JP2015121366A - 建物の換気システム及び建物の換気方法 - Google Patents

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中川  浩
和典 西尾
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和典 西尾
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Masao Tsuji
正雄 辻
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一朗 西尾
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Abstract

【課題】浄化された外気を供給して、建物内の空気を換気する。
【解決手段】建物B内を換気する換気システム及び建物の換気方法である。換気システムは、浄化された外気Aoを建物B内に供給する給気手段21と、建物B内の空気Aiを屋外Soに排出するための複数の排気手段22と、排気手段22又は給気手段21を制御する制御手段31とを具えている。制御手段31は、排気手段22の排気量又は給気手段21の給気量を変化させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、浄化された外気を供給して、建物内の空気を換気しうる換気システム及び換気方法に関する。
従来、外気を建物内に供給する給気手段と、建物内の空気を屋外に排出するための排気手段とを具えた換気システムが提案されている。給気手段には、例えば、外気中に含まれている花粉や大気汚染物質等を取り除くフィルター等の浄化部材が設けられている。このような換気システムでは、浄化された外気を用いて換気することができるため、室内空気質を高めることができる。
特開2010−270986号公報
排気手段は、例えば、換気扇であって、トイレ、浴室又は台所等に複数設けられている。このため、排気手段の総排気量は、トイレ、浴室又は台所等の使用状況に応じて、変化する。一方、従来の給気手段は、一定の給気量で運転されている。このため、総排気量が給気量よりも大きくなると、建物内が負圧となり、建物の隙間等から浄化されていない外気が建物内に導入されるという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、給気手段の給気量や排気手段の排気量を変化させて、上述の不具合を解消しうる換気システム及び換気方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、建物内を換気する換気システムであって、浄化された外気を前記建物内に供給する給気手段と、前記建物内の空気を屋外に排出するための複数の排気手段と、前記排気手段を制御する制御手段とを具え、前記制御手段は、一の排気手段の排気量に応じて、他の排気手段の排気量を変化させることを特徴とする。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、一の排気手段の排気量が増加したときに、他の排気手段の排気量を減少させるのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、一の排気手段の排気量が減少したときに、他の排気手段の排気量を増加させるのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記排気手段の総排気量を、前記給気手段の給気量以下に制御するのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記排気手段の総排気量を、前記給気手段の給気量未満に制御するのが望ましい。
本発明は、建物内を換気する換気システムであって、浄化された外気を前記建物内に供給する給気手段と、前記建物内の空気を屋外に排出するための少なくとも一つの排気手段と、前記給気手段を制御する制御手段とを具え、前記制御手段は、前記排気手段の総排気量に応じて、前記給気手段の給気量を変化させるのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記排気手段の総排気量が増加したときに、前記給気手段の給気量を増加させるのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記排気手段の総排気量が減少したときに、前記給気手段の給気量を減少させるのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記給気手段を、前記排気手段の総排気量以上の給気量に制御するのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記制御手段は、前記給気手段を、前記排気手段の総排気量よりも大きい給気量に制御するのが望ましい。
本発明に係る前記建物の換気システムにおいて、前記建物は、2階建以上であり、前記排気手段は、1階のトイレに設けられた1階トイレ排気手段、2階のトイレに設けられた2階トイレ排気手段、浴室に設けられた浴室排気手段、及び、台所に設けられた台所排気手段を含んでもよい。
本発明は、建物内を換気する換気方法であって、浄化された外気を前記建物内に供給する給気工程と、複数の排気手段を用いて前記建物内の空気を屋外に排出するための排気工程と、前記排気手段を制御する排気制御工程とを具え、前記排気制御工程は、一の排気手段の排気量に応じて、他の排気手段の排気量を変化させる工程を含むことを特徴とする。
本発明は、建物内を換気する換気方法であって、浄化された外気を前記建物内に供給する給気工程と、前記建物内の空気を屋外に排出するための排気工程と、前記給気手段を制御する給気制御工程とを具え、前記給気制御工程は、前記排気手段の総排気量に応じて、前記給気手段の給気量を変化させる工程を含むことを特徴とする。
請求項1に記載の換気システムは、浄化された外気を建物内に供給する給気手段と、建物内の空気を屋外に排出するための複数の排気手段と、排気手段を制御する制御手段とを具えている。制御手段は、一の排気手段の排気量に応じて、他の排気手段の排気量を変化させている。
このような請求項1記載の換気システムは、例えば、一の排気手段の排気量が増加した場合、他の排気手段の排気量を減少させることができる。これにより、請求項1記載の換気システムは、屋外に比べて、建物内が負圧になるのを抑制することができるため、建物の隙間等から、浄化されていない外気が導入されるのを防ぐことができる。従って、請求項1記載の換気システムは、室内空気質を効果的に高めることができる。
請求項6記載の換気システムは、浄化された外気を建物内に供給する給気手段と、建物内の空気を屋外に排出するための少なくとも一つの排気手段と、給気手段を制御する制御手段とを具えている。制御手段は、排気手段の総排気量に応じて、給気手段の給気量を変化させる。
このような請求項6記載の換気システムは、例えば、排気手段の総排気量が増大した場合、給気手段の給気量を増加させることができる。これにより、請求項6記載の換気システムは、屋外に比べて、建物内が負圧になるのを抑制することができ、建物の隙間等から、浄化されていない外気が導入されるのを防ぐことができる。従って、請求項6記載の換気システムは、室内空気質を効果的に高めることができる。
請求項12記載の換気方法は、浄化された外気を建物内に供給する給気工程と、複数の排気手段を用いて建物内の空気を屋外に排出するための排気工程と、排気手段を制御する排気制御工程とを具えている。排気制御工程は、一の排気手段の排気量に応じて、他の排気手段の排気量を変化させる工程を含んでいる。
このような請求項12記載の換気方法では、排気制御工程において、例えば、一の排気手段の排気量が増加した場合、他の排気手段の排気量を減少させることができる。これにより、請求項12記載の換気方法では、屋外に比べて、建物内が負圧になるのを抑制することができるため、建物の隙間等から、浄化されていない外気が導入されるのを防ぐことができる。従って、請求項12記載の換気方法は、室内空気質を効果的に高めることができる。
請求項13に記載の換気方法は、浄化された外気を建物内に供給する給気工程と、建物内の空気を屋外に排出するための排気工程と、給気手段を制御する給気制御工程とを具えている。給気制御工程は、排気手段の総排気量に応じて、給気手段の給気量を変化させる工程を含んでいる。
このような請求項13記載の換気方法では、給気制御工程において、例えば、排気手段の総排気量が増大した場合、給気手段の給気量を増加させることができる。これにより、請求項13記載の換気方法は、屋外に比べて、建物内が負圧になるのを抑制することができ、建物の隙間等から、浄化されていない外気が導入されるのを防ぐことができる。従って、請求項13記載の換気方法は、室内空気質を効果的に高めることができる。
本実施形態の換気システムが用いられる建物の一例を示す断面図である。 本実施形態の換気システムを説明する断面図である。 本実施形態の制御手段の概念図である。 本実施形態の換気方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の排気制御工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の排気量変化工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の給気制御工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の給気量変化工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本発明の建物の換気システム及び換気方法は、一般的な住宅やビル等の建物内を換気するためのものである。図1は、本実施形態の換気システムが用いられる建物Bの一例を示す断面図である。
建物Bは、例えば、2階建以上(本実施形態では、2階建て)の住宅として構成されている。建物Bは、地面に固定される基礎2、基礎2の上方で支持される1階の床3、及び、基礎2と床3との間で区画される床下空間4を有している。
基礎2は、建物Bの外周に連続して配置されている。本実施形態の基礎2は、鉄筋コンクリート製の布基礎として構成されている。また、基礎2は、地中G内で水平にのびるベース部2aと、該ベース部2aの幅方向の略中央から上方へのび、かつ、地中Gから突出する立上がり部2bとを含んでいる。立上がり部2bの上面側には、例えば、土台(図示省略)を介して外壁6が固定されている。
床下空間4には、該床下空間4の底面をなす土間コンクリート7が敷設されている。また、床下空間4には、屋外Soの新鮮な空気(以下、単に「外気」ということがある。)Aoを導入する取り入れ口9が設けられている。
本実施形態の建物Bには、外壁6で囲まれる空間に、間仕切り壁10が設けられている。建物Bの空間は、例えば、居室空間11、及び、非居室空間12に区分される。本実施形態の居室空間11は、1階の居室空間11aと、2階の居室空間11bとを含んでいる。また、非居室空間12は、例えば、1階のトイレ13、2階のトイレ14、浴室15及び台所16等を含んでいる。
間仕切り壁10には、開閉可能な扉18が設けられている。本実施形態の扉18には、空気を出し入れ可能な通気口19が設けられている。これにより、建物Bは、隣接する居室空間11又は非居室空間12の間において、空気を通過させることができる。
図2は、本実施形態の換気システムを説明する断面図である。本実施形態の換気システムは、給気手段21、及び、少なくとも一つ(本実施形態では複数)の排気手段22を含んで構成されている。本実施形態の換気システムは、給気と排気とが機械的に実施され、第1種換気方式として構成されている。
本実施形態の給気手段21は、床下空間4と居室空間11との間を連通する空気流路23と、床下空間4内を負圧にして、外気Aoを空気流路23に案内する送風手段24とを含んで構成されている。
空気流路23は、床下空間4と2階の天井との間をのびる本体部23a、本体部23aと1階の居室空間11aとを連通する1階の分岐部23b、及び、本体部23aと2階の居室空間11bとを連通する2階の分岐部23cを含んでいる。このような空気流路23は、例えば、ダクト(図示省略)、又は、間仕切り壁10の内部空間によって形成される。
本実施形態の給気手段21の給気量は、建物Bに必要な換気回数(例えば、0.5回/h)に基づいて設定される。給気手段21の送風手段24は、例えば、上記換気回数を維持するために必要な給気量(以下、単に「通常給気量」ということがある。)、又は、通常給気量よりも大きな給気量で運転されるのが望ましい。なお、本実施形態の通常給気量は、例えば、100m3/h〜200m3/h(本実施形態では、150m3/h)である。
なお、冬期においては、建物B内と屋外Soとの温度差による自然換気(例えば、0.2回/h程度)を考慮して、通常給気量を少なく(本実施形態では、100m3/h)してもよい。本明細書において、給気量は、給気手段21が複数存在する場合、全ての給気手段21を含んだ総給気量である。
本実施形態の給気手段21には、例えば、空気流路23の吹き出し口(図示省略)又は送風手段24の前又は後ろ等に、フィルター等の浄化部材30が設けられている。この浄化部材30は、外気Ao中に含まれている花粉や大気汚染物質等を取り除くためのものである。
排気手段22は、例えば、換気扇からなり、建物B内の空気Aiを屋外Soに排出するためのものである。本実施形態の排気手段22は、例えば、非居室空間12に設けられている。排気手段22は、1階のトイレ13に設けられた1階トイレ排気手段26、2階のトイレ14に設けられた2階トイレ排気手段27、浴室15に設けられた浴室排気手段28、及び、台所16に設けられた台所排気手段29を含んでいる。なお、排気手段22は、このような態様に限定されるわけではない。例えば、排気手段22は、居室空間11に設けられてもよい。
排気手段22の各排気量、及び、それらの排気量の合計である総排気量は、例えば、各トイレ13、14、浴室15及び台所16等の換気効率や、建物Bに必要な換気回数に基づいて設定される。
1階トイレ排気手段26及び2階トイレ排気手段27は、例えば、各トイレ13、14の使用時において、効果的に換気させることができる排気量(以下、単に「第1排気量」ということがある。)と、各トイレ13、14の未使用時において、上記換気回数を維持するために必要な排気量(以下、単に「第2排気量」ということがある。)とに切り替えて運転されるのが望ましい。このような運転の切り替えは、例えば、使用者がスイッチ等によって直接操作してもよいし、使用者を検知する人感センサーや制御手段等によって、自動で行われてもよい。本実施形態の1階トイレ排気手段26及び2階トイレ排気手段27の第1排気量及び第2排気量は、例えば、次のとおりである。
・1階トイレ排気手段及び2階トイレ排気手段の排気量:
第1排気量:35m3/h〜65m3/h程度(本実施形態では、50m3/h)
第2排気量:15m3/h〜35m3/h程度(本実施形態では、25m3/h)
浴室排気手段28は、例えば、浴室15の乾燥時において、効果的に乾燥させることができる排気量(以下、単に「第1排気量」ということがある。)と、浴室15の未使用時において、上記換気回数を維持するために必要な排気量(以下、単に「第2排気量」ということがある。)とに切り替えて運転されるのが望ましい。なお、入浴中には、浴室排気手段28の運転が停止されるのが望ましい。このような運転の切り替えは、例えば、使用者がスイッチ等によって直接操作してもよいし、予め定められたタイマー等に従って、制御手段等により自動で行われてもよい。本実施形態の浴室排気手段28の第1排気量又は第2排気量は、例えば、次のとおりである。
・浴室排気手段の排気量:
第1排気量:130m3/h〜170m3/h程度(本実施形態では、150m3/h)
第2排気量:35m3/h〜65m3/h程度(本実施形態では、50m3/h)
台所排気手段29は、台所16の使用時において、効果的に換気させることができる排気量(以下、単に「第1排気量」ということがある。)で運転される。なお、台所排気手段29の第1排気量は、他の各排気手段26〜28の第1排気量よりも大幅に大きいため、台所16の未使用時には、運転が停止されるのが望ましい。このような運転の切り替えは、例えば、使用者がスイッチ等によって直接操作してもよいし、予め定められたタイマー等に従って、制御手段等により自動で行われてもよい。本実施形態の台所排気手段29の第1排気量は、例えば、350m3/h〜450m3/h(本実施形態では、400m3/h))である。
本実施形態の換気システムは、給気手段21及び排気手段22を制御する制御手段が含まれている。図3は、本実施形態の制御手段31の概念図である。さらに、本実施形態の換気システムには、例えば、給気手段21の給気量、及び、排気手段22の排気量を検知する検知手段32が設けられている。
制御手段31は、例えば、間仕切り壁10(図1に示す)等に設置されている。制御手段31は、CPU(中央演算装置)からなる演算部35と、制御手順(換気方法)が予め記憶されている記憶部36と、記憶部36から制御手順を読み込む作業用メモリ38とを含んで構成されている。
演算部35には、給気手段21及び排気手段22が接続されている。本実施形態では、給気手段21の送風手段24、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27、浴室排気手段28又は台所排気手段29が、演算部35に接続されている。これにより、演算部35は、給気手段21の送風手段24、及び、各排気手段26〜29に信号を伝達して、給気手段21の給気量、及び、各排気手段26〜29の各排気量の変更や停止を実施することができる。
本実施形態の検知手段32は、給気検知手段40、1階トイレ検知手段41、2階トイレ検知手段42、浴室検知手段43及び台所検知手段44を含んでいる。本実施形態の検知手段40〜44は、例えば、給気手段21(例えば、送風手段24)、及び、排気手段22(例えば、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27、浴室排気手段28及び台所排気手段29)のファンを回転させる電流の大小を検知するパルスセンサーから構成されている。また、各検知手段40〜44は、制御手段31に接続されている。これにより、検知手段40〜44は、給気手段21の現在の給気量、及び、各排気手段26〜29の現在の排気量を、制御手段31に伝達することができる。
図4は、本実施形態の換気方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。図2に示されるように、本実施形態の換気方法は、給気手段21の給気量や、排気手段22の排気量を変化させることにより、建物B内が負圧となるのを抑制して、建物Bの隙間等から浄化されていない外気Aoが、建物B内に導入されるのを防ぐためのものである。
図2及び図4に示されるように、本実施形態の換気方法は、先ず、浄化された外気Aoが、建物B内に供給される(給気工程S1)。さらに、建物B内の空気Aiが、屋外Soに排出される(排気工程S2)。本実施形態では、給気工程S1及び排気工程S2が、同時に実施される。これにより、給気工程S1及び排気工程S2では、例えば、各排気手段22が設けられる室内(例えば、1階トイレ13、2階トイレ14、浴室15及び台所16)が使用されていなくても、建物Bの室内全体の空気を入れ替える全般換気を行うことができる。
給気工程S1では、先ず、給気手段21の送風手段24によって、床下空間4に導入された外気Aoが、本体部23aに案内される。これにより、本体部23aに案内された外気Aoは、1階の分岐部23b及び2階の分岐部23cを介して、1階の居室空間11a及び2階の居室空間11bに供給される。また、給気手段21には、上述したように、外気Ao中に含まれている花粉や大気汚染物質等を取り除くことができる浄化部材30が取り付けられている。このため、給気工程S1では、浄化された外気Aoを、各居室空間11a、11b内に供給することができる。
下記の表1は、本実施形態の給気手段21の給気量、及び、排気手段22の排気量を、「条件1」〜「条件8」ごとに例示したものである。本実施形態の給気工程S1において、給気手段21の給気量は、建物Bに必要な換気回数に基づいて、表1の「条件1」又は「条件2」に示されるように、前記通常給気量(100m3/h又は150m3/h)で運転される。
Figure 2015121366
本実施形態の排気工程S2では、例えば、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27及び浴室排気手段28によって、1階のトイレ13、2階のトイレ14及び浴室15の空気Aiが、屋外Soに排出される。本実施形態の排気工程S2において、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27、及び、浴室排気手段28は、建物Bに必要な換気回数に基づいて、表1の「条件1」又は「条件2」に示される排気量で運転される。
これにより、本実施形態の換気方法では、各居室空間11a、11bに供給された外気Aoを、通気口19(図1に示す)を介して、1階のトイレ13、2階のトイレ14及び浴室15に供給することができる。さらに、本実施形態の換気方法では、1階のトイレ13、2階のトイレ14及び浴室15に供給された空気Aiを、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27及び浴室排気手段28によって排気することができる。従って、本実施形態の換気方法は、各居室空間11a、11b、非居室空間12を含む建物B全体に、浄化された外気Aoを循環させ、効果的に換気することができる。
本実施形態の給気工程S1及び排気工程S2において、表1の「条件1」又は「条件2」に示されるように、排気手段22の総排気量(100m3/h)が、給気手段21の給気量(100m3/h又は150m3/h)以下に設定されている。このため、本実施形態の換気方法は、屋外Soに比べて、建物B内が負圧になるのを抑制することができる。従って、本実施形態の換気方法は、建物Bの隙間等から、浄化されていない外気Aoが導入されるのを防ぐことができるため、室内空気質を効果的に高めることができる。
次に、本実施形態の換気方法では、制御手段31が、排気手段22を制御する(排気制御工程S3)。図5は、本実施形態の排気制御工程S3の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の排気制御工程S3では、先ず、各排気手段22の排気量が検知される(工程S31)。本実施形態の工程S31では、図3に示した検知手段32(1階トイレ検知手段41、1階トイレ検知手段42、浴室検知手段43及び台所検知手段44)によって、各排気手段22(1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27、浴室排気手段28及び台所排気手段29)の排気量が検知される。各排気手段22の排気量は、制御手段31の記憶部36に記憶される。
次に、排気制御工程S3では、制御手段31が、一の排気手段22の排気量に応じて、他の排気手段22の排気量を変化させる(排気量変化工程S32)。図6は、排気量変化工程S32の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の排気量変化工程S32は、先ず、制御手段31(図3に示す)によって、排気手段22の総排気量が計算される(工程S321)。この工程S321では、記憶部36に記憶されている各排気手段22の排気量から、現在の総排気量が計算される。この総排気量は、制御手段31の記憶部36に記憶される。
次に、本実施形態の排気量変化工程S32では、制御手段31によって、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(本実施形態では、通常給気量)以上であるか否かが判断される(工程S322)。この工程S322では、総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量)以上であると判断された場合(工程S322で「Y」)、排気手段22の排気量を減少させる排気量減少工程S323が実施される。一方、総排気量が、給気手段21の給気量未満であると判断された場合(工程S322で「N」)には、排気手段22の排気量を増加させる排気量増加工程S324が実施される。
次に、排気量減少工程S323では、一の排気手段22の排気量が増加した場合に、他の排気手段22の排気量を減少させている。これにより、本実施形態の換気方法では、総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量)以上になるのを抑制することができる。従って、本実施形態の換気方法は、屋外Soに比べて、建物Bの隙間等から、浄化されていない外気Aoが導入されるのを防ぐことができ、室内空気質を効果的に高めることができる。なお、他の排気手段22の排気量の減少量については、総排気量が、建物Bに必要な換気回数を満たすように、設定されるのが望ましい。
本実施形態の排気量減少工程S323では、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量)以下、より好ましくは、給気手段21の給気量未満に制御されるのが望ましい。これにより、本実施形態の換気方法では、一の排気手段22の排気量が増加しても、総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量)よりも大きくなるのを防ぐことができるので、建物B内を正圧に維持することができる。従って、本実施形態の換気方法は、建物Bの隙間等から、浄化されていない外気Aoが導入されるのを防ぐことができ、室内空気質をより効果的に高めることができる。
排気量減少工程S323では、例えば、表1の「条件3」に示されるように、1階トイレ排気手段26の排気量が増加(例えば、第1排気量(50m3/h)で運転)した場合、2階トイレ排気手段27の排気量を減少(第2排気量よりも小)、又は、停止させるのが望ましい。本実施形態では、2階トイレ排気手段27を停止させている。これにより、表1の「条件3」の例では、使用されている1階のトイレ13又は2階のトイレ14の換気を実施しつつ、総排気量の増加を抑えることができる。しかも、表1の「条件3」の例では、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量:150m3/h)未満に制御されるため、建物B内が正圧に保持することができる。従って、表1の「条件3」の例では、建物の隙間等から、浄化されていない外気Aoが導入されるのを防ぐことができ、室内空気質をより効果的に高めることができる。
本実施形態では、建物B内が正圧に保持されているため、他方の1階トイレ排気手段26又は2階トイレ排気手段27が停止されたとしても、他方の1階のトイレ13又は2階のトイレ14の臭気が、他の居室空間11に導入されることはない。
また、排気量減少工程S323では、例えば、1階トイレ排気手段26及び2階トイレ排気手段27の双方の排気量が増加(例えば、第1排気量(50m3/h)で運転)し、かつ、浴室排気手段28の排気量が増加していない(例えば、第2排気量(50m3/h)で運転)場合、表1の「条件4」に示されるように、浴室排気手段28の排気量を減少(第2排気量よりも小)、又は、停止させるのが望ましい。本実施形態では、浴室排気手段28を停止させている。これにより、表1の「条件4」の例では、使用されている1階のトイレ13及び2階のトイレ14の換気を実施しつつ、総排気量の増加を抑えることができる。しかも、表1の「条件4」の例でも、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量:150m3/h)未満に制御されるため、室内空気質をより効果的に高めることができる。
さらに、排気量減少工程S323では、例えば、浴室排気手段28の排気量が増加(例えば、第1排気量(150m3/h)で運転)し、かつ、1階トイレ排気手段26及び2階トイレ排気手段27の双方の排気量が増加していない(例えば、第2排気量(25m3/h)で運転)場合、表1の「条件5」に示されるように、1階トイレ排気手段26及び2階トイレ排気手段27の排気量を減少(第2排気量よりも小)、又は、停止されるのが望ましい。本実施形態では、1階トイレ排気手段26及び2階トイレ排気手段27を停止させている。これにより、表1の「条件5」の例では、浴室換気を実施しつつ、総排気量の増加を抑えることができる。しかも、表1の「条件5」の例でも、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量:150m3/h)以下に制御されるため、室内空気質をより効果的に高めることができる。
また、排気量減少工程S323では、例えば、1階トイレ排気手段26の排気量が増加(例えば、第1排気量(50m3/h)で運転)し、かつ、浴室排気手段28の排気量が増加(例えば、第1排気量(150m3/h)で運転)した場合、表1の「条件6」に示されるように、2階トイレ排気手段27の他方の排気量が減少(第2排気量よりも小)、又は、停止されるのが望ましい。本実施形態では、2階トイレ排気手段27を停止させている。これにより、表1の「条件6」の例でも、排気手段22の総排気量を抑えることができる。なお、表1の「条件6」の例では、排気手段22の総排気量(200m3/h)が、給気手段21の給気量(通常給気量:150m3/h)を超えている。このような場合は、後述する給気制御工程S4において、給気手段21の給気量が、排気手段22の総排気量以上に設定されるのが望ましい。
さらに、排気量減少工程S323では、例えば、台所排気手段29の排気量が増加(例えば、第1排気量(400m3/h)で運転)し、かつ、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27及び浴室排気手段28の排気量が増加していない(例えば、第2排気量で運転)場合、表1の「条件8」に示されるように、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27及び浴室排気手段28の排気量が減少(第2排気量よりも小)、又は、停止されるのが望ましい。本実施形態では、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27及び浴室排気手段28を停止させている。これにより、表1の「条件8」の例では、排気手段22の総排気量を抑えることができる。なお、表1の「条件8」の例でも、排気手段22の総排気量(台所排気手段29の排気量:400m3/h)が、給気手段21の給気量(通常給気量:150m3/h)を超えている。この場合、後述する給気制御工程S4において、給気手段21の給気量が、排気手段22の総排気量以上に制御されるのが望ましい。
なお、排気量減少工程S323では、表1の「条件7」に示されるように、1階トイレ排気手段26の排気量、2階トイレ排気手段27の排気量、及び、浴室排気手段28の排気量が増加し、かつ、台所排気手段29が停止されている場合、排気量を減少(又は停止)させることができる排気手段22がない。このような場合は、後述する給気制御工程S4において、給気手段21の給気量が、排気手段22の総排気量以上に制御されるのが望ましい。
図6に示されるように、排気量増加工程S324では、一の排気手段22の排気量が減少した場合に、他の排気手段22の排気量を増加させている。本実施形態の排気量増加工程S324では、表1の「条件3」〜「条件8」に示したように、第1排気量で運転していた一の排気手段(1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27、浴室排気手段28又は台所排気手段29)が、元の運転(第2排気量で運転又は停止)した場合に、停止させていた他の排気手段22(1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27又は浴室排気手段28)を、図2、表1の「条件1」及び「条件2」に示したように、第2排気量で運転させている。これにより、本実施形態の換気方法は、排気手段22の総排気量が過度に減少するのを防ぐことができるため、建物Bの全体に、浄化された外気Aoを循環させ、効果的に換気することができる。
また、本実施形態の排気量増加工程S324でも、排気量減少工程S323と同様に、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(本実施形態では、通常給気量:150m3/h)以下、より好ましくは、給気手段21の給気量(通常給気量)未満に制御されるのが望ましい。これにより、本実施形態の換気方法では、屋外Soに比べて、建物B内が負圧になるのを、確実に防ぐことができる。従って、本実施形態の換気方法は、建物Bの隙間等から、浄化されていない外気Aoが導入されるのを防ぐことができ、室内空気質をより効果的に高めることができる。
次に、本実施形態の制御手順は、制御手段31が、給気手段21を制御する(給気制御工程S4)。この給気制御工程S4では、排気手段22の総排気量に応じて、給気手段21の給気量が変化される。図7は、本実施形態の給気制御工程S4の処理手順の一例を示すフローチャートである。
給気制御工程S4では、先ず、各排気手段22の排気量が検知される(工程S41)。本実施形態の工程S41では、図3に示した1階トイレ検知手段41、1階トイレ検知手段42、浴室検知手段43及び台所検知手段44によって、1階トイレ排気手段26、2階トイレ排気手段27、浴室排気手段28及び台所排気手段29の排気量が検知される。各排気手段22の排気量は、制御手段31の記憶部36に記憶される。
次に、給気制御工程S4では、制御手段31によって、排気手段22の総排気量が計算される(工程S42)。この工程S42では、記憶部36に記憶されている各排気手段22の排気量から、現在の総排気量が計算される。この総排気量は、制御手段31の記憶部36に記憶される。
次に、給気制御工程S4では、制御手段31が、排気手段22の総排気量に応じて、給気手段21の給気量を変化させる(給気量変化工程S43)。図8は、給気量変化工程S43の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の給気量変化工程S43は、先ず、制御手段31によって、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量)よりも大であるか否かが判断される(工程S431)。この工程では、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量よりも大である(総排気量が増加した)と判断された場合(工程S431で「Y」)、給気手段21の給気量を増加させる給気量増加工程S432が実施される。一方、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量以下である(総排気量が減少した)と判断された場合(工程S431で「N」)には、給気手段21の給気量を減少させる給気量減少工程S433が実施される。
給気量増加工程S432では、排気手段22の総排気量が増加したときに、給気手段21の給気量を増加させている。
上述したように、例えば、表1の「条件6」〜「条件8」では、排気手段22の総排気量が、給気手段21の給気量(通常給気量(例えば、150m3/h))よりも大となる。このような場合、給気量増加工程S432では、給気手段21の給気量を増加させて、建物B内が負圧になるのを防いでいる。従って、給気量増加工程S432は、建物Bの隙間等から、浄化されていない外気Aoが導入されるのを抑制でき、室内空気質を効果的に高めることができる。
本実施形態の給気量増加工程S432では、給気手段21の給気量が、排気手段22の総排気量以上、さらに好ましくは、総排気量よりも大に制御されるのが望ましい。これにより、本実施形態の換気方法では、総排気量が増加しても、屋外Soに比べて、建物B内が負圧になるのを、確実に防ぐことができる。従って、本実施形態の換気方法は、建物Bの隙間等から、浄化されていない外気Aoが導入されるのを防ぐことができ、室内空気質をより効果的に高めることができる。また、本実施形態では、排気量減少工程S323において、排気手段22の総排気量が予め減少させているため、給気量の過度の増加を防ぐことができる。
また、給気手段21は、排気手段22の総排気量と同一に制御されてもよい。これにより、建物B内が負圧になるのを防ぎつつ、扉の開閉に抵抗が生じるのを抑制することができる。
次に、給気量減少工程S433では、排気手段22の総排気量が減少したときに、給気手段21の給気量を減少させている。本実施形態の給気量減少工程S433では、排気手段22の停止等により、排気手段22の総排気量が給気手段21の通常給気量(例えば、150m3/h)以下になった場合、表1の「条件1」〜「条件5」のように、給気手段21の給気量を、通常給気量に戻している。これにより、本実施形態の換気方法では、給気量が必要以上に増大するのを防ぐことができるため、ランニングコストを低下させることができる。
次に、本実施形態の換気方法では、例えば、使用者の操作等によって、給気手段21の制御及び各排気手段22の制御についての終了命令があるか否かが判断される(工程S5)。工程S5では、終了命令があると判断された場合(工程S5で「Y」)、換気方法の一連の処理が終了する。一方、終了命令がないと判断された場合(工程S5で「N」)は、排気制御工程S3及び給気制御工程S4が繰り返し実施される。従って、本実施形態の換気方法では、排気手段22の総排気量が、トイレ13、14、浴室15又は台所16等の使用状況に応じて変化しても、屋外Soに比べて、建物B内が負圧になるのを、継続して抑制することができる。従って、本実施形態の換気方法では、浄化されていない外気Aoが導入されるのを防ぐことができ、室内空気質を効果的に高めることができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1及び図2に示す基本構造を有する建物が、コンピュータで取り扱い可能なモデルとして、コンピュータに入力された(実施例、比較例)。実施例では、表1の各「条件1」〜「条件8」において、図4〜図8に示した換気方法に従って、排気手段の排気量及び給気手段の給気量を制御する換気シミュレーション(CFD解析)が実施された。そして、実施例において、給気手段以外(建物の隙間等)から外気が導入されるか否かが確認された。
比較例では、各「条件1」〜「条件8」において、従来の一種換気と同様に、全般換気(給気手段を通常給気量で運転、及び、各排気手段の第2排気量で運転)を実施する換気シミュレーションが実施された。そして、比較例において、給気手段以外から外気が導入されるか否かが確認された。シミュレーション条件は次のとおりである。また、テスト結果を、表1及び表2に示す。
・ソフトウェア:ソフトウェアクレイドル社製の「熱流体解析ソフトウェア(STREAM)」
・プラン:居室の床面積:123m2
・給気手段の通常給気量:150m3/h(冬期時:100m3/h)
・1階トイレ排気手段及び2階トイレ排気手段の排気量:
第1排気量:50m3/h
第2排気量:25m3/h
・浴室排気手段の排気量:
第1排気量:150m3/h
第2排気量:50m3/h
・台所排気手段の第1排気量:400m3/h
Figure 2015121366
テストの結果、実施例では、「条件1」〜「条件8」のすべてにおいて、建物内を、負圧(給気量−総排気量が0m3/h未満)になるのを防ぐことができた。また、実施例では、建物の隙間から外気が導入されなかった。従って、実施例では、浄化されていない外気が導入されるのを防ぐことができ、室内空気質を高めうることが確認できた。一方、比較例では、「条件5」〜「条件8」において、建物内が負圧になった。また、比較例では、「条件5」〜「条件8」において、給気手段以外から、外気が導入された。従って、比較例では、建物の隙間から、浄化されていない外気が導入され、室内空気質を十分に維持することが難しいことが確認できた。
B 建物
21 給気手段
22 排気手段
31 制御手段
Ao 外気

Claims (13)

  1. 建物内を換気する換気システムであって、
    浄化された外気を前記建物内に供給する給気手段と、
    前記建物内の空気を屋外に排出するための複数の排気手段と、
    前記排気手段を制御する制御手段とを具え、
    前記制御手段は、一の排気手段の排気量に応じて、他の排気手段の排気量を変化させることを特徴とする建物の換気システム。
  2. 前記制御手段は、一の排気手段の排気量が増加したときに、他の排気手段の排気量を減少させる請求項1記載の建物の換気システム。
  3. 前記制御手段は、一の排気手段の排気量が減少したときに、他の排気手段の排気量を増加させる請求項1又は2に記載の建物の換気システム。
  4. 前記制御手段は、前記排気手段の総排気量を、前記給気手段の給気量以下に制御する請求項1乃至3のいずれかに記載の建物の換気システム。
  5. 前記制御手段は、前記排気手段の総排気量を、前記給気手段の給気量未満に制御する請求項1乃至3のいずれかに記載の建物の換気システム。
  6. 建物内を換気する換気システムであって、
    浄化された外気を前記建物内に供給する給気手段と、
    前記建物内の空気を屋外に排出するための少なくとも一つの排気手段と、
    前記給気手段を制御する制御手段とを具え、
    前記制御手段は、前記排気手段の総排気量に応じて、前記給気手段の給気量を変化させることを特徴とする建物の換気システム。
  7. 前記制御手段は、前記排気手段の総排気量が増加したときに、前記給気手段の給気量を増加させる請求項6記載の建物の換気システム。
  8. 前記制御手段は、前記排気手段の総排気量が減少したときに、前記給気手段の給気量を減少させる請求項6又は7に記載の建物の換気システム。
  9. 前記制御手段は、前記給気手段を、前記排気手段の総排気量以上の給気量に制御する請求項6乃至8のいずれかに記載の建物の換気システム。
  10. 前記制御手段は、前記給気手段を、前記排気手段の総排気量よりも大きい給気量に制御する請求項6乃至8のいずれかに記載の建物の換気システム。
  11. 前記建物は、2階建以上であり、
    前記排気手段は、1階のトイレに設けられた1階トイレ排気手段、2階のトイレに設けられた2階トイレ排気手段、浴室に設けられた浴室排気手段、及び、台所に設けられた台所排気手段を含む請求項1乃至10のいずれかに記載の建物の換気システム。
  12. 建物内を換気する換気方法であって、
    浄化された外気を前記建物内に供給する給気工程と、
    複数の排気手段を用いて前記建物内の空気を屋外に排出するための排気工程と、
    前記排気手段を制御する排気制御工程とを具え、
    前記排気制御工程は、一の排気手段の排気量に応じて、他の排気手段の排気量を変化させる工程を含むことを特徴とする建物の換気方法。
  13. 建物内を換気する換気方法であって、
    浄化された外気を前記建物内に供給する給気工程と、
    前記建物内の空気を屋外に排出するための排気工程と、
    前記給気手段を制御する給気制御工程とを具え、
    前記給気制御工程は、前記排気手段の総排気量に応じて、前記給気手段の給気量を変化させる工程を含むことを特徴とする建物の換気方法。
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