JP2015115798A - 自動原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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【課題】使用中におけるカードの常時読み取りを可能としつつ、カードの脱落や排出原稿との接触を抑制することができる自動原稿搬送装置を提供すること。【解決手段】画像読取部の上面に開閉可能に設置し、画像読取部に向けて原稿Sを搬送する原稿搬送部52と、画像読取部で画像を読み取った後の原稿Sを排出する排出トレイ部53と、を備えた自動原稿搬送装置5であって、排出トレイ部53の裏面に設置したカード読取装置62と、排出トレイ部53を挟んでカード読取装置62と対向する原稿集積面側であって画像読み取り後の原稿Sの排紙方向上流側に開口するカード挿入用スリット63と、カード挿入用スリット63よりも下方に配置してカード挿入用スリット63に少なくともICカード64の一部を挿入可能とするカード読取面65と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、カードによって利用を可能とした自動原稿搬送装置及び画像形成装置に関する。
従来、この種の自動原稿搬送装置としては、複合機に搭載されたカード読取装置によって読取可能なICカードが使用されることがある。このICカードには、使用者(所有者)の識別情報等が記録されており、使用者が提示するICカードをカード読取装置で読み取るようにしている。
その読み取ったICカードの識別情報は、使用者の認証用データとして用いられるとともに、認証結果に応じて自動原稿搬送装置の使用許可や拒否(利用制限を含む)、利用日時や利用内容等の管理データとして用いることができる(例えば、特許文献1参照)。なお、このようなカードとしては、ICカードに限らず、使用者が提示するプリペイドカード等から残金を読み取り、複写サービスなどの課金徴収とする場合に用いるものもある。
一方、このようなICカード等の読取装置(カードリーダライタ)は、ICカードと非接触で接続可能となるように、自動原稿搬送装置の原稿排出台に近接して配置されていた。このため、ICカードは原稿排出台の上面にかざすことで読み取り及び書き込みを可能としている。
しかしながら、近年では、セキュリティの関係から、例えば、使用者が原稿の読み取り作業中の間は常にICカードを読み取っている環境にないと自動原稿搬送装置や画像の読み取りができないようになっているものがある。
すなわち、ICカードの貸与等やプリペイドカードの盗難等による意図しない利用を抑制することを考慮すると、ICカード等は使用中において常に読み取り可能な状態にあるのが望ましい。特に、プリペイドカードにあっては、途中での中止や割込みなどを考慮すると、先に利用枚数分だけ課金することもできないことから、利用枚数毎に課金を行うのが一般的であるため、使用中において常に読み取り可能な状態にある必要が生じる。
しかしながら、このような従来の自動原稿搬送装置によるカード読み取り方式では、ICカード等を常時読み取り可能な状態とするためには、原稿排出台に置いておく必要がある。
したがって、例えば、冊子タイプのカタログや観音開き方式のパンフレット等の画像を読み取る場合、自動原稿搬送装置を持ち上げてプラテンガラスに直接原稿を載置する必要がある。
この際、ICカード等が原稿排出台に置いてあると、脱落してカードの読み取りができなくなってしまい、画像の読み取りも不可となってしまうばかりでなく、紛失等の虞があった。
しかも、原稿排出台は、排出された読み取り後の原稿を集積する必要があることから、排出した原稿によってICカード等が引っ掛かり、原稿ジャムやカードが跳ねられたりする虞がある。このような場合に、カード読取装置からICカード等がズレてしまうと、原稿の読み取り作業が中断されてしまうという懸念もあった。
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたもので、使用中におけるカードの常時読み取りを可能としつつ、カードの脱落や排出原稿との接触を抑制することができる自動原稿搬送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の自動原稿搬送装置は、画像読取部の上面に開閉可能に設置し、前記画像読取部に向けて原稿を搬送する搬送部と、前記画像読取部で画像を読み取った後の原稿を排出する排出トレイ部と、を備えた自動原稿搬送装置であって、前記排出トレイ部の裏面に設置したカード読取装置と、前記排出トレイ部を挟んで前記カード読取装置と対向する原稿集積面側であって画像読み取り後の原稿の排紙方向上流側に開口するカード挿入用スリットと、前記カード挿入用スリットよりも下方に配置して前記カード挿入用スリットに少なくともカードの一部を挿入可能とするカード読取面と、を有する構成を有している。
本発明は、使用中におけるカードの常時読み取りを可能としつつ、カードの脱落や排出原稿との接触を抑制することができる自動原稿搬送装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を搭載した画像形成装置の説明図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示し、(A)は自動原稿搬送装置の平面図、(B)は自動原稿搬送装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示し、(A)は自動原稿搬送装置の斜視図、(B)は自動原稿搬送装置の一部を破断した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示し、(A)はICカード挿入状態の自動原稿搬送装置の平面図、(B)はICカード挿入状態の自動原稿搬送装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示し、(A)は原稿載置状態の自動原稿搬送装置の平面図、(B)は原稿載置状態の自動原稿搬送装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示し、(A)は原稿排紙状態の自動原稿搬送装置の平面図、(B)は原稿排紙状態の自動原稿搬送装置の正面図、(C)は原稿排紙状態の自動原稿搬送装置の側面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示し、ADFを開放した画像形成装置の説明図である。 本発明の他の実施の形態に係る自動原稿搬送装置を示し、(A)は自動原稿搬送装置の斜視図、(B)は自動原稿搬送装置の一部を破断した斜視図である。
以下、本発明に係る自動原稿搬送装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の一実施の形態を示す図であり、画像形成装置を電子写真方式の複合機に適用した例を示している。複合機としては、例えば、一般的な静電作像方法を用いて画像を形成するフルカラーの複合機やモノクロ画像を形成する複合機などが挙げられる。また、作像方式としては、電子写真方式以外にも、例えばインクジェット方式等を用いることも可能である。さらに、上述の本発明に係る画像読取装置を備えた画像形成装置は、複合機として構成される他に、ファクシミリ装置、印刷機又は複合機として構成してもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙部2と、画像形成部3と、画像読取部4と、原稿搬送装置としての自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」とも称する)5と、から構成されている。また、本実施の形態において、画像読取部4とADF5とは、画像読取装置6を構成する。
給紙部2は、サイズの異なるシート状の記録紙Pを収納可能とする上下3段の給紙カセット21A,21B,21Cを有している。給紙部2は、給紙カセット21A,21B,21Cに収納された記録媒体としての記録紙Pをそれぞれピックアップして給紙する給紙装置21,22,23を有している。給紙部2は、これら給紙装置21,22,23から給紙された記録紙Pを画像形成部3の所定の画像形成位置まで搬送する各種ローラ等から形成される給紙経路24を有している。
画像形成部3は、露光装置31と、複数の感光体ドラム32と、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の異なる色のトナーが充填された現像装置33と、転写ベルト34と、二次転写部35と、定着部36とを備えている。
画像形成部3は、例えば、画像読取装置6で読み取った読取画像に基づいて、露光装置31により各感光体ドラム32を露光(レーザ光L)して各感光体ドラム32に潜像を形成する。これにより、各現像装置33は、各感光体ドラム32にそれぞれ異なる色のトナーを供給して現像するようになっている。
そして、画像形成部3は、各感光体ドラム32に現像された像を転写ベルト34に一次転写し、二次転写部35で記録紙Pにトナー像を二次転写した後に、定着部36により記録紙Pに二次転写したトナー像を溶融して、記録紙Pにカラー画像を定着する。
ところで、詳細な構成は省略するが、画像形成部3は、給紙部2の給紙経路24に搬送された記録紙Pを引き継いでレジスト部37で同期させた状態で二次転写部35及び定着部36を経由し、集積トレイ38に排紙する搬送経路39Aを有する。
また、画像形成部3は、手差トレイ25に積載した記録紙(図示せず)をレジスト部37よりも上流側で搬送経路39Aに給紙する手差給紙経路39Bを有する。
さらに、画像形成部3は、記録紙Pの両面に画像を形成する場合に、表面側の画像定着後の記録紙Pを、スイッチバック経路39C及び反転経路39Dを経由してレジスト部37よりも上流側に再給紙するようになっている。
画像読取部4は、光源及びミラー部材を搭載した第1キャリッジ41と、ミラー部材を搭載した第2キャリッジ42と、結像レンズ43と、撮像部44とを備えている。
画像読取部4は、ADF5により搬送される原稿Sの表面画像を読取位置で読み取る場合には、第1キャリッジ41をスリットガラス45の直下(図1中、符号Hで示す位置)に移動し、その読取位置で停止させる。
そして、第1キャリッジ41は、スリットガラス45上を通過中の原稿Sに向かって光源からの照明光を照射する。スリットガラス45を透過して原稿Sで反射した反射光は、第1キャリッジ41及び第2キャリッジ42に搭載された各ミラー部材を経由して結像レンズ43により撮像部44に結像して読取画像として読み取らせるようになっている。なお、読取位置Rにおいて、原稿Sの表面画像は結像レンズ43に関して撮像部44と共役である。
一方、突当部材47に突き当てた状態でプラテンガラス46上に載置された原稿を読み取る場合には、第1キャリッジ41及び第2キャリッジ42を、図1において左右方向(副走査方向)に移動させる。そして、各キャリッジ41,42を移動させる過程で、光源により原稿Sに光を照射し、各キャリッジ41,42に搭載された各ミラー部材により原稿Sからの反射光を折り返す。その反射光は、結像レンズ43により結像して撮像部44で読み取らせる。
なお、上述した給紙部2、画像形成部3、画像読取部4の各種制御は、図示しない本体制御部によってその駆動等が制御されるが、これらの各種制御は公知の技術を用いているために、ここではその詳細な説明は省略する。
ADF5は、原稿載置台としての原稿トレイ51と、各種ローラ等からなる原稿搬送部52と、画像読み取り後の原稿Sを集積する排出トレイ部53と、を備えている。
ADF5は、原稿トレイ51に載置された原稿Sの原稿束から最上位の原稿Sを1枚ずつ分離して原稿搬送部52によりスリットガラス45上に搬送する。
そして、ADF5は、スリットガラス45を通過する際に画像読取部4により原稿Sの画像を読み取った後、排出トレイ部53に排紙する。また、ADF5は、画像読取部4に対して図示しないヒンジ機構等の開閉機構を介して開閉自在に取り付けられている。
なお、ADF5の原稿Sの搬送方式や画像の読み取り方式、例えば、原稿Sが両面原稿である場合の裏面側の画像の読み取りを、第2の画像読取センサ48で読み取ってもよいし、スイッチバック機構を設けて原稿Sを反転させてもよい。
原稿トレイ51は、原稿搬送部52側を原稿Sの先端側として、その先端側が下方、その後端側が上方となるように上向き傾斜して配置されている。原稿トレイ51は、先端側原稿トレイ51Aと後端側原稿トレイ51Bとで分割されており、先端側原稿トレイ51Aは図示を略す軸を回動中心として原稿Sの束厚に応じて先端が下方に傾くようになっている。原稿トレイ51は、原稿搬送部52に向かう原稿Sの給紙方向と直行する左右方向を位置決めするサイドガイド板54を有している。
サイドガイド板54は、原稿トレイ51と原稿Sの幅方向の中心を一致させるように相対的に接近・離間可能な一対のもの、又は、原稿トレイ51の一方の縁部側に原稿Sの一方の縁部を当接させて他方の縁部側のみを移動可能に配置したものの何れでもよい。
原稿搬送部52は、少なくともその上方を開閉可能としたカバー55によって覆われている。カバー55は、原稿Sの先端がカバー内部に臨むように給紙口55aを有している。カバー55は、給紙口55aよりも内部に先端側原稿トレイ51Aの先端が位置するように、先端側原稿トレイ51Aの先端の上方を覆っている。原稿搬送部52は、給紙口55aから排出トレイ部53の上方の排紙口55bに至る範囲をカバー55等に形成されたリブ55c(詳細は図示せず)等によって原稿搬送経路56を形成している。
原稿搬送部52は、原稿Sの原稿搬送方向を基準として給紙口55aよりも内側の近傍に配置されたピックアップローラ57と、原稿搬送経路56を挟んで対向するように配置された給紙ベルト58及びリバースローラ59と、を給紙部として有している。
ピックアップローラ57は、接触位置において原稿トレイ51に積載された原稿Sのうち、最上位側から数枚(理想的には1枚)の原稿Sをピックアップする。
給紙ベルト58は原稿給送方向に沿って回動移動し、リバースローラ59は原稿給送方向とは逆方向に回転可能となっている。リバースローラ59は、複数枚の原稿Sが重送されようとした場合に、給紙ベルト58の回動移動方向に対して逆方向に回転することにより、原稿Sの重送を抑制する。
原稿搬送部52は、スリットガラス45の上方に対向するように配置して原稿Sの画像を読み取らせる第1読取ローラ60と、排紙口55bよりも上流側直前に配置して原稿Sを排紙口55bから排出トレイ部53に向けて排出する排紙ローラ対61と、を有する。
排出トレイ部53は、排紙口55bの下方から排紙方向下流側(図示右側)に向かって上向き傾斜している。また、排出トレイ部53には、この上向き傾斜した部分とは別に、平坦なトレイ面53aを有している。
この平坦なトレイ面53aは、画像形成装置1の正面側、すなわち、使用者が操作のために対峙する側に形成されている。これにより、使用者は、上向き傾斜した排出トレイ部53とトレイ面53aとの段差によって集積した原稿Sとの間に隙間を形成することができ、この隙間に手を差し込むことで原稿Sの回収を容易に行うことができる。
図2及び図3に示すように、排出トレイ部53のうち、トレイ面53aの排紙方向下流端付近の裏面にはカード読取装置62が配置されている。排出トレイ部53は、トレイ面53aを挟んでカード読取装置62と対向するトレイ面53a側であって画像読み取り後の原稿Sの排紙方向上流側に開口するカード挿入用スリット63と、カード挿入用スリット63よりも下方に配置してカード挿入用スリット63に少なくともICカード64の一部を挿入可能とするカード読取面65と、を有する。
カード読取装置62は、ここではICカード64の読み取り及び書き込みが可能となっている。ICカード64には、例えば、社員番号等の管理番号が記憶されている。カード読取装置62は、ICカード64から読み取った管理番号を図示しない管理サーバに予め記憶した管理番号とで照合し、その結果に応じた機能の許可・不許可等を実行する。
例えば、ICカード64の所有者が、画像の読み取りは許可、複写・印刷に関してはモノクロのみ許可、カラーは不許可、となっているなどの利用制限を設定することができる。また、このような管理番号は、ADF5により読み取った画像データの保管場所(管理サーバのハードディスク等)への振り分け・アクセス制限・読み取り年月日・読み取り枚数・保存形式(PDFやBMP等)を管理するために用いることも可能である。
カード挿入用スリット63は、本実施の形態では、ICカード64の1つの角部を含む一部が挿入可能となっている。排出トレイ部53は、ICカード64の角部を形成する隣りあった2辺を支持する壁面53b,53cと、この壁面53b,53c間に跨ってICカード64の角部がADF5の裏面側に入り込むように傾斜した傾斜壁面53dと、を有している。
これら各壁面53b,53c,53dは、トレイ面53aよりもカード読取面65が下方に位置するように段差を形成している。これにより、カード読取面65は、原稿排紙方向下流端縁と正面端縁の2辺を開放している。
また、カード挿入用スリット63はその段差を構成する壁面53b,53c,53dのうち、原稿Sの排紙方向と交差する壁面53b,53dに形成されている。これにより、カード挿入用スリット63は、カード読取面65の上側において原稿Sの排紙方向上流側を開口させることができる。この際、カード挿入用スリット63の開口下縁とカード読取面65との間には段差がないように設定するのが望ましい。
すなわち、ICカード64をカード挿入用スリット63に挿入するためにカード読取面65をガイド面とした際に、ICカード64が引っ掛かることなく、カード挿入用スリット63に挿入することができる。一方、壁面53cは、カード挿入用スリット63が形成されていない単なる段差を形成している。また、カード挿入用スリット63の開口高さは、ICカード64の厚さと同じかそれ以上としている。
上記の構成において、ICカード64は、その一つの角部がカード挿入用スリット63に挿入される。この際、ICカード64は、図4に示すように、その角部を構成する隣りあった2辺のうちに一辺を壁面53bに突き当て、他の一辺を壁面53cに突き当てることで位置決めされる。
この際、図5に示すように、原稿トレイ51に原稿Sを載置した際に、少なくともその一部が原稿Sからはみ出すようにするのが望ましい。これにより、使用者は、ICカード64の取り忘れを抑制することができる。
また、トレイ面53aが排出トレイ部53の上向き傾斜に対して平坦となっており、しかも、カード読取面65が壁面53b〜53dによってさらに段差を有している。これにより、例えば、図6に示すように、読み取り後の原稿Sは、主として上向き傾斜した排出トレイ部53に集積され、その一部がトレイ面53aに跨るように集積される。
この際、図6に示すように、原稿Sの排紙方向下流端(図6の図示右側)がカード挿入用スリット63を形成した壁面53b,53cよりも下流側、すなわち重なるように排紙されても、ICカード64が原稿Sに引っ掛かることが抑制される。
また、ADF5は、図7に示すように、ヒンジ70を回動支点として開閉可能となっており、開放状態としたときにはプラテンガラス46に原稿を載置することができるようになっている。
この際、ICカード64は、カード挿入用スリット63に挿入した角部を構成する隣りあった2辺のうち、ADFカバー55を開放したときの底面となる側に壁面53cを位置させることができ、ICカード64の自然落下による脱落を阻止することができる。
ところで、上記実施の形態では、カード挿入用スリット63は、カード挿入用スリット63の開口高さをICカード64の厚さと同じかそれ以上としていたが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、カード挿入用スリット63の一部に、カード厚さ方向の開口高さがカード挿入用スリット63にカードを挿入する前の状態においてICカード64の厚さ以下とする弾性抵抗爪53eを形成してもよい。
この弾性抵抗爪53eは、カード挿入用スリット63を形成したことによるトレイ面53aの塑性そのものによる弾性変形となっている。すなわち、ICカード64をカード挿入用スリット63に挿入した際に、ICカード64の厚さによって壁面53cに撓みが発生するものである。また、トレイ面53a又は壁面53cにゴム等の別材料の弾性抵抗爪53eを接着等で固定したものでもよい。さらに、図8では弾性抵抗爪53eの先端を下向きとしているが、先端を上向きとしてもよいし、その数も限定されるものではない。
このように、本発明の自動原稿搬送装置は、画像読取部4の上面に開閉可能に設置し、画像読取部4に向けて原稿Sを搬送する原稿搬送部52と、画像読取部4で画像を読み取った後の原稿Sを排出する排出トレイ部53と、を備えた自動原稿搬送装置5であって、排出トレイ部53の裏面に設置したカード読取装置62と、排出トレイ部53を挟んでカード読取装置62と対向する原稿集積面側であって画像読み取り後の原稿Sの排紙方向上流側に開口するカード挿入用スリット63と、カード挿入用スリット63よりも下方に配置してカード挿入用スリット63に少なくともICカード64の一部を挿入可能とするカード読取面65と、を有することにより、使用中におけるカードの常時読み取りを可能としつつ、カードの脱落や排出原稿との接触を抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る自動原稿搬送装置及び画像形成装置は、使用中におけるカードの常時読み取りを可能としつつ、カードの脱落や排出原稿との接触を抑制することができるという効果を有し、原稿読取装置(ADF)及びADFを備えた画像形成装置全般にも有用である。
1 画像形成装置
5 自動原稿搬送装置(ADF)
4 画像読取部
52 原稿搬送部
53 排出トレイ部
62 カード読取装置
63 カード挿入用スリット
64 ICカード
65 カード読取面
特開2010−250038号公報

Claims (3)

  1. 画像読取部の上面に開閉可能に設置し、前記画像読取部に向けて原稿を搬送する搬送部と、前記画像読取部で画像を読み取った後の原稿を排出する排出トレイ部と、を備えた自動原稿搬送装置であって、
    前記排出トレイ部の裏面に設置したカード読取装置と、
    前記排出トレイ部を挟んで前記カード読取装置と対向する原稿集積面側であって画像読み取り後の原稿の排紙方向上流側に開口するカード挿入用スリットと、
    前記カード挿入用スリットよりも下方に配置して前記カード挿入用スリットに少なくともカードの一部を挿入可能とするカード読取面と、を有する
    ことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記カード挿入用スリットの一部に、カード厚さ方向の開口高さがカード挿入用スリットにカードを挿入する前の状態においてカードの厚さ以下とする弾性抵抗部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動原稿搬送装置を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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