JP2015116954A - 車両の車体パネル構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体パネル材としての例えばフロアパネル1の下方に、フロアパネル1に沿って張力部材Gが配設される。張力部材Gは、高張力の紐状材を環状に形成してなる環状部材21と、環状部材21が巻回されると共にフロアパネル1への取付部位となる一対のボビン部材22と、を有するものとしてある。張力部材Gは、例えばX字状に交差するようにしてフロアパネル1に配設することにより、フロアパネル1の変形、特に膜変形が防止される。
【選択図】 図6
Description
車体パネル材に対して、該車体パネル材の板面に沿って伸びるように張力部材が張設され、
前記張力部材は、高張力の紐状材を環状に形成してなる環状部材と、該環状部材が巻回されると共に車体パネル材への取付部位となる一対のボビン部材と、を有している、
ようにしてある。上記解決手法によれば、張力部材は、高張力の紐状部材を環状に形成してなる環状部材を一対のボビン部材間掛け渡した構造とされているので、張力を受け持つ環状部材の張力が一定となり、安定して車体パネル材の変形(特に膜変形)を防止あるいは抑制することができる。また、ボビン部材を利用して張力部材を車体パネル材に取付けるので、張力部材を車体パネル材に取付けることが容易であり、また環状部材の張力をボビン部材で分散して支持することができる。
前記張力部材が、互いに交差するように配設された少なくとも一対設けられている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、一対の張力部材によって一種の筋交いの構造を形成して、車体パネル材の変形をより効果的に防止する上で好ましいものとなる。
前記ボビン部材は、前記強度部材に取付けられている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、張力部材の車体パネル材への取付けをしっかりと行って、張力部材の張力を利用した車体パネル材の変形防止機能を十分に発揮させる上で好ましいものとなる。
前記前後方向強度部材と前記車幅方向強度部材とによって仕切られる方形の領域を想定したとき、該方形の領域の対角線を形成するよう一対の前記張力部材が配設されている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、前後方向強度部材と車幅方向強度部材とによって車体パネル材を補強しつつ、その対角線上に筋交いを構成するように一対の張力部材を配設することにより、車体パネル材の変形を極めて効果的に防止することができる。
前記張力部材が、前記フロアパネルの下方において、前記トンネル部を跨ぐようにしてかつ互いに交差するように斜めに伸ばして配設されている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、トンネル部の下方開口部分が車幅方向に広がろうとするのを張力部材によって防止して、フロアパネルの変形防止を効果的に行うことができる。
前記一対のガイド部は、互いに略平行に伸びると共に、外力が作用しない状態では先端に向かうにつれて互いの間隔が大きくなるようにされており、
前記一対のガイド部材は、互いに接近・離間する方向に弾性変形可能とされている、
ようにしてある(請求項9対応)。この場合、一対のガイド部材の弾性変形を利用するという簡単な構成によって、張力調整を行うことができる。
フロアパネル1の左右前端部には、トルクボックス15が構成されて、このトルクボックス15に対して、フロントサイドフレーム3の後端部が連結される一方、サイドシル10と第1フロアフレーム11の各前端部とが連結されている。そして、各フロアフレーム11と12の前端部同士が、フロアパネル1の下面に接合された短い前クロスメンバ16により連結されている。フロントサイドフレーム3のほぼ後方延長線上に、第1フロアフレームが位置するようにされている。
張力部材G9が、取付部位T6とT18とを連結している。張力部材G10が、取付部位T16とT8とを連結している。張力部材G11が、取付部位T16とT17とを連結している。張力部材G12が、取付部位T14とT18とを連結している。
10:サイドシル
11:第1フロアフレーム
12:第2フロアフレーム
12a:傾斜面(図15、図16)
13:トンネル部
14:中央クロスメンバ
21:環状部材
21a:第1連結線部
21b:第2連結線部
22:ボビン部材
22a:取付孔
25:カム部材(図14〜図16)
25a:傾斜面(図14〜図16)
41:ボルト(図12、図13)
42:ナット(図12、図13)
43:ボルト(図12)
44:ナット(図12)
51:ガイド部材(図17、図18)
52:ガイド部材(図17、図18)
60:ブラケット(図19、図20)
61:ボルト(図19、図20)
62:ナット(図19、図20)
G:張力部材
T:取付部位(ボビン部材の取付位置)
Claims (9)
- 車体パネル材に対して、該車体パネル材の板面に沿って伸びるように張力部材が張設され、
前記張力部材は、高張力の紐状材を環状に形成してなる環状部材と、該環状部材が巻回されると共に車体パネル材への取付部位となる一対のボビン部材と、を有している、
ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項1において、
前記張力部材が、互いに交差するように配設された少なくとも一対設けられている、ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項2において、
前記車体パネル材をそれぞれ方形の複数の領域に分けたとき、該各複数の領域についてそれぞれその対角線を形成するように前記一対の張力部材が配設されている、ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記車体パネル材に強度部材が接合されており、
前記ボビン部材は、前記強度部材に取付けられている、
ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項4において、
前記車体パネル材を補強している前記強度部材は、前後方向に伸びる前後方向強度部材と車幅方向に伸びる車幅方向強度部材とを有し、
前記前後方向強度部材と前記車幅方向強度部材とによって仕切られる方形の領域を想定したとき、該方形の領域の対角線を形成するよう一対の前記張力部材が配設されている、
ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記車体パネル材が、車幅方向中央部において前後方向に伸びると共に上方へ膨出されたトンネル部を有するフロアパネルとされ、
前記張力部材が、前記フロアパネルの下方において、前記トンネル部を跨ぐようにしてかつ互いに交差するように斜めに伸ばして配設されている、
ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記車体パネル材に対する前記ボビン部材の取付構造が、前記環状部材に張力を付与する張力付与機構を有している、ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
前記張力部材の前記車体パネル材への取付け後に、該張力部材へ張力付与を行う張力調整手段を有している、ことを特徴とする車両の車体パネル構造。 - 請求項8において、
前記張力調整手段は、前記ボビン部材から延設されて前記環状部材を案内する一対のガイド部によって構成され、
前記一対のガイド部は、互いに略平行に伸びると共に、外力が作用しない状態では先端に向かうにつれて互いの間隔が大きくなるようにされており、
前記一対のガイド部材は、互いに接近・離間する方向に弾性変形可能とされている、
ことを特徴とする車両の車体パネル構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018012421A (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | マツダ株式会社 | 車体の補強構造 |
Citations (3)
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JPS6450171U (ja) * | 1987-09-25 | 1989-03-28 | ||
JP2007218044A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤガイド構造 |
JP2009196438A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Toyota Motor Corp | フレーム付き車両の車体構造 |
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2013
- 2013-12-19 JP JP2013262248A patent/JP6052157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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