JP2015120241A - 垂直多関節型ロボット及びロボットセル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天吊りされる垂直多関節型ロボット10は、複数のアームが重力方向に非平行な回転軸C2,C3,C5を有する関節を介して順に連結されて構成されるアーム部と、前記アーム部を支持するベース11とを備えている。垂直多関節型ロボット10は、前記ベース11の少なくとも一部が天井面を貫通した状態で天井部24に設置される。
【選択図】図1
Description
このような支持具を用いることにより、天井面に対し傾きを維持しての垂直多関節型ロボットの設置が容易になる。また、天井に設けられる取付け孔(貫通孔)などの形状等にかかわらず、当該ロボットの天井への取付け姿勢を支持具の形状により調整することができるようにもなるので、基台を天井面に対して傾けて設置する場合であれ、その設置が容易であるとともに、取付け姿勢の自由度も高く維持される。
このように、基台に当接する面と天井に当接する面とが直交する支持具を用いることで、基台の側面を天井面に対して直角に維持することが容易になる。
このような構成によれば、ロボットセルの天井部分に垂直多関節型ロボットの基台が貫通して設けられるので、この天井部分に貫通される基台の長さ分だけ当該ロボットセルの天井の高さを低くすることができるようになる。ちなみにロボットセルでは、その天井部分を当該ロボットセルのベースに支柱を介して支持することが一般的であることから、天井部分の高さが低くなることによってロボットセル自体が小型化されるようになる。また、天井部分を支持する支柱の短縮化は、支柱の剛性確保を容易として、ロボットの動作に伴い生じる振動等に対するロボットセル自体の耐性の向上にも有効である。
このような構成によれば、ロボットセルの天井部分の中央部に垂直多関節型ロボットが支持されるので、基台からの負荷や振動が天井部分に均等に配分されるようになる。これにより、ロボットセルの設計が容易になるとともに、支持されるロボットとしてもその振動等が抑制されて作業精度の向上が図られるようにもなる。
このような構成によれば、ロボットセルのように、天井部分と作業面との相対位置関係が固定されるとともに、ロボットの設置位置とロボットの動作範囲との間の位置関係にも制約が生じる場合であれ、ロボットの動作範囲の中心を作業面の中央に配置することができるので、ロボットセルの作業面を有効利用することができるようになる。
以下、本発明にかかる垂直多関節型ロボットが採用されたロボットセルを具体化した第1の実施形態について図に従って説明する。図1は、垂直多関節型ロボット10を備えるロボットセル20の構造の概略を正面から示す図である。
作業台部22は、その上面に天井部24に相対向するとともにロボットセル20において部品等への作業が行なわれる作業面22Aが設けられている。作業面22Aは、天吊りされた垂直多関節型ロボット10の動作範囲RAに含まれる作業領域MAと、同動作範囲RAに含まれない作業外領域EA1,EA2とに区画される。
吊り支持具30は、図3及び図4に示すように、板状のベース接続部31と板状の天井接続部32とが直交するように連結固定されることにより構成されている。すなわち、ベース接続部31が吊り支持具30の基端を構成し、天井接続部32が吊り支持具30の先端を構成している。
すなわち、吊り支持具30の天井接続部32は、ベース11が取り付け孔24Hを貫通することにより、ベース11から張り出す先端の部分が取り付け孔24Hの周囲の天井部24に当接される。そして、天井部24に当接された部分に形成されている貫通孔32jにボルト33を通して天井部24に形成されたねじ穴(図示略)締結することにより、ベース11を天井部24に固定させる。なお、天井接続部32の取り付け面は、ベース11の中心軸C1に直交する角度に対して傾きθだけ傾いていることから、吊り支持具30が天井部24に取り付けられることでベース11は、天井部24天井面の直交方向に対して中心軸C1が傾きθだけ傾斜するようになる。これにより、ベース11に支持される垂直多関節型ロボット10としても、天井部24、すなわちロボットセル20の垂直方向に対して傾きθを有するように天吊り設置されるようになる(図1参照)。
(1)天井部24に設置される垂直多関節型ロボット10のベース11の少なくとも一部を天井部24の天井面に貫通させることで、天井面の下方に突出される垂直多関節型ロボット10の長さを短くした。これにより、垂直多関節型ロボット10を天吊りする場合であれ、当該ロボットが設置される天井部24の高さを低くすることができるようになる。その結果、垂直多関節型ロボットが設置される天井部24の高さ制限が緩和されるとともに、設置の自由度も向上されるようになる。
本発明にかかる垂直多関節型ロボットが採用されたロボットセルを具体化した第2の実施形態について、図5に従って説明する。図5は、垂直多関節型ロボット10が天井部24に天吊りされる態様を示す斜視図である。なお、本実施形態では、吊り支持具40が、先の第1の実施形態の吊り支持具30と相違するものの、その他の構成は先の第1の実施形態の構成と同様であるので、ここでは主に相違点について説明することとし、説明の便宜上、同様の部材には同様の符号を付しその説明を割愛する。
・上記第1の実施形態では、吊り支持具30のベース接続部31の2つ貫通孔31hを結ぶ線と、2つのねじ穴31jを結ぶ線とのなす角度が傾きθに定められている場合について例示した。しかしこれに限らず、ベース接続部に角度調整部を設けて、例えば2つの貫通孔を結ぶ線と、2つのねじ穴を結ぶ線とのなす角度を調整可能としてもよい。
・上記各実施形態では、垂直多関節型ロボット10にベース11に対してアーム部をオフセットさせるオフセット部12Aが設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、垂直多関節型ロボットには、オフセット部が設けられていなくてもよい。これによっても、ベースを天井面に貫通設置するようにすることで、天井面と垂直多関節型ロボットの動作範囲との間の距離を短縮化させることができるようになる。
Claims (9)
- 複数のアームが重力方向に非平行な回転軸を有する関節を介して順に連結されて構成されるアーム部と、前記アーム部を支持する基台とを備えて天吊りされる垂直多関節型ロボットであって、
前記基台の少なくとも一部が天井を貫通した状態で天井に設置される
ことを特徴とする垂直多関節型ロボット。 - 前記アーム部は、該アーム部を支持する位置が前記基台の中心線上からずれるオフセットを有して前記基台に支持されており、
前記基台は、その中心線が天井面に対し傾きを有して前記天井に設置される
請求項1に記載の垂直多関節型ロボット。 - 前記基台は、前記天井面に対する中心線の傾きを維持し得る支持具を介して前記天井に設置される
請求項2に記載の垂直多関節型ロボット。 - 前記支持具は、前記基台の側面に当接する面と前記天井に当接する面とが直交する形状である
請求項3に記載の垂直多関節型ロボット。 - 前記支持具には、前記基台の中心線と前記天井面とのなす角を可変とする角度調整部が前記基台に当接する面に設けられている
請求項4に記載の垂直多関節型ロボット。 - 前記天井は、自立型の生産設備として自動化されたロボットセルの天井部分である
請求項1〜5のいずれか一項に記載の垂直多関節型ロボット。 - 前記基台は、前記ロボットセルの天井部分の中央部に支持される態様で設置される
請求項6に記載の垂直多関節型ロボット。 - 前記アーム部の動作範囲の中心が、前記ロボットセルの前記天井部分に対向する作業面の中央に設定される
請求項6または7に記載の垂直多関節型ロボット。 - 天井部分を有するとともに、該天井部分にロボットが天吊りされ、自立型の生産設備として自動化されたロボットセルであって、
前記天井部分に天吊りされるロボットとして、請求項1〜8のいずれか一項に記載の垂直多関節型ロボットが採用されている
ことを特徴とするロボットセル。
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