JP2015105818A - ヘッダプレートレス型熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 上下一対の溝形の第1プレート1と第2プレート2との嵌着で、端部が膨出した偏平チューブ5を形成し、その偏平チューブの積層体でコアを構成し、そのコアの端部にヘッダタンク8を被嵌するものにおいて、各偏平チューブ間の隅に生じる隙間のため、ヘッダタンク8とコアとの気密性および液密性が損なわれることを防止する。
【解決手段】 偏平チューブ5の膨出部4の位置で帯状部9を延在させ、その帯状部9を溝底2bの外面に折り返して重ね合わせる。このとき、帯状部9の長手方向の端面9aを第2プレート2の側壁2aの外面と面一になるように構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】 偏平チューブ5の膨出部4の位置で帯状部9を延在させ、その帯状部9を溝底2bの外面に折り返して重ね合わせる。このとき、帯状部9の長手方向の端面9aを第2プレート2の側壁2aの外面と面一になるように構成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、両端が膨出した偏平チューブを積層してなるヘッダプレートレス型熱交換器に関し、より詳しくは、一対の溝型プレートを嵌着して偏平チューブを形成したものであって、その偏平チューブの隅と、それを被嵌するヘッダタンクとの間における気密性、液密性を改良したものに関する。
ヘッダプレートレス型熱交換器は、図10(および図2参照)に示すごとく、両端が厚み方向に膨出した偏平チューブ5をその膨出部4で積層してコア3を形成する。そのため、ヘッダプレートを必要としない。そして、そのコア3の長手方向両端に一対のヘッダタンク8が配置され、コア3の外周にケーシング7が被嵌されるものである。
このような熱交換器のコア3とヘッダタンク8はろう付けにより、隙間なく接合する必要がある。
このような熱交換器のコア3とヘッダタンク8はろう付けにより、隙間なく接合する必要がある。
上述の偏平チューブ5は、上下一対の第1プレート1と第2プレート2との嵌着体からなり、それらのプレート1、2はそれぞれプレス成形により溝形に曲折される。そのため、偏平チューブの溝形の溝底1b、2bと側壁1a、2aとのコーナーはRに形成される。
そして、複数の偏平チューブ5を積層するとともに、その長手方向の外周にヘッダタンク8を被嵌すると、図10のAの位置に三角形の大きな隙間が生じ、この状態でろう付けすると、隙間Aの位置でろう切れが起こり、気密性、液密性を損なう場合がある。
そこで、本発明は一対の第1プレート1、第2プレート2の嵌着体からなる偏平チューブ5とヘッダタンク8との間の隙間を可及的に少なくすることを課題とする。
そして、複数の偏平チューブ5を積層するとともに、その長手方向の外周にヘッダタンク8を被嵌すると、図10のAの位置に三角形の大きな隙間が生じ、この状態でろう付けすると、隙間Aの位置でろう切れが起こり、気密性、液密性を損なう場合がある。
そこで、本発明は一対の第1プレート1、第2プレート2の嵌着体からなる偏平チューブ5とヘッダタンク8との間の隙間を可及的に少なくすることを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、それぞれ、プレス成形により溝形に曲折形成された、第1プレート(1)と第2プレート(2)とを有し、それら各プレート(1)(2)は、その長手方向の両端部の側壁(1a)(2a)の高さが、中間部分より高く形成され、
第1プレート(1)と第2プレート (2)とがその側壁(1)(2)で互いに嵌着して、その長手方向両端部に高さ方向へ膨出部(4)を有する偏平チューブ(5)が形成され、
その膨出部(4)で、複数の偏平チューブ(5)を積層してコア(3)が形成され、
そのコア(3)の外周にケーシング(7)が被嵌され、コア(3)の両端にヘッダタンク(8) が配置され、各部品間がろう付けにより接合されてなるヘッダプレートレス型熱交換器において、
前記膨出部(4)に位置し、第1プレート(1)および/または第2プレート (2)の溝底の長辺に略全長に渡り一体に延在された帯状部(9)が折り返されて、第1プレート(1) および/または第2プレート (2)の膨出部(4)の外面に重ね合わされ、
前記帯状部(9)の長手方向両端部の端面(9a)が、第1プレート(1) および第2プレート (2)の側壁(1)(2)の外面と略面一に整合されたことを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器である。
第1プレート(1)と第2プレート (2)とがその側壁(1)(2)で互いに嵌着して、その長手方向両端部に高さ方向へ膨出部(4)を有する偏平チューブ(5)が形成され、
その膨出部(4)で、複数の偏平チューブ(5)を積層してコア(3)が形成され、
そのコア(3)の外周にケーシング(7)が被嵌され、コア(3)の両端にヘッダタンク(8) が配置され、各部品間がろう付けにより接合されてなるヘッダプレートレス型熱交換器において、
前記膨出部(4)に位置し、第1プレート(1)および/または第2プレート (2)の溝底の長辺に略全長に渡り一体に延在された帯状部(9)が折り返されて、第1プレート(1) および/または第2プレート (2)の膨出部(4)の外面に重ね合わされ、
前記帯状部(9)の長手方向両端部の端面(9a)が、第1プレート(1) および第2プレート (2)の側壁(1)(2)の外面と略面一に整合されたことを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のヘッダプレートレス型熱交換器において、
前記帯状部(9)の折返し位置で、その長手方向両端部を欠切し、そこに欠切部(11)を設けて、その端部における折返しを容易にしたヘッダプレートレス型熱交換器である。
前記帯状部(9)の折返し位置で、その長手方向両端部を欠切し、そこに欠切部(11)を設けて、その端部における折返しを容易にしたヘッダプレートレス型熱交換器である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載のヘッダプレートレス型の熱交換器において、
前記帯状部(9)の長手方向両端部に厚み方向に凸部(12)又は爪(13)を打設して、積層された偏平チューブ(5)間およびヘッダタンク(8)内面との間の隙間を部分的に埋めることを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器である。
前記帯状部(9)の長手方向両端部に厚み方向に凸部(12)又は爪(13)を打設して、積層された偏平チューブ(5)間およびヘッダタンク(8)内面との間の隙間を部分的に埋めることを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のヘッダプレートレス型の熱交換器において、
前記第1プレート(1)の両側壁(1a)の高さ方向の端縁が、第2プレート(2)の板厚分、内側に段付きに曲折形成された段付き部(10)を有し、その段付き部(10)に第2プレート(2)の高さ方向の端縁が嵌着されたことを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器である。
前記第1プレート(1)の両側壁(1a)の高さ方向の端縁が、第2プレート(2)の板厚分、内側に段付きに曲折形成された段付き部(10)を有し、その段付き部(10)に第2プレート(2)の高さ方向の端縁が嵌着されたことを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器である。
請求項1に記載の本発明は、偏平チューブ5の膨出部4に一体に形成された帯状部9が折り返され、その帯状部9の端面9aが側壁1a,2aの外面と面一に整合されるものである。
そのため、ヘッダタンク8と偏平チューブ5との間に生じていた大きな山形の隙間が帯状部9の端部によって2分割され、偏平チューブ5のR部とヘッダタンク8から生じる隙間を従来の1/2以下に減少させることができ、ろう付けの際に、その隙間をろう材で容易に閉塞することができる。そして、ろう付けの際のろう切れに伴う、漏れが起こり難い、信頼性の高いヘッダプレートレス型熱交換器を提供できる。
そのため、ヘッダタンク8と偏平チューブ5との間に生じていた大きな山形の隙間が帯状部9の端部によって2分割され、偏平チューブ5のR部とヘッダタンク8から生じる隙間を従来の1/2以下に減少させることができ、ろう付けの際に、その隙間をろう材で容易に閉塞することができる。そして、ろう付けの際のろう切れに伴う、漏れが起こり難い、信頼性の高いヘッダプレートレス型熱交換器を提供できる。
上記構成において、請求項2に記載のごとく、帯状部9の長手方向両端部を欠切した場合には、その端部における折返しを容易に且つ精度よくすることができる。
上記構成において、請求項3に記載のごとく、帯状部9の長辺方向両端部に、厚み方向に凸部12又は爪13を設けた場合には、偏平チューブのR部、偏平チューブ5及びヘッダタンク8との間の隙間をさらに埋めることができる。
上記構成において、請求項3に記載のごとく、帯状部9の長辺方向両端部に、厚み方向に凸部12又は爪13を設けた場合には、偏平チューブのR部、偏平チューブ5及びヘッダタンク8との間の隙間をさらに埋めることができる。
(本熱交換器の基本構造)
このヘッダプレートレス型熱交換器は、一例として、EGRクーラや凝縮器として用いられ、ヘッダタンク8側に気体が導かれ、それが偏平チューブ5内を流通し、偏平チューブ5の外側とケーシング7に囲まれた領域に冷却水が流入し、気体と冷却水との間で熱交換が行われるものである。
このヘッダプレートレス型熱交換器は、一例として、EGRクーラや凝縮器として用いられ、ヘッダタンク8側に気体が導かれ、それが偏平チューブ5内を流通し、偏平チューブ5の外側とケーシング7に囲まれた領域に冷却水が流入し、気体と冷却水との間で熱交換が行われるものである。
この熱交換器は、両端が厚み方向に膨出した偏平チューブ5をその膨出部4で積層することによりコア3を形成し、ヘッダプレートを必要としないものである。そして、図3に示す如く、そのコア3の長手方向両端に一対のヘッダタンク8が被嵌される。そして、この例ではヘッダタンク8の開口部を介してコア3の外周にケーシング7が被嵌されるものである。ケーシング7は、一例として、断面コ字状に形成されたケーシング本体とその開口を閉塞する端蓋とからなり、全体が筒状に形成される。
そのケーシング本体には一対の冷却水出入り口が設けられる。そして、そこに一対のパイプが接続される。
これらヘッダプレートレス型熱交換器の製造に用いられる部材は、金属板(アルミニウム、アルミニウム合金、鋼板等)をプレス成形して形成され、その表面層の少なくても一方側にろう材が被覆または塗布されたものが使用され、各部品を組み立てた後、高温の炉内で一体的にろう付けされるものである。
本発明における特徴部分は、そのコア3を構成する偏平チューブ5にある。
これらヘッダプレートレス型熱交換器の製造に用いられる部材は、金属板(アルミニウム、アルミニウム合金、鋼板等)をプレス成形して形成され、その表面層の少なくても一方側にろう材が被覆または塗布されたものが使用され、各部品を組み立てた後、高温の炉内で一体的にろう付けされるものである。
本発明における特徴部分は、そのコア3を構成する偏平チューブ5にある。
(第1実施例)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態につき、説明する。
この偏平チューブ5の基本構造は、図1および図2に示す如く、溝形に形成された上下一対の第1プレート1と第2プレート2との嵌着体からなる。
両プレート1、2の製造において、両プレート1、2の長手方向両端部は、膨出部4を形成するため厚み方向に拡開される。さらに、第1プレート1の外側に第2プレート2を嵌着するために、第1プレート1の側壁1aの長手方向両端部が板厚分、幅方向外側に膨出され、そこに段付き部10が形成される。その段付き部10に第2プレートの側壁2aの端面を着座することにより、第2プレート2が第1プレート1に嵌着される。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態につき、説明する。
この偏平チューブ5の基本構造は、図1および図2に示す如く、溝形に形成された上下一対の第1プレート1と第2プレート2との嵌着体からなる。
両プレート1、2の製造において、両プレート1、2の長手方向両端部は、膨出部4を形成するため厚み方向に拡開される。さらに、第1プレート1の外側に第2プレート2を嵌着するために、第1プレート1の側壁1aの長手方向両端部が板厚分、幅方向外側に膨出され、そこに段付き部10が形成される。その段付き部10に第2プレートの側壁2aの端面を着座することにより、第2プレート2が第1プレート1に嵌着される。
本発明の偏平チューブ5は、第2プレート2の膨出部4の溝底2bの長辺側に一体に延在して帯状部9が設けられ、それが折り返される。
この例の図面においては、偏平チューブ5の一方側端部のみ記載している。他方側端部においても同様の位置に帯状体9が形成されているが、その他方側端部を省略している。
そして、図1及び図2に示す如く、その折返し部9bは第2プレート2の膨出部4の溝底2bの外面側に重ね合わされている。
また、帯状部9を折り返した状態で偏平チューブ5を積層したとき、帯状部9の幅方向両端部の端面9aは、図3に記載のごとく、第1プレート1および第2プレート2の側壁1a、2aの外面と面一に整合されるとともに、その端面9aがヘッダタンク8の内壁面に接触される。積層された偏平チューブ5間には、帯状体9が介装される。
なお、折返し部9bの長手方向両端部はコ字状に欠切され、そこに欠切部11が設けられ、その中間で折り返される。この欠切部11は、帯状部9の両端を精度よく容易に折り返すためのものである。
この例の図面においては、偏平チューブ5の一方側端部のみ記載している。他方側端部においても同様の位置に帯状体9が形成されているが、その他方側端部を省略している。
そして、図1及び図2に示す如く、その折返し部9bは第2プレート2の膨出部4の溝底2bの外面側に重ね合わされている。
また、帯状部9を折り返した状態で偏平チューブ5を積層したとき、帯状部9の幅方向両端部の端面9aは、図3に記載のごとく、第1プレート1および第2プレート2の側壁1a、2aの外面と面一に整合されるとともに、その端面9aがヘッダタンク8の内壁面に接触される。積層された偏平チューブ5間には、帯状体9が介装される。
なお、折返し部9bの長手方向両端部はコ字状に欠切され、そこに欠切部11が設けられ、その中間で折り返される。この欠切部11は、帯状部9の両端を精度よく容易に折り返すためのものである。
このようにしてなる複数の偏平チューブ5は、帯状部9を介し、各膨出部4で積層することによりコア3を形成し、膨出部4の位置でヘッダタンク8の開口が被嵌される。その際、前述の通り、帯状部9の長手方向両端部の端面9aを、ヘッダタンク8の内壁面に接触すると、図10の従来例で示す隙間Aの面積を、図3に示すごとく、半分づつに分割することができる。そのため、ろう材のろう切れが起こりにくくなり、信頼性の高いヘッダプレートレス型熱交換器を提供することができる。
(第1実施例の他の例)
前述の帯状部9と第2プレート2の膨出部4の溝底2bを接続する折返し部9bについては、帯状部9の折返しを容易にする工夫であれば足りるため、他の方法を用いることもできる。
また、この例では、帯状部9を第2プレート2の膨出部4の溝底2bに接続しているが、これに替えて、第1プレート1の膨出部4の溝底1bに設けることもできる。このように一方のプレートに帯状体9を設けるときは、その長手方向の両端部に一対の帯状体9を形成する。
一方、第1プレート1及び第2プレートの両方に設けることも可能である。
前述の帯状部9と第2プレート2の膨出部4の溝底2bを接続する折返し部9bについては、帯状部9の折返しを容易にする工夫であれば足りるため、他の方法を用いることもできる。
また、この例では、帯状部9を第2プレート2の膨出部4の溝底2bに接続しているが、これに替えて、第1プレート1の膨出部4の溝底1bに設けることもできる。このように一方のプレートに帯状体9を設けるときは、その長手方向の両端部に一対の帯状体9を形成する。
一方、第1プレート1及び第2プレートの両方に設けることも可能である。
(第2実施例)
図4〜図6は、本発明の第2実施例を示している。
この例が、第1実施例と異なる点は、帯状部9の長手方向両端部の中央に凸部12を設けたことにある。
この凸部12は、図4に示すごとく、帯状部9の一対の短辺中央位置に打設することにより、厚み方向に凸設される。この例では、短辺に一つづつ凸部12が第2プレート2の溝底2a方向に設けられている。これにより、図6に示す如く、ヘッダタンク8の内周面と編平チューブ5と帯状体9の間に形成される隙間を部分的に埋めることができ、ろう付けの際の、ろう切れをさらに可及的に防止することができる。上記の凸部12の凸設方向は第2プレート側に替えて、第1プレート側に凸設してもよい。
図4〜図6は、本発明の第2実施例を示している。
この例が、第1実施例と異なる点は、帯状部9の長手方向両端部の中央に凸部12を設けたことにある。
この凸部12は、図4に示すごとく、帯状部9の一対の短辺中央位置に打設することにより、厚み方向に凸設される。この例では、短辺に一つづつ凸部12が第2プレート2の溝底2a方向に設けられている。これにより、図6に示す如く、ヘッダタンク8の内周面と編平チューブ5と帯状体9の間に形成される隙間を部分的に埋めることができ、ろう付けの際の、ろう切れをさらに可及的に防止することができる。上記の凸部12の凸設方向は第2プレート側に替えて、第1プレート側に凸設してもよい。
(第3実施例)
図7〜図9は、本発明の第3実施例を示している。
この例が、第1実施例と異なる点は、帯状部9の長手方向両端部の両隅に平面三角に折り曲げた爪13を設けたことにある。
この爪13は、図7に示すごとく、帯状部9の短辺の両端位置に厚み方向に設けられている。この例では、偏平チューブ5の開口端に隣接する位置(一方端)の爪13が第2プレート2の溝底方向を向けられ、他方端がそれと逆方向に向けられている。爪13を設ける方向は、この例の場合に限られるものではない。これにより、図9に示す如く、ヘッダタンク8の内周面と偏平チューブ5と帯状体9の間に形成される三角の隙間を部分的に埋めることができ、ろう切れを可及的に防止することができる。爪13が形成されていない部分は、帯状部9の端面9aが平坦に形成されているため、第1実施例と同じように隙間を分割している。
図7〜図9は、本発明の第3実施例を示している。
この例が、第1実施例と異なる点は、帯状部9の長手方向両端部の両隅に平面三角に折り曲げた爪13を設けたことにある。
この爪13は、図7に示すごとく、帯状部9の短辺の両端位置に厚み方向に設けられている。この例では、偏平チューブ5の開口端に隣接する位置(一方端)の爪13が第2プレート2の溝底方向を向けられ、他方端がそれと逆方向に向けられている。爪13を設ける方向は、この例の場合に限られるものではない。これにより、図9に示す如く、ヘッダタンク8の内周面と偏平チューブ5と帯状体9の間に形成される三角の隙間を部分的に埋めることができ、ろう切れを可及的に防止することができる。爪13が形成されていない部分は、帯状部9の端面9aが平坦に形成されているため、第1実施例と同じように隙間を分割している。
1 第1プレート
1a 側壁
1b 溝底
2 第2プレート
2a 側壁
2b 溝底
3 コア
4 膨出部
5 偏平チューブ
1a 側壁
1b 溝底
2 第2プレート
2a 側壁
2b 溝底
3 コア
4 膨出部
5 偏平チューブ
7 ケーシング
8 ヘッダタンク
9 帯状部
9a 端面
9b 折返し部
10 段付き部
11 欠切部
12 凸部
13 爪
8 ヘッダタンク
9 帯状部
9a 端面
9b 折返し部
10 段付き部
11 欠切部
12 凸部
13 爪
Claims (4)
- それぞれ、プレス成形により溝形に曲折形成された、第1プレート(1)と第2プレート(2)とを有し、それら各プレート(1)(2)は、その長手方向の両端部の側壁(1a)(2a)の高さが、中間部分より高く形成され、
第1プレート(1)と第2プレート (2)とがその側壁(1a)(2a)で互いに嵌着して、その長手方向両端部に高さ方向へ膨出部(4)を有する偏平チューブ(5)が形成され、
その膨出部(4)で、複数の偏平チューブ(5)を積層してコア(3)が形成され、
そのコア(3)の外周にケーシング(7)が被嵌され、コア(3)の両端にヘッダタンク(8) が配置され、各部品間がろう付けにより接合されてなるヘッダプレートレス型熱交換器において、
前記膨出部(4)に位置し、第1プレート(1)および/または第2プレート (2)の溝底の長辺に略全長に渡り一体に延在された帯状部(9)が折り返されて、第1プレート(1) および/または第2プレート (2)の膨出部(4)の外面に重ね合わされ、
前記帯状部(9)の長手方向両端部の端面(9a)が、第1プレート(1) および第2プレート (2)の側壁(1a)(2a)の外面と略面一に整合されたことを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器。 - 請求項1に記載のヘッダプレートレス型熱交換器において、
前記帯状部(9)の折返し位置で、その長手方向両端部を欠切し、そこに欠切部(11)を設けて、その端部における折返しを容易にしたヘッダプレートレス型熱交換器。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載のヘッダプレートレス型の熱交換器において、
前記帯状部(9)の長手方向両端部に厚み方向に凸部(12)又は爪(13)を打設して、積層された偏平チューブ(5)間およびヘッダタンク(8)内面との間の隙間を部分的に埋めることを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のヘッダプレートレス型の熱交換器において、
前記第1プレート(1)の両側壁(1a)の高さ方向の端縁が、第2プレート(2)の板厚分、内側に段付きに曲折形成された段付き部(10)を有し、その段付き部(10)に第2プレート(2)の高さ方向の端縁が嵌着されたことを特徴とするヘッダプレートレス型熱交換器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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WO (1) | WO2015083494A1 (ja) |
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JP2019117032A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 株式会社ティラド | ヘッダープレートレス型熱交換器 |
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2013
- 2013-12-02 JP JP2013249588A patent/JP2015105818A/ja active Pending
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2014
- 2014-10-31 WO PCT/JP2014/079660 patent/WO2015083494A1/ja active Application Filing
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017090776A1 (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 株式会社ティラド | ヘッダプレートレス型熱交換器のコア構造 |
JP2019117032A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 株式会社ティラド | ヘッダープレートレス型熱交換器 |
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WO2015083494A1 (ja) | 2015-06-11 |
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