JP2015105455A - 編地の引き返し編成方法 - Google Patents

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正裕 下野
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【課題】本発明は、編地を裏返した状態で使う際に、引き返し編成の折り返し部分での孔塞ぎを施した箇所の編目の見栄えを改善できる編地の引き返し編成方法を提供する。【解決手段】折り返しの位置となるFBの編針Eに係止する編目2をBBの編針eに目移しする。往路編成として右方向にFBの編針A〜Dに係止する編目に続けて新たな編目を形成し、空針となったFBの編針Eに空針ニットで繋ぎとなる編目3を形成する。復路編成として左方向にFBの編針D〜Aで新たな編目を形成し、往路編成で形成した繋ぎとなる編目3と目移しで戻した編目2を重ね、続けて新たな編目5を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、往路編成と復路編成とからなる編地の引き返し編成方法に関する。
従来より、往路編成と復路編成とからなる引き返し編成方法が行われている。例えば、特許文献1では、セーターの衿ぐり部で引き返し編成を行ってネックホールを設け、その後に衿部を形成する編地の編成方法が開示されている。引き返し編成は、編地に傾斜部を形成する際に利用される。編地幅の一部を往路編成と復路編成により折り返し、ウエール方向の編目差を往復編成による2目単位で設けることで傾斜部を形成するものであるが、その段差部分では、孔塞ぎを行なうためにタック編成を利用している。このタック編成は、往路編成と復路編成の間で行っている。タック位置ではタック目が裏側で重なった状態で編目が詰み、孔塞ぎの役目を果たしている。
特開2006−111996号公報
編地は、表目で編成し、所望する風合いの為に裏返した状態で使用する場合がある。この場合、上記タック編成で孔塞ぎを施した箇所のタック目は、裏返すことで製品等の表側となり目立つが特に渡り糸が目立ってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、編地を裏返した状態で使う際に、引き返し編成の折り返し部分において、孔塞ぎを施した箇所の編目の見栄えを改善できる引き返し編成方法を提供することにある。
本発明は、少なくとも前後一対の針床を有する横編機を用い、往路編成と復路編成と折り返し箇所で孔塞ぎする引き返し編成を行ない、裏返して使用する編地の引き返し編成方法において、往路編成を行なう前に、少なくとも折り返し箇所に位置する編目を前後一方側の針床を用いてベース編地を編成した後、往路編成から復路編成への折り返しとなる位置に係止する編目を前後他方側の針床に目移しすることで空針を設ける工程αと、前記往路編成と前記復路編成間の折り返し箇所で孔塞ぎのための繋ぎとなる編目を編地の表側に表れるように重ね目を形成する工程βとを備えることを特徴とする。
また本発明では、前記工程βで形成した繋ぎとなる編目は、往路編成の終端部の編目として目移しで空針となった前後一方側の編針を用いた空針ニットで形成することを特徴とする。
本発明によれば、ベース編地の編目を目移しで一旦退避させ、折り返し箇所で孔塞ぎのための繋ぎとなる編目を編地の表側に表れるようにすることで、裏返して使用した場合に引き返し編成の箇所の渡り糸を目立たなくすることが出来る。
また本発明によれば、往路編成の終端部の編目として形成する繋ぎとなる編目に対し、折り返す際に渡る編糸(シンカーループ)同士を交差させる交差部を設け、編糸の拡がりを抑えることができ、目立たず綺麗に仕上げることできる。
本発明の実施例である引き返し編成方法の編成図である。 (a)は実施例である引き返し編成方法(往路で繋ぎとなる編目形成)の編成時のループ概略図、(b)は使用時のループ概略図の一部である。 本発明の実施例である引き返し編成方法(復路で繋ぎとなる編目形成)の使用時のループ概略図の一部である。
以下、図1を用いて本発明の一実施例としての引き返し編成方法を説明する。本実施例で編成に使用する横編機は、前後一対の針床を備えた二枚ベッド横編機であり、各針床間で目移しが可能である。編成に使用する横編機は四枚ベッドでもよく、横編機に備える編針は、べら針または複合針のいずれであってもよい。また説明の便宜のため、編針の数や往路と復路の折り返し回数は実際の編成よりも少なくしている。図1では、図中左側の数字は編成ステップ(S)を示し、左右方向の矢印は編成方向を、上下方向の矢印は目移し方向を示す。FBは前針床を、BBは後針床を示す。大文字のA〜GはFBの編針を、小文字のa〜gはBBの編針を示す。また、黒丸印はその編成ステップで形成される編目を、白丸印はその編成ステップの編成に関係せず編針に係止されたままの編目を、2重の丸印は重ね目を、V字は掛け目を示す。また、図2、図3におけるループ概略図で示す太線(編目列7)は、編成するタイミングが他の編目とことなることを示す。
図1は、本発明の実施例である引き返し編成方法の編成図である。以下、図1で示す編成ステップS1〜S6について説明する。
S1は、引き返し編成を開始する直前の編成コースでベース編地1の編成を示す。給糸口6を図の左方向に移動させながら、FBの編針G〜Aで編目を形成する。S2では、折り返しの位置となる前後一方側のFBの編針Eに係止する編目2を前後他方側のBBの編針eに目移しする。この目移しはFBの編針Eを空針とする為に行なうもので、そのことが実施出来る位置であれば移動先は他の編針でも構わない。
S3では、編地幅の一部を往路編成として右方向にFBの編針A〜Dに係止する編目に続けて新たな編目を形成し、更に空針となったFBの編針Eに空針ニットで繋ぎとなる編目3を形成する。空針ニットは、往路編成の終端部の編目として形成される。S4では、S3の往路編成に対してウエール方向の編目を2目単位で設ける復路編成として、左方向にFBの編針D〜Aで新たな編目を形成する。
S5では、S2でBBに一旦目移しした編目2をFBの編針Eに戻す。S3の往路編成で形成した繋ぎとなる編目3が編地の表側に表れるように、目移しで戻した編目2を重ねて重ね目4(3,2)を形成する。S6では、S5で形成した重ね目4(3,2)に続けて編成する新たな編目5を含めた編目列7を形成する。この傾斜部を形成してから行うS6の編成は、図1の編成図においてリピート単位の編成S2〜S5を1回のみ示している為、S4から続くニット編成となっている。仮に、後述する傾斜部を形成する場合には、更にS2〜S5を繰り返す為、それらが終了してからの編成となる。S5で形成した重ね目4(3,2)を残したまま他の重ね目4(3,2)も形成し、最後にそれらの重ね目4(3,2)を含め、傾斜部を形成している端部の編目を編成することで、図2(a)に太線で示す編目列7を形成する。
傾斜部を形成するには、折り返し位置をずらしながらリピート単位のS2〜S5の編成を繰り返せば良い。例えば、図1のS5の後で、往路編成と復路編成間の折り返しとなる次の位置をFBの編針Cとし、S2〜S5と同様の編成を1回行なう。紙面左側の領域で多くの編目が形成される為、左上がりの傾斜部が形成できる。ずらす編目数の増減やリピート単位の編成間にニット編成を行なうことで傾斜角度を調整することができる。
図2では、図1のS1〜S6と更にリピート単位のS2〜S5を1回加えた工程により得られる傾斜部を備える編地のループ概略図を示す。図2(a)は編成時の状態で、図2(b)は裏返して使用する際の部分的な拡大図である。図2(a)によれば、FBの編針Aと編針Bの各編針では6目の編目を形成し、FBの編針Cと編針Dの各編針では4目の編目を形成し、FBの編針E〜編針Gの各編針では2目の編目を形成しており、傾斜部の形成と編目の段差が生じているが、折り返しの位置にあたるFBの編針Eと編針Cでは繋ぎとなる編目3を形成し、孔塞ぎを行っている。図2(b)には、繋ぎとなる編目3の渡り糸(シンカーループ)同士が交差部8を形成することを示しているが、編糸の拡がりを抑えることで渡り糸が拡がり難くなり目立ちにくい。
本実施例では、図1のS3で繋ぎとなる編目3を往路編成の終端の編針Eで形成することを示したが、復路編成の始端の編針Eで形成しても構わない。その復路編成で繋ぎとなる編目13を形成したループ概略図を図3に示す。図3は、編成後に裏返したループ概略図を示しているが、図2(b)で示したループ図とは、渡り糸(シンカーループ)同士の交差部8(図2(b)参照)を備えない点が大きく異なる。滑りやすい編み糸などでは、この交差部8の存在が渡り糸の拡がりを抑え、更に綺麗に仕上げることができる。好ましくは往路編成で繋ぎとなる編目3を形成するのが良い。
なお、本実施例ではFBの編針を使用した天竺編目で説明を行ったが、往路編成と復路編成の間に形成する重ね目4の表裏の位置関係を崩さなければ、ニット編成については表目や裏目の限定はない。つまり、裏返した際に目立ってしまう繋ぎとなる編目3を製品等の表側と逆の位置に配置する。例えば、図1のS3でFBの編針E(空針)に対して繋ぎとなる編目3の形成を行なうのではなく、BBの編針eの編目2に直接繋ぎとなる編目3を形成しても良い。S1でFBの編針Eに係止していた編目が引き返し編成時には裏側に配置され、裏返して使用する際には表側に表れて繋ぎとなる編目3を隠すことが出来るからである。また、繋ぎとなる編目3は、往路編成と復路編成のそれぞれにおいて、往路と復路のどちらで形成しても良い。つまり蹴り返しなどを用いた捻られた編目でも良い。
1 ベース編地
2,5 編目
3,13 繋ぎとなる編目
4 重ね目
6 給糸口
7 編目列
8 交差部

Claims (2)

  1. 少なくとも前後一対の針床を有する横編機を用い、往路編成と復路編成と折り返し箇所で孔塞ぎする引き返し編成を行ない、裏返して使用する編地の引き返し編成方法において、
    往路編成を行なう前に、少なくとも折り返し箇所に位置する編目を前後一方側の針床を用いてベース編地を編成した後、
    往路編成から復路編成への折り返しとなる位置に係止する編目を前後他方側の針床に目移しすることで空針を設ける工程αと、
    前記往路編成と前記復路編成間の折り返し箇所で孔塞ぎのための繋ぎとなる編目が
    編地の表側に表れるように重ね目を形成する工程βとを備えることを特徴とする編地の
    引き返し編成方法。
  2. 前記工程βで形成した繋ぎとなる編目は、往路編成の終端部の編目として目移しで空針となった前後一方側の編針を用いた空針ニットで形成することを特徴とする請求項1記載の編地の引き返し編成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109943962A (zh) * 2017-12-21 2019-06-28 株式会社岛精机制作所 针织物的编织方法
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