JP2015113355A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低温で白濁しにくく、取扱性が良好な洗浄剤組成物を提供することである。【解決手段】 洗浄剤組成物は、スルホン酸塩型界面活性剤および硫酸エステル塩型界面活性剤から選ばれるアニオン性界面活性剤Aと、両性界面活性剤Bと、水とを含む組成物であって、前記両性界面活性剤Bが下記一般式(1)で示されるベタイン型界面活性剤であり、前記組成物の25℃における粘度が1000mPa・s以上である。【化1】(但し、Rはアルキル基またはアルケニル基であり、その炭素数が14のものがR全体の80モル%以上を占める。)【選択図】 なし
Description
本発明は洗浄剤組成物に関する。
台所用洗浄剤、シャンプー、浴室洗浄剤、トイレ洗浄剤等の洗浄剤組成物では、洗浄力はもとより豊かな泡立ち、良好な取扱性や保存安定性が求められる。これらの特性の中でも取扱性は使用する際に重要であり、保存安定性は製剤の流通上重要であるといえる。これらの特性を有する洗浄剤組成物としては、従来、アニオン性界面活性剤および脂肪酸ジエタノールアミドが併用され、さらにはアミドプロピルベタイン型界面活性剤が併用されてきた。
しかし、1990年代以降、脂肪酸ジエタノールアミドから生成しうる不純物について発がん性が疑われ、2012年には国際がん研究機関(IARC)が発がん性リスクをグループ2Bに引き上げた。
しかし、1990年代以降、脂肪酸ジエタノールアミドから生成しうる不純物について発がん性が疑われ、2012年には国際がん研究機関(IARC)が発がん性リスクをグループ2Bに引き上げた。
このような理由から、近年、安全性に疑問がある脂肪酸ジエタノールアミドの代替検討が研究されており、一般には、アニオン性界面活性剤および脂肪酸モノエタノールアミドを併用したり、アニオン性界面活性剤およびアルキルアミンオキサイドを併用したりすることが行われている。しかし、前者の併用の組合せでは脂肪酸モノエタノールアミドが常温より高融点であるために低温時には澱が発生しやすいという問題があり、後者の併用の組合せでは十分な粘度が得られないという問題がある。
たとえば、特許文献1では、N−アルキル脂肪酸モノエタノールアミドと他の界面活性剤を併用することが提案されている。N−アルキル脂肪酸モノエタノールアミドは一般に常温で液体であり低温安定性に優れ、十分な粘度を有する。しかし、N−アルキル脂肪酸モノエタノールアミドは製造時に2級アミンであるN−アルキルモノエタノールアミンおよび脂肪酸または脂肪酸エステルを反応させて得るため、有害なニトロソアミンが生成する原因となりうる。
たとえば、特許文献1では、N−アルキル脂肪酸モノエタノールアミドと他の界面活性剤を併用することが提案されている。N−アルキル脂肪酸モノエタノールアミドは一般に常温で液体であり低温安定性に優れ、十分な粘度を有する。しかし、N−アルキル脂肪酸モノエタノールアミドは製造時に2級アミンであるN−アルキルモノエタノールアミンおよび脂肪酸または脂肪酸エステルを反応させて得るため、有害なニトロソアミンが生成する原因となりうる。
また、特許文献2および3では、特定のアミドプロピルベタイン型界面活性剤を配合する洗浄剤が提案されている。しかし、アミドプロピルベタイン型界面活性剤は製造工程が煩雑であるために高価である。さらに、非特許文献1では、セチルベタインが例示され、アニオン性界面活性剤との配合系で増粘挙動を示すことが示されている。しかし、このベタインは低温安定性に難がある。
本発明の目的は、低温で白濁しにくく、取扱性が良好な洗浄剤組成物を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、特定のアニオン性界面活性剤および特定の両性界面活性剤を配合することにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の洗浄剤組成物は、スルホン酸塩型界面活性剤および硫酸エステル塩型界面活性剤から選ばれるアニオン性界面活性剤Aと、両性界面活性剤Bと、水とを含む組成物であって、前記両性界面活性剤Bが下記一般式(1)で示されるベタイン型界面活性剤であり、前記組成物の25℃における粘度が1000mPa・s以上である。
本発明の洗浄剤組成物は、スルホン酸塩型界面活性剤および硫酸エステル塩型界面活性剤から選ばれるアニオン性界面活性剤Aと、両性界面活性剤Bと、水とを含む組成物であって、前記両性界面活性剤Bが下記一般式(1)で示されるベタイン型界面活性剤であり、前記組成物の25℃における粘度が1000mPa・s以上である。
(但し、Rはアルキル基またはアルケニル基であり、その炭素数が14のものがR全体の80モル%以上を占める。)
前記Rの炭素数が13以下のものがR全体の20モル%以下を占め、炭素数15以上のものがR全体の10モル%以下を占めると好ましい。
前記両性界面活性剤Bに対する前記アニオン性界面活性剤Aの比率(A/B)が0.2≦A/B≦4.0を満足すると好ましい。
前記Rの炭素数が13以下のものがR全体の20モル%以下を占め、炭素数15以上のものがR全体の10モル%以下を占めると好ましい。
前記両性界面活性剤Bに対する前記アニオン性界面活性剤Aの比率(A/B)が0.2≦A/B≦4.0を満足すると好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、低温で白濁しにくく、取扱性が良好である。
本発明の洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤A、両性界面活性剤Bおよび水を含む組成物である。
〔アニオン性界面活性剤A〕
アニオン性界面活性剤Aは、スルホン酸塩型界面活性剤および硫酸エステル塩型界面活性剤から選ばれる界面活性剤であり、これらの界面活性剤の両方から構成されていてもよく、いずれか一方から構成されていてもよい。アニオン性界面活性剤Aは、本発明の洗浄剤組成物において、洗浄性を発現する成分である。
スルホン酸塩型界面活性剤としては、たとえば、直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、分岐ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;α−テトラデセンスルホン酸ナトリウム、α−ヘキサデセンスルホン酸ナトリウム、α−ヘキサデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩;ドデシルスルホン酸ナトリウム、テトラデシルスルホン酸ナトリウム等のアルカンスルホン酸塩;α−スルホラウリン酸メチルナトリウム、メトキシヘキサエチレングリコール−α−スルホラウリン酸メチルナトリウム等のα−スルホ脂肪酸エステル塩;ココイルイセチオン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム等のアシルイセチオン酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム等のN−アシル−N−メチルタウリン酸塩;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等のジアルキルスルホコハク酸塩;プロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸塩等を挙げることができる。スルホン酸塩型界面活性剤としては、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩等が好ましく、アルカンスルホン酸塩等がさらに好ましい。これらのスルホン酸塩型界面活性剤は1種または2種以上を併用してもよい。
アニオン性界面活性剤Aは、スルホン酸塩型界面活性剤および硫酸エステル塩型界面活性剤から選ばれる界面活性剤であり、これらの界面活性剤の両方から構成されていてもよく、いずれか一方から構成されていてもよい。アニオン性界面活性剤Aは、本発明の洗浄剤組成物において、洗浄性を発現する成分である。
スルホン酸塩型界面活性剤としては、たとえば、直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、分岐ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;α−テトラデセンスルホン酸ナトリウム、α−ヘキサデセンスルホン酸ナトリウム、α−ヘキサデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩;ドデシルスルホン酸ナトリウム、テトラデシルスルホン酸ナトリウム等のアルカンスルホン酸塩;α−スルホラウリン酸メチルナトリウム、メトキシヘキサエチレングリコール−α−スルホラウリン酸メチルナトリウム等のα−スルホ脂肪酸エステル塩;ココイルイセチオン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム等のアシルイセチオン酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム等のN−アシル−N−メチルタウリン酸塩;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等のジアルキルスルホコハク酸塩;プロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸塩等を挙げることができる。スルホン酸塩型界面活性剤としては、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩等が好ましく、アルカンスルホン酸塩等がさらに好ましい。これらのスルホン酸塩型界面活性剤は1種または2種以上を併用してもよい。
硫酸エステル塩型界面活性剤としては、たとえば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、オレイル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレン(3)ラウリル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレン(3)セチル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレン(3)セチル硫酸エステルトリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーエル硫酸エステル塩;ロート油等の硫酸化油;硫酸化オレイン酸ブチル等の硫酸化脂肪酸エステル塩等を挙げることができる。上記で、ポリオキシエチレン(3)とは、オキシエチレン基の繰返し単位数が3であるポリオキシエチレン基を意味する。硫酸エステル塩型界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、硫酸化脂肪酸エステル塩、硫酸化オレフィン塩等が好ましく、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーエル硫酸エステル塩等がさらに好ましい。これらの硫酸エステル塩型界面活性剤は1種または2種以上を併用してもよい。
スルホン酸塩型界面活性剤および硫酸エステル塩型界面活性剤に含まれる塩の種類については、特に限定はなく、たとえば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;トリエタノールアミン塩等のアミン塩等を挙げることができる。上記塩の種類としては、汎用性および経済的理由から、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等が好ましく、ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩等がさらに好ましい。
スルホン酸塩型界面活性剤および硫酸エステル塩型界面活性剤に含まれる塩の種類については、特に限定はなく、たとえば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;トリエタノールアミン塩等のアミン塩等を挙げることができる。上記塩の種類としては、汎用性および経済的理由から、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等が好ましく、ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩等がさらに好ましい。
〔両性界面活性剤B〕
両性界面活性剤Bは、下記一般式(1)で示されるベタイン型界面活性剤であり、1種または2種以上を併用してもよい。両性界面活性剤Bは、本発明の洗浄剤組成物において、洗浄助剤として作用して、低温での白濁を抑制し、粘度を高めて取扱性を良くする効果を発現する成分である。
両性界面活性剤Bは、下記一般式(1)で示されるベタイン型界面活性剤であり、1種または2種以上を併用してもよい。両性界面活性剤Bは、本発明の洗浄剤組成物において、洗浄助剤として作用して、低温での白濁を抑制し、粘度を高めて取扱性を良くする効果を発現する成分である。
ここで、Rはアルキル基またはアルケニル基であり、直鎖状のものが好ましい。Rは1種または2種以上から構成されていてもよい。
Rの炭素数については、特に限定はないが、好ましくは6〜24、より好ましくは8〜18、さらに好ましくは10〜16、特に好ましくは12〜14である。Rの炭素数が6未満であると、洗浄剤組成物の粘度が低くなり取扱性が不良となることがある。一方、Rの炭素数が24を超えると、洗浄剤組成物が低温で白濁して、粘度が高くなり取扱性が不良となることがある。
Rの炭素数については、特に限定はないが、好ましくは6〜24、より好ましくは8〜18、さらに好ましくは10〜16、特に好ましくは12〜14である。Rの炭素数が6未満であると、洗浄剤組成物の粘度が低くなり取扱性が不良となることがある。一方、Rの炭素数が24を超えると、洗浄剤組成物が低温で白濁して、粘度が高くなり取扱性が不良となることがある。
Rの炭素数が14のものがR全体の80モル%以上を占め、好ましくは85モル%以上を占め、より好ましくは90モル%以上を占め、さらに好ましくは95モル%以上を占めると、洗浄剤組成物が低温で白濁しにくく、洗浄剤組成物の取扱性が良好となる。Rの炭素数が14のものがR全体に占める割合の上限は100モル%である。一方、Rの炭素数が14のものがR全体に占める割合が80モル%未満であると、洗浄剤組成物が低温で白濁したり、または粘度が低くなり取扱性が不良となることがある。
Rの炭素数が13以下のものが、好ましくはR全体の20モル%以下を占め、より好ましくは18モル%以下を占め、より好ましくは15モル%以下を占め、さらに好ましくは10モル%以下を占めると、洗浄剤組成物が適切な粘度を有するようになり、取扱性が良好となる。
Rの炭素数が13以下のものが、好ましくはR全体の20モル%以下を占め、より好ましくは18モル%以下を占め、より好ましくは15モル%以下を占め、さらに好ましくは10モル%以下を占めると、洗浄剤組成物が適切な粘度を有するようになり、取扱性が良好となる。
また、Rの炭素数が15以上のものが、好ましくはR全体の10モル%以下を占め、より好ましくは8モル%以下を占め、より好ましくは6モル%以下を占め、さらに好ましくは5モル%以下を占めると、洗浄剤組成物が低温でより白濁しにくくなる。
〔洗浄剤組成物〕
本発明の洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤Aおよび両性界面活性剤Bとともに、水をさらに含む組成物である。
洗浄剤組成物の25℃における粘度は、洗浄剤組成物の取扱性が良好であるためには、通常1000mPa・s以上であり、好ましくは2000mPa・s以上、より好ましくは3000mPa・s以上、さらに好ましくは4000mPa・s以上、特に好ましくは5000mPa・s以上である。洗浄剤組成物の25℃における粘度の上限値は特にないが、好ましくは40000mPa・sである。
本発明の洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤Aおよび両性界面活性剤Bとともに、水をさらに含む組成物である。
洗浄剤組成物の25℃における粘度は、洗浄剤組成物の取扱性が良好であるためには、通常1000mPa・s以上であり、好ましくは2000mPa・s以上、より好ましくは3000mPa・s以上、さらに好ましくは4000mPa・s以上、特に好ましくは5000mPa・s以上である。洗浄剤組成物の25℃における粘度の上限値は特にないが、好ましくは40000mPa・sである。
両性界面活性剤Bに対するアニオン性界面活性剤Aの比率(A/B)については、特に限定はないが、好ましくは0.2≦A/B≦4.0、より好ましくは0.4≦A/B≦3.5、さらに好ましくは0.6≦A/B≦3.0、特に好ましくは0.7≦A/B≦2.8を満足する。A/Bが小さ過ぎ、または、大き過ぎると、洗浄剤組成物の取扱性が低下することがある。
アニオン性界面活性剤Aおよび両性界面活性剤Bの合計が洗浄剤組成物全体に占める重量割合については、特に限定はないが、洗浄剤組成物が良好な取扱性を有するためには、5〜40重量%であると好ましく、5〜35重量%であるとより好ましく、7〜32重量%であるとさらに好ましく、10〜30重量%であると特に好ましく、12〜28重量%であると最も好ましい。上記重量割合が5重量%未満であると、十分な洗浄性が得られなくなることがある。一方、上記重量割合が40重量%を超えると、粘度が高くなりすぎ洗浄剤組成物が流動性を失ってしまうことがある。
アニオン性界面活性剤Aおよび両性界面活性剤Bの合計が洗浄剤組成物全体に占める重量割合については、特に限定はないが、洗浄剤組成物が良好な取扱性を有するためには、5〜40重量%であると好ましく、5〜35重量%であるとより好ましく、7〜32重量%であるとさらに好ましく、10〜30重量%であると特に好ましく、12〜28重量%であると最も好ましい。上記重量割合が5重量%未満であると、十分な洗浄性が得られなくなることがある。一方、上記重量割合が40重量%を超えると、粘度が高くなりすぎ洗浄剤組成物が流動性を失ってしまうことがある。
水が洗浄剤組成物全体に占める重量割合については、特に限定はないが、洗浄剤組成物が良好な取扱性を有するためには、50〜95重量%であると好ましく、55〜90重量%であるとより好ましく、60〜88重量%であるとさらに好ましく、63〜85重量%であると特に好ましく、65〜85重量%であると最も好ましい。水の重量割合が50重量%未満であると、粘度が高くなりすぎ洗浄剤組成物が流動性を失ってしまうことがある。一方、水の重量割合が95重量%を超えると、十分な洗浄性が得られなくなる。
本発明の洗浄剤組成物は、上記で説明したアニオン性界面活性剤Aおよび両性界面活性剤B以外に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等に代表される非イオン性界面活性剤等のその他の界面活性剤や、pH調整剤、キレート剤、ハイドロトローズ剤、水溶性高分子、防腐剤、香料、色素、溶媒等の通常の洗浄剤が含有する他成分等を含有していても良い。
本発明の洗浄剤組成物は、上記で説明したアニオン性界面活性剤Aおよび両性界面活性剤B以外に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等に代表される非イオン性界面活性剤等のその他の界面活性剤や、pH調整剤、キレート剤、ハイドロトローズ剤、水溶性高分子、防腐剤、香料、色素、溶媒等の通常の洗浄剤が含有する他成分等を含有していても良い。
本発明の洗浄剤組成物の製造方法については、特に限定はなく、洗浄剤を製造する通常の方法に従って、アニオン性界面活性剤A、両性界面活性剤Bおよび水とともに、必要に応じて上記で説明した他成分を配合する方法を挙げることができる。この方法では、必要に応じて、配合の前後で加熱や冷却等を行ってもよい。
本発明の洗浄剤組成物の用途としては、たとえば、シャンプー、フェイスウオッシュ、ボディーウオッシュ、液体ソープ、浴室洗浄剤、トイレ洗浄剤、台所用洗浄剤、食器用洗浄剤等を挙げることができる。
本発明の洗浄剤組成物の用途としては、たとえば、シャンプー、フェイスウオッシュ、ボディーウオッシュ、液体ソープ、浴室洗浄剤、トイレ洗浄剤、台所用洗浄剤、食器用洗浄剤等を挙げることができる。
以下に、本発明の実施例を、その比較例とともに具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。以下の実施例および比較例において、断りのない限り、「部」とは「重量部」を意味し、「%」とは「重量%」を意味するものとする。
以下の実施例および比較例において、洗浄剤組成物の洗浄性、低温安定性および取扱性の評価は、以下に示す方法で行った。
以下の実施例および比較例において、洗浄剤組成物の洗浄性、低温安定性および取扱性の評価は、以下に示す方法で行った。
〔洗浄性〕
人工汚垢(精製鉱物油)を塗布した100メッシュ金網洗浄基板を、洗浄剤組成物の0.2%水溶液中に浸漬し、洗浄されずに金網洗浄基板に残った人工汚垢の残存率を算出した。洗浄性の評価基準は以下に示すとおりである。
○:洗浄性良好(残存率10%未満)
△:洗浄性やや不良(残存率10%以上30%未満)
×:洗浄性不良(残存率30%以上)
人工汚垢(精製鉱物油)を塗布した100メッシュ金網洗浄基板を、洗浄剤組成物の0.2%水溶液中に浸漬し、洗浄されずに金網洗浄基板に残った人工汚垢の残存率を算出した。洗浄性の評価基準は以下に示すとおりである。
○:洗浄性良好(残存率10%未満)
△:洗浄性やや不良(残存率10%以上30%未満)
×:洗浄性不良(残存率30%以上)
〔低温安定性〕
洗浄剤組成物を調製後、−5℃で7日間静置し、その外観を肉眼にて観察した。低温安定性の評価基準は以下に示すとおりである。
○:低温安定性良好(透明液体で外観の変化なし)
△:低温安定性やや不良(わずかに白濁または分離が生じる)
×:低温安定性不良(沈殿または固化が認められる)
洗浄剤組成物を調製後、−5℃で7日間静置し、その外観を肉眼にて観察した。低温安定性の評価基準は以下に示すとおりである。
○:低温安定性良好(透明液体で外観の変化なし)
△:低温安定性やや不良(わずかに白濁または分離が生じる)
×:低温安定性不良(沈殿または固化が認められる)
〔取扱性〕
洗浄剤組成物を25℃の恒温槽に24時間静置した後、ブルックフィールド式回転粘度計で粘度ηを測定し、以下に示す評価基準で取扱性を評価した。
○:取扱性良好(1000mPa・s≦η)
×:取扱性不良(1000mPa・s>η)
洗浄剤組成物を25℃の恒温槽に24時間静置した後、ブルックフィールド式回転粘度計で粘度ηを測定し、以下に示す評価基準で取扱性を評価した。
○:取扱性良好(1000mPa・s≦η)
×:取扱性不良(1000mPa・s>η)
〔実施例1〕
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム11部、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン4部および精製水85部を配合して、洗浄剤組成物を調製した。ここで、POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムとは、ここでPOE(3)はオキシエチレン基の繰返し単位数が3であるポリオキシエチレン基を意味する。
得られた洗浄剤組成物について、洗浄性、低温安定性および取扱性を評価した。その評価結果を表1に示す。
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム11部、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン4部および精製水85部を配合して、洗浄剤組成物を調製した。ここで、POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムとは、ここでPOE(3)はオキシエチレン基の繰返し単位数が3であるポリオキシエチレン基を意味する。
得られた洗浄剤組成物について、洗浄性、低温安定性および取扱性を評価した。その評価結果を表1に示す。
〔実施例2〜8および比較例1〜7〕
実施例2〜8および比較例1〜7では、実施例1を表1および表2に示すようにそれぞれ変更する以外は実施例1と同様に配合して、洗浄剤組成物を得た。その評価結果も表1および表2に示す。
なお、比較例7で用いたヤシアルキルジメチルアミノ酢酸ベタインでは、一般式(1)においてRの炭素数14のものがR全体の17.6モル%を占め、Rの炭素数13以下のものがR全体の63.5モル%を占め、Rの炭素数15以上のものがR全体の18.9モル%を占めていた。
実施例2〜8および比較例1〜7では、実施例1を表1および表2に示すようにそれぞれ変更する以外は実施例1と同様に配合して、洗浄剤組成物を得た。その評価結果も表1および表2に示す。
なお、比較例7で用いたヤシアルキルジメチルアミノ酢酸ベタインでは、一般式(1)においてRの炭素数14のものがR全体の17.6モル%を占め、Rの炭素数13以下のものがR全体の63.5モル%を占め、Rの炭素数15以上のものがR全体の18.9モル%を占めていた。
実施例1〜8の洗浄剤組成物では、いずれも低温で白濁しにくく、粘度が1000mPa・s以上で取扱性が良好である。それに対して、比較例1〜7の洗浄剤組成物では低温で白濁したり、粘度が1000mPa・s未満と低くなり取扱性が不良となったり、十分な洗浄性が得られなかった。
Claims (3)
- 前記Rの炭素数が13以下のものがR全体の20モル%以下を占め、炭素数15以上のものがR全体の10モル%以下を占める、請求項1に記載の洗浄剤組成物。
- 前記両性界面活性剤Bに対する前記アニオン性界面活性剤Aの比率(A/B)が0.2≦A/B≦4.0を満足する、請求項1または2に記載の洗浄剤組成物。
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