JP2015124289A - 接着テープ及びそれに用いるテープ基材 - Google Patents

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Abstract

【課題】タブ部を挟持して引き伸ばすことで容易に被着体から剥離可能な接着テープであって、初期の伸長時応力が低く、タブ部からの引き伸ばしを容易に行うことが可能な、接着テープを提供すること。
【解決手段】第一の接着面及び第二の接着面を有する接着部と挟持可能なタブ部とを備える、引き伸ばし剥離可能な接着テープであって、前記接着部及び前記タブ部の少なくとも一部を構成するテープ基材を有し、前記テープ基材が、60〜99質量%のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量%の極性モノマーを含むモノマー成分と、光重合開始剤と、前記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーと、を含有する混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含む、接着テープ。
【選択図】図1

Description

本発明は、接着部及びタブ部を備える接着テープであって、接着部の両面に貼着された被着体から、タブ部を挟持し、接着面とほぼ平行な方向に引き伸ばすことで容易に剥離可能な接着テープに関する。
引き伸ばし剥離可能な接着テープは、フック、ハンガー等の物品の壁面、窓、鏡等への貼り付け用途や、光学レンズ等の光学ディスプレイ装置への固着用途等、様々な用途に用いられている。
例えば、特許文献1には、第1及び第2の対向する主表面とプルタブとを有する引き伸ばし剥離可能な接着剤物品であって、所定の幅対厚さの比を有する断面積を有する接着剤物品が開示されている。また、特許文献2には、メタロセン系触媒を用いて架橋した架橋ポリオレフィン系樹脂の発泡シートからなるテープ基材を備える延伸剥離テープが開示されている。
特表2011−514419号公報 特開2010−126697号公報
引き伸ばし剥離可能な接着テープでは、接着テープのタブ部を挟持して接着面とほぼ平行な方向に引き伸ばすことで、接着テープを被着体から剥離させるが、タブ部を引き伸ばすのに大きな力を必要とすると、ユーザが負担に感じる場合がある。ここで、被着体への貼着時の外観上、タブ部は目立たぬよう小さいことが望ましいが、接着テープを伸張させるために必要な応力が大きいと、小さいタブ部ではより引き伸ばしが困難となる。
また、このような接着テープでは、タブ部を挟持して引き伸ばした際に、テープ基材が、接着部が剥離するだけの荷重に耐え得るだけの十分な破断強度を有することが求められる。
そこで、これらの課題に鑑み、本発明の目的は、引き伸ばし易く、しかも十分な破断強度を持つタブ部を備えた接着テープ、及び当該接着テープに用いるテープ基材を提供することである。
本発明の一側面は、第一の接着面及び第二の接着面を有する接着部と挟持可能なタブ部とを備える、引き伸ばし剥離可能な接着テープに関する。上記接着テープは、上記接着部及び上記タブ部の少なくとも一部を構成するテープ基材を有するものであってよく、上記テープ基材は、60〜99質量%のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量%の極性モノマーを含むモノマー成分と、光重合開始剤と、上記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーと、を含有する混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含むものである。
また、本発明の他の側面は、引き伸ばし剥離可能な接着テープに用いられるテープ基材に関するものである。当該テープ基材は、60〜99質量%のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量%の極性モノマーを含むモノマー成分と、光重合開始剤と、上記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーと、を含有する混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含むものである。
本発明によれば、タブ部を挟持して引き伸ばすことで容易に被着体から剥離可能な接着テープであって、初期の伸長時応力が低く、タブ部からの引き伸ばしを容易に行うことが可能な、接着テープが提供される。また、本発明によれば、このような接着テープの実現を可能とする、十分な破断強度と低い伸長時応力とを有するテープ基材が提供される。
本発明に係る接着テープの実施の一態様を示す斜視図である。 本発明に係る接着テープの一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る接着テープの一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る接着テープの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る接着テープの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る接着テープの他の実施形態を示す断面図である。
本発明の好適な実施形態について以下に説明する。なお、本明細書中、「(メタ)アクリル」は「アクリル又はメタクリル」を意味し、「(メタ)アクリロイル」は「アクリロイル又はメタクリロイル」を意味する。
本実施形態に係る接着テープは、第一の接着面及び第二の接着面を有する接着部と、挟持可能なタブ部と、を備える、引き伸ばし剥離可能な接着テープである。
本実施形態において、接着テープは、接着部及びタブ部の少なくとも一部を構成するテープ基材を有し、該テープ基材は、60〜99質量%のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量%の極性モノマーを含むモノマー成分と、光重合開始剤と、上記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーと、を含有する混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含む。
本実施形態では、上述の樹脂組成物によって、低い伸長時応力と高い破断応力とを両立したテープ基材が得られ、また当該テープ基材によってタブ部を挟持して引き伸ばす際の初期の伸長時応力が十分に低く、且つ、引き伸ばし剥離に耐え得る優れた破断強度を有する接着テープが得られる。すなわち、本実施形態に係る接着テープによれば、タブ部を挟持して引き伸ばす際の初期の伸長時応力を十分に低くすることが可能であるとともに、引き伸ばし剥離に耐え得る十分な破断強度が実現できる。
本実施形態に係るテープ基材は、例えば、5mm幅での200%伸長時応力が3.0N以下(すなわち、3.0N/5mm以下)、5mm幅での破断応力が15.0N以上(すなわち、15.0N/5mm以上)のテープ基材である。
上記混合物は、上記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部の粘着付与剤をさらに含有していてもよい。このような混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含むテープ基材は、粘着性を有し、このようなテープ基材によれば、接着剤層等を設けることなく、テープ基材単独で第一及び第二の接着面を形成することができる。
接着テープは、その一態様において、テープ基材の一方面上に設けられた第一の接着剤層と、テープ基材の他方面上に設けられた第二の接着剤層と、をさらに備えるものであってよい。このような態様において、第一の接着剤層は第一の接着面を成し、第二の接着剤層は上記第二の接着面を成していてよい。
この態様において、タブ部は、第一の接着剤層及び第二の接着剤層が設けられずにテープ基材が露出した部分で構成されていてもよく、第一の接着剤層及び第二の接着剤層上に設けられた非接着フィルムを備えて構成されていてもよい。
また、接着テープは、他の態様において、テープ基材の一方面が第一の接着面を成し、テープ基材の他方面が第二の接着面を成すものであってもよい。すなわち、テープ基材自体が粘着性を有する場合、上述のような接着剤層の形成を省略することができる。
この態様において、タブ部は、例えば、上記テープ基材の両面上に設けられた非接着フィルムを備えて構成される。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の接着テープの実施の一態様を示す斜視図であり、図2は、本発明の接着テープの一実施形態を示す斜視図である。接着テープ2は、第一の接着面4a及び第二の接着面4bを有する接着部4と、挟持可能なタブ部6とを備え、接着面とほぼ平行な方向に応力Fを加えて引き伸ばすことで、被着体から剥離可能な接着テープである。
接着テープ2は、一態様において、第一の接着面4aと第一の被着体8の被貼付面8aとを接着させ、第二の接着面4bと第二の被着体10の被貼付面10aとを接着させることにより、被着体8と被着体10とを接着することができる。このとき、接着テープ2は、タブ部6が、第一の被着体8の外延部8a’及び第二の被着体10の外延部10a’の少なくとも一方から張り出して挟持可能となるように貼着される。
第一の被着体8及び第二の被着体10を接着した接着テープ2は、タブ部6を挟持して接着面とほぼ平行な方向に引張し、応力Fを加えることで伸張させることができる。伸張された接着テープ2は、接着部4の変形により第一の接着面4a及び第二の接着面4bと被貼付面8a及び10aとの接触面積が徐々に低減し、第一の被着体8及び/又は第二の被着体10から剥離される。
ここで、第一の被着体8及び第二の被着体10は特に制限されず、接着テープ2は、様々な被着体に適用することができる。例えば、用途の一例として、被着体の一方が、フック、ハンガー、クリップ、ホルダー、オーガナイザー、キャディ、バスケット又は看板等であり、被着体の他方が、塗面、ガラス、木材(例えば、染料又はワニスが塗布された木材)、磁器、繊維ガラス複合材料、プラスチック、しっくい、コンクリート、レンガ、花崗岩、セラミック、大理石、ステンレススチール等の材料からなる、壁、窓、鏡、キャビネット、ドア、バスルーム備品、車両等であってよい。
また、接着テープ2の用途の他の例として、高湿度の環境で使用してもよい。例えば、接着テープ2は、便器(例えば便器のタンク)、浴槽、シンク等に接着可能であり、シャワー室、ロッカー室、蒸気室、プール、ホットタブ、キッチン(例えばキッチンシンク、食器洗い機、汚れ止め板エリア、冷蔵庫、保冷器)等に適用することもできる。
更なる接着テープ2の用途の例として、接着テープ2は、多様な物品を、塗面ドライウォール、しっくい、コンクリート、ガラス、セラミック、繊維ガラス、金属、プラスチック等の表面に固定するために使用することができる。適用可能な物品としては、壁かけ、オーガナイザー、ホルダー、バスケット、容器、装飾品(例えば、祝祭日用装飾品)、カレンダー、ポスター、ディスペンサー、針金クリップ、車両の車体側部の造形物、持ち運び用取っ手、道路標識のような看板、車両マーク、輸送マーク、反射板等が挙げられる、これらに限定されるものではない。
また、接着テープ2は、滑り止めマット、耐摩耗マット等を床面や浴槽若しくはシャワーの底面に取り付けるため、あるいは敷物のような品を床に固定するために使用することができる。また、接着テープ2は、少なくとも2つの容器(例えば箱)を接着して後に分離するような、多様な結合及び組み立て用途に使用することができる。また、接着テープ2は、例えば、物体の下に配置する緩衝材、防音板材料、振動緩和、及びこれらの組み合わせのような多様な緩衝及び遮音用途に使用することができる。また、接着テープ2は、容器閉止(例えば、箱閉止、食品容器閉止、飲料容器閉止)、おむつ閉止、外科用ドレープ閉止を含む多様な閉止用途に使用することができる。また、接着テープ2は、多様な断熱用途に使用することができる。また、接着テープ2は、液体、蒸気(例えば水分)、及び粉塵用ガスケットのような多様な封着用途に使用することができる。また、接着テープ2は、取り外し可能なラベル(例えば、メモ、値札、容器の識別ラベル)のような多様なラベル及び看板に使用することができる。また、接着テープ2は、多様な医療用途(例えば、包帯、外傷手当て、病院環境などでの医療装置ラベル)に使用することができる。また、接着テープ2は、1つの物体(例えば、花瓶又は他のワレモノ)を別の物体(例えば、テーブル又は本棚)に締結させるような多様な締結用途に使用することができる。また、接着テープ2は、ロッキング機構の1つ以上の構成要素を基材に締結させる(例えば、小児事故防止ロックをキャビネット又はキッチン棚に接着する)ような多様な固定用途に使用することができる。また、接着テープ2は、多様なイタズラ防止標示用途(例えば、イタズラ防止標示物品)に使用することができる。さらに、接着テープ2は、研磨材物品(例えば、サンディング用研磨材)、研磨及び艶出し用研磨材(例えば、バフ仕上げパッド、ディスクパッド、ハンドパッド、艶出しパッド)、路面標示物品、カーペット(例えば、カーペット用裏材)、電子装置(例えば、携帯電話又はPDA(パーソナルデジタルアシスタント)のハウジング内に電池を固定して不要な動きを防止するための用途)を含む、様々な他の構築物に組み込むことができる。
接着テープ2は、幅W及び長さLを有する矩形状のテープとして記載したが、本発明において、接着テープの形状はこれに限定されるものではない。例えば、接着テープ2は、接着部4とタブ部6とが、タブ部6の引張によって接着部4が変形して被着体から剥離され得るように接合していればよく、接着部4の形状はその用途(被着体の形状等)に応じて適宜変更することができ、タブ部6の形状は挟持し易さや外観上の課題に応じて、適宜変更することができる。
接着部4において、タブ部の引張によりかかる応力Fに対して垂直方向の幅Wは、その用途に応じて適宜設定することができ、特に制限はない。一態様において、幅Wは、例えば1〜50mmであってよく、1〜25mmであってもよい。
また、接着部4において、該応力Fに対して平行方向の平行方向の長さLは、その用途に応じて適宜設定することができ、特に制限はない。一態様において、長さLは、例えば10〜100mmであってよい。また、比L/Wにも制限はなく、例えば図2では長さLが幅Wより長い態様が記載されているが、長さLは幅W以下であってもよい。
また、接着部4の厚さTは、その用途に応じて適宜設定することができ、特に制限はない。接着部4の厚さTは、例えば0.1〜2.0mmとすることができ、好ましくは0.2〜1.2mmである。
接着テープ2は、接着部4及びタブ部6の少なくとも一部を構成するテープ基材を有するものである。テープ基材は、その両主面が、接着部4の第一の接着面4a及び第二の接着面4bを成すものであってもよい。また、テープ基材は、その両主面上に接着剤層を有し、該接着剤層が、第一の接着面4a及び第二の接着面4bを成すものであってもよい。
一実施形態において、テープ基材は、60〜99質量%のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量%の極性モノマーを含むモノマー成分と、光重合開始剤と、モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーと、を含有する混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含む。
本実施形態では、上述の樹脂組成物によって、低い伸長時応力と高い破断応力とを両立したテープ基材が得られ、また当該テープ基材によってタブ部を挟持して引き伸ばす際の初期の伸長時応力が十分に低く、且つ、引き伸ばし剥離に耐え得る優れた破断強度を有する接着テープが得られる。
本実施形態に係るテープ基材は、例えば、5mm幅での200%伸長時応力が3.0N以下(すなわち、3.0N/5mm以下)、5mm幅での破断応力が15.0N以上(すなわち、15.0N/5mm以上)という、低い伸長時応力及び高い破断応力を両立することができるものである。
アルキル(メタ)アクリレートとしては、炭素数1〜20のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートがより好ましい。
また、アルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルへキシル(メタ)アクリレート、2−オクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、イソドデシル(メタ)アクリレート、等が挙げられる。
また、アルキル(メタ)アクリレートとしては、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)が−25℃以下のものを特に好適に用いることができる。このようなアルキル(メタ)アクリレートとしては、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルへキシル(メタ)アクリレート、2−オクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、イソドデシル(メタ)アクリレート、等が挙げられる。
極性モノマーとしては、例えば、アミド基含有エチレン系不飽和モノマー、アミノ基含有エチレン系不飽和モノマー、カルボキシル基含有エチレン系不飽和モノマー等が挙げられる。
アミド基含有エチレン系不飽和モノマーとしては、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアルキル(メタ)アクリルアミド(例えば、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド)、(メタ)アクリロイルモルホリン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン、等が挙げられる。
アミノ基含有エチレン系不飽和モノマーとしては、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、1−ビニルイミダゾール、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン等が挙げられる。
カルボキシル基含有エチレン系不飽和モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、カルボキシルエチルアクリレート等が挙げられる。
モノマー成分は、アルキル(メタ)アクリレート及び極性モノマーが合計で100質量部となるように配合されていることが好ましい。すなわち、モノマー成分は、アルキル(メタ)アクリレート60〜99質量部のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量部の極性モノマーからなる100質量部のモノマー成分であってよい。
また、モノマー成分は、アルキル(メタ)アクリレート及び極性モノマー以外のモノマー(以下、「第三のモノマー」という。)を含有していてもよい。第三のモノマーとしては、例えば、イソボロニル(メタ)アクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ベンジルアクリレート、2−エトキシエトキシエチルアクリレート等が挙げられる。
モノマー成分全量に対するアルキル(メタ)アクリレートの量は、好ましくは65質量%以上であり、より好ましくは70質量%以上である。また、モノマー成分全量に対するアルキル(メタ)アクリレートの量は、好ましくは98質量%以下であってよく、97質量%以下であってもよい。
モノマー成分全量に対する極性モノマーの量は、好ましくは2質量%以上であり、より好ましくは3質量%以上である。極性モノマーの量が2質量%以上であると、破断応力が一層高く、引き伸ばし剥離可能な接着テープにより好適なテープ基材が得られる。また、モノマー成分全量に対する極性モノマーの量は、好ましくは35質量%以下であり、より好ましくは30質量%以下である。極性モノマーの量が35質量%以下であると、200%伸長時応力が一層低く、引き伸ばし剥離可能な接着テープにより好適なテープ基材が得られる。
なお、極性モノマーとして、アクリル酸を用いた場合は、モノマー成分全量に対する極性モノマーの量を20質量%以下、より好ましくは15質量以下とすることで、引き伸ばし剥離可能な接着テープに特に好適な伸長時応力を有するテープ基材を得ることもできる。
また、極性モノマーとして、N,N−ジメチルアクリルアミドを用いた場合は、モノマー成分全量に対する極性モノマーの量を35質量%以下、より好ましくは30質量%以下とすることで、引き伸ばし剥離可能な接着テープに特に好適な伸長時応力を有するテープ基材を得ることができる。
モノマー成分全量に対するアルキル(メタ)アクリレート及び極性モノマーの合計量は、好ましくは80質量%以上であり、100質量%であってもよい。
光重合開始剤は、光照射によりモノマー成分の重合を開始させることが可能な重合開始剤であればよい。光重合開始剤としては、通常、上述のモノマー成分の重合に用いられるものを適宜選択して用いることができる。
光重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(BASF社製イルガキュア(R)184)、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュア(R)651)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製ダロキュア(R)1173)、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガキュア(R)907)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフォスフィンオキサイド、またはビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等が挙げられる。また、光重合開始剤としては、これらの一種又は二種以上を使用することができる。
上記混合物に配合する光重合開始剤の量は、例えば、モノマー成分100質量部に対して0.05〜3.0質量部とすることができ、0.05〜1.0質量部としてもよく、0.10〜0.60質量部とすることもできる。
また上記混合物は、モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーを含有する。
上記混合物におけるスチレンブタジエンブロックコポリマーの含有量は、モノマー成分100質量部に対して20〜80質量部であることが好ましく、25〜60質量部であることがより好ましい。
スチレンブタジエンブロックコポリマーは、スチレンブロックとブタジエンブロックとを有する共重合体である。スチレンブタジエンブロックコポリマーのブロック構造は特に制限されず、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマー等であってよい。
スチレンブタジエンブロックコポリマーにおけるスチレンブロックの含有量は、スチレンブタジエンブロックコポリマーの総量基準で20質量%以上であることが好ましく、25質量%以上であることがより好ましい。スチレンブロックの含有量がこの範囲であることで、テープ基材の破断応力が一層向上する傾向がある。また、スチレンブロックの含有量は、スチレンブタジエンブロックコポリマーの総量基準45質量%以下であることが好ましく、40質量%以下であることがより好ましい。スチレンブロックの含有量がこの範囲であることで、200%伸長時応力が一層低下する傾向がある。
スチレンブタジエンブロックコポリマーとしては、25質量%のトルエン希釈溶液としたときの25℃における溶液粘度が、1500cps以下となるものが好ましく、1000cps以下となるものがより好ましい。このような溶液粘度を有する希釈溶液を調製できるスチレンブタジエンブロックコポリマーを選択することで、テープ基材の作製を容易に行うことができる。
上記混合物は、粘着付与剤をさらに含有していてもよい。上記混合物に粘着付与剤を添加することで、テープ基材に粘着性を付与することができ、テープ基材が粘着性を有していると、テープ基材の主面を接着面として使用することができる。
粘着付与剤としては、例えば、水素添加型粘着付与剤を好適に用いることができる。水素添加型粘着付与剤を用いることで、モノマー成分の重合を阻害することなく樹脂組成物に粘着性を付与することができる。
水素添加型粘着付与剤としては、例えば、水添ロジンエステル(例えば、イーストマン ケミカル ジャパンより入手可能な、Foral 85−E)、水添テルペン樹脂、脂環族水添石油樹脂(例えば、荒川化学工業より入手可能な、アルコンM(部分水添)やアルコンP(完全水添))、芳香族変性水添石油樹脂(例えば、Exxon Mobile より入手可能なEscorez 5600)等の部分水添又は完全水添樹脂等を使用することができる。
粘着付与剤の配合量は、例えば、モノマー成分100質量部に対して0〜100質量部とすることができ、好ましくは10〜60質量部である。粘着付与剤の配合量を上記範囲とすることで、十分な破断強度及び低い伸長時応力を維持しつつ、接着面を形成するために好適な接着性を有するテープ基材を得ることができる。
上記混合物は、架橋剤をさらに含有していてもよい。架橋剤としては、多官能アクリレート、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、金属キレート系架橋剤、メラミン樹脂系架橋剤、過酸化物系架橋剤等が挙げられる。
架橋剤の配合量は特に限定されないが、例えば、モノマー成分100質量部に対して0〜1.0質量部とすることができ、0.02〜0.20質量部としてもよい。なお、架橋剤の配合量が0質量部とは、架橋剤を配合しないことを示す。
上記混合物はまた、可塑剤(プロセスオイル、シリコーンオイル、ポリエチレングリコール等)、フィラー、老化防止剤、接着促進剤(塩素化ポリオレフィン等)、紫外線吸収剤、顔料等の添加剤を更に含有していてもよい。これらの添加剤の配合量は、テープ基材が所望の破断強度及び伸長時応力を有する範囲であれば、特に制限されず、例えば、モノマー成分100質量部に対して0〜10質量部とすることができ、2〜5質量部としてもよい。
テープ基材に含まれる樹脂組成物は、上記混合物を放射線硬化して得られるものである。樹脂組成物は、例えば、上記の各成分(モノマー成分、光重合開始剤、スチレンブタジエンブロックコポリマー及び必要に応じてその他の添加剤)を混合し、紫外線を照射してモノマー成分を重合させて得ることができる。また、樹脂組成物は、モノマー成分及び光重合開始剤の一部を混合して紫外線を照射してプレポリマーを作成し、次いで、光重合開始剤の残部、スチレンブタジエンブロックコポリマー(及び、必要に応じてその他の添加剤)を添加し混合して、紫外線を照射して更なる重合を行って得ることもできる。
テープ基材は、樹脂組成物を含むテープ状の基材である。テープ基材は、例えば、樹脂組成物をテープ状に成形して得ることができる。また、テープ基材は、例えば、テープ状に成形した上記混合物を放射線硬化して得ることもできる。
テープ基材の厚さは、例えば0.1〜2.0mmであってよく、0.2〜1.2mmとすることもできる。
テープ基材は、5mm幅での200%伸長時応力が3.0N以下(すなわち、200%伸長時応力が3.0N/5mm以下)であることが好ましい。このようなテープ基材によれば、小さい引張力で容易に引き伸ばし剥離可能な接着テープを得ることができる。また、テープ基材の200%伸長時応力は、2.5N/5mm以下であることがより好ましく、2.0N/5mm以下であることがさらに好ましい。また、テープ基材の200%伸長時応力は、0.2N/5mm以上であってよく、0.5N/5mm以上であってもよい。
また、テープ基材は、5mm幅での破断応力が15.0N以上(すなわち、破断応力が15.0N/5mm以上)であることが好ましい。また、テープ基材の破断応力は、17.5N/5mm以上であることがより好ましく、20.0N/5mm以上であることがさらに好ましい。
また、テープ基材は、破断点伸びが600%以上であることが好ましく、800%以上であることがより好ましい。このようなテープ基材は、接着テープに適用したときタブ部の引張により接着部が大きく変形し易く、引き伸ばし剥離が一層容易となる。なお、テープ基材の破断点伸びは、2000%以下であってよく、1500%以下であってもよい。
テープ基材の200%伸長時応力、破断応力及び破断点伸びは、以下の方法で測定することができる。
まず、幅5mm、長さ75mm以上の短冊状の試験サンプルを用意する。引張試験機のつまみ間距離を25mmにセットし、試験サンプルを長手方向につまむ。次いで、引張試験機によって、25mmのつまみ間距離でつまんだ試験サンプルを、500mm/分の引張速度で試験サンプルが破断するまで引っ張り、このとき200%伸長時応力(50mm伸張して、つまみ間距離が75mmになった時の引張応力)、破断点伸び(試験サンプルが破断したときの伸び)、及び破断応力(試験サンプルが破断したときの引張応力)を測定する。
上述のとおり、接着テープ2は、テープ基材が接着部4及びタブ部6の少なくとも一部を構成するものである。ここで、図3は、本発明に係る接着テープの一実施形態を示す断面図である。なお、図3は、図2に示す接着テープ2のII−II断面図に相当する図である。
図3に示す接着テープ2は、テープ基材3と、テープ基材3の一方面上に設けられた第一の接着剤層5aと、テープ基材3の他方面上に設けられた第二の接着剤層5bとを有する。接着テープ2において、第一の接着剤層5aは第一の接着面4aを成すように設けられ、第二の接着剤層5bは第二の接着面4bを成すように設けられている。
第一の接着剤層5a及び第二の接着剤層5bを形成する接着剤としては、従来公知の引き伸ばし剥離可能な接着テープに適用される接着剤を適宜選択して用いることができる。
上記接着剤としては、例えば、天然ゴム、オレフィン、シリコーン、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリウレタン、スチレン−イソプレン−スチレン及びスチレン−ブタジエン−スチレンのブロックコポリマー、並びに他のエラストマー等の粘着力のあるゴム系接着剤;イソオクチルアクリレート及びアクリル酸のコポリマー等のアクリル系接着剤が挙げられる。より具体的には、接着剤は、例えば、架橋アクリルコポリマー、アクリルブロックコポリマー、及びシリコーンエラストマーポリマーのうちの少なくとも1つを含むものであってよい。また、好適なシリコーンエラストマーポリマーとしては、例えば、尿素系シリコーンコポリマー、オキサミド系シリコーンコポリマー、アミド系シリコーンコポリマー、ウレタン系シリコーンコポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。
接着テープ2において、第一の接着剤層5a及び第二の接着剤層5bは接着部にのみ設けられ、タブ部ではテープ基材3の両主面が露出している。すなわち、接着テープ2のタブ部において、テープ基材3の一方面が第一のタブ面6aを成し、テープ基材3の他方面が第二のタブ面6bを成している。
なお、図3に示す接着テープ2では、テープ基材3の両主面が第一のタブ面6a及び第二のタブ面6bを成しているが、テープ基材3が粘着性を有するとき、タブ部6は、テープ基材3の両主面上に非接着フィルムを設けて構成されていてもよい。このような非接着フィルムをテープ基材3の両主面に貼着することで、タブ部を挟持し易くなり、剥離時の作業性が向上する。
非接着フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、軟質ポリ塩化ビニルフィルム等の樹脂フィルムを好適に用いることができる。また、非接着フィルムとしては、紙、織布、不織布等を用いることもできる。
図4は、本発明に係る接着テープの他の実施形態を示す断面図である。図4に示す接着テープ12は、テープ基材13と、テープ基材の両主面上に設けられ、タブ部を構成する非接着フィルム17a及び非接着フィルム17bと、を有する。接着テープ12において、非接着フィルム17a及び非接着フィルム17bは、テープ基材13の主面の一部に貼付されており、テープ基材13の主面の他部は露出して、第一の接着面14a及び第二の接着面14bを成している。
接着テープ12において、テープ基材13は粘着性を有するものである。すなわち、テープ基材13は、モノマー成分、光重合開始剤、スチレンブタジエンブロックコポリマー及び粘着付与剤を含む混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含むものである。
テープ基材13が粘着性を有するため、テープ基材13は第一の接着面14a及び第二の接着面14bにおいてそれぞれ被着体と貼着して、被着体間を接着することができる。また、タブ部においては、非接着フィルム17a及び非接着フィルム17bをテープ基材13上に貼着することで剥離時の作業性を向上させている。
図5は、本発明に係る接着テープの他の実施形態を示す断面図である。図5に示す接着テープ22は、テープ基材23と、テープ基材の両主面上に設けられた第一の接着剤層25a及び第二の接着剤層25bと、タブ部において第一の接着剤層25a及び第二の接着剤層25b上に設けられた非接着フィルム27a及び27bと、を備えるものである。接着テープ22において、第一の接着剤層25a及び第二の接着剤層25bが第一の接着面24a及び第二の接着面25bを成し、非接着フィルム27a及び27bが第一のタブ面26a及び第二のタブ面27bを成している。
接着テープ22において、テープ基材23は粘着性を有しないものであっても、粘着性を有するものであってもよい。なお、第一の接着剤層25a及び第二の接着剤層25bを形成する接着剤としては、上述の第一の接着剤層5a及び第二の接着剤層5bを形成する接着剤と同様のものが例示できる。また、非接着フィルム27a及び27bとしては、上述の非接着フィルム17a及び17bと同様のものが例示できる。
接着テープ22においては、テープ基材23の両主面上に接着剤層25a及び25bを設けた後、タブ部に非接着フィルム27a及び27bを貼着して作業性を向上させている。このような接着テープ22は、接着剤層25a及び25bをテープ基材23上に一様に形成すればよく、製造時の作業効率に優れるという利点がある。
図6は、本発明に係る接着テープのさらに他の実施形態を示す断面図である。図6に示す接着テープ32は、テープ基材33と、テープ基材の両主面上に設けられた第一の接着剤層35a及び第二の接着剤層35bと、タブ部において第一の接着剤層35a及び第二の接着剤層35b上に設けられた非接着フィルム37a及び37bと、接着部において第二の接着剤層35b上に第二の接着面34bの一部を覆うように設けられた剥離補助フィルム39と、を備えるものである。
接着テープ32において、第一の接着剤層25aが第一の接着面34aを成し、第二の接着剤層25bが第二の接着面34bを成し、第二の接着面34bの一部が剥離補助フィルム39で覆われている。このような構成により、接着テープ32を被着体間から引き伸ばし剥離する際に、第二の接着面34bが第一の接着面34aより早く被着体から剥離し易くなる。このため、例えば、第一の接着面34aをフック等の小物品に接着し、第二の接着面34bを壁面等に接着して小物品を壁面に貼り付けた場合、接着テープ32を引き伸ばし剥離すると、第二の接着面34bと壁面とが容易に剥離し、小物品が第一の接着面34a上に保持されたまま、接着テープ32を壁面から剥離することができる。
剥離補助フィルム39は、非接着性のフィルムであり、第二の接着剤層35b上に設けられ、第二の接着面34bの少なくとも一部を覆って被着体と接着面との接触面積を低減させるものである。剥離補助フィルム39は、例えば、接着テープ32の幅方向において、第二の接着面34bと同程度の長さとすることができる。また、接着テープ32の長手方向において、剥離補助フィルム39の長さLは、例えば、2〜10mmとすることができ、4〜8mmとすることもできる。
接着テープ32において、テープ基材33は粘着性を有しないものであっても、粘着性を有するものであってもよい。なお、第一の接着剤層35a及び第二の接着剤層35bを形成する接着剤としては、上述の第一の接着剤層5a及び第二の接着剤層5bを形成する接着剤と同様のものが例示できる。また、非接着フィルム37a及び37bとしては、上述の非接着フィルム17a及び17bと同様のものが例示できる。また、剥離補助フィルム39としては、非接着フィルム17a及び17bと同様のものを用いることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明に係る接着テープは、図3に示す接着テープ2又は図4に示す接着テープ12の第二の接着面4b又は14bに、剥離補助フィルムを貼着したものであってもよい。
また、本発明は、一側面において、上述の接着テープに好適に適用可能なテープ基材に関するものであり、また他の側面において、上記テープ基材を用いた接着テープの製造方法に関するものである。また、本発明は、さらに他の側面として、上述の接着テープを用いた被着体の接続方法ということもできる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
[製造例1:接着剤層の作製]
表1に示す質量比でモノマー成分及びその他の成分を混合して、容器内で65℃で24時間、撹拌して混合物を得た。得られた混合物を、厚さ50μmの剥離処理したPETフィルム(三菱化学株式会社製)上に置き、上面より同種のPETフィルムを被せて2枚のPETフィルムで挟みながらナイフコート法によりコートした。続いて、300〜400nmの波長の0.5mW/cmの強度の紫外線を3分間、次いで300〜400nmの波長の7.0mW/cmの強度の紫外線を3分間照射することにより硬化させて、厚さ140μmの接着剤層を作製した。
なお、表中、「2EHA」は2−エチルへキシルアクリレートを示し、「N,N−DMA」はN,N−ジメチルメタアクリレートを示し、「DMAEA」はジメチルアミノエチルアクリレートを示し、「ECA」はエチルカルビトールアクリレート(2−エトキシエトキシエチルアクリレート)を示し、「AA」はアクリル酸を示す。
また、表中、「D 1173」は光重合開始剤のDarocur 1173(BASF社製)を示し、「HDDA」は、ヘキサンジオールジアクリレートを示し、「SBS」はスチレンブブタジエンブロックコポリマー(スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、クレイトンポリマージャパン社製「D1118K」、スチレンブロック含有量33質量%)を示し、「M115」は粘着付与剤であるArkon M115(荒川化学工業社製)を示す。
Figure 2015124289
[実施例1]
表2に示す質量比でモノマー成分及びその他の成分を混合して、容器内で65℃で24時間、撹拌して混合物を得た。得られた混合物を、厚さ50μmの剥離処理したPETフィルム(三菱化学株式会社製)上に置き、上面より同種のPETフィルムを被せて2枚のPETフィルムで挟みながらナイフコート法によりコートした。続いて、300〜400nmの波長の0.5mW/cmの強度の紫外線を3分間、次いで300〜400nmの波長の7.0mW/cmの強度の紫外線を3分間照射することにより硬化させて、厚さ600μmのテープ基材を作製した。
作製したテープ基材は、単独で接着テープとして用いることができた。また、テープ基材の両主面上に製造例1に記載の方法で得られる接着剤層をラミネートして、接着テープとすることもできた。
なお、得られたテープ基材について、以下の方法で200%伸長時応力、破断点伸び、及び破断応力を測定した。まず、テープ基材を幅5mm、長さ75mmの短冊状に切り出し、試験サンプルを作製した。次いで、引張試験機によって、25mmのつまみ間距離で試験サンプルをつまみ、500mm/分の引張速度で試験サンプルが破断するまで引っ張り、200%伸長時応力(50mm伸張して、つまみ間距離が75mmになった時の引張応力)、破断点伸び(試験サンプルが破断したときの伸び)、及び破断応力(試験サンプルが破断したときの引張応力)を測定した。測定の結果、200%伸長時応力は1.9N/25mm、破断点伸びは1235%、破断応力は17.2N/25mmであった。
[比較例1〜7]
表2又は表3に示す質量比で混合物を調製したこと以外は、実施例1と同様にして、厚さ600μmのテープ基材を作製した。また、作製したテープ基材の両主面上に製造例1に記載の方法で得られる接着剤層をラミネートして、接着テープを得た。
また、得られたテープ基材について、実施例1と同様の方法で200%伸長時応力、破断点伸び及び破断応力を測定した。測定結果は表2又は表3に記載のとおりであった。
なお、表中、「BA」は、n−ブチルアクリレートを示し、「SEBS」は直鎖スチレンエチレンブテンブロックコポリマー(クレイトンポリマー製:G1652)を示し、「SEPS1」はスチレンエチレンプロピレングロックコポリマー(クラレ製:Septon 2002)を示し、「SEPS2」は直鎖スチレンエチレンプロピレングロックコポリマー(クラレ製:Septon 2007)を示し、「SIS1」は直鎖スチレンイソプレンブロックコポリマー(クレイトンポリマー製:D1107)を示し、「SIS2」は直鎖スチレンイソプレンブロックコポリマー(クレイトンポリマー製:D1119)を示し、「SIS3」は直鎖スチレンイソプレンブロックコポリマー(DEXCO製:Vector 4421)を示し、「SI」は放射状スチレンイソプレンブロックコポリマー(クレイトンポリマー製:D1124)を示す。
また、表中、「P90」は粘着付与剤であるArkon P90(荒川化学工業社製)を示し、「M90」は粘着付与剤であるArkon M90(荒川化学工業社製)を示す。
Figure 2015124289
Figure 2015124289
[実施例2〜5]
表4に示す質量比で混合物を調製したこと以外は、実施例1と同様にして、厚さ600μmのテープ基材を作製した。
作製したテープ基材は、単独で接着テープとして用いることができた。また、テープ基材の両主面上に製造例1に記載の方法で得られる接着剤層をラミネートして、接着テープとすることもできた。得られたテープ基材について、実施例1と同様の方法で200%伸長時応力、破断点伸び及び破断応力を測定したところ、測定結果は表4に記載のとおりであった。
なお、表中、「LA」はラウリルアクリレートを示し、「PA」はパルミチルアクリレートを示す。
Figure 2015124289
[実施例6〜9及び比較例8〜9]
表5又は表6に示す質量比で混合物を調製したこと以外は、実施例1と同様にして、厚さ600μmのテープ基材を作製した。
作製したテープ基材は、単独で接着テープとして用いることができた。また、テープ基材の両主面上に製造例1に記載の方法で得られる接着剤層をラミネートして、接着テープとすることもできた。得られたテープ基材について、実施例1と同様の方法で200%伸長時応力、破断点伸び及び破断応力を測定したところ、測定結果は表5又は表6に記載のとおりであった。
Figure 2015124289
Figure 2015124289
[実施例10〜15]
表7又は表8に示す質量比で混合物を調製したこと以外は、実施例1と同様にして、厚さ600μmのテープ基材を作製した。
作製したテープ基材は、単独で接着テープとして用いることができた。また、テープ基材の両主面上に製造例1に記載の方法で得られる接着剤層をラミネートして、接着テープとすることもできた。得られたテープ基材について、実施例1と同様の方法で200%伸長時応力、破断点伸び及び破断応力を測定したところ、測定結果は表7又は表8に記載のとおりであった。
なお、表中、「IOA」はイソオクチルアクリレートを示し、「R972」は疎水性フュームドシリカを示す。
Figure 2015124289
Figure 2015124289
<保持力性能評価>
実施例9で作製したテープ基材(以下、「接着テープ1」と称する。)と、該テープ基材の両主面上に製造例1に記載の方法で得られる接着剤層をラミネートして得た接着テープ(以下、「接着テープ2」と称する。)について、下記の方法で保持力性能評価を行った。
被着体としてポリプロピレン(PP)の板(低表面エネルギー面)(2mm×25mm×100mm:日本ポリプロ製)とポリ塩化ビニル(PVC)の板(酸性表面)(2mm×25mm×100mm:三菱化学社製XP103)の2種類を用意し、それぞれの被着面をイソプロピルアルコール(IPA)で洗浄した。また、他の被着体として、清浄なステンレス板(SUS−304)(0.5mm×30mm×60mm)を準備した。
接着テープを12mm×20mmの大きさにカットし、接着テープの一方の面をステンレス板の面に、他方の面をポリプロピレンの板に貼り付け、5kgローラー(1往復)を用いて全体を圧着し、試験片を作製した。同様な手順で、接着テープの一方の面をステンレス板の面に、他方の面をポリ塩化ビニルの板に貼り付けた試験片を作製した。これらの試験片を40℃のオーブン中30分間養生後、1kgの錘を2度の低角になるよう吊り下げ、それぞれの錘が落下するまでの保持時間を最大1080分まで計測した。0.8kgの錘についても同様な保持試験を行った。結果を表9に示した。
接着テープ1及び接着テープ2は、いずれも低表面エネルギー面に対して高い保持性を示し、接着テープとして有効に利用できることが確認された。また、接着テープ2ではポリ塩化ビニル面に対しても高い保持力が示され、接着剤層を設けることで多様な接着面に対応可能であることも確認された。
Figure 2015124289
2…接着テープ、4…接着部、6…タブ部、8…第一の被着体、10…第二の被着体。

Claims (6)

  1. 第一の接着面及び第二の接着面を有する接着部と挟持可能なタブ部とを備える、引き伸ばし剥離可能な接着テープであって、
    前記接着部及び前記タブ部の少なくとも一部を構成するテープ基材を有し、
    前記テープ基材が、
    60〜99質量%のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量%の極性モノマーを含むモノマー成分と、光重合開始剤と、前記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーと、を含有する混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含む、接着テープ。
  2. 前記テープ基材は、5mm幅での200%伸長時応力が3.0N以下、且つ、5mm幅での破断応力が15.0N以上のテープ基材である、請求項1に記載の接着テープ。
  3. 前記混合物は、前記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部の粘着付与剤をさらに含有する、請求項1又は2に記載の接着テープ。
  4. 前記極性モノマーは、N,N−ジメチルメタアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、及びアクリル酸からなる群より選択される一以上のモノマーである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接着テープ。
  5. 引き伸ばし剥離可能な接着テープに用いられるテープ基材であって、
    60〜99質量%のアルキル(メタ)アクリレート及び1〜40質量%の極性モノマーを含むモノマー成分と、光重合開始剤と、前記モノマー成分100質量部に対して20〜100質量部のスチレンブタジエンブロックコポリマーと、を含有する混合物を放射線硬化して得られる樹脂組成物を含む、テープ基材。
  6. 5mm幅での200%伸長時応力が3.0N以下であり、
    5mm幅での破断応力が15.0N以上である、請求項5に記載のテープ基材。
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