JP2015122823A - モータ駆動制御装置、電動工具及びモータ駆動制御方法 - Google Patents

モータ駆動制御装置、電動工具及びモータ駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 起動時や高負荷時も安定してモータの駆動制御が可能なモータ駆動制御装置、電動工具及びモータ駆動制御方法を提供する。【解決手段】 ロータ3aとコイル3cを有するステータ3bとを有するモータ3と、ホールIC19i、19j、19kから出力された位置検出信号に基づきロータ3aの回転位置を検出するホールIC信号検出回路23と、コイル3cに発生する誘起電圧に基づきロータ3aの回転位置を検出する誘起電圧検出回路24と、を有するインパクトドライバ1に、モータ3の駆動状態を検出するモータ電流検出回路21、モータ回転数検出回路25及びトリガ操作量検出回路22を設け、検出された駆動状態に応じて、マイコン26が、ホールIC信号検出回路23及び誘起電圧検出回路24を切り替えて回転位置を検出し、検出された回転位置に基づき、インバータ回路部7によるモータへの駆動電圧の供給を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシレスモータの駆動を制御するモータ駆動制御装置、該モータ駆動制御装置を有する電動工具及びブラシレスモータの駆動を制御するモータ駆動制御方法に関する。
ブラシレスモータを駆動源とするインパクトドライバ等の電動工具が知られている。ブラシレスモータは、永久磁石からなるロータと、コイルが巻きつけられたステータとを有し、コイルに電流が流れることにより、磁界が発生する。コイルに流れる電流は、インバータ回路を用いた制御により、ロータの位置に応じて方向が切り替えられ、磁界の向きに変化が生じる。この磁界の変化により推進力が発生し、ロータが回転する。
このような電動工具では、従来、ホールICによりロータの回転位置を検出し、コイルへの通電方向を制御するホールIC方式が採用されている(例えば、下記特許文献1参照)。図9は、従来の電動工具におけるブラシレスモータの制御ブロック図である。電動工具100は、モータ101、ホールIC102、ホールIC信号検出回路103、マイコン104及びインバータ回路105を含んで構成される。
モータ101は、4極3相のブラシレスモータであり、ロータ101a及びステータ101bを有する。ロータ101aは、2組のN極及びS極からなる永久磁石101cを含んで構成され、ステータ101bは、3相のコイルU、V、Wからなる。ホールIC102は、永久磁石101cに対向配置され、永久磁石101cにより生じた磁界に基づいて、ステータ101bに対するロータ101aの相対位置を検出して、位置検出信号を出力する。ホールIC信号検出回路103は、ホールIC102からの位置検出信号に基づき、ロータ101aの回転位置を検出し、マイコン104に出力する。マイコン104は、ロータ101aの回転位置に基づき、各コイルU、V、Wへの通電量及び通電方向を決定する。インバータ回路105は、マイコン104の制御に基づき、コイルU、V、Wへの電力供給を行う。
ところで、上記したホールIC方式の電動工具では、負荷が大きくなり、コイルへの通電量が大きくなると、磁界に乱れが生じ、ホールICによるロータの位置検出に乱れが発生する。その結果、インバータ回路によるコイルへの電力供給に乱れが生じ、モータへの通電量の増大による素子の破損やモータの回転が不安定になるといった不具合が発生していた。
上記した不具合の発生を回避すべく、ホールIC専用の磁石をロータの後部に設け、この磁石を用いて位置を検出する電動工具も開発されているが、コストの増大や工具の大型化を招いてしまうという問題があった。
これに対し、コイルに発生する誘起電圧に基づきロータの位置を検出するセンサレス方式の電動工具が知られている。このようなセンサレス方式の電動工具では、コイルへの通電量が大きくなった場合も、安定してロータの位置検出が可能である。
特開2009−72880号公報
しかしながら、上記したセンサレス方式の電動工具では、モータの起動時や低回転時には充分な誘起電圧が発生しないため、ロータの位置検出ができない。その結果、モータの回転が安定せず、使用感が悪化するといった問題が生じていた。
したがって、起動時や高負荷時も安定してモータの駆動制御が可能なモータ駆動制御装置が望まれていた。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータ駆動制御装置は、回転子と、巻線を有する固定子と、を有するモータと、回転子の回転位置を検出するための第1位置検出手段と、巻線に発生する誘起電圧を検出する誘起電圧検出手段と、検出された誘起電圧に基づき、回転子の回転位置を検出するための第2位置検出手段と、モータに駆動電圧を供給する供給手段と、モータの駆動状態を検出する駆動状態検出手段と、検出された駆動状態に応じて、第1位置検出手段及び第2位置検出手段を切り替えて回転位置を検出し、検出された回転位置に基づき、供給手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、モータの駆動状態に応じて回転子の位置を検出する手段が切り替えられるので、確実に回転子の位置を検出して、検出された回転位置に応じたモータの駆動制御が可能となる。
また、駆動状態検出手段は、巻線に流れる電流値を検出する電流検出手段を有し、制御手段は、電流値が電流閾値以下である場合、第1位置検出手段により回転位置を検出し、電流値が電流閾値より大きい場合、第2位置検出手段により回転位置を検出することが好ましい。
かかる構成によれば、高負荷時等、巻線への通電量が増大した場合に、誘起電圧に基づく回転位置の検出に切り替えられるので、磁界の乱れによる位置検出の乱れを防止可能となる。したがって、安定したモータの駆動制御が可能となる。
また、駆動状態検出手段は、回転子の回転数を検出する回転数検出手段を有し、制御手段は、回転数が回転数閾値以下である場合、第1位置検出手段により回転位置を検出し、回転数が回転数閾値より大きい場合、第2位置検出手段により回転位置を検出することが好ましい。
かかる構成によれば、回転子の回転数が小さい場合は、誘起電圧に基づく回転位置の検出を行わないので、低回転時も確実に位置検出が可能となる。したがって、安定したモータの駆動制御が可能となる。
また、第1位置検出手段は、回転子が所定の回転位置に到達すると位置検出信号を出力する位置検出素子を有し、駆動状態検出手段は、位置検出信号の出力タイミングのずれ量を検出するずれ量検出手段を有し、制御手段は、検出されたずれ量がずれ閾値以下である場合、第1位置検出手段により回転位置を検出し、ずれ量がずれ閾値より大きい場合、第2位置検出手段により回転位置を検出することが好ましい。
かかる構成によれば、位置検出素子からの位置検出信号の出力に乱れが生じると、誘起電圧に基づく回転位置の検出に切り替えられるので、信号の乱れによる位置検出の乱れを確実に防止可能となる。したがって、安定したモータの駆動制御が可能となる。
更に、制御手段は、供給手段による駆動電圧の供給開始後、所定時間が経過するまでは、第1位置検出手段により回転位置を検出することが好ましい。
かかる構成によれば、起動直後の低回転時は、誘起電圧に基づく回転位置の検出を行わないので、確実に位置検出が可能となる。したがって、回転子の回転数を緩やかに上昇させながらモータを起動するソフトスタート制御が可能となる。したがって、起動直後の過大な突入電流の発生を防止可能となるので、素子の破損が抑止される。
また、本発明に係る電動工具は、ハウジングと、ハウジングに設けられるトリガと、を備えるとともに、上記したモータ駆動制御装置を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、安定したモータの駆動制御が可能となるので、操作性に優れた電動工具の提供が可能となる。電動工具のように負荷変動が大きい場合、或いはトリガの操作量が可変の場合であっても、負荷或いはトリガ操作量に応じて検出手段を切り替えることで、負荷変動にかかわらず安定したモータの駆動制御が可能となる。特に、交流電源に接続して駆動される電動工具は、電池パック等の直流電源により駆動される電動工具に比べてコイルを多く巻くため、電流が大きくなると磁束が乱れやすい。本構成によれば、交流電源により駆動される電動工具であっても、安定したモータの駆動制御が可能となる。
また、駆動状態検出手段は、前記トリガの操作量を検出するトリガ操作量検出手段を有し、制御手段は、検出された操作量が操作閾値以下である場合、第1位置検出手段により回転位置を検出し、操作量が操作閾値より大きい場合、第2位置検出手段により回転位置を検出することが好ましい。
かかる構成によれば、トリガの操作量が大きくなり、巻線への通電量が増大した場合に、誘起電圧に基づく回転位置の検出に切り替えられるので、磁界の乱れによる位置検出の乱れを防止可能となる。したがって、操作性に優れ安全な電動工具の提供が可能となる。
更に、本発明に係るモータ駆動制御方法は、回転子と、巻線を有する固定子と、を有するモータの駆動を制御するために、回転子の回転位置を検出する第1位置検出ステップと、巻線に発生する誘起電圧を検出し、検出された誘起電圧に基づき、回転子の回転位置を検出する第2位置検出ステップと、モータの駆動状態を検出する駆動状態検出ステップと、検出された駆動状態に応じて、第1位置検出ステップ及び第2位置検出ステップを切り替えて回転位置を検出し、検出された回転位置に基づき、モータに駆動電圧を供給する供給ステップと、を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、モータの駆動状態に応じて回転子の回転位置を確実に検出可能となるので、回転位置に応じたモータの駆動制御が可能となる。したがって、安定したモータの駆動制御が実現される。
本発明に係るモータ駆動制御装置、電動工具及びモータ駆動制御方法によれば、起動時や高負荷時も回転子の位置を正確に検出可能となるので、負荷変動にかかわらず安定してモータの駆動制御が可能となる。
実施の形態に係るインパクトドライバの断面図である。 実施の形態に係るインパクトドライバにおけるモータの制御ブロック図である。 ホールIC方式及び誘起電圧方式による回転位置の検出例を示すタイムチャートである。 第1の実施の形態に係るインパクトドライバの動作を示すフローチャートである。 ホールIC方式及び誘起電圧方式の切替制御動作の一例を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態に係るインパクトドライバの動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態におけるホールIC方式及び誘起電圧方式の切替例を示すタイムチャートである。 第3の実施の形態に係るインパクトドライバの動作を示すフローチャートである。 従来の電動工具におけるブラシレスモータの制御ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。ここでは、本発明をインパクトドライバに適用した場合を例に、説明を行う。
図1は、実施の形態に係るインパクトドライバの断面図である。インパクトドライバ1は、本発明の電動工具に相当し、図1に示されるように、ハウジング2、モータ3、ギヤ機構4、ハンマ5、アンビル部6、インバータ回路部7及び電源コード8から主に構成される。
ハウジング2は、樹脂製であってインパクトドライバ1の外郭を成しており、略筒状の胴体部2aと、胴体部2aから延出されるハンドル部2bとから主に構成される。胴体部2a内には、図1に示されるように、モータ3が、その軸方向が胴体部2aの長手方向に一致するように配置されると共に、ギヤ機構4、ハンマ5及びアンビル部6が、モータ3の軸方向一端側に向かって並んで配置されている。
胴体部2a内の前側位置には、ハンマ5及びアンビル部6が内蔵される金属製のハンマケース18が配置されている。ハンマケース18は、前方に向かうに従って徐々に径が細くなる略漏斗形状を成しており、前端部分には開口18aが形成され、開口18aから後述する先端工具保持部16の先端部分が露出し、その先端に開口部16aが形成される。また、胴体部2aには、後述する冷却ファン14により胴体部2a内に外気を吸入及び排出するための図示せぬ吸気口及び排気口が形成されている。当該外気により、モータ3及びインバータ回路部7が冷却される。
ハンドル部2bは、胴体部2aの前後方向略中央位置から下側に向けて延出し、胴体部2aと一体に構成されている。ハンドル部2bの内部には、スイッチ機構9が内蔵されると共に、その延出方向先端位置に、交流電源に接続可能な電源コード8が延出している。ハンドル部2bにおいて、胴体部2aからの根元部分であって前側位置には、作業者の操作箇所となり電子スイッチであるトリガ10が設けられている。このトリガ10は、スイッチ機構9と接続しており、モータ3への駆動電力の供給と遮断とを切り替えるために用いられる。また、ハンドル部2bと胴体部2aとの接続部分であって、トリガ10の直上には、モータ3の回転方向を切り替える正逆切替スイッチ11が設けられている。更に、ハンドル部2bの下部には、制御回路部12及び電源回路部13が収容されている。
モータ3は、ブラシレスモータであり、図1に示されるように、出力軸3e及び複数の永久磁石3dを備えるロータ3aと、当該ロータ3aと対向する位置に配置され複数のコイル3cを備えるステータ3bとから主に構成される。ロータ3aは本発明の回転子に相当し、ステータ3bは本発明の固定子に相当する、また、コイル3cは本発明の巻線に相当する。出力軸3eは、軸方向が前後方向と一致するように胴体部2a内に配置され、ロータ3aの前後に突出しており、その突出した箇所でベアリングにより胴体部2aに回転可能に支承されている。出力軸3eにおいて、前側に突出している箇所には、出力軸3eと同軸一体に回転する冷却ファン14が設けられている。
ギヤ機構4は、モータ3の前方に配置されている。ギヤ機構4は、複数の歯車を備える遊星歯車機構で構成される減速機構であり、出力軸3eの回転を減速してハンマ5に伝達する。ハンマ5は、前端に一対の衝突部15を備えている。また、ハンマ5は、バネ5aにより前方に付勢され、当該付勢力に抗して後方に移動することも可能に構成されている。
アンビル部6は、ハンマ5の前方に配置されており、先端工具保持部16と、アンビル17とから主に構成される。アンビル17は、先端工具保持部16の後方に、当該先端工具保持部16と一体に構成され、先端工具保持部16の回転中心に対して対極に配置された一対の被衝突部17aを有する。ハンマ5が回転すると、一方の衝突部15と一方の被衝突部17aとが衝突すると同時に、他方の衝突部15と他方の被衝突部17aとが衝突し、これによりハンマ5の回転力がアンビル17に伝達され、アンビル17に打撃が与えられる。また、衝突部15と被衝突部17aとの衝突後、ハンマ5はバネ5aの付勢力に抗して回転しながら後退する。そして、衝突部15が被衝突部17aを乗り越えると、バネ5aに蓄えられた弾性エネルギーが解放されてハンマ5は前方に移動し、再び、衝突部15と被衝突部17aとが衝突することとなる。なお、先端工具保持部16の先端に形成された開口部16aには、先端工具が着脱可能に保持される。
インバータ回路部7は、円板状の回路基板上に、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のスイッチング素子7aが設けられて構成される。電源コード8は、商用交流電源と接続することにより、各部に電源を供給する。
次に、モータ3の駆動制御系の構成について、図2に基づき説明する。図2は、実施の形態に係るインパクトドライバにおけるモータの制御ブロック図である。図2において、モータ3、ホールIC19i、19j、19k、制御回路部12及びインバータ回路部7は、本発明のモータ制御装置を構成する。
モータ3は、本実施の形態では、3相のブラシレスモータから構成される。このブラシレスモータのロータ3aは、永久磁石3dを含んで構成される。永久磁石3dは、出力軸3e(図1)の軸方向に延びる2組のN極及びS極の磁石が、回転方向に90度毎に交互に配置された構成となっている。ステータ3bは、円筒状の外形を有しており、スター結線された3相のステータ巻線(コイル3c)U、V、Wからなる。ロータ3aは、本発明の回転子に相当し、ステータ3bは、本発明の固定子に相当する。
ロータ3aの近傍には、3つのホールIC19i、19j、19kが配置されている。ホールIC19i、19j、19kは、永久磁石3dに対向して回転方向に60度毎に配置される。これらのホールIC19i、19j、19kは、本発明の位置検出素子に該当し、電磁結合方式により永久磁石3dからの磁力を検出し、位置検出信号を出力する。
制御回路部12は、制御回路電圧供給回路20、モータ電流検出回路21、トリガ操作量検出回路22、ホールIC信号検出回路23、誘起電圧検出回路24、モータ回転数検出回路25、マイコン26及び制御信号出力回路27を備えている。
制御回路電圧供給回路20は、商用交流電源28から整流回路29を介して供給される電力に基づき、マイコン26に電圧を供給する。モータ電流検出回路21は、本発明の電流検出手段に相当し、モータ3のステータ巻線U、V、Wに流れる電流値を検出し、マイコン26へ出力する。トリガ操作量検出回路22は、本発明の操作量検出手段に相当し、トリガ10の操作量(ストローク)を検出し、マイコン26へ出力する。なお、整流回路29を構成するダイオードブリッジ、コンデンサ30は、電源回路部13に搭載されている。
ホールIC信号検出回路23は、ホールIC19i、19j、19kからの位置検出信号に基づき、ロータ3aの回転位置を検出し、モータ回転数検出回路25及びマイコン26へ出力する。ホールIC19i、19j、19k及びホールIC信号検出回路23は、本発明の第1位置検出手段に相当する。以下、ホールIC信号検出回路23によりロータ3aの回転位置を検出する方式を、ホールIC方式と記す。
誘起電圧検出回路24は、各ステータ巻線U、V、Wに発生する誘起電圧を検出する。そして、誘起電圧検出回路24は、検出した誘起電圧に基づき、ロータ3aの回転位置を検出し、モータ回転数検出回路25及びマイコン26へ出力する。誘起電圧検出回路24は、本発明の第2位置検出手段に相当する。以下、誘起電圧検出回路24によりロータ3aの回転位置を検出する方式を、誘起電圧方式と記す。
モータ回転数検出回路25は、ホールIC信号検出回路23からの入力に基づいて、ロータ3aの回転数値を検出し、マイコン26へ出力する。また、モータ回転数検出回路25は、誘起電圧検出回路24からの入力に基づいて、ロータ3aの回転数値を検出し、マイコン26へ出力する。モータ回転数検出回路25は、本発明の回転数検出手段に相当する。
ここで、図3を用いて、ホールIC方式及び誘起電圧方式による回転位置の検出と、回転数値の検出とについて、説明する。図3は、ホールIC方式及び誘起電圧方式による回転位置の検出例を示すタイムチャートである。図3には、上から順に、ステータ巻線Uに発生する誘起電圧及び対応する誘起電圧信号、ステータ巻線Vに発生する誘起電圧及び対応する誘起電圧信号、ステータ巻線Wに発生する誘起電圧及び対応する誘起電圧信号、ホールIC19iから出力される位置検出信号、ホールIC19jから出力される位置検出信号、ホールIC19kから出力される位置検出信号の波形が、それぞれ示されている。
まず、ホールIC方式による回転位置の検出について、説明する。各ホールIC19i、19j、19kは、回転するロータ3aの永久磁石3dからの磁力を検出し、H又はLの位置検出信号を出力する。本実施の形態では、ロータ3aは2組4極の永久磁石3dを有するため、各ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号は、ロータ3aが90度回転する毎に信号値H、Lが切り替わることとなる。また、3つのホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号の信号値の切り替えは、ロータ3aが30度回転する毎に生じることとなる。ホールIC信号検出回路23は、位置検出信号の信号値が切り替わる切替タイミングに基づき、ロータ3aの回転位置を回転角30度毎に検出する。図3には、回転角30度毎に位置検出信号の信号値の切り替えが発生する様子が示されている。
モータ回転数検出回路25は、位置検出信号の切替タイミングの時間間隔を検出し、この時間間隔に基づき、ロータ3aの1分あたりの回転数値(rpm)を算出する。例えば、切替タイミングの時間間隔をta(msec)とすると、回転数値Na(rpm)は、Na=(1000/ta×12)×60と算出される。
次に、誘起電圧方式によるロータ3aの回転位置の検出について、説明する。永久磁石3dを有するロータ3aが回転すると、各ステータ巻線U、V、Wには、図3に示されるように、誘起電圧が発生する。誘起電圧検出回路24は、各ステータ巻線U、V、Wの線間電圧をそれぞれ検出し、検出した線間電圧に基づき、誘起電圧の電圧値が0になるゼロクロス点を検出する。このゼロクロスが発生するゼロクロスタイミングは、上記した位置検出信号の切替タイミングに一致する。誘起電圧検出回路24は、誘起電圧のゼロクロス点に基づき、ロータ3aの回転位置を回転角30度毎に検出する。誘起電圧に基づき検出されるロータ3aの回転位置は、図3に示されるように、ゼロクロス点において信号値が切り替わる誘起電圧信号で表すことができる。本実施の形態では、ステータ巻線Uに発生する誘起電圧に対応する誘起電圧信号が、ホールIC19iにより出力される位置検出信号に相当する。また、ステータ巻線Vの誘起電圧に対応する誘起電圧信号が、ホールIC19jの位置検出信号に相当し、ステータ巻線Wの誘起電圧に対応する誘起電圧信号が、ホールIC19kの位置検出信号に相当する。
モータ回転数検出回路25は、誘起電圧のゼロクロスタイミングの時間間隔を検出し、この時間間隔に基づき、ロータ3aの1分あたりの回転数値(rpm)を算出する。例えば、ゼロクロスタイミングの時間間隔をtb(msec)とすると、回転数値Nb(rpm)は、Nb=(1000/tb×12)×60である。
図2に戻って、マイコン26は、本発明の制御手段に相当し、モータ電流検出回路21、トリガ操作量検出回路22、ホールIC信号検出回路23、誘起電圧検出回路24及びモータ回転数検出回路25からの入力に基づいて、制御信号出力回路27を制御する。制御信号出力回路27は、マイコン26の制御に基づき、後述する信号H1〜H6をインバータ回路部7に供給する。
インバータ回路部7の基板上には、3相ブリッジ形式に接続された6個のスイッチング素子7a(Q1〜Q6)が搭載される。これら6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、制御信号出力回路27に接続され、スイッチング素子Q1〜Q6の各ドレイン又は各ソースは、スター結線されたステータ巻線U、V、Wに接続される。これにより、6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号出力回路27から入力されたスイッチング素子駆動信号(H1〜H6の駆動信号)に基づきスイッチング動作を行い、商用交流電源28から整流回路29を介して供給された電圧を、3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv、Vwとして、ステータ巻線U、V、Wに供給する。インバータ回路部7は、本発明の供給手段に相当する。
制御信号出力回路27は、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートを駆動するスイッチング素子駆動信号(3相信号)の中、3個の負電源側スイッチング素子Q4、Q5、Q6を駆動するスイッチング素子駆動信号を、パルス幅変調信号(PWM信号)H4、H5、H6として供給する。そして、マイコン26がトリガ操作量検出回路22からの入力に基づいてPWM信号のパルス幅(デューティ比)を変化させることにより、モータ3への駆動電力の供給量を調整し、モータ3の起動/停止と回転速度とを制御する。また、制御信号出力回路27は、3個の正電源側スイッチング素子Q1、Q2、Q3を駆動するスイッチング素子駆動信号を、出力切替信号H1、H2、H3として供給する。
ここで、PWM信号は、インバータ回路部7の正電源側スイッチング素子Q1〜Q3及び負電源側スイッチング素子Q4〜Q6の何れか一方に供給され、スイッチング素子Q1〜Q3又は負電源側スイッチング素子Q4〜Q6を高速スイッチングさせることにより、商用交流電源28から整流回路29を介して供給される電圧から各ステータ巻線U、V,Wに供給する電力を制御する。本実施の形態では、負電源側スイッチング素子Q4〜Q6にPWM信号が供給され、PWM信号のパルス幅を制御することにより、各ステータ巻線U、V、Wに供給する電力を調整して、モータ3の回転速度を制御することができる。なお、PWM信号H4、H5、H6を、正電源側スイッチング素子Q1〜Q3に出力し、出力切替信号H1、H2、H3をスイッチング素子Q4〜Q6に出力する構成であっても良い。また、PWM信号H1〜H6を対応するスイッチング素子Q1〜Q6にタイミングをずらして出力する構成であっても良い。
マイコン26は、トリガ操作量検出回路22からの入力に基づき、PWM信号H4〜H6を生成し、制御信号出力回路27に出力する。また、マイコン26は、ホールIC信号検出回路23及び誘起電圧検出回路24からの入力と、正逆切替スイッチ11(図1)からの入力とに基づき、ロータ3aの回転位置に応じた出力切替信号H1〜H3を生成する。これにより、ステータ巻線U、V、Wの所定の巻線が交互に通電され、ロータ3aが設定された回転方向に回転する。また、モータ3に供給される電圧値及び電流値は、モータ電流検出回路21及び図示せぬ電圧検出回路により測定され、その値がマイコン26にフィードバックされることにより、設定された駆動電力及び電圧値となるように調整される。
更に、マイコン26は、所定の閾値と切替フラグとを記憶しており、これらのデータに基づいて、ロータ3aの回転位置の検出方式の切り替えを行う。マイコン26に記憶される切替フラグは、0または1のデータからなる。マイコン26は、切替フラグが0のときは、ホールIC方式により回転位置の検出を行う。また、マイコン26は、切替フラグが1のときは、所定の閾値に基づいて、ホールIC方式及び誘起電圧方式の切り替えを行う。切替フラグは、初期状態で0であり、モータ3への通電開始から所定時間が経過すると、1に書き換えられる。本実施の形態では、所定時間は200msに設定される。
続いて、第1の実施の形態に係るインパクトドライバ1について、詳細に説明する。インパクトドライバ1は、本実施の形態では、電流値に基づいて、ロータ3aの回転位置の検出方式の切り替え、すなわちホールIC方式及び誘起電圧方式の切り替えを行う。
本実施の形態では、マイコン26は、電流閾値を記憶しており、モータ電流検出回路21により検出された電流値が電流閾値以下のときは、ホールIC方式によりロータ3aの回転位置の検出を行い、検出された電流値が電流閾値を超えると、ホールIC方式から誘起電圧方式に切り替える。本実施の形態では、マイコン26に記憶される電流閾値は4Aである。
次に、第1の実施の形態に係るインパクトドライバ1におけるロータ3aの回転位置の検出方式を切り替える動作について、図4に示すフローチャートに沿って説明する。図4は、第1の実施の形態に係るインパクトドライバの動作を示すフローチャートである。
図4に示されるフローチャートは、電源コード8の商用交流電源28への接続を契機に開始される。作業者がトリガ10を引くと(ステップS101:YES)、トリガ操作量検出回路22がトリガ操作量を検出して、マイコン26へ出力する。マイコン26には、切替フラグとして0が記憶されているので(ステップS102:YES)、マイコン26は、ホールIC方式によりロータ3aの位置の検出を行う(ステップS103)。すなわち、ホールIC信号検出回路23がホールIC19i、19j、19kからの信号に基づき検出したロータ3aの位置に基づき、制御信号出力回路27及びインバータ回路部7の制御を行う。これにより、モータ3への通電が開始され、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
マイコン26は、図示せぬタイマにより通電開始からの時間を計時する。そして、200msが経過するまでは(ステップS105:NO)、切替フラグ=0を維持し(ステップS107)、ホールIC方式によりロータ3aの回転位置を検出する。通電開始から200msが経過すると(ステップS105:YES)、マイコン26は、切替フラグを1に書き換える(ステップS106)。
切替フラグが1になると(ステップS102:NO)、マイコン26は、モータ電流検出回路21により検出された電流値を監視する。電流値が4A以下のときは(ステップS108:NO)、マイコン26は、ホールIC方式を継続する(ステップS110)。電流値が4Aを超えると(ステップS108:YES)、マイコン26は、誘起電圧方式に切り替えて、ロータ3aの回転位置を検出する(ステップS109)。そして、マイコン26は、検出された回転位置に基づき、モータ3への通電制御を行い、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
誘起電圧方式に切り替えた後、モータ電流検出回路21により検出された電流値が再度4A以下になると(ステップS108:NO)、マイコン26は、誘起電圧方式からホールIC方式に切り替えて、ロータ3aの回転位置を検出する(ステップS110)。マイコン26は、検出された回転位置に基づき、モータ3への通電制御を行い、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
トリガ10の操作が停止されると(ステップS101:NO)、トリガ操作量検出回路22からの入力に基づき、マイコン26がモータ3への通電を停止する(ステップS111)。これにより、ロータ3aの回転は停止される。また、マイコン26は、切替フラグを0に書き換える(ステップS112)。
上記のように、モータ3の起動時は、ホールIC方式によりロータ3aの回転位置が検出される。また、モータ3の起動後、所定時間が経過すると、モータ3への通電量に応じて、回転位置の検出方式が切り替えられる。
図5は、ホールIC方式及び誘起電圧方式の切替制御動作の一例を示すタイムチャートである。図5には、上から順に、モータ電流検出回路21により検出される電流値、モータ回転数検出回路25により検出される回転数値、誘起電圧検出回路24により検出される誘起電圧のピーク値の時間変化が、それぞれ示されている。
モータ3の起動後、所定時間(200ms)は、ロータ3aの位置検出方式としてホールIC方式が使用される。起動時は、過大な突入電流の発生を防止するため、緩やかに通電量及び回転数を上昇させながらモータを起動するソフトスタート制御が好ましい一方、ロータ3aの停止時及び低回転時には十分な誘起電圧が発生しないため、誘起電圧方式による位置検出は困難であるからである。モータ3に流れる電流値及びロータ3aの回転数値は、通電開始後緩やかに上昇する。
電流値が4Aを超えると、位置検出方式はホールIC方式から誘起電圧方式に切り替えられる。このとき、図5に示されるように、ロータ3aの回転数値は十分に大きく、各ステータ巻線U、V、Wには充分な誘起電圧が発生している。そのため、誘起電圧方式による位置検出が可能である。その後も、電流値に応じて、位置検出方式の切替制御が実施される。
以上のように、本実施の形態では、ステータ巻線U、V、Wに流れる電流値が電流閾値を超えると、回転位置の検出方式がホールIC方式から誘起電圧方式に切り替えられるので、通電量が増大し、ホールIC19i、19j、19kからの位置検出信号の出力に乱れが生じた場合も、ロータ3aの回転位置を正確に検出可能となる。したがって、高負荷時も安定してモータ3の駆動制御が可能となる。また、モータ3の起動後、所定時間が経過するまでは、低回転での位置検出が困難な誘起電圧方式は使用せず、ホールIC方式により回転位置の検出が行われるので、緩やかに通電量及び回転数を上昇させながらモータを起動するソフトスタート制御が可能となる。したがって、突入電流の発生による素子の破損を防止可能となる。すなわち、電動工具のように負荷変動が大きい場合であっても、負荷(本実施の形態では電流)に応じてモータ3の制御方式を切り替えるため、安定してモータ3の駆動制御が可能となる。
次に、第2の実施の形態に係るインパクトドライバ1について、説明する。インパクトドライバ1は、本実施の形態では、ロータ3aの回転数に基づいて、ロータ3aの回転位置の検出方式の切り替えを行う。
本実施の形態では、マイコン26は、回転数閾値を記憶しており、モータ回転数検出回路25により検出された回転数値が回転数閾値以下のときは、ホールIC方式によりロータ3aの回転位置の検出を行い、検出された回転数値が回転数閾値を超えると、ホールIC方式から誘起電圧方式に切り替える。本実施の形態では、マイコン26に記憶される回転数閾値は2000rpmである。
次に、第2の実施の形態に係るインパクトドライバ1におけるロータ3aの回転位置の検出方式を切り替える動作について、図5に示すフローチャートに沿って説明する。図5は、第2の実施の形態に係るインパクトドライバの動作を示すフローチャートである。
電源コード8が商用交流電源28に接続された後、作業者がトリガ10を引くと(ステップS101:YES)、マイコン26は、切替フラグ=0に基づき(ステップS102:YES)、ホールIC方式によりロータ3aの位置の検出を行う(ステップS103)。これにより、モータ3への通電が開始され、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
また、マイコン26は、通電開始からの時間を計時し、200msが経過するまでは(ステップS105:NO)、切替フラグ=0を維持し(ステップS107)、ホールIC方式によりロータ3aの回転位置を検出する。そして、通電開始から200msが経過すると(ステップS105:YES)、マイコン26は、切替フラグを1に書き換える(ステップS106)。
マイコン26は、切替フラグ=1になると(ステップS102:NO)、モータ回転数検出回路25により検出された回転数値を監視する。回転数値が2000rpm以下のときは(ステップS208:NO)、マイコン26は、ホールIC方式を継続する(ステップS210)。回転数値が2000rpmを超えると(ステップS208:YES)、マイコン26は、誘起電圧方式に切り替えて、ロータ3aの回転位置を検出する(ステップS209)。そして、マイコン26は、検出された回転位置に基づき、モータ3への通電制御を行い、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
誘起電圧方式に切り替えた後、モータ回転数検出回路25により検出された回転数値が2000rpm以下に低下すると(ステップS208:NO)、マイコン26は、誘起電圧方式からホールIC方式に切り替えて、ロータ3aの回転位置を検出する(ステップS210)、そして、マイコン26は、検出された回転位置に基づき、モータ3への通電制御を行い、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
トリガ10の操作が停止されると(ステップS101:NO)、マイコン26は、モータ3への通電を停止する(ステップS111)。これにより、ロータ3aの回転は停止される。また、マイコン26は、切替フラグを0に書き換える(ステップS112)。
上記のように、モータ3の起動後、所定時間が経過すると、モータ3の回転数値に応じて、回転位置の検出方式が切り替えられる。
以上のように、本実施の形態では、ロータ3aの回転数値が回転数閾値以下の場合、ホールIC方式により回転位置の検出が行われるので、誘起電圧方式では回転位置の検出が不可能或いは困難な停止時及び低回転時にも、確実にロータ3aの回転位置の検出が可能となる。したがって、起動時も安定してモータ3の駆動制御が可能となる。また、通電量が増大する高回転時には、誘起電圧方式に切り替えられるので、ホールIC19i、19j、19kからの位置検出信号の出力に乱れが生じた場合も、ロータ3aの回転位置を正確に検出して、安定したモータ3の駆動制御が可能となる。
次に、第3の実施の形態に係るインパクトドライバ1について、説明する。インパクトドライバ1は、本実施の形態では、ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号のずれ量に基づいて、ロータ3aの回転位置の検出方式の切り替えを行う。
本実施の形態では、ホールIC信号検出回路23は、ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号に基づいて、ロータ3aの回転位置を検出するとともに、位置検出信号の切替タイミングのずれ量を検出し、マイコン26に出力する。ここで、ホールIC信号検出回路23は、本発明のずれ量検出手段に相当し、切替タイミングは、各ホールIC19i、19j、19kがH信号及びL信号を出力する出力タイミングに相当する。
また、本実施の形態では、マイコン26は、ずれ閾値を記憶しており、ホールIC信号検出回路23により検出されたずれ量がずれ閾値以下のときは、ホールIC方式によりロータ3aの回転位置の検出を行い、検出されたずれ量がずれ閾値を超えると、ホールIC方式から誘起電圧方式に切り替える。本実施の形態では、マイコン26に記憶されるずれ閾値は10度である。
ここで、図7及び図8を用いて、本実施の形態におけるずれ量の算出及び回転位置の検出方式の切り替えについて説明する。図7は、第3の実施の形態におけるホールIC方式及び誘起電圧方式の切替例を示すタイムチャートである。図7には、図3と同様に、ステータ巻線Uに発生する誘起電圧及び対応する誘起電圧信号対応する誘起電圧信号、ステータ巻線Vに発生する誘起電圧及び対応する誘起電圧信号、ステータ巻線Wに発生する誘起電圧及び対応する誘起電圧信号、ホールIC19iから出力される位置検出信号、ホールIC19jから出力される位置検出信号、ホールIC19kから出力される位置検出信号の波形が、それぞれ示されている。
ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号には、ロータ3aが30度回転する毎に信号値の切り替えが発生する。信号値が切り替わる切替タイミングは、ロータ3aの一定の回転速度での回転中は、一定の時間間隔で発生する。また、回転速度が上昇すると、切替タイミングが発生する時間間隔は短くなり、回転速度が低下すると、時間間隔は長くなる。この時間間隔は、ロータ3aが30度回転するために要する時間に相当し、回転速度が緩やかに変化する状況下では、前後の時間間隔の数値には大きな変動は生じない。そこで、本実施の形態では、時間間隔の数値に大きな変動があった場合、すなわち切替タイミングに大きなずれがあった場合、位置検出信号の出力に乱れが生じたと判断し、位置検出の方式をホールIC方式から誘起電圧方式に切り替えることとする。
なお、ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号に乱れが発生するのは、モータ3に流れる電流が大きくなった場合(すなわち負荷が大きくなった場合)である。ホールIC19i、19j、19kはロータ3aの磁束を検出してホールIC信号検出回路23を介してマイコン26に位置信号としての情報を送り、マイコン26はその情報に基づいてインバータ回路部7を制御する。モータ3に流れる電流が大きくなると、コイル3c(ステータ3b)で発生する磁束が大きくなるため、ホールIC19i、19j、19kは、コイル3cからの磁束を検出してしまい、本来、検出すべきロータ3aの磁束を検出できなくなる。その結果、ホールIC19i、19j、19kの位置信号の切替タイミングがずれてしまうこととなる。
具体的には、ホールIC信号検出回路23は、ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号のn回目の切替タイミングからn+1回目の切替タイミングまでの時間間隔tを検出する。そして、n+2回目の切替タイミングが発生すると、n+1回目の切替タイミングからn+2回目の切替タイミングまでの時間間隔tn+1を検出するとともに、前回検出した時間間隔tと今回検出した時間間隔tn+1とを比較し、そのずれ量の回転角換算量を算出する。ここで、ずれ量をθ(度)とすると、θ=|(1−tn+1/t)×30|である。ホールIC信号検出回路23は、算出したずれ量をマイコン26に出力する。
図7では、ホールIC19kから出力される位置検出信号の信号値が、時刻T1において、HからLに切り替わっている。この切替タイミングと前回の切替タイミングとの時間間隔は、前回の切替タイミングと前々回の切替タイミングとの時間間隔に比較して短く、1/2になっている。この場合、時刻T1において発生する切替タイミングのずれ量は15度と算出される。
なお、本実施の形態では、ホールIC信号検出回路23によるずれ量の算出は、2回の時間間隔検出値に基づき行われたが、本発明はこれに限定されない。より多くの回数の時間間隔検出値に基づき、ずれ量を算出しても良く、誘起電圧信号との比較によりずれ量を算出しても良い。また、ホールIC19i、19j、19k毎に、それぞれずれ量を算出しても良い。
マイコン26は、ホールIC信号検出回路23から入力されたずれ量とずれ閾値とに基づき、ロータ3aの回転位置の検出方式の切り替えを行う。時刻T1におけるずれ量15度は、ずれ閾値10度を超えるので、マイコン26は、時刻T1において、回転位置の検出方式をホールIC方式から誘起電圧方式に切り替える。
次に、第3の実施の形態に係るインパクトドライバ1におけるロータ3aの回転位置の検出方式を切り替える動作について、図8に示すフローチャートに沿って説明する。図8は、第3の実施の形態に係るインパクトドライバの動作を示すフローチャートである。
電源コード8が商用交流電源28に接続された後、作業者がトリガ10を引くと(ステップS101:YES)、マイコン26は、切替フラグ=0に基づき(ステップS102:YES)、ホールIC方式によりロータ3aの位置の検出を行い(ステップS103)、ロータ3aが回転を開始する(ステップS104)。
また、マイコン26は、通電開始から200msが経過すると(ステップS105:YES)、切替フラグを0から1に書き換える(ステップS106)。
切替フラグ=1になると(ステップS102:NO)、マイコン26は、ホールIC信号検出回路23により検出されるずれ量を監視する。ずれ量が10度以下のときは(ステップS308:NO)、マイコン26は、ホールIC方式を継続する(ステップS310)。ずれ量が10度を超えると(ステップS308:YES)、マイコン26は、誘起電圧方式に切り替えて、ロータ3aの回転位置を検出する(ステップS309)。そして、マイコン26は、検出された回転位置に基づき、モータ3への通電制御を行い、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
誘起電圧方式に切り替えた後、ホールIC信号検出回路23により検出されたずれ量が再度10度以下になると(ステップS308:NO)、マイコン26は、誘起電圧方式からホールIC方式に切り替えて、ロータ3aの回転位置を検出する(ステップS310)。マイコン26は、検出された回転位置に基づき、モータ3への通電制御を行い、ロータ3aが回転する(ステップS104)。
その後、トリガ10の操作が停止されると(ステップS101:NO)、マイコン26は、モータ3への通電を停止し(ステップS111)、ロータ3aの回転を停止させるとともに、切替フラグを0に書き換える(ステップS112)。
上記のように、モータ3の起動後、所定時間が経過すると、ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号の出力タイミングのずれ量に応じて、回転位置の検出方式が切り替えられる。
以上のように、本実施の形態では、ホールIC19i、19j、19kから出力される位置検出信号の切替タイミングのずれ量が検出され、検出されたずれ量がずれ閾値を超えると、回転位置の検出方式がホールIC方式から誘起電圧方式に切り替えられるので、位置検出信号の出力の乱れが生じた場合も、モータ3への電力供給に乱れが発生することを確実に回避可能となる。したがって、高負荷によりロータ3aの回転数値が回転数閾値を超えていないにもかかわらず磁束に乱れが発生する場合や、ホールICの故障等の通電量以外の要因で位置検出信号の出力に乱れが生じた場合にも、ロータ3aの回転位置を確実に検出可能となるので、安定してモータ3の駆動制御が可能となる。
なお、上記した実施の形態では、本発明をインパクトドライバに適用した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。特許請求の範囲に記載した範囲で、種々の変形や改良が可能である。
例えば、上記した実施の形態では、電流値や回転数値、ずれ量値に基づき、位置検出方式の切り替えを行っているが、トリガ操作量検出回路22により検出されるトリガ10の操作量に基づいて位置検出方式の切り替えを行うことも可能である。この場合、マイコン26は、トリガ操作閾値を記憶する。そして、マイコン26は、トリガ操作量検出回路22により検出されたトリガ操作量が、トリガ操作閾値以下の場合はホールIC方式で、トリガ操作閾値を超えると誘起電圧方式で、ロータ3aの回転位置を検出し、モータ3の駆動制御を行う。
また、上記した実施の形態では、1つの閾値に基づき位置検出方式の切り替えを行っているが、複数の閾値を組合せて切り換えを行っても良い。例えば、回転数値が0〜1000rpmの低回転領域ではホールIC方式、回転数値が2000rpm以上の高回転領域では誘起電圧方式により、回転位置の検出を行い、回転数値が1000rpm〜2000rpmの中回転領域では、電流値或いはずれ量に基づき、ホールIC方式及び誘起電圧方式の切り替えを行うことも可能である。このように、複数の閾値を組合せることにより、更に正確且つ確実に回転位置の検出が可能となり、モータの駆動制御の更なる安定化が実現される。
1 インパクトドライバ
3 モータ
3a ロータ
3b ステータ
3c コイル
3d 永久磁石
7 インバータ回路部
10 トリガ
12 制御回路部
21 モータ電流検出回路
22 トリガ操作量検出回路
23 ホールIC信号検出回路
24 誘起電圧検出回路
25 モータ回転数検出回路
26 マイコン

Claims (8)

  1. 回転子と、巻線を有する固定子と、を有するモータと、
    前記回転子の回転位置を検出するための第1位置検出手段と、
    前記巻線に発生する誘起電圧を検出する誘起電圧検出手段と、
    検出された前記誘起電圧に基づき、前記回転子の回転位置を検出するための第2位置検出手段と、
    前記モータに駆動電圧を供給する供給手段と、
    前記モータの駆動状態を検出する駆動状態検出手段と、
    検出された前記駆動状態に応じて、前記第1位置検出手段及び前記第2位置検出手段を切り替えて前記回転位置を検出し、検出された前記回転位置に基づき、前記供給手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記駆動状態検出手段は、前記巻線に流れる電流値を検出する電流検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記電流値が電流閾値以下である場合、前記第1位置検出手段により前記回転位置を検出し、前記電流値が前記電流閾値より大きい場合、前記第2位置検出手段により前記回転位置を検出することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記駆動状態検出手段は、前記回転子の回転数を検出する回転数検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記回転数が回転数閾値以下である場合、前記第1位置検出手段により前記回転位置を検出し、前記回転数が前記回転数閾値より大きい場合、前記第2位置検出手段により前記回転位置を検出することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記第1位置検出手段は、前記回転子が所定の回転位置に到達すると位置検出信号を出力する位置検出素子を有し、
    前記駆動状態検出手段は、前記位置検出信号の出力タイミングのずれ量を検出するずれ量検出手段を有し、
    前記制御手段は、検出された前記ずれ量がずれ閾値以下である場合、前記第1位置検出手段により前記回転位置を検出し、前記ずれ量が前記ずれ閾値より大きい場合、前記第2位置検出手段により前記回転位置を検出することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記供給手段による前記駆動電圧の供給開始後、所定時間が経過するまでは、前記第1位置検出手段により前記回転位置を検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のモータ駆動制御装置。
  6. ハウジングと、前記ハウジングに設けられるトリガと、を備えるとともに、請求項1に記載のモータ駆動制御装置を備える電動工具。
  7. 前記駆動状態検出手段は、前記トリガの操作量を検出するトリガ操作量検出手段を有し、
    前記制御手段は、検出された前記操作量が操作閾値以下である場合、前記第1位置検出手段により前記回転位置を検出し、前記操作量が前記操作閾値より大きい場合、前記第2位置検出手段により前記回転位置を検出することを特徴とする請求項6記載の電動工具。
  8. 回転子と、巻線を有する固定子と、を有するモータの駆動を制御するモータ駆動制御方法であって、
    前記回転子の回転位置を検出する第1位置検出ステップと、
    前記巻線に発生する誘起電圧を検出し、検出された前記誘起電圧に基づき、前記回転子の回転位置を検出する第2位置検出ステップと、
    前記モータの駆動状態を検出する駆動状態検出ステップと、
    検出された前記駆動状態に応じて、前記第1位置検出ステップ及び前記第2位置検出ステップを切り替えて前記回転位置を検出し、検出された前記回転位置に基づき、前記モータに駆動電圧を供給する供給ステップと、
    を有することを特徴とするモータ駆動制御方法。
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