JP2015113005A - シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内の温度が所定温度以下であるときに、電流フィードバック制御の代わりに固定デューティ制御を実行することで、車室内の温度が低いときであっても、十分に乗員を拘束することができる張力がウエビングにかかる前に駆動モータが停止されることなく適切に乗員を拘束する。
【解決手段】シートベルト装置10は、ウエビング16を巻き取るベルトリール15と、ベルトリール15を回転させる駆動モータ31と、車室内の温度を検出する温度検出部200と、駆動モータ31の制御を開始させるトリガ信号を生成するトリガ信号生成部120と、トリガ信号に応じて駆動モータ31の制御を実行するモータ制御部110と、を有し、モータ制御部110は、トリガ信号生成部120によりトリガ信号が生成され、温度検出部200で測定された車室内の温度が所定温度以下のとき、電流フィードバック制御の代わりに固定デューティ制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートベルト装置に関する。本発明は、特に、車室内の温度が低いときでも確実にウエビングを巻き取ることができるシートベルト装置に関する。
例えば特許文献1には、ウエビングの弛み取りをすることができるシートベルト装置として、駆動モータを駆動させてウエビングを巻き取るシートベルト装置が開示されている。特許文献1に記載されているシートベルト装置は、ウエビングにかかる張力を駆動モータの駆動電流の大きさで判定し、所定の張力以上の張力がウエビングにかかったとき、すなわち駆動モータの駆動電流が閾値電流に達したときに駆動モータの駆動を停止する。
特許文献1の記載によると、車室内の温度は駆動モータ、モータ駆動機構、ウエビング等に影響を及ぼすため、車室内の温度が低くなるほど駆動モータの回転に係る機械損失が大きくなる。そのため車室内の温度が低いときは、大きな負荷が駆動モータにかかるようになり、車室内の温度が低くないときと同じ回転速度で駆動モータを駆動しようとすると、駆動モータの駆動電流が大きくなる。よって、車室内の温度が低いときは、駆動モータの駆動電流が閾値電流に達し易くなるので、特許文献1に記載されているシートベルト装置は、車室内の温度が所定温度以下のときに閾値電流を高く設定するように構成されている。
ところで、シートベルトにかかる張力は、乗員が動くことによっても大きくなる。よって、特に、車室内の温度が低いときは、ウエビングを巻き取られている間に乗員が少し動いただけでも駆動モータの駆動電流が閾値電流に達し、ウエビングを十分に巻き取ることができない間に駆動モータの駆動が停止されてしまう状況が発生し得える。その結果、特許文献1に記載されているシートベルト装置では、適切な張力で乗員を拘束することが困難な状況が発生し得る。
特許第5224215号公報
本発明の1つの目的は、車室内の温度が低いときでも確実にシートベルトの弛み取りをして乗員を適切に拘束することができるシートベルト装置を提供することにある。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び好ましい実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
本発明に従う第1の態様は、ウエビングを巻き取るベルトリールと、
前記ベルトリールを回転させる駆動モータと、
車室内の温度を検出する温度検出部と、
前記駆動モータの制御を開始させるトリガ信号を生成するトリガ信号生成部と、
前記トリガ信号に応じて前記駆動モータの制御を実行するモータ制御部と、
を有し、
前記モータ制御部は、前記トリガ信号生成部により前記トリガ信号が生成され、前記温度検出部で測定された前記車室内の前記温度が所定温度以下のとき、電流フィードバック制御の代わりに固定デューティ制御を実行するシートベルト装置に関係する。
例えば、車室内の温度が低くなると、モータ駆動機構に使用されているグリスが硬化したりウエビングの繊維が硬くなったりして駆動モータの回転に係る機械損失が大きくなる。よって、シートベルト装置は、車室内の温度が低いときに電流フィードバック制御で駆動モータを制御すると、十分に乗員を拘束することができる張力がウエビングにかかる前に駆動電流が設定電流に達し駆動モータの駆動を停止してしまうことがある。本発明に従う第1の態様では、モータ制御部は、温度検出部が検出する車室内の温度が所定温度以下であるときに、電流フィードバック制御の代わりに固定デューティ制御を実行する。よって、車室内の温度が低いときであっても、十分に乗員を拘束することができる張力がウエビングにかかる前に駆動モータが停止されることなく適切に乗員を拘束することができる。
本発明に従う第2の態様では、第1の態様において、
前記モータ制御部は、前記固定デューティ制御を所定時間だけ実行し、前記所定時間が経過した後に前記駆動モータの駆動を停止させてもよい。
モータ制御部は、固定デューティ制御を所定時間だけ実行し、所定時間が経過した後に駆動モータの駆動を停止させるので、例えば回転角センサ等がシートベルト装置に設けられていなくても、駆動モータは適切な量だけウエビングを巻き取ることができる。
本発明に従うシートベルト装置の構成の例を示すブロック図である。 本発明に従うシートベルト装置を備えた車両を正面から見た図である。 図1に示される巻取り装置の分解斜視図である。 図3に示されるモータ駆動機構の説明図である。 図3に示されるクラッチ機構の接状態の説明図である。 図3に示されるクラッチ機構の断状態の説明図である。 車室内の温度に対するモータ駆動電流の依存性を示す図である。 本発明に従うシートベルト装置の動作の例を示すフローチャート図である。
以下に説明する好ましい実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
1.全体の構成
図1を用いて、本発明に従うシートベルト装置10の構成の例について説明する。シートベルト装置10は、少なくともモータ制御部110とトリガ信号生成部120から成るECU100を備え、1例として、例えば、ベルトリール15と駆動モータ31から成るリトラクタ14、ウエビング16及び温度検出部200をさらに備える。また、シートベルト装置10は、モータ制御部110が通電量調整部300を制御して電源400から供給される電力を駆動モータ31に供給してもよく、ベルトリール15の軸15aには、モータ駆動機構35を介して駆動モータ31の駆動軸31aに接続されていてもよい。また、ベルトリール15は、フレーム41内に回転自在に設けられていてもよい。
ECU100は、例えばマイクロコンピュータで構成され、少なくともモータ制御部110、トリガ信号生成部120を備える。トリガ信号生成部120からトリガ信号が生成されると、モータ制御部110は電源400から駆動モータ31へ適切な電力が供給されるように通電調整部300を制御する。ECU100は、モータ制御部110、トリガ信号生成部120の他に図示されていない例えば記憶部、入出力インターフェース部等を有していても良い。図1では、説明を容易にするために、モータ制御部110が直接温度検出部200から信号を入力しているが、実際は図示されていない入出力インターフェース部を介して信号を入力している。
また、入出力インターフェース部は、図示されていないSRS(Supplement Restraint System)ユニット(補助拘束装置ユニット)と接続することができ、車両の緊急時には、トリガ信号生成部120は緊急トリガ信号を生成することができる。ここで、入出力インターフェース部は、CAN(Control Area Network)等の車内LANと接続することができ、例えば図示されていないVSA(Vehicle Stability Assist)ユニット(車両挙動安定化制御ユニット)、ACC(Adaptive Cruise Control)ユニット(障害物検知装置制御ユニット)等の起動に応じてトリガ信号生成部120は対応したトリガ信号を生成することができる。また、図1に示されるECU100内に、モータ制御部110及びトリガ信号生成部120がそれぞれ独立して存在しているが、モータ制御部110及びトリガ信号生成部120が一体となって存在してもよい。
通電量調整部300は、例えばいずれも図示されていないドライバIC、駆動回路、電流検出回路等で構成され、ECU100のモータ制御部110の制御によって、通電量を調整して電源400の電力を駆動モータ31に供給する。通電量調整部300は、駆動モータ31の駆動電流値を電流検出回路で検出し、ECU100のモータ制御部110に出力することによって、モータ制御部110は電流フィードバック制御を実行することができる。すなわち、モータ制御部110は、フィードバックされる駆動モータ31の駆動電流値が設定された電流値と一致するようなデューティ比を算出し、デューティオンのときだけ駆動モータ31に電源400の電力を供給するように通電量調整部300を制御する。ここで、ECU100が通電量調整部300をさらに備えてもよく、このときモータ制御部110が、通電量調整部300を有していてもよい。
温度検出部200は、車室内の温度を検出し検出温度をECU100に対し出力する。図1には、シートベルト装置10専用の温度検出部200であるかのように示されているが、必ず専用品である必要はなく、例えば図示されていない空調装置等に用いられている共用の温度検出部200を用いてもよい。
シートベルト装置10は、通常時(車室内の温度が低くないとき)はECU100のモータ制御部110がトリガ信号生成部120によりトリガ信号が生成されたと判定したときに、電流フィードバック制御を実行するように通電量調整部300を制御する。所定の張力がウエビング16にかかるように設定された電流値と駆動モータ31の駆動電流値が一致するように電流フィードバック制御されることによって駆動モータ31は、ベルトリール15を回転させウエビング16を巻き取る。また、シートベルト装置10は、電流フィードバック制御によって制御される駆動電流値が設定された電流値以上になったときに、所定の張力がウエビング16にかかっていると判断して駆動モータ31を停止させる。
図2には、車両に備えられたシート19に座る乗員を適切に拘束することができるように、シートベルト装置10を備えた例が示されている。図2には、運転席側が示されているが、助手席側にもシートベルト装置10が車両に備えられている。シートベルト装置10は、乗員の一方の肩部と腰部を同時に拘束するウエビング16を車体の側部に設けられたリトラクタ14によって巻き取ることができる。
シートベルト装置10は、ウエビング16がアッパアンカ13とセンタアンカ11とロアアンカ18の3つのアンカによって支持される3点支持式の構成である。アッパアンカ13は、車体の側部の上部に設けられている。センタアンカ11は、シート19に対しアッパアンカ13とは反対側の下部に設けられている。ロアアンカ18は、シート19に対しアッパアンカ13側の下部に設けられている。
ウエビング16は、乗員の一方の肩部を拘束するショルダベルト16bと乗員の腰部を拘束するラップベルト16cからなる。ショルダベルト16bとラップベルト16cとの間(ウエビング16の折返し部)には、タング23が取り付けられている。タング23は、センタアンカ11に固定されたバックル24と取外し可能にワンタッチで装着されるように構成されている。
バックル24にはバックルスイッチ27が内蔵されている。バックルスイッチ27は、バックル24にタング23が装着されているときにオン信号を出力し、バックル24からタング23が装着されていないときはオン信号を出力しない。バックルスイッチ27は、図1に示されるECU100と接続されており、トリガ信号生成部120は、例えばバックルスイッチ27がオフ状態からオン状態に切り替わったとき及び、バックルスイッチ27がオン状態からオフ状態に切り替わったときにトリガ信号を生成する。
図3は、図1に示されるリトラクタ14の分解斜視図である。図3の例において、リトラクタ14は、車体の側部に取り付けるフレーム41を備え、例えばフレーム41内にベルトリール15が回転自在に設けられている。フレーム41の外部にモータ駆動機構35が設けられている。ベルトリール15にウエビング16の一端が取り付けられ、ウエビング16の一端部側16aは、フレーム41の引出開口41aからフレーム41の外部に引き出されている。
図3の例において、モータ駆動機構35は、例えば内側ケース42及び外側ケース43で構成されるギヤハウジング39を有し、ギヤハウジング39の内側ケース42に駆動モータ31が取り付けられ、ギヤハウジング39内に駆動モータ31に連結する減速/クラッチ機構38が収容されている。減速/クラッチ機構38は、駆動モータ31の駆動軸31aをベルトリール15に連結する伝達機構44と、伝達機構44に係止して駆動モータ31及びベルトリール15を接状態に保ち、伝達機構44への係止を解除して駆動モータ31及びベルトリール15を断状態に保つクラッチ機構45と、を備える。
図3に示される伝達機構44の例において、駆動軸31aに例えば駆動ギヤ47が設けられ、駆動ギヤ47に例えば第1中間ギヤ48が噛み合い、第1中間ギヤ48に例えば第2中間ギヤ49が噛み合い、第2中間ギヤ49に例えば第3中間ギヤ51が噛み合い、第3中間ギヤ51と一体に例えば第4中間ギヤ52が形成されている。第4中間ギヤ52は例えばファイナルギヤ53に噛み合うように配置されている。さらに、例えば外側ケース43にファイナルギヤ53が回転自在に取り付けられ、ファイナルギヤ53と同軸上に例えばリダクションプレート54が配置され、リダクションプレート54が例えばピン56,56,56を介して例えばキャリア57に取り付けられることで、ピン56,56,56の各々にプラネタリギヤ58,58,58のうちの対応する1つが回転自在に支持され、プラネタリギヤ58,58,58が例えばインターナルギヤ61の内歯61aに噛み合うとともにファイナルギヤ53の例えばサンギヤ62に噛み合い、キャリア57がベルトリール15の連結軸15aに連結されている。ここで、軸受63,64は、キャリア57を支持するものである。
図3の例において、クラッチ機構45は、内側ケース42に例えばパウルピン68を介して回転自在に取り付けられたクラッチ部材65(クラッチパウル)と、パウルピン68に設けられた復帰バネ69と、第3中間ギヤ51の支持軸71(図4参照)に取り付けられたレバーバネ72と、駆動モータ31及びベルトリール15を断状態に保つ位置にクラッチ部材65を位置決めするストッパ部材74(図4参照)と、を備える。ここで、クラッチ部材65は、係止爪67を備え、係止爪67は、インターナルギヤ61の外周に形成されるラチェット61bに係止可能な爪である。ラチェット61bは、インターナルギヤ61。レバーバネ72の先端部72aは、クラッチ部材65の嵌合孔66に嵌合されている。
図4は、図3に示されるモータ駆動機構35の説明図である。モータ駆動機構35は、駆動モータ31の駆動軸31aを矢印Aの如く一方に(例えば反時計回り方向に)回転することにより、駆動ギヤ47及び第1〜第4の中間ギヤ48,49,51,52が実線の矢印の如く回転して、ファイナルギヤ53が矢印Bの如く回転するとともに、サンギヤ62が矢印Cの如く回転する。
一方、モータ駆動機構35は、駆動モータ31の駆動軸31aを点線の矢印Dの如く他方に(例えば時計回り方向に)回転することにより、駆動ギヤ47及び第1〜第4の中間ギヤ48,49,51,52が実線の矢印に対して反対方向に回転して、ファイナルギヤ53が点線の矢印Eの如く回転するとともに、サンギヤ62が点線の矢印Fの如く回転する。
図5は、図3に示されるクラッチ機構45の接状態の説明図である。図5の例において、例えば図4に示されるように駆動モータ31を一方に(例えば反時計回り方向に)回転することで、第3中間ギヤ51が矢印Gの如く回転する。この時、第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Gの如く回転することで、レバーバネ72が矢印Hの如くスイング移動する。レバーバネ72の先端部72aが、復帰バネ69のバネ力に抗してクラッチ部材65の係止爪67をラチェット61bに向けて付勢するので、クラッチ部材65は、パウルピン68を軸にして矢印Iの如く接位置までスイング移動して、係止爪67がラチェット61bに係止する。
このように、駆動モータ31を一方に(例えば反時計回り方向に)回転することにより、クラッチ部材65を接位置に移動させて伝達機構44に係止させることができる。係止爪67がラチェット61bに係止することで、インターナルギヤ61が例えば時計回り方向に回転することを阻止する。
ところで、第3中間ギヤ51と一体に第4中間ギヤ52が矢印Gの如く回転することで、ファイナルギヤ53が矢印Bの如く回転する。よって、ファイナルギヤ53と一体にサンギヤ62が矢印Cの如く回転して、プラネタリギヤ58,58,58が実線の矢印の如く自転する。インターナルギヤ61は時計回り方向への回転が抑えられているので、プラネタリギヤ58,58,58が実線の矢印の如く自転しながら矢印Jの如く公転する。プラネタリギヤ58,58,58が矢印Jの如く公転することで図3のキャリア57が例えば反時計回り方向に回転する。キャリア57と一体に図3のベルトリール15が例えば反時計回り方向に回転してベルトリール15にウエビング16が巻き取られる。
図6は、図3に示されるクラッチ機構45の断状態の説明図である。図6の例において、例えば図4で示されるように駆動モータ31を他方に(例えば時計回り方向に)回転することで、第3中間ギヤ51が矢印Kの如く回転する。この時、第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Kの如く回転することで、レバーバネ72が矢印Lの如くスイング移動する。また、レバーバネ72の先端部72aがクラッチ部材65にかける押付力と、復帰バネ69のバネ力とで、クラッチ部材65をラチェット61bから離れる方向に移動する。クラッチ部材65がパウルピン68を軸にして矢印Mの如く断位置までスイング移動するので、係止爪67がラチェット61bから離れる。
このように、駆動モータ31を他方に(例えば時計回り方向に)回転することにより、クラッチ部材65を断位置に移動させることができ、この時、クラッチ部材65はストッパ部材74に当接して断位置に位置決めされる。クラッチ部材65の係止爪67がラチェット61bから離れることで、インターナルギヤ61が回転可能な状態になる。加えて、駆動モータ31の時計回り方向の回転を継続することで、ベルトリール15からウエビング16が引き出し可能になる。
ここで、図3に示されるモータ駆動機構35には、各ギア同士の動力伝達性能を向上するためにグリスが使用されている。よって、車室内の温度が低くなるにしたがってモータ駆動機構35に使用されているグリスが硬化し、駆動モータ31の回転に係る機械損失が大きくなる。また、ウエビング16の繊維も車室内の温度が低くなるにしたがって硬くなるので、駆動モータ31の回転に係る機械損失がさらに大きくなる。
図7に示されるグラフは、縦軸に駆動モータ31を所定速度で回転させるために必要な駆動電流を取り、横軸に車室内の温度を取り、その交点をプロットして得られたものである。図7に示されるように、車室内の温度が−10度を下回ると、駆動電流が大きくなる。これは上述したグリスの硬化及びウエビング16の繊維の硬化によるものである。したがって、車室内の温度が−10度を下回るようなときは、駆動モータ31の駆動電流の設定電流を高く設定したとしても、例えば駆動電流の最大値が小さいシステムであれば設定電流を十分に大きく設定することができない。その結果、適切な張力で乗員を拘束することが困難な状況が発生し得る。そこで、シートベルト装置10は、以下に示される制御方法で動作することによって、このような状況を回避するよう構成されている。
2.シートベルト装置の動作
図8に示されるフローチャート図を用いて、シートベルト装置10の動作の例を説明する。ステップS01では、ECU100のモータ制御部110は、温度検出部200から出力される車室内の温度が所定温度以下であるか否かを判定する。モータ制御部110が、温度検出部200が検出した車室内の温度が所定温度以下であると判定したときは、フローはステップS02に進む。一方、モータ制御部110が、温度検出部200が検出した車室内の温度が所定温度以下でないと判定したときは、フローはステップS05に進む。ここで、所定温度とは、車室内の温度が低く駆動モータ31の回転に係る機械損失が大きくなるような温度が好ましい。例えば、所定温度は−10度である(図7参照)。
ステップS02では、ECU100のモータ制御部110は、トリガ信号生成部120がトリガ信号を生成したか否かを判定する。モータ制御部110が、トリガ信号生成部120がトリガ信号を生成したと判定したときは、フローはステップS03に進む。一方、モータ制御部110が、トリガ信号生成部120がトリガ信号を生成していないと判定したときは、フローはSTARTに戻る。
ここで、ECU100のトリガ信号生成部120によりトリガ信号が生成されるときは、例えばバックルスイッチ27がオフ状態からオン状態に切り替わったとき(乗員がシートベルトを装着したとき)、バックルスイッチ27がオン状態からオフ状態に切り替わったとき(乗員がシートベルトを脱着したとき)等である。また、バックルスイッチ27のオン状態が継続されている状態(乗員がシートベルトの装着状態を継続しているとき)でも例えば乗員が動いたことによってウエビング16の弛みが発生したときにトリガ信号が生成されてもよい。乗員がシートベルトの装着状態を継続しているときに動いたことは、例えば乗員が動いたことによって、ウエビング16が引き出され駆動モータ31から回生電流が発生したことをモータ制御部110が検出することによって判定されてもよい。
ステップS03では、ECU100のモータ制御部110は、電流フィードバック制御ではなく、デューティ比を固定してデューティ制御を実行するように通電量調整部300を制御する。例えば、ステップS03で設定する固定デューティ比は35%である。デューティ制御を実行すると、フローはステップS04に進む。
ステップS04では、ECU100のモータ制御部110は、ステップS03でデューティ比を固定してデューティ制御を実行してから所定時間が経過したか判定する。モータ制御部110が、ステップS03でデューティ比を固定してデューティ制御を実行してから所定時間が経過したと判定したときは、フローはステップS08に進む。一方、モータ制御部110が、ステップS03でデューティ比を固定してデューティ制御を実行してから所定時間が経過していないと判定したときは、モータ制御部110はステップS04の判定を繰り返す。例えば、ステップS04の所定時間は乗員を適切な張力で拘束することができる張力がウエビング16にかかるまで駆動モータ31を駆動させる時間であること好ましい。所定時間は、例えば5000[ms]である。
ステップS08では、ECU100のモータ制御部110は、通電量調整部300を制御し駆動モータ31の駆動を停止させる。モータ制御部110が駆動モータ31の駆動を停止させると、フローはSTARTを戻る。
上述したように、シートベルト装置10は、通常時(車室内の温度が低くないとき)は電流フィードバック制御を実行するように通電量調整部300を制御する。しかし、車室内の温度が低いときに電流フィードバック制御を実行すると、上述したように駆動モータ31の回転に係る機械損失が大きくなる。その結果、十分に乗員を拘束することができる張力がウエビング16にかかる前に駆動電流が設定電流に達し駆動モータ31の駆動を停止してしまうことがある。したがって、シートベルト装置10は、車室内の温度が所定温度以下(例えば−10度以下)であるときは、所定時間(例えば5000[ms])が経過するまで固定したデューティ比(例えば35%)でデューティ制御を実行する。そうすることで、例えば駆動モータ31の回転に係る機械損失が大きくても、駆動モータ31の駆動電流が設定電流に達することで駆動モータ31の駆動を停止することなく、所定時間が経過するまでは、ウエビングを巻き取り続けることができる。
一方、ステップS01の判定において、ECU100のモータ制御部110が、温度検出部200が検出した車室内の温度が所定温度以下でないと判定し、フローがステップS05に進む。ステップS05では、モータ制御部110は、トリガ信号生成部120がトリガ信号を生成したか否かを判定する。モータ制御部110が、トリガ信号生成部120がトリガ信号を生成したと判定したときは、フローはステップS06に進む。一方、モータ制御部110が、トリガ信号生成部120がトリガ信号を生成していないと判定したときは、フローはSTARTに戻る。
ステップS06では、ECU100のモータ制御部110は、駆動モータ31に供給する電流値を設定し、電流フィードバック制御を実行するように、通電量調整部300を制御する。モータ制御部110が電流フィードバック制御を実行すると、フローはステップS07に進む。ステップS06で設定される駆動モータ31の設定電流値は例えば6[A]である。
ステップS07では、ECU100のモータ制御部110は、駆動モータ31の駆動電流値がステップS06で設定した設定電流値以上であるか否かを判定する。モータ制御部110が、駆動モータ31の駆動電流値がステップS06で設定した設定電流値以上であると判定したときは、フローはステップS08に進む。一方、モータ制御部110が、駆動モータ31の駆動電流値がステップS06で設定した設定電流値以上でないと判定したときは、モータ制御部110はステップS07の判定を繰り返す。
車室内の温度が所定温度よりも高いときは、シートベルト装置10は電流フィードバック制御を実行して、駆動モータ31の駆動電流値が設定した電流値(例えば6[A])以上になったときに、所定の張力がウエビング16にかかっていると判断して駆動モータ31の駆動を停止させる。そうすることで、シートベルト装置10は、乗員を十分に拘束することができる張力がウエビング16にかかるまでウエビング16を巻き取り続けることができる。
図8に示されるフローチャートの説明で使用された所定温度、デューティ比、所定時間、設定電流値等の数値の具体例は、何ら本発明の内容を限定するものではなく、具体例に過ぎない。また、上述した数値は、シートベルト装置10の製造時に予め設定されていてもよいし、乗員が好みに応じて変更することができるようにしてもよい。さらに、図8に示されるフローチャートでは、ステップS01で車室内の温度が検出された後、駆動モータ31が駆動停止されるまで再度車室内の温度が検出されることはないが、必ずしも車室内の温度が検出される回数が1回である必要はない。例えば、ステップS04の直前及び/又はステップS07の直前に、ステップS01と同様の判定をするステップが挿入されてもよい。例えばステップS03でデューティ比を固定した後、所定時間が経過するまでの時間に車室内の温度が所定温度より高くなったときは、フローはステップS06に進むようにしてもよい。また、例えばステップS06で電流値を設定した後、駆動電流値が設定電流値以上になるまでの時間に車室内の温度が所定温度以下になったときは、フローは、ステップS03に進むようにしてもよい。
図8に示されるフローチャートでは説明されていないが、シートベルト装置10は、車両の緊急時においては、車室内の温度と無関係に駆動モータ31に大電流を供給し、ウエビング16を急速に巻き取る。車両が緊急時であるか否かの判断は、例えば図示されていないSRSユニットからECU100に対して車両の衝突が発生した旨の信号を入力したときに車両が緊急時であると判断される。車両が緊急時であると判断されると、例えばECU100のトリガ信号生成部120が緊急トリガ信号を生成する。トリガ信号生成部120が緊急トリガ信号を生成すると、モータ制御部110は、駆動モータ31に大電流(例えば20A)を供給するように通電量調整部300を制御する。そうすることで、シートベルト装置10は、ウエビング16を急速に巻き取り、例えば車両の衝突による衝撃から乗員を保護する。
3.変形例
3−1.変形例1
図8に示されるフローチャートでは、ステップS01の判定で車室内の温度が所定温度より低ければ、その先のステップS03で1つのデューティ比が設定されるが、必ずしも1つのデューティ比である必要はない。具体的には、例えば車室内の温度に応じて複数のデューティ比から1つのデューティ比が設定されてもよい。
変形例1においては、例えば図8に示されるフローチャートのステップの内、ステップS01及びステップS03が以下のように変更される。例えば、ステップS01でECU100のモータ制御部110は、温度検出部200から出力される車室内の温度が複数の温度領域の内いずれの温度領域に該当するか判定する。例えば、車室内の温度が、−10度以下で―20度より高ければ第1の温度領域、−20度以下で−30度より高ければ第2の温度領域、−30度以下で−40度より高ければ第3の温度領域、−40度以下が第4の温度領域、−10度より高ければ第5の温度領域である。
ステップS01でECU100のモータ制御部110が、車室内の温度が例えば第1から第4のいずれか1つの温度領域に該当すると判定したときは、フローはステップS02に進む。その後、フローがステップS02からステップS03に進んだときは、モータ制御部110は、例えば複数のデューティ比より、第1から第4のいずれか1つの温度領域に対応する1つのデューティ比を選択し、選択したデューティ比でデューティ制御を実行する。複数のデューティ比は、例えば、第1の温度領域に対応するデューティ比が第1のデューティ比、第2の温度領域に対応するデューティ比が第2のデューティ比、第3の温度領域に対応するデューティ比が第3のデューティ比、第4の温度領域に対応するデューティ比が第4のデューティ比である。一方、ステップS01で、モータ制御部110が、車室内の温度が例えば第5の温度領域に該当すると判定すれば、フローはステップS05に進む。
変形例1によれば、例えば車室内の温度が−10度より大幅に低いときでも確実にウエビング16を巻き取ることができ、また、車室内の温度が−10度付近のときは大きすぎる電流値で駆動モータ31を駆動することを回避することができる。なお、変形例1の動作の説明で使用された温度領域、デューティ比等の数値の具体例は、何ら本発明の内容を限定するものではなく、具体例に過ぎない。また、上述した数値は、シートベルト装置10の製造時に予め設定されていてもよいし、乗員が好みに応じて変更することができるようにしてもよい。
3−2.変形例2
図1に示されるシートベルト装置10には、駆動モータ31の回転数又はベルトリール15の回転数を検出する回転角センサが設けられていない。よって、図8に示されるフローチャートも回転角センサを備えていないシートベルト装置10の動作が示されている。しかし、シートベルト装置10は回転角センサを備えて、例えば駆動モータ31の回転数又はベルトリール15の回転数を検出して、ウエビング16をどの程度巻き取ったかを把握してもよい。
変形例2においては、例えば図7に示されるフローチャートのいくつかのステップが以下に示されるように変更される。例えば、ステップS04では、ECU100のモータ制御部110は、所定時間が経過したか判定するのではなく、モータ制御部110は所定数以上駆動モータ31又はベルトリール15が回転したか否かを判定する。また、ステップS06とステップS07の間にモータ制御部110が、例えば所定数以上駆動モータ31又はベルトリール15が回転したか否かを判定するステップを挿入してもよい。そのときは、モータ制御110が、例えば所定数以上駆動モータ31又はベルトリール15が回転したと判定すればフローはステップS07に進み、例えば所定数以上駆動モータ31又はベルトリール15が回転したと判定しなければ当該判定を繰り返す。
変形例2によれば、回転角センサの出力値を利用することができるので、固定デューティ制御においてもウエビング16を所定の巻き取り量だけ巻き取ることができる。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
10・・・シートベルト装置、14・・・リトラクタ、15・・・ベルトリール、16・・・ウエビング、31・・・駆動モータ、35・・・モータ駆動機構、100・・・ECU、110・・・モータ制御部、120・・・トリガ信号生成部、200・・・温度検出部、300・・・通電量調整部、400・・・電源。

Claims (2)

  1. ウエビングを巻き取るベルトリールと、
    前記ベルトリールを回転させる駆動モータと、
    車室内の温度を検出する温度検出部と、
    前記駆動モータの制御を開始させるトリガ信号を生成するトリガ信号生成部と、
    前記トリガ信号に応じて前記駆動モータの制御を実行するモータ制御部と、
    を有し、
    前記モータ制御部は、前記トリガ信号生成部により前記トリガ信号が生成され、前記温度検出部で測定された前記車室内の前記温度が所定温度以下のとき、電流フィードバック制御の代わりに固定デューティ制御を実行するシートベルト装置。
  2. 前記モータ制御部は、前記固定デューティ制御を所定時間だけ実行し、前記所定時間が経過した後に前記駆動モータの駆動を停止させる、請求項1に記載のシートベルト装置。
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