JP2015112823A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびそのプログラム、画像形成システム、画像形成システムの制御方法、およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 仕分け紙を印刷ジョブに挟み込むことで、複数の印刷結果から、ユーザにとって、効率的でミスの少ない仕分け作業を可能とするための印刷システムを提供すること。【解決手段】 印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、カセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取り、仕分け紙と、クライアント装置から指示された仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する。印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにインデックス紙を切り取る。【選択図】図6
Description
本発明は、印刷ジョブ毎に、異なるサイズの仕分け紙を印刷し、印刷ジョブ毎に挿入する技術に関する。
従来から、データセンタなどで行っている帳票印刷業務には、大量の印刷結果を、例えば搬送する拠点ごとや、印刷ジョブ毎に仕分ける作業も含まれている。その場合、花文字ページを付与して区切りを入れたり、帳票の内容を作業者が確認したりすることによって、大量の印刷結果の中から仕分け場所(印刷用紙束の中の区切りとなる場所)を判断し、手作業で仕分けを行っている。
しかしながら、これらの作業を手作業、すなわち人間の判断で行うことは、非効率な作業につながるとともに、仕分けミスなどの結果、最終的には配送ミスによる個人情報、機密情報の漏洩にもつながりかねない。そのため、何らかの方法で作業の効率化を行うとともに、作業ミスの防止対策を考慮しなければならない。
特許文献1には、インデックス用紙カセットにあるインデックス用紙を1枚取り出して、先に排出済み(印刷済み)のドキュメント(本願発明の「『印刷ジョブデータ』の出力結果」)の上に重ねることで、仕分けする印刷装置に関する技術が記載されている。また、特許文献1には、インデックス用紙に印刷するインデックスデータを、印刷ジョブを発行するユーザ毎に編集し、ユーザ毎のインデックス用紙(仕分け用に出力する用紙)を印刷することを可能とする技術が記載されている。これらの技術により、ソータを用いずとも、ジョブ毎・ユーザ毎に、仕分けることを可能にしている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、インデックス用紙を、そのまま仕分け紙として使用するため、全ての仕分け紙のサイズが同一であるため、印刷結果を取りに行ったユーザが、排出トレイを上から見ただけでは、いずれの出力結果が自分のものであるか、あるいは印刷後どのように処理する「ジョブ」であったか、などを識別しにくいという問題がある。
本発明は、仕分け紙を印刷ジョブに挟み込むことで、複数の印刷結果から、ユーザにとって、効率的でミスの少ない仕分け作業を可能とするための印刷システムを提供することを目的とする。
本発明は、クライアント装置と、ネットワークを介して接続可能な画像形成装置であって、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、前記画像形成装置のカセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取る仕分紙切取手段と、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果ごとに、仕分け紙を出力する仕分紙出力手段と、前記仕分紙出力手段により印刷された仕分け紙と、前記クライアント装置から指示された前記仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する排紙手段と、を備え、前記仕分紙切取手段は、前記印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、当該印刷ジョブの印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにインデックス紙を切り取ることを特徴とする。
本発明により、仕分け紙を印刷ジョブに挟み込むことで、複数の印刷結果から、ユーザにとって、効率的でミスの少ない仕分け作業を可能とするための印刷システムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わるシステム構成の一例を示す図である。クライアント装置101、複合機102(画像形成装置)、管理者端末103、プリンタサーバ104は、ネットワーク105を介して接続可能である。
図1は、本発明の実施形態に係わるシステム構成の一例を示す図である。クライアント装置101、複合機102(画像形成装置)、管理者端末103、プリンタサーバ104は、ネットワーク105を介して接続可能である。
図1においては、クライアント装置101から複合機102に対して印刷ジョブを発行する。その際に、プリンタドライバの画面において、印刷オプションを設定可能である。本発明の実施形態においては、仕分け紙を印刷するために「インデックス仕分け」タブ(後述する図7)が、プリンタドライバの画面として表示され、ユーザが設定したオプションに従って、複合機102は、ユーザがクライアント装置から発行した印刷ジョブ毎に仕分け紙を重ねて印刷することを可能とする。
前述の場合には、各々のユーザ毎に仕分け紙に対するオプションを設定できるものとしたが、例えば、データセンタなどで、顧客からの依頼により大量の印刷業務を行う(印刷ジョブを複合機102に発行する)場合には、ユーザ個人のオプションではなく、運用ルールに基づいた設定をする場合もある。その場合には、運用の責任者が、例えば管理者端末103から複合機102に対して、仕分け紙のオプションを設定するようにしてもよい。
また、プリンタサーバ104が接続されている場合には、プリンタサーバ104に仕分け紙のオプションを設定し、クライアント装置101から印刷ジョブが発行される度に、プリンタサーバ104で、仕分け紙に対応する処理を制御してもよい。
すなわち、本願発明の実施形態に係る処理を実行するフローチャートにおいて、仕分け紙の処理を制御するための処理(各ステップ)のうち、クライアント装置101のステップとして記載している全て、あるいは一部は、プリンタサーバ104で実行され、あるいは複合機102の中の情報処理装置と同等の構成部分において実行されるものであってもよい、とする。以下の説明では、便宜上「クライアント装置101」として説明を行うものとする。
図2は、本発明の実施形態に係わるクライアント装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。更に、管理者端末103、プリンタサーバ104にも同様のハードウェア構成を適用可能である。
図2に示すように、クライアント装置101は、システムバス204を介してCPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、入力コントローラ205、ビデオコントローラ206、メモリコントローラ207、通信I/Fコントローラ208等が接続された構成を採る。 CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、各サーバあるいは各PCが実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。また、本発明を実施するために必要な情報が記憶されている。なお外部メモリはデータベースであってもよい。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
また、入力コントローラ205は、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。
ビデオコントローラ206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。尚、表示器は液晶ディスプレイ等の表示器でもよい。これらは、必要に応じて管理者が使用する。
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、あるいは、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク105を介して外部機器と接続・通信し、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いた通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上に表示することが可能である。また、CPU201は、ディスプレイ210上のマウスカーソル(図示しない)等によるユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイルおよび各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明についても後述する。
図3は、本発明の実施形態に係わる複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。すなわち、図1に示した複合機102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、図1に示したネットワーク105、例えばLANや公衆回線(WAN:例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)600に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
尚、表示部は複合機によって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできる複合機、単に液晶画面を備え、ハードキーで操作できる複合機によって本発明は構成されている。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、携帯端末内に備えられたICカードに記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
以上のような構成によって、複合機102は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをネットワーク105上に送信したり、ネットワーク105から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力したりすることができる。
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にファクシミリ(FAX)送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力したりすることできる。
図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置と、その給紙トレイ内の紙切り出し機構の一例を示す図である。図4においては、本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機102を示す概略図と、用紙の裁断をするためのインデックス紙切り出し機構のイメージの一例を示している。
図4の複合機102においては、インデックス紙給紙トレイ402の上のトレイ(仕分け紙給紙トレイ401)に、用紙裁断装置410を付加する。用紙裁断装置410は、可動式のカッター414、インデックス紙給紙トレイ402からの用紙の進入経路411、複合機本体への用紙の搬出経路415、ストッパ413等を備える。
インデックス紙給紙トレイ402にある用紙は、複合機本体の印刷プロセス部へ給紙される前に、用紙の進入経路411から一旦、用紙裁断装置410に入り、後述する計算方法により計算した仕分け紙のサイズに応じて、カッター414が用紙412の所定の位置に移動して用紙412を裁断する。裁断された用紙は用紙の搬出経路415から仕分け紙給紙トレイに搬送される。
他の例として、裁断用の用紙を格納するインデックス紙給紙トレイ402と、用紙裁断装置410を付加する仕分け紙給紙トレイ401を同一のトレイとし、省スペースとコスト削減を図ることも可能である。
以上の図4において説明した技術の詳細については、周知の技術であり、例えば特開平11−84777などに記載があるため詳細の説明は省略する。また、以上の構成はあくまで一例であり、他の構成であっても、本発明の実施形態における「インデックス紙を切り出し、仕分け紙を作成」することが可能であれば、如何なる機構であってもよい。
図5は、本発明の実施形態に係るインデックス紙から仕分け紙を切り出すイメージを示す図である。本来、ユーザが印刷しようとする印刷ジョブ(以下単に本体印刷ジョブ)の出力結果として得られる印刷用紙のサイズ(図5の例ではA4)に対して、一回り大きな用紙(図5の例ではB4)をインデックス紙としてカットし、仕分け紙を4枚生成したイメージである。
図5の例では、インデックス紙が、本体印刷ジョブの出力結果のサイズより、縦横ともに長いサイズの用紙を使用している。しかしながら、例えば小さなサイズの用紙であっても、横向きにしてインデックス用紙として使用するものであってもよい。即ち、本体印刷ジョブの出力結果の長辺と、インデックス用紙の長辺を直行にした際に、インデックス用紙の長辺のサイズが長くなる方向にカットして印刷することで、本体印刷ジョブの出力結果の「短辺」より長くなり、結果として重ねたときに、仕分け紙がはみ出して視覚的にユーザから見えるのであれば、本発明として使用可能である。
図6は、本発明の実施形態に係る印刷結果に対して仕分け紙を挿入したイメージの一例を示す図である。本体印刷ジョブが、ジョブA〜ジョブDまであり、その順番で印刷されるとする。
4つのジョブに対して、一回り大きな用紙であるインデックス紙を、少しずつサイズ(縦の長さ)を長くしながら、仕分け紙A、B、C、Dにカットしていく。そして、仕分け紙Aの後ろにジョブAの出力結果、仕分け紙Bの後ろにジョブBの出力結果、・・・というように最後のジョブ(例ではジョブD)まで排紙トレイに重ねて出力する。
図6の「ジョブA〜D終了後、上から見た状態」は、全てのジョブが排紙トレイに出力された結果のイメージを示している。仕分け紙の横幅の長さ(602)は、本体印刷ジョブの出力結果の横幅の長さ(601)よりも長くなり、いわば“栞”のようになる(便宜上「栞部」と呼ぶことがある)。また、図5にも示したように、仕分け紙Aの長さ(603a)、仕分け紙Bの長さ(603b)・・・は、少しずつ長くなり、重ねた状態を上から見た場合に、下のジョブの仕分け用紙ほど、前の仕分け用紙完全に隠されてしまうことなく、下部が視覚可能となる。すなわち、印刷ジョブの前後関係で言えば、前に印刷されたジョブほど、仕分け紙の長さが短く、後に印刷されたものほど長くなる。また、栞部に各ジョブのジョブ名(例えばA〜D)などを印刷しておけば、仕分け作業をするユーザは、容易にいずれの内容であるかを判別可能となる。
印刷するものは、必ずしもジョブ名ではなくともよい。例えば、ユーザ名、データのタイトル(文書ファイルを印刷したのであれば、例えばその1行目)、ファイルの属性などを視覚可能にしてもよい。これらは、どのような状況で本発明の実施形態を運用するのかにより考えるものであってもよい。例えば、データセンタにおいて、顧客からの受託により大量印刷業務を行う場合であれば、顧客名、受託日時、などをファイル属性に含めておき、それらを印刷してもよい。
例えば、図6のイメージでは、本体印刷ジョブの出力結果から、仕分け紙が少しだけはみ出すイメージであるが、ある程度内容を把握しないと仕分けできないような場合には、はみ出すサイズを大きくする用紙を利用してもよい。また、後述するように、インデックス紙として使用する用紙、仕分け紙のカット後の縦のサイズを、ユーザが設定して、本体印刷ジョブを複合機102に送信可能としてもよい。これにより、そのサイズの用紙の空白部分(図6の「A」、「B」、「C」、「D」と印刷する部分)に、必要な量の情報を記述可能とするよう、ユーザ側で調整可能となる。
図7は、本発明の実施形態に係るクライアント装置での印刷時における仕分けの設定画面の一例を示す図である。GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)700は、ユーザが本体印刷を行う際の、印刷オプションなどを設定する画面のうち「仕分け印刷」のオプションに係るものである(701のタブ名)。
702のチェックボックスでは、ユーザは仕分け印刷を行うか否かを指定する。チェックがなされていれば仕分け印刷を行う。
703では、仕分け紙を生成するための一回り大きいサイズの用紙をいずれのカセットから給紙するか選択する。
704では、仕分け印刷における詳細のオプションを設定する。ここで、これらのオプションとしての設定項目はあくまで例である。図示されていないものとして、前述の通り、仕分け紙の最小サイズ、仕分け紙は次第に長くなっていくが、その大きくなる差分サイズの指定、などを指定可能としてもよい。ただし、図1の説明で述べたように、これらのオプションは、管理者端末103から、複合機102あるいはプリンタサーバ104などに設定されてもよい。また、複合機102あるいはプリンタサーバ104自体で設定可能としてもよい。ここのオプションについて説明する。
705では、残仕分け紙を使用するか否かを設定する。具体的には、印刷する際に、例えば他のユーザなどの印刷時に作成された仕分け紙がトレイに残っていても使用せず、改めて仕分け紙を生成する。また、その際に排紙するトレイを指定する。この排紙トレイは、インデックス紙を所望のサイズでカットしていった後、使用できないサイズ、すなわち切り取った後のあまりを排紙するためのトレイとして使用してもよい。
706のチェックボックスでは、仕分け紙に本体印刷ジョブのジョブ名を印刷するか否かを設定させる。前述の通り「ジョブ名」というのはあくまで一例である。ここで、印刷項目一覧(不図示)を表示して、例えばユーザ名、文書ファイルであれば1行目をタイトルと見なして印刷する、その他図6で説明したようなファイル属性の内容を印刷可能に設定してもよい。以下、単純に「ジョブ名を印刷する」という場合があるが、実際には、ユーザ、あるいは前述の管理者により設定された項目を印刷することが可能である。
これにより、特にデータセンタにおける受託業務として、大量の本体印刷ジョブを、常時印刷しているような場合であれば、特に業務効率をあげ、また仕分け作業のミスをなくす、という効果を得ることができる。
次に、図8から図11のフローチャートを用いて、仕分け印刷の処理の流れについて説明する。まず、図8と図9により、全体の処理の流れを説明する。図10、図11は、仕分け紙を分割(カット)する部分の詳細なサブルーチンである。
図8は、本発明の実施形態に係る仕分け紙を印刷結果に挿入する処理の一例を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、S801〜S810の各ステップは、クライアント装置101のCPU201が実行する。また、S821〜S828の各ステップは、複合機102(画像形成装置)のCPU301が実行する。
S801においては、ユーザから印刷指示を受け付ける。すなわち、印刷したい本体と、本発明の実施形態における仕分け印刷を行う場合には、その指示および詳細のオプションについて受け付ける。
S802においては、仕分け印刷が指示されているか否かを判定する。具体的には、図7の702がチェックに基づいて、ユーザが仕分け印刷を指示しているか否かを判定する。仕分け印刷を指示されている場合には、S805に進む。指示されていない場合には、S803に進む。
S803においては、本体印刷ジョブを複合機102に送信し、複合機102は、当該送信結果を受信する(S821)。受信した本体印刷ジョブは、図9の「A」で示されるステップに進んで実行される。詳細は後述する。
S804においては、仕分け紙の残りの有無を複合機102に問い合わせを送信する。S822においては、複合機102が、クライアント装置101からの問い合わせを受信し、仕分け紙の残りの有無を確認し(S823)、その確認結果をクライアント装置101に送信する(S824)。
S805においては、複合機102から、仕分け紙の残りの有無について、確認結果を受信する。確認結果において、残りがある場合(S806のYES)には、S808に進む。残りがない場合(S806のNOの場合)には、S807に進み、仕分け紙切り出し要求を複合機102に送信する(S807)。S825においては、複合機102が、クライアント装置101からの仕分け紙の切り出し要求を受信し、S828に進んでインデックス用紙を分割(カット)して、仕分け紙を作成する処理を呼び出す。S828の詳細は、S810の処理とともに図10のフローチャート(サブルーチン)で説明する。
S808においては、複合機102に残っている仕分け紙を使用するか否かを判定する。具体的には、図7の705の「残仕分け紙を使用しない」のチェックボックスにチェックを入れることによるユーザの指示に基づく。残仕分け紙を使用する場合(S808でYESの場合)には、図9の「B」で示されるステップに進む。一方、残仕分け紙を使用しない場合(S808でNOの場合)には、S809に進む。
S809においては、残りの仕分け紙を排紙するよう複合機102に要求を送信する。複合機102は、残りの仕分け紙の排紙要求を受信し(S826)、排紙する(S827)。
S828に進んでインデックス用紙を分割(カット)して、仕分け紙を作成する処理を呼び出す。S828の詳細は、S810の処理とともに図10のフローチャート(サブルーチン)で説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る仕分け紙を印刷結果に挿入する処理の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、S901〜S906の各ステップは、クライアント装置101のCPU201が実行する。また、S911〜S917の各ステップは、複合機102(画像形成装置)のCPU301が実行する。
図8の「B」から進むステップは、S901である。S901においては、仕分け紙にジョブ名を印刷するか否かを判定する。具体的には、図7の706の「仕分け紙にジョブ名を印刷する」のチェックボックスにチェックを入れることによるユーザの指示に基づく。指定が、ジョブ名を印刷しない場合(NOの場合)には、S902に進む。ジョブ名を印刷する場合(YESの場合)には、S903に進む。S902に進んだ場合には、ジョブ名としてNULL(空の文字列)を設定し、S903においては、本体印刷ジョブのジョブ名を、以降の処理でジョブ名とするよう設定する。
S904においては、仕分け紙にジョブ名を印刷する命令を複合機102に送信する。複合機102が、仕分け紙にジョブ名を印刷する命令を受信すると(S911)、仕分け紙トレイより仕分け紙のうちの1枚を複合機本体へ給紙し(S912)、仕分け紙へジョブ名を印刷する(S913)。さらにジョブ名が印刷された仕分け紙を排紙トレイへ搬送する(S914)。
S915においては、仕分け紙への印刷および排紙トレイへの搬送処理が完了した旨を、クライアント装置101に通知し、クライアント装置101は、その通知を受け付ける(S905)。完了通知を受け付けると、次に、本体印刷ジョブの印刷を行うため、クライアント装置101から複合機102へ、本体印刷ジョブを送信すし(S906)、本体印刷ジョブを受信(S916)した複合機102は、印刷処理を実行する(S917)。
また、S917においては、図8の「A」、即ち、本体印刷ジョブのみを印刷する場合の処理も行う。
また、S917においては、図8の「A」、即ち、本体印刷ジョブのみを印刷する場合の処理も行う。
以上で、仕分け印刷処理の全体の流れについて、図8と図9のフローチャートを用いた説明を完了する。次に、図10と図11を用いて、インデックス紙から仕分け紙を分割(カット)する処理の詳細を説明する。
図10は、本発明の実施形態に係るインデックス紙から仕分け紙を切り取る処理の一例を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、S1001〜S1005の各ステップは、クライアント装置101のCPU201が実行する。また、S1011〜S1022の各ステップは、複合機102(画像形成装置)のCPU301が実行する。
S1011においては、インデックス紙の縦サイズを取得する。ここで、縦サイズとは、カットする方向とは垂直の方向であって、縦という言葉は便宜上のものである。すなわち、インデックス紙の1枚から、何枚の仕分け紙をカットすることができるか、を算出するための数値を取得する。
S1012においては、取得したサイズをクライアント装置101に通知する。クライアント装置101は、複合機102から通知されたサイズを受け付ける(S1001)。
S1002においては、何枚にカットするかを取得する。具体的には図7の707における「仕分け紙を作成するジョブ数」に相当する(以降、カットする枚数をPとする)。
S1003においては、仕分け紙を如何なるサイズにカットするかを指定する数値を取得する。具体的には、前述したようにクライアント装置101からの指定、あるいは、複合機102、プリンタサーバ104などに設定された値を取得する。詳細として、カットするサイズの最小値(以降、Aとする)、次の仕分け用紙とのサイズの差分(以降、Dとする)の値を取得する。
S1004においては、カットサイズ情報を計算する。具体的には、前述の値、P、A、DおよびS1011で取得したインデックス紙のサイズ(Lとする)、本体印刷ジョブで出力される用紙の縦サイズ(Sとする)に基づき、仕分け紙のサイズを計算する。ここでは、指示された全ての仕分け紙を作成するために、1枚のインデックス紙では足りないことが想定される。そのため、複数のインデックス紙を使用した場合には、それぞれのインデックス紙からカットする仕分け紙のサイズを対応付けて記憶しておく(記憶部については不図示。使用するインデックス紙の枚数分の要素を持つ配列を生成し、各要素には1枚のインデックス紙からカットされる仕分け紙のサイズ(複数あるので数値のリスト、または配列)としての記憶部を生成する。以降、特にこの記憶部については述べないが、S1004では、この記憶部に計算結果を格納し、実際にカットするステップではその値を順に取り出して使用する。
S1005においては、計算されたカットサイズ情報を、複合機102に通知し、複合機102はその通知を受け付ける(S1013)。
S1014からS1021の繰り返し処理においては、前記記憶部のうち、インデックス紙に対応する配列の要素を着目して、その要素に対するインデックス紙をカットする、という繰り返し処理となる。
S1015においては、着目中の配列要素に対してカット処理を行うため、1枚のインデックス紙を給紙する。具体的には、インデックス紙給紙トレイ402から、仕分け紙給紙トレイ401の用紙裁断装置410に、インデックス紙を1枚取り込む。
S1016からS1020の繰り返し処理の繰り返し処理は、1枚のインデックス紙から仕分け紙をカットするための処理である。具体的には、着目中の配列要素に、仕分け紙のサイズの数値を要素とするリスト、または配列が格納されているため、それら要素の1つずつに着目したカット処理を行う。
S1017においては、着目した要素の値であるサイズによって、インデックス紙から仕分け紙をカットする。
S1018においては、着目するリストまたは配列要素が最後か否かを判定する。最後である場合(YESの場合)には、S1019に進み、カットしたインデックス紙の余りがあれば排紙する。最後でない場合(NOの場合)には、次の仕分け紙をカットすべく繰り返し処理を継続する。また、これらの処理で、最後の仕分け紙カットに対する処理であっても、インデックス紙の全体のサイズがちょうど使用されて完了する場合には、最後の仕分け紙である1枚はカットする必要はないし、また余りを排紙する必要はない。この点、フローチャートのステップを省略しているが、実際の処理としては行う。
以上で、各種の数値に基づいて、S1004のカットサイズ情報を計算し、その値に従ってインデックス紙から仕分け紙を作成する処理についての説明を完了する。なお、これらの数値については、プログラム中にハードコーディングされていてもよい。また、他の方式として(特にジョブ数が比較的少数の場合)、1枚のインデックス紙を使い切る形で、仕分け紙のサイズを計算してもよい。後述するが、1枚のインデックス紙から切り出せる仕分け紙の枚数を算出するために、各々の仕分け紙のサイズを数列と見なして、等差数列の和の公式を用いることができる(これはあくまで一例である)。しかし、図10で説明した計算方法では、等差数列における初期値と公差が決定されているため、インデックス紙に余りが生じる場合がある。
この点については、例えば、初期値Aと公差Dを同一の値としてもよい(あるいは一定の関係を持たせる)等という前提であれば、必要な仕分け紙を、インデックス紙全てを使用し(即ち、余ることなく使用し)カットするようカットサイズ情報を計算することも可能である。このような方法で、仕分け紙を生成しても良い。ただし、大量の仕分け紙を生成することが必要な場合には、1枚のインデックスをカットすると、各々の仕分け紙のサイズが小さくなったり、差分が小さくなったりして、作業効率などに効果がない。
従って、実際にどちらの方法を用いるかは、運用による。いずれの方法も実現可能なように、オプションとして実装してもよい。1枚のインデックス紙から所定の枚数の仕分け紙をカットするための計算は、等差数列の和の公式を用いれば明らかなので、別途のフローチャートの記載は省略するが、本発明の実施形態に含むものとする。また、計算方法としての等差数列の和の公式はあくまで1例である。他の方法であっても、小数の数値からカットされる仕分け紙のサイズを計算可能であれば、如何なる方式であってもよい。
図11は、本発明の実施形態に係るインデックス紙の切り取りサイズを決定する処理の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおいて、S1101〜S1107の各ステップは、クライアント装置101のCPU201が実行する。
S1101においては、処理中にカットされる対象となっているインデックス紙が、何枚目のものであるかをカウントするための変数を初期化(変数「I」に「0」(ゼロ)を代入)する。
S1102からS1107までの繰り返し処理は、P(作成することが必要な仕分け紙の枚数)がなくなるまで、カット処理を繰り返す。具体的には「P=0」でよいが、途中の計算処理で必要以上の枚数をカウントする場合があるため「P≦0」を条件とし、即ちPが0以下になるまでカット処理を継続する。
S1103においては、「I++」の実行により、その時点で何枚目のインデックス紙を使用するのか(使用開始するのか)を設定する。なお、プログラム言語によっては、配列の最初の要素が「0」(ゼロ)から始まる場合があり、その場合は、最初のインデックス紙を「ゼロ枚目」として処理し、繰り返し処理が終わる段階で、カウントアップ(インクリメント)するようにしてもよい。
S1104においては、1枚のインデックス紙から何枚の仕分け紙がカットできるかを計算する。ここで、前述の通り、仕分け紙のサイズの初期値A、次の仕分け紙のサイズとの差分D、インデックス紙の長さがLとする。更に、仮にN枚のカットが可能であるとすると、カットされた仕分け紙のサイズは、1枚目が“A”、2枚目が“A+D”、3枚目が“A+2D”、・・・N枚目が“A+(N−1)D”となる等差数列として設定する(これはあくまで一例である)。これらのサイズの合計は、等差数列の和の公式から、“N{2A+(N−1)D}÷2≦L”で計算される。このような最大のN(1以上の整数)を求める。
しかしながら、ここで通常の等差数列と異なるのは、本体印刷ジョブの出力結果となる用紙のサイズSをこえる場合、即ち“S≦A+(J−1)D”(Jは正の整数)となることは、仕分け紙の目的からはあり得ず、そのようなN枚目の仕分け紙のサイズはすべて“S”として計算する。この点について、図11のフローチャートでは、但し書きとして記載しているが、実際の計算処理においては、分岐となる。すなわち、条件分岐をしながら適切なサイズを加算して合計サイズを計算する必要がある。
S1105においては、S1104の算出結果を、配列のI番目の要素、すなわちI番目のインデックスを如何にカットするかの情報を記憶する要素、に記憶させる。複数の値があるので、前述の取りリスト、配列などに格納する。この際に、S1104の計算で得た通りの値であるため、“S≦A+(J−1)D”(Jは正の整数)となる場合には、“J番目の仕分け紙のサイズは「S」として格納”する。ここで、1≦J≦min(P、N)である。
S1106においては、更に切り出す必要がある仕分け紙の処理を、繰り返し処理の次の回に回すため、各種値の再設定を行う。初期値Aには、“min(A+(N−1)*D、S)”を代入する。すなわち、N枚目の仕分け紙のサイズは、等差数列とすれば“A+(N−1)*D”であるが、その値がSを超えていれば“S”に制限されるため、上記の式が成り立つ。この値が、次のインデックス紙からカットする仕分け紙の最小値(初期値)である。また、既にN枚カットしているため、残りは“P−N”枚としてこれを、改めて“P”に設定する。
この計算を用いることで、大量の仕分け紙であってもインデックス紙から切り取って作成することが可能である。以上で、図8から図11のフローチャートを用いた本体印刷ジョブの出力結果に対する仕分け紙の重ね処理に関する説明を完了する。
以上の方式で実行した仕分け紙の本体印刷ジョブの出力結果への挟み込み処理により、汎用的な用紙(インデックス紙)から仕分け紙を作成することで、インデックス紙のために特殊用紙を購入することがなくコストを削減になるという効果を得ることができる。また、仕分け紙の作成時に、切り出しサイズに差をつけることで、本体印刷ジョブと、他の本体印刷ジョブの間に挟む仕分け紙同士の識別がし易くなるという効果が得られる。さらに、仕分け紙は、印刷物の片方向に寄せるため、印刷終了後の複数の出力結果をまとめて取出し、作業机の上などに再整列させても、仕分け紙の印刷部分が隠れることがなく、ユーザにとっては、作業の効率が向上し、ミスのない仕分けが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、図8〜図10に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図8〜図10の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図8〜図10の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。 さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 クライアント装置
102 複合機
103 管理者端末
104 プリンタサーバ
105 ネットワーク
102 複合機
103 管理者端末
104 プリンタサーバ
105 ネットワーク
Claims (11)
- クライアント装置と、ネットワークを介して接続可能な画像形成装置であって、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、前記画像形成装置のカセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取る仕分紙切取手段と、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果ごとに、仕分け紙を出力する仕分紙出力手段と、
前記仕分紙出力手段により印刷された仕分け紙と、前記クライアント装置から指示された前記仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する排紙手段と、
を備え、
前記仕分紙切取手段は、前記印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、当該印刷ジョブの印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにインデックス紙を切り取ることを特徴とする画像形成装置。 - 前記仕分紙切取手段は、対応付けられた仕分け紙と印刷結果の出力結果の複数の束が重ねられた状況において、後方に重ねられる仕分け紙ほど、前記他の方向のサイズを長く切り取ることで、後方にある栞部ほど前方にある栞部よりも長くなるようにサイズの差分を発生させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- ユーザの指定に基づいて、前記出力結果の印刷内容を特定可能とする識別情報を、仕分け紙に印刷するか否かを判定する識別情報印刷判定手段と、
を更に備え、
前記仕分紙出力手段は、前記識別情報印刷判定手段により印刷すると判定された場合には、仕分け紙に対応する印刷ジョブを印刷者に識別させるべく、出力結果と仕分け紙が重ねられた場合に、前方にある仕分け紙の栞部よりも長くなるようにサイズの差分が発生している差分の部分に、前記識別情報を印刷することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記仕分紙切取手段は、前記インデックス紙から仕分け紙を切り取った結果、更に必要な仕分け紙を切り取るためのサイズが不足している場合には、当該インデックス紙を排紙し、次の用紙をインデックス紙として使用して、仕分け紙の切り取りを継続するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記仕分紙切り取り手段は、更に、所定の計算方法により、切り取る前記仕分け紙における他の方向のサイズが、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果の他の方向のサイズより長くならないようにすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- ユーザの指定に基づいて、新たな印刷ジョブに対応して、前記仕分紙切取手段で切り取った前記仕分け紙が残っている場合には排紙するか否かを判定する排紙判定手段と、
を更に備え、
前記切取手段は、前記排紙判定手段により排紙すると判定された場合には、残っている仕分け紙を排紙して、仕分け紙の他の方向のサイズを計算する前記所定の計算を、改めて最初から開始することを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の画像形成装置。 - クライアント装置と、画像形成装置が、ネットワークを介して接続可能な画像形成システムであって、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、前記画像形成装置のカセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取る仕分紙切取手段と、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果ごとに、仕分け紙を出力する仕分紙出力手段と、
前記仕分紙出力手段により印刷された仕分け紙と、前記クライアント装置から指示された前記仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する排紙手段と、
を備え、
前記インデックス紙は、前記印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、当該印刷ジョブの印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにすることを特徴とする画像形成システム。 - クライアント装置と、ネットワークを介して接続可能な画像形成装置の制御方法であって、
仕分紙切取手段が、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、前記画像形成装置のカセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取る仕分紙切取ステップと、
仕分紙出力手段が、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果ごとに、仕分け紙を出力する仕分紙出力ステップと、
前記仕分紙出力ステップにより印刷された仕分け紙と、前記クライアント装置から指示された前記仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する排紙ステップと、
を含み、
前記インデックス紙は、前記印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、当該印刷ジョブの印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにすることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - クライアント装置と、ネットワークを介して接続可能な画像形成装置において実行可能なプログラムであって、
前記画像形成装置を、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、前記画像形成装置のカセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取る仕分紙切取手段、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果ごとに、仕分け紙を出力する仕分紙出力手段、
前記仕分紙出力手段により印刷された仕分け紙と、前記クライアント装置から指示された前記仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する排紙手段、
として機能させ、
前記インデックス紙は、前記印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、当該印刷ジョブの印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにすることを特徴とするプログラム。 - クライアント装置と、画像形成装置が、ネットワークを介して接続可能な画像形成システムの制御方法であって、
仕分紙切取手段が、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、前記画像形成装置のカセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取る仕分紙切取ステップと、
仕分紙出力手段が、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果ごとに、仕分け紙を出力する仕分紙出力ステップと、
排紙手段が、前記仕分紙出力ステップにより印刷された仕分け紙と、前記クライアント装置から指示された前記仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する排紙ステップと、
を備え、
前記インデックス紙は、前記印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、当該印刷ジョブの印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにすることを特徴とする画像形成システムの制御方法。 - クライアント装置と、画像形成装置が、ネットワークを介して接続可能な画像形成システムにおいて実行可能なプログラムであって、
画像形成装置を、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果を仕分けするために、前記画像形成装置のカセットにおかれた用紙であるインデックス紙から、仕分け紙を切り取る仕分紙切取手段、
前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの印刷結果ごとに、仕分け紙を出力する仕分紙出力手段と、
前記仕分紙出力手段により印刷された仕分け紙と、前記クライアント装置から指示された前記仕分け紙に対応する印刷ジョブの印刷結果と、を交互に排紙トレイに排出する排紙手段、
として機能させ、
前記インデックス紙は、前記印刷ジョブの印刷結果である用紙のサイズよりも、少なくとも一方向のサイズが長く、当該印刷ジョブの印刷結果に重ねた部分からはみ出す栞部となり、さらに、他の方向のサイズは、前記クライアント装置から指示された印刷ジョブの出力結果ごとに、所定の計算方法により、各々の仕分け紙の長さを異なるようにすることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018194965A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | コニカミノルタ株式会社 | 分散印刷システム、用紙仕分け方法、およびジョブ管理装置 |
-
2013
- 2013-12-13 JP JP2013257595A patent/JP2015112823A/ja active Pending
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