JP2015114393A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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康人 岡林
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Abstract

【課題】ベルト部材を張架する張架部材の変位に起因して起こりうる、定着装置の性能の変化を抑える。
【解決手段】用紙50への加熱および加圧を行うニップ部Nよりも上流側には、このニップ部Nに向かう用紙50が通る上流側用紙通過領域701が形成されている。ニップ部Nよりも下流側には、ニップ部Nを通過した用紙50が通る下流側用紙通過領域702が形成されている。下流側用紙通過領域702の拡がり度合いの方が、上流側用紙通過領域701の拡がり度合いよりも大きくなっている。ステアリングが行われる第2張架ロール613は、拡がり度合いが大きい下流側用紙通過領域702側に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、互いに圧接する第1のローラおよび第2のローラと、これらのローラに巻き回され張力が加えられている加熱ベルトと、第1のローラに巻きかけられた加熱ベルトの部分に圧接してニップ部を形成する加圧ローラと、加熱ベルトを加熱するためのコイルユニットとを備えた誘導加熱装置が設けられている。
特許文献2には、上ベルトでベルトをかけているローラと、加圧ローラが全て弾性体層を有さず、ベルトは弾性体層を有する装置が開示されている。
また、特許文献3には、加熱体と、画像を支持した記録材とともに移動するフィルムと、を有し、加熱体からの熱で画像を加熱する像加熱装置において、フィルムはアラミド樹脂からなる耐熱基層を有する像加熱装置が開示されている。
特開2005−309454号公報 特開2003−255740号公報 特開平5−11648号公報
本発明の目的は、ベルト部材を張架する張架部材の変位に起因して起こりうる、定着装置の性能の変化を抑えることにある。
請求項1に記載の発明は、循環移動可能に設けられたベルト部材と、外面を有し、前記ベルト部材の外周面に当該外面の一部が押し当てられ、画像が形成された記録材が加圧されながら通過する通過部を当該ベルト部材との間に形成する押し当て部材と、前記ベルト部材を張架する張架部材と、前記張架部材を変位させる変位手段と、を備え、前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における上流側に位置する上流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に上流側間隙を有して形成されるとともに、上流側に向かうに従い当該上流側間隙が拡がるように形成され、前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における下流側に位置する下流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に下流側間隙を有して形成されるとともに、下流側に向かうに従い当該下流側間隙が拡がるように形成され、前記上流側間隙の拡がり具合と前記下流側間隙の拡がり具合とが異なっており、一方の間隙の拡がり具合の方が他方の間隙の広がり具合よりも大きくなっており、前記変位手段による前記張架部材の変位に伴い、前記ベルト部材の一部が前記押し当て部材の前記外面に接近し、前記ベルト部材の前記一部の前記外面への接近が、前記一方の間隙側および前記他方の間隙側のうちの、当該一方の間隙側にて起こるように構成された定着装置である。
請求項2に記載の発明は、前記下流側間隙の拡がり具合の方が、前記上流側間隙の拡がり具合よりも大きくなっており、前記ベルト部材の前記一部の前記外面への接近が、前記下流側間隙側にて起こるように構成された請求項1に記載の定着装置である。
請求項3に記載の発明は、前記変位手段による変位が行われる前記張架部材は、前記ベルト部材の移動方向において前記通過部よりも下流側に配置され、且つ、当該通過部を通過した当該ベルト部材が最初に達する張架部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、前記張架部材は、外周面に対して切削加工が施され且つ当該切削加工が周方向に沿って行われた円柱状部材により構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の定着装置である。
請求項5に記載の発明は、前記ベルト部材を張架する他の張架部材を更に備え、前記他の張架部材と前記ベルト部材との接触部にて生じる第1の摩擦力であって当該他の張架部材の軸方向における当該第1の摩擦力と、前記変位手段により変位する前記張架部材と前記ベルト部材との接触部にて生じる第2の摩擦力であって当該張架部材の軸方向における当該第2の摩擦力とを比較した場合に、当該第2の摩擦力の方が当該第1の摩擦力よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の定着装置である。
請求項6に記載の発明は、循環移動可能に設けられたベルト部材と、外面を有し、前記ベルト部材の外周面に当該外面の一部が押し当てられ、画像が形成された記録材が加圧されながら通過する通過部を当該ベルト部材との間に形成する押し当て部材と、前記ベルト部材を張架する張架部材と、前記張架部材を変位させる変位手段と、を備え、前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における上流側に位置する上流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に上流側間隙を有して形成され、前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における下流側に位置する下流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に下流側間隙を有して形成され、前記変位手段による前記張架部材の変位に伴い、前記ベルト部材の一部が前記押し当て部材の前記外面に接近し、前記ベルト部材の前記一部の前記外面への接近が、前記下流側間隙側にて起こるように構成された定着装置である。
請求項7に記載の発明は、記録材に対し画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により記録材に形成された画像を当該記録材に定着する定着装置と、を備え、前記定着装置が、請求項1乃至6の何れかに記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、拡がり具合が小さい間隙側にて、押し当て部材の外面へのベルト部材の接近が行われる場合に比べ、ベルト部材を張架する張架部材の変位に起因して起こりうる、定着装置の性能の変化を抑えることができる。
請求項2の発明によれば、上流側間隙にて、押し当て部材の外面へのベルト部材の接近が行われる場合に比べ、記録材上の画像の乱れを抑えられるようになる。
請求項3の発明によれば、ベルト部材と張架部材との間で生じる滑りをより抑えられるようになる。
請求項4の発明によれば、ベルト部材の摩耗を抑えることができるようになる。
請求項5の発明によれば、第1の摩擦力の方が第2の摩擦力よりも大きい場合に比べ、張架部材を用いたベルト部材の幅方向への移動をより効率的に行うことができるようになる。
請求項6の発明によれば、上流側間隙側にて、押し当て部材の外面へのベルト部材の接近が行われる場合に比べ、ベルト部材を張架する張架部材の変位に起因して起こりうる、定着装置の性能の変化を抑えることができる。
請求項7の発明によれば、ベルト部材を張架する張架部材の変位に起因して起こりうる、定着装置の性能の変化を抑えた画像形成装置を提供できるようになる。
本発明の実施形態における画像形成装置を示した概略構成図である。 定着装置の側断面図である。 図2における矢印III方向から定着ベルトモジュールを眺めた場合の図である。 張架ロールと定着ベルトとの間の摩擦係数と、定着ベルトの移動量との関係を示した図である。 第2張架ロールの詳細を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置100を示した概略構成図である。
同図に示す画像形成装置100は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置である。この画像形成装置100には、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが設けられている。
また、画像形成装置100には、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10が設けられている。さらに、画像形成装置100には、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を用紙50に一括転写(二次転写)させる二次転写部20が設けられている。
また、二次転写されたトナー像を用紙50上に定着させる定着装置60が設けられている。さらに、プログラム制御されたCPUにより構成され、画像形成装置100内の各装置(各部)を制御する制御部40が設けられている。また、表示パネルなどにより構成されユーザからの情報を受け付けるとともにユーザに対して情報を表示するUI(User Interface)70が設けられている。
画像形成部の一部として機能する画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々には、次のような電子写真用デバイスが設けられている。まず、矢印A方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、感光体ドラム11を帯電する帯電器12が設けられている。また、感光体ドラム11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)が設けられている。
さらに、各色成分トナーが収容され感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器14が設けられている。また、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16が設けられている。また、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラムクリーナ17が設けられている。
中間転写ベルト15は、定速性に優れたモータ(図示せず)により駆動される駆動ロール31によって図1に示す矢印B方向に予め定められた速度で循環駆動する。一次転写部10は、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向配置される一次転写ロール16を含んで構成されている。そして、各々の感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重畳されたトナー像が形成される。
二次転写部20は、中間転写ベルト15のトナー像保持面側に配置される二次転写ロール22と、バックアップロール25とを含んで構成される。二次転写ロール22は中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール25に圧接配置されている。さらに二次転写ロール22は、接地されるとともに、二次転写ロール22とバックアップロール25との間に二次転写バイアスが形成され、二次転写部20に搬送される用紙50上にトナー像が二次転写される。
画像形成装置100の基本的な作像プロセスについて説明する。
画像形成装置100では、図示しない画像読取装置等から画像データが出力される。そして、この画像データは図示しない画像処理装置により画像処理が施され、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器13に出力される。
レーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々の感光体ドラム11に照射する。各感光体ドラム11では、帯電器12によって表面が帯電された後、レーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。そして現像器14により感光体ドラム11上にトナー像が形成された後、このトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが接触する一次転写部10において、中間転写ベルト15上に転写される。
トナー像が中間転写ベルト15の表面に一次転写された後、中間転写ベルト15の移動によりトナー像が二次転写部20に搬送される。二次転写部20では、二次転写ロール22が中間転写ベルト15を介してバックアップロール25に押圧される。このとき、第1用紙収容部53や第2用紙収容部54から搬送ロール52等により搬送された用紙50が、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれる。
そして、中間転写ベルト15上に保持された未定着のトナー像は、二次転写部20において、用紙50上に一括して静電転写される。その後、トナー像が静電転写された用紙50は、中間転写ベルト15から剥離された後、二次転写ロール22よりも用紙搬送方向下流側に設けられた搬送ベルト55へ搬送される。そして搬送ベルト55は、用紙50を定着装置60まで搬送する。
図2は、定着装置60の側断面図である。
定着装置60は、定着ベルト610を備える定着ベルトモジュール61と、定着ベルトモジュール61に押し当てられる押し当て部材の一例としての加圧ロール62とにより主要部が構成されている。この定着装置60では、定着ベルトモジュール61と加圧ロール62との接触部に、用紙50を加圧および加熱し用紙50にトナー像を定着させるニップ部Nが形成される。
さらに説明すると、この定着装置60では、定着ベルト610の外周面610Aに対して加圧ロール62の外周面(外面)62Aの一部が押し当てられ、この一部の押し当てが行われている箇所に、ニップ部Nが形成される。付言すると、この一部の押し当てが行われている箇所には、トナー像が形成された用紙50が加圧および加熱されながら通過する通過部が形成される。
なお、ニップ部Nに進入する用紙50には、トナー像が形成されたトナー像形成面51が存在するが、本実施形態では、このトナー像形成面51が図中上方を向いた状態で、ニップ部Nへの用紙50の進入が行われる。これにより、本実施形態では、トナー像形成面51側が定着ベルト610に接触する。
また、本実施形態では、加圧ロール62が不図示のモータにより回転駆動され、定着ベルト610がこの加圧ロール62に従動して回転する。さらに、加圧ロール62は、図中矢印2Xで示すように、定着ベルトモジュール61に対し進退可能に設けられている。
定着ベルト610は、無端状に形成され、回転する加圧ロール62から駆動力を受け図中矢印2A方向に回転駆動(循環移動)を行う。
また、定着ベルト610は、例えば、ポリイミド樹脂で形成されたベース層と、ベース層の表面側(外周面側)に積層されたシリコーンゴムからなる弾性体層と、さらに弾性体層上に被覆されPFA(テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)等により形成された剥離層とで構成される。
さらに、定着ベルトモジュール61には、回転可能に設けられ、内側から定着ベルト610を張架する第1張架ロール612が設けられている。また、定着ベルト610の移動方向において、第1張架ロール612よりも上流側には、同じく定着ベルト610を内側から張架する第2張架ロール613が設けられている。さらに、定着ベルト610の内側には、第2張架ロール613の変位(ステアリング)を行う変位手段の一例としてのステアリング機構614が設けられている。
ここで、本実施形態では、ステアリング機構614によって、第2張架ロール613が変位し(傾き)、これに伴い、定着ベルト610の幅方向に定着ベルト610が移動する。これにより、本実施形態では、定着ベルト610の幅方向における定着ベルト610の位置が調整されるようになり、予め定められた意図した経路に沿って定着ベルト610が移動するようになる。
また、本実施形態では、定着ベルト610を挟み加圧ロール62の対向位置に、加圧ロール62からの荷重を受ける荷重受け部材615が設けられている。本実施形態では、加圧ロール62と荷重受け部材615とによって、用紙50が両側から挟まれ用紙50に対して圧力が加えられる。
さらに、本実施形態では、第1張架ロール612、第2張架ロール613、および、荷重受け部材615の内部に、これらを加熱するヒータ616が設けられている。ここで、このヒータ616は、例えばハロゲンヒータにより構成される。
さらに、本実施形態では、定着ベルト610の内側に対して、オイルなどの潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給部材617A、第2潤滑剤供給部材617Bが設けられている。第1潤滑剤供給部材617Aは、定着ベルト610の移動方向において、第1張架ロール612よりも上流側に、第2張架ロール613よりも下流側に配置されている。また、第2潤滑剤供給部材617Bは、定着ベルト610の移動方向において、第1張架ロール612よりも下流側に、荷重受け部材615よりも上流側に配置されている。
また、本実施形態では、用紙50の搬送方向において、ニップ部Nよりも上流側に、ニップ部Nへ搬送される用紙50の案内を行う第1用紙案内部材618が設けられている。この第1用紙案内部材618は、上面618Aを用いて用紙50を下方から支持し、ニップ部Nへの用紙50の案内を行う。
また、ニップ部Nよりも下流側には、ニップ部Nから搬送されてきた用紙50の下流側への案内を行う第2用紙案内部材619が設けられている。この第2用紙案内部材619も、上面619Aを用いて用紙50を下方から支持し、下流側への用紙50の案内を行う。
さらに、本実施形態では、ニップ部Nよりも上流側に、上流側から搬送されてきた用紙50が通る、断面形状が三角形の上流側用紙通過領域701が形成されている。
上流側用紙通過領域701は、定着ベルト610よりも図中下方に、且つ、加圧ロール62の外周面62Aよりも図中上方に配置されている。さらに説明すると、本実施形態では、定着ベルト610のうちの、ニップ部Nよりも上流側に位置する部分と、加圧ロール62の外周面62Aのうちの、ニップ部Nよりも上流側に位置する部分とにより囲まれた領域が、上流側用紙通過領域701となっている。
また、本実施形態では、ニップ部Nよりも下流側に、ニップ部Nから排出された用紙50が通る、断面形状が三角形の下流側用紙通過領域702が形成されている。
この下流側用紙通過領域702も、上流側用紙通過領域701と同様、定着ベルト610よりも図中下方に、且つ、加圧ロール62の外周面62Aよりも図中上方に配置されている。さらに説明すると、定着ベルト610のうちの、ニップ部Nよりも下流側に位置する部分と、加圧ロール62の外周面62Aのうちの、ニップ部Nよりも下流側に位置する部分とにより囲まれた領域が、下流側用紙通過領域702となっている。
図3は、図2における矢印III方向から定着ベルトモジュール61を眺めた場合の図である。
本実施形態では、上記のとおり、第2張架ロール613を変位させるステアリング機構614(図2参照)が設けられており、このステアリング機構614は、図3に示すように、第2張架ロール613の軸方向における中央部613Aを中心に第2張架ロール613を回転(揺動)させる。これにより、第2張架ロール613の軸方向における何れか一端部側に向かって定着ベルト610が移動するようになり、これに伴い、定着ベルト610の幅方向における位置が変化する。
なお、本実施形態では、第2張架ロール613の軸方向における中央部613Aを中心に第2張架ロール613を回転(揺動)させる構成を採用しているが、第2張架ロール613の軸方向における一端部を固定し、他端部側を揺動させる構成を採用してもよい。
また、本実施形態では、変位させる対象(ステアリングを行う対象)を第2張架ロール613としたが、第1張架ロール612を変位させてもよい。但し、次に説明するとおり、第1張架ロール612ではなく第2張架ロール613を変位させた方が、用紙50上のトナー像の乱れが抑制されるようになる。
ここで、本実施形態では、図2にて示したとおり、ニップ部Nよりも上流側に、用紙50が通る上流側用紙通過領域701が存在する。ここで、この上流側用紙通過領域701を用紙50が通過する際に、用紙50のトナー像形成面51(図2参照)が定着ベルト610に接触すると、トナー像に乱れが生じるおそれがある。付言すると、ニップ部Nに進入する前のトナー像は未定着状態にあり、トナー像形成面51が定着ベルト610に接触すると、トナー像に乱れが生じるおそれがある。
このような状況下において、第1張架ロール612を変位させてしまうと(ステアリングすると)、上流側用紙通過領域701が狭まり、用紙50のトナー像形成面51が定着ベルト610に接触する可能性が高まる。
詳細に説明すると、第1張架ロール612を変位させると、図2の矢印2Dに示すような動きを第1張架ロール612の端部は行い、これに伴い、定着ベルト610が用紙50の搬送経路に接近し、上流側用紙通過領域701が狭まる。そしてこの場合、上記のとおり、トナー像形成面51が定着ベルト610に接触する可能性が高まる。一方で、第2張架ロール613を変位させる構成を採用した場合には、上流側用紙通過領域701が狭まることが抑制され、トナー像形成面51の定着ベルト610への接触が起きにくくなる。
さらに、本実施形態では、上流側用紙通過領域701と下流側用紙通過領域702とを比較した場合に、上流側用紙通過領域701よりも下流側用紙通過領域702の方が、大きくなっている。
図2を参照してさらに説明すると、上流側用紙通過領域701は、用紙50の搬送方向上流側に向かうに従い図中高さ方向における寸法が大きくなる。さらに説明すると、上流側用紙通過領域701では、定着ベルト610と加圧ロール62の外周面62Aとの間に形成された間隙が、用紙50の搬送方向上流側に向かうに従い拡がるようになる。
さらに説明すると、本実施形態では、加圧ロール62の外周面62Aのうち、ニップ部Nよりも上流側に位置する上流側部分62Bは、定着ベルト610の外周面610Aとの間に間隙705(以下、「上流側間隙705」と称する)を有して形成されるとともに、上流側に向かうに従いこの上流側間隙705が拡がるように形成されている。
また、下流側用紙通過領域702は、用紙50の搬送方向下流側に向かうに従い図中高さ方向における寸法が大きくなる。さらに説明すると、下流側用紙通過領域702では、定着ベルト610と加圧ロール62の外周面62Aとの間に形成された間隙が、用紙50の搬送方向下流側に向かうに従い拡がるようになる。
さらに説明すると、本実施形態では、加圧ロール62の外周面62Aのうち、ニップ部Nよりも下流側に位置する下流側部分62Cは、定着ベルト610の外周面610Aとの間に間隙706(以下、「下流側間隙706」と称する)を有して形成されるとともに、下流側に向かうに従いこの下流側間隙706が拡がるように形成されている。
ここで、上流側用紙通過領域701および下流側用紙通過領域702のいずれにおいても、定着ベルト610と加圧ロール62の外周面62Aとの間に形成された間隙は、用紙搬送方向上流側ないし用紙搬送方向下流側に向かうに従い拡がるが、本実施形態では、この拡がりの度合いが異なっている。
具体的には、下流側用紙通過領域702における拡がりの度合いの方が、上流側用紙通過領域701における拡がりの度合いよりも大きくなっている。そして、本実施形態では、この拡がりの度合いの違いを考慮し、拡がりの度合いが大きい下流側用紙通過領域702が位置する側の張架ロールを変位させる構成としている。即ち、第2張架ロール613を変位させる構成としている。
付言すると、本実施形態では、下流側間隙706の拡がり具合の方が、上流側間隙705の拡がり具合よりも大きくなっており、拡がり具合の大きい下流側間隙706側に位置する張架ロール(第2張架ロール613)を変位させる構成としている。さらに説明すると、本実施形態では、張架ロールの変位(ステアリング)を行うと、定着ベルト610の一部が加圧ロール62の外周面62Aに接近するが、この接近が、下流側間隙706側にて起こる構成となっている。
上記にて説明したとおり、張架ロールの変位を行うと、これに伴い、定着ベルト610が加圧ロール62の外周面62Aに接近する。そして、このように、定着ベルト610が加圧ロール62の外周面62Aに接近すると、用紙50が通過していく領域である、上流側用紙通過領域701あるいは下流側用紙通過領域702が狭まるようになる。
そして、このように、上流側用紙通過領域701あるいは下流側用紙通過領域702が狭まると、本来予定していた用紙50の搬送性能が、異なる搬送性能に変化してしまうおそれがある。
その一方で、上流側用紙通過領域701あるいは下流側用紙通過領域702が狭まったとしても、狭まる前の状態における領域の大きさが大きければ、搬送性能の変化を招いてしまうものの、この変化の程度を抑えられるようになる。このため、本実施形態では、拡がりの度合いがより大きい下流側用紙通過領域702側に位置する第2張架ロール613を変位させる構成としている。
定着装置60の構成についてさらに説明する。
本実施形態のように、第2張架ロール613を変位させる構成の場合、第1張架ロール612を変位させる構成に比べ、定着ベルト610の幅方向への移動が起こりやすくなる。
付言すると、第2張架ロール613を変位させる場合、第1張架ロール612を変位させる場合に比べて、より少ない変位量で、定着ベルト610の移動を行えるようになる。さらに説明すると、第2張架ロール613を変位させる場合、第1張架ロール612を変位させる場合に比べ、張架ロールの変位に対する定着ベルト610の感度が高まるようになる。
ここで、第2張架ロール613は、ニップ部Nを通過した後からみて最上流に位置する張架ロールとなっている。付言すると、本実施形態では、ニップ部Nを通過した定着ベルト610が最初に達する張架ロールが第2張架ロール613となっている。この結果、第2張架ロール613は、定着ベルト610のうちの最も温度が下がっている部分を張架することになる。付言すると、本実施形態では、ニップ部Nにて、定着ベルト610の熱が用紙50に奪われるため、ニップ部Nを通過した直後の定着ベルト610は温度が低い状態にあり、本実施形態では、定着ベルト610の温度が低い部分が第2張架ロール613に達する。
ここで、定着ベルト610の温度が低い場合、温度が高い場合に比べ、潤滑剤の粘度が増加し、これに伴い、定着ベルト610と第2張架ロール613との間で滑りが生じにくくなる。そしてこの場合、第2張架ロール613の動き(変位)に定着ベルト610がより追従するようになり、より少ない変位量(ステアリング量)で、定着ベルト610の移動が起きるようになる。
定着装置60の構成についてさらに説明する。
本実施形態では、第2張架ロール613と定着ベルト610との間における摩擦係数(静摩擦係数)の方を、第1張架ロール612と定着ベルト610との間における摩擦係数よりも大きくしている。これにより、第2張架ロール613を変位させた際の定着ベルト610の移動を起きやすくしている。
図4は、張架ロール(第1張架ロール612および第2張架ロール613)と定着ベルト610との間の摩擦係数と、定着ベルト610の移動量との関係を示した図である。
図4(A)は、第2張架ロール613と定着ベルト610との間における摩擦係数(第2張架ロール613の軸方向における摩擦係数)(以下、「第2摩擦係数」と称する)を0.19とし、第1張架ロール612と定着ベルト610との間における摩擦係数(第1張架ロール612の軸方向における摩擦係数)(以下、「第1摩擦係数」と称する)を0.17とした場合の、定着ベルト610の移動量を示した図である。
付言すると、第2張架ロール613の方が第1張架ロール612よりも定着ベルト610に対して滑りにくくなっている場合における、定着ベルト610の移動量を示した図である。
なお、図4(A)における条件では、第2張架ロール613、第1張架ロール612のRa(算術平均粗さ)、Sm(凹凸の平均間隔)を測定したところ、第2張架ロール613のRa、Sm、第1張架ロール612のRa、Smは、それぞれ、0.49、55μm、0.77、67μmとなっていた。
この条件では、図4(A)に示すように、第2張架ロール613の変位量(傾き量)に応じ、定着ベルト610の移動量が増えることが分かる。但し、この条件では、第1摩擦係数と第2摩擦係数との差が小さく、後述する条件に比べ、定着ベルト610の移動量は小さくなっている。
なお、図4(A)、および、以下に説明する図4(B)〜(E)の各々では、(1)外乱を定着装置60に与えた状態における定着ベルト610の移動量、および、(2)外乱を定着装置60に与えていない状態における定着ベルト610の移動量、の二つの移動量を示している。
ここで、図4(A)、および、図4(B)〜(E)の各々では、外乱を与えた場合の移動量を図中三角で示し、外乱を与えていない場合の移動量を図中四角で示している。なお、外乱の付与は、加圧ロール62の軸心を定着ベルト610の幅方向に対して傾けた状態で加圧ロール62を定着ベルト610に押し当てることで行っている。
図4(B)は、第2摩擦係数を0.19とし、第1摩擦係数を0.15とした場合の定着ベルト610の移動量を示した図である。付言すると、第2張架ロール613の方が第1張架ロール612よりも定着ベルト610に対して滑りにくくなっており、且つ、図4(A)に示した条件に比べ、定着ベルト610に対し第1張架ロール612がさらに滑りやすくなっている場合の、定着ベルト610の移動量を示した図である。なお、この条件では、第2張架ロール613のRa、Sm、第1張架ロール612のRa、Smは、それぞれ、0.49、55μm、0.9、90μmとなっていた。
この条件の場合、図4(A)にて示した条件に比べ、第1張架ロール612に対する定着ベルト610の滑りが起きやすくなり、図4(A)にて示した条件に比べ、定着ベルト610の幅方向に定着ベルト610が動きやすくなる。そしてこの場合、図4(B)に示すように、図4(A)にて示した条件に比べ、グラフの傾きが大きくなり、第2張架ロール613の変位に対する定着ベルト610の感度が高まるようになる。
図4(C)は、第2摩擦係数を0.19とし、第1摩擦係数を0.1とした場合の定着ベルト610の移動量を示した図である。付言すると、第2張架ロール613の方が第1張架ロール612よりも定着ベルト610に対して滑りにくくなっており、且つ、図4(B)に示した条件に比べ、定着ベルト610に対し第1張架ロール612がさらに滑りやすくなっている場合の、定着ベルト610の移動量を示した図である。なお、この条件では、第2張架ロール613のRa、Sm、第1張架ロール612のRa、Smは、それぞれ、0.49、55μm、0.86、150μmとなっていた。
この条件では、図4(C)に示すように、また、図4(B)にて示した条件と同様に、第1張架ロール612に対する定着ベルト610の滑りが起きやすくなり、図4(A)にて示した条件に比べ、定着ベルト610の幅方向に定着ベルト610が動きやすくなる。そしてこの場合、図4(B)にて示した条件と同様、グラフの傾きが大きくなり、第2張架ロール613の変位に対する定着ベルト610の感度が高まるようになる。
但し、図4(C)に示す条件では、第1張架ロール612に対する定着ベルト610の滑りが起きやすくなっており、これにより、外乱の影響を受けやすくなってしまっている。
ここで、上記のように、加圧ロール62が傾けられて配置されるなど、定着装置60に対して外乱が与えられると、この外乱によって、定着ベルト610の幅方向へ定着ベルト610が移動しうるが、第1張架ロール612と定着ベルト610との間で滑りが起きにくいと、定着ベルト610に抗力が付与される形なり、外乱に対する抵抗力が増す。
一方で、図4(C)における条件のように、第1張架ロール612に対し定着ベルト610が滑りやすいと、外乱に対する抵抗力が小さくなる。そして、この場合は、図4(C)の符号4Xに示すように、定着ベルト610の移動量が、第2張架ロール613の変位量に比例しにくくなる状況が発生しうる。付言すると、第2張架ロール613を変位させて定着ベルト610を移動させようとしても、定着ベルト610が移動しないことが起こりうる。
次に、第2摩擦係数の方が第1摩擦係数よりも小さく、第2張架ロール613の方が第1張架ロール612よりも定着ベルト610に対して滑りやすくなっている場合の、定着ベルト610の移動量を説明する。
図4(D)は、第2摩擦係数を0.1とし、第1摩擦係数を0.15とした場合の定着ベルト610の移動量を示した図である。なお、この条件では、第2張架ロール613のRa、Sm、第1張架ロール612のRa、Smは、それぞれ、0.47、150μm、0.9、90μmとなっていた。
図4(D)における条件では、第2張架ロール613に対する定着ベルト610の滑りが起きやすくなり、第2張架ロール613に対して定着ベルト610が追従しにくくなる。そしてこの場合は、図4(D)に示すように、グラフの傾きが小さくなり、第2張架ロール613の変位に対する定着ベルト610の感度が小さくなってしまう。
図4(E)は、第2摩擦係数を0.1とし、第1摩擦係数を0.1とした場合の定着ベルト610の移動量を示した図である。
図4(E)における条件では、第2張架ロール613に対する定着ベルト610の滑りが起きやすく、また、第1摩擦係数も0.1とさらに小さくなり、第1張架ロール612に対する定着ベルト610の滑りも起きやすくなっている。
この場合、第2張架ロール613に対して定着ベルト610が追従しにくくなり、また、外乱に対する抵抗力も小さくなる。そして、この場合、図4(D)の場合と同様、グラフの傾きが小さくなり、第2張架ロール613の変位に対する定着ベルト610の感度が小さくなる。
ここで、図4にて示した結果をまとめると、図4(B)における条件が、第2張架ロール613の変位に対する定着ベルト610の感度を高められるようになり、また、外乱に対する抵抗力が付与されるようになった。また、発明者が行った他の実験を含めて検討したところ、第2張架ロール613のRaを0.3〜0.5、Smを40〜60μm、第1張架ロール612(他の張架ロール)のRaを0.7〜0.9、Smを80〜100μmとすることで、定着ベルト610の感度を高められるようになり、また、外乱に対する抵抗力が付与されるようになった。
さらに、上記では説明を省略したが、本実施形態では、第2張架ロール613を切削加工により形成している。この際、本実施形態では、図5(第2張架ロール613の詳細を説明するための図)の(A)に示すように、切削加工方向が、円柱状に形成された第2張架ロール613の周方向に沿うように、切削加工を行っている。付言すると、切削加工を行う際の切削工具の移動方向を第2張架ロール613の周方向としている。
ここで、例えば、図5(B)に示すように、切削加工方向が第2張架ロール613の軸方向に沿うように切削加工を行うと、定着ベルト610と第2張架ロール613との間でスリップが発生した際に、定着ベルト610の摩耗が発生しやすくなる。また、例えば、図5(C)に示すように、第2張架ロール613の表面に対して研磨加工を行う態様もあるが、この場合は、第2張架ロール613の表面がヤスリのようになり、同様に、定着ベルト610の摩耗が発生しやすくなる。
一方で、本実施形態のように、切削加工方向を、第2張架ロール613の周方向とした場合には、切削加工方向を第2張架ロール613の軸方向とした場合や、研磨加工を第2張架ロール613に対して行う場合に比べ、定着ベルト610の摩耗の発生が抑制される。
なお、図5(D)は、第2張架ロール613に対して研磨加工を行った際の、第2張架ロール613の表面の断面形状(軸方向に沿った面における断面形状)を示し、図5(E)は、第2張架ロール613の周方向に沿って切削加工を行った際の、第2張架ロール613の表面の断面形状を示している。
ここで、定着ベルト610の摩耗が発生すると摩耗粉が発生する。そして、この場合、この摩耗粉が荷重受け部材615と定着ベルト610の内周面との間に入り込み、荷重受け部材615から定着ベルト610に対して作用する摺動抵抗が増大する。また、摩耗粉が発生すると、この摩耗粉に起因して、形成される画像の質の低下を招きうる。本実施形態のように、第2張架ロール613の周方向に沿って切削加工を行うと、摩耗粉が減り、摩耗粉に起因するこれらの不具合が生じにくくなる。
(その他)
本実施形態の定着装置60では、図2に示すように、定着ベルト610が第1張架ロール612に巻き付いている長さであって第1張架ロール612の周方向における長さであるラップ長(図2の符号L1参照、以下、「第1ラップ長L1」と称する)の方が、定着ベルト610が第2張架ロール613に巻き付いている長さであって第2張架ロール613の周方向における長さであるラップ長(図2の符号L2参照、以下、「第2ラップ長L2」と称する)の方が大きくなっている。
ところで、この長さ関係は一例であり、第2ラップ長L2の方を第1ラップ長L1よりも大きくしてもよい。このように、第2ラップ長L2の方を第1ラップ長L1よりも大きくした場合、第2張架ロール613と定着ベルト610との接触面積が増加するようになり、これにより、第2張架ロール613の変位(ステアリング)に対して定着ベルト610がより追従するようになる。付言すると、この場合、第2張架ロール613の変位に対する定着ベルト610の感度が高まるようになる。
また、上記では、張架ロールとして、第1張架ロール612および第2張架ロール613の2本の張架ロールを設けた場合を一例に説明したが、3本以上の張架ロールを設けるようにしてもよい。また、張架ロールは、定着ベルト610の内側における配置に限らず、複数設けられた張架ロールの一部を定着ベルト610の外側に配置し、外側から定着ベルト610を張架するようにしてもよい。
また、第1張架ロール612のRaを第2張架ロール613(他の張架ロール)のRaよりも大きくすることも好ましい。この場合、第2張架ロール613(他の張架ロール)のRaの方が第1張架ロール612のRaよりも大きい場合に比べ、第1張架ロール612の外周面上により多くの潤滑剤が保持されるようになる。そしてこの場合、ニップ部Nのすぐ上流側に、より多くの潤滑剤が保持された形となり、荷重受け部材615と定着ベルト610との摺動部に対してより多くの潤滑剤が供給されるようになる。
1Y,1M,1C,1K…画像形成ユニット、60…定着装置、62…加圧ロール、62A…外周面(外面)、62B…上流側部分、62C…下流側部分、100…画像形成装置、610…定着ベルト、610A…外周面、612…第1張架ロール、613…第2張架ロール、614…ステアリング機構、705…上流側間隙、706…下流側間隙、N…ニップ部

Claims (7)

  1. 循環移動可能に設けられたベルト部材と、
    外面を有し、前記ベルト部材の外周面に当該外面の一部が押し当てられ、画像が形成された記録材が加圧されながら通過する通過部を当該ベルト部材との間に形成する押し当て部材と、
    前記ベルト部材を張架する張架部材と、
    前記張架部材を変位させる変位手段と、
    を備え、
    前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における上流側に位置する上流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に上流側間隙を有して形成されるとともに、上流側に向かうに従い当該上流側間隙が拡がるように形成され、
    前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における下流側に位置する下流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に下流側間隙を有して形成されるとともに、下流側に向かうに従い当該下流側間隙が拡がるように形成され、
    前記上流側間隙の拡がり具合と前記下流側間隙の拡がり具合とが異なっており、一方の間隙の拡がり具合の方が他方の間隙の広がり具合よりも大きくなっており、
    前記変位手段による前記張架部材の変位に伴い、前記ベルト部材の一部が前記押し当て部材の前記外面に接近し、
    前記ベルト部材の前記一部の前記外面への接近が、前記一方の間隙側および前記他方の間隙側のうちの、当該一方の間隙側にて起こるように構成された定着装置。
  2. 前記下流側間隙の拡がり具合の方が、前記上流側間隙の拡がり具合よりも大きくなっており、
    前記ベルト部材の前記一部の前記外面への接近が、前記下流側間隙側にて起こるように構成された請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記変位手段による変位が行われる前記張架部材は、前記ベルト部材の移動方向において前記通過部よりも下流側に配置され、且つ、当該通過部を通過した当該ベルト部材が最初に達する張架部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記張架部材は、外周面に対して切削加工が施され且つ当該切削加工が周方向に沿って行われた円柱状部材により構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の定着装置。
  5. 前記ベルト部材を張架する他の張架部材を更に備え、
    前記他の張架部材と前記ベルト部材との接触部にて生じる第1の摩擦力であって当該他の張架部材の軸方向における当該第1の摩擦力と、前記変位手段により変位する前記張架部材と前記ベルト部材との接触部にて生じる第2の摩擦力であって当該張架部材の軸方向における当該第2の摩擦力とを比較した場合に、当該第2の摩擦力の方が当該第1の摩擦力よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の定着装置。
  6. 循環移動可能に設けられたベルト部材と、
    外面を有し、前記ベルト部材の外周面に当該外面の一部が押し当てられ、画像が形成された記録材が加圧されながら通過する通過部を当該ベルト部材との間に形成する押し当て部材と、
    前記ベルト部材を張架する張架部材と、
    前記張架部材を変位させる変位手段と、
    を備え、
    前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における上流側に位置する上流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に上流側間隙を有して形成され、
    前記押し当て部材の前記外面のうち、前記通過部よりも記録材通過方向における下流側に位置する下流側部分は、前記ベルト部材の前記外周面との間に下流側間隙を有して形成され、
    前記変位手段による前記張架部材の変位に伴い、前記ベルト部材の一部が前記押し当て部材の前記外面に接近し、
    前記ベルト部材の前記一部の前記外面への接近が、前記下流側間隙側にて起こるように構成された定着装置。
  7. 記録材に対し画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により記録材に形成された画像を当該記録材に定着する定着装置と、
    を備え、
    前記定着装置が、請求項1乃至6の何れかに記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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