JP2015220470A - 受信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来は、ビーコン信号を受信する受信装置の消費電力を十分に抑えることができなかった。【解決手段】受信装置3は、受信部31と制御部33とを備える。受信部31は、ビーコン装置1から送信されるビーコン信号を、ビーコン信号の受信間隔に対するビーコン信号の受信期間によって規定されるデューティーサイクルで受信する。制御部33は、受信部31又は受信部31の周囲の状態が変化したことを示す検知信号に基づき、受信部31に対してデューティーサイクルを変更する制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、Bluetooth(登録商標) LE(Low Energy)規格(以下、「BLE規格」と略記する。)によって規定される信号を受信する受信装置及びプログラムに関する。
近年、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店、専門店等に、例えば、BLE規格に対応したビーコン装置を配置し、ユーザが持つ受信装置に商品情報やクーポン等の情報(以下、「サービス情報」と呼ぶ。)を送信するサービスが始まっている。
BLE規格とは、近距離無線通信技術の一つである。このBLE規格には、1つのセントラルに対して複数のペリフェラルが接続されたスター型のネットワークトポロジーを構成することが規定されている。また、BLE規格で規定される周波数帯は、2.4GHz帯である。そして、BLE規格では、この周波数帯を40チャンネルに分割して、干渉や混信するチャンネルを避けるようにした適応周波数ホッピングという仕組みを用いることが規定されている。
ペリフェラルには、上述したビーコン装置が該当し、セントラルには、上述した受信装置が該当する。そして、ペリフェラル(ビーコン装置)は、BLE規格によって規定され、所定の送信間隔とされるアドバタイジングインターバルで、BLE規格によって規定されるアドバタイズ信号を、ビーコン信号として送信している。セントラル(受信装置)は、ビーコン信号を受信すると、所定の動作を経てセントラルとコネクションを確立することができる。
しかし、セントラルは、ペリフェラルが送信するビーコン信号を確実に受信できるわけではない。例えば、セントラルが移動していれば、ペリフェラルの送信タイミングと、セントラルの受信タイミングが合わずにセントラルがビーコン信号を受信できないことがある。このため、セントラルがビーコン信号の受信確率を高める方法の一つとして、例えば特許文献1に開示される技術が検討されていた。
この特許文献1には、移動装置に搭載され、複数の通信モードで通信可能な無線通信装置であって、検出部により検出された速度に基づいて、通信モードを切り替える無線通信装置について開示されている。
特開2008−193272号公報
BLE規格によって規定されるビーコン信号を受信可能な受信装置は、一定の受信間隔と受信時間によってビーコン信号を間欠受信している。以下の説明では、受信装置が自身の周囲をスキャンしてビーコン信号を受信可能となる受信期間を「スキャンウィンドウ」と呼び、スキャンウィンドウの受信間隔(開始間隔)を「スキャンインターバル」と呼ぶ。そして、スキャンインターバルに対するスキャンウィンドウの比を「デューティーサイクル」と呼ぶ。一般にスキャンインターバルの幅は、スキャンウィンドウの幅よりも広い。そして、スキャンインターバルのうち、スキャンウィンドウが占める割合が高ければ、デューティーサイクルが高くなり、スキャンウィンドウが占める割合が低ければ、デューティーサイクルが低くなる。ただし、スキャンウィンドウの幅とスキャンインターバルの幅が等しければ、受信装置がビーコン信号を連続して受信する状態にある。
上述したようにビーコン装置は、アドバタイジングインターバル毎にビーコン信号(アドバタイズ信号)を間欠送信している。このため、スキャンウィンドウが、ビーコン信号の送信時間と重ならなければ受信装置がビーコン信号を受信できない。受信装置がビーコン信号を確実に受信できるようにするには、デューティーサイクルを高くすることが考えられる。
しかし、高いデューティーサイクルが長時間続くと受信装置の消費電力が多くなる。また、低いデューティーサイクルのままでは、受信装置がビーコン信号を受信するまでに時間がかかってしまい、受信装置を使用するユーザの利便性が低下する。
そして、特許文献1に開示された無線通信装置は、移動装置から電力供給を受けることを前提としているため、無線通信装置の消費電力を抑えることについて何ら開示されていない。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、ビーコン信号を受信する受信装置の消費電力を抑えることを目的とする。
本発明は、送信装置から送信される信号を、信号の受信間隔に対する信号の受信期間によって規定されるデューティーサイクルで、受信部が受信する。そして、受信部又は受信部の周囲の状態が変化したことを示す検知信号に基づき、受信部に対してデューティーサイクルを変更する制御を行う。
本発明によれば、受信部又は受信部の周囲の状態が変化すると、制御部がデューティーサイクルを変更する制御を行うことにより、受信装置が信号の受信に必要とする消費電力を抑えることができる。
本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置と受信装置の位置関係を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置と受信装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す説明図である。図3Aは、待機状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示し、図3Bは、起床状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す。 本発明の第1の実施の形態例に係る受信装置がスキャンウィンドウを変更する処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例に係るスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す説明図である。図5Aは、待機状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示し、図5Bは、起床状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す。 本発明の第2の実施の形態例に係る受信装置がスキャンインターバルを変更する処理例を示すフローチャートである。
[第1の実施の形態例]
以下、本発明の第1の実施の形態例(スキャンウィンドウを変更する例)に係る受信装置について、図1〜図4を参照して説明する。
本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
<ビーコン装置と受信装置の位置関係>
図1は、ビーコン装置1と受信装置3の位置関係を示す説明図である。
ここでは、ビーコン装置1(送信装置の一例)を保持するユーザ4が片開きのドア2に近づく様子を示す。このドア2には、ドアハンドル2aが取付けられている。さらにドア2には、破線で表されるドアロック2bと受信装置3が内蔵されている。
ビーコン装置1は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号を、ビーコン装置1の周囲に送信する。このアドバタイズ信号は、ビーコン信号であり、ビーコン装置1が所定の送信間隔で送信する信号の一例として用いられる。以下、アドバタイズ信号をビーコン信号として説明する。図1では、ユーザ4がビーコン装置1を手に持っている例を示しているが、ビーコン装置1は、ペンダント型に形成されてユーザ4の首に掛けられたり、ユーザ認証に用いるICカードに組み込まれたりする。
受信装置3は、ドア2に近づいたユーザ4が保持するビーコン装置1からビーコン信号を受信すると、ユーザ認証を行い、施錠されたドアロック2bを解錠する。ドアロック2bが解錠されると、ユーザ4は、ドアハンドル2aを押し下げてドア2を開き、部屋に入室することができる。ドア2が閉じられると、受信装置3は、ドアロック2bを施錠する。
次に、ビーコン装置1と受信装置3の具体的な構成例を説明する。
図2は、ビーコン装置1と受信装置3の内部構成例を示す。
<ビーコン装置の構成例>
ビーコン装置1は、制御部11、送信部12、記憶部13を備える。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって構成されており、ビーコン装置1内の各部の動作を制御する。また、制御部11は、送信部12に対してビーコン信号を一定間隔で送信させる制御を行う。ビーコン信号の送信間隔は、例えば、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイジングインターバルとしてある。
送信部12は、制御部11の制御に基づき、アドバタイジングインターバルでビーコン信号(アドバタイズ信号)を送信する。このビーコン信号には、ビーコン装置1を一意に特定するためのビーコンIDが含まれている。
記憶部13は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶媒体によって構成されている。この記憶部13には、制御部11のプログラム、パラメータ等のデータが、永久記憶又は一時記憶されている。
<受信装置の構成例>
受信装置3は、受信部31、近接センサ32、制御部33、電源部34、ロック部35を備える。
受信部31は、ビーコン装置1から送信されるビーコン信号を、ビーコン信号の受信間隔(スキャンインターバル)に対するビーコン信号の受信期間(スキャンウィンドウ)によって規定されるデューティーサイクルで受信し、このビーコン信号からビーコンIDを取得する。
近接センサ32(検知部の一例)は、受信部31に近接して設けられており、受信部31又は受信部31の周囲の状態が変化したことを検知すると制御部33に検知信号を出力する。この検知信号は、ビーコン装置1又はビーコン装置1を携帯するユーザ4が、受信部31から所定の距離の範囲内(例えば、受信部31から1m以内)に存在することを示している。近接センサ32としては、例えば、ユーザ4の熱(赤外線)を検知する人感センサが用いられる。
制御部33は、例えば、CPUによって構成されており、受信装置3内の各部の動作を制御する。また、制御部33は、近接センサ32から入力した検知信号に基づき、受信部31に対してビーコン信号を受信するためのデューティーサイクルを変更する制御を行う。デューティーサイクルを変更する制御処理の詳細は後述する。
また、制御部33は、受信部31が取得したビーコンIDが正当なものであるか判断し、正当なビーコンIDであれば、ロック部35にドアロック2bの解錠を指示する指示信号を送信する。そして、制御部33は、ドアロック2bの解錠を指示し、ドア2が開閉された後、ロック部35にドアロック2bの施錠を指示する指示信号を送信する。
電源部34は、受信装置3内の各部に電源を供給する。この電源部34には、例えば、乾電池が用いられる。
ロック部35は、制御部33から受信した指示信号に従って、ドアロック2bを施錠又は解錠する。
<スキャンウィンドウとスキャンインターバルの例>
図3は、スキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す。図3Aは、待機状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示し、図3Bは、起床状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す。
受信部31は、スキャンインターバル毎にスキャンウィンドウを開く。
ドア2の周囲にビーコン装置1を持ったユーザ4が存在しておらず、近接センサ32が制御部33に検知信号を出力していなければ、受信装置3は待機状態となる。このとき、制御部33は、受信部31に対して、図3Aに示すスキャンインターバルI1、スキャンウィンドウW1としてビーコン信号を受信するよう指示する。
受信部31は、スキャンインターバルI1毎にスキャンウィンドウW1を開く。待機状態では、デューティーサイクルが低いので、隣り合うスキャンウィンドウW1の間隔は広くなっている。
ドア2の周囲にビーコン装置1を持ったユーザ4が存在しており、近接センサ32が制御部33に検知信号を出力していれば、受信装置3は、待機状態から起床状態に遷移する。このとき、制御部33は、デューティーサイクルを変更する制御を行う。このデューティーサイクルの変更は、受信部31がスキャンウィンドウW1をスキャンウィンドウW2に変更することによって行われる。このため、制御部33は、受信部31に対して、図3Bに示すスキャンインターバルI1、スキャンウィンドウW2としてビーコン信号を受信するよう指示する。このスキャンウィンドウW2は、スキャンウィンドウW1よりも広い。
受信部31は、スキャンインターバルI1毎にスキャンウィンドウW2を開く。起床状態では、デューティーサイクルが高いので、隣り合うスキャンウィンドウW2の間隔は狭くなる。これにより、単位時間(例えば、1秒間)にスキャンウィンドウW2が開く期間が長くなり、受信部31がビーコン信号を受信できる確率が高まる。
ここで、受信装置3が待機状態のときには、起床状態のときに比べて、スキャンウィンドウW1を狭くしているのは、受信装置3の消費電力を抑えるためである。つまり、受信装置3が待機状態であれば、受信装置3の周囲に受信部31が受信可能なビーコン信号を送信するビーコン装置1が存在する可能性が低いと考えられるからである。しかし、近接センサ32から入力する検知信号により、制御部33が受信装置3の近くにビーコン装置1が存在する可能性が高いと判断できれば、受信装置3はできるだけ速やかにビーコン信号を受信する必要がある。このため、起床状態のときには、スキャンウィンドウW2をスキャンウィンドウW1よりも広げて、ビーコン信号をできるだけ速やかに受信できるようにしている。
<受信装置の処理例>
次に、受信装置3の処理例について説明する。
図4は、受信装置3がスキャンウィンドウを変更する処理例を示す。
始めに、受信装置3が電源オンされると、受信部31は、ビーコン信号のスキャンを開始する(S1)。このとき、受信装置3が待機状態であるため、受信部31はスキャンウィンドウW1、スキャンインターバルI1でビーコン信号をスキャンする(図3Aを参照)。
次に、制御部33は、近接センサ32が、ビーコン装置1又はビーコン装置1を携帯するユーザ4(以下、「ユーザ4」として説明する。)を検知したか否かを判断する(S2)。近接センサ32から検知信号が入力すれば、制御部33は近接センサ32がユーザ4を検知したと判断できる。しかし、近接センサ32から検知信号が入力しなければ、制御部33はステップS2の処理を繰り返し、待機状態を継続する。
ステップS2の処理で制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知したと判断した場合、スキャンウィンドウW1をスキャンウィンドウW2に変更する指示を受信部31に行う(S3)。この変更されたスキャンウィンドウW2により、デューティーサイクルが高くなる。そして、受信部31は、スキャンウィンドウW2でビーコン信号をスキャンする。
次に、制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知し続けているか否かを判断する(S4)。近接センサ32が検知信号を出力し続けていれば、制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知し続けていると判断し、受信部31はスキャンウィンドウW2としたままビーコン信号のスキャンを続ける。
その後、ユーザ4がドア2から離れるか、ドア2から入室し、ドア2の前にいなくなれば近接センサ32が検知信号の出力を停止する。このため、ステップS4の処理で制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知し続けていないと判断した場合、スキャンウィンドウW2を元に戻す(S5)。このとき、制御部33は、受信部31に、スキャンウィンドウW2をスキャンウィンドウW1に変更する指示を行う。そして、受信部31は、再びスキャンウィンドウW1でビーコン信号をスキャンし、制御部33は、ステップS2以降の処理を繰り返す。
以上説明した第1の実施の形態例に係る受信装置3の制御部33は、近接センサ32が出力する検知信号により、近接センサ32の近傍にビーコン装置1又はビーコン装置1を携帯するユーザ4が存在することを判断できる。そして、制御部33は、受信部31に対して、スキャンウィンドウW1をスキャンウィンドウW2に変更する指示を行う。これにより、受信部31は、ビーコン信号を受信できる確率が高まり、ビーコン装置1が送信するビーコン信号を確実に受信できるようになる。
また、制御部33は、近接センサ32が検知信号を出力しなくなれば、スキャンウィンドウW2をスキャンウィンドウW1に戻す。スキャンウィンドウW1では、受信部31の受信動作を短時間とするため、電源部34の消費電力を抑え、電源部34の交換頻度を減らすことができる。
また、受信部31は、待機状態から起床状態に遷移する間にスキャンウィンドウを変更するだけでよく、スキャンウィンドウの変更に要する時間は短い。このため、受信装置3が待機状態であっても、受信部31がビーコン信号を受信できるようになるまでの時間を短縮することができる。
また、制御部33は、近接センサ32が出力する検知信号によりデューティーサイクルを変更できるため、受信装置3の内部にリアルタイムクロック回路を配置する必要がない。このため、受信装置3に必要とされる機能及び部品を減らすことができる。
なお、受信装置3にタイマーを設けて、近接センサ32がユーザ4の近接を検知したタイミングから経過時間を計測してもよい。例えば、近接センサ32が検知信号を出力し続けたまま一定時間(例えば、10分)が経過すれば、ユーザ4がドア2を開ける意図がなかったり、近接センサ32が故障していたりすることが考えられる。この場合、制御部33は、受信部31に対してスキャンウィンドウW2をスキャンウィンドウW1に戻す制御を行う。このように一定時間の経過後にスキャンウィンドウを元に戻すことで、電源部34の消費電力を抑えることができる。
[第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例(スキャンインターバルを変更する例)に係る受信装置3について、図5及び図6を参照して説明する。第2の実施の形態例に係る受信装置3についても、図1及び図2に示す受信装置3が内蔵されたドア2に、ビーコン装置1を保持するユーザ4が近づくと、制御部33が受信部31のデューティーサイクルを変更して受信部31がビーコン信号を受信することができる。
<スキャンウィンドウとスキャンインターバルの例>
図5は、スキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す。図5Aは、待機状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示し、図5Bは、起床状態でのスキャンウィンドウとスキャンインターバルの例を示す。
図5Aに示す待機状態における動作例は、図3Aに示した受信装置3の動作例と同様に、受信部31がスキャンインターバルI1、スキャンウィンドウW1とした低いデューティーサイクルでビーコン信号を受信する様子を示している。
そして、近接センサ32が制御部33に検知信号を出力し始めると、受信装置3は、待機状態から起床状態に遷移し、制御部33は、デューティーサイクルを変更する制御を行う。このデューティーサイクルの変更は、受信部31がスキャンインターバルI1をスキャンインターバルI2に変更することによって行われる。このため、制御部33は、受信部31に対して、図5Bに示すスキャンインターバルI2、スキャンウィンドウW1としてビーコン信号を受信するよう指示する。このスキャンインターバルI2は、スキャンインターバルI1よりも狭い。
受信部31は、スキャンインターバルI2毎にスキャンウィンドウW1を開く。起床状態では、デューティーサイクルが高いので、隣り合うスキャンウィンドウW1の間隔は狭くなる。これにより、単位時間(例えば、1秒間)にスキャンウィンドウW1が開く回数が多くなり、受信部31がビーコン信号を受信できる確率が高まる。
<受信装置の処理例>
次に、受信装置3の処理例について説明する。
図6は、受信装置3がスキャンインターバルを変更する処理例を示す。
始めに、受信装置3が電源オンされると、受信部31は、ビーコン信号のスキャンを開始する(S11)。このとき、受信装置3が待機状態であるため、受信部31はスキャンウィンドウW1、スキャンインターバルI1でビーコン信号をスキャンする(図5Aを参照)。
次に、制御部33は、近接センサ32が、ビーコン装置1又はビーコン装置1を携帯するユーザ4(以下、「ユーザ4」として説明する。)を検知したか否かを判断する(S12)。近接センサ32から検知信号が入力すれば、制御部33は近接センサ32がユーザ4を検知したと判断できる。しかし、近接センサ32から検知信号が入力しなければ、制御部33はステップS12の処理を繰り返し、待機状態を継続する。
ステップS12の処理で制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知したと判断した場合、スキャンインターバルI1をスキャンインターバルI2に変更する指示を受信部31に行う(S13)。この変更されたスキャンインターバルI2により、デューティーサイクルが高くなる。そして、受信部31は、スキャンインターバルI2でビーコン信号をスキャンする。
次に、制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知し続けているか否かを判断する(S14)。近接センサ32が検知信号を出力し続けていれば、制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知し続けていると判断し、受信部31はスキャンインターバルI2としたままビーコン信号のスキャンを続ける。そして、制御部33は、受信
その後、ユーザ4がドア2から離れるか、ドア2から入室し、ドア2の前にいなくなれば近接センサ32が検知信号の出力を停止する。このため、ステップS14の処理で制御部33は、近接センサ32がユーザ4を検知し続けていないと判断した場合、スキャンインターバルI2を元に戻す(S15)。このとき、制御部33は、受信部31に、スキャンインターバルI2をスキャンインターバルI1に変更する指示を行う。そして、受信部31は、再びスキャンインターバルI1でビーコン信号をスキャンし、制御部33は、ステップS12以降の処理を繰り返す。
以上説明した第2の実施の形態例に係る受信装置3の制御部33においても、近接センサ32が出力する検知信号により、近接センサ32の近傍にビーコン装置1又はビーコン装置1を携帯するユーザ4が存在することを判断できる。そして、制御部33は、受信部31に対して、スキャンインターバルI1をスキャンインターバルI2に変更する指示を行う。この場合であっても、受信部31は、ビーコン信号を受信する確率が高まり、ビーコン装置1からビーコン信号を確実に受信できるようになる。
[変形例]
なお、制御部33は、受信部31に対して、スキャンウィンドウの変更とスキャンインターバルの変更を組み合わせて指示してもよい。例えば、制御部33は、近接センサ32から入力した検知信号に基づき、スキャンウィンドウを広げ、スキャンインターバルを狭める指示を行うようにすれば、さらに受信部31がビーコン信号を受信する確率を高めることができる。
また、近接センサ32がビーコン装置1又はビーコン装置1を持つユーザ4を検知するためには、様々な種類のセンサを用いることができる。例えば、近接センサ32として、超音波をユーザ4に向けて送信し、この反射波を受信してユーザ4の有無を検出する超音波センサを用いてもよい。他にも近接センサ32として、カメラやレーザーを用いたり、光センサを用いたりして、ユーザ4の有無を検出してもよい。例えば、ユーザ4が部屋に入って照明を点灯したときに、光センサが検知信号を出力すれば、制御部33は、ユーザ4が部屋にいることを把握することができる。
また、近接センサ32を受信装置3とは別の場所に配置することもできる。例えば、近接センサ32として、床面に圧力センサを設け、ユーザ4の重さ、圧力等を計測した計測結果に基づいて、制御部33がスキャンウィンドウやスキャンインターバルを変更する指示を行ってもよい。
また、ドア2に表示部を設けておき、この表示部にビーコン装置1の認証結果を表示してもよい。また、近接センサ32の代わりに、例えば、押圧スイッチを設けておき、押圧スイッチがオンされると制御部33が受信部31に対してデューティーサイクルの変更を指示するようにしてもよい。
また、ビーコン装置1は、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット端末、ページャー、携帯音楽プレイヤー、腕時計等の様々なものに取付けることができる。
また、上述した各実施の形態例で示したように制御部33がドアロック2bを施錠又は解錠する以外にも様々な応用例を想定しうる。
例えば、猫等のペットの首輪にビーコン装置1を取付けておき、ペット用ゲートに受信装置3を取付けてもよい。これにより、ユーザが飼っているペットだけをペット用ゲートから室内に侵入することを許可し、他の動物が室内に侵入しないように制限することが可能となる。
また、受信装置3がドア2を通過したユーザ4の入退室を管理することも可能である。また、複数の受信装置3を店舗内や工場内に配置することで、ユーザ4の動線解析を行うことも可能である。また、駅等の改札口に受信装置3を設けておき、駅構内へのユーザ4の入退場を管理してもよい。
また、自動車の駐車場入口に設けられる電動シャッターに受信装置3を取り付けてもよい。この場合、自動車にビーコン装置1を搭載しておけば、自動車が電動シャッターに近づくだけで受信装置3が自動車の接近を検知し、電動シャッターを開放して、自動車を駐車することが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
また、部屋毎に受信装置3と警報装置を組み合わせて設置することにより、ユーザ4がいる部屋では、警報装置が出力する警報(例えば、地震速報)をユーザ4に報知することもできる。また、受信装置3と家電(例えば、空調機)を組み合わせて設置することにより、ユーザ4がいる部屋の家電だけを動作させることもできる。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…ビーコン装置、2…ドア、3…受信装置、11…制御部、12…送信部、13…記憶部、31…受信部、32…近接センサ、33…制御部、34…電源部、35…ロック部

Claims (8)

  1. 送信装置から送信される信号を、前記信号の受信間隔に対する前記信号の受信期間によって規定されるデューティーサイクルで受信する受信部と、
    前記受信部又は前記受信部の周囲の状態が変化したことを示す検知信号に基づき、前記受信部に対して前記デューティーサイクルを変更する制御を行う制御部と、
    を備える受信装置。
  2. 前記制御部は、前記デューティーサイクルを高く変更した後、所定時間を経過すると前記受信部に対して前記デューティーサイクルを低く変更する制御を行う
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記信号は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号である、
    請求項2に記載の受信装置。
  4. さらに、前記受信部又は前記受信部の周囲の状態が変化したことを検知して前記検知信号を前記制御部に出力する検知部を備え、
    前記検知部は、前記受信部に近接して設けられる
    請求項2又は3に記載の受信装置。
  5. 前記検知信号は、前記送信装置又は前記送信装置を携帯するユーザが、前記受信部から所定の距離の範囲内に存在することを示す、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の受信装置。
  6. 前記デューティーサイクルの変更は、前記受信部がBluetooth(登録商標)規格によって規定される前記信号の受信期間を変更することによって行われる、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の受信装置。
  7. 前記デューティーサイクルの変更は、前記受信部がBluetooth(登録商標)規格によって規定される前記信号の受信間隔を変更することによって行われる、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の受信装置。
  8. 送信装置から送信される信号を、前記信号の受信間隔に対する前記信号の受信期間によって規定されるデューティーサイクルで、受信部が受信する手順と、
    前記受信部又は前記受信部の周囲の状態が変化したことを示す検知信号に基づき、前記受信部に対して前記デューティーサイクルを変更する制御を行う手順と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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