JP2015112420A - 挿入機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】違和感が生じることなく操作部ケーシングが保持され、親指での湾曲操作の操作性が確保される挿入機器を提供すること。【解決手段】長手軸に垂直、かつ、湾曲操作ノブの回動軸に垂直な方向を第1の垂直方向及び第2の垂直方向とした場合、挿入機器の操作部ケーシングでは、前記第1の垂直方向を向く外表面に、弁操作ボタンが配置され、前記第2の垂直方向を向く外表面に、前記第1の垂直方向へ向かって凹む溝状部を形成する第1の溝形成面及び第2の溝形成面が設けられている。前記第2の溝形成面は、前記湾曲操作ノブの最外周軌跡の先端と前記回動軸との間に位置する境界位置から基端方向へ向かって、前記湾曲操作ノブの回動軌跡に沿って延設される。【選択図】図4

Description

本発明は、長手軸に沿って延設される挿入部を備える挿入機器に関する。
特許文献1には、長手軸に沿って延設される挿入部を備える挿入機器として内視鏡が開示されている。この内視鏡では、挿入部の先端部に湾曲部が設けられ、挿入部より基端方向側に操作部が設けられている。操作部は、操作部ケーシングと、長手軸に対して垂直な回動軸を中心として操作部ケーシングに対して回動可能な湾曲操作ノブと、を備える。湾曲操作ノブを回動することにより、湾曲部を湾曲させる湾曲操作が入力される。操作部ケーシングは、回動軸に平行な方向の一方である第1の回動軸方向を向く第1のケーシング外表面と、第1の回動軸方向とは反対方向を向く第2のケーシング外表面と、を備える。第1のケーシング外表面に、湾曲操作ノブが配置されている。
また、操作部ケーシングは、長手軸に垂直で、かつ、回動軸に垂直な方向の一方である第1の垂直方向を向く第3のケーシング外表面と、第1の垂直方向とは反対方向である第2の垂直方向を向く第4のケーシング外表面と、を備える。第3のケーシング外表面には、弁操作ボタンである送気送液操作ボタン及び吸引操作ボタンが、配置されている。また、操作部ケーシングには、第2の垂直方向側からユニバーサルコードが接続される。ここで、湾曲操作ノブの外周端が回動によって通過する回動軌跡を、最外周軌跡とする。第4のケーシング外表面は、長手軸に平行な長手軸方向について最外周軌跡の先端と最外周軌跡の基端との間において、長手軸に対して平行に延設されている。内視鏡の使用時には、左手で操作部ケーシングを保持する。そして、長手軸より第2の垂直方向側に位置する親指等で湾曲操作ノブを回動させることにより、湾曲操作が入力される。
特開平7−124102号公報
湾曲操作ノブでの湾曲操作の入力では、親指が基端方向から先端方向へ移動する状態に、湾曲操作ノブを回動させることがある。前記特許文献1の挿入機器である内視鏡では、長手軸方向について湾曲操作ノブの最外周軌跡の先端と最外周軌跡の基端との間において、第4のケーシング外表面が長手軸に対して平行に延設されている。このため、湾曲操作ノブでの湾曲操作の入力において回動軸より先端方向側に親指が移動した場合、第4のケーシング外表面によって親指の移動が阻害されてしまう。これにより、親指によって湾曲操作ノブを回動させ難くなり、湾曲操作ノブでの湾曲操作の操作性が低下してしまう。
ここで、第1の垂直方向及び第2の垂直方向についての操作部ケーシングの寸法を小さくし、長手軸から第4のケーシング外表面までの距離を小さくする。これにより、湾曲操作ノブでの湾曲操作の入力において回動軸より先端方向側に親指が移動した場合でも、親指の移動が第4のケーシング外表面によって阻害され難くなる。しかし、長手軸から第4のケーシング外表面までの距離が小さくなることにより、操作部ケーシングの保持において、親指が第4のケーシング外表面に接触しなくなる。これにより、操作部ケーシングの保持において、術者の保持感が大きく変化し、術者に違和感が生じてしまう。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、違和感が生じることなく操作部ケーシングが保持され、親指での湾曲操作の操作性が確保される挿入機器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の挿入機器は、基端方向から先端方向へ長手軸に沿って延設される挿入部であって、湾曲操作の入力に基づいて湾曲する湾曲部を備える挿入部と、前記挿入部の基端方向側に設けられる操作部であって、操作部ケーシングと、前記長手軸に対して垂直な回動軸を中心として前記操作部ケーシングに対して回動可能であり、回動することにより前記湾曲操作が入力される湾曲操作ノブと、を備える操作部と、を備え、前記操作部ケーシングは、前記回動軸に平行な方向の一方である第1の回動軸方向を向き、前記湾曲操作ノブが配置される第1のケーシング外表面と、前記第1の回動軸方向とは反対方向である第2の回動軸方向を向く第2のケーシング外表面と、前記長手軸に垂直で、かつ、前記回動軸に垂直な方向の一方である第1の垂直方向を向く第3のケーシング外表面と、前記第1の垂直方向とは反対方向である第2の垂直方向を向く第4のケーシング外表面と、を備え、前記操作部は、前記操作部ケーシングの内部に延設される経路と、前記経路に配置される弁と、前記第3のケーシング外表面に配置され、前記弁の切替え操作が入力される弁操作ボタンと、を備え、前記第4のケーシング外表面は、前記湾曲操作ノブの外周端が回動によって通過する回動軌跡を最外周軌跡とした場合に、前記長手軸に平行な長手軸方向について前記最外周軌跡の先端と前記回動軸との間に位置する境界位置まで第1の溝端位置から前記基端方向へ向かって延設され、前記先端方向から前記基端方向へ向かうにつれて前記第1の垂直方向側に位置する第1の溝形成面と、前記長手軸方向について前記回動軸の位置と一致する、又は、前記回動軸より前記基端方向側に位置する第2の溝端位置まで、前記境界位置から前記基端方向へ向かって前記湾曲操作ノブの回動軌跡に沿って延設され、前記先端方向から前記基端方向へ向かうにつれて前記第2の垂直方向側に位置する第2の溝形成面であって、前記境界位置を底位置として前記第1の垂直方向へ向かって凹む溝状部を前記第1の溝形成面と協同して形成する第2の溝形成面と、を備える。
本発明によれば、違和感が生じることなく操作部ケーシングが保持され、親指での湾曲操作の操作性が確保される挿入機器を提供することができる。
第1の実施形態に係る内視鏡を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る内視鏡が用いられる内視鏡装置を示す概略図である。 第1の実施形態に係る内視鏡の操作部の構成を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る操作部の操作部ケーシングを概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る操作部の操作部ケーシングを第1の回動軸方向側から視た概略図である。 第1の実施形態に係る操作部ケーシングを左手で保持した状態を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係るUD湾曲操作ノブの親指による第1の回動方向への回動において、第2の溝端位置より基端方向側の位置で親指がUD湾曲操作ノブに接触する状態を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係るUD湾曲操作ノブの親指による第1の回動方向への回動において、長手軸方向について第2の溝位置と略同一の位置で親指がUD湾曲操作ノブに接触する状態を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係るUD湾曲操作ノブの親指による第1の回動方向への回動において、第2の溝端位置より先端方向側の位置で親指がUD湾曲操作ノブに接触する状態を概略的に示す斜視図である。 第2の実施形態に係る内視鏡の操作部の構成を概略的に示す斜視図である。 第2の実施形態に係る操作部を、境界位置を通る長手軸に垂直な断面で概略的に示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図9を参照して説明する。図1は、本実施形態の挿入機器である内視鏡2を示す図である。図1に示すように、内視鏡2は、長手軸Cを有する。ここで、長手軸Cに平行な方向の一方が先端方向(図1の矢印C1の方向)であり、先端方向とは反対方向が基端方向(図1の矢印C2の方向)である。そして、先端方向及び基端方向が、長手軸方向となる。図1に示すように、内視鏡2は、基端方向から先端方向へ長手軸Cに沿って延設される挿入部3と、挿入部3の基端方向側に設けられる操作部5と、を備える。挿入部3は、先端硬性部6と、先端硬性部6の基端方向側に設けられる湾曲部7と、湾曲部7の基端方向側に設けられる可撓管部8と、を備える。
図2は、内視鏡2が用いられる挿入装置である内視鏡装置1の機能を説明する図である。図3は、操作部5の構成を示す図である。図1及び図3に示すように、操作部5は、操作部ケーシング11と、操作部ケーシング11に対して回動軸Pを中心として回動可能なUD湾曲操作ノブ12A及びLR湾曲操作ノブ12Bと、を備える。回動軸Pは、長手軸Cに対して垂直である。UD湾曲操作ノブ12Aを回動させることにより、湾曲操作が入力される。UD湾曲操作ノブ12Aでの湾曲操作の入力に基づいて、湾曲部7は湾曲Up方向(図1の矢印Uの方向)又は湾曲Down方向(図1の矢印Dの方向)に湾曲する。LR湾曲操作ノブ12Bを回動させることにより、湾曲操作が入力される。LR湾曲操作ノブ12Bでの湾曲操作の入力に基づいて、湾曲部7は湾曲Left方向(図1の矢印Lの方向)又は湾曲Right方向(図1の矢印Rの方向)に湾曲する。
図2に示すように、操作部ケーシング11の内部には、UDスプロケット13A及びLRスプロケット13Bが設けられている。UDスプロケット13Aは、UD湾曲操作ノブ12Aに連結され、UD湾曲操作ノブ12Aで湾曲操作が入力されることにより、UDスプロケット13Aが回動する。LRスプロケット13Bは、LR湾曲操作ノブ12Bに連結され、LR湾曲操作ノブ12Bで湾曲操作が入力されることにより、LRスプロケット13Bが回動する。
また、挿入部3の内部には、UD湾曲ワイヤ15U,15D及びLR湾曲ワイヤ15L,15Rが、長手軸Cに沿って延設されている。UD湾曲ワイヤ15U,15Dの基端は、UDスプロケット13Aに接続されている。UD湾曲ワイヤ15U,15Dの先端は、湾曲部7の先端部に接続されている。UDスプロケット13Aが回動することにより、UD湾曲ワイヤ15U,15Dの一方が基端方向へ牽引される。UD湾曲ワイヤ15Uが牽引されることにより、湾曲部7は湾曲Up方向へ湾曲し、UD湾曲ワイヤ15Dが牽引されることにより、湾曲部7は湾曲Down方向へ湾曲する。LR湾曲ワイヤ15L,15Rの基端は、LRスプロケット13Bに接続されている。LR湾曲ワイヤ15L,15Rの先端は、湾曲部7の先端部に接続されている。LRスプロケット13Bが回動することにより、LR湾曲ワイヤ15L,15Rの一方が基端方向へ牽引される。LR湾曲ワイヤ15Lが牽引されることにより、湾曲部7は湾曲Left方向へ湾曲し、LR湾曲ワイヤ15Rが牽引されることにより、湾曲部7は湾曲Right方向へ湾曲する。
ここで、回動軸Pに平行な方向の一方を第1の回動軸方向(図3の矢印P1の方向)とし、第1の回動軸方向とは反対方向を第2の回動軸方向(図3の矢印P2の方向)とする。図3に示すように、操作部ケーシング11は、第1の回動軸方向を向く第1のケーシング外表面21と、第2の回動軸方向を向く第2のケーシング外表面22と、を備える。第1のケーシング外表面21にUD湾曲操作ノブ12A及びLR湾曲操作ノブ12Bが配置されている。LR湾曲操作ノブ12Bは、UD湾曲操作ノブ12Aより第1の回動軸方向側に位置している。
また、UD湾曲操作ノブ12A及びLR湾曲操作ノブ12Bは、第1の回動方向(図3の矢印T1の方向)及び第1の回動方向とは反対方向である第2の回動方向(図3の矢印T2の方向)に回動可能である。第1の回動方向及び第2の回動方向が、回動軸回り方向となる。UD湾曲操作ノブ12Aの外周部及びLR湾曲操作ノブ12Bの外周部は、回動軸回り方向に沿って凸凹状に形成されている。回動軸PからUD湾曲操作ノブ12Aの外周端までの第1の距離S1は、回動軸PからLR操作ノブ12Bの外周端までの第2の距離S2より大きくなっている。
ここで、長手軸Cに垂直で、かつ、回動軸Pに垂直な方向の一方を第1の垂直方向(図3の矢印P3の方向)とし、第1の垂直方向とは反対方向を第2の垂直方向(図3の矢印P4の方向)とする。第1の回動軸方向が前方方向となる場合、第1の垂直方向が左方方向となり、第2の垂直方向が右方方向となる。操作部ケーシング11は、第1の垂直方向を向く第3のケーシング外表面25と、第2の垂直方向を向く第4のケーシング外表面26と、を備える。また、本実施形態では、操作部5に、ユニバーサルコード16の一端が、第2の垂直方向側から接続されている。ユニバーサルコード16の他端には、スコープコネクタ17が、設けられている。また、操作部ケーシング11は、基端方向を向くケーシング基端外表面27を備える。
図2に示すように、先端硬性部6の内部には、CCD等の撮像素子31が設けられている。撮像素子31は、挿入部3の先端面に設けられる観察窓32を通して、被写体を撮像する。撮像素子31には、撮像ケーブル33の一端が接続されている。撮像ケーブル33は、挿入部3の内部、操作部5の内部、及び、ユニバーサルコード16の内部を通って、延設されている。撮像ケーブル33の他端は、画像処理ユニットである画像プロセッサ35に接続されている。また、画像プロセッサ35は、表示部であるモニタ37に電気的に接続されている。撮像素子31により撮像された被写体像は、画像プロセッサ35によって画像処理が行われ、モニタ37に表示される。
挿入部3の内部には、長手軸Cに沿ってライトガイド41が延設されている。ライトガイド41の一端は、挿入部3の先端面に設けられる照明窓42に、光学的に接続されている。ライトガイド41は、挿入部3の内部、操作部5の内部、及び、ユニバーサルコード16の内部を通って、延設されている。ライトガイド41の他端は、光源43に接続されている。光源43から出射された光は、ライトガイドチューブ41を通って、照明窓42から被写体に照射される。
挿入部3の内部には、送気経路45及び送液経路46が長手軸Cに沿って延設されている。送気経路45及び送液経路46は、挿入部3の先端部で合流し、合流経路47を形成している。挿入部3の先端面には、ノズル48が設けられている。送気経路45を通って先端方向へ送気される空気(流体)及び送液経路46を通って先端方向へ送液される液体(流体)は、合流経路47を通して、ノズル48から出射される。送気経路45及び送液経路46は、挿入部3の内部、操作部5の内部(操作部ケーシング11の内部)、及び、ユニバーサルコード16の内部を通って、延設されている。そして、送気経路45は、送気源51に接続され、送液経路46は、送液源52に接続されている。
操作ケーシング11の内部には、送気経路45及び送液経路46に配置される送気送液弁53が、設けられている。操作部ケーシング11には、送気送液操作ボタン(弁操作ボタン)55が取付けられている。送気送液操作ボタン55によって、送気送液弁53の切替え操作が入力される。これにより、送気送液弁53での送気経路45の開閉状態、及び、送気送液弁53での送液経路46の開閉状態が、切替わる。送気送液操作ボタン55は、第3のケーシング外表面25に配置されている。
図2に示すように、挿入部3の内部には、処置具チャンネル56が長手軸Cに沿って延設されている。処置具チャンネル56は、挿入部3の先端面に設けられる先端開口57で、外部に対して開口している。処置具チャンネル56は、挿入部3の内部を通って、操作部5の内部まで延設されている。そして、操作部5の内部で、処置具チャンネル56は、処置具挿入孔61と吸引経路62とに分岐される。図3に示すように、第3のケーシング外表面25には、処置具挿入口58が形成されている。処置具挿入孔61は、処置具挿入口58で、外部に対して開口している。吸引経路62は、操作部5の内部(操作部ケーシング11の内部)、及び、ユニバーサルコード16の内部を通って延設されている。そして、吸引経路62は、吸引源63に接続されている。
図2に示すように、操作ケーシング11の内部には、吸引経路62に配置される吸引弁65が、設けられている。操作部ケーシング11には、吸引操作ボタン(弁操作ボタン)66が取付けられている。吸引操作ボタン66によって、吸引弁65の切替え操作が入力される。これにより、吸引弁65での吸引経路62の開閉状態が、切替わる。吸引操作ボタン66は、第3のケーシング外表面25に配置されている。
図4及び図5は、操作部ケーシング11を示す図である。図4は、斜視図であり、図5は第1の回動軸方向側から視た図である。図4及び図5において、UD湾曲操作ノブ12Aの外周端が回動によって通過する回動軌跡を最外周軌跡T0で示している。最外周軌跡T0は、回動軸Pを中心とする半径が第1の距離S1に等しい円である。
図3乃至図5に示すように、第4のケーシング外表面26は、第1の溝形成面71と、第2の溝形成面72と、を備える。第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72が協同して、第1の垂直方向へ向かって凹む溝状部73が形成される。ここで、第1のケーシング外表面21と第4のケーシング外表面26との間の辺を第1の境界辺75とし、第2のケーシング外表面22と第4のケーシング外表面26との間の辺を第2の境界辺76とする。本実施形態では、第1の回動軸方向及び第2の回動軸方向(すなわち、回動軸Pに平行な方向)について、第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72は、第4のケーシング外表面26の全寸法に渡って、設けられている。すなわち、本実施形態では、第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72は、第1の境界辺75から第2の境界辺76まで延設されている。
第1の溝形成面71は、第1の溝端位置E1から基端方向へ向かって延設されている。本実施形態では、第1の溝端位置E1は、UD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)12Aの最外周軌跡T0の先端より先端方向側に位置している。第1の溝形成面71は、先端方向から基端方向に向かうにつれて、第1の垂直方向側に位置している。第1の溝形成面71は、境界位置B0まで基端方向へ向かって延設されている。境界位置B0は、長手軸Cに平行な長手軸方向について、UD湾曲操作ノブ12Aの最外周軌跡T0の先端と回動軸Pとの間に位置している。境界位置B0は、長手軸方向についての溝状部73の底位置となる。
第2の溝形成面72は、境界位置B0から基端方向へ向かって、UD湾曲操作ノブ12Aの回動軌跡(LR湾曲操作ノブ12Bの回動軌跡)に沿って延設されている。したがって、第2の溝形成面72は、境界位置B0で第1の溝形成面71と連続している。第2の溝形成面72は、先端方向から基端方向へ向かうにつれて、第2の垂直方向側に位置している。第2の溝形成面72は、第2の溝端位置E2まで、基端方向へ向かって延設されている。第2の溝端位置E2は、長手軸方向について回動軸Pの位置と一致するか、又は、回動軸Pより基端方向側に位置している。そして、第2の溝端位置E2は、UD湾曲操作ノブ12Aの最外周軌跡の基端より先端方向側に位置している。また、第2の溝端位置E2までの長手軸Cから第2の垂直方向への距離S4は、第1の溝端位置E1までの長手軸Cから第2の垂直方向への距離S3と、略同一である。
また、第4のケーシング外表面26は、第2の溝端位置E2から基端方向へ向かって延設される曲面77を備える。したがって、曲面77は、第2の溝端位置E2で第2の溝形成面72と連続している。曲面77は、UD湾曲操作ノブ12Aの回動軌跡に沿って延設されている。そして、曲面77は、先端方向から基端方向へ向かうにつれて、第1の垂直方向側に位置している。
図3乃至図5に示すように、操作部5は、操作部ケーシング11の第2のケーシング外表面22から第2の回動軸方向へ向かって突出する突起部81を備える。突起部81は、第4のケーシング外表面26から第2の垂直方向へ向かって突出する状態で設けられるコード接続部82を備える。コード接続部82には、第2の垂直方向側からユニバーサルコード16の一端が、接続されている。コード接続部82は、第4のケーシング外表面26より第2の回動軸方向側に位置している。コード接続部82は、先端方向を向く接続先端面83を備える。コード接続部82の接続先端面83は、第4のケーシング外表面26と面交差位置Q0で交差している。面交差位置Q0は、境界位置B0(溝状部73の底位置)より基端方向側に位置している。また、面交差位置Q0は、回動軸Pより先端方向側に位置している。
次に、挿入機器である内視鏡2の作用及び効果について説明する。内視鏡2を使用する際は、術者は、左手で操作部ケーシング11を保持する。図6は、操作部ケーシング11を左手で保持した状態を示している。図6に示すように、操作部ケーシング11を保持した状態では、親指F1が長手軸Cより第2の垂直方向側(図6の矢印P4の方向側)に位置している。そして、人差指F2、中指F3、薬指F4及び小指F5は、長手軸Cより第1の垂直方向側(図6の矢印P3の方向側)に位置している。UD湾曲操作ノブ12A及びLR湾曲操作ノブ12Bが回動されない状態では、長手軸Cに平行な長手軸方向についての親指F1の位置は、第2の溝端位置E2と略一致している。
ここで、本実施形態では、操作部ケーシング11の第4のケーシング外表面26に溝状部73が設けられるだけで、第1の垂直方向及び第2の垂直方向についての操作部ケーシング11の寸法が小さくなるわけではない。すなわち、第1の溝端位置E1及び第2の溝端位置E2を含む溝状部73以外の位置では、溝状部73が設けられない場合から、長手軸Cから第4のケーシング外表面26までの距離は、変化しない。このため、第2の溝端位置E2では、長手軸Cから第4のケーシング外表面26までの距離が適切な大きさに確保され、術者は、例えば第2の溝端位置E2で第4のケーシング外表面26に親指F1を接触させた状態で、操作部ケーシング11を保持する。操作部ケーシング11の保持において第4のケーシング外表面26に親指F1が接触することにより、溝状部73が設けられない場合から、術者の保持感が大きく変化しない。これにより、術者は、違和感が生じることなく、操作部ケーシング11を保持することができる。
湾曲Up方向又は湾曲Down方向へ湾曲部7を湾曲させる際には、親指F1及び中指F3を用いてUD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)12Aを回動させる。UD湾曲操作ノブ12Aの回動では、親指F1が基端方向から先端方向へ移動する状態に、UD湾曲操作ノブ12Aを回動させることがある。この際、親指F1によってUD湾曲操作ノブ12Aが第1の回動方向(図6の矢印T1の方向)に回動する。
図7乃至図9は、親指F1によるUD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)12Aの第1の回動方向への回動を説明する図である。図7は、第2の溝端位置E2(回動軸P)より基端方向側の位置で、親指F1がUD湾曲操作ノブ12Aに接触する状態を示している。図8は、長手軸方向について第2の溝位置E2(回動軸P)と略同一の位置で、親指F1がUD湾曲操作ノブ12Aに接触する状態を示している。そして、図9は、第2の溝端位置E2(回動軸P)より先端方向側の位置で、親指F1がUD湾曲操作ノブ12Aに接触する状態を示している。
親指F1でUD湾曲操作ノブ12Aを第1の回動方向へ回動する際には、まず、第2の溝端位置E2より基端方向側の位置で、親指F1をUD湾曲操作ノブ12Aに接触させる(図7の状態)。そして、親指F1が基端方向から先端方向へ移動する状態に、UD湾曲操作ノブ12Aを第1の回動方向へ回動させる。図7の状態から第1の回動方向へUD湾曲操作ノブ12Aを回動することにより、長手軸方向について第2の溝位置E2と略同一の位置へ親指F1が移動する(図8の状態)。図7の状態と図8の状態との間では、第4のケーシング外表面26の曲面77に沿って、親指F1が移動する。第4のケーシング外表面26の曲面77に沿って親指F1が移動するため、第2の溝端位置E2(回動軸P)より基端方向側に親指F1が位置する状態において、術者は親指F1でUD湾曲操作ノブ12Aを回動し易くなる。
図8の状態から第1の回動方向へUD湾曲操作ノブ12Aを回動することにより、第2の溝位置E2(回動軸P)より先端方向側に親指F1が移動する(図9の状態)。ここで、本実施形態では、第4のケーシング外表面26に溝状部73が設けられている。そして、溝状部73の底位置となる境界位置B0は、長手軸方向についてUD湾曲操作ノブ12Aの最外周軌跡T0と回動軸Pとの間に位置している。溝状部73を設けることにより、回動軸Pより先端方向側に親指F1が位置する状態で第1の回動方向へUD湾曲操作ノブ12Aを回動させた場合に、第4のケーシング外表面26によって親指F1の移動が阻害されない。親指F1の移動性が確保されることにより、回動軸Pより先端方向側の位置で親指F1がUD湾曲操作ノブ12Aに接触する場合でも、親指F1によって第1の回動方向へUD湾曲操作ノブ12Aを回動し易くなる。
また、図8の状態と図9の状態との間では、第4のケーシング外表面26の第2の溝形成面72に沿って、親指F1が移動する。第4のケーシング外表面26の第2の溝形成面72に沿って親指F1が移動するため、第2の溝端位置E2(回動軸P)より先端方向側に親指F1が位置する状態において、術者は親指F1でUD湾曲操作ノブ12Aをさらに回動し易くなる。
また、本実施形態では、コード接続部82の接続先端面83と第4のケーシング外表面26との面交差位置Q0は、境界位置B0(溝状部73の底位置)より基端方向側に位置している。そして、面交差位置Q0は、回動軸Pより先端方向側に位置している。このような構成にすることにより、親指F1でのUD湾曲操作ノブ12Aの回動において、コード接続部82によって親指F1の移動が阻害されない。これにより、術者は親指F1でUD湾曲操作ノブ12Aをさらに回動し易くなる。
前述のように、本実施形態の挿入機器である内視鏡2では、親指F1でUD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)12Aを回動し易く、親指F1での湾曲操作の操作性を確保することができる。なお、LR湾曲操作ノブ12Bについても、UD湾曲操作ノブ12Aと同様に、親指F1での操作性が確保される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図10及び図11を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10は、本実施形態の操作部5の構成を示す図である。図10に示すように、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、第4のケーシング外表面26に、第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72が設けられている。ただし、本実施形態では第1の実施形態とは異なり、第1の回動軸方向(図10の矢印P1の方向)及び第2の回動軸方向(図10の矢印P2の方向)について、第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72は、第4のケーシング外表面26の全寸法に渡って、設けられていない。
図11は、境界位置B0(溝状部73の底位置)を通る長手軸Cに垂直な断面での、本実施形態の操作部5の断面図ある。なお、図11では、撮像ケーブル33、ライトガイド41等の内蔵物は省略している。図10及び図11に示すように、本実施形態では、第4のケーシング外表面26は、第1の溝端位置E1と第2の溝端位置E2との間に長手軸Cに対して平行に延設される軸平行面85を備える。軸平行面85は、第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72より第2の回動軸方向側に位置している。長手軸Cから軸平行面85までの第2の垂直方向への距離S5は、第1の溝端位置E1までの長手軸Cから第2の垂直方向への距離S3及び第2の溝端位置E2までの長手軸Cからの第2の垂直方向への距離S4と、略同一である。
本実施形態では、溝状部73(第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72)と軸平行面85との間に溝境界辺86が長手軸Cに沿って形成されている。第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72は、第1のケーシング外表面21と第4のケーシング外表面26との間の第1の境界辺75から溝境界辺86まで、第2の回動軸方向へ向かって延設されている。また、軸平行面85は、第2のケーシング外表面22と第4のケーシング外表面26との間の第2の境界辺76まで、溝境界辺86から第2の回動軸方向へ向かって延設されている。
本実施形態では、第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72は、第1の回動軸方向から第2の回動軸方向へ向かうにつれて、第2の垂直方向側(図10の矢印P4の方向側)に位置している。このため、図11に示すように、長手軸方向についての溝状部73の底位置である境界位置B0でも、第1の回動軸方向から第2の回動軸方向へ向かうにつれて、第2の垂直方向側に向かう。
本実施では、第1の溝端位置E1と第2の溝端位置E2との間に軸平行面85が設けられることにより、操作部ケーシング11を保持した際に、溝状部73が設けられない場合からの術者の保持感の変化が、さらに小さくなる。これにより、術者が操作部ケーシング11を保持する際において、術者の違和感をさらに軽減することができる。
また、第4のケーシング外表面26において、軸平行面85はUD湾曲操作ノブ12Aから遠い第2の回動軸方向側の部位に位置し、軸平行面85の第1の回動軸方向側に第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72が形成されている。したがって、第4のケーシング外表面76の第1の溝端位置E1と第2の溝端位置E2との間の領域では、UD湾曲操作ノブ12Aから遠い第2の回動軸方向側の部位に、軸平行面85が形成されている。このため、回動軸Pより先端方向側に親指F1が位置する状態で第1の回動方向(図10の矢印T1の方向)へUD湾曲操作ノブ12Aを回動させた場合に、第4のケーシング外表面26による親指F1の移動の阻害が有効に防止される。回動軸Pより先端方向側に親指F1が位置する状態でのUD湾曲操作ノブ12Aの回動では、第4のケーシング外表面26の第2の溝形成面72に沿って親指F1が移動する。このため、軸平行面85が設けられる場合でも、親指F1でUD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)12Aを回動し易く、親指F1での湾曲操作の操作性を確保することができる。
また、第1の溝形成面71及び第2の溝形成面72は、第1の回動軸方向から第2の回動軸方向へ向かうにつれて、第2の垂直方向側に位置する。このような構成にすることにより、溝状部73と軸平行面85との間に段差が形成されない。これにより、回動軸Pより先端方向側に親指F1が位置する状態でのUD湾曲操作ノブ12Aの回動において、溝境界辺86による親指F1の移動の阻害が有効に防止される。したがって、親指F1でUD湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)12Aをさらに回動し易くすることができる。なお、LR湾曲操作ノブ12Bについても、UD湾曲操作ノブ12Aと同様に、親指F1での操作性が確保される。
(変形例)
前述の実施形態では、UD湾曲操作ノブ12A及びLR湾曲操作ノブ12Bの2つの湾曲操作ノブが設けられているが、UD湾曲操作ノブ12A及びLR湾曲操作ノブ12Bの一方が設けられる構成であってもよい。UD湾曲操作ノブ12Aのみが設けられる場合は、湾曲部7は、湾曲Up方向及び湾曲Down方向のみに湾曲可能である。そして、LR湾曲操作ノブ12Bのみが設けられる場合は、湾曲部7は、湾曲Left方向及び湾曲Right方向のみに湾曲可能である。
また、前述の実施形態では、挿入機器として内視鏡2について説明したが、これに限るものではない。長手軸(C)に沿って延設される挿入部(3)に湾曲操作の入力に基づいて湾曲する湾曲部(7)が設けられていればよい。そして、挿入部(3)の基端方向側に設けられる操作部(5)に、長手軸(C)に垂直な回動軸(P)を中心として回動することにより湾曲操作が入力される湾曲操作ノブ(12A,12B)が設けられていればよい。
前述の実施形態及び変形例では、操作部(5)の操作部ケーシング(11)は、第1の回動軸方向(P1)を向き、湾曲操作ノブ(12A,12B)が配置される第1のケーシング外表面(21)と、第2の回動軸方向(P2)を向く第2のケーシング外表面(22)と、第1の垂直方向(P3)を向き、弁操作ボタン(55,66)が配置される第3のケーシング外表面(25)と、第2の垂直方向(P4)を向く第4のケーシング外表面(26)と、を備える。そして、第4のケーシング外表面(26)は、長手軸方向(C1,C2)について最外周軌跡(T0)の先端と回動軸(P)との間に位置する境界位置(B0)まで第1の溝端位置(E1)から基端方向へ向かって延設され、先端方向(C1)から基端方向(C2)へ向かうにつれて第1の垂直方向(P3)側に位置する第1の溝形成面(71)と、長手軸方向(C1,C2)について回動軸(P)の位置と一致する、又は、回動軸(P)より基端方向(C2)側に位置する第2の溝端位置(E2)まで、境界位置(B0)から基端方向(C2)へ向かって湾曲操作ノブ(12A,12B)の回動軌跡に沿って延設され、先端方向(C1)から基端方向(C2)へ向かうにつれて第2の垂直方向(P4)側に位置する第2の溝形成面(72)と、を備える。第1の溝形成面(71)及び第2の溝形成面(72)が協同して、境界位置(B0)を底位置として第1の垂直方向(P3)へ向かって凹む溝状部(73)が、形成される。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は前述の実施形態及び変形例に限るものではなく、発明の趣旨を逸脱することなく種々の変形ができることは、もちろんである。
1…内視鏡装置、2…内視鏡、3…挿入部、5…操作部、7…湾曲部、11…操作部ケーシング、12A…UD湾曲操作ノブ、12B…LR湾曲操作ノブ、21…第1のケーシング外表面、22…第2のケーシング外表面、25…第3のケーシング外表面、26…第4のケーシング外表面、53…送気送液操作ボタン、66…吸引操作ボタン、71…第1の溝形成面、72…第2の溝形成面、73…溝状部。

Claims (8)

  1. 基端方向から先端方向へ長手軸に沿って延設される挿入部であって、湾曲操作の入力に基づいて湾曲する湾曲部を備える挿入部と、
    前記挿入部の基端方向側に設けられる操作部であって、操作部ケーシングと、前記長手軸に対して垂直な回動軸を中心として前記操作部ケーシングに対して回動可能であり、回動することにより前記湾曲操作が入力される湾曲操作ノブと、を備える操作部と、
    を具備し、
    前記操作部ケーシングは、前記回動軸に平行な方向の一方である第1の回動軸方向を向き、前記湾曲操作ノブが配置される第1のケーシング外表面と、前記第1の回動軸方向とは反対方向である第2の回動軸方向を向く第2のケーシング外表面と、前記長手軸に垂直で、かつ、前記回動軸に垂直な方向の一方である第1の垂直方向を向く第3のケーシング外表面と、前記第1の垂直方向とは反対方向である第2の垂直方向を向く第4のケーシング外表面と、を備え、
    前記操作部は、前記操作部ケーシングの内部に延設される経路と、前記経路に配置される弁と、前記第3のケーシング外表面に配置され、前記弁の切替え操作が入力される弁操作ボタンと、を備え、
    前記第4のケーシング外表面は、
    前記湾曲操作ノブの外周端が回動によって通過する回動軌跡を最外周軌跡とした場合に、前記長手軸に平行な長手軸方向について前記最外周軌跡の先端と前記回動軸との間に位置する境界位置まで第1の溝端位置から前記基端方向へ向かって延設され、前記先端方向から前記基端方向へ向かうにつれて前記第1の垂直方向側に位置する第1の溝形成面と、
    前記長手軸方向について前記回動軸の位置と一致する、又は、前記回動軸より前記基端方向側に位置する第2の溝端位置まで、前記境界位置から前記基端方向へ向かって前記湾曲操作ノブの回動軌跡に沿って延設され、前記先端方向から前記基端方向へ向かうにつれて前記第2の垂直方向側に位置する第2の溝形成面であって、前記境界位置を底位置として前記第1の垂直方向へ向かって凹む溝状部を前記第1の溝形成面と協同して形成する第2の溝形成面と、
    を備える、挿入機器。
  2. 前記第1のケーシング外表面と前記第4のケーシング外表面との間に形成される辺を境界辺とした場合に、前記溝状部を形成する前記第1の溝形成面及び前記第2の溝形成面は、前記境界辺から前記第2の回動軸方向へ向かって延設されている、請求項1の挿入機器。
  3. 前記第4のケーシング外表面は、前記第1の溝形成面及び前記第2の溝形成面より前記第2の回動軸方向側に設けられ、前記長手軸方向について前記第1の溝端位置と前記第2の溝端位置との間に前記長手軸に対して平行に延設される軸平行面を備える、請求項2の挿入機器。
  4. 前記溝状部を形成する前記第1の溝形成面及び前記第2の溝形成面は、前記第1の回動軸方向から前記第2の回動軸方向へ向かうにつれて、前記第2の垂直方向側に位置している、請求項2の挿入機器。
  5. 前記第4のケーシング外表面は、前記第2の溝端位置から前記基端方向へ向かって前記湾曲操作ノブの前記回動軌跡に沿って延設され、前記先端方向から前記基端方向へ向かうにつれて前記第1の垂直方向側に位置する曲面を備える、請求項1の挿入機器。
  6. 前記第1の溝端位置は、前記最外周軌跡の前記先端より前記先端方向側に位置している、請求項1の挿入機器。
  7. 前記操作部は、前記第2の垂直方向側からユニバーサルコードが接続され、前記第4のケーシング外表面から前記第2の垂直方向へ向かって突出する状態で設けられるコード接続部を備え、
    前記コード接続部は、前記先端方向を向く接続先端面を備え、
    前記接続先端面と前記第4のケーシング外表面とが交差する面交差位置は、前記溝状部の前記底位置より前記基端方向側に位置している、請求項1の挿入機器。
  8. 前記面交差位置は、前記回動軸より前記先端方向側に位置している、請求項7の挿入機器。
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