JP2015117999A - 計器装置 - Google Patents

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憲弘 小川
Norihiro Ogawa
憲弘 小川
五十嵐 秀樹
Hideki Igarashi
秀樹 五十嵐
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Abstract

【課題】簡潔な構成で、計測表示部を取り囲む部分を光輝させる。【解決手段】計器装置100は、計測表示部を取り囲む枠体20と、枠体20を照らす光源41と、光源41からの光を枠体20へと通過させる光通過部が設けられた文字板60と、を備える。枠体20は、光源41から光通過部を通過した光が入射する透光部と、透光部を表示側から覆い、透光部と密着する部分が鏡面部である遮光部と、から一体的に形成されている。遮光部には、枠体20の形状に沿って形成され、透光部の一部を覗かせる開口部が設けられ、光源41から透光部に入射した光は、鏡面部で反射して開口部へと導かれ、開口部から出射される。【選択図】図2

Description

本発明は、計器装置に関する。
従来の計器装置として、例えば特許文献1に開示されるものがある。特許文献1に係る計器装置は、円筒状の導光体と、導光体の内周側に位置する遮光板と、導光体の外周側に位置する円筒状部と、を備え、光源からの光を遮光板と円筒状部に挟まれた導光体によって表示側に導くことで、計測量を表示する計測表示部を取り囲む部分を光輝させるものである(同文献の図4、図5など参照)。
特開平9−287980号公報
特許文献1に係る計器装置では、互いに別部材の導光体と遮光板と円筒状部とが必要であるため、構成が複雑であった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、簡潔な構成で、計測表示部を取り囲む部分を光輝させることができる計器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る計器装置は、
計測量を表示する計測表示部と、
前記計測表示部の表示側から見て前記計測表示部を取り囲む枠体と、
前記表示側に光を出射することで前記枠体を照らす光源と、
前記枠体と前記光源との間に位置する板状部であって、前記光源からの光の光路上に、前記光源からの光を前記枠体へと通過させる光通過部が設けられた板状部と、を備え、
前記枠体は、前記光源から前記光通過部を通過した光が入射する透光部と、前記透光部を前記表示側から覆い、前記透光部と密着する部分が鏡面部である遮光部と、から一体的に形成され、
前記遮光部には、前記表示側から見て前記枠体の形状に沿って形成され、前記透光部の一部を覗かせる開口部が設けられ、
前記光源から前記透光部に入射した光は、前記鏡面部で反射して前記開口部へと導かれ、前記開口部から出射される、
ことを特徴とする。
本発明によれば、簡潔な構成で、計測表示部を取り囲む部分を光輝させることができる。
本発明の一実施形態に係る計器装置の平面図である。 図1に示す計器装置のA−A線概略断面図である。 図2に示す計器装置の一部の構成を示す斜視図である。 図2に示す計器装置のB部拡大図である。 枠体がどのようにして発光するかを説明するための図である。 変形例に係る枠体を説明するための図である。 (a)及び(b)は、変形例に係る板状部を説明するための図である。 変形例に係る拡散層を説明するための図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る計器装置100は、図1に示すように、指針1と指針1の指示対象である指標部2とを有する計測表示部10と、計測表示部10を取り囲み、計測表示部10の領域とその他の領域3とを区画する枠体20と、を備える。
また、計器装置100は、図2に示すように、メイン基板30と、サブ基板40と、中ケース50と、指標部2が形成された文字板60と、裏ケース70と、見返し部材80と、透光性カバー90と、を備える。
なお、以下では、計器装置100が車両に搭載されるタコメータとして構成される例を説明する。計器装置100は、無論、他の計測量を表示するものであってもよい(例えば、車両速度を表示するスピードメータ)。
また、以下では、計器装置100の構成の理解を容易にするため、各部材に対してのユーザ(計器装置100の計測量を視認する者)側を表側、その反対側を裏側として、適宜、説明する(図2参照)。
図2に示すメイン基板30は、板状の基材に各種配線がプリントされたプリント回路板からなる。メイン基板30には、計器装置100の動作を制御する制御部(図示せず)や、指針1を回転駆動するステッピングモータ(図示せず)が実装されている。
ステッピングモータは、メイン基板30の裏側に実装され、その回転軸の先端部がメイン基板30の基材に設けられた孔部31と、文字板60に形成された孔部61aとを通って文字板60の表側に到っている。この回転軸の先端部に、指針1が取り付けられており、指針1は、文字板60の表側で回転可能となっている。制御部は、計器装置100が搭載される車両のECU(Electronic Control Unit)と電気的に接続され、ECUから車両に関する各種情報を取得する。例えば、制御部は、ECUからエンジン回転数を示す情報を取得して、エンジン回転数に対応した回転角でステッピングモータの回転軸を回転させる。これにより、指針1は、エンジン回転数に対応した回転角で回転する。
サブ基板40は、メイン基板30の表側に位置し、板状の基材に各種配線がプリントされたプリント回路板からなる。サブ基板40の表側には光源41が実装されている。サブ基板40は、メイン基板30とFPC(Flexible Printed Circuits)などを介して、電気的に接続されており、制御部の制御のもとで、発光動作を行う。
光源41は、例えばLED(Light Emitting Diode)からなり、表側に向けて光を出射する。光源41は、複数ある。具体的には、光源41は、図3に示すように、青色の光を出射する光源41bと、緑色の光を出射する光源41gと、を有する。光源41bと光源41gとは、計器装置100の表裏方向において、枠体20と対向する位置に配設されている。また、光源41bと光源41gとは、計器装置100を表側から見た場合に、円環形状をなす枠体20の形状に沿って配列されている。
例えば、前述の制御部は、ECUから燃料消費値を示す情報を取得し、この燃料消費値が予め定められた所定値よりも小さい場合は光源41bを駆動して青色の光を出射させ、所定値以上の場合は、光源41gを駆動して緑色の光を出射させる。後述するように、枠体20は、光源41(光源41b、41g)の光により照明されて発光するため、枠体20も光源41が出射した光の色に応じて発光する。これにより、計器装置100のユーザは、枠体20の発光色により、感覚的に、現在の車両の燃料消費状態を把握することができる。
なお、光源41に専用のサブ基板40を設けず、メイン基板30に光源41が実装されるようにしてもよい。また、図3では、図面の見易さを考慮して、後述の透光部21を省略して描き、後述の光通過部63を切り欠き状に描いている。
中ケース50は、図2、図3に示すように、メイン基板30の表側に位置し、所定の樹脂から例えば白色に形成されている。中ケース50は、サブ基板40と文字板60との間に位置して光源41が発した光を枠体20に導くライトガイド51と、ステッピングモータの回転軸を取り囲む回転軸収納部52と、回転軸収納部52とライトガイド51との間に位置する反射室53と、を有して形成されている。反射室53は、メイン基板30に実装された指標部2照明用の光源(図示せず)からの光を、反射させつつ、効率的に文字板60の指標部2へと導く。指標部2は、このように反射室53に導かれた光(図示しない光源からの光)により照明される。
ライトガイド51は、図3に示すように、計測表示部10の表示側(計器装置100の表側)から見て、枠体20の形状に概ね沿って設けられている。光源41から発せられた光は、ライトガイド51の内面で反射しつつ、効率的に枠体20側へと導かれる。
文字板60は、図2、図3に示すように、中ケース50の表側に載置されている。文字板60は、図4に示すように、ポリカーボネート樹脂などからなる透光性の板材61と、板材61の表面及び裏面に形成された遮光性印刷層62と、を有する。板材61には、前述したステッピングモータ(図示せず)の回転軸を文字板60の表側に通す孔部61aが形成されている。遮光性印刷層62の一部は、抜き文字状になっており、この抜き文字状部分により指標部2が表現されている。つまり、指標部2は、文字板60の遮光性印刷層62が形成されていない部分により表現されており、透光性を有する。指標部2は、図1に示すように、数値、目盛などからなり、指針1の回転中心を中心として略円弧状に形成されている。
また、文字板60のうち、表側から見て(計測表示部10の表示側から見て)、指標部2の外周側にも遮光性印刷層62が形成されていない部分がある。この部分は、図4に示すように、表裏方向において光源41と対向しており、光源41の光軸AX上に位置する。これにより、文字板60の光源41と対向する部分は、光源41から発せられた光を文字板60の表側へと通過させる光通過部63となっている。光通過部63は、文字板60の表側から見て、枠体20に覆われており、且つ、枠体20の形状に沿って、円状または円弧状に形成されている。なお、遮光性印刷層62は、板材61の表面と裏面との一方にのみ形成されていてもよい。
また、文字板60の光通過部63は、図4に示すように、表裏方向において光源41と対向する拡散層63aを含む。この拡散層63aは、透光性の板材61の裏面に形成された印刷層からなり、光源41が出射した光を拡散させて文字板60の表側へと出射させる。拡散層63aは、例えば、乳白色系印刷層や、細かい粒状の遮光部を多数形成することによるドット系印刷層などからなる。例えば、拡散層63aを乳白色系印刷層で構成すれば、計器装置100の外部から光源41や内部構造が見えてしまうのを隠すことができるので、計器装置100の見栄えを良くすることができる。なお、拡散層63aは、透光性の板材61の表側の面に形成されていてもよいし、表側の面と裏面との両方に形成されていてもよい。
文字板60の表側には、図4などに示すように、光通過部63を覆うようにして枠体20が配設されている。枠体20の詳細構造については後に述べる。
図2に戻って、裏ケース70は、例えば、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、PP(PolyPropylene)などの樹脂から形成され、メイン基板30、サブ基板40、中ケース50などを収納する。
見返し部材80は、裏ケース70に表側から取り付けられ、計器装置100のうち視認される必要のない部分を覆い隠す。この実施形態では、図1及び図2に示すように、計器装置100の表側から見て、枠体20の外周側を覆い隠している。見返し部材80は、例えば、ABS、PPなどの樹脂から形成されている。
透光性カバー90は、例えば所定の樹脂により透光性を有して形成され、見返し部材80を表側から覆うように設けられている。図2に示すように、透光性カバー90と裏ケース70とで、略箱状となり、計器装置100の筐体を構成している。
(枠体について)
枠体20は、図1に示すように、計器装置100の表側から見て(計測表示部10の表示側から見て)計測表示部10を取り囲む円環状に形成されている。枠体20は、図2、図3などに示すように、文字板60の表側に設けられている。枠体20は、例えば、文字板60を介して、中ケース50に適宜の嵌合手段により固定されている。
枠体20は、図4に示すように、透光部21と、遮光部22とから一体的に形成されている。
透光部21は、ABS、ポリカーボネートなどの樹脂から透光性を有して形成される導光部材である。透光部21は、図4に示すように、断面形状が計器装置100の表側に向かって先細りするように突出している。この実施形態では、透光部21は、断面形状が光源41の光軸AXに対して略対称に形成されている。また、透光部21は、計器装置100の表側から見て、円環状に形成されている。
図4に示す透光部21の裏面21a(光源41側に向く面)の一部は、光源41から光通過部63を通過した光が入射する入射面として機能する。
遮光部22は、めっき、スパッタリングなどの塗装処理、又は、蒸着処理により、透光部21の裏面21a以外の面を覆うように成膜されている(ただし、後述する開口部22aを除く)。これにより、透光部21と遮光部22とは一体的になっている(両者は、計器装置100の組み付け時に互いに分離可能な部材ではない)。なお、遮光部22が少なくとも一方の面が鏡面となっているシート状の部材であり、透光部21と遮光部22とをインモールド成型(いわゆるシートインモールド成型)によって一体的に形成するようにしてもよい。
遮光部22には、光源41から透光部21に入射した光を表側に向けて出射させる出射口として機能する開口部22aが設けられている。開口部22aは、図1に示すように、枠体20の形状に沿って円環状に形成されている。また、開口部22aは、図4に示すように、透光部21の表側の端部である先端部21b上に位置する。開口部22aは、めっき、スパッタリングなどの塗装処理前にマスキングを施すことにより形成される、又は、蒸着処理後にレーザー照射により照射箇所の蒸着層を剥離させることにより形成される。このように形成された開口部22aにより、計器装置100の表側から見て、円環状に透光部21が露出する。
遮光部22の内面220(透光部21側に向く面)は、鏡面となっており、透光部21に入射した光源41からの光を効率良く反射させる。前述のように透光部21と遮光部22とは一体的に形成されていることから、内面220は、透光部21と密着している。
同様に、遮光部22の外面221も鏡面となっているが、この外面221上には、図示しない反射抑制膜が形成されている。この反射抑制膜は、例えば、乳白色系の印刷層(例えば、光拡散作用がある印刷層)からなり、遮光部22で外光がユーザ側に向かって反射することを抑制する。これにより、ユーザが眩しく感じることを低減できる。
遮光部22は、図4に示すように、文字板60の板材61が延びる方向と略直交する壁部22bと、壁部22bから光軸AXに漸近的に近づくように傾斜する傾斜部22cと、
傾斜部22cから開口部22aまでの部分であり、透光部21の先端部21bの表側を覆う頭頂部22dと、を有している。無論、透光部21は、遮光部22がこのような形状となるような形状で形成されている。図4に示すように、枠体20を断面で見れば、壁部22bと傾斜部22cと頭頂部22dの各々は、光軸AXを挟んで一対ある。
開口部22aは、図4に示すように、光源41の光軸AX上に位置する。同様に、前述した光通過部63も光軸AX上に位置する。
ここで、開口部22aの幅d1と、光通過部63の幅d2と、透光部21の裏面21aの幅d3とは、図4に示すように、d3>d2>d1という関係を満たす。これら各々の幅は、枠体20が沿う方向と直交する方向で計器装置100を切った場合の断面において、光源41の光軸AXを中心とした幅である。各幅をこのようにした利点は後に述べる。
次に、計器装置100において、枠体20がどのように発光するかを、図5を参照して説明する。
光源41が発した光は、中ケース50のライトガイド51内で反射しつつ、文字板60側に導かれ、光通過部63を通過(透過)する。具体的には、ライトガイド51からの光は、透光性の板材61の裏面に設けられた拡散層63aにより拡散された後、板材61を透過する。
光通過部63を通過した光は、枠体20の透光部21に入射し、鏡面状の遮光部22の内面220で反射されて、開口部22aへと効率良く導かれる。
具体的には、光源41の光軸AXに沿う光は、開口部22aが光軸AX上に位置していることにより、遮光部22の内面220で反射せずに開口部22aから出射される。光軸AXに対して斜めの光路を進む光は、遮光部22のうち、特に、傾斜部22cの内面220で鏡面反射して、光路を変えて、開口部22aから出射される。つまり、遮光部22の傾斜部22cは、光軸AXに対して斜めの光路を進む光を効率的に、開口部22aへと導く角度で形成されている。
枠体20の開口部22aから表側に出射された光は、透光性カバー90を透過して、ユーザに視認される。これにより、計器装置100の表側から見て、開口部22aによって円環状に透光部21が露出した部分が発光して(リング状の発光像が)視認される。このようにして、計器装置100は、計測表示部10を取り囲む枠体20を発光させることができる。
前述したように光源41bが青色の光を発した場合には、枠体20の開口部22aがリング状に青く発光する。光源41gが緑色の光を発した場合には、枠体20の開口部22aがリング状に緑に発光する。なお、所定の場合には、光源41bと光源41gとを共に発光させて、青色と緑色の混色で枠体20を発光させてもよい。また、その他、白や赤の光を発する光源を設けても良い。
ここで、枠体20の遮光部22の外面221側に着目すると、傾斜部22cが設けられていることから、太陽光などの外光が計器装置100を照らしても、ユーザ側に(文字板60の板材61の略法線方向に)外光が反射しづらくなっている。さらに、前述のように遮光部22の外面221上には、図示しない反射抑制膜が設けられているため、より効果的に外光反射を低減することができるようになっている。このようにしたから、計測表示部10の視認性を極力低下させない。
また、図4に示すように、光通過部63の幅d2は、透光部21の裏面21aの幅d3よりも狭くなっている。このため、表裏方向において(図4における左右方向)、透光部21の裏面21aと、文字板60の遮光性印刷層62とが重なる箇所ができる。これにより、枠体20と文字板60との間から、光源41の光が漏れ出すことを極力抑制できる。さらには、開口部22aの幅d1を光通過部63の幅d2よりも狭くすることで、発光しないときにおける枠体20の見栄えの悪化を回避している。このように開口部22aの幅d1を狭くしても、光源41からの光は、傾斜部22cの内面220で反射して、効率良く開口部22aに導かれることから、十分な明るさで枠体20が発光することができる。また、開口部22aと光通過部63とは、図4に示すように、光軸AX上に位置するため、光源41からの光を、極力、輝度が低減することなく、開口部22aから出射させることができる。
ここからは、計器装置100を構成する各部の変形例について説明する。
(枠体の変形例)
図6に示す変形例に係る枠体320は、前述の枠体20とその形状のみ異なる。そのため、以下では、主に枠体320の形状について説明する。
枠体320は、図6に示すように、透光部321と遮光部322とから一体的に形成されている。遮光部322には、光源41から透光部321に入射した光を表側に向けて出射させる出射口として機能する開口部322aが設けられている。開口部322aは、図6に示すように、透光部321の表側に形成された傾斜部321b上に位置する。また、開口部322aは、光軸AX上に位置する。
遮光部322は、図6に示すように、文字板60の板材61が延びる方向と略直交し、光軸AXを挟んで互いに対向する第1壁部322aと第2壁部322bを有する。第1壁部322aは、第2壁部322bよりも、指針1(図1参照)の回転中心側に位置する。第1壁部322aの高さ(表裏方向に沿う長さ)は、第2壁部322bの高さよりも小さい。また、遮光部322は、第1壁部322aから開口部322aに向かって形成される(透光部321の傾斜部321b上に形成される)第1傾斜部322cと、第2壁部322bから開口部322aに向かって形成される(透光部321の傾斜部321b上に形成される)第2傾斜部322dと、を有する。
枠体320を以上のように形成することもできる。このようにしても、光通過部63を通過して透光部321に入射した光は、透光部321の内部へ導かれるととともに、遮光部322の内面で鏡面反射されて、開口部322aから出射される。また、遮光部322は、文字板60に対して傾斜した第1傾斜部322cと第2傾斜部322dを有しているため、ユーザ側に(文字板60の板材61の略法線方向に)外光が反射しづらくなっている。
(板状部の変形例)
以上では、光通過部63が形成される板状部が文字板60である例を説明したが、これに限られない。
例えば、図7(a)に示すように、文字板60と枠体20との間に、見返し部材80の一部が挟まれる構造であってもよい。この場合、見返し部材80に、文字板60の遮光性印刷層62が形成されていない領域(光源41と表裏方向において対向する領域)に対応した開口部80aを設けて光源41からの光を枠体20へと通過させればよい。つまり、この例では、板状部が文字板60と見返し部材80とから構成され、板状部に形成される光通過部263は、見返し部材80の開口部80aと、文字板60の遮光性印刷層62の非形成領域とから構成されることになる。
また、例えば、図7(b)に示すように、文字板60が、計器装置100の表裏方向において光源41と重ならない位置に配設されていてもよい。この場合は、見返し部材80が板状部として、見返し部材80に形成された開口部80aが光通過部である例である。この場合、文字板60に、光源41からの光を拡散させるための拡散層63aを設けることができないが、代わりに、透光部21の裏面21aにシボ加工などを施すことで、透光部21に光源41からの光を拡散させる拡散部を設ければよい。また、透光部21の裏面21a上に、拡散層63aと同様な印刷層(図示せず)を形成してもよい。
(拡散層の変形例)
以上では、文字板60の板材61の裏面に形成された拡散層63aについて、光源41からの光を拡散させる機能を有すれば、特に限定を設けなかったが、光源41からの光の強弱を考慮した図8に示す拡散層63bであってもよい。
図8に示す拡散層63bは、細かい粒状の遮光部分(ドット)を多数有するドットパターンの印刷層からなる。このドットパターンは、光源41と対向する部分から(光源41の光軸AX上に位置する部分から)離れていくに従って、ドットが密から疎になるようにグラデーション状に形成されている。光源41から発せられる光のうち、光路が光軸AXに沿う光よりも、光軸AXから離れた光のほうが光の強さ(輝度など)が弱くなる。これを考慮して、拡散層63bは、光軸AXに近い部分ではドットが密であり、そこから離れるにつれてドットが除々に、疎に形成されて遮光機能が低くなっている。このような拡散層63bにより、文字板60を通過した後の光の強さを略均一にすることができる。
なお、拡散層63bのドットパターンは、光源41と対向する部分から、枠体20の形状に沿って離れていくに従ってドットが密から疎になるように形成されていてもよいし、枠体20の外周方向に沿って離れていくに従ってドットが密から疎になるように形成されていてもよい。また、拡散層63bは、文字板60の板材61の表側の面に設けられていてもよいし、拡散層63bと同様の機能を有する拡散部を透光部21の裏面21aに形成してもよい。
以上に説明した計器装置100は、計測量を表示する計測表示部10と、計測表示部10の表示側(表側)から見て計測表示部10を取り囲む枠体20(枠体320などでもよい)と、表示側に光を出射することで枠体20を照らす光源41と、枠体20と光源41との間に位置する板状部(文字板60及び/又は見返し部材80)であって、光源41からの光の光路上に、光源41からの光を枠体20へと通過させる光通過部63(光通過部263などでもよい)が設けられた板状部と、を備え、枠体20は、光源41から光通過部63を通過した光が入射する透光部21と、透光部21を表示側から覆い、透光部21と密着する部分が鏡面部(内面220)である遮光部22と、から一体的に形成され、遮光部22には、表示側から見て枠体20の形状に沿って形成され、透光部21の一部を覗かせる開口部22aが設けられ、光源41から透光部21に入射した光は、鏡面部で反射して開口部22aへと導かれ、開口部22aから出射される。
このように、枠体20を透光部21と遮光部22とから一体的に形成したから、部品点数を極力減らすことができ、構成が簡潔である。また、部品点数が減れば、組み付けも容易で、なおかつコストを抑えることができる。
この場合において、遮光部22は、めっき、スパッタリング、又は、蒸着処理によって透光部21と一体的に形成されている、ようにしてもよい。また、遮光部22は、シート状の部材であり、透光部21と遮光部22とは、インモールド成型によって一体的に形成されている、ようにしてもよい。
なお、計測表示部10は、回転する指針1と指針1に指示される指標部2と対比により計測量を表示し、枠体20は、表示側から見て扇状に形成される指標部2の外周側を取り囲むように形成されている。
また、光通過部63と開口部22aとは、光源41の光軸上AXに位置する(図4参照)。このようにしたから、光源41が発した光の反射などによるロスを極力抑えることができ、効率よく枠体20を照らすことができる。
また、光通過部63は、光源41が出射した光を拡散して透光部21に向けて出射させる拡散層63aを含む。このようにしたから、透光部21を略均一に照明することができ、結果として発光する枠体20の見栄えが良くなる。
また、光通過部63は、複数の粒状の遮光部分からなるドットパターンを形成する印刷層(拡散層63b。図8参照)を含み、ドットパターンは、印刷層のうち光源41の光軸AX上に位置する部分から、離れていくに従って、粒状の遮光部分が密から疎になるように形成されている。このようにしたから、印刷層を通過した後の光の強さを略均一にすることができ、結果として発光する枠体20の見栄えが良くなる。
また、透光部21のうち、光源41からの光が入射する部分には拡散部が形成され(例えば、透光部21の裏面21aに形成される)、光源41から透光部21に入射した光は、拡散部で拡散された後、鏡面部で反射して開口部22aへと導かれ、開口部22aから出射される。このようにしたから、遮光部22の内面の鏡面部に向かう光を略均一にすることができ、さらに鏡面部で鏡面反射を繰り返した光が開口部22aから出射されるため、結果として発光する枠体20の見栄えが良くなる。
光源41は、表示側から見た枠体20の形状に沿って複数設けられており(光源41b,41g。図3参照)、複数の光源41の組合せによって、二以上の色調で枠体20を照らす。このようにしたから、見栄えを斬新にすることができる。
なお、本発明は上記の実施形態、その変形例、及び図面によって限定されるものではない。これらに変更(構成要素の削除も含む)を加えることができるのはもちろんである。
例えば、枠体20を照らす光源として白色光を出射する光源を採用してもよい。この場合、光通過部63に青や緑などの有色透明の印刷層(拡散層63a,63bと一体でも別体でもよい)を設ければ、白色光源によっても、所望の色調で枠体20を発光させることができる。
また、以上の例では、計測表示部10が指針式の計器(アナログ式)として構成される例を示したが、これに限られない。枠体20によって囲まれる計測表示部は、デジタル表示式の計器や、アナログ式とデジタル式との混合計器部分であってもよい。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
100 …計器装置
1 …指針
2 …指標部
3 …計測表示部以外の領域
10 …計測表示部
20,320 …枠体
21,321 …透光部
21a…裏面
21b…先端部
22,322 …遮光部
22a,322a…開口部
22b…壁部
22c…傾斜部
22d…頭頂部
220…内面
221…外面
30 …メイン基板
40 …サブ基板
41 …光源
41b,41g…光源
AX …光軸
50 …中ケース
51 …ライトガイド
60 …文字板
61 …板材
62 …遮光性印刷層
63,263 …光通過部
63a,63b…拡散層
70 …裏ケース
80 …見返し部材
80a…開口部
90 …透光性カバー

Claims (9)

  1. 計測量を表示する計測表示部と、
    前記計測表示部の表示側から見て前記計測表示部を取り囲む枠体と、
    前記表示側に光を出射することで前記枠体を照らす光源と、
    前記枠体と前記光源との間に位置する板状部であって、前記光源からの光の光路上に、前記光源からの光を前記枠体へと通過させる光通過部が設けられた板状部と、を備え、
    前記枠体は、前記光源から前記光通過部を通過した光が入射する透光部と、前記透光部を前記表示側から覆い、前記透光部と密着する部分が鏡面部である遮光部と、から一体的に形成され、
    前記遮光部には、前記表示側から見て前記枠体の形状に沿って形成され、前記透光部の一部を覗かせる開口部が設けられ、
    前記光源から前記透光部に入射した光は、前記鏡面部で反射して前記開口部へと導かれ、前記開口部から出射される、
    ことを特徴とする計器装置。
  2. 前記遮光部は、めっき、スパッタリング、又は、蒸着処理によって前記透光部と一体的に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記遮光部は、シート状の部材であり、
    前記透光部と前記遮光部とは、インモールド成型によって一体的に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  4. 前記光通過部と前記開口部とは、前記光源の光軸上に位置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の計器装置。
  5. 前記板状部の前記光通過部は、前記光源が出射した光を拡散して前記透光部に向けて出射させる拡散層を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計器装置。
  6. 前記板状部の前記光通過部は、複数の粒状の遮光部分からなるドットパターンを形成する印刷層を含み、
    前記ドットパターンは、前記印刷層のうち前記光源の光軸上に位置する部分から、離れていくに従って、粒状の遮光部分が密から疎になるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計器装置。
  7. 前記透光部のうち、前記光源からの光が入射する部分には拡散部が形成され、
    前記光源から前記透光部に入射した光は、前記拡散部で拡散された後、前記鏡面部で反射して前記開口部へと導かれ、前記開口部から出射される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の計器装置。
  8. 前記光源は、前記表示側から見た前記枠体の形状に沿って複数設けられており、
    複数の前記光源の組合せによって、二以上の色調で前記枠体を照らす、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の計器装置。
  9. 前記計測表示部は、回転する指針と前記指針に指示される指標部と対比により前記計測量を表示し、
    前記枠体は、前記表示側から見て扇状に形成される前記指標部の外周側を取り囲むように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の計器装置。
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