JP2015116735A - 冷却装置及び管状体の製造装置 - Google Patents
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Description
すなわち請求項1に係る発明は、
外周面の少なくとも一部に多孔を有し、押出装置に設けられた口金から押し出される溶融した熱可塑性樹脂を含む管状の溶融体を前記溶融体の内周面側から冷却する冷却部材と、
気体又は液体を、前記多孔から前記溶融体の内周面に向かって噴出させる機構と、
を備えた冷却装置である。
前記冷却部材は、前記溶融体の押出方向における最も上流側に位置し外周面に前記多孔を有さない第一の領域と、前記第一の領域よりも前記溶融体の押出方向の下流側に位置し外周面に前記多孔を有する第二の領域と、を含む、請求項1に記載の冷却装置である。
前記気体又は液体の温度は、前記冷却部材の温度よりも低い、請求項1又は請求項2に記載の冷却装置である。
溶融した熱可塑性樹脂を含む溶融体を口金から管状に押し出す押出装置と、
前記口金から管状に押し出された前記溶融体を、前記溶融体の内周面側から冷却して管状体とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の冷却装置と、
前記管状体を前記溶融体の押し出し方向に引き出す引き出し装置と、
を有する管状体の製造装置である。
<管状体の製造装置>
まず、本実施形態に係る冷却装置を用いた管状体の製造装置の一例として、第1実施形態の管状体製造装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る管状体製造装置100の構成を概略的に示す断面図であり、図2は、図1に示した管状体製造装置100における冷却装置(冷却部)周辺の構成を拡大して概略的に示す断面図である。なお、以下に参照する図面は、本実施形態を説明するために使用するものであり、実際の大きさの比を現すものではない。
押出装置110は、図1に示されるように、熱可塑性樹脂を含む樹脂材料Pを溶融状態にして溶融体Fとする一軸押出機10と、一軸押出機10の先端部に取り付けられた口金20と、を備えている。
支持部材70は、図1に示されるように、円柱状に形成されており、口金20に環状に形成された出口孔23の径方向中央部(中心)で口金20を貫通し、口金20の上方及び下方に突出するように支持されている。
冷却装置30は、図2に示されるように、溶融体Fの内周面側から溶融体Fを冷却する冷却部材32と、冷却部材32の外周面34の多孔から溶融体Fの内周面に向かって噴出させる気体又は液体である加圧媒体を、冷却部材32の内部に設けられた空洞37に供給する供給管48と、冷却部材32を冷却するための冷媒を、冷却部材32の内部に設けられた空洞42に供給する供給管44と、前記冷媒を空洞42から排出する排出管46と、を含んで構成されている。
そして冷却部材32は、図2に示されるように、外周面34を構成する最外周壁36が、気体又は液体を透過させる多孔質の材料で構成されており、それによって外周面34に多孔が形成されている。また最外周壁36の径方向中心側には、供給管48から加圧媒体が供給される空洞37が、最外周壁36の内周面に接して設けられている。さらに、前記の通り冷却部材32の内部(空洞37よりもさらに径方向中心側)には、冷媒が供給される空洞42が設けられ、空洞37と空洞42との間に、気体及び液体を透過させない境界壁38が設けられている。
多孔質の材料は、溶融体Fの冷却時における冷却部材32の温度(例えば30℃以上250℃以下の範囲)に耐えられる材料であれば特に限定されない。多孔質の材料としては、具体的には、例えば、金属粉末を焼結した焼結体、金網を重ねた構造を持つ多孔質金属体、ハニカム構造の多孔質金属体、多孔質セラミックス焼結体(例えばアルミナ等の金属酸化物)、多孔質セメント成形体等が挙げられる。
また多孔は、冷却部材32の外周面34に孔が点在していればよく、孔の数や分布は特に限定されるものではないが、管状体Tの形状精度を向上させる観点から、冷却部材32の外周面34における周方向全体にわたって孔が点在することが望ましい。すなわち、多孔を形成する孔の開孔率が冷却部材32の周方向において大きく変わらないことが望ましい。
前記加圧媒体を冷却部材32に供給する供給管48は、一端が不図示の加圧機に接続され、支持部材70の軸方向に沿って支持部材70の内部を通った後、空洞42及び境界壁38を貫通し、他端が空洞37に接続されている。
なお、本実施形態では、加圧媒体を多孔から溶融体Fの内周面に向かって噴出させる機構を有していればよく、溶融体Fの冷却時に実際に加圧媒体が多孔から噴出する形態に限定されるものではない。すなわち、例えば溶融体Fが冷却部材32の外周面34に接触しながら通過し、溶融体Fによって多孔が塞がれて加圧媒体が噴出しない場合でも、加圧媒体を多孔から噴出させる機構によって、溶融体Fの内周面側に圧力がかかればよい。
また、加圧媒体の取り扱い性の観点から、加圧媒体は、空気であるか、又は冷媒と同じ化合物であることが好ましい。
なお、加圧ポンプで加圧媒体にかける圧力については、加圧媒体の粘度、最外周壁36における多孔質の材料の構造、多孔における個々の孔の大きさ及び開孔率等に応じて設定される。具体的には、例えば加圧媒体が気体の場合、加圧媒体にかける圧力としては0.01MPa以上0.1MPa以下の範囲が挙げられ、加圧媒体が液体の場合、加圧媒体にかける圧力としては0.01MPa以上0.1MPa以下の範囲が挙げられる。
冷却部材32を冷却するための冷媒を空洞42に供給する供給管44及び前記冷媒を空洞42から排出する排出管46はいずれも、一端が図示しない冷却機に接続され、支持部材70の軸方向に沿って支持部材70の内部を通った後、他端が空洞42に接続されている。
そして前記冷媒は、前記不図示の冷却機によって冷却された後、供給管44を通って空洞42に供給されることで冷却部材32を冷却し、冷却部材32の温度が調整される。そして、冷却部材を冷却した前記冷媒は、空洞42から排出管46を通って冷却部材32の外に排出され、前記不図示の冷却機に戻って再び冷却される。
冷媒は、特に限定されず、例えば、水、エチレングリコール又はプロピレングリコールの水浴液(ブライン)等が挙げられる。
なお、本実施形態では、冷媒を用いて冷却部材32を冷却する形態であるが、冷却部材32が冷却されれば特に冷却手段は限定されるものではない。
引き出し機50は、図1に示すように、支持部材70の周囲に設けられ、冷却装置30によって溶融体Fが冷却されて得られた管状体Tの内周面側から管状体Tを支持する内側ロール52と、管状体Tの外周面側から管状体Tを支持する外側ロール54と、を備えている。
引き出し機50では、内側ロール52と外側ロール54とで管状体Tを挟み込み、内側ロール52及び外側ロール54が回転することで、溶融体Fの押出方向に管状体Tが引き出されるようになっている。
次に、前述の管状体製造装置100を用いた、管状体の一例としての熱可塑性樹脂チューブを製造する製造方法について説明する。
具体的には、口金20の出口孔23から管状に押し出された溶融体Fが冷却部材32の外周を通過する際に、冷却部材32の外周面34における多孔から溶融体Fの内周面に向かって噴出する加圧媒体によって、溶融体Fが外側に圧力を付与されながら冷却される。
なお、溶融体Fの内周面は、上記のように多孔から噴出した加圧媒体によって外側に圧力がかけられていればよく、溶融体Fの内周面が冷却部材32の外周面34に直接接触しても直接接触していなくてもよい。溶融体Fの内周面が冷却部材32の外周面34に直接接触しない場合は、加圧媒体が溶融体Fの熱を奪うことで溶融体Fが冷却され、直接接触する場合は、加圧媒体及び冷却部材32が溶融体Fの熱を奪うことで溶融体Fが冷却される。
このようにして、本実施形態では、熱可塑性樹脂チューブ(円筒状フィルム)である管状体が製造される。
具体的には、例えば外周面に多孔を有さない冷却部材を用いた場合、冷却部材の外周面と溶融体の内周面との間の摩擦力が大きく、引き出し機によって管状体を引き出す際に管状体にかかる張力が大きすぎて歪みが発生する。
また、「うねり」とは、後述するように表面粗さ計によって測定された凹凸を示す値であり、うねりの値が小さいほど形状精度が優れていることを意味する。具体的には、前記うねりの値が0.2μm以下であることが好ましく、0.1μm以下であることがより好ましい。
加圧媒体の温度としては、溶融体Fに含まれる熱可塑性樹脂のガラス転移温度をTg(℃)とすると、例えばTg−100℃以上Tg(℃)以下が挙げられる。
また冷却部材32の温度としては、例えば、Tg−15℃以上Tg(℃)以下が挙げられる。
導電剤としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、カーボン繊維、金属粉、導電性金属酸化物、有機金属化合物、有機金属塩、導電性高分子等から選ばれる少なくとも1種またはこれら数種の混合物からなるものが挙げられる。その中でも特に、カーボンブラックが好ましい。カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラックがある。管状体の外観を損なわないために揮発分率の少ないカーボンブラックが好ましく、また抵抗安定性の点で小粒子径のカーボンブラックを用いる事が好ましい。ここで「導電性」とは、体積抵抗率が1010Ωcm以下であることを意味する。
<押出成形装置(管状体の製造装置)>
第2実施形態の押出成形装置は、上記第1実施形態の管状体製造装置100に備えられた冷却装置30の代わりに、外周面84Aに多孔を有さない第一の領域82Aと外周面84Bに多孔を有する第二の領域82Bとを有する冷却部材82を含む冷却装置80を用いた形態である。なお、冷却装置が異なること以外の事項については、上記と同様であるため説明を省略する。
加圧媒体を冷却部材82に供給する供給管48は、支持部材70から空洞42及び境界壁88を貫通し、一端が空洞87Bに接続されている。すなわち冷却装置80では、加圧媒体が、供給管48の他端が接続された不図示の加圧機から、供給管48を通って空洞87Bに送り込まれ、最外周壁86Bの内部の孔を通って、最外周壁86Bの外周面84Bの多孔から溶融体Fの内周面に向かって噴出される。
また、冷却部材82を冷却する機構等のその他の構成についても、冷却装置30と同様である。
そのため溶融体Fは、まず、外周面84Aに多孔を有さない第一の領域82Aの周囲を通過しながら冷却され、溶融体Fの内周面が外周面84Aの形状に沿った状態で硬化が進行する。その後、硬化が進行した溶融体Fが、外周面84Bに多孔を有する第二の領域82Bの周囲を通過し、外周面84Bの多孔から噴出された加圧媒体を内周面に受け、押し広げられる方向に圧力を受けながら、さらに冷却されて硬化がさらに進行し、管状体Tとなる。
すなわち、第一の領域82Aを通過した後第二の領域82Bを通過する前における溶融体Fは、例えば、口金20の出口孔23から押し出された溶融体Fよりも硬化が進行しているが、完全には固化していない状態(半硬化の状態)となる。そして、硬化が進行した溶融体Fが第二の領域82Bを通過することにより、さらに硬化が進行し、管状体Tとなる。
その理由は、溶融体Fの効果が進行した後に加圧媒体による圧力を受けるため、溶融体Fの形状が上記圧力等の影響を受けにくく、かつ、多孔がない場合に比べて冷却部材82の外周面84Bと溶融体Fの内周面との摩擦力が低減されるからであると推測される。
また、本実施形態では、冷却部材82が第一の領域82Aと第二の領域82Bとで構成されていたが、これに限られず、第二の領域82Bよりもさらに押出方向下流側に、外周面に多孔を有さない第三の領域を含む形態であってもよい。
さらに本実施形態では、ひとつの冷却部材82が第一の領域82Aと第二の領域82Bとを有していたが、これに限られず、外周面に多孔を有さない第一の冷却部材と、第一の冷却部材よりも押出方向下流側に設けられ、外周面の少なくとも一部に多孔を有する第二の冷却部材と、を有する形態であってもよい。
<樹脂ペレット1>
熱可塑性樹脂としてポリフェニレンサルファイド(トレリナT1881、東レ株式会社製、Tg:85℃)100部と、導電剤としてカーボンブラック(Monarch 880、キャボット社製)14部と、をヘンシェルミキサー(日本コークス製 FM10C)を用いて混合した。得られた混合物を、二軸押出溶融混練機(L/D60(パーカーコーポレーション社製))により360℃で溶融混練し、φ5の孔より紐状に押出し、水槽中に入れて冷却固化後切断し、樹脂ペレット1を得た。
<無端ベルト1(管状体)の製造>
上記樹脂ペレットの作製により得られた樹脂ペレット1を用いて、図1に示す管状体の製造装置により管状体を製造した。
具体的には、押出温度を300℃に設定した一軸溶融押出機(溶融押出装置、三葉製作所社製、型番:E−8001、L/D24)に樹脂ペレット1を投入し、溶融しながら環状ダイ(口金)とニップルの間隙(出口孔)から円筒状に押出した。
そして、円筒状フィルムを冷却装置30によって冷却させつつ、引き出し機50によって引き出した後、目的とする幅に切断し、φ160(内径160mm)、長さ232mm、膜厚100μmの無端ベルト1を得た。
・全体の形状:外径160mm、押出方向における長さが50mmの円筒状
・最外周壁36を構成する多孔質の材料:青銅球体粉を焼結した焼結体
・最外周壁36の厚み:5mm
・多孔を構成する孔の平均径:5μm
・多孔を構成する孔の開孔率:30%
冷媒の温度、並びに加圧媒体の圧力及び温度は、表1に示すように設定した。
上記図2に示す冷却装置30の代わりに、図4に示す冷却装置80を用いた以外は、無端ベルト1と同様にして、無端ベルト2〜3を得た。
・全体の形状:外径160mm、押出方向における長さが50mmの円筒状
・第一の領域82Aにおける押出方向の長さ:25mm
・第二の領域82Bにおける押出方向の長さ:25mm
・第二の領域82Bの最外周壁86Bを構成する多孔質の材料:青銅球体粉を焼結した焼結体
・最外周壁86Bの厚み:5mm
・多孔を構成する孔の平均径:5μm
・第二の領域82Bの外周面84Bにおける多孔を構成する孔の開孔率:30%
上記図2に示す冷却装置30の代わりに、冷却部材の外周面に多孔を有さない冷却装置を用いた以外は、無端ベルト1と同様にして、無端ベルト4〜5を得た。
なお、用いた冷却装置における冷却部材の全体の形状は、外径160mm、押出方向における長さが50mmの円筒状であり、冷媒の温度は表1に示すように設定した。
<うねり(Wmax)の測定>
表面粗さ計を用い、測定長さ50mm、カットオフ波長0.8mm、測定速度0.6mm/秒で測定した。前記測定を、無端ベルトの幅方向に3か所行い、その平均値をうねり(Wmax)とした。結果を表1に示す。
G1:うねりが0.1μm以下
G2:うねりが0.1μmより大きく0.2μm以下
G3:うねりが0.2μmより大きい
外径φ28の金属ロール二本を、得られた無端ベルト内に入れ、片側の金属ロールを固定し、張力が偏らないように注意しながら残りの片側を39.2Nの張力で支持する。
二本の金属ロール間の中央部分におけるベルト表面(外周面)の位置を、レーザ変位計を用いて軸方向に測定し、最大値と最小値との差を求めた。この測定をベルトの周方向に8箇所行い、前記差の最大値を二軸で張架時の軸方向真直度とした。結果を表1に示す。
G1:二軸で張架時の軸方向真直度が1.0mm以下
G2:二軸で張架時の軸方向真直度が1.0mmより大きく2.0mm以下
G3:二軸で張架時の軸方向真直度が2.0mmより大きい
得られた無端ベルトを画像形成装置(富士ゼロックス社製のDocuPrint CP200W)の中間転写ベルトとして組み込み、温度22℃湿度55%RHの環境下においてハーフトーン画像(マゼンタ40%をのせた画像)をA4縦用紙で3枚出力し、目視により下記評価基準で転写性の判定を行った。結果を表1に示す。
G1:画像に濃度ムラなし
G2:画像に軽い濃度ムラあり
G3:画像に濃度ムラあり
G4:画像抜けあり
内円筒φ16、外円筒φ30×φ40の二重円筒式プローブを用い、下面を絶縁体にした測定装置を用いた。この装置の内円筒に100Vをかけたときに外円筒に流れる電流値(電圧印加後5秒値)を測定し、フィルム(管状体)の表面抵抗率を計算により求め、常用対数に変換した。この測定を管状体周方向12箇所、軸方向3か所測定を行い、最大値と最小値の差を求めた。結果を表1に示す。
G1:0.2log(Ω/□)以下
G2:0.2log(Ω/□)より大きく0.8log(Ω/□)未満
G3:0.8log(Ω/□)以上
11 投入口
12 加熱筒
13 スクリュー
20 口金
22 流路
23 出口孔
30、60、80 冷却装置
32、62、82 冷却部材
34、64、84A、84B 外周面
36、66、86A、86B 最外周壁
38、68、88 境界壁
37、42、67、87B 空洞
44、48 供給管
46 排出管
50 引き出し機(引き出し装置)
52 内側ロール
54 外側ロール
70 支持部材
82A 第一の領域
82B 第二の領域
100 管状体製造装置
110 押出装置
F 溶融体
P 樹脂材料
T 管状体
Claims (4)
- 外周面の少なくとも一部に多孔を有し、押出装置に設けられた口金から押し出される溶融した熱可塑性樹脂を含む管状の溶融体を前記溶融体の内周面側から冷却する冷却部材と、
気体又は液体を、前記多孔から前記溶融体の内周面に向かって噴出させる機構と、
を備えた冷却装置。 - 前記冷却部材は、前記溶融体の押出方向における最も上流側に位置し外周面に前記多孔を有さない第一の領域と、前記第一の領域よりも前記溶融体の押出方向の下流側に位置し外周面に前記多孔を有する第二の領域と、を含む、請求項1に記載の冷却装置。
- 前記気体又は液体の温度は、前記冷却部材の温度よりも低い、請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。
- 溶融した熱可塑性樹脂を含む溶融体を口金から管状に押し出す押出装置と、
前記口金から管状に押し出された前記溶融体を、前記溶融体の内周面側から冷却して管状体とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の冷却装置と、
前記管状体を前記溶融体の押し出し方向に引き出す引き出し装置と、
を有する管状体の製造装置。
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