JP2015120520A - キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】閉栓時の指掛かりを悪くすることで、閉栓時における締め付け過ぎを抑制することができる。【解決手段】計量部の筒内に備えられた周壁部と、口部に対して回転操作によって係合可能なキャップ側螺合筒部と、周壁部のうち蓋部側の外周を覆う外殻部23とを備え、キャップ側螺合筒部22は、係合により本体部を口部に対して固定した際に周壁部のうち蓋部側の端が口部から容器の外方に突出され、外殻部23が、周壁部の容器の外方に突出した部位のうち一部を口部の周方向でキャップ外方に露出させた切欠部27が、本体部の筒状の中心軸を挟んで対向して設けられ、双方の切欠部27には、互いに平行に延在し、外殻部23のキャップ周方向で開栓側と閉栓側のそれぞれに、開栓側指掛り面28B及び閉栓側指掛り面28Aが形成され、閉栓側指掛り面28Aには、ローレット状の突起29(29A、29B)が形成されたキャップを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、容器本体の口部に着脱可能に装着されるキャップに関する。
従来、キャップとして、例えば、特許文献1に記載されるように開栓し易くしたものが知られている。また、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収納する容器では、容器本体の口部にキャップを螺合により着脱可能に装着し、このキャップの着脱によって口部を開閉させる。前記キャップの中には、有蓋筒状の計量部の外周に螺合筒部を配置し、計量部における螺合筒部よりも上方(容器外方)に位置する周壁部を外殻部で覆って二重構造としたものがあり、さらには二重構造外縁部に相対に切欠部を設けることで、開栓動作時の指掛りを改善し、開け易さを目指しているものもある。
特開2008−30823号公報
しかしながら、従来の容器のキャップ形状では、開栓時のみならず、閉栓時においてもトルクを発揮させ易くなるため、使用後の閉栓時に過大に螺合させてしまうおそれがあった。そのため、その後に使用するときに開栓し難くなる場合があり、その点で改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、閉栓時の指掛かりを悪くすることで、閉栓時における締め付け過ぎを抑制することができるキャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るキャップでは、容器本体の口部に対して装着可能に構成されてなるキャップであって、有蓋筒状の本体部と、前記本体部の前記有蓋筒状の筒内に備えられた有蓋筒状の周壁部と、前記本体部に備えられ、前記口部に対して回転操作によって係合可能なように構成されてなる回転係合部と、前記周壁部のうち蓋部側の外周を覆う外殻部と、を備え、前記回転係合部は、前記係合により前記本体部を前記口部に対して固定した際に前記周壁部のうち蓋部側の端が前記口部から前記容器の外方に突出するよう構成され、前記外殻部が、前記周壁部の前記容器の外方に突出した部位のうち一部を前記口部のキャップ周方向でキャップ外方に露出させるように設けられた切欠部を有し、前記切欠部が、前記本体部の筒状の中心軸を挟んで対向して設けられ、双方の該切欠部には、前記外殻部のキャップ周方向で開栓側と閉栓側のそれぞれに、開栓側指掛り面及び閉栓側指掛り面が形成され、前記閉栓側指掛り面には、ローレット状の突起が形成されていることを特徴としている。
本発明では、容器を使用した後にキャップをキャップ周方向の閉栓側に回して閉める際に、外殻部の閉栓側指掛り面に指が掛る。このとき、閉栓側指掛り面に形成されるローレット状の突起が指に接触することになるので、キャップを強く締めようとすると、指に突起が食い込み閉栓しようとする人に痛みを惹起させることが可能となり、指掛りを悪くすることができる。そのため、キャップの閉じる方向への回転操作がし難くなり、閉栓するときに過大なトルクの入力を防止することができる。つまり、キャップの締め付け過ぎを抑えることができるので、次に使用する際において、容易に開栓することができる。
一方で、キャップを開栓側に回して開ける際には、切欠部の開栓側指掛り面に指が掛る。このとき、開栓側指掛り面には、閉栓側指掛り面のように突起が形成されていないので、閉栓するときのように指に突起による痛みが与えられることがなく、十分に指掛りをすることが可能となり、開栓に必要なトルクをキャップに入力することができる。
また、本発明のキャップでは、前記突起は、突出高さが0.5mm以上、突出頂点の曲率半径が0.5mm以下、かつ裾幅が1mm以下であることが好ましい。
このような形状にすることにより、確実な閉栓を行うことができるとともに、キャップの締め過ぎをより確実に防止することができる。
また、本発明のキャップでは、前記突起は、前記閉栓側指掛り面の前記外殻部との間の境界稜線部に設けられていることが好ましい。
本発明では、キャップを閉栓方向に強く回そうとする際に、指が当たり易い境界稜線部の角部に突起が形成されているので、より確実に指に痛みを惹起させることができる。そのため、指掛りを悪くすることができ、閉栓時にキャップに過大なトルクが生じるのを防止することができる。
また、本発明のキャップでは、前記閉栓側指掛り面は、キャップ周方向で開栓側指掛り面側の第1指掛り面と、前記外殻部側の第2指掛り面とを有し、該第2指掛り面と前記外殻部との第1境界部は、前記第1指掛り面と前記第2指掛り面との第2境界部よりもキャップ周方向の閉栓側に位置し、前記突起の少なくとも一部は、前記第2指掛り面に形成されていることが好ましい。
この場合、キャップを強く回そうとする際に、閉栓側に向けて傾く第2指掛り面側に指が当たり易くなる。その指が当たり易い第2指掛り面に突起が形成されているので、より確実に指に痛みを惹起させることができる。そのため、指掛りを悪くすることができ、閉栓時にキャップに過大なトルクが生じるのを防止することができる。
また、本発明のキャップでは、前記第2指掛り面は、曲率半径で7mm以上の曲面をなしていることが好ましい。
この場合、第2指掛り面が曲率半径で7mm以上の緩やかな曲面であるので、その第2指掛り面で指が閉栓側に滑り易くなり、しかもその第2指掛り面に突起が形成されているので、より確実に指に痛みを惹起させることができる。そのため、指掛りを悪くすることができ、閉栓時にキャップに過大なトルクが生じるのを防止することができる。
本発明に係るキャップによれば、閉栓側指掛り面に形成される突起により閉栓時の指に痛みを惹起させて指掛かりを悪くすることで、閉栓時における過大なトルクの発生を抑え、締め付け過ぎとなるのを抑制することができる。
本発明の実施の形態よる計量キャップ付き容器のキャップ周辺の軸線に沿う断面図である。 図1に示す計量キャップ付き容器の計量キャップの斜視図である。 計量キャップを軸方向から見た平面図である。 計量キャップの外殻部側を径方向から見た側面図である。 計量キャップの切欠部側を径方向から見た側面図である。 閉栓側指掛り面に形成される突起の寸法を説明するための断面図である。 計量キャップの第1変形例を示す側面図であって、図2に相当する図である。 計量キャップの第2変形例を示す側面図であって、図2に相当する図である。 計量キャップの第3変形例を示す側面図であって、図2に相当する図である。
以下、本発明によるキャップの実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、計量キャップ付き容器(容器)1の正立状態の頂部の縦断面図である。計量キャップ付き容器1は、内容物を収納する容器本体2と、容器本体2における頂部に位置する口部3に着脱可能に装着される計量キャップ(キャップ)20とを備える。容器本体2は、内容物として液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収納する。容器本体2の口部3は、中空のボトル体4の内口部5と該内口部5に装着されたノズルキャップ6とで構成される。
ボトル体4は、例えばポリエチレン等のオレフィン系合成樹脂を用いたブロー成型により一体形成され、ノズルキャップ6は、例えばポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成型により一体形成され、計量キャップ20は、例えばポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成型により一体形成される。
内口部5は、上下方向に沿う円筒状をなし、ボトル体4の内部空間K1を前記正立状態の上方に開放させる。この内口部5に概略有底筒状のノズルキャップ6が上方から装着されると共に、このノズルキャップ6に概略有蓋筒状の計量キャップ20が上方から装着される。内口部5、ノズルキャップ6及び計量キャップ20は、前記正立状態の上下方向に沿う中心軸線C1(以下、単に軸線C1という。)を共有する。以下、軸線C1に沿う方向をキャップ軸方向、軸線C1に直交する方向をキャップ径方向、軸線C1中心の周回方向をキャップ周方向という。また、キャップ軸方向における内口部5の開放側をボトル上方、内口部5のボトル内方側をボトル下方という。
ノズルキャップ6は、内口部5にキャップ周方向の相対回転により螺合される本体側螺合筒部7と、本体側螺合筒部7のボトル上方側の端部からキャップ径方向内側に延びる環状の本体側フランジ部8と、本体側フランジ部8の内周方でボトル下方に膨出して内口部5内に入り込む有底円筒状の挿入部9と、挿入部9におけるボトル下方に凸のV字状の底壁部9aの一方の傾斜面からボトル上方に断面U字状をなして延びる樋部10と、本体側フランジ部8のキャップ径方向中間部からボトル上方に起立する円筒状の外口部11と、本体側フランジ部8のキャップ径方向中間部からボトル下方に垂下して内口部5の内周に密接する円筒状の本体側シールリップ部12とを有する。図中符号S1は挿入部9における円筒状の周壁部9bと樋部10の底面との間の隙間を、符号13は底壁部9aの一方の傾斜面から最下端部にかけて形成されてボトル体4の内部空間K1を開口させる開口部をそれぞれ示す。
内口部5の外周には第1ネジ山5aが螺旋状に突設され、本体側螺合筒部7の内周には第1ネジ山5aを螺合させる第2ネジ山7aが螺旋状に突設される。外口部11の外周には第3ネジ山11aが螺旋状に突設され、計量キャップ20の後述するキャップ側螺合筒部22の内周には第3ネジ山11aを螺合させる第4ネジ山22aが螺旋状に突設される。
図1に示すように、計量キャップ20は、ボトル上方から樋部10を収容するように挿入部9内に入り込む有蓋円筒状の計量部(本体部)21と、計量部21のキャップ軸方向中間部の外周方に離間して設けられる円筒状のキャップ側螺合筒部(回転係合部)22と、計量部21の蓋部21aの外周縁部から下方に延びてキャップ側螺合筒部22よりもボトル上方で計量部21の周壁部21bの外周を覆う外殻部23と、キャップ側螺合筒部22のボトル上方側の端部からキャップ径方向内側に延びて計量部21のキャップ軸方向中間部又は外殻部23の下端縁部に接続されるキャップ側フランジ部24と、キャップ側フランジ部24のキャップ径方向内側からボトル下方に垂下して外口部11の内周に密接する円筒状のキャップ側シールリップ部25とを有する(図2参照)。図中符号S2は計量部21の周壁部21bと外殻部23との間の隙間を示す。
図2に示すように、計量部21の蓋部21aは、ボトル上方に凸のドーム状をなし、この蓋部21aの外周縁部から外殻部23がボトル下方に湾曲するように延びる。蓋部21a及び外殻部23は連続する球状の外面を形成し、キャップ上部に円みのある外観を形成する。軸線C1と平行な断面(縦断面、図1参照)において、計量部21内で蓋部21aと周壁部21bとがなす角度は鈍角であり、計量部21内における液状の内容物の液残りを抑える。蓋部21aの外面には、計量部21の開放端部21cを上方に向けて計量キャップ20を載置する際の脚となる例えば五つの接地凸部26が形成される。接地凸部26は、計量キャップ20を安定して載置できるように少なくとも三つあればよい。計量部21の開放端部21cはキャップ径方向外側に湾曲し、計量部21内の液状の内容物を注ぎ出す際の周壁部21b外面への回り込みを抑える。
図3及び図4に示すように、外殻部23は、例えばキャップ径方向で相対する二箇所に、それぞれキャップ軸方向と平行な切断面27a,27bに沿うように切り欠かれた切欠部27を有する。換言すれば、外殻部23は、計量部21のボトル上方側におけるキャップ径方向で相対する二箇所にキャップ周方向で互いに離間して設けられる。
両切断面27a,27bは互いに平行をなし、両切断面27a,27b間の距離は計量部21の外径よりも小とされる。両切欠部27には、計量部21の周壁部21bのボトル上方側の一部が露出部21dとして配置される。両露出部21dのキャップ周方向の両側方には、それぞれ切断面27a,27bに沿う開栓側指掛り面28A及び閉栓側指掛り面28Bが形成される。キャップ側螺合筒部22のボトル下方側の開放端部22dよりもボトル上方側において、キャップ内部空間がキャップ外面に開口することはない。計量キャップ20は透明又は半透明に構成されており、両露出部21dでは、周壁部21bの内周面に刻印又は印字等により記された計量目盛をキャップ外方から視認可能である。計量キャップ20は、少なくとも両露出部21dが透明又は半透明に構成されていればよい。
図3中符号Wは切断面27a,27bと直交する方向から見たときの露出部21dの幅を、符号Fは切断面27a,27bに沿う方向から見たときの外殻部23の幅をそれぞれ示す。露出部21dの幅Wは、視認性や成型時の抜き勾配等を考慮すると、少なくとも2mmは確保することが望ましい。
図5を参照し、図中線L1はキャップ螺合筒部の上端角部と外殻部23の外面とに接する接線を示し、図中線R1は接線L1と外殻部23との接点T1を通過するキャップ周方向に沿う仮想円を示す(図2,図3参照)。両切欠部27は仮想円R1を切り欠いており、キャップを接線L1に沿う平面上に載置した際の転がりを抑止する。計量キャップ20の外面には、滑り止めのためのローレット(ナール)やリブが形成されてもよいが、少なくとも両露出部21dの外面は、計量目盛を見易くするために平滑であることが望ましい。
また、図3に示すように、両切欠部27には、互いに平行に延在するとともに、外殻部23のキャップ周方向Eで開栓側と閉栓側のそれぞれに、上述した開栓側指掛り面28B及び閉栓側指掛り面28Aが形成されている。閉栓側指掛り面28Aには、ローレット状の複数(図では2つ)の突起29が形成されている。
突起29は、キャップ高さ方向に延在し、図6に示すように突出高さHが0.5mm以上、突出頂点の曲率半径rが0.5mm以下、かつ裾幅Dが1mm以下に設定されている。
また、突起29の長さ寸法は、閉栓側指掛り面28Aに合わせて適宜設定することができるが、図示の例では、外殻部23側の突起(符号29A)が切欠部27の露出部21d側の突起(符号29B)よりも短くなっている。
次に、上述したように構成された計量キャップ20の作用について説明する。
図2に示すように、本実施の形態では、容器を使用した後に計量キャップ20をキャップ周方向Eの閉栓側に回して閉める際に、外殻部23の閉栓側指掛り面28Aに指が掛る。このとき、閉栓側指掛り面28Aに形成されるローレット状の突起29が指に接触することになるので、計量キャップ20を強く締めようとすると、指に突起29が食い込み閉栓しようとする人に痛みを惹起させることが可能となり、指掛りを悪くすることができる。
そのため、計量キャップ20の閉じる方向への回転操作がし難くなり、閉栓するときに過大なトルクの入力を防止することができる。つまり、計量キャップ20の締め付け過ぎを抑えることができるので、次に使用する際において、容易に開栓することができる。
しかも突起29は、突出高さが0.5mm以上、突出頂点の曲率半径が0.5mm以下、かつ裾幅が1mm以下となる形状であるので、確実な閉栓を行うことができるとともに、計量キャップ20の締め過ぎをより確実に防止することができる。
一方で、計量キャップ20を開栓側に回して開ける際には、切欠部27の開栓側指掛り面28Bに指が掛る。このとき、開栓側指掛り面28Bには、閉栓側指掛り面28Aのように突起29が形成されていないので、閉栓するときのように指に突起29による痛みが与えられることがなく、十分に指掛りをすることが可能となり、開栓に必要なトルクを計量キャップ20に入力することができる。
上述のように本実施の形態によるキャップでは、閉栓側指掛り面28Aに形成される突起29により閉栓時の指に痛みを惹起させて指掛かりを悪くすることで、閉栓時における過大なトルクの発生を抑え、締め付け過ぎとなるのを抑制することができるという効果を奏する。
以上、本発明に係るキャップの実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、閉栓側指掛り面28Aに突起29を形成した構成となっているが、これに限定されることはない。
例えば、図7に示す第1変形例による計量キャップ20Aのように、閉栓側指掛り面28Aの外殻部23との間の境界稜線部28aに突起29を設けることも可能である。この場合の突起29は、前記境界稜線部28aの延在方向に沿って階段状に配置されている。
この場合、計量キャップ20Aを閉栓方向に強く回そうとする際に、指が当たり易い境界稜線部28aの角部に突起29が形成されているので、より確実に指に痛みを惹起させることができる。そのため、指掛りを悪くすることができ、閉栓時に計量キャップ20Aに過大なトルクが生じるのを防止することができる。
また、図8に示す第2変形例による計量キャップ20Bの閉栓側指掛り面28Aは、キャップ周方向Eで開栓側指掛り面28B側の第1指掛り面28Aaと、外殻部23側の第2指掛り面28Abとからなる。第2指掛り面28Abと外殻部23との第1境界部28bは、第1指掛り面28Aaと第2指掛り面28Abとの第2境界部28cよりもキャップ周方向Eの閉栓側に位置している。そして、第2指掛り面28Abに長さ寸法が同じ複数(図では3つ)の突起29が形成されている。
また、本第2変形例の第2指掛り面28Abは、曲面をなし、その曲面の大きさは、適宜設定することが可能であるが、例えば曲率半径で7mm以上の緩やかな曲面とすることができる。
この場合、計量キャップ20Bを強く回そうとする際に、閉栓側に向けて傾く第2指掛り面28Ab側に指が当たり易くなる。その指が当たり易い第2指掛り面28Abに突起29が形成されているので、より確実に指に痛みを惹起させることができる。
また、第2変形例では、第2指掛り面28Abが曲率半径で7mm以上の緩やかな曲面であるので、その第2指掛り面28Abで指が閉栓側に滑り易くなり、しかもその第2指掛り面28Abに突起29が形成されているので、より確実に指に痛みを惹起させることができる。
そのため、指掛りを悪くすることができ、閉栓時に計量キャップ20Bに過大なトルクが生じるのを防止することができる。
また、図9に示す第3変形例による計量キャップ20Cのように、上記実施の形態の閉栓側指掛り面28Aに長さの短い突起29が複数設けられていてもよい。なお、第3変形例では、計量キャップ20Cの高さ方向にも複数の突起29が配置されている。
ここで、上述した実施の形態による計量キャップ20、第1〜第3変形例による計量キャップ20A〜20Cにおいて、トルクメータに容器をセットし、計量キャップを閉栓する動作を行い、閉栓時のトルク値を比較した。なお、指による閉栓力の付与を停止する基準は、「指に痛みを感じた時点」、および「指が計量キャップに対して滑った時点」とした。
その結果、図2に示す実施の形態による計量キャップ20では、トルク値が80〜105cN・mとなった。図7に示す第1変形例による計量キャップ20Aでは、トルク値が80〜125cN・mとなった。また、図8に示す第2変形例による計量キャップ20Bでは、トルク値が60〜95cN・mとなった。そして、比較例として、境界面を有しない計量キャップの場合には、トルク値が150〜180cN・mとなった。
これらを使用性の評価として、高い方から順に優良、良好、不良とした場合、実施の形態の計量キャップ20、及び第2変形例の計量キャップ20Bは使用性の評価が優良であり、第1変形例の計量キャップ20Aが良好であり、比較例の計量キャップでは不良であること判定できる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 計量キャップ付き容器(容器)
2 容器本体
3 口部
20、20A、20B、20C 計量キャップ(キャップ)
21 計量部(本体部)
21a 蓋部
21b 周壁部
22 キャップ側螺合筒部(回転係合部)
23 外殻部
27 切欠部
28A 閉栓側指掛り面
28Aa 第1指掛り面
28Ab 第2指掛り面
28B 開栓側指掛り面
28a 境界稜線部
29、29A、29B 突起

Claims (5)

  1. 容器本体の口部に対して装着可能に構成されてなるキャップであって、
    有蓋筒状の本体部と、
    前記本体部の前記有蓋筒状の筒内に備えられた有蓋筒状の周壁部と、
    前記本体部に備えられ、前記口部に対して回転操作によって係合可能なように構成されてなる回転係合部と、
    前記周壁部のうち蓋部側の外周を覆う外殻部と、
    を備え、
    前記回転係合部は、前記係合により前記本体部を前記口部に対して固定した際に前記周壁部のうち蓋部側の端が前記口部から前記容器の外方に突出するよう構成され、前記外殻部が、前記周壁部の前記容器の外方に突出した部位のうち一部を前記口部のキャップ周方向でキャップ外方に露出させるように設けられた切欠部を有し、
    前記切欠部が、前記本体部の筒状の中心軸を挟んで対向して設けられ、
    双方の該切欠部には、前記外殻部のキャップ周方向で開栓側と閉栓側のそれぞれに、開栓側指掛り面及び閉栓側指掛り面が形成され、
    前記閉栓側指掛り面には、ローレット状の突起が形成されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記突起は、突出高さが0.5mm以上、突出頂点の曲率半径が0.5mm以下、かつ裾幅が1mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記突起は、前記閉栓側指掛り面の前記外殻部との間の境界稜線部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ。
  4. 前記閉栓側指掛り面は、キャップ周方向で開栓側指掛り面側の第1指掛り面と、前記外殻部側の第2指掛り面とを有し、
    該第2指掛り面と前記外殻部との第1境界部は、前記第1指掛り面と前記第2指掛り面との第2境界部よりもキャップ周方向の閉栓側に位置し、
    前記突起の少なくとも一部は、前記第2指掛り面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ。
  5. 前記第2指掛り面は、曲率半径で7mm以上の曲面をなしていることを特徴とする請求項4に記載のキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018172155A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社吉野工業所 計量キャップ

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