JP2015125018A - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
第1実施形態に係る自動分析装置は、複数の反応容器のそれぞれについて所定の分析処理を行い、分析処理後の反応容器を洗浄する。この実施形態では、分析処理は、試料と試薬とを分注して撹拌した後、混合液を測定する一連の処理であるものとする。
(自動分析装置)
図1に、第1実施形態に係る自動分析装置の構成例の機能ブロック図を示す。
図2に、図1の制御部及び分析部の構成例の機能ブロック図を示す。図2において、図1と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図3に、図1又は図2の分析部の概略構成の斜視図を示す。図3において、図1又は図2と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図4に、第1実施形態に係る洗浄部20の構成例を模式的に示す。なお、図4では、位置毎に洗浄動作が規定された洗浄位置P1〜P8に、反応容器131が1サイクル毎に順番に配置されることで、一連の洗浄が行われるものとする。
以下、第1実施形態に係る自動分析装置1の動作例について説明する。自動分析装置1は、アルカリ性洗剤タンク22又は酸性洗剤タンク23を交換する際に、後述する洗剤交換処理を行い、未洗浄容器を特定する。自動分析装置1は、特定された未洗浄容器を分析処理に使用しないようにすることで、洗剤タンクを交換した場合であっても装置を停止させることなく、且つ、測定結果の不良を防止する。なお、以下では、説明を簡略化するため、アルカリ性洗剤タンク22と重量センサ222を例に説明するが、酸性洗剤タンク23と重量センサ232についても同様である。
図5及び図6に、第1実施形態に係る自動分析装置1における洗剤交換処理例のフロー図を示す。
自動分析装置1は、制御部70により、起動時に通常モードで動作するように設定されている。通常モードでは、重量センサ222の機能がオンに設定される。すなわち、重量センサ222の検出機能が有効化され、重量センサ222は、タンクの残量に対応した検出結果を出力する。これにより、自動分析装置1は、S03において洗剤交換タイミングを検出することができるようになる。
制御部70は、洗剤交換タイミングが検出されるまで通常モードで動作する(S03:N)。この実施形態では、自動分析装置1は、重量センサ222から得られた検出結果に基づいて洗剤の残量が所定量以下になったことを検出することにより、洗剤交換タイミングを検出する。洗剤タイミングが検出されたとき(S03:Y)、自動分析装置1の処理は、S04に移行する。
重量センサ222から得られた検出結果に基づいて洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき、計時部72は、計時を開始する。計時部72は、洗剤の交換時間を計時するために用いられる。
制御部70は、エラー表示を実行する。その具体例として、制御部70からの制御を受けた表示制御部51は、たとえば「洗剤タンクを交換して下さい」等の洗剤タンクの交換を促す内容の情報を表示部61に表示させる。このとき、表示制御部51は、制御部70からの制御に従って、アルカリ性洗剤タンク22の交換を促す内容の情報を表示部61に表示させる。また、表示制御部51は、制御部70からの制御に従って、洗剤タンクの交換を実施するか否かをユーザに問い合わせる内容の情報を表示部61に表示させる。
操作部40を介してユーザにより洗剤タンクの交換を実施しないことが指示されたとき(S06:N)、制御部70の処理は、S07に移行する。一方、操作部40を介してユーザにより洗剤タンクの交換を実施することが指示されたとき(S06:Y)、制御部70の処理は、S10に移行する。
操作部40を介してユーザにより洗剤タンクの交換を実施しないことが指示されたとき、制御部70は、アルカリ性洗剤タンク22に貯蔵された洗剤の残量がなくなったか否かを監視する(S07)。制御部70は、重量センサ222により洗剤の残量がS03より少ない閾値レベル以下になったか否かを検出することにより、洗剤タンクに貯蔵される洗剤の残量がなくなったか否かを検出する。アルカリ性洗剤タンク22に貯蔵された洗剤の残量がなくなったことが検出されたとき(S07:Y)、制御部70の処理は、S08に移行する。
制御部70は、エラー表示を実行する。その具体例として、制御部70からの制御に従って、表示制御部51は、たとえば「洗剤がなくなりました」等の異常発生を報知する内容の情報を表示部61に表示させる。このとき、表示制御部51は、アルカリ性洗剤タンク22又は酸性洗剤タンク23のうち洗剤の残量がなくなったことが検出された方の洗剤タンクを示す内容の情報を表示部61に表示させる。また、S08において、計時部72は、S04において開始された計時を終了するようにしてもよい。
洗剤の残量がなくなると、反応容器等の洗浄ができなくなるため、そのまま分析処理を継続させると、測定結果の不良により信頼性を低下させる。そこで、制御部70は、装置を停止させ、一連の処理を終了する(エンド)。
操作部40を介してユーザにより洗剤タンクの交換を実施することが指示されたとき(S06:Y)、制御部70は、動作モードを洗剤交換モードに移行させる。洗剤交換モードでは、重量センサ222の機能がオフに設定される。すなわち、重量センサ222の検出機能が無効化され、重量センサ222は、洗剤タンクの残量に対応した検出結果を出力せず、予め決められた固定値を出力する。これにより、自動分析装置1は、洗剤タンクの残量が所定量以下になっても分析処理を停止させることがなくなる。
制御部70は、洗剤タンクの交換が完了するまで待機する(S12:N)。この実施形態では、制御部70は、操作部40を介してユーザが洗剤タンクの交換完了の指示を受け付けることにより、洗剤タンクの交換の完了を検出する。洗剤タンクの交換が完了したとき(S12:Y)、制御部70の処理は、S13に移行する。
洗剤タンクの交換の完了が検出されたとき、計時部72は、計時を終了する。S04〜S13までに計時部72によって計時された時間が、後述する洗剤タンクの交換時間に相当する。すなわち、計時部72は、重量センサ222から出力された検出結果により洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき計時を開始し、且つ、操作部40を介して洗剤タンクの交換の完了が指示されたとき計時を終了する。制御部70は、計時部72により計時された時間を洗剤タンクの交換時間として取得する。
制御部70は、動作モードを通常モードに移行させる。通常モードでは、重量センサ222の機能がオンに設定される。これにより、自動分析装置1は、洗剤タンクの残量が所定量以下になったとき分析処理を停止させるようになる。
特定部71は、未洗浄容器を特定する。すなわち、特定部71は、重量センサ222から出力された検出結果により洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき、複数の反応容器に対する分析処理を継続させ、且つ、未洗浄容器を特定する。その具体例として、特定部71は、洗剤タンクの交換時間に基づいて未洗浄容器を特定する。洗剤タンクの交換時間は、S04〜S13までに計時部72によって計時された時間に相当する。洗剤タンクの交換時間は、洗剤の供給が不十分となる時間に対応する。そのため、洗剤タンクの交換時間において洗浄部20により洗浄される反応容器については、測定結果の不良を招く可能性がある。
制御部70は、分析処理が行われる反応容器のうち、S16において未洗浄容器として特定された反応容器に対応した反応容器情報にスキップ情報を付与し、新たにスキップ情報が付与された反応容器情報を記憶部80に記憶させる。スキップ情報は、分析処理をスキップさせるか否かを示す情報である。この実施形態では、制御部70は、反応容器毎に設定された反応容器情報により、互いに異なる分析処理が行われる複数の反応容器それぞれの工程管理を行う。その後、制御部70の処理は、S01に移行する。
図8に、第1実施形態に係る自動分析装置1における試料分注処理例のフロー図を示す。試料分注処理は、制御部70によって1サイクル毎に起動され、洗浄後の反応容器に試料を分注する処理である。
制御部70は、所定の試料分注位置に測定対象の反応容器があるか否か検出する。所定の試料分注位置に反応容器があることが検出されたとき(S21:Y)、制御部70の処理は、S22に移行する。一方、所定の試料分注位置に測定対象の反応容器があることが検出されなかったとき(S21:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
所定の試料分注位置に反応容器があることが検出されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報から、試料の分注を行うか否かを判別する。その具体例として、制御部70は、反応容器に付された識別情報(たとえばバーコード)等を読み取ることにより反応容器IDを特定し、特定された反応容器IDに対応した反応容器情報の分析工程情報を参照して試料の分注を行うか否かを判別する。試料の分注を行うと判別されたとき(S22:Y)、制御部70の処理は、S23に移行する。一方、試料の分注を行わないと判別されたとき(S22:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
試料の分注を行うと判別されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報のスキップ情報から、試料の分注をスキップさせるか否かを判別する。試料の分注をスキップさせると判別されたとき(S23:Y)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。一方、試料の分注をスキップさせないと判別されたとき(S23:N)、制御部70の処理は、S24に移行する。
試料の分注をスキップさせないと判別されたとき、制御部70は、分注機構部12cによりサンプルアーム12bを適宜移動(回動や上下方向の移動。以下同様。)させて、サンプルディスク11において所望の試料容器が収容される所定の試料位置にサンプルプローブ12aを停止させる(S24)。次に、制御部70は、サンプルプローブ12aにより所定量の試料を吸引させる(S25)。次に、制御部70は、分注機構部12cによりサンプルアーム12bを適宜移動させて、所定の試料分注位置にサンプルプローブ12aを停止させる(S26)。次に、制御部70は、S25において吸引された試料を当該反応容器に吐出させることで、試料の分注を行わせる。続いて、制御部70は、分注機構部12cによりサンプルアーム12bを適宜移動させて、所定のホームポジションにサンプルプローブ12aを停止させ(S28)、一連の処理を終了する(エンド)。
図9に、第1実施形態に係る自動分析装置1における試薬分注処理例のフロー図を示す。試薬分注処理は、制御部70によって1サイクル毎に起動され、試料が分注された後の反応容器に試薬を分注する処理である。図9は、反応容器に第1試薬を分注する場合について説明するが、反応容器に第2試薬を分注する場合も同様である。
制御部70は、所定の第1試薬分注位置に測定対象の反応容器があるか否か検出する。所定の第1試薬分注位置に測定対象の反応容器があることが検出されたとき(S31:Y)、制御部70の処理は、S32に移行する。一方、所定の第1試薬分注位置に測定対象の反応容器があることが検出されなかったとき(S31:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
所定の第1試薬分注位置に測定対象の反応容器があることが検出されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報から、第1試薬の分注を行うか否かを判別する。その具体例として、制御部70は、反応容器に付された識別情報等を読み取ることにより反応容器IDを特定し、特定された反応容器IDに対応した反応容器情報の分析工程情報を参照して第1試薬の分注を行うか否かを判別する。第1試薬の分注を行うと判別されたとき(S32:Y)、制御部70の処理は、S33に移行する。一方、第1試薬の分注を行わないと判別されたとき(S32:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
第1試薬の分注を行うと判別されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報のスキップ情報から、第1試薬の分注をスキップさせるか否かを判別する。第1試薬の分注をスキップさせると判別されたとき(S33:Y)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。一方、第1試薬の分注をスキップさせないと判別されたとき(S33:N)、制御部70の処理は、S34に移行する。
第1試薬の分注をスキップさせないと判別されたとき、制御部70は、分注機構部15cにより第1試薬分注アーム15bを適宜移動させて、第1試薬庫14に所望の試薬容器が収容された所定の第1試薬位置に第1試薬分注プローブ15aを停止させる(S34)。次に、制御部70は、第1試薬分注プローブ15aにより所定量の第1試薬を吸引させる(S35)。次に、制御部70は、分注機構部15cにより第1試薬分注アーム15bを適宜移動させて、所定の第1試薬分注位置に第1試薬分注プローブ15aを停止させる(S36)。次に、制御部70は、S35において吸引された第1試薬を当該反応容器に吐出させることで、第1試薬の分注を行わせる。続いて、制御部70は、分注機構部15cにより第1試薬分注アーム15bを適宜移動させて、所定のホームポジションに第1試薬分注プローブ15aを停止させ(S38)、一連の処理を終了する(エンド)。
図10に、第1実施形態に係る自動分析装置1における撹拌処理例のフロー図を示す。撹拌処理は、制御部70によって1サイクル毎に起動され、試料及び第1試薬、又は試料、第1試薬及び第2試薬が分注された後の反応容器の混合液を撹拌する処理である。
制御部70は、所定の撹拌位置に測定対象の反応容器があるか否か検出する。所定の撹拌位置に測定対象の反応容器があることが検出されたとき(S41:Y)、制御部70の処理は、S42に移行する。一方、所定の撹拌位置に測定対象の反応容器があることが検出されなかったとき(S41:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
所定の撹拌位置に測定対象の反応容器があることが検出されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報から、撹拌を行うか否かを判別する。その具体例として、制御部70は、反応容器に付された識別情報等を読み取ることにより反応容器IDを特定し、特定された反応容器IDに対応した反応容器情報の分析工程情報を参照して撹拌を行うか否かを判別する。撹拌を行うと判別されたとき(S42:Y)、制御部70の処理は、S43に移行する。一方、撹拌を行わないと判別されたとき(S42:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
撹拌を行うと判別されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報のスキップ情報から、撹拌をスキップさせるか否かを判別する。撹拌をスキップさせると判別されたとき(S43:Y)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。一方、撹拌をスキップさせないと判別されたとき(S43:N)、制御部70の処理は、S44に移行する。
撹拌をスキップさせないと判別されたとき、制御部70は、撹拌機構部18eにより第1撹拌アーム18bや第2撹拌アーム18dを適宜移動させて、当該反応容器の撹拌位置に第1撹拌子18aや第2撹拌子18cを停止させる(S44)。次に、制御部70は、撹拌機構部18eにより第1撹拌子18aや第2撹拌子18cを用いて反応容器内を撹拌させる(S45)。続いて、制御部70は、撹拌機構部18eにより第1撹拌アーム18bや第2撹拌アーム18dを適宜移動させて、所定のホームポジションに第1撹拌子18aや第2撹拌子18cを停止させ(S46)、一連の処理を終了する(エンド)。
図11に、第1実施形態に係る自動分析装置1における測定処理例のフロー図を示す。測定処理は、制御部70によって1サイクル毎に起動され、撹拌後の反応容器の混合液を測定する処理である。
制御部70は、所定の測定位置に測定対象の反応容器があるか否か検出する。所定の測定位置に測定対象の反応容器があることが検出されたとき(S51:Y)、制御部70の処理は、S52に移行する。一方、所定の測定位置に測定対象の反応容器があることが検出されなかったとき(S51:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
所定の測定位置に測定対象の反応容器があることが検出されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報から、測定を行うか否かを判別する。その具体例として、制御部70は、反応容器に付された識別情報等を読み取ることにより反応容器IDを特定し、特定された反応容器IDに対応した反応容器情報の分析工程情報を参照して測定を行うか否かを判別する。測定を行うと判別されたとき(S52:Y)、制御部70の処理は、S53に移行する。一方、測定を行わないと判別されたとき(S52:N)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
測定を行うと判別されたとき、制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報のスキップ情報から、測定をスキップさせるか否かを判別する。測定をスキップさせると判別されたとき(S53:Y)、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。一方、測定をスキップさせないと判別されたとき(S53:N)、制御部70の処理は、S54に移行する。
測定をスキップさせないと判別されたとき、制御部70は、測定部19により、当該反応容器内の混合液を測定させる。測定部19は、反応容器内の混合液に光を照射し、混合液を透過した光に基づいて測定データを生成する。その後、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
図12に、第1実施形態に係る自動分析装置1の動作シーケンスの一例を示す。図12は、分析部10、重量センサ222、計時部72、表示部61、操作部40における時間的な処理の流れを縦方向に表すシーケンス図である。なお、図12は、重量センサ222を例に示すが、重量センサ232でも同様である。
第1実施形態では、操作部40を介してユーザから洗剤タンクの交換完了の指示を受けて、洗剤の交換時間を計時するものとして説明した。これに対し、第2実施形態では、洗剤タンクの交換時間を検出するための交換時間検出手段を設け、制御部は、交換時間検出手段によって検出された交換時間に基づいて未洗浄容器を特定する。これにより、ユーザによる交換完了の指示タイミングにかかわらず、洗剤タンクの交換時間を正確に計測することができるため、交換時間に応じて特定される未洗浄容器の数を減らし、装置のスループットの向上を図ることが可能になる。
第3実施形態では、上記のいずれかの実施形態において未洗浄容器として特定された反応容器がある場合、ユーザによる停止指示があったとき、洗浄してから装置を停止させる。なお、この実施形態における「装置の停止」は、分析処理を停止させることである。これにより、次の測定において洗浄不足による測定結果の不良を確実に回避することが可能になる。
制御部70は、操作部40を介してユーザからの装置停止が指示されるまで待機する(S61:N)。ユーザから装置停止が指示されたとき(S61:Y)、制御部70の処理は、S62に移行する。
ユーザから装置停止が指示されたとき、制御部70は、スキップ情報が付与された反応容器があるか否かを判別するため、記憶部80に記憶された反応容器情報を検索する(S62)。反応容器情報を検索した結果、スキップ情報が付与された反応容器があるとき(S63:Y)、制御部70の処理は、S64に移行する。スキップ情報が付与された反応容器がないとき(S63:N)、制御部70の処理は、S67に移行する。
反応容器情報を検索した結果、スキップ情報が付与された反応容器があるとき、制御部70は、回動機構部13cにより反応ディスク13を回動させ、S63においてスキップ情報が付与された反応容器を所定の洗浄位置に停止させる。
制御部70は、洗浄部20により、所定の洗浄位置に停止させた反応容器に対して図4で説明したように一連の洗浄処理を行わせる。
制御部70は、当該反応容器に対応した反応容器情報に付与されたスキップ情報を削除する。その後、制御部70の処理は、S63に移行する。すなわち、スキップ情報が付与された反応容器情報がなくなるまで、S64〜S66を繰り返す。
反応容器情報を検索した結果、スキップ情報が付与された反応容器がないとき、制御部70は、所定の装置停止シーケンスに従って装置を停止させる。その後、制御部70は、一連の処理を終了する(エンド)。
10 分析部
11 反応ディスク
11c、13c、14c、16c 回動駆動部
12 サンプル分注部
12c、15c、17c 分注機構部
13 反応ディスク
14 第1試薬庫
15 第1試薬分注部
16 第2試薬庫
17 第2試薬分注部
18e 撹拌機構部
19 測定部
20、20a 洗浄部
21 純水タンク
22 アルカリ性洗剤タンク
23 酸性洗剤タンク
30 データ処理部
40 操作部
50 出力制御部
51 表示制御部
52 印刷制御部
60 出力部
61 表示部
62 印刷部
70、70a 制御部
71 特定部
72 計時部
80 記憶部
211、221、231 流路
213、223 廃液流路
222、232 重量センサ
224、234 吸引圧センサ
233 吸引流路
Claims (12)
- 複数の反応容器のそれぞれに試料と試薬とを分注して各反応容器内の混合液を測定する分析処理を行い、分析処理後の反応容器を洗浄する自動分析装置であって、
交換可能に構成された洗剤貯蔵手段に貯蔵された洗剤を用いて前記複数の反応容器を洗浄する洗浄手段と、
前記洗剤貯蔵手段に貯蔵された前記洗剤の残量に対応した検出結果を出力する残量検出手段と、
前記残量検出手段から出力された前記検出結果により前記洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき、前記複数の反応容器に対する前記分析処理を継続させ、且つ、未洗浄容器を特定する制御手段と、
を含むことを特徴とする自動分析装置。 - 前記制御手段は、前記洗剤貯蔵手段の交換時間に基づいて前記未洗浄容器を特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記制御手段は、前記検出結果により前記洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき、前記洗剤貯蔵手段と前記洗浄手段との間を接続する前記洗剤の流路の容積に対応した数の反応容器の測定後に測定が予定された前記交換時間に応じた数の反応容器を前記未洗浄容器として特定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。 - 前記検出結果により前記洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき計時を開始し、且つ、操作手段を介して前記洗剤貯蔵手段の交換の完了が指示されたとき前記計時を終了する計時手段を含み、
前記制御手段は、前記計時手段により計時された時間を前記交換時間として取得する、
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の自動分析装置。 - 前記交換時間を検出するための交換時間検出手段を含み、
前記制御手段は、前記交換時間検出手段によって検出された前記交換時間に基づいて前記未洗浄容器を特定する、
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の自動分析装置。 - 前記交換時間検出手段は、
前記検出結果により前記洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき計時を開始する計時手段と、
前記洗剤貯蔵手段に貯蔵された洗剤を吸引する吸引手段と、
前記吸引手段により前記洗剤を吸引するときの吸引圧を検出する吸引圧検出手段とを含み、
前記計時手段は、
前記洗剤貯蔵手段の交換後に前記吸引圧検出手段によって検出された前記吸引圧に基づいて前記計時を終了し、
前記制御手段は、前記計時手段により計時された時間を前記交換時間として取得する、
ことを特徴とする請求項5に記載に自動分析装置。 - 少なくとも前記試料の分注をスキップさせるか否かを示すスキップ情報を記憶する記憶手段を含み、
前記制御手段は、前記未洗浄容器として特定された反応容器に前記スキップ情報を付与し、前記記憶手段に記憶させる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の自動分析装置。 - 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記スキップ情報により前記未洗浄容器として特定された反応容器について少なくとも前記試料の分注をスキップさせる、
ことを特徴とする請求項7に記載の自動分析装置。 - 前記未洗浄容器として特定された反応容器を示す情報を出力手段に出力させる出力制御手段を含む、
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の自動分析装置。 - 前記制御手段は、操作手段を介して前記分析処理の停止が指示されたとき、前記未洗浄容器として特定された反応容器を前記洗浄手段により洗浄した後に前記分析処理を停止させる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の自動分析装置。 - 第1動作モード又は第2動作モードに動作モードの切り替えが可能に構成され、
前記第1動作モードは、前記残量検出手段から出力された前記検出結果により前記洗剤の残量が所定量以下になったことが検出されたとき前記分析処理を停止させる動作モードであり、
前記第1動作モードにおいて、前記制御手段は、前記残量検出手段から出力された前記検出結果により前記洗剤の残量が所定量以下になったことが検出され、且つ、操作手段を介して洗剤の交換が指示されたとき、前記残量検出手段の検出機能を無効化すると共に前記動作モードを前記第2動作モードに移行させ、
前記第2動作モードにおいて、前記制御手段は、前記未洗浄容器を特定し、且つ、前記洗剤貯蔵手段の交換が完了したとき、前記検出機能の無効化を解除すると共に前記動作モードを前記第1動作モードに移行させる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の自動分析装置。 - 前記残量検出手段は、前記洗剤貯蔵手段の重量に対応した検出結果を出力する重量センサであることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の自動分析装置。
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