JP2015121258A - 電動ブレーキ装置 - Google Patents

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公宏 麻畠
Kimihiro Asahata
公宏 麻畠
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Abstract

【課題】運転者の意図通りの制動力を得ることができる電動ブレーキ装置を提供する。【解決手段】車輪と共に回転するドラム4の内側に配設され、ドラム4の内側を押圧し得る一対のシュー37a、37b及び当該一対のシュー37a、37bをドラム4と共に回転することを防止すべく保持するアンカ37cを有したブレーキ本体37と、一対のシュー37a、37bを拡開させることにより、シューの外面をドラムの内面に摩擦係合させるアクチュエータ30とを具備するものであって、アクチュエータ30が、モータによる正逆方向の回転と一対のシュー37a、37bの正逆方向の姿勢変更とを正確に対応させ得る歯車式動作変換機構31、33、34を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載されるドラム式のブレーキ装置に関するものである。
従来、ドラム式のブレーキ装置において、ブレーキライニングを押圧するアクチュエータとしては主に液圧式のアクチュエータが用いられてきた。そして近年、ブレーキライニングを押圧するアクチュエータがモータ駆動式であるブレーキ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1記載の電動駆動式のアクチュエータ機構は、ボールねじのリード長さ等を考慮した開示がされていない。そのため、運転者の意図通りの制動力が十分に得られない可能性を包含する。換言すれば、入力側の意図通りの出力が必ずしも得られない可能性があり、その結果、ドライバビリティ悪化の恐れがある。
特開2001−191903号公報
本発明は、上述したような事項に着目したものであり、運転者の意図通りの制動力を得ることができる電動ブレーキ装置を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る電動ブレーキ装置は、車輪と共に回転するドラムの内側に配設され、ドラムの内側を押圧し得る一対のシュー及び当該一対のシューをドラムと共に回転することを防止すべく保持するアンカを有したブレーキ本体と、一対のシューを拡開させることにより、シューの外面をドラムの内面に摩擦係合させるアクチュエータとを具備するものであって、アクチュエータが、モータによる正逆方向の回転と一対のシューの正逆方向の姿勢変更とを正確に対応させ得る歯車式動作変換機構を有していることを特徴とする。
ここで、「モータによる正逆方向の回転」とは、モータの駆動軸そのものの回転に限られることはなく、モータの駆動軸からの回転が格別の動力変換機構等によって変換された間接的な回転をも含む概念である。
このようなものであれば、歯車式動作変換機構により入力側つまり動力伝達機構側の回転の挙動が正確に一対のシューの動作に繋げることができる、その結果、減速時のドライバビリティの改善に寄与することができる。つまり本実施形態によれば、運転者の意図通りの制動力を得ることができる電動ブレーキ装置を提供することが可能となる。
本発明によれば、運転者の意図通りの制動力を得ることができる電動ブレーキ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る制動システムの説明図。 図1に係るブレーキ装置を示す要部の拡大図。 ブレーキ装置の構成説明図。 図3に係る動作説明図。 同実施形態の変形例に係る図2に対応した説明図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る電動ブレーキ装置たるブレーキ装置3を備えた制動システムは、例えば前輪駆動式の車両における非駆動輪である後輪に設けられたものである。
図1は、当該制動システムの概要を模式的に示している。この制動システムは、モータ1と、モータ1及びタイヤ6側からの動力を相互に伝達する動力伝達機構2と、動力伝達機構2を介してモータ1により駆動される電動ブレーキ装置たるブレーキ装置3とを有している。そして当該ブレーキ装置3はタイヤ6を装着したホイール5に取り付けられたドラム4に係り合う。
モータ1は、本実施形態ではブレーキ装置3を操作するための動力を出力する一方、タイヤ6からの回転が伝達される際には発電機としても機能する、所謂モータジェネレータである。当該モータ1の構成については既存の種々のものを適用し得るため、詳細な説明は省略する。そしてこのモータ1は、動力伝達機構2のキャリア24に接続している。
動力伝達機構2は、所謂遊星歯車機構により構成される。すなわち、タイヤ6と共に回転するリングギヤ21と、回転及び固定されるサンギヤ22と、リングギヤ21及びサンギヤ22に介在するように噛合するプラネタリギヤ23と、このプラネタリギヤ23を回転可能に保持するとともに自身も回転するキャリア24と、サンギヤ22とともに回転するとともにブレーキ装置3側との断接切り替えを行うクラッチ25と、断接切り替えによりサンギヤ22の回転を許容又は禁止し得るクラッチ26とを有している。
ブレーキ装置3は、図2〜図4に示すように、ブレーキ本体37と、このブレーキ本体37を作動させるアクチュエータ30とを有している。ブレーキ本体37は、タイヤ6と共に回転するドラム4の内側に配設され、ドラム4の内側を押圧する制動姿勢(Q)及びドラム4から離間した非制動姿勢(P)をとり得る一対のシューたるリーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bと、これらリーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bをドラム4と共に回転することを防止すべく保持するアンカ37cと、リーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bに介設されこれらリーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bを非制動姿勢(P)となるよう引き寄せるリターンスプリング37dとを有している。アクチュエータ30は、リーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bを拡開させることにより、リーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bの外面をドラム4の内面にそれぞれ摩擦係合させるためのものである。本実施形態ではアクチュエータ30はリーディングシュー37a側、トレーディングシュー37b側それぞれ一対設けられているが説明の便宜上、それぞれ同じ符号を付すとともにまとめて説明する。このアクチュエータ30は、動力伝達機構2のサンギヤ22にクラッチ25を介して接続したシャフト34と、このシャフト34からの回転が伝達されるプラネタリギヤ33と、プラネタリギヤ33に対し外側から噛合するリングギヤ31と、プラネタリギヤ33とリーディングシュー37a又はトレーディングシュー37b間に介設された棒状のコンロッド36とを有している。そして本実施形態ではシャフト34に、プラネタリギヤ33の位置を正確に把握するための回転センサ35を設けている。
ここで、本実施形態に係る制動システムは、通常の走行状態から、タイヤ6の回転をモータ1側に伝達させモータ1に発電させる回生制動と、ブレーキ装置3を利用した制動とを行うことにより、ドライバによるブレーキペダルの踏み込み操作に対し違和感の無い快適な制動と燃費の向上とを両立させてなる。
以下、図1に記す制動システムにおける通常走行状態、回生制動状態及びブレーキ制動状態の挙動をそれぞれ説明する。
通常走行状態では、モータ1をOFFとし、サンギヤ22の回転を許容し且つクラッチ25を切った状態としている。このときリングギヤ21はタイヤ6とともに回転するがプラネタリギヤ23及びサンギヤ22も回転する。そしてキャリア24はモータ1がOFFとなっていることにより回転することは無く、プラネタリギヤ23は自転のみを行う。
回生制動状態では、モータ1をOFFとし、クラッチ26をONとすることでサンギヤ22の回転を禁止する。このときリングギヤ21の回転によってプラネタリギヤ23は自転とともに公転する。つまりプラネタリギヤ23の公転によりキャリア24が回転し、このキャリア24の回転がモータ1を駆動し、発電させる。ここで、車両の前進走行時と後退時とではキャリア24の回転方向が異なるが、モータ1に接続している図示しない電気系統の切り替えにより何れの場合でも発電し得ることはいうまでもない。
ブレーキ制動状態では、クラッチ26をOFFとすることによりサンギヤ22の回転を許容しクラッチ25を締結する。そしてクラッチ25締結中はタイヤ6とともに回転するリングギヤ21の回転に影響されることによってサンギヤ22も回転しリーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bを動作させないようにするために、タイヤ6とともに回転するリングギヤ21の回転に対し、適宜キャリア24の回転を調整し、サンギヤ22の回転が都合0となるようモータ1の出力を制御している。そしてドライバによるブレーキペダルの踏込み量に応じてサンギヤ22を回転させるよう、シャフト34に取り付けた回転センサ35によってプラネタリギヤ33の位置を正確に把握しつつモータ1の回転数をリングギヤ21の回転数に対し相対的に変化させることにより、サンギヤ22を適宜回転させるようにしている。
ここで、本実施形態ではアクチュエータ30が、モータ1による正逆方向の回転と一対のシューの正逆方向の姿勢変更とを正確に対応させ得る歯車式動作変換機構を有していることを特徴とする。本実施形態に係る歯車式動作変換機構とは、シャフト34、プラネタリギヤ33及びリングギヤ31からなる。続いて、サンギヤ22の回転によるブレーキ装置3の挙動について図2〜図4に示して説明する。
サンギヤ22の回転がクラッチ25及びシャフト34を介してプラネタリギヤ33に伝わると、プラネタリギヤ33はリングギヤ31に対し公転し、図3に示す位置から図4に示す位置へと移動する。これによりプラネタリギヤ33に取り付けられたコンロッド36が外方へ押し出され、リーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bをドラム4側へ押圧し、図4に示す制動姿勢(Q)となる。当該制動姿勢(Q)での制動力は、モータ1の制御によるサンギヤ22の回転調整により精密に調節することが可能である。また、クラッチ25を切り離すとリターンスプリング37dの引っ張り力により図3に示す非制動姿勢(P)へと姿勢変更が行われる。ここで、前進走行時と後退時とでは動力伝達機構2のリングギヤ21の回転方向が異なるが、モータ1の制御により何れの場合でもサンギヤ22に所望の回転をさせ得ることはいうまでもない。
このように、本実施形態に係る制動システムは、一の車輪に対し単一のモータ1によって回生制動による発電とブレーキ装置3による制動とが併せて実現されている。これにより、ドライバによるブレーキペダルの踏み込み操作に対し違和感の無い快適な制動と燃費の向上との両立が、低コストに繋がるような簡素な構成であっても実現される。
以上のように本実施形態に係るブレーキ装置3は、シャフト34、プラネタリギヤ33及びリングギヤ31からなる歯車式動作変換機構により入力側つまり動力伝達機構2側の回転の挙動が正確にリーディングシュー37a及びトレーディングシュー37bの動作に繋げることができる、その結果、減速時のドライバビリティの改善に寄与せしめている。つまり本実施形態によれば、運転者の意図通りの制動力を得ることができる電動ブレーキ装置たるブレーキ装置1を提供することを実現している。
<変形例>
以下に本実施形態の変形例について図5に示して説明する。当該変形例について、上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略するものとする。
同変形例に係る電動ブレーキ装置たるブレーキ装置3は、ブレーキ本体37については図3及び図4に示すものと同じであるが、アクチュエータ30に対しブレーキ用モータ1が直接駆動力を伝達するものとしている。具体的に説明すると同変形例に係るブレーキ装置3は、リーディングシュー37a側のアクチュエータ30及びトレーディングシュー37b側のアクチュエータ30間に制動用モータ10を介在させ、当該制動用モータの駆動力をそれぞれのシャフト34を介し、プラネタリギヤ33及びコンロッド36を上記実施形態同様に作動させるようにしている。
このようなものであっても上記実施形態同様、減速時のドライバビリティの改善に寄与せしめ、運転者の意図通りの制動力を得ることができるブレーキ装置3を提供することを実現している。加えて本変形例のブレーキ装置3によれば、動力伝達機構2を介さずに適用し得るため、既存のより広汎な車両に適用し得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では制動システム及びブレーキ装置を前輪駆動車の後輪に適用した態様を開示したが、勿論、車輪の位置に拘わらず適用し得ることはいうまでもない。またブレーキ本体やドラムの具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は車両に搭載されるドラム式のブレーキ装置として利用することができる。
1…モータ
3…電動ブレーキ装置(ブレーキ装置)
30…アクチュエータ
31…歯車式動作変換機構(リングギヤ)
33…歯車式動作変換機構(プラネタリギヤ)
34…歯車式動作変換機構(シャフト34)
37…ブレーキ本体
37a…シュー(リーディングシュー)
37b…シュー(トレーディングシュー)
37c…アンカ
4…ドラム

Claims (1)

  1. 車輪と共に回転するドラムの内側に配設され、ドラムの内側を押圧し得る一対のシュー及び当該一対のシューをドラムと共に回転することを防止すべく保持するアンカを有したブレーキ本体と、
    一対のシューを拡開させることにより、シューの外面をドラムの内面に摩擦係合させるアクチュエータとを具備するものであって、
    アクチュエータが、モータによる正逆方向の回転と一対のシューの正逆方向の姿勢変更とを正確に対応させ得る歯車式動作変換機構を有していることを特徴とする電動ブレーキ装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6790001B2 (en) * 2002-11-22 2004-09-14 General Electric Company Brush seal arrangement for high pressure applications

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6790001B2 (en) * 2002-11-22 2004-09-14 General Electric Company Brush seal arrangement for high pressure applications

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