JP2015115989A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧不平衡時にコンバータを保護する。
【解決手段】交流電源110からの交流を直流に変換するコンバータ114とコンバータ114から出力される直流を交流に変換してモータ120を駆動するインバータ116とを備えたモータ制御装置100であって、交流電源110の各相の相通電幅を検出する相通電幅検出部132と、相通電幅の最大値または最小値および相通電幅の平均値を算出する相通電幅算出部135と、相通電幅の最大値または最小値と前記相通電幅の平均値とを用いて交流電源110の不平衡率を算出する不平衡率算出部136とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧不平衡時にコンバータを保護する機能を備えたモータ制御装置に関する。
モータ制御装置は、三相交流電源をコンバータで整流して直流にし、その直流をインバータで再度交流に変換してモータを駆動する。
高圧受配電設備の相または線間インピーダンスのアンバランス、同じ三相電源ラインに単相電源の装置が接続されることによる負荷のアンバランス、などが原因となって、モータ制御装置が入力する三相交流電圧が不平衡となる場合がある。
コンバータは整流ダイオードによって構成されているため、三相交流電圧が不平衡となって特定の相の電流が所定の電流値を超えると、整流ダイオイードが破損したり、整流ダイオードの寿命を縮めたりする。
三相交流電源の不平衡時のこのような不具合をなくすため、従来、モータ制御装置では、三相交流電源の不平衡を検出する各種の方法が提案されている。
下記特許文献1に記載されている三相電源不平衡検出装置は、整流部、平滑部、インバータ、電圧検出手段、制御部を備える。
整流部は、三相交流電源を直流電圧に整流する。平滑部は、整流部で整流された直流電圧に含まれるリップルを減少させて平滑化する。インバータは、平滑化された直流電圧を用いて三相電動機を駆動する。電圧検出手段は、平滑化された直流電圧の電圧値を検出する。制御部は、電圧検出手段によって検出された電圧のリップル量を演算する。
三相電動機の始動後、制御部によって演算されたリップル量が所定時間の経過後に所定値以上であったときには、制御部がインバータに停止信号を出力して、三相電動機を停止させる。
下記特許文献2に記載されている空気調和器は、電流センサ、回転数設定手段、能力設定手段、運転制御手段を備える。
電流センサは、電源電流を検出して電圧に変換する。回転数設定手段は、空気調和器の起動後、不平衡の検知時点の圧縮機の回転数を設定する。能力設定手段は、空気調和器の空調能力数を設定する。運転制御手段は、空気調和器の運転制御をする。
空気調和器の圧縮機が回転数設定手段に設定された回転数になったときに、運転制御手段は、能力設定手段によりあらかじめ設定された空調能力数における不平衡電圧異常に相当する電流値を算出し、この電流値以下の電流値であれば、三相交流電源が不平衡であると判断する。
下記特許文献3に記載されている不平衡率検出装置は、三相二相変換手段、正相分抽出手段、逆相分抽出手段、不平衡率算出手段を備える。
三相二相変換手段は、三相交流に基づく3つの信号を第1の信号及び第2の信号に変換する。正相分抽出手段は、第1の信号に含まれる正相分の信号である第1の正相分信号と、第2の信号に含まれる正相分の信号である第2の正相分信号と、をそれぞれ抽出する。逆相分抽出手段は、第1の信号に含まれる逆相分の信号である第1の逆相分信号と、第2の信号に含まれる逆祖分の信号である第2の逆相分信号と、をそれぞれ抽出する。
不平衡率算出手段は、正相分抽出手段によって抽出された第1の正相分信号、第2の正相分信号と、逆相分抽出手段によって抽出された第1の逆相分信号、第2の逆相分信号と、から不平衡率を算出する。正相分抽出手段及び逆相分抽出手段は、それぞれ複素係数フィルタを用いて各信号を抽出する。
特開2006-180649号公報 特開2008-70075号公報 特開2013-83566号公報
しかし、上述した三相交流電源の不平衡を検出する各種の方法では、次のような問題がある。
特許文献1に開示されている手法では、三相電動機の駆動状態によって電圧のリップル量が変化してしまい、負荷の大小によって電圧不平衡率が変わってしまう。
特許文献2に開示されている手法では、あらかじめ定められた空調能力数での不平衡電圧異常に相当する電流値を算出する必要がある。しかし、電源インピーダンスが変化した場合にはこの電流値は変わる可能性があり、あらかじめ定められた空調能力数での不平衡電圧異常に相当する電流値を算出した値と、実際の運転状態での電流値が異なり、正しく不平衡を検出できない可能がある。
特許文献3に開示されている手法では、三相交流電圧を検出する必要があり、また、三相二相変換や複素係数フィルタを用いた正相分及び逆相分算出などの複雑な計算が必要であることから、これらの演算装置が高価となってしまう。
本発明は、上記した従来の技術の問題を解消するために成されたものであり、モータの駆動状態の影響を受ける事がなく、電源インピーダンスの影響を受けることがなく、簡単に電圧不平衡を検出することができ、電圧不平衡時にコンバータを保護することができるモータ制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るモータ制御装置は、交流電源からの交流を直流に変換するコンバータと当該コンバータから出力される直流を交流に変換してモータを駆動するインバータとを備えたモータ制御装置であり、相通電幅検出部、相通電幅算出部及び不平衡率算出部を有する。
相通電幅検出部は前記交流電源の各相の相通電幅を検出する。相通電幅算出部は前記相通電幅の最大値または最小値および前記相通電幅の平均値を算出する。不平衡率算出部は前記相通電幅の最大値または最小値と前記相通電幅の平均値とを用いて前記交流電源の不平衡率を算出する。
上記のように構成された本発明に係るモータ制御装置によれば、各相の相通電幅を検出することで不平衡率を算出しているので、モータの駆動状態の影響を受ける事がなく、電源インピーダンスの影響を受けることがなく、簡単な構成で、簡単な演算で、簡単に電圧不平衡を検出することができ、電圧不平衡時にコンバータを保護することができる。
実施形態1に係るモータ制御装置のブロック図である。 各相の通電幅検出の説明図である。 実施形態2に係るモータ制御装置のブロック図である。
以下に、本発明に係るモータ制御装置の一実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るモータ制御装置のブロック図である。
<モータ制御装置の構成>
モータ制御装置100は、コンバータ114及びインバータ116を有する。コンバータ114に電磁開閉器112を接続する。
電磁開閉器112は、交流電源110とコンバータ114とを接続する電路113の間に設ける。電磁開閉器112は、各相に開閉接点を有し3つの開閉接点が開くと電路113が開放され、3つの開閉接点が閉じると電路113が閉じられる。3つの開閉接点は同時に開閉する。
コンバータ114は交流電源110からの三相交流を全波整流して直流に変換する。コンバータ114は6つのダイオードから構成され、コンバータ114の後段には平滑用の電解コンデンサ115が接続してある。
インバータ116は、コンバータ114から出力される直流を交流に変換してモータ120を駆動する。インバータ116は、モータ120の位置、速度、トルクを制御する。
さらに、モータ制御装置100は、相通電幅検出部132、相通電幅算出部135を構成する最大最小相通電幅算出部133及び平均相通電幅算出部134、不平衡率算出部136、比較部を構成する第1比較部137及び第2比較部138、閾値1記憶部139、閾値2記憶部140、インバータ制御部141を有する。第1比較部137及び第2比較部138は制御部142に接続し制御部142は電磁開閉器112に接続する。
相通電幅検出部132は、交流電源110の各相の相通電幅を検出する。本実施形態の場合、交流電源110は三相であるので、相通電幅検出部132は、図2に示すように、R,S、Tの各相の相通電幅を検出する。
本実施形態のコンバータ114は6つのダイオードによって構成してあるため、各相の電圧が他の相の電圧よりも高い区間で各相に電流が流れる。図2を参照すると、R相は、S相及びT相よりも電圧の高い区間、すなわち、R相通電幅の時間だけ電流が流れる。S相は、R相及びT相よりも電圧の高い区間、すなわち、S相通電幅の時間だけ電流が流れる。T相は、R相及びS相よりも電圧の高い区間、すなわち、T相通電幅の時間だけ電流が流れる。
相通電幅検出部132は、図2に示す、R相通電幅、S相通電幅、T相通電幅の各時間を検出する。電源電圧に不平衡が生じているときには、R相通電幅、S相通電幅、T相通電幅の各時間が異なる。
相通電幅算出部135は、最大最小相通電幅算出部133及び平均相通電幅算出部134を有する。相通電幅算出部135は、相通電幅検出部132が検出したR相通電幅、S相通電幅、T相通電幅の各時間の最大値または最小値及び相通電幅の平均値を算出する。
R相通電幅、S相通電幅、T相通電幅の各時間の最大値または最小値は最大最小相通電幅算出部133によって算出する。R相通電幅、S相通電幅、T相通電幅の各時間の平均値は平均相通電幅算出部134によって算出する。本実施形態では、最大最小相通電幅算出部133により最大値を算出している。
不平衡率算出部136は、最大最小相通電幅算出部133によって算出した相通電幅の最大値または最小値と平均相通電幅算出部134によって算出した相通電幅の平均値とを用いて交流電源110の電圧不平衡率を算出する。
一般的に、電圧不平衡率は次の式で定義される。
電圧不平衡率=|(各線間電圧と平均電圧との最大差/平均電圧)|×100%
本発明では、電源電圧を直接計測するセンサを用いることなく、各相の通電幅から近似的に電圧不平衡率を算出する。
不平衡率算出部136は、電圧不平衡率を次の式で算出する。
電圧不平衡率=|(各相通電幅の最大(最小)値−相通電幅の平均値)/相通電幅の平均値)|×100%
ただし、最大値と最小値の両方を算出した時には最大値と最小値で平均値からの差が大きい値を使用する。最大値と最小値の両方を用いると、最大値または最小値のいずれかを用いたときと比較して、電圧不平衡率の精度を高くできる。
インバータ制御部141はインバータ116に接続され、インバータ制御部141が出力するゲート信号によってインバータ116の動作を制御する。インバータ制御部141がゲート信号を出力しているときには、インバータ116はコンバータ114が出力する直流を交流に変換してモータ120を駆動する。インバータ制御部141がゲート信号を出力していないとき(ゲート停止信号を出力しているとき)には、インバータ116は動作を停止しモータ120が停止する。
制御部142は電磁開閉器112の開閉を制御する。制御部142は第2比較部138から異常信号が出力された時に電磁開閉器112の接点を開放させる。
比較部を構成する第1比較部137及び第2比較部138は、不平衡率算出部136によって算出された電圧不平衡率を閾値と比較する。
比較部を構成する第2比較部は、電圧不平衡率が閾値を超えているときにはインバータ制御部141にゲート停止信号を出力する。インバータ制御部141はゲート停止信号を受けてインバータ116の直流を交流に変換する動作を停止させる。
また、比較部を構成する第2比較部は、不平衡率算出部136によって算出された電圧不平衡率が閾値を超えているときには制御部142に異常信号を出力する。上記のように、制御部142が異常信号を受けると電磁開閉器112を開として電路113を開放させる。
第1比較部137は閾値1記憶部139を、第2比較部138は閾値2記憶部140を接続する。閾値1記憶部139は閾値1を記憶する。閾値2記憶部140は閾値1よりも大きな値の閾値2を記憶する。
第1比較部137は不平衡率算出部136によって算出された電圧不平衡率と閾値1記憶部139に記憶させている閾値1とを比較する。電圧不平衡率が閾値1を超えているときには、制御部142にワーニング信号を出力し制御部142に電圧不平衡率が大きくなっていることを報知する。
第2比較部138は不平衡率算出部136によって算出された電圧不平衡率と閾値2記憶部140に記憶させている閾値2とを比較する。第2比較部138は電圧不平衡率が閾値2を超えているときには、インバータ制御部141にゲート停止信号を出力するとともに制御部142に異常信号を出力する。
<モータ制御装置の動作>
次に、本実施形態に係るモータ制御装置100の動作について説明する。
まず、相通電幅検出部132は、交流電源110の各相の通電幅(図2のR、S、Tの相通電幅)を検出する。最大最小相通電幅算出部133は、算出された各相の通電幅の内、最大のものを算出する。なお、本実施形態では最大の相通電幅を算出するようにしたが、最小の相通電幅を算出するようにしても良いし、最大及び最小の両方の相通電幅を算出するようにしても良い。平均相通電幅算出部134は、算出された各相の通電幅の平均値を算出する。
不平衡率算出部136は、相通電幅の最大値と相通電幅の平均値とから、|(各相通電幅の最大値−相通電幅の平均値)/相通電幅の平均値)|×100%を計算することで電圧不平衡率を算出する。
第1比較部137は、算出された電圧不平衡率を閾値1と比較し、算出された電圧不平衡率が閾値1よりも大きければ、上位コントローラとして設けた制御部142にワーニング信号を出力する。制御部142は、ワーニング信号によって、異常信号が出力されることになるかもしれない、ということが予知できる。
第2比較部138は、算出された電圧不平衡率を閾値2と比較し、算出された電圧不平衡率が閾値2よりも大きければ、インバータ制御部141にゲート停止信号を出力し、制御部142に異常信号を出力する。
インバータ制御部141はゲート停止信号を受けてインバータ116の直流を交流に変換する動作を停止させる。上位コントローラとして設けた制御部142は、異常信号を受けて電磁開閉器112を開として電路113を開放させ、コンバータ114のダイオードを確実に保護する。
このように、本実施形態に係るモータ制御装置100は、電圧不平衡率を各相の通電幅から算出し、交流電源110の電圧不平衡率が閾値1を超えていれば異常信号が出力される可能性を予告し、電圧不平衡率が閾値2を超えていればインバータ116の動作を停止させ、電磁開閉器112を開放する。
本実施形態に係るモータ制御装置100では、各相の相通電幅を検出することで電圧不平衡率を算出しているので、モータの駆動状態の影響を受ける事がない。また、電源インピーダンスの影響を受けることがないので、簡単な構成で、簡単な演算で、簡単に電圧不平衡を検出することができ、電圧不平衡時にコンバータを保護することができる。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係るモータ制御装置のブロック図である。
<モータ制御装置の構成>
モータ制御装置200は、コンバータ214及びインバータ216を有する。コンバータ214に電磁開閉器212を接続する。電路213には、各相にACリアクトル211が接続してある。
コンバータ214は、実施形態1のコンバータ114とは異なり、6個の半導体スイッチによって形成される。コンバータ214の動作は、コンバータ制御部243によって制御される。
交流電源210、電磁開閉器212、電界コンデンサ215、インバータ216、モータ220は、実施形態1の交流電源110、電磁開閉器112、電界コンデンサ115、インバータ116、モータ120と同一である。
さらに、モータ制御装置200は、相通電幅検出部232、相通電幅算出部235を構成する最大最小相通電幅算出部233及び平均相通電幅算出部234、不平衡率算出部236、比較部を構成する第1比較部237及び第2比較部238、閾値1記憶部239、閾値2記憶部240、インバータ制御部241、コンバータ制御部243を有する。第1比較部237及び2比較部238は制御部242に接続し制御部242は電磁開閉器212に接続する。
本実施形態に係るモータ制御装置200は、実施形態1に係るモータ制御装置100と比較して、コンバータ制御部243を備えていることが異なり、相通電幅検出部232、相通電幅算出部235、最大最小相通電幅算出部233、平均相通電幅算出部234、不平衡率算出部236、第1比較部237、第2比較部238、閾値1記憶部239、閾値2記憶部240、インバータ制御部241、制御部242は、実施形態1の相通電幅検出部132、相通電幅算出部135、最大最小相通電幅算出部133、平均相通電幅算出部134、不平衡率算出部136、第1比較部137、第2比較部138、閾値1記憶部139、閾値2記憶部140、インバータ制御部141、制御部142と同一である。
コンバータ制御部243はコンバータ214に接続され、コンバータ制御部243が出力するゲート信号によってコンバータ214の動作を制御する。モータ220の力行時、コンバータ214に内蔵されているダイオードにより交流電源210の交流を直流に変換する。モータ220の回生時、コンバータ制御部243が出力しているゲート信号により、コンバータ214は半導体スイッチを電源位相タイミングにより120°区間通電させ、いわゆる120°通電の電源回生制御を行い、モータ220から戻ってくる回生電力を電源側に回生する。コンバータ制御部243がゲート信号を出力していないとき(ゲート停止信号を出力しているとき)には、コンバータ214は回生の動作を停止する。
<モータ制御装置の動作>
次に、本実施形態に係るモータ制御装置200の動作について説明する。
まず、相通電幅検出部232は、交流電源210の各相の通電幅(図2のR、S、Tの相通電幅)を検出する。最大最小相通電幅算出部233は、算出された各相の通電幅の内、最大のものを算出する。なお、本実施形態では最大の相通電幅を算出するようにしたが、最小の相通電幅を算出するようにしても良いし、最大及び最小の両方の相通電幅を算出するようにしても良い。平均相通電幅算出部234は、算出された各相の通電幅の平均値を算出する。
不平衡率算出部236は、相通電幅の最大値と相通電幅の平均値とから、|(各相通電幅の最大値−相通電幅の平均値)/相通電幅の平均値)|×100%を計算することで電圧不平衡率を算出する。
第1比較部237は、算出された電圧不平衡率を閾値1と比較し、算出された電圧不平衡率が閾値1よりも大きければ、上位コントローラとして設けた制御部242にワーニング信号を出力する。制御部242は、ワーニング信号によって、異常信号が出力されることになるかもしれない、ということが予知できる。
第2比較部238は、算出された電圧不平衡率を閾値2と比較し、算出された電圧不平衡率が閾値2よりも大きければ、インバータ制御部241及びコンバータ制御部243にゲート停止信号を出力し、制御部242に異常信号を出力する。
インバータ制御部241はゲート停止信号を受けてインバータ216の直流を交流に変換する動作を停止させる。また、コンバータ制御部243はゲート停止信号を受けてコンバータ214の直流を交流に変換する動作を停止させる。上位コントローラとして設けた制御部242は、異常信号を受けて電磁開閉器212を開として電路213を開放させ、コンバータ214のダイオードを確実に保護する。
このように、本実施形態に係るモータ制御装置200は、電圧不平衡率を各相の通電幅から算出し、交流電源210の電圧不平衡率が閾値1を超えていれば異常信号が出力される可能性を予告し、電圧不平衡率が閾値2を超えていればコンバータ214及びインバータ216の動作を停止させ、電磁開閉器112を開放する。
なお、本実施形態に係るモータ制御装置200は、電源回生時の電圧不平衡も検出しており、電圧不平衡により生ずる電源回生時の相電流のアンバランスも検出して保護することができる。
本実施形態では、相電圧の検出を電磁開閉器212とACリアクトル211との間で検出しているが、ACリアクトル211とコンバータ214との間で検出するようにしても良い。
本実施形態に係るモータ制御装置200では、各相の相通電幅を検出することで不平衡率を算出しているので、モータの力行時、回生時に、モータの駆動状態の影響を受ける事がない。また、電源インピーダンスの影響を受けることがないので、簡単な構成で、簡単な演算で、簡単に電圧不平衡を検出することができ、電圧不平衡時にコンバータを保護することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
100、200 モータ制御装置、
110、210 交流電源、
112、212 電磁開閉器、
113、213 電路、
114、214 コンバータ、
115、215 電解コンデンサ、
116、216 インバータ、
120、220 モータ、
132、232 相通電幅検出部、
133、233 最大最小相通電幅算出部、
134、234 平均相通電幅算出部、
135、235 相通電幅算出部、
136、236 不平衡率算出部、
137、237 第1比較部、
138、238 閾値1記憶部、
139、239 第2比較器、
140、240 閾値2記憶部、
141、241 インバータ制御部、
142、242 制御部、
211 ACリアクトル、
243 コンバータ制御部。

Claims (9)

  1. 交流電源からの交流を直流に変換するコンバータと当該コンバータから出力される直流を交流に変換してモータを駆動するインバータとを備えたモータ制御装置であって、
    前記交流電源の各相の相通電幅を検出する相通電幅検出部と、
    前記相通電幅の最大値または最小値および前記相通電幅の平均値を算出する相通電幅算出部と、
    前記相通電幅の最大値または最小値と前記相通電幅の平均値とを用いて前記交流電源の不平衡率を算出する不平衡率算出部と、
    を有することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 算出された不平衡率を閾値と比較する比較部と、
    前記インバータの動作を制御するインバータ制御部と、
    をさらに有し、
    前記比較部は、前記不平衡率が閾値を超えているときには前記インバータ制御部にゲート停止信号を出力し前記インバータ制御部は当該ゲート停止信号を受けて前記インバータの直流を交流に変換する動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記コンバータの動作を制御するコンバータ制御部をさらに有し、
    前記コンバータ制御部は、前記ゲート停止信号を受けて前記コンバータの直流を交流に変換する動作を停止させることを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記交流電源と前記コンバータとを接続する電路に設けた電磁開閉器と、
    前記電磁開閉器の開閉を制御する制御部と、
    をさらに有し、
    前記比較部は、前記不平衡率が閾値を超えているときには前記制御部に異常信号を出力し前記制御部は当該異常信号を受けて前記電磁開閉器を開として前記電路を開放させることを特徴とする請求項2から3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  5. 前記比較部は、前記不平衡率が閾値を超えているときには前記制御部にワーニング信号を出力し前記制御部に不平衡率が大きくなっていることを報知することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のモータ制御装置。
  6. 前記閾値は、閾値1と当該閾値1より大きい値の閾値2の2つの閾値を有し、
    前記比較部は、前記不平衡率が閾値1を超えているときには、前記制御部にワーニング信号を出力し、前記不平衡率が閾値2を超えているときには、前記インバータ制御部にゲート停止信号を出力するとともに前記制御部に異常信号を出力することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のモータ制御装置。
  7. 前記相通電幅算出部は、
    相通電幅の最大値または最小値を算出する最大最小相通電幅算出部と、
    相通通電幅の平均値を算出する平均相通電幅算出部と、
    を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のモータ制御装置。
  8. 前記閾値1を記憶する閾値1記憶部と、
    前記閾値2を記憶する閾値2記憶部と、
    をさらに有し、
    前記比較部は、
    前記不平衡率と前記閾値1とを比較する第1比較部と、
    前記不平衡率と前記第2閾値とを比較する第2比較部と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載のモータ制御装置。
  9. 前記不平衡率算出部は、前記相通電幅の最大値と前記相通電幅の平均値とから、|(各相通電幅の最大値−相通電幅の平均値)/相通電幅の平均値)|×100%を計算することで電圧不平衡率を算出することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のモータ制御装置。
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