JP2015124407A - 被膜、切削工具および被膜の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の被膜は、1または2以上の層により構成され、該層のうち少なくとも1層は、Ti1-xAlxNからなる第1単位層と、Ti1-yAlyNからなる第2単位層とが交互に積層された多層構造を含み、第1単位層はfcc型結晶構造を有し、Ti1-xAlxNにおけるxは0<x<0.65を満たし、第2単位層はhcp型結晶構造を有し、Ti1-yAlyNにおけるyは0.65≦y<1を満たす。
【選択図】図6
Description
最初に本発明の実施形態の概要について説明する。本発明者らは、まず、PVD法では実質的にTiAlNにおけるAlの含有割合を0.55よりも高い値に設計することが困難であることから、CVD法を用いた被膜の作製について検討した。そして、Alの含有割合が大きくなるにつれて、hcp型結晶構造のAlNの析出の頻度やウルツ型への相変態の頻度が高まることが確認された。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。また、本明細書において、被膜を構成する各層の組成を「TiCN」などの化学式を用いて表わす場合、原子比を特に限定しない場合は従来公知のあらゆる原子比を含むものとし、必ずしも化学量論的範囲のもののみに限定されるものではない。たとえば、単に「TiCN」と記す場合、「Ti」と「C」と「N」の原子比は50:25:25の場合のみに限られず、従来公知のあらゆる原子比が含まれるものとする。
(被膜の全体構造)
本実施形態に係る被膜は、1または2以上の層により構成され、層のうち少なくとも1層は、Ti1-xAlxNからなる第1単位層と、Ti1-yAlyNからなる第2単位層とが交互に積層された多層構造を含み、第1単位層はfcc型結晶構造を有し、Ti1-xAlxNにおけるxは0<x<0.65を満たし、第2単位層はhcp型結晶構造を有し、Ti1-yAlyNにおけるyは0.65≦y<1を満たす。
被膜全体の厚さは、好ましくは3μm以上30μm以下である。被膜全体の厚さが3μm以上であることにより、被膜全体の厚さが薄いことに起因する耐摩耗性の低下を防止することができる。また、被膜全体の厚さが30μm以下であることにより、被膜全体の厚さが厚いことに起因する被膜のチッピングを防止することができる。被膜全体の厚さは、より好ましくは5以上20μm以下であり、さらに好ましくは7μm以上15μm以下である。
被膜は、その膜厚方向における弾性回復率が50%以上であることが好ましく、このような被膜は高い耐疲労性を有することができる。50%以上の弾性回復率を有する被膜は、後述する多層構造含有層の積層周期を適切に調整することにより得ることができる。
W(%)=Welast/(Welast+Wplast)×100・・・(1)。
被膜は、さらに、その膜厚方向における押し込み硬さに関し、25mNの荷重を負荷された際の押し込み硬さが25GPa以上であることが好ましい。この場合、被膜は十分に高い硬度を維持したまま、上述の弾性変形を可能とすることができるため、硬くて欠けにくいという優れた特性を有することができる。なお、押し込み硬さは、上記ナノインデンテーション法における荷重(本明細書では25mN)を、圧子と被膜との接触面積で除することによって算出される。
(多層構造含有層の全体構造)
多層構造含有層は、被膜内にすくなくとも1つ以上含まれる。多層構造含有層は、上述のように、Ti1-xAlxNからなる第1単位層と、Ti1-yAlyNからなる第2単位層とが交互に積層された多層構造を含み、第1単位層はfcc型結晶構造を有し、Ti1-xAlxNにおけるxは0<x<0.65を満たし、第2単位層はhcp型結晶構造を有し、Ti1-yAlyNにおけるyは0.65≦y<1を満たす。上記xは0.3<x<0.6であることが好ましく、上記yは0.7<y<0.9であることが好ましい。また、多層構造含有層は、上記多層構造以外の他の構造(たとえば、アモルファス構造)を含んでも良いが、上述の効果を十分に発揮するために、好ましくは多層構造含有層中の50体積%以上が多層構造であり、より好ましくは70体積%以上が多層構造であり、さらに好ましくは、多層構造含有層の実質的に全ての領域が多層構造であることが好適である。なお、多層構造含有層は、酸素(O)、硼素(B)、炭素(C)などの不可避不純物を含んでいてもよい。
多層構造含有層全体の厚さは、好ましくは1μm以上20μm以下である。多層構造含有層全体の厚さが1μm以上であることにより、多層構造含有層の特性に由来する被膜の特性が顕著に向上する傾向がある。また、多層構造含有層全体の厚さが20μmを超えた場合には、多層構造含有層の特性に由来する被膜の特性の向上に大きな変化が見られない傾向にあることから、経済的に有利でない。多層構造含有層全体の厚さは、より好ましくは2μm以上15μm以下であり、さらに好ましくは3μm以上10μm以下である。
多層構造含有層において、第2単位層を挟んで隣り合う第1単位層間の距離(「積層周期」ともいう。)は、好ましくは5nm以上50nm以下であり、より好ましくは7nm以上40nm以下であり、より好ましくは10nm以上30nm以下である。ここで、第2単位層を挟んで隣り合う第1単位層間の距離とは、1つの第2単位層を挟んで隣り合う2つの第1単位層間の厚さ方向の距離であって、1つの第1単位層の厚さ方向中間から、他の1つの第1単位層の厚さ方向の中間までの最短距離をいう。
第1単位層および第2単位層の各厚さは、好ましくは3nm以上30nm以下である。各層の厚さが30nm以下であることにより、各層が積層された多層構造は、各層が周期的に多数繰り返して積層された超多層構造を有することができる。これにより、多層構造含有層における硬度および耐酸化性のより顕著な向上が可能となる傾向にある。また、各層の厚さが3nm以上であることにより、多層構造に由来する多層構造含有層の特性の顕著な向上が可能となる傾向にある。第1単位層、第2単位層の各厚さは、より好ましくは5nm以上25nm以下であり、さらに好ましくは20nm以下、さらに好ましくは10nm以下である。
第1単位層を構成する第1結晶のサイズ、および第2単位層を構成する第2結晶のサイズのそれぞれの平均値が20nm以下であることが好ましく、10nm以下であることがより好ましい。平均値が20nm以下の場合、多層構造含有層は十分に小さい結晶によって構成されることになるため、さらに高い硬度を有することができる。第1結晶および第2結晶の各サイズは、たとえば、X線回折パターンから算出することができ、また、TEMでの高分解能像で観察される結晶の粒径を測定することにより評価することができる。なお、結晶のサイズは、結晶子の最大長さを意味するが、結晶がアスペクト比5以上の所謂柱状晶結晶の場合には、その短辺の長さを結晶のサイズとする。
第1単位層の圧縮残留応力の絶対値は2GPa以下であることが好ましく、より好ましくは0.2以上2GPa以下であり、さらに好ましくは0.4GPa以上1.5GPa以下である。第1単位層の圧縮残留応力の絶対値が2GPa以下であることにより、多層構造含有層内に適切な大きさの歪が維持され、これにより、被膜の耐欠損性が向上する。
本実施形態に係る切削工具は、基材と、該基材を被覆する上記被膜と、を含む切削工具である。本実施形態に係る切削工具は、高い硬度と高い耐酸化性との両特性に優れた上記被膜を有するため、その硬度および耐酸化性が飛躍的に向上したものであり、もって優れた切削性能を有することができる。
上記被膜は、本実施形態に係る製造方法によって製造することができる。すなわち、本実施形態に係る製造方法によって製造される被膜は、高い硬度と高い耐酸化性との両特性を有することができる。また、当該被膜を切削工具用の基材に設けることにより、上記切削工具を製造することができる。
上記CVD工程は、上述の被膜を構成する層のうちの少なくとも1層である多層構造含有層を形成する工程である。本工程において、図1に示すCVD装置を用いることができる。
本工程を実施するに先だって、CVD装置10の反応容器13内の基材セット治具12には、被膜形成部位が反応容器13内に露出するように、基材11が配置される。また、反応容器13内は、高温減圧環境に維持される。なお、反応容器13内の温度は、好ましくは700℃以上900℃以下であり、反応容器13内の圧力は、好ましくは0.1kPa以上13kPa以下に維持される。これにより、多層構造含有層の効率的な形成が可能となる。
<基材の準備>
まず、被膜を形成させる対象となる基材として、以下の表1に示す基材Lおよび基材Mを準備した。具体的には、まず、表1に記載の配合組成から成る原料粉末を均一に混合した。表1中の「残り」とは、WCが配合組成(質量%)の残部を占めることを示している。次に、この混合粉末を所定の形状に加圧成形した後、1300〜1500℃で1〜2時間焼結することにより、超硬合金からなる基材を得た。
上記基材の表面に、表2に示す構造の被膜(No.1〜16)および表3に示す構造の被膜(No.17〜26)を形成した。これにより、基材上に被膜が形成された切削工具(No.1〜26)を得た。
上記基材の表面に、表8に示す構造の被膜(No.31〜40)を形成した。これにより、基材上に被膜が形成された切削工具(No.31〜40)を得た。
後述する弾性回復率および耐酸化性を確認するための試料として、形成条件a〜iによって基材L上に多層構造含有層が形成された試料A〜Iを作製し、形成条件xによって基材L上にTi0.1Al0.9N層からなる上記単層が形成された試料Xを作製し、形成条件yによって基材L上にTiN層とAlN層とが交互に積層された積層構造からなる上記層(AlN/TiN層)が形成された試料Yを作製した。また、各試料A〜I、XおよびYは、下地層としてTiN層(厚さ1μm)を備えるように構成させた。なお、各形成条件a〜i、xおよびyにおけるCVD処理時間およびPVD処理時間を制御して、基材上の中間層の厚さを5μmに調製した。
<多層構造含有層の観察>
No.18(形成条件d)の被膜を用いて、中間層である多層構造含有層の観察を行った。図6に、第1単位層および第2単位層からなる多層構造含有層におけるHAADF−STEM写真を示し、図7に、図6に示す層の厚み方向におけるEDX装置を用いた分析結果を示す。
試料A〜I、XおよびYが有する被膜について、超微小押し込み硬さ試験機(製品名:「ENT−1100a」、(株)エリオニクス社製)を用い、前述の測定方法および算出方法に従って、各層の押し込み硬さ、押し込み弾性率および弾性回復率を分析した。その結果を表9に示す。
試料A〜I、XおよびYの試料を加熱炉内(大気雰囲気下)に載置させ、加熱炉内が900℃となるように加熱した。そして、試料A〜I、XおよびYの試料における各被膜が完全に酸化されるまでの時間を測定した。なお、被膜が完全に酸化されたかどうかは、X線解析により評価した。その結果を表9の「酸化時間(min)」に示す。
に示す。
No.1〜26、31〜40の各切削工具を用いて、以下の切削試験1〜5の切削試験を行い、各切削工具の切削性能を評価した。
以下の表10に示すNo.の切削工具について、以下の切削条件により逃げ面摩耗量(Vb)が0.20mmとなるまでの切削時間を測定するとともに刃先の最終損傷形態を観察した。その結果を表10に示す。切削時間が長いもの程、耐摩耗性に優れていることを示す。また、最終損傷形態が正常摩耗に近いもの程、耐溶着性に優れていることを示す。なお、表10の最終損傷形態において、「正常摩耗」とはチッピング、欠けなどを生じず、摩耗のみで構成される損傷形態(平滑な摩耗面を有する)を意味し、「チッピング」とは仕上げ面を生成する切れ刃部に生じた微小な欠けを意味する。
被削材:SUS316丸棒外周切削
周速:150m/min
送り速度:0.15mm/rev
切込み量:1.0mm
切削液:あり。
以下の表11に示すNo.の切削工具について、以下の切削条件により逃げ面摩耗量(Vb)が0.20mmとなるまでの切削時間を測定するとともに刃先の最終損傷形態を観察した。その結果を表11に示す。切削時間が長いもの程、耐摩耗性に優れていることを示す。また、最終損傷形態が正常摩耗に近いもの程、耐溶着性に優れていることを示す。なお、表11の最終損傷形態において、「正常摩耗」とはチッピング、欠けなどを生じず、摩耗のみで構成される損傷形態(平滑な摩耗面を有する)を意味する。
被削材:S35C丸棒外周切削
周速:200m/min
送り速度:0.15mm/rev
切込み量:1.0mm
切削液:あり。
以下の表12に示すNo.の切削工具について、以下の切削条件により工具刃先部において欠損またはチッピングが発生するまでの切削時間(分)を測定した。その結果を表12に示す。切削時間が長いものほど、耐疲労靭性に優れていることを示している。
被削材:SCM435溝材
周速:250m/min
送り速度:0.10mm/s
切込み量:1.0mm
切削液:あり。
以下の表13に示すNo.の切削工具について、以下の切削条件により欠損または逃げ面摩耗量(Vb)が0.20mmになるまでのパス回数および切削距離を測定するとともに刃先の最終損傷形態を観察した。その結果を表13に示す。パス回数が多いもの程(すなわち切削距離が長いもの程)、耐摩耗性に優れていることを示す。また、最終損傷形態が正常摩耗に近いもの程、耐衝撃性に優れていることを示す。なお、表13の最終損傷形態において、「正常摩耗」とはチッピング、欠けなどを生じず、摩耗のみで構成される損傷形態(平滑な摩耗面を有する)を意味し、「欠損」とは切れ刃部に生じた大きな欠けを意味する。
被削材:SUS304ブロック材
周速:200m/min
送り速度:0.2mm/s
切込み量:2.0mm
切削液:なし
カッタ:WEX3032E(住友電工ハードメタル社製)
チップ:AXMT170508PEER−G1枚刃(住友電工ハードメタル社製)。
以下の表14に示すNo.の切削工具について、以下の切削条件により欠損または逃げ面摩耗量(Vb)が0.20mmになるまでのパス回数および切削距離を測定するとともに刃先の最終損傷形態を観察した。その結果を表14に示す。パス回数が多いもの程(すなわち切削距離が長いもの程)、耐摩耗性に優れていることを示す。また、最終損傷形態が正常摩耗に近いもの程、耐衝撃性に優れていることを示す。なお、表14の最終損傷形態において、「正常摩耗」とはチッピング、欠けなどを生じず、摩耗のみで構成される損傷形態(平滑な摩耗面を有する)を意味し、「チッピング」とは仕上げ面を生成する切れ刃部に生じた微小な欠けを意味する。
被削材:FCD600ブロック材
周速:150m/min
送り速度:0.2mm/s
切込み量:2.0mm
切削液:なし
カッタ:WEX3032E(住友電工ハードメタル社製)
チップ:AXMT170508PEER−G1枚刃(住友電工ハードメタル社製)。
11 基材
12 基材セット治具
13 反応容器
14 調温装置
15 導入口
16 導入管
16a〜16f 管路
17 貫通孔
18 排気管
19 排気口
Claims (7)
- 1または2以上の層により構成され、
前記層のうち少なくとも1層は、Ti1-xAlxNからなる第1単位層と、Ti1-yAlyNからなる第2単位層とが交互に積層された多層構造を含み、
前記第1単位層はfcc型結晶構造を有し、前記Ti1-xAlxNにおけるxは0<x<0.65を満たし、
前記第2単位層はhcp型結晶構造を有し、前記Ti1-yAlyNにおけるyは0.65≦y<1を満たす、被膜。 - 前記第1単位層を構成する第1結晶のサイズおよび前記第2単位層を構成する第2結晶のサイズのそれぞれの平均値が20nm以下である、請求項1に記載の被膜。
- 前記多層構造において、前記第2単位層を挟んで隣り合う前記第1単位層間の距離が5nm以上50nm以下である、請求項1または請求項2に記載の被膜。
- 前記被膜の膜厚方向における弾性回復率が50%以上である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の被膜。
- 前記第1単位層は、絶対値が2GPa以下である圧縮残留応力を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の被膜。
- 基材と、前記基材を被覆する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の被膜と、を含む切削工具。
- 基材上に形成される、1または2以上の層により構成される被膜の製造方法であって、
前記層のうちの少なくとも1層を、CVD法を用いて形成するCVD工程を含み、
前記CVD工程は、
チタンを含む第1ガスと、アルミニウムを含む第2ガスおよび第3ガスと、窒素を含む第4ガスとを、前記基材の表面に向かって噴出する噴出工程を含み、
前記噴出工程において、前記第2ガスの噴出速度は前記第1ガスの噴出速度以下であり、前記第3ガスの噴出速度は前記第1ガスの噴出速度を超える、被膜の製造方法。
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