JP2015110392A - 船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性を確保できると共に船舶内のスペースを有効に利用することができる船舶を提供する。【解決手段】船舶1では、薬剤タンク30が配置される薬剤タンク配置領域40は、機関室3と隣接する位置に設けられる。これによって、機関室3周辺の領域を薬剤タンク30の配置場所として有効に利用することができる。また、薬剤タンク配置領域40には、当該薬剤タンク配置領域40と機関室3とを隔てる壁部28から、薬剤タンク30を離間させる空間部41が形成されている。薬剤タンク30は空間部41によって、薬剤タンク配置領域40と機関室3とを隔てる壁部28から離間している。従って、薬剤タンク30から薬剤の漏洩が生じたとしても、薬剤タンク30が空間部41によって離間しているため、薬剤が機関室3へ漏洩することが防止される。【選択図】図2

Description

本発明は、船舶に関する。
従来の船舶として、特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載されている船舶は、船首側に貨物を貯蔵するためのカーゴスペースを備えており、船尾側にメインエンジン等が設けられる機関室や、操舵装置が設けられる舵機室を備えている。
特開2008−132974号公報
ここで、船舶内に薬剤タンクが配置される場合があり、従来はそのような薬剤タンクが機関室内に配置される場合があった。機関室に薬剤タンクを配置する場合、作業者が作業する場所に対する薬剤の漏洩を防ぐことが、安全性の確保の観点から、また規則上においても要求されるため、例えば薬剤タンクを取り囲むように堰を設ける場合があった。
しかしながら、薬剤タンクが大型化する場合などは、堰を設けただけでは不十分であり、安全性を確保すると共に船舶内のスペースを有効に利用するためには、薬剤タンクをどのように設置するべきかという点が課題となっていた。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、安全性を確保できると共に船舶内のスペースを有効に利用することができる船舶を提供することを目的とする。
本発明に係る船舶は、機関室と、薬剤を貯蔵する薬剤タンクが配置される薬剤タンク配置領域と、を備え、薬剤タンク配置領域は、機関室と隣接する位置に設けられ、薬剤タンク配置領域には、当該薬剤タンク配置領域と機関室とを隔てる壁部から、薬剤タンクを離間させる空間部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る船舶において、薬剤タンクが配置される薬剤タンク配置領域は、機関室と隣接する位置に設けられる。これによって、機関室周辺の領域を薬剤タンクの配置場所として有効に利用することができる。また、薬剤タンク配置領域には、当該薬剤タンク配置領域と機関室とを隔てる壁部から、薬剤タンクを離間させる空間部が形成されている。薬剤タンクは空間部によって、薬剤タンク配置領域と機関室とを隔てる壁部から離間している。従って、薬剤タンクから薬剤の漏洩が生じたとしても、薬剤タンクが空間部によって離間しているため、薬剤が機関室へ漏洩することが防止される。以上によって、安全性を確保できると共に、船舶内のスペースを有効に利用することができる。
また、本発明に係る船舶において、薬剤タンク配置領域には、複数の薬剤タンクが配置され、複数の薬剤タンクは、互いに隣接するように並んで配置されていてよい。このように、複数の薬剤タンクが互いに隣接するように並んで配置することで、各薬剤タンクに対して共通の空間部を形成することが可能となる。従って、各薬剤タンクに対して設けられるバルブ等を、共通化された空間部へまとめて配置することなども可能となる。これによって、船舶内のスペースを更に有効に利用することが可能となる。
また、本発明に係る船舶において、薬剤タンク配置領域は、機関室の後方の領域であり、薬剤タンク配置領域において、薬剤タンクは舵機室と下方に隣接して設けられてよい。ここで、機関室の後方の領域には舵機室が設けられており、当該舵機室は、操舵装置が配置されているため、薬剤の漏洩を防止する必要性があるスペースである。しかしながら、薬剤タンクは舵機室の下方に設けられているため、舵機室と薬剤タンクとを隔てる壁部に問題が生じたとしても、重力の影響により舵機室への薬剤の漏洩は防止される。従って、薬剤タンクを舵機室に隣接して設けることが可能となり、空間部を形成するために壁部を追加で設ける必要性を無くすことができる。
また、本発明に係る船舶において、薬剤タンク配置領域は、機関室の後方の領域であり、薬剤タンク配置領域において、薬剤タンクは舵機室と同じ高さ位置に設けられ、薬剤タンクは舵機室から離間していてよい。ここで、機関室の後方の領域には舵機室が設けられており、当該舵機室は、操舵装置が配置されているため、薬剤の漏洩を防止する必要性があるスペースである。しかしながら、薬剤タンクは舵機室と同じ高さ位置に設けられているため、舵機室と同じ高さに設けられている既存の設備を介して薬剤タンクを配置することで、薬剤タンクを舵機室から離間させるための壁部を追加で設ける必要性を無くすことができる。
また、本発明に係る船舶において、薬剤タンク配置領域は、機関室の側方の領域であってよい。これによって、機関室の側方の領域を、薬剤タンクを配置するためのスペースとして有効に利用することが可能となる。
また、本発明に係る船舶において、薬剤タンク配置領域は、機関室の前方であって、当該機関室とカーゴスペースとの間の領域であってよい。これによって、機関室とカーゴスペースとの間の領域を、薬剤タンクを配置するためのスペースとして有効に利用することができる。
また、本発明に係る船舶は、機関室と、薬剤を貯蔵する薬剤タンクが配置される薬剤タンク配置領域と、を備え、薬剤タンク配置領域は、機関室と下方で隣接する位置に設けられ、薬剤タンク配置領域では、当該薬剤タンク配置領域と機関室とを隔てる壁部に、薬剤タンクが設けられていることを特徴とする。
本発明に係る船舶において、薬剤タンクが配置される薬剤タンク配置領域は、機関室と下方で隣接する位置に設けられる。これによって、機関室周辺の下方で隣接する領域を薬剤タンクの配置場所として有効に利用することができる。また、薬剤タンクは機関室の下方に設けられているため、機関室と薬剤タンク配置領域とを隔てる壁部に問題が生じたとしても、重力の影響により機関室への薬剤の漏洩は防止される。従って、薬剤タンクを機関室の壁部に設けることが可能となり、機関室への薬剤の漏洩を防止するための壁部を追加で設ける必要性を無くすことができる。以上によって、安全性を確保できると共に、船舶内のスペースを有効に利用することができる。
本発明によれば、安全性を確保できると共に船舶内のスペースを有効に利用することができる。
図1(a)は本発明の実施形態に係る船舶の概略平面図であり、図1(b)は本発明の実施形態に係る船舶の概略側面図である。 図2(a)は実施形態に係る船舶の船尾側の概略平面図であり、図2(b)は実施系例に係る船舶の船尾側の概略側面図である。 図3(a)は変形例に係る船舶の船尾側の概略平面図であり、図3(b)は変形例に係る船舶の船尾側の概略側面図である。 図4は変形例に係る船舶の船尾側の概略側面図である。 図4は変形例に係る船舶の船尾側の概略側面図である。 図6(a)は変形例に係る船舶の船尾側の概略平面図であり、図6(b)は変形例に係る船舶の船尾側の概略側面図である。 図7(a)は変形例に係る船舶の船尾側の概略平面図であり、図7(b)は変形例に係る船舶の船尾側の概略側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、「前」「後」「左」「右」「上」「下」の語は、船体の前後方向、左右(幅)方向及び上下方向にそれぞれ対応したものである。
図1(a)は本発明の一実施形態に係る船舶の概略平面図である。図1(b)は本発明の一実施形態に係る船舶の概略側面図である。図1に示すように、本実施形態の船舶1は、例えばタンカー、バルクキャリアー等の後部機関室船である。船体2は、船尾側に画設された機関室3、舵機室4、及びポンプ室6を少なくとも具備している。また、船体2のうち、ポンプ室6よりも船首側は原油や鉱石等の貨物を搭載するためのカーゴスペース7として構成される。
機関室3は、メインエンジン等を少なくとも設置する区画である。この機関室3の天井面は、上甲板による壁部21で構成されている。一方、機関室3の床面側は、船体2の外殻を形成する外板による壁部22と、この壁部22の船体内側に水密に設けられた内板による壁部23とによって二重船床構造(ダブルハル構造)で構成されている。従って、機関室3の下方には、下側ボイドスペース8が画設される。下側ボイドスペース8は、機関室3と下方で隣接する領域として構成されている。また、機関室3の横側も、船体2の外殻を形成する外板による壁部24と、この壁部24の船体内側に水密に設けられた内板による壁部26とによって二重構造となっている。従って、機関室3の側方には、それぞれ横側ボイドスペース9が画設される。この横側ボイドスペース9の一部には燃料タンク10が画設される。横側ボイドスペース9は、機関室3と側方で隣接する領域として構成されている。なお、ポンプ室6は、ポンプ等が配置されるスペースであり、機関室3の前方において、当該機関室3とカーゴスペース7との間に画設される。機関室3とポンプ室6とは壁部27で隔てられており、ポンプ室6とカーゴスペース7とは壁部25で隔てられている。ポンプ室6は、機関室3と前方で隣接する領域として構成されている。
舵機室4は、例えば船舶1の操舵を行うための操舵装置等を設置する区画である。また、舵機室4と下方で隣接するように舵機室下スペース11が設けられている。舵機室4及び舵機室下スペース11は、機関室3と後方で隣接する領域として構成されている。機関室3と舵機室4及び舵機室下スペース11とは、壁部28で隔てられている。また、舵機室4と舵機室下スペース11とは、壁部29で隔てられている。
次に、船体2の船尾側の構成について図2を参照して詳細に説明する。図2(a)は船舶の船尾側の概略平面図である。図2(b)は船舶の船尾側の概略側面図である。船舶1は、薬剤を貯蔵する薬剤タンク30が配置される薬剤タンク配置領域40を備えている。薬剤タンク配置領域40は、船体2のうち、機関室3と隣接する位置に設けられる領域である。本実施形態では、機関室3の後方の領域が薬剤タンク配置領域40として設定される。薬剤タンク配置領域40は、舵機室4を有する上階層と、舵機室4の下方に形成される舵機室下スペース11として構成される下階層と、を備える。本実施形態では、舵機室下スペース11に薬剤タンク30が配置される。なお、薬剤タンク30に貯蔵される薬剤としては、例えば、排ガスに含まれる硫黄化合物(SOx)の除去装置に使用される水酸化ナトリウム水溶液、排気ガスに含まれる硝酸化合物(NOx)の除去装置に使用される尿素水、バラスト水処理装置に使用される殺菌剤(例えば、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や硫酸)などが挙げられる。
薬剤タンク配置領域40の舵機室下スペース11は、薬剤タンク配置領域40と機関室3とを隔てる壁部28から、薬剤タンク30を離間させる空間部41を備えている。空間部41は、薬剤タンク30と機関室3との間に形成されたボイドスペース31によって構成されている。また、薬剤タンク30は舵機室4と隣接して設けられており、薬剤タンク30と舵機室4との間には空間部41のようなスペースは設けられていない。ただし、薬剤タンク30と舵機室4との間に空間部を設けてもよい。また、薬剤タンク配置領域40の舵機室下スペース11には複数の薬剤タンク30(ここでは、薬剤タンク30A,30B,30Cの三つのタンクが設けられている)が配置され、複数の薬剤タンク30A,30B,30Cは、互いに隣接するように並んで配置されている。
具体的には、図2(a)に示すように、舵機室下スペース11は、船体2の幅方向に互いに離間して設けられると共に前後方向に延びる壁部51,52,53,54によって、横方向に複数の空間に隔てられている。壁部51,52,53,54は、舵機室4の底面に対応する壁部29と舵機室下スペース11の底面に対応する壁部55との間で上下方向に延びており、船体2の左側から右側へ向かってこの順で設けられている。壁部51,52は、機関室3の壁部28から、船体2の後端部の壁部56まで延びている。以上のような構成により、壁部51と、機関室3の壁部28と、船体2の左側の外殻の壁部24とで囲まれる区画は、薬剤とは別の流体が貯蔵されるタンク32Aとして構成される。壁部51と、壁部52と、機関室3の壁部28と、船体2の後端部の壁部56とで囲まれる区画は、薬剤とは別の流体が貯蔵されるタンク32Bとして構成される。
壁部52より右側の領域では、機関室3の壁部28から後方へ離間して平行に対向する壁部57が設けられている。壁部53は壁部57から船体2の後端部の壁部56まで延びている。また、壁部54は、壁部57から後方へ延び、船体2の後端部の壁部56よりも前方へ離間した位置まで延びている。壁部54の後端部から右側へ壁部58が延びて、船体2の右側の外殻の壁部24に接続されている。ただし、横へ曲がった壁部58を設ける必要はなく、壁部54を真っ直ぐ後方に延ばして外殻の壁部56に接続されてもよい。なお、壁部57の右側の端部から前側へ壁部59が延びて、壁部28(横側ボイドスペース9と舵機室下スペースとを隔てる部分)に接続されている。以上のような構成により、壁部52と、壁部53と、船体2の後端部の壁部56と、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部57とで囲まれる区画は、薬剤タンク30Aとして構成される。壁部53と、壁部54と、壁部58と、船体2の後端部の壁部56と、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部57とで囲まれる区画は、薬剤タンク30Bとして構成される。壁部54と、壁部58と、船体2の右側の外殻の壁部24と、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部57と、壁部59で囲まれる区画は、薬剤タンク30Cとして構成される。また、壁部52と、壁部59と、機関室3の壁部28と、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部57とで囲まれる区画は、薬剤タンク30A〜30Cと機関室3との間に形成されたボイドスペース31として構成される。
次に、本実施形態に係る船舶の作用・効果について説明する。
まず、比較例に係る船舶について説明する。比較例に係る船舶においては、薬剤タンクが機関室内に配置される。機関室は、船舶を稼働させるためのメインエンジンが配置される場所であって、作業者が作業を行う場所である。従って、機関室に薬剤タンクを配置する場合、作業者が作業する場所に対する薬剤の漏洩を防ぐことが要求されるため、例えば薬剤タンクを取り囲むように堰を設ける場合があった。しかしながら、薬剤タンクが大型化する場合などは、堰を設けただけでは機関室の作業場所に対する漏洩を防止するには不十分である。そのため、機関室内に、薬剤タンク周辺を取り囲むような壁を設け、大型の薬剤タンクの周辺に更にボイドスペースを形成する必要がある。このような構成は、空間が無駄になることに加え、追加の壁を設ける必要があるためコストが高くなるという問題があった。従って、安全性を確保すると共に船舶内のスペースを有効に利用するためには、薬剤タンクをどのように設置するべきかという点が課題となっていた。
これに対し、本実施形態に係る船舶1では、薬剤タンク30が配置される薬剤タンク配置領域40は、機関室3と隣接する位置に設けられる。これによって、機関室3周辺の領域を薬剤タンク30の配置場所として有効に利用することができる。また、薬剤タンク配置領域40には、当該薬剤タンク配置領域40と機関室3とを隔てる壁部28から、薬剤タンク30を離間させる空間部41が形成されている。薬剤タンク30は空間部41によって、薬剤タンク配置領域40と機関室3とを隔てる壁部28から離間している。従って、薬剤タンク30から薬剤の漏洩が生じたとしても、薬剤タンク30が空間部41によって離間しているため、薬剤が機関室3へ漏洩することが防止される。以上によって、安全性を確保できると共に、船舶1内のスペースを有効に利用することができる。
また、本実施形態に係る船舶1において、薬剤タンク配置領域40には、複数の薬剤タンク30が配置され、複数の薬剤タンク30(本実施形態では、薬剤タンク30A〜30C)は、互いに隣接するように並んで配置されている。このように、複数の薬剤タンク30が互いに隣接するように並んで配置することで、各薬剤タンク30に対して共通の空間部41を形成することが可能となる。従って、各薬剤タンク30に対して設けられるバルブB等を、共通化された空間部41へまとめて配置することが可能となる。例えば、図2に示す例では、薬剤タンク30A〜30Cを機関室3の壁部28から離間させるための空間部41として、ボイドスペース31を共用して用いることができる。当該ボイドスペース31には、薬剤タンク30Aに対するバルブBと、薬剤タンク30Bに対するバルブBと、薬剤タンク30Cに対するバルブBをまとめて配置することができる。また、薬剤タンク30A〜30Bからの薬剤を用いるための装置Eを機関室3内に配置する場合、薬剤を用いるための装置Eを機関室3内で一カ所にまとめて配置することも可能となる。これによって、船舶1内のスペースを更に有効に利用することが可能となる。
また、本実施形態に係る船舶1において、薬剤タンク配置領域40は、機関室3の後方の領域であり、薬剤タンク配置領域40において、薬剤タンク30は舵機室4と下方に隣接して設けられている。すなわち、薬剤タンク30は、舵機室4の底面を構成する壁部29に設けられている。ここで、機関室3の後方の領域には舵機室4が設けられており、当該舵機室4は、操舵装置が配置されているため、薬剤の漏洩を防止する必要性があるスペースである。しかしながら、薬剤タンク30は舵機室4の下方に設けられているため、舵機室4と薬剤タンク30とを隔てる壁部29に問題が生じたとしても、重力の影響により舵機室4への薬剤の漏洩は防止される。従って、薬剤タンク30を舵機室4に隣接して設けることが可能となり、空間部41を形成するために壁部を追加で設ける必要性を無くすことができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図2に示す実施形態では、薬剤タンク30が舵機室4の下方に配置されていたが、薬剤タンク30を舵機室4と同じ高さ位置に設けてもよい。例えば、図3に示す変形例に係る船舶1では、薬剤タンク配置領域40は、機関室3の後方の領域であり、薬剤タンク配置領域40において、薬剤タンク30は舵機室4と同じ高さ位置に設けられ、薬剤タンク30は舵機室4から離間している。なお、薬剤タンク30が舵機室4と同じ高さ位置に設けられている状態とは、水平方向から見て、薬剤タンク30の一部又は全部が舵機室4と重なっている状態である。図3に示す例では、薬剤タンク30と舵機室4の天井及び底面が一致しており、薬剤タンク30と舵機室4の高さ位置が完全に一致しているが、互いの天井の高さ位置が異なっていてもよく、互いの底面の位置が異なっていてもよい。
機関室3の後方の領域である薬剤タンク配置領域40は、舵機室下スペース11として構成される下階層と、舵機室4が設けられる上階層と、を備えている。上階層は、舵機室4と、薬剤タンク30と、舵機室4と薬剤タンク30との間に設けられるタンク32と、薬剤タンク配置領域40と機関室3とを隔てる壁部28から、薬剤タンク30を離間させる空間部41と、を備えている。空間部41は、薬剤タンク30と機関室3との間に形成されたボイドスペース31によって構成されている。また、薬剤とは別の流体が貯蔵されるタンク32は、薬剤タンク30を舵機室4から離間させるための空間部として機能する。また、薬剤タンク配置領域40の上階層には複数の薬剤タンク30(ここでは、薬剤タンク30A,30B,30Cの三つのタンクが設けられている)が配置され、複数の薬剤タンク30A,30B,30Cは、互いに隣接するように並んで配置されている。
具体的には、図3(a)に示すように、上層階は、船体2の幅方向に互いに離間して設けられると共に前後方向に延びる壁部61,62によって、横方向に複数の空間に隔てられている。壁部61,62は、舵機室4の底面に対応する壁部29と舵機室4の天井に対応する壁部との間で上下方向に延びており、船体2の左側から右側へ向かってこの順で設けられている。壁部61は、機関室3の壁部28から、船体2の後端部の壁部56まで延びている。以上のような構成により、壁部61と、機関室3の壁部28と、船体2の後端部の壁部56と、船体2の左側の外殻の壁部24とで囲まれる区画は、舵機室4として構成される。
壁部61より右側の領域では、機関室3の壁部28から後方へ離間して平行に対向する壁部63が設けられている。この壁部63は、壁部61から船体2の右側の外殻の壁部24まで延びている。また、壁部63から前側へ壁部64が延びて、壁部28(横側ボイドスペース9と舵機室下スペースとを隔てる部分)に接続されている。壁部62は壁部63から船体2の後端部の壁部56まで延びている。以上のような構成により、壁部61と、壁部62と、船体2の後端部の壁部56と、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部63とで囲まれる区画は、薬剤とは別の流体が貯蔵されるタンク32として構成される。なお、タンク32と機関室3の壁部28とが離間している必要はなく、壁部63が壁部62の位置で途切れており、壁部62が機関室3の壁部28に延びてよい。壁部62と、船体2の後端部の壁部56と、船体2の右側の外殻の壁部24と、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部63とで囲まれる区画は、薬剤タンク30Aとして構成される。壁部64と、船体2の右側の外殻の壁部24と、機関室3(横側ボイドスペース9)の壁部28と、壁部28から後方へ離間する壁部63とで囲まれる区画は、薬剤タンク30Bとして構成される。また、壁部61と、壁部64と、機関室3の壁部28と、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部63とで囲まれる区画は、薬剤タンク30A,30Bと機関室3との間に形成されたボイドスペース31として構成される。
上述のように、機関室3の後方の領域には舵機室4が設けられており、当該舵機室4は、操舵装置が配置されているため、薬剤の漏洩を防止する必要性があるスペースである。ここで、舵機室4に従来よりタンク32が設けられている場合、舵機室4と薬剤タンク30との間にタンク32が配置されるような構成とすることで、タンク32のスペースを、舵機室4と薬剤タンク30とを離間させるための空間部として利用することができる。このように、薬剤タンク30は舵機室と同じ高さ位置に設けられているため、舵機室4と同じ高さに設けられている既存の設備を介して薬剤タンク30を配置することで、薬剤タンク30を舵機室4から離間させるための壁部を追加で設ける必要性を無くすことができる。なお、舵機室4と薬剤タンク30とを離間させるための空間部として、既存のタンク32を用いなくともよい。
また、図2に示す実施形態では、薬剤タンク30を構成する壁部は、舵機室下スペース11の天井から底面まで延びることで、舵機室下スペース11の一部の区画全体が薬剤タンク30として構成されていた。これに代えて、図4に示すように、舵機室下スペース11の上下方向における一部の領域に薬剤タンク30を設けてもよい。図4に示す例では、舵機室下スペース11の天井(舵機室4の底面)を構成する壁部29と、機関室3の壁部28との間の領域付近に、壁部71a及び壁部71dで取り囲まれる区画が形成されている。この区画内には、機関室3の壁部28から後方へ離間する壁部71fが設けられ、壁部71aと壁部71fとの間の区画が壁部71b,71cによって区切られている。これによって、上下方向に隣接して並べられた薬剤タンク30A,30B,30Cが設けられると共に、薬剤タンク30A,30B,30Cと機関室3との間に、空間部41として機能するボイドスペース31が設けられる。これによって、舵機室下スペース11内の空間の一部に薬剤タンク30が配置されるような構成としてもよい。また、複数の薬剤タンクが隣接する方向も、図2及び図3に示すように水平方向でなくともよく、図4に示すように上下方向であってよい。なお、空間部41は、壁部71d,71f,28で囲まれたボイドスペース31によって構成されているが、例えば壁部71dのうち、薬剤タンク30を構成しない部分P1(ボイドスペース31を構成する部分)を省略してもよい。これによって、舵機室下スペース11内の空間の一部によって空間部41が構成されてもよい。また、その状態で、薬剤タンク30を舵機室下スペース11の後端側(例えば、船体2の後端の壁部56に設けてもよい)へ寄せて配置してもよい。
また、図4に示す形態では、薬剤タンク30は、舵機室下スペース11に互いに隣接するように設けられていたが、図5に示すように、複数の薬剤タンク30を互いに離間する位置に配置してもよく、舵機室4と同じ高さ位置に薬剤タンク30を設けると同時に、舵機室下スペース11にも薬剤タンク30を設けてもよい。図5に示す例では、舵機室4内に設けられた壁部72a,72b,72c,72dによって薬剤タンク30Aが構成されている。また、薬剤タンク30Aは機関室3の壁部28から離間して配置されると共に、周囲を壁部72e,72f,72gで取り込まれることによって、空間部41を構成するボイドスペース31Aで取り囲まれる。また、舵機室下スペース11では、舵機室下スペース11の天井の壁部29と機関室3の壁部29との間に壁部73a,73c,73b,34dで取り囲まれる薬剤タンク30Bが設けられ、壁部73a,73cによって空間部41を構成するボイドスペース31Bが設けられる。また、薬剤タンク30Bから離間した位置には、壁部74a,74b,74c,74dによって薬剤タンク30Cが設けられ、壁部74b,74cによって空間部41を構成するボイドスペース31Cが設けられる。
また、上述の実施形態では、薬剤タンク配置領域40は機関室3の後方の領域によって構成されていたが、図6(a)に示すように機関室3の側方の領域であってもよい。図6(a)に示すように、薬剤タンク配置領域40は、機関室3の側方で隣接する位置に設けられている。薬剤タンク配置領域40は、横側ボイドスペース9と、燃料タンク10と、薬剤タンク30と、空間部41を構成するボイドスペース31と、を備えている。薬剤タンク30は、空間部41によって、機関室3と薬剤タンク配置領域40とを隔てる壁部26から側方へ離間して配置される。また、薬剤タンク30は、空間部41によって、舵機室4と薬剤タンク配置領域40とを隔てる壁部28から前方へ離間して配置される。なお、複数の薬剤タンク30A,30B,30Cが互いに隣接して配置されているが、離間して配置されてもよい。以上によって、機関室3の側方の領域を、薬剤タンク30を配置するためのスペースとして有効に利用することが可能となる。
また、図6(b)に示すように、薬剤タンク配置領域40は、機関室3の下方の領域であってもよい。図6(b)に示すように、薬剤タンク配置領域40は、機関室3の下方で隣接する位置に設けられている。薬剤タンク配置領域40は、下側ボイドスペース8と、薬剤タンク30と、を備えている。薬剤タンク30は、機関室3と薬剤タンク配置領域40とを隔てる壁部23に設けられている。なお、複数の薬剤タンク30A,30B,30Cが互いに隣接して配置されているが、離間して配置されてもよい。以上によって、機関室3周辺の下方で隣接する領域を薬剤タンク30の配置場所として有効に利用することができる。また、薬剤タンク30は機関室3の下方に設けられているため、機関室3と薬剤タンク配置領域40とを隔てる壁部23に問題が生じたとしても、重力の影響により機関室3への薬剤の漏洩は防止される。従って、薬剤タンク30を機関室3の壁部23に設けることが可能となり、機関室3への薬剤の漏洩を防止するための壁部を追加で設ける必要性を無くすことができる。以上によって、安全性を確保できると共に、船舶1内のスペースを有効に利用することができる。
また、図7に示すように、薬剤タンク配置領域40は、機関室3の前方であって、機関室3とカーゴスペース7との間の領域であってもよい。図7に示すように、薬剤タンク配置領域40は、機関室3の前方で隣接し、カーゴスペース7の後方の位置に設けられている。薬剤タンク配置領域40は、ポンプ室6と、薬剤タンク30と、空間部41を構成するボイドスペース31と、を備えている。薬剤タンク30は、空間部41によって、機関室3と薬剤タンク配置領域40とを隔てる壁部25から前方へ離間して配置される。なお、複数の薬剤タンク30A,30B,30Cが互いに隣接して配置されているが、離間して配置されてもよい。以上によって、機関室3の前方であって、機関室3とカーゴスペース7との間の領域を、薬剤タンク30を配置するためのスペースとして有効に利用することが可能となる。
なお、機関室3の後方の領域、機関室3の側方の領域、機関室3の下方の領域、機関室3の前方であって機関室3とカーゴスペース7のうち、複数の領域を薬剤タンク配置領域40としてもよい。また、薬剤タンク30の個数や配置や空間部41の配置等は、上述の例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更してもよい。
1…船舶、2…船体、3…機関室、4…舵機室、7…カーゴスペース、8…下側カーゴスペース、9…横側ボイドスペース、11…舵機室下スペース、23,25,26,28…壁部(機関室と薬剤配置スペースとを隔てる壁部)、30…薬剤タンク、31…ボイドスペース(空間部)、40…薬剤タンク配置領域、41…空間部。

Claims (7)

  1. 機関室と、薬剤を貯蔵する薬剤タンクが配置される薬剤タンク配置領域と、を備え、
    前記薬剤タンク配置領域は、前記機関室と隣接する位置に設けられ、
    前記薬剤タンク配置領域には、当該薬剤タンク配置領域と前記機関室とを隔てる壁部から、前記薬剤タンクを離間させる空間部が形成されていることを特徴とする船舶。
  2. 前記薬剤タンク配置領域には、複数の前記薬剤タンクが配置され、
    複数の前記薬剤タンクは、互いに隣接するように並んで配置されていることを特徴とする請求項1記載の船舶。
  3. 前記薬剤タンク配置領域は、前記機関室の後方の領域であり、
    前記薬剤タンク配置領域において、前記薬剤タンクは舵機室と下方に隣接して設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶。
  4. 前記薬剤タンク配置領域は、前記機関室の後方の領域であり、
    前記薬剤タンク配置領域において、前記薬剤タンクは舵機室と同じ高さ位置に設けられ、前記薬剤タンクは前記舵機室から離間していることを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶。
  5. 前記薬剤タンク配置領域は、前記機関室の側方の領域であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の船舶。
  6. 前記薬剤タンク配置領域は、前記機関室の前方であって、当該機関室とカーゴスペースとの間の領域であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の船舶。
  7. 機関室と、薬剤を貯蔵する薬剤タンクが配置される薬剤タンク配置領域と、を備え、
    前記薬剤タンク配置領域は、前記機関室と下方で隣接する位置に設けられ、
    前記薬剤タンク配置領域では、当該薬剤タンク配置領域と前記機関室とを隔てる壁部に、前記薬剤タンクが設けられていることを特徴とする船舶。
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