JP2021169940A - 自動分析装置および自動分析装置の制御方法 - Google Patents

自動分析装置および自動分析装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検体を測定する測定部をより効率的に動作させることができる自動分析装置を提供する。【解決手段】自動分析装置1は、検体を測定する測定部10と、測定部10で使用される消耗品の残量が予め設定された所定量以下になったことを検出する残量検出部51と、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した場合に、測定部10の動作制御に適用される第1のモードおよび第2のモードのうち、いずれのモードで測定部10を動作させるかを、消耗品ごとに設定可能な設定部46と、設定部46で設定された内容に基づいて測定部10の動作を制御する制御部41と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自動分析装置および自動分析装置の制御方法に関する。
自動分析装置は、検体に含まれる多成分を迅速かつ高精度に分析する装置であり、生化学検査や輸血検査など様々な分野で用いられている。自動分析装置は、検体を測定する測定部を備えている。また、測定部では多くの消耗品が使用されている。測定部を動作させるにあたって、いずれかの消耗品が不足すると、その消耗品に関連する機能を制限する必要がある。
特許文献1には、ある分析モジュールで試薬不足が発生した場合の対処方法として、その分析モジュールで以降の試薬不足が発生した分析項目の分析を行えないようにして分析を継続する方法(以下、「第1の方法」という。)と、その分析モジュールの分析を一時中断してオペレータによる試薬交換を実施した後、分析を続行する方法(以下、「第2の方法」という。)の2つがあることが記載されている。また、特許文献1には、第1の方法および第2の方法のうち、いずれの方法を採用するかを測定項目ごとに設定する技術が記載されている。さらに、特許文献1には、測定項目で使用される試薬、洗浄液、希釈液などのうち、いずれか一つでも残量が不足した場合に、第2の方法を採用する技術が記載されている。
特開2004−28931号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、測定項目ごとに試薬交換の指定の有無を設定し、試薬不足が発生した場合は、その設定に基づいて分析モジュールの動作を制御する技術であるため、次のような解決すべき課題がある。
まず、検体を分析するときの測定効率という観点で第1の方法と第2の方法とを比較すると、第1の方法を採用するほうが高い測定効率が得られる。その理由は、第2の方法を採用すると、分析モジュールの分析を中断する分だけ測定効率が低下するからである。
また、分析モジュールでは、試薬の他に洗浄液や希釈液なども使用される。この点に関して、特許文献1に記載された技術では、測定項目ごとに試薬交換の指定の有無を設定し、試薬交換の指定有りに設定された測定項目で使用される試薬、洗浄液、希釈液などのうち、いずれか一つでも残量が不足した場合に、第2の方法を採用している。このため、特許文献1に記載された技術では、ある分析モジュールで試薬の不足が発生した場合に、それ以外の液体である洗浄液または希釈液などの不足が発生していなくても、試薬の交換が行われるまで、その分析モジュールの分析を一時中断することになる。したがって、特許文献1に記載された技術では、分析モジュールによる測定が必ずしも効率的に行われているとはいえなかった。
本発明の目的は、検体を測定する測定部をより効率的に動作させることができる自動分析装置および自動分析装置の制御方法を提供することにある。
本発明に係る自動分析装置は、検体を測定する測定部と、測定部で使用される消耗品の残量が予め設定された所定量以下になったことを検出する残量検出部と、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部が検出した場合に、測定部の動作制御に適用される第1のモードおよび第2のモードのうち、いずれのモードで測定部を動作させるかを、消耗品ごとに設定可能な設定部と、設定部で設定した内容に基づいて測定部の動作を制御する制御部と、を備える。
本発明に係る自動分析装置の制御方法は、検体を測定する測定部と、前記測定部で使用される消耗品の残量が予め設定された所定量以下になったことを検出する残量検出部と、を備える自動分析装置の制御方法であって、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部が検出した場合に、測定部の動作制御に適用される第1のモードおよび第2のモードのうち、いずれのモードで測定部を動作させるかを、消耗品ごとに設定するステップと、その設定した内容に基づいて測定部の動作を制御するステップと、を含む。
本発明によれば、検体を測定する測定部をより効率的に動作させることができる。
本発明の実施形態に係る自動分析装置の一例を模式的に示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る自動分析装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 設定部による制御モードの設定例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る自動分析装置1で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書および図面において、実質的に同一の機能または構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<自動分析装置の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る自動分析装置の一例を模式的に示す概略斜視図である。
本発明の実施形態においては、自動分析装置が生化学分析装置である場合を例に挙げて説明するが、本発明に係る自動分析装置は生化学分析装置以外の分析装置に適用してもよい。生化学分析装置は、血液や尿などの検体に含まれる生体成分を分析する装置である。また、本発明に係る自動分析装置は、生化学分析機能と電解質分析機能とを兼ね備えた分析装置に適用してもよい。
図1に示すように、自動分析装置1は、検体を測定する測定部10と、制御装置40と、を備えている。測定部10は、サンプルターンテーブル2と、希釈ターンテーブル3と、第1試薬容器収容ユニット4と、第2試薬容器収容ユニット5と、反応ターンテーブル6と、を備えている。また、測定部10は、サンプル希釈ユニット7と、サンプリングユニット8と、希釈撹拌装置9と、希釈洗浄装置11と、第1分注ユニット12と、第2分注ユニット13と、第1反応撹拌装置14と、第2反応撹拌装置15と、多波長光度計16と、恒温槽17と、反応容器洗浄装置18と、を備えている。
サンプルターンテーブル2は、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。サンプルターンテーブル2には、複数の検体容器21と、複数の希釈液容器22とが収容されている。検体容器21は、血液、尿、血清などの検体を収容する容器である。希釈液容器22は、通常の希釈液である、後述する希釈分注プローブの内部に満たされた液体(たとえば、生理食塩水)以外の特別な希釈液を収容する容器である。すなわち、測定部10で使用される希釈液には、通常の希釈液(生理食塩水)と、これとは異なる特別な希釈液とがある。
複数の検体容器21は、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。また、複数の検体容器21は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
複数の希釈液容器22は、サンプルターンテーブル2の半径方向において、複数の検体容器21よりも内側に配置されている。複数の希釈液容器22は、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。また、複数の希釈液容器22は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
なお、測定部10の構成としては、上述した特別な希釈液を、サンプルターンテーブル2に配置された希釈液容器22から供給するだけでなく、希釈分注プローブが吸引可能な位置に置かれた容器等から特別な希釈液を供給する構成になっていてもよいし、希釈容器23に直接、特別な希釈液を供給する構成になっていてもよい。また、サンプルターンテーブル2の半径方向における複数の検体容器21の配置は、2列に限らず、1列でもよいし、3列以上でもよい。この点は、複数の希釈液容器22についても同様である。
サンプルターンテーブル2は、図示しない駆動機構によって周方向に回転可能に支持されている。サンプルターンテーブル2は、図示しない駆動機構により、周方向に所定の角度範囲ごとに、所定の速度で回転する。
希釈ターンテーブル3は、サンプルターンテーブル2の周囲に配置されている。希釈ターンテーブル3は、サンプルターンテーブル2と同様に、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。また、希釈ターンテーブル3は、図示しない駆動機構によって周方向に回転可能に支持されると共に、その駆動機構により、周方向に所定の角度範囲ごとに、所定の速度で回転する。
希釈ターンテーブル3には、複数の希釈容器23が収容されている。希釈容器23は、希釈ターンテーブル3の周方向に並べて配置されている。希釈容器23には、希釈検体が収容される。希釈検体は、検体容器21から吸引されて希釈された検体である。
第1試薬容器収容ユニット4には、複数の第1試薬容器24が収容されている。複数の第1試薬容器24は、第1試薬容器収容ユニット4の周方向に並べて配置されている。第1試薬容器24は、第1試薬を収容する容器である。
一方、第2試薬容器収容ユニット5には、複数の第2試薬容器25が収容されている。複数の第2試薬容器25は、第2試薬容器収容ユニット5の周方向に並べて配置されている。第2試薬容器25は、第2試薬を収容する容器である。
反応ターンテーブル6は、サンプルターンテーブル2および希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。より具体的に記述すると、反応ターンテーブル6は、サンプルターンテーブル2および希釈ターンテーブル3と、第1試薬容器収容ユニット4および第2試薬容器収容ユニット5とによって囲まれる空間に配置されている。反応ターンテーブル6は、サンプルターンテーブル2と同様に、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。また、反応ターンテーブル6は、図示しない駆動機構によって周方向に回転可能に支持されると共に、その駆動機構により、周方向に所定の角度範囲ごとに、所定の速度で回転する。
反応ターンテーブル6には、複数の反応容器26が収容されている。複数の反応容器26は、反応ターンテーブル6の周方向に並べて配置されている。反応容器26には、希釈容器23からサンプリングした希釈検体と、第1試薬容器24からサンプリングした第1試薬と、第2試薬容器25からサンプリングした第2試薬とが注入される。そして、この反応容器26内において、希釈検体、第1試薬および第2試薬が撹拌され、反応が行われる。
サンプル希釈ユニット7は、サンプルターンテーブル2および希釈ターンテーブル3の近傍に配置されている。サンプル希釈ユニット7は、希釈分注プローブ7aを備えるもので、分注機構の一例として設けられている。希釈分注プローブ7aは、図示しない第1駆動部により、サンプルターンテーブル2および希釈ターンテーブル3の軸方向である上下方向に移動可能に支持されている。また、希釈分注プローブ7aは、サンプルターンテーブル2および希釈ターンテーブル3の開口と略平行をなす方向、すなわち水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、希釈分注プローブ7aは、水平方向に沿って回動することにより、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3との間を往復移動する構成となっている。なお、希釈分注プローブ7aがサンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3との間を移動する場合、この希釈分注プローブ7aは、図示しない洗浄装置を通過する。
ここで、サンプル希釈ユニット7の希釈分注プローブ7aの動作について説明する。
まず、サンプル希釈ユニット7の希釈分注プローブ7aは、サンプルターンテーブル2における開口の上方の所定位置に移動する。次に、希釈分注プローブ7aは、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って下降する。これにより、希釈分注プローブ7aの先端側(下端側)の部分が、検体容器21の内部に挿入される。このとき、希釈分注プローブ7aは、検体容器21に収容されている検体を、図示しないポンプの作動により、所定量だけ吸引する。次に、希釈分注プローブ7aは、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って上昇する。これにより、希釈分注プローブ7aの先端側(下端側)の部分が、検体容器21の内部から引き上げられる。
次に、希釈分注プローブ7aは、水平方向に沿って所定量だけ回動することにより、希釈ターンテーブル3における開口の上方の所定位置に移動する。次に、希釈分注プローブ7aは、希釈ターンテーブル3の軸方向に沿って下降する。これにより、希釈分注プローブ7aの先端側の部分が、所定の希釈容器23の内部に挿入される。この状態で、希釈分注プローブ7aは、先ほど吸引した検体と、サンプル希釈ユニット7自体から供給される所定量の希釈液(たとえば、生理食塩水)とを希釈容器23内に吐出する。その結果、希釈容器23内では、検体が所定倍数の濃度に希釈されて、希釈検体が生成される。その後、希釈分注プローブ7aは、洗浄装置によって洗浄される。なお、上述した特別な希釈液で検体を希釈する場合は、まず、希釈分注プローブ7aにより特別な希釈液の吸引および吐出を順に行い、次いで、希釈分注プローブ7aにより検体の吸引および吐出を順に行うことにより、希釈検体を生成する。また、この場合、希釈分注プローブ7aにより特別な希釈液および検体を順に吸引したのち、希釈容器23に希釈液および検体を合わせて吐出することで希釈検体を生成してもよい。
サンプリングユニット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6との間に配置されている。サンプリングユニット8は、サンプリング分注プローブ8aを備えるもので、分注機構の一例として設けられている。サンプリング分注プローブ8aは、図示しない第2駆動部により、希釈ターンテーブル3および反応ターンテーブル6の軸方向である上下方向に移動可能に支持されている。また、サンプリング分注プローブ8aは、希釈ターンテーブル3および反応ターンテーブル6の開口と略平行をなす方向、すなわち水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、サンプリング分注プローブ8aは、水平方向に沿って回動することにより、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6との間を往復移動する構成となっている。
サンプリング分注プローブ8aは、希釈ターンテーブル3にセットされた希釈容器23から希釈検体を吸引すると共に、この吸引した希釈検体を、反応ターンテーブル6にセットされた反応容器26内に吐出する。希釈容器23から希釈検体を吸引する場合は、サンプリング分注プローブ8aの先端側の部分が希釈容器23内に挿入される。また、反応容器26内に希釈検体を吐出する場合は、サンプリング分注プローブ8aの先端側の部分が反応容器26内に挿入される。
第1分注ユニット12は、第1試薬容器収容ユニット4と反応ターンテーブル6との間に配置されている。第1分注ユニット12は、第1分注プローブ12aを備えるもので、分注機構の一例として設けられている。第1分注プローブ12aは、図示しない第3駆動部により、反応ターンテーブル6の軸方向である上下方向に移動可能に支持されている。また、第1分注プローブ12aは、反応ターンテーブル6の開口と略平行をなす方向、すなわち水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、第1分注プローブ12aは、水平方向に沿って回動することにより、第1試薬容器収容ユニット4と反応ターンテーブル6との間を往復移動する構成となっている。
第1分注プローブ12aは、第1試薬容器収容ユニット4にセットされた第1試薬容器24から第1試薬を吸引すると共に、この吸引した第1試薬を、反応ターンテーブル6にセットされた反応容器26内に吐出する。第1試薬容器24から第1試薬を吸引する場合は、第1分注プローブ12aの先端側の部分が第1試薬容器24内に挿入される。また、反応容器26内に第1試薬を吐出する場合は、第1分注プローブ12aの先端側の部分が反応容器26内に挿入される。
第2分注ユニット13は、第2試薬容器収容ユニット5と反応ターンテーブル6との間に配置されている。第2分注ユニット13は、第2分注プローブ13aを備えるもので、分注機構の一例として設けられている。第2分注プローブ13aは、図示しない第4駆動部により、反応ターンテーブル6の軸方向である上下方向に移動可能に支持されている。また、第2分注プローブ13aは、反応ターンテーブル6の開口と略平行をなす方向、すなわち水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、第2分注プローブ13aは、水平方向に沿って回動することにより、第2試薬容器収容ユニット5と反応ターンテーブル6との間を往復移動する構成となっている。
第2分注プローブ13aは、第2試薬容器収容ユニット5にセットされた第2試薬容器25から第2試薬を吸引すると共に、この吸引した第2試薬を、反応ターンテーブル6にセットされた反応容器26内に吐出する。第2試薬容器25から第2試薬を吸引する場合は、第2分注プローブ13aの先端側の部分が第2試薬容器25内に挿入される。また、反応容器26内に第2試薬を吐出する場合は、第2分注プローブ13aの先端側の部分が反応容器26内に挿入される。
希釈撹拌装置9は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈撹拌装置9は、図示しない撹拌子を備えている。撹拌子は、希釈容器23の内部に挿入され、そこに収容されている検体と希釈液とを撹拌する。
希釈洗浄装置11は、上述した希釈撹拌装置9と共に、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈洗浄装置11は、サンプリングユニット8によって希釈検体が吸引された後の希釈容器23を洗浄する。希釈洗浄装置11は、図示しない複数の希釈容器洗浄ノズルを有している。複数の希釈容器洗浄ノズルは、図示しない廃液ポンプと、図示しない洗剤ポンプとに接続されている。
希釈洗浄装置11による希釈容器23の洗浄工程は、次のような手順で行われる。
まず、希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルを希釈容器23の内部に挿入して廃液ポンプを駆動することにより、希釈容器23内に残留する希釈検体を希釈容器洗浄ノズルによって吸い込む。また、希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルによって吸い込んだ希釈検体を、図示しない廃液タンクに排出する。
次に、希釈洗浄装置11は、洗剤ポンプを駆動することにより、希釈容器洗浄ノズルに洗剤を供給すると共に、供給した洗剤を希釈容器洗浄ノズルから希釈容器23の内部に吐出する。この洗剤の吐出によって希釈容器23の内部が洗浄される。その後、希釈洗浄装置11は、希釈容器23に残留する洗剤を希釈容器洗浄ノズルによって吸引した後、希釈容器23の内部を乾燥させる。以上で、希釈容器23の洗浄が完了する。
第1反応撹拌装置14、第2反応撹拌装置15および反応容器洗浄装置18は、反応ターンテーブル6の周囲に配置されている。第1反応撹拌装置14は、図示しない撹拌子を有し、この撹拌子を反応容器26の内部に挿入することにより、希釈検体と第1試薬とを撹拌する。これにより、希釈検体と第1試薬との反応が、均一かつ迅速に行われる。なお、第1反応撹拌装置14の構成は、希釈撹拌装置9の構成と同一である。このため、第1反応撹拌装置14の構成に関する説明は省略する。
第2反応撹拌装置15は、図示しない撹拌子を有し、この撹拌子を反応容器26の内部に挿入することにより、希釈検体と第1試薬と第2試薬とを撹拌する。これにより、希釈検体と第1試薬と第2試薬との反応が、均一かつ迅速に行われる。なお、第2反応撹拌装置15の構成は、希釈撹拌装置9の構成と同一である。このため、第2反応撹拌装置15の構成に関する説明は省略する。
多波長光度計16は、反応ターンテーブル6の周囲に、反応ターンテーブル6の外壁と対向するように配置されている。多波長光度計16は、反応容器26の内部に注入され、かつ、第1試薬および第2試薬と反応した希釈検体に対して、光学的測定を行う。多波長光度計16は、希釈検体の反応状態を検出するための光度計であり、希釈検体を検出(測定)対象として得られる「吸光度」という数値データを出力する。多波長光度計16が出力する吸光度の数値データは、検体中の様々な成分の量に応じて変化するため、この数値データから各成分の量を求めることができる。
恒温槽17は、第1試薬容器収容ユニット4にセットされる第1試薬容器24の温度と、第2試薬容器収容ユニット5にセットされる第2試薬容器25の温度と、反応ターンテーブル6にセットされる反応容器26の温度とを、一定に保持する。これにより、各々の容器(24,25,26)に収容される液体が一定の温度に保持される。
反応容器洗浄装置18は、検査が終了した反応容器26の内部を洗浄する装置である。反応容器洗浄装置18は、図示しない複数の反応容器洗浄ノズルを有している。複数の反応容器洗浄ノズルは、上述した希釈容器洗浄ノズルと同様に、図示しない廃液ポンプと、図示しない洗剤ポンプとに接続されている。なお、反応容器洗浄装置18による反応容器26の洗浄工程は、洗浄対象が異なる以外は、上述した希釈洗浄装置11による希釈容器23の洗浄工程と同様である。このため、反応容器洗浄装置18による反応容器26の洗浄工程に関する説明は省略する。
図2は、本発明の実施形態に係る自動分析装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、制御装置40は、制御部41と、記憶部42と、表示部43と、入力部44と、インターフェイス部45と、設定部46と、各部(41〜46)を相互に接続するバス47と、を備えるコンピュータである。制御装置40には、インターフェイス部45を介して測定部10が電気的に接続されている。また、測定部10には、複数の残量検出部51が設けられている。
残量検出部51は、測定部10で使用される消耗品の残量が予め設定された所定量以下になったことを検出する部分である。残量検出部51は、検出対象となる消耗品の残量が所定量以下になったことを検出すると、その旨の検出信号を出力する。これに対し、制御装置40は、残量検出部51から出力される検出信号を、インターフェイス部45で受け取るとともに、受け取った検出信号を制御部41に取り込む。
残量検出部51は、残量検出の対象となる消耗品が液体であれば、たとえば、その液体を収容する容器内の液面高さ(液位)を検出するセンサを用いて構成される。測定部10で消耗品として使用される液体には、検体と反応する試薬、検体を希釈する希釈液、測定部10の所定箇所を洗浄する洗浄液のうち少なくともいずれか一つが含まれる。測定部10で洗浄の対象となる箇所としては、たとえば、検体や希釈液、試薬などの液体を収容する容器、液体の分注に用いられる分注プローブ、液体の撹拌に用いられる撹拌子などがある。
ただし、消耗品は液体に限らない。液体以外の消耗品としては、たとえば、使い捨ての反応セル(キュベット)、プローブ先端に取り付けて使用される使い捨てのチップ、あるいは電解質の分析に使用されるイオン選択性電極などがある。すなわち、本発明における消耗品は、測定部10で使用されるあらゆる消耗品を含み、液体、気体、固体、ゲル状などといった物質の状態を問わない。
これに対し、残量検出部51は、消耗品ごとに設けられる。たとえば、測定部10で使用される試薬、希釈液、洗浄液などの液体に対しては、液体の用途ごとに残量検出部51が設けられる。試薬は、化学反応を起こさせる用途で使用される液体であり、希釈液は希釈用途で使用される液体であり、洗浄液は、洗浄用途で使用される液体である。よって、試薬の残量検出のための残量検出部51と、希釈液の残量検出のための残量検出部51と、洗浄液の残量検出のための残量検出部51とは、それぞれ別々に設けられる。また、測定部10において、種類(成分)の異なる試薬、希釈液または洗浄液を使用する場合は、試薬、希釈液または洗浄液の種類ごとに残量検出部51が設けられる。たとえば、化学反応を起こさせる用途で使用される試薬であっても、測定部10においては、測定項目の違いによって異なる種類(成分)の試薬が用いられるため、残量検出部51は試薬の種類ごとに設けられる。
残量検出部51による残量検出に適用される所定量に関しては、残量検出部51ごとに設定される。その場合、消耗品が液体であれば、所定量が液体の量で規定される。また、消耗品が液体以外のものであれば、所定量が、消耗品の数量(質量、個数など)、消耗品の残りの使用可能回数もしくは使用可能期間(使用可能日数、使用可能時間など)で規定される。
制御部41は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)と、を有する。制御部41は、CPUがROMからRAMへと読み出したプログラムを実行することにより、測定部10を含む自動分析装置1全体の処理および動作を制御する。
記憶部42は、たとえば、不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などで構成される。記憶部42は、制御部41が自動分析装置1の処理および動作を制御する際に参照するデータ、パラメーターなど各種の電子情報を記憶する。記憶部42に記憶されるデータには、測定部10で行われる各種の処理、たとえば、生化学分析のための測定処理や、保守処理などに用いられるデータが含まれる。測定部10が電解質分析機能を有する場合は、記憶部42に記憶されるデータの中に、電解質分析のための測定処理に用いられるデータが含まれる。一方、保守処理には、測定のための準備動作や、終了動作のための処理が含まれる。保守処理としては、たとえば、電解質分析機能を有する自動分析装置で行われるイオン選択性電極の洗浄処理や希釈槽の水張り処理などが相当する。
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどによって構成される。表示部43には、測定部10での測定によって得られる測定データや、この測定データに基づく解析結果などが表示される。また、表示部43には、各種の設定画面や操作画面、測定部10の状態を示すステータス画面、エラーや警告を含むアラーム画面など、様々な画面が表示される。
入力部44は、自動分析装置1に対してオペレータが各種のデータを入力する部分である。入力部44は、たとえば、マウス、キーボード、タッチパネル等によって構成される。入力部44によって入力されたデータは、制御部41に取り込まれると共に、必要に応じて記憶部42に記憶される。
インターフェイス部45は、測定部10から出力される各種のデータを受け取るとともに、受け取ったデータを制御部41に与える。測定部10から出力されるデータには、測定部10での測定によって得られる測定データや、残量検出部51から出力される検出信号などが含まれる。また、インターフェイス部45は、制御部41から各種のデータを受け取るとともに、受け取ったデータを測定部10に与える。このように、制御部41と測定部10との間で、インターフェイス部45がデータの受け渡しを行うことにより、制御部41は測定部10の各部の動作を制御することができる。
設定部46は、コンピュータハードウェア資源であるCPU、ROMおよびRAMなどによって実現される機能部である。設定部46は、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した場合に、測定部10の動作制御に適用される第1のモードおよび第2のモードのうち、いずれのモードで測定部10を動作させるかを、消耗品ごとに設定可能な部分である。すなわち、設定部46によれば、消耗品単位でモードを設定することが可能である。消耗品は、その用途または種類によって区分される。制御部41は、設定部46で設定した内容に基づいて測定部10の動作を制御する。以下、具体的に説明する。
第1のモードおよび第2のモードは、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した場合に、制御部41が測定部10の動作を制御するモード(以下、「制御モード」ともいう。)として適用される。たとえば、ある消耗品Yの残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した場合に、消耗品Yに関連付けて設定されている制御モードが第1のモードであれば、制御部41は、第1のモードにしたがって測定部10の動作を制御し、消耗品Yに関連付けて設定されている制御モードが第2のモードであれば、制御部41は、第2のモードにしたがって測定部10の動作を制御する。
ここで、第1のモードと第2のモードの違いについて説明する。
第1のモードは、残量が所定量以下になった消耗品を使用する処理項目を処理対象から外すモードである。たとえば、処理項目が、検体の測定に関する測定項目であれば、この測定項目を測定対象から外すモードが、第1のモードに相当する。また、処理項目が、測定部10の保守に関する保守項目であれば、この保守項目を保守対象から外すモードが、第1のモードに相当する。本発明において、処理項目は、測定項目および保守項目の両方を含んでもよいし、いずれか一方のみを含んでもよい。
検体の測定に関する測定項目は、一つに限らず、複数存在する。このため、第1のモードにしたがって、ある一つの測定項目を測定対象から外した場合でも、測定部10は、それ以外の測定項目については測定を継続する。以下、具体例を挙げて説明する。
第1試薬容器収容ユニット4には複数の第1試薬容器24が収容されている。各々の第1試薬容器24には、検体の測定項目ごとに種類(成分)の異なる第1試薬が収容されている。ここでは説明の便宜上、検体の分析を行うために3つの測定項目A,B,Cが指定され、測定項目Aの測定に第1試薬aが使用され、測定項目Bの測定に第1試薬bが使用され、測定項目Cの測定に第1試薬cが使用されるものとする。また、設定部46を用いたモードの設定により、第1試薬aに関連付けて第1のモードが設定されていて、第1試薬aの残量が所定量以下になったことをきっかけに、制御部41が第1のモードにしたがって測定部10の動作を制御するものとする。
そうした場合、制御部41は、第1試薬aを収容する第1試薬容器24に対して第1分注ユニット12が第1試薬aの吸引を行わない、すなわち第1試薬aの吸引動作をスキップするように、測定部10の動作を制御する。このため、測定項目Aは測定対象から外されるが、測定項目Bおよび測定項目Cについては測定が継続される。したがって、測定部10における測定効率の低下が抑制される。
第2のモードは、残量が所定量以下になった消耗品が補充されるまで当該消耗品を取り扱う測定部10の機器の動作を一時的に停止させるモードである。ここで記述する「一時的」とは、残量が所定量以下になった消耗品の補充が行われて、それまで停止していた機器の動作を再開できる状態になるまで、という意味である。消耗品の補充は、オペレータによって行われる。消耗品の補充には、消耗品の交換が含まれる。たとえば、第1試薬の補充は、使用によって空になった第1試薬容器24を新品(未使用)の第1試薬容器24に交換すること、または、空になった第1試薬容器24に第1試薬を継ぎ足すことによって行われる。また、特別な希釈液の補充は、使用によって空になった希釈液容器22を新品(未使用)の希釈液容器22に交換すること、または、空になった希釈液容器22に希釈液を継ぎ足すことによって行われる。
第2のモードにしたがって動作を一時的に停止させる測定部10の機器には、サンプル希釈ユニット7、サンプリングユニット8、希釈洗浄装置11、第1分注ユニット12、第2分注ユニット13、および反応容器洗浄装置18、さらにはその他の分注機構および洗浄装置のうち、少なくともいずれか1つが含まれる。第2のモードは、上述したとおり、測定部10の機器を一時的に停止させるモードである。このため、検体の測定処理中(分析動作中)に、ある消耗品の残量が所定量以下となり、これをきっかけに制御部41が測定部10の動作を第2のモードにしたがって制御すると、機器を一時停止させたことで測定部10の動作が停止し、測定効率が低下することがある。ただし、消耗品の用途や種類によっては、消耗品の補充を早く実施したほうがよい場合がある。このため、第2のモードでは、補充が必要な消耗品を取り扱う測定部10の機器の動作を一時的に停止させると共に、その消耗品を補充できる状態まで測定部10の動作を移行させる。消耗品を補充できる状態とは、オペレータが消耗品の補充作業を安全に行うことができる状態をいう。
図3は、設定部46による制御モードの設定例を示す概念図である。なお、図3においては、説明の理解を容易にするために、消耗品としての液体を、第1試薬、第2試薬、希釈液および洗浄液に分けて制御モードを設定した例を示している。
図3に示す設定例は、第1試薬に適用する制御モードが第1のモード、第2試薬に適用する制御モードが第1のモード、希釈液に適用する制御モードが第2のモード、洗浄液に適用する制御モードが第2のモードに設定された例である。上述したとおり、測定部10は、測定項目ごとに成分の異なる複数種の第1試薬を使用する場合がある。すなわち、測定部10で使用される第1試薬には、その種類または用途の異なる複数の試薬がある。このため、設定部46において、制御モードは、第1試薬の種類ごとまたは用途ごとに設定可能である。この点は、第2試薬についても同様である。また、測定部10で使用される希釈液の用途や種類が複数存在する場合は、設定部46において、希釈液の用途ごとまたは種類ごとに制御モードを設定可能である。同様に、測定部10で使用される洗浄液の用途や種類が複数存在する場合は、設定部46において、洗浄液の用途ごとまたは種類ごとに制御モードを設定可能である。液体以外の消耗品については、それぞれの消耗品の用途ごとまたは種類ごとに制御モードを設定可能である。
設定部46による制御モードの設定は、入力部44を用いたオペレータの入力操作にしたがって行われる。具体的には、たとえば、次のような手順で行われる。
まず、表示部43に所定の画面が表示され、その画面に含まれる制御モードの設定用ボタンが、入力部44を用いてオペレータにより押された場合、設定部46は、制御モードの設定用画面を表示部43に表示させる。制御モードの設定用画面には、複数の消耗品が用途別または種類別にリスト形式で表示されると共に、各々の消耗品に対応する制御モードの設定欄に、デフォルトのモード、あるいは前回の入力操作で設定されたモードが表示される。制御モードの設定用画面は、設定部46の代わりに制御部41が表示部43に表示させてもよい。
次に、オペレータは、制御モードを設定または変更したい消耗品を、たとえばマウスのクリック操作によって選択する。そうすると、オペレータが選択した消耗品に対応する制御モードの設定欄に、第1のモードおよび第2のモードが選択肢として表示される。このとき、第1のモードおよび第2のモードが、それぞれどのような内容のモードであるかをテキスト形式で表示してもよい。
次に、オペレータは、上述のように制御モードの設定欄に表示された第1のモードおよび第2のモードのうち、所望のモードを、たとえばマウスのクリック操作によって選択する。そうすると、オペレータが選択した消耗品に対応する制御モードの設定欄に、オペレータが選択した制御モード(第1のモードまたは第2のモード)が表示される。その後、制御モードを設定または変更したい消耗品があれば、上記同様の手順が繰り返される。
また、制御モードを設定または変更したいすべての消耗品について、制御モードの設定または変更の操作を終えると、オペレータは、制御モードの設定用画面に含まれる確定ボタンを、マウスのクリック操作またはキーボードのリターンキーの押下操作によって押す。そうすると、設定部46は、確定ボタンが押された段階で制御モードの設定用画面に表示されている設定内容を記憶部42に記憶させる。以上で、設定部46による制御モードの設定が完了となる。なお、ここで例示した制御モードの設定手順は、あくまで一例であって、他の手順によって実施してもかまわない。
図4は、本発明の実施形態に係る自動分析装置1で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
まず、自動分析装置1の測定部10の動作が開始されると、制御部41は、複数の残量検出部51のうち、いずれかの残量検出部51から検出信号が出力されたか否かを監視する(ステップS1)。測定部10の動作には、既述した測定処理のための動作と、保守処理のための動作とがある。測定処理のための動作には、検体の分析のための測定動作と、校正用の検体を用いた測定動作とがある。保守処理のための動作には、既述した準備動作と終了動作とがある。
また、ある一つの残量検出部51について、その残量検出部51が検出信号を出力する場合とは、その残量検出部51が残量検出の対象としている消耗品の残量が所定量以下になったことを、その残量検出部51が検出した場合に相当する。より具体的に記述すると、第1試薬の残量を検出している残量検出部51が検出信号を出力する場合とは、第1試薬の残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した場合に相当する。
ステップS1において、いずれの残量検出部51からも検出信号が出力されていない場合は、ステップS2の処理に移行し、いずれかの残量検出部51から検出信号が出力された場合は、ステップS3の処理に進む。ステップS2において、制御部41は、測定部10の動作が終了したか否かを判断する。そして、測定部10の動作が終了していないと判断した場合はステップS1に戻り、測定部10の動作が終了したと判断した場合は、そのまま処理を終える。
一方、ステップS3において、制御部41は、表示部43にアラーム画面を表示させる。アラーム画面は、消耗品の残量が所定量以下になったことをオペレータに知らせる画面である。このため、アラーム画面は、このアラーム画面を見たオペレータが、いずれの消耗品の残量が所定量以下になったかを把握できる画面であれば、どのような画面であってもよい。また、アラーム画面は、ポップアップで表示させることが好ましい。ポップアップの表示としては、たとえば、バルーン形式の表示やダイアログ形式の表示などが考えられる。アラーム画面をポップアップで表示部43に表示させることにより、単に文字(ポップアップなし)で表示する場合に比べて、オペレータは、消耗品の残量が所定量以下になったことに気づきやすくなる。
次に、制御部41は、残量が所定量以下になった消耗品に関連付けて設定されている制御モードが、第1のモードおよび第2のモードのうち、いずれのモードであるかを確認する(ステップS4)。この確認は、記憶部42に記憶されている制御モードの設定内容に基づいて行われる。たとえば、ステップS1において、第1試薬の残量を検出している残量検出部51から検出信号が出力されたことを制御部41が感知した場合は、図3に示すように、第1試薬に関連付けて設定されている制御モードが第1のモードであることを、記憶部42に記憶されている制御モードの設定内容に基づいて確認する。なお、制御部41による制御モードの確認は、その都度、制御部41が記憶部42にアクセスして行ってもよいし、予め記憶部42の設定内容をRAMに読み出し、その読み出した設定内容に基づいて確認してもよい。
次に、制御部41は、ステップS4で確認した制御モードが第1のモードであるか否かを判断する(ステップS5)。そして、制御部41は、確認した制御モードが第1のモードであればステップS6に進み、確認した制御モードが第1のモードではない、すなわち第2のモードであればステップS7に進む。
ステップS6において、制御部41は、第1のモードにしたがって測定部10の動作を制御する。第1のモードにおいて、制御部41は、残量が所定量以下になった消耗品を使用する処理項目を処理対象から外す。たとえば、残量が所定量以下になった消耗品が第1試薬であれば、制御部41は、この第1試薬を使用する測定項目を測定対象から外し、それ以外の測定項目については測定部10で測定を継続させる。また、残量が所定量以下になった消耗品が希釈液であれば、制御部41は、この希釈液を使用する測定項目を測定対象から外し、それ以外の測定項目については測定部10で測定を継続させる。また、残量が所定量以下になった消耗品が保守処理に使用される消耗品であれば、制御部41は、この消耗品を使用する保守項目を保守対象から外す。ステップS6の後は、ステップS1に戻る。
一方、ステップS7において、制御部41は、第2のモードにしたがって測定部10の動作を制御する。第2のモードにおいて、制御部41は、残量が所定量以下になった消耗品が補充されるまで当該消耗品を取り扱う測定部10の機器の動作を一時的に停止させる。たとえば、残量が所定量以下になった消耗品が、サンプル希釈ユニット7で取り扱う希釈液であれば、サンプル希釈ユニット7の動作を一時的に停止させる。また、残量が所定量以下になった消耗品が第2試薬であれば、この第2試薬を取り扱う第2分注ユニット13の動作を一時的に停止させる。この点は、第2分注ユニット13以外の分注機構(サンプル希釈ユニット7、サンプリングユニット8、第1分注ユニット12)についても同様である。また、制御部41は、消耗品を補充できる状態まで測定部10の動作を移行させる。これにより、測定部10は、消耗品の補充待ちの状態になる。
次に、制御部41は、消耗品の補充を促す画面(以下、「補充催促画面」ともいう。)を表示部43に表示させる(ステップS8)。補充催促画面としては、たとえば、残量が所定量以下になった消耗品が第2試薬であれば、この第2試薬の補充を促すメッセージ画面が考えられる。補充催促画面は、上述したアラーム画面と同様に、ポップアップで表示させることが望ましい。
その後、制御部41は、消耗品の補充が完了したか否かを監視する(ステップS9)。消耗品の補充はオペレータによって行われる。オペレータは、消耗品の補充作業を終えると、予め決められた入力操作、たとえば、補充催促画面に含まれる「補充完了」ボタンをマウスでクリックする操作を行うことにより、消耗品の補充を完了した旨を制御部41に通知する。制御部41は、「補充完了」ボタンが押されるまではステップS9でNOと判断してステップS11の処理に移行し、「補充完了」ボタンが押されるとステップS9でYESと判断してステップS10の処理に進む。
ステップS10において、制御部41は、それまで停止していた測定部10の機器の動作を再開させる。たとえば、上記ステップS7においてサンプル希釈ユニット7の動作を停止させた場合は、ステップS10において、サンプル希釈ユニット7の動作を再開させる。これにより、測定部10においては、指定されたすべての処理項目(測定項目、保守項目など)について処理を実行することが可能となる。ステップS10の後は、ステップS1に戻る。
また、ステップS11において、制御部41は、測定部10の動作制御に適用する制御モードを第2のモードから第1のモードへと変更する指示を受け付ける。具体的には、制御部41は、制御モードの変更を受け付けるモード変更用画面を表示部43に表示させる。モード変更用画面には、第2のモードから第1のモードへの変更を指示する「変更」ボタンが表示される。そして、制御部41は、オペレータの入力操作、たとえば、マウスをクリックする操作によって「変更」ボタンが押されると、ステップS12でYESと判断してステップS6の処理に移行し、「変更」ボタンが押されない場合はステップS9に戻る。モード変更用画面は、ステップS9でYESと判断されるか、ステップS12でYESと判断されるまで表示部43に表示される。
ステップS12からステップS6へと移行した場合は、ステップS7およびステップS8のうち、少なくともステップS7の処理がキャンセルされる。これにより、たとえば、ステップS7において、第2試薬を取り扱う第2分注ユニット13の動作を一時的に停止させていた場合は、第2分注ユニット13の動作停止が解除される。また、ステップS6に移行すると、残量が所定量以下になった第2試薬を使用する測定項目が測定対象から外され、その第2試薬とは種類(成分)が異なる第2試薬を使用した測定が、第2分注ユニット13の動作再開と共に再開される。したがって、オペレータは、一旦、第2のモードにしたがって測定部10の所定の機器の動作を停止し、これによって測定部10の測定動作が停止した場合でも、一部の測定項目を除いて、検体の測定を再開させることが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施形態においては、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した場合に、第1のモードおよび第2のモードのうちいずれのモードで測定部10を動作させるかを、消耗品ごとに設定部46で設定し、この設定部46で設定した内容に基づいて制御部41が測定部10の動作を制御する構成を採用している。これにより、たとえば測定項目ごとに制御モードを設定する場合に比べて、よりきめ細かな単位で制御モードを設定することができる。したがって、測定項目ごとに制御モードを設定する場合に比較すると、処理効率の点で有利な第1のモードが採用される頻度を高め、その分だけ第2のモードが採用される頻度を低下させることができる。このため、測定部10をより効率的に動作させることが可能となる。
また、先述した特許文献1に記載された技術と比較すると、上述した効果の他に、次のような効果が期待できる。特許文献1に記載された技術では、分析モジュールの一時停止をともなう第2の方法を採用する場合に、測定部10に相当する分析モジュール全体を一時停止させる。このため、一時停止させた分析モジュールでの処理効率が著しく停止してしまう。これに対し、本発明の実施形態においては、制御部41が第2のモードにしたがって測定部10の動作を制御する場合に、残量が所定量以下になった消耗品を取り扱う測定部10の機器の動作を一時的に停止させる。その場合、動作を一時停止させる機器の機能(役目)によっては、測定処理または保守処理においてその機器よりも上流側の工程で使用される機器の動作も一時的に停止させることも想定されるが、常に測定部10全体の動作を一時停止させるわけではない。よって、第2のモードで測定部10の動作を制御する場合に、特許文献1に記載された技術と比較して、処理効率の低下を抑制できる可能性が高い。
本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の構成要件、あるいは、その構成要件の組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。以下、具体的な形態例を挙げて説明する。
まず、測定部10の測定処理で使用される液体の残量が所定量以下になった場合に、所定量以下の液体を使用して何回か検体の測定を実行可能なことが多い。このため、消耗品の残量が所定量以下になったことをいずれかの残量検出部51が検出した場合に、その検出した時点で残っている消耗品を使用して測定可能な検体の個数を、制御部41が表示部43に表示させる構成を採用してもよい。また、この構成を採用する場合、制御部41は、残っている消耗品を使用して検体の測定を実施するたびに、表示部43に表示する検体の個数を減らす、いわゆるカウントダウン表示を行うようにしてもよい。これにより、オペレータは、上記検出時に残っている消耗品を使用して測定可能な検体の個数をリアルタイムで把握することができる。また、制御部41が第1のモードにしたがって測定部10の動作を制御する場合は、上記検出時に残っている消耗品を使用して測定可能な検体の個数分の測定を終えたタイミングで、その消耗品を使用する処理項目を処理対象から外すように制御してもよい。これにより、消耗品を無駄なく使い切ることができる。なお、残りの消耗品を使用して測定可能な検体の個数は、自動分析装置1のメーカー側で決めることになるが、メーカーが決める個数よりも少ない個数の範囲であれば、自動分析装置1のユーザーが任意に設定可能な構成を採用してもよい。
また、制御部41は、測定部10で校正用の検体を測定中、若しくはその測定準備中、または測定部10の終了動作中に、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した場合は、設定部46で設定された内容に関わらず、第1のモードにしたがって測定部10の動作を制御してもよい。その理由は、校正用の検体を測定中、若しくはその測定準備中、または測定部10の終了動作中であれば、測定部10の機器の動作を停止させる必要性が低く、第1のモードにしたがって測定部10の動作を制御した方が、処理効率が良いからである。図4に示すフローチャートにおいては、制御部41が、ステップS1でYESと判断した後、ステップS7の処理を実行する前に、校正用の検体を測定中、若しくはその測定準備中、または測定部10の終了動作中であるかどうかを判断するステップを設け、このステップSでYESと判断した場合に、ステップS6の処理を実行する手順を採用すればよい。
また、制御部41は、消耗品の残量が所定量以下になったことを残量検出部51が検出した後に、新たな検体を追加する旨の指示を受けた場合に、新たな検体を対象とした測定を実施しない旨の警告を発してもよい。新たな検体を追加する旨の指示は、たとえば、表示部43の画面に表示される「検体追加」ボタンをマウス操作で押す行為、あるいは、所定の位置に検体容器をセットする行為などによって行われる。また、警告は、表示部43への画面表示による警告、音による警告、光(ランプの点灯、点滅など)による警告、またはそれらを併用した警告のいずれであってもよい。
1…自動分析装置
10…測定部
7…サンプル希釈ユニット(分注機構)
8…サンプリングユニット(分注機構)
12…第1分注ユニット(分注機構)
13…第2分注ユニット(分注機構)
41…制御部
43…表示部
46…設定部
51…残量検出部

Claims (13)

  1. 検体を測定する測定部と、
    前記測定部で使用される消耗品の残量が予め設定された所定量以下になったことを検出する残量検出部と、
    前記消耗品の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した場合に、前記測定部の動作制御に適用される第1のモードおよび第2のモードのうち、いずれのモードで前記測定部を動作させるかを、前記消耗品ごとに設定可能な設定部と、
    前記設定部で設定した内容に基づいて前記測定部の動作を制御する制御部と、
    を備える自動分析装置。
  2. 前記第1のモードは、前記残量が前記所定量以下になった前記消耗品を使用する処理項目を処理対象から外すモードであり、
    前記第2のモードは、前記残量が前記所定量以下になった前記消耗品が補充されるまで当該消耗品を取り扱う前記測定部の機器の動作を一時的に停止させるモードである
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記測定部は、前記消耗品としての液体を容器に分注する分注機構を備え、
    前記制御部は、前記液体の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した場合に、前記第2のモードにおいて、前記分注機構の動作を一時的に停止させる
    請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記処理項目は、測定項目および保守項目のうちの少なくとも一方である
    請求項2または3に記載の自動分析装置。
  5. 表示部を備え、
    前記制御部は、前記消耗品の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した場合に、前記表示部にアラーム画面を表示させる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  6. 表示部を備え、
    前記制御部は、前記消耗品の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した場合に、前記第2のモードにおいて、前記消耗品の補充を促す画面を前記表示部に表示させる
    請求項2に記載の自動分析装置。
  7. 前記消耗品には、前記検体と反応する試薬、前記検体を希釈する希釈液、前記測定部の所定箇所を洗浄する洗浄液のうち少なくともいずれか一つが含まれる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  8. 表示部を備え、
    前記制御部は、前記消耗品の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した場合に、前記検出した時点で残っている前記消耗品を使用して測定可能な前記検体の個数を前記表示部に表示させる
    請求項1に記載の自動分析装置。
  9. 前記制御部は、前記残っている前記消耗品を使用して前記検体の測定を実施するたびに、前記表示部に表示する前記検体の個数を減らす
    請求項8に記載の自動分析装置。
  10. 前記制御部は、前記測定部で校正用の検体を測定中、若しくはその測定準備中、または前記測定部の終了動作中に、前記消耗品の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した場合は、前記設定部で設定された内容に関わらず、前記第1のモードにしたがって前記測定部の動作を制御する
    請求項2に記載の自動分析装置。
  11. 前記制御部は、前記消耗品の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した後に、新たな検体を追加する旨の指示を受けた場合に、前記新たな検体を対象とした測定を実施しない旨の警告を発する
    請求項1に記載の自動分析装置。
  12. 前記制御部は、前記第2のモードにしたがって前記測定部の動作を制御している場合に、前記残量が前記所定量以下になった前記消耗品の補充が完了したか否かを監視し、当該監視中において前記測定部の動作制御に適用するモードを前記第2のモードから前記第1のモードへと変更する指示を受け付ける
    請求項2に記載の自動分析装置。
  13. 検体を測定する測定部と、前記測定部で使用される消耗品の残量が予め設定された所定量以下になったことを検出する残量検出部と、を備える自動分析装置の制御方法であって、
    前記消耗品の残量が前記所定量以下になったことを前記残量検出部が検出した場合に、前記測定部の動作制御に適用される第1のモードおよび第2のモードのうち、いずれのモードで前記測定部を動作させるかを、前記消耗品ごとに設定するステップと、
    前記設定した内容に基づいて前記測定部の動作を制御するステップと、
    を含む自動分析装置の制御方法。
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