JP2015116113A - ターボブロア駆動用電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂モールド部を有する電動機の冷却効率を向上する。【解決手段】電動機10は、回転中心である軸線L0の方向に延在する固定子コア21と、固定子コア21に巻線23を巻回してなる固定子コイル22と、固定子コイル22の軸線L0の方向における端部24を覆う、軸線L0を中心とした略円筒状の樹脂モールド部50とを有し、樹脂モールド部50の表面に冷却剤を供給するように構成される。さらに電動機10は、軸線L0が略鉛直方向を向くように配置され、樹脂モールド部50の内周面および外周面の少なくともいずれかに、軸線L0を中心とした螺旋状の溝部51,52が形成される。【選択図】図3
Description
本発明は、ターボブロア等を駆動する電動機、電動機の製造方法およびターボブロア装置に関する。
従来、固定子鉄心の周囲に樹脂モールド部を形成してなる電動機(モールドモータ)が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の電動機では、樹脂モール部の外周に複数の凹溝を形成し、電動機の放熱効率を向上させるようにしている。凹溝は、電動機の回転軸線方向に平行に、あるいは電動機の回転軸線を中心として環状に形成される。
しかしながら、上記特許文献1記載の電動機を、例えば回転軸線が鉛直方向を向くように配置し、さらに、その電動機の表面に冷却用のオイルを流すように構成すると、オイルが周方向に不均一に流れ、あるいはオイルが凹溝の途中で滞留するおそれがある。このため、電動機の十分な冷却効果が得られない。
本発明の一態様は、回転中心である軸線の方向に延在する固定子コアと、固定子コアに巻線を巻回してなる固定子コイルと、固定子コイルの軸線の方向における端部を覆う、軸線を中心とした略円筒状の樹脂モールド部とを有し、樹脂モールド部の表面に冷却剤を供給するように構成された電動機であって、電動機は、軸線が略鉛直方向を向くように配置され、樹脂モールド部の内周面および外周面の少なくともいずれかに、軸線を中心とした螺旋状の溝部が形成されていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、上記電動機を備えるターボブロア装置である。
本発明のさらに他の態様は、電動機の製造方法であって、回転中心である軸線の方向に延在する固定子コアに、巻線を巻回して固定子コイルを形成し、固定子コイルの軸線方向における端部の周囲に、軸線を中心とした螺旋状の突起部を有する略円筒形状の成形型を配置し、固定子コイルの端部と成形型との間に樹脂を充填し、樹脂の硬化後に、成形型を螺旋状の突起部に沿って捻じりながら取り外すことを特徴とする。
本発明によれば、軸線が略鉛直方向を向くように電動機を配置し、樹脂モールド部の内周面および外周面の少なくともいずれかに、軸線を中心とした螺旋状の溝部を形成し、樹脂モールド部の表面にオイルを供給するので、樹脂モールド部の表面をオイルが重力によってフィン溝に沿って周方向に流れ、電動機を効率よく冷却することができる。
以下、図1〜図6を参照して本発明の一実施形態に係る電動機について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電動機を有するターボブロア装置100の構成を示す断面図である。このターボブロア装置100は、例えばレーザガスなどのレーザ媒質を、冷却器を介してレーザ発振器に供給するために用いられる。すなわち、ターボブロア装置100は、炭酸ガスレーザ装置等におけるレーザガスの循環流路に配置されるレーザ用ターボブロアである。
図1に示すように、ターボブロア装置100は、レーザガスが循環する管路内101に配置され、軸線L0を中心に回転する羽根車1と、羽根車1を回転駆動する電動機10とを有する。電動機10の回転中心は軸線L0上にあり、羽根車1の下方に電動機10が配置されている。すなわち、羽根車1と電動機10は、回転中心(軸線L0)が鉛直方向(重力方向)を向くように配置されている。羽根車1は、図1の矢印に示すように軸方向からレーザガスを吸い込み、径方向に吹き出す遠心式羽根車であり、数万RPMの回転数で回転する。
電動機10は、略円筒形状の固定子20と、固定子20の内側に軸線L0を中心に回転可能に支持された回転子30とを有する。電動機10は、羽根車1の下方に設けられたハウジング2の内部に配置されている。固定子20は、略円筒形状の固定子コア21と、固定子コア21に装着された固定子コイル22とを有する。固定子コア21は、複数の電磁鋼板を積層して形成され、ハウジング2内に固定されている。固定子コイル22は、固定子コア21のスロットに巻線23を巻回して形成され、固定子コイル22の軸方向端部24(コイルエンド部と呼ぶ)は、固定子コア21から突出している。なお、コイルエンド部24の周囲には樹脂モールド部が設けられるが、図1ではその図示を省略する。
回転子30は、シャフト31の外周面に焼嵌め等によって固定され、シャフト31を介して羽根車1と回転子30とが連結されている。シャフト31は、上下一対の転がり軸受32,33により回転可能に支持されている。シャフト31の下端部には、オイル吸い上げヘッド34がシャフト31と一体に設けられている。シャフト31およびオイル吸い上げヘッド34の内部には、軸線L0方向に沿ってオイル通路35が設けられている。オイル吸い上げヘッド34の下端部には、オイル通路35に連通したオイル入口36が設けられ、上側の転がり軸受32と回転子30の間のシャフト31にオイル出口37が設けられている。
ハウジング2の内側下端部には、オイル溜り38が形成され、オイル溜り38に潤滑用および冷却用のオイルが貯留される。オイル吸い上げヘッド34の周囲には、円筒状のシャフト支持部39がオイル溜り38と一体に設けられ、シャフト支持部39の内側にオイル吸い上げヘッド34の下端部が位置する。オイル溜り38のオイルは、オイル溜り38に設けられたオイル通路40およびシャフト支持部39に設けられた貫通口41を介して、シャフト支持部39の内側空間およびシャフト31(オイル吸い上げヘッド34)のオイル通路35に流入する。シャフト31の静止時には、オイル溜り38内のオイルとシャフト支持部39内のオイルとオイル通路35内のオイルとは、互いに同一の液面高さとなる。
固定子コア21の外周面とハウジング2の内周面との間には、固定子20の長手方向、すなわち軸線L0方向に沿って周方向複数のオイル戻り通路42が形成されている。オイル戻り通路42の外側のハウジング2には、オイル戻り通路42に沿って冷却用水路43が形成されている。
以上のターボブロア装置100において、シャフト31が回転すると、オイル吸い上げヘッド34のオイル通路35内のオイルは、シャフト31の回転に伴う遠心力によって、オイル通路35の内壁面に押し当てられる。このとき、オイルには、その内壁面に沿ってオイルを押し上げようとする方向の分力が作用する。その結果、オイルは急速に吸い上げられ、シャフト内部のオイル通路35を通過してオイル出口37から放出される。放出されたオイルは、オイル戻り通路42を通ってオイル溜り38に戻る。その際、オイルは冷却用水路43の冷却水により冷却される。その後、オイルはオイル通路40および貫通口41を経由してシャフト支持部39の内側に流入する。このようなオイルの循環により電動機10が冷却されるとともに、オイルは転がり軸受32,33にも潤滑油として供給される。
図2は、固定子20の外観形状を示す斜視図であり、図3は、固定子20の要部構成を示す断面図である。図2,3に示すように、コイルエンド部24の周囲は、樹脂を構成材とする成形体である樹脂モールド部50により覆われている。樹脂モールド部50は軸線L0を中心とした略円筒形状を呈し、その内周面および外周面には、それぞれ軸線L0を中心として上方から下方にかけて単一または複数の螺旋状の溝部(フィン溝)51,52が形成されている。
なお、単一のフィン溝51,52を形成する場合、図4に示すように、フィン溝51,52の中心線L1と水平線L2とのなす角θを小さくし、流路を長くすることが好ましい。一方、複数のフィン溝51,52を形成する場合、中心線L1と水平線L2とのなす角θを単一のフィン溝51,52を形成する場合よりも大きくするとともに、複数のフィン溝51,52が互いに交差しないように位相をずらして形成すればよい。フィン溝51,52は樹脂モールド部50の内周面と外周面のいずれか一方に設けるようにしてもよい。樹脂モールド部50を構成する樹脂材は特に限定されないが、固定子コイル22の放熱性を高めるために、熱伝導性に優れたものを用いることが好ましい。図3には、コイルエンド部24に接続されたリード線5が示されている。コイルエンド部24にコネクタを取り付け、コイルエンド部24からリード線5を延在させないように構成することもできる。
このようにコイルエンド部24を樹脂モールド部50で覆うとともに、樹脂モールド部50の外周面および内周面に螺旋状のフィン溝51,52を設けることで、シャフト22のオイル出口37から放出されたオイルがフィン溝51,52に沿って下方に流れ、さらにオイル戻り通路42および下側のフィン溝51,52を経由してオイル溜り38に戻る。
したがって、コイルエンド部24の熱がオイルにより吸収され、コイルエンド部24を冷却することができる。フィン溝51,52は螺旋状であるため、オイルの流路が長くなり、オイルは樹脂モールド部50の周面に広範囲で接触する。また、オイルは途中で滞留することがなく、フィン溝51,52に沿って重力により周方向均一に流れる。このため、固定子コイル22を効率的に冷却することができる。
これに対し、例えば樹脂モールド部50にフィン溝を設けない場合、オイル出口37から放出されたオイルは放射状に広がり、樹脂モールド部50の上面および円筒面(内周面または外周面)を通り、下方に流れる。この場合には、オイルの流れが周方向不均一となり、固定子コイル23の温度に周方向のばらつきが生じるおそれがある。
一方、例えば樹脂モールド部50の上面に放射状のフィン溝を設け、さらに周面に軸線L0方向に沿ったフィン溝を設ける場合も、オイルの流れが周方向不均一となるおそれがある。また、樹脂モールド部50の周面に、軸線L0を中心とした環状のフィン溝を設けると、フィン溝にオイルが滞留するおそれがある。このため、固定子コイル22を効率よく冷却することが困難である。
図5は、樹脂モールド部50の製造方法を説明する図である。なお、図5では、樹脂モールド部50の外周面のみにフィン溝51を設ける場合を示している。樹脂モールド部50を製造する場合、予め固定子コア21に巻線23を巻回して固定子コイル22を形成する。次いで、図5に示すように、コイルエンド部24の周囲に、成形型60を配置する。
成形型60は円筒形状の周壁61を有し、その内周面に、フィン溝51に対応した螺旋状の突起部62が設けられている。次いで、コイルエンド部24と成形型60との間に樹脂を充填し、樹脂の硬化後に、図5の矢印Aに示すように成形型60をフィン溝51に沿って捻じりながら取り外す。これにより樹脂モールド部50の外周面に螺旋状のフィン溝51が形成される。このように成形型60の内周面に螺旋状の突起部62を設けると、切削加工等によりフィン溝51を加工する必要がないため、フィン溝51を容易に形成できる。
なお、樹脂モールド部50の内周面および外周面を、初めにフィン溝51を有しない円筒面として形成し、その後、切削加工によりフィン溝51を形成してもよい。あるいは、成形型60を周方向に二分割し、成形型60とコイルエンド部24との間に樹脂モールド部50を形成してもよい。この場合には、樹脂の硬化後の成形型60の取り外しが容易である。
図6は、図3の変形例を示す図である。樹脂モールド部50の上面50aが径方向外側に向かうにつれて下方に傾斜し、下面50bが径方向内側に向かうにつれて下方に傾斜している。さらに、樹脂モールド部50の上面50aに連なる外周面50cが下方に向かうにつれて径方向外側に傾斜し、下面50bに連なる外周面50dが下方に向かうにつれて径方向内側に傾斜している。すなわち、樹脂モールド部50の上面50a,下面50b,外周面50c,50dがそれぞれ径方向に傾斜し、これらはテーパ状に形成されている。これにより成形型の離形性を向上させることができるとともに、オイルの流動性を向上させることができる。なお、図6では、樹脂モールド部の上面50a、下面50bおよび外周面50c,50dをテーパ状に構成したが、樹脂モールド部50の上面、外周面および内周面の少なくともいずれかをテーパ状に構成するのでもよい。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)電動機10は、回転中心である軸線L0の方向に延在する固定子コア21と、固定子コア21に巻線23を巻回してなる固定子コイル22と、固定子コイル22の軸線L0の方向における端部(コイルエンド部24)を覆う軸線L0を中心とした略円筒状の樹脂モールド部50とを有し、樹脂モールド部50の表面にオイルを供給するように構成される。さらに、電動機10は、軸線L0が鉛直方向を向くように配置され、樹脂モールド部50の内周面および外周面の少なくともいずれかに、軸線L0を中心とした螺旋状のフィン溝51,52が形成される。これにより樹脂モールド部50の周面を、オイルが重力によってフィン溝51,52に沿って周方向に流れ、電動機10を効率よく冷却することができる。
(1)電動機10は、回転中心である軸線L0の方向に延在する固定子コア21と、固定子コア21に巻線23を巻回してなる固定子コイル22と、固定子コイル22の軸線L0の方向における端部(コイルエンド部24)を覆う軸線L0を中心とした略円筒状の樹脂モールド部50とを有し、樹脂モールド部50の表面にオイルを供給するように構成される。さらに、電動機10は、軸線L0が鉛直方向を向くように配置され、樹脂モールド部50の内周面および外周面の少なくともいずれかに、軸線L0を中心とした螺旋状のフィン溝51,52が形成される。これにより樹脂モールド部50の周面を、オイルが重力によってフィン溝51,52に沿って周方向に流れ、電動機10を効率よく冷却することができる。
(2)樹脂モールド部50の内周面および外周面の少なくともいずれかが、軸線L0を中心とした径方向に傾斜していると(図6)、成形型の離形性を向上させることができるとともに、オイルの流動性を向上させることができる。
(3)転がり軸受32,33の潤滑用のオイルをフィン溝51,52に流すようにしたので、フィン溝51,52に流す冷却剤を別途準備する必要がない。
(4)電動機10をターボブロア装置100に適用するので、軸線L0(回転中心)を鉛直方向に向けて配置された羽根車1の駆動用電動機として好適に用いることができる。
(5)電動機10の製造方法として、軸線L0の方向に延在する固定子コア21に、巻線23を巻回して固定子コイル22を形成し、固定子コイル22の軸線L0方向における端部(コイルエンド部24)の周囲に、軸線L0を中心とした螺旋状の突起部62を有する円筒形状の成形型60を配置し、固定子コイル22の端部24と成形型60との間に樹脂を充填し、樹脂の硬化後に、成形型60を螺旋状の突起部62に沿って捻じりながら取り外すようにした(図5)。これにより樹脂モールド部50の周面に螺旋状のフィン溝51を容易に形成することができる。
なお、上記実施形態では、回転中心である軸線L0が鉛直方向を向くように電動機10を配置したが、樹脂モールド部50の周面に沿ってオイルが重力によって流れるのであれば、軸線L0がほぼ鉛直方向(略鉛直方向)となるように電動機10を配置してもよい。上記実施形態では、樹脂モールド部50の周面に冷却剤としてオイルを供給するようにしたが、他の冷却剤を供給するようにしてもよい。上記実施形態の電動機10はターボブロア装置100に適用したが、他の装置にも同様に適用することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態および変形例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。すなわち、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能である。
10 電動機
21 固定子コア
22 固定子コイル
23 巻線
24 コイルエンド部
50 樹脂モールド部
51,52 フィン溝
60 成形型
62 突起部
21 固定子コア
22 固定子コイル
23 巻線
24 コイルエンド部
50 樹脂モールド部
51,52 フィン溝
60 成形型
62 突起部
Claims (5)
- 回転中心である軸線の方向に延在する固定子コアと、
該固定子コアに巻線を巻回してなる固定子コイルと、
該固定子コイルの前記軸線の方向における端部を覆う、前記軸線を中心とした略円筒状の樹脂モールド部とを有し、該樹脂モールド部の表面に冷却剤を供給するように構成された電動機であって、
前記電動機は、前記軸線が略鉛直方向を向くように配置され、
前記樹脂モールド部の内周面および外周面の少なくともいずれかに、前記軸線を中心とした螺旋状の溝部が形成されていることを特徴とする電動機。 - 請求項1に記載の電動機において、
前記樹脂モールド部の上面、前記内周面および前記外周面の少なくともいずれかが、前記軸線を中心とした径方向に傾斜していることを特徴とする電動機。 - 請求項1または2に記載の電動機において、
前記冷却剤がオイルであることを特徴とする電動機。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動機を備えるターボブロア装置。
- 回転中心である軸線の方向に延在する固定子コアに、巻線を巻回して固定子コイルを形成し、
該固定子コイルの前記軸線方向における端部の周囲に、前記軸線を中心とした螺旋状の突起部を有する略円筒形状の成形型を配置し、
前記固定子コイルの前記端部と前記成形型との間に樹脂を充填し、
前記樹脂の硬化後に、前記成形型を前記螺旋状の突起部に沿って捻じりながら取り外すことを特徴とする電動機の製造方法。
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