が、スマートフォン2を検知したか否かを判断する(S2)。制御部11は、受光部14がスマートフォン2を検知していないと判断すると、ステップS2の判断処理を継続する。
一方、制御部11は、受光部14がスマートフォン2を検知したと判断すると、送信部13に対してアドバタイジング・インターバルを規定値より短くする制御を行う(S3)。そして、制御部11は、受光部14が引き続きスマートフォン2を検知しているかどうかを判断する(S4)。制御部11は、受光部14がスマートフォン2を検知し続けていると判断すると、ステップS4の判断処理を継続する。
しかし、制御部11は、受光部14がスマートフォン2を検知していないと判断すると、アドバタイジング・インターバルを元の規定値に戻し(S5)、再びステップS2の判断処理を行う。
<アドバタイジング・インターバルの説明>
次に、アドバタイジング・インターバルの変更例について説明する。
図5は、アドバタイジング・インターバルの例を示す説明図である。図5Aは、アドバタイジング・イベントの構成例を示し、図5Bは、スマートフォン2が検知されていない時のアドバタイジング・インターバルを示し、図5Cは、スマートフォン2が検知された時のアドバタイジング・インターバルを示す。
図5Aに示すように、1つのアドバタイジング・イベントevには、3つのチャンネル(37,38,39チャンネル)によって連続して3回送信されるアドバタイジング・パケットp1〜p3が含まれる。なお、アドバタイジング・パケットp1〜p3は、いずれも同じ内容のデータである。
そして、図5Bに示すように、ビーコン装置1がスマートフォン2を検知していない時には、送信部13がアドバタイジング・イベントevを所定の送信間隔として、アドバタイジング・パケットを送信する。ここで、BLE規格では、1つのアドバタイジング・イベントが終わり、次のアドバタイジング・イベントが開始するまでの時間を規定値とする、アドバタイジング・インターバルt1が規定されている。なお、アドバタイジング・インターバルt1は、例えば、20ミリ秒〜10.24秒の範囲で任意の値を取り得る。
図5Cに示すように、ビーコン装置1がスマートフォン2を検知した時には、送信部13がアドバタイジング・インターバルt1よりも短い送信間隔としたアドバタイジング・インターバルt2でアドバタイジング・イベントevを送信する。このため、ビーコン装置1からスマートフォン2に単位時間で送信されるアドバタイジング・パケットp1〜p3は、ビーコン装置1がスマートフォン2を検知していないときに比べて多くなる。これにより、ビーコン装置1の近傍にあるスマートフォン2がアドバタイジング・パケットを受信する可能性を高めることができる。
以上説明した第1の実施の形態例に係るビーコン装置1によれば、受光部14の上部にスマートフォン2がかざされたことによる受光信号の電圧値の低下をトリガーとして、スマートフォン2がビーコン装置1の所定の領域内にあることを判断できる。ここで、干渉する可能性のある周波数の電波が送信されている環境において、電波が干渉している状態であるとビーコン装置1とスマートフォン2が確実にコネクションを確立できない。しかし、このビーコン装置1は、受光部14からの受光信号に基づいて自らアドバタイジング・インターバルを変更する。このとき、ビーコン装置1は、アドバタイジング・インターバルを規定値よりも短くし、単位時間におけるアドバタイジング・パケットの送信回数を増やす。これにより、スマートフォン2がビーコン装置1から確実にアドバタイジング・パケットを受信することができる。さらに、ビーコン装置1は、アドバタイジング・パケットを受信した後、コネクションを確立したスマートフォン2に対して必要な情報を確実に提供することができる。また、スマートフォン2を持つユーザー8は、ビーコン装置1に近づくだけで有用な情報を得ることができるため、スマートフォン2に特別な操作を行う必要がない。
また、ビーコン装置1の近くに電子レンジ等が置かれていたり、他の無線通信による電波が送信されていたりする環境であっても、ビーコン装置1に十分近づけられたスマートフォン2にアドバタイジング・パケットを送信するようにしている。このため、スマートフォン2が確実にアドバタイジング・パケットを受信しやすくなる。
また、ビーコン装置1は、スマートフォン2が所定の領域内にあることを検知していなければ、アドバタイジング・インターバルを元に戻す。このため、電源部15の電力消費量を抑え、電源部15の交換頻度も減少させることができる。
また、ビーコン装置1の内部にリアルタイムクロック回路を配置する必要がなく、ビーコン装置1に必要とされる機能及び部品を減らすことができる。すなわち、リアルタイムクロック回路を用いたタイマー設定により、時間によってアドバタイジング・インターバルを変更する従来の技術と比べて有利と言える。
一方、ビーコン装置1にタイマーを設けて、受光信号の電圧変化が起きたタイミングからの経過時間を計測してもよい。例えば、受光信号が所定の閾値未満のまま一定時間(例えば、10分)が経過したのであれば、店舗照明が消灯しており、ユーザー8が店内にいる可能性は低いと考えられるので、制御部11はスリープ状態となり、送信部13の電波の送信が停止される。その後、受光信号が所定閾値以上となったときに、制御部11はウェークアップし、元の規定値としたアドバタイジング・インターバルでアドバタイジング・パケットを送信する制御を送信部13に行う。このように送信部13がアドバタイジング・パケットの送信を停止していれば、電源部15からの電力消費を抑えることもできる。
[2.第2の実施の形態例(レストランの精算時に客を検知する例)]
図6は、ビーコン装置とスマートフォンとの位置関係を示すレストランの店内の様子を示した上面図である。
レストラン30の店内には、L字型のテーブル31と衝立32がある。店員5は、スマートフォン2を持ったユーザー8とテーブル31を挟んで向かい合っており、店員5が食事の精算をしている。テーブル31には、レジスター装置3と、ビーコン装置40と、反射型センサ41とが設置されている。ビーコン装置40は、レジスター装置3の近くに設置されている。そして、ビーコン装置40は、上述したビーコン装置1と同様に、アドバタイズ信号によって構成されるアドバタイジング・パケットを、ビーコン装置40の周囲に送信している。
反射型センサ41は、検知装置の一例であり、ビーコン装置40とは異なる位置であって、衝立32の対面に位置するようにテーブル31に設置される。この反射型センサ41は、ユーザー8が反射型センサ41の近傍に存在することを検知する近接センサとして用いられる。そして、ビーコン装置1は、反射型センサ41の受光信号に基づいて、アドバタイジング・インターバルを変更する制御を行っている。なお、反射型センサ41とビーコン装置40とは、不図示の配線によって接続されている。
次に、ビーコン装置40と反射型センサ41の具体的な構成例を説明する。
図7は、ビーコン装置40、反射型センサ41及びスマートフォン2の内部構成例を示すブロック図である。
ビーコン装置40は、制御部11、記憶部12、送信部13、電源部15を備える。ビーコン装置40が備える各部の機能は、上述したビーコン装置1が備える各部と同様である。このビーコン装置40は、上述した受光部14を備えておらず、反射型センサ41から受光信号を受け取る点がビーコン装置1と異なる。
なお、スマートフォン2は、上述した第1の実施の形態例で示したものと同様である。
反射型センサ41は、発光部42と受光部43とを備える。
発光部42は、一定間隔で赤外線光を発光している。受光部43は、発光部42が発光した赤外線光が衝立32によって反射された反射光を受光するように配置されている。ここで、反射型センサ41と衝立32の間に誰もいなければ、受光部43は反射光を受光し続けている。しかし、反射型センサ41の前にユーザー8が来ると、反射光の光量が減り、受光部43は反射光を受光できなくなる。このため、反射型センサ41が出力する受光信号の電圧値は所定の閾値よりも低くなる。このとき、制御部11は、アドバタイジング・インターバルを規定値よりも短くする制御を行って、送信部13にアドバタイジング・パケットを送信させる。
なお、反射型センサ41は、ビーコン装置40の制御部11に対して、有線接続されているが、無線接続される構成としてもよい。
<ビーコン装置の動作例>
次に、ビーコン装置40の詳細な動作例について説明する。
図8は、ビーコン装置40の詳細な動作例を示すフローチャートである。
始めに、送信部13は、所定の送信間隔を規定値とするアドバタイジング・インターバルでアドバタイジング・パケットを送信している(S11)。次に、制御部11は、反射型センサ41が、ユーザー8を検知したか否かを判断する(S12)。制御部11は、反射型センサ41がユーザー8を検知していないと判断すると、ステップS12の判断処理を継続する。
一方、制御部11は、反射型センサ41がユーザー8を検知したと判断すると、送信部13に対してアドバタイジング・インターバルを規定値より短くする制御を行う(S13)。そして、制御部11は、反射型センサ41が引き続きユーザー8を検知しているかどうかを判断する(S14)。制御部11は、反射型センサ41がユーザー8を検知し続けていると判断すると、ステップS14の判断処理を継続する。
しかし、制御部11は、反射型センサ41がユーザー8を検知していないと判断すると、アドバタイジング・インターバルを元の規定値に戻し(S15)、再びステップS12の判断処理を行う。
以上説明した第2の実施の形態例に係るビーコン装置40によれば、反射型センサ41の前をユーザー8が通ることによる受光信号の電圧値の低下をトリガーとして、スマートフォン2を持つユーザー8がビーコン装置40の所定の領域内にあることを判断できる。このとき、ビーコン装置40は、アドバタイジング・インターバルを短くし、単位時間におけるアドバタイジング・パケットの送信回数を増やす。これにより、スマートフォン2がビーコン装置40から確実にアドバタイジング・パケットを受信することができる。さらに、ビーコン装置40は、アドバタイジング・パケットを受信した後、コネクションを確立したスマートフォン2に対して必要な情報を確実に提供することができる。
[3.変形例]
なお、スマートフォン2又はスマートフォン2を持つユーザー8を検知するためには、様々な検知装置、近接センサを用いることができる。例えば、重さ、圧力、体温等を計測した計測結果に基づいて、アドバタイジング・インターバルを変更するようにしてもよい。例えば、ユーザー8の重さや圧力を計測する場合には、床面に圧力センサを設けてもよく、ユーザー8の体温を計測する場合には、ユーザー8から発せられる赤外線を検知可能な人感センサを用いてもよい。また、温度センサが室内気温の変化を検知することにより、ユーザー8の有無を判断することもできる。
また、反射型センサ41の代わりに、超音波をユーザー8に向けて送信し、この反射波を受信してユーザー8の有無を検出する超音波センサを用いてもよい。他にもカメラやレーザーを用いて、ユーザー8の有無を検出するようにしてもよい。
また、上述した各実施の形態例では、携帯端末の一例としてスマートフォン2を用いたものを示したが、フィーチャーフォン、ページャー、携帯音楽プレイヤー、腕時計等の様々なものを想定しうる。また、ビーコン装置の設置位置としては、テーブルの上だけでなく、レジスター装置、店舗内の天井、床面等も想定しうる。
また、上述した各実施の形態例で示したように、店舗の会計に際してサービス情報をユーザー8に提供する以外にも様々な応用例を想定しうる。
例えば、美術館等において、絵画等の展示品の前にユーザー8が来たときに、ユーザー8が持っているスマートフォンに向けて、ユーザー8の目前にある展示品の情報を表示するようにしてもよい。
また、深夜に玄関ドアの前に人が立ったことを検知したときには、この検知結果をメール等によってユーザー8のスマートフォン2に通知する防犯システムに適用してもよい。
また、ショーウィンドウを通過するユーザー8のスマートフォン2に、ショーウィンドウに展示されている商品情報を提供するようにしてもよい。
このように本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上記した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…ビーコン装置、2…スマートフォン、11…制御部、12…記憶部、13…送信部、14…受光部、15…電源部、21…受信部、22…制御部、23…操作部、24…表示部

Claims (7)

  1. 所定の送信間隔で信号を送信する送信部と、
    携帯端末または前記携帯端末を携帯するユーザーが近傍に存在することを示す検知信号に基づき、前記送信部に対して前記信号の送信間隔を変更する制御を行う制御部と、
    を備える送信装置。
  2. 前記制御部は、前記検知信号に基づいて、前記信号の送信間隔を前記所定の送信間隔よりも短くする、
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記信号は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号である、
    請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記アドバタイズ信号は、ビーコン信号である、
    請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記検知信号は、前記送信部に近接して設けられた検知装置から得られる、
    請求項2に記載の送信装置。
  6. 前記信号は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイジング・パケットを構成し、
    前記送信間隔は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイジング・イベントを含むアドバタイジング・インターバルである、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の送信装置。
  7. 所定の送信間隔で送信部が信号を送信する手順と、
    携帯端末または前記携帯端末を携帯するユーザーが近傍に存在することを示す検知信号を受け取る手順と、
    前記受け取った前記検知信号に基づき、前記送信部に対して前記信号の送信間隔を変更する制御を行う手順と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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