JP2015101917A - 建設機械 - Google Patents

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渡辺 明
Akira Watanabe
明 渡辺
英敏 佐竹
Hidetoshi Satake
英敏 佐竹
貢 小島
Mitsugu Kojima
貢 小島
誠司 石田
Seiji Ishida
誠司 石田
真 石島
Makoto Ishijima
真 石島
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Abstract

【課題】 車体に搭載される電動機、インバータ装置、ケーブルの占有スペースを低減する。【解決手段】 旋回装置20を構成する電動機22の上側に、電動機用インバータ装置26を一体的に取付け、電動機用インバータ装置26と電動機22との間を接続するケーブル32を、インバータケーシング26Aの左側面26Fと電動機ケーシング22Aの外周面22Eとに沿って上,下方向に延びるように配置する。これにより、電動機用インバータ装置26と、電動機22と、ケーブル32が占有するスペースを1か所にまとめることができ、例えば電動機22と電動機用インバータ装置26とを、2か所に分けて個別に配置する場合に比較して、電動機22と電動機用インバータ装置26とが占有するスペースを低減することができる。【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に関し、特に搭載機器を駆動するための電動機を備えた建設機械に関する。
建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体とにより車体が構成され、上部旋回体の前部側には、掘削作業を行う作業装置が設けられている。
ここで、下部走行体と上部旋回体との間には、上部旋回体を旋回させる旋回装置が設けられ、この旋回装置を構成する旋回モータとして電動機を用いる、いわゆるハイブリッド型の油圧ショベルが提案されている。この場合、旋回モータに用いられる電動機には、該電動機の動作を制御するインバータ装置がケーブルを介して電気的に接続され、インバータ装置には、電動モータ等を駆動するための電気エネルギを蓄えるキャパシタ等の蓄電装置がケーブルを介して電気的に接続されている。
特開2012−041819号公報
ところで、上述した従来技術によるハイブリッド型の油圧ショベルは、冷却ファンからの冷却風によって蓄電装置を効率良く冷却するため、蓄電装置を冷却ファンの近傍に配置すると共に、この蓄電装置の上側にインバータ装置(制御機器)を配置している。
このように、従来技術によるハイブリッド型の油圧ショベルでは、旋回モータとして用いられる電動機とインバータ装置とが、旋回フレーム上の1か所にまとめて配置されておらず、電動機とインバータ装置とは、大きな離間距離をもって別々な場所に配置されている。
このため、旋回フレーム上には、電動機を配置するためのスペースと、インバータ装置を配置するためのスペースとが別々に必要となり、これら電動機およびインバータ装置を含む各種の搭載機器を旋回フレーム上に配置する場合に、レイアウトの自由度が低下してしまうという問題がある。
一方、電動機とインバータ装置との間を接続するケーブルは、3本の電線によって構成されるために大径で重量も大きくなる。このように、電動機とインバータ装置との間で、太くて曲げにくいケーブルを取り回すことになるため、このケーブルを取り回すときの作業性が低下するだけでなく、ケーブルの取り回しに要するスペースを予め用意しておく必要があり、これら電動機、インバータ装置、ケーブルの占有スペースが増大してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、車体に搭載される電動機、インバータ装置およびこれらを接続するケーブルの占有スペースを低減することができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、自走可能な車体と、該車体に取付けられた電動機ケーシング内に回転機器が収容された電動機と、該電動機とは別部材からなるインバータケーシング内に電気部品が収容され前記電動機の動作を制御するインバータ装置と、前記電動機と前記インバータ装置との間を電気的に接続するケーブルとを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明の特徴は、前記インバータ装置は前記電動機の上側に一体的に取付ける構成とし、前記ケーブルは前記インバータ装置のインバータケーシングの外面と前記電動機の電動機ケーシングの外面とに沿って上,下方向に延びるように配置する構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記インバータ装置のインバータケーシングにはインバータ側接続具を設け、前記電動機の電動機ケーシングには電動機側接続具を設け、前記ケーブルは、前記インバータ側接続具と前記電動機側接続具との間を接続し、中間部位が前記電動機側接続具よりも下側位置でU字状に屈曲した屈曲部となる構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記インバータ装置のインバータ側接続具と前記電動機の電動機側接続具とは、前記電動機の軸中心を中心とする円周方向において互いに異なる位置に配置する構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記車体は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体との間に設けられ前記下部走行体に対して前記上部旋回体を旋回させる旋回モータを備えた旋回装置とにより構成し、前記旋回装置の旋回モータは前記電動機により構成したことにある。
請求項1の発明によれば、インバータ装置を電動機の上側に一体的に取付けることにより、電動機が占有するスペースとインバータ装置が占有するスペースとを1か所にまとめることができる。従って、電動機とインバータ装置とを2か所に分けて個別に配置する場合に比較して、電動機とインバータ装置が占有するスペースを低減することができ、種々の搭載機器を車体に配置するときのレイアウトの自由度を高めることができる。
しかも、インバータ装置と電動機との間を接続するケーブルは、インバータケーシングの外面と電動機ケーシングの外面に沿って上,下方向に延びるので、インバータ装置と、電動機と、ケーブルとが占有するスペースを1か所にまとめることができる。従って、電動機とインバータ装置とを2か所に分けて配置する場合に比較して、電動機とインバータ装置との間で大径で長尺なケーブルを取り回す必要がなく、このケーブルの取り回しに要するスペースを不要とすることができる。また、ケーブルを用いて電動機とインバータ装置との間を接続するときの作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、インバータ側接続具は、電動機側接続具よりも上方に配置されているので、ケーブルの長さ方向の一端をインバータ側接続具に接続し、ケーブルの長さ方向の他端を電動機側接続具に接続することにより、ケーブルをインバータケーシングの外面と電動機ケーシングの外面に沿って上,下方向に配置することができる。この場合、ケーブルの中間部位は、電動機側接続具よりも下側位置でU字状に屈曲した屈曲部となっている。従って、例えばケーブルに付着した雨水等の水分が、ケーブルを伝って流下したとしても、この水分はケーブルの最下部に位置する屈曲部に導かれた後、下方に落下するようになる。この結果、雨水等の水分が、ケーブルを通じて電動機側接続具へと流れるのを抑えることができ、電動機を保護することができる。
請求項3の発明によれば、ケーブルの一端をインバータ側接続具に接続した状態で、ケーブルの他端は、インバータ側接続具に対し電動機の軸中心を中心として周方向に変位した位置で電動機側接続具に接続される。従って、例えば鉛直方向(上,下方向)に並べて配置されたインバータ側接続具と電動機側接続具との間を接続する場合に比較して、ケーブルを配設するのに必要な距離を大きく確保することができる。この結果、大径で曲がりにくいケーブルを用いる場合でも、このケーブルをインバータ側接続具と電動機側接続具との間で適宜に曲げることができ、インバータ側接続具と電動機側接続具との間をケーブルを用いて容易に接続することができる。
しかも、ケーブルを電動機ケーシングの外面に巻き付けるように配置することができるので、ケーブルを、インバータケーシングおよび電動機ケーシングの外面に密接させることができる。この結果、電動機、インバータ装置、ケーブルが占めるスペースを小さく抑え、電動機およびインバータ装置の近傍に他の搭載機器を配置することができるので、種々の搭載機器を車体に配置するときのレイアウトの自由度を高めることができる。
請求項4の発明によれば、旋回装置の旋回モータを電動機によって構成したので、この電動機の上側にインバータ装置を取付けることにより、電動機、インバータ装置およびケーブルの占有スペースを1か所にまとめることができる。この結果、旋回装置の周囲に他の搭載機器を配置するスペースを確保することができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 旋回フレーム上にエンジン、電動機、電動機用インバータ装置、ケーブル、蓄電装置等を取付けた状態を示す平面図である。 旋回フレーム上に電動機、電動機用インバータ装置、ケーブル、蓄電装置等を取付けた状態を示す斜視図である。 減速機、電動機、電動機用インバータ装置、ケーブルを拡大して示す斜視図である。 電動機、電動機側接続具、電動機用インバータ装置、インバータ側接続具、ケーブルを図4中の矢示V−V方向からみた拡大図である。 電動機、電動機側接続具、電動機用インバータ装置、インバータ側接続具、ケーブルを図5中の矢示VI−VI方向からみた平面図である。 電動機、電動機用インバータ装置、蓄電装置、発電電動機、発電電動機用インバータ装置の接続関係を示すブロック図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図7を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4とを備え、これら下部走行体2と上部旋回体4とにより車体が構成されている。上部旋回体4の前部側には作業装置5が俯仰動可能に設けられ、油圧ショベル1は、作業装置5によって土砂の掘削作業等を行う。
6は上部旋回体4のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム6は強固な支持構造体をなしている。旋回フレーム6は、図2に示すように、厚肉な平板状に形成され前,後方向に延びた底板6Aと、該底板6A上に立設され左,右方向で対面しつつ前,後方向に延びた左縦板6B及び右縦板6Cと、左縦板6Bから左側方に張出して設けられた複数の左張出しビーム6Dと、右縦板6Cから右側方に張出して設けられた複数の右張出しビーム6Eと、各左張出しビーム6Dの先端側に固着され前,後方向に延びた左サイドフレーム6Fと、各右張出しビーム6Eの先端側に固着され前,後方向に延びた右サイドフレーム6Gとにより大略構成されている。また、各左張出しビーム6Dのうち後側(カウンタウエイト7側)に位置する2本の左張出しビーム6Dの間には、前,後方向に延びる支持ビーム6Hが配設されている。
ここで、底板6Aの前,後方向の中間部位には、左,右の縦板6B,6C間に位置して後述の旋回装置20が設けられている。また、左,右の縦板6B,6Cの前端側には、作業装置5のフート部が回動可能に取付けられ、左,右の縦板6B,6Cの後端側には、作業装置5との重量バランスをとるカウンタウエイト7が取付けられている。さらに、支持ビーム6Hには後述の熱交換器9が支持されている。
8はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム6の後部側に配設されたエンジンを示している。エンジン8は、クランク軸(図示せず)の軸線が左,右方向に延びる横置き状態で、旋回フレーム6の左,右の縦板6B,6C上に配置されている。エンジン8の出力側には、後述の油圧ポンプ15と発電電動機16とが取付けられ、これら油圧ポンプ15と発電電動機16とは、エンジン8によって駆動されるものである。
9はエンジン8の左側に位置して旋回フレーム6の支持ビーム6H上に搭載された熱交換器で、該熱交換器9は、支持枠体10と、支持枠体10に支持されエンジン冷却水を冷却するラジエータ11、および作動油を冷却するオイルクーラ12等からなる1つのユニットとして形成されている。そして、熱交換器9は、エンジン8に取付けられた冷却ファン8Aからの冷却風がラジエータ11、オイルクーラ12に供給されることにより、エンジン冷却水、作動油等を冷却するものである。
13は旋回フレーム6の前部左側に設けられたキャブを示し、該キャブ13は運転室を画成するものである。14はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム6上に設けられた建屋カバーを示し、該建屋カバー14は、旋回フレーム6上に搭載されたエンジン8、熱交換器9、後述の油圧ポンプ15、発電電動機16、蓄電装置28等を覆うものである。
15はエンジン8の出力側に取付けられた油圧ポンプを示している。この油圧ポンプ15は、エンジン8によって駆動されることにより、油圧ショベル1に搭載された油圧アクチュエータに向けて作動用の圧油を吐出するものである。
16は油圧ポンプ15と共にエンジン8の出力側に取付けられた発電電動機を示している。ここで、図7に示すように、発電電動機16は、ケーブル17を介して発電電動機用インバータ装置18に電気的に接続されている。一方、発電電動機用インバータ装置18は、ケーブル19を介して後述の蓄電装置28および電動機用インバータ装置26に電気的に接続されている。
そして、発電電動機16は、エンジン8によって駆動されることにより発電し、発電した電力を後述する電動機22または蓄電装置28に供給するものである。一方、発電電動機16は、蓄電装置28からの電力によって駆動されることにより、エンジン8よる油圧ポンプ15の駆動を補助(アシスト)するものである。
ここで、発電電動機用インバータ装置18は、例えばトランジスタ、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等からなる複数のスイッチング素子を用いて構成されている。そして、発電電動機用インバータ装置18は、スイッチング素子のオン/オフを制御することにより、発電電動機16の発電時には、発電電動機16からの交流電力を直流電力に変換して電動機22または蓄電装置28に供給する。一方、発電電動機16によって油圧ポンプ15の駆動をアシストするときには、発電電動機用インバータ装置18は、蓄電装置28の直流電力から三相交流電力を生成し、この三相交流電力を発電電動機16に供給する。
次に、20は本実施の形態に用いられる電動式旋回装置を示している。この電動式旋回装置20は、旋回フレーム6の底板6A上に配置され、下部走行体2に対して上部旋回体4を旋回させるものである。ここで、図3および図4に示すように、電動式旋回装置20は、後述の減速機21と、旋回用の電動機22と、電動機用インバータ装置26と、ケーブル32とを含んで構成されている。
21は旋回フレーム6を構成する左,右の縦板6B,6C間に位置して底板6Aの中央部に立設された減速機を示し、該減速機21は、電動機22の回転を減速して旋回輪3に出力するものである。ここで、減速機21は、段付き円筒状の減速機ケーシング21Aと、該減速機ケーシング21A内に配置された遊星歯車減速機構(図示せず)と、減速機ケーシング21Aから下方に突出し下端部が旋回輪3の内歯車(図示せず)に噛合するピニオンとなった出力軸21Bとを含んで構成されている。
減速機ケーシング21Aの下端には環状のフランジ21Cが設けられ、このフランジ21Cを旋回フレーム6の底板6Aにボルト締めすることにより、減速機21が底板6A上に立設されている。
22は旋回用の電動機を示し、該電動機22は、旋回装置20の動力源を構成するもので、減速機21の上端に取付けられている。ここで、電動機22は、略円筒状をなす電動機ケーシング22Aと、該電動機ケーシング22Aの上端側を施蓋する蓋体22Bと、電動機ケーシング22A内に収容されたロータ等の回転機器(図示せず)と、電動機ケーシング22Aから下方に突出し、ロータの回転を出力する出力軸22Cとを含んで構成されている。
電動機ケーシング22Aの下端には環状のフランジ22Dが設けられ、このフランジ22Dは、減速機21を構成する減速機ケーシング21Aの上端部に、複数のボルト23を用いて取付けられる。これにより、電動機22の出力軸22Cが、減速機ケーシング21A内の遊星歯車減速機構の太陽歯車(図示せず)に結合された状態で、電動機22が減速機21の上端に取付けられている。
24は電動機22の上側に設けられた取付座を示し、該取付座24は、後述する電動機用インバータ装置26が取付けられるものである。ここで、取付座24は、矩形状の鋼板材を略C字状に折曲げることにより形成され、電動機22の蓋体22Bに当接すると共に蓋体22Bから上方に立上がる一対の脚部24Aと、各脚部24Aの上端を連結する上面部24Bとを有している。取付座24の各脚部24Aは、複数のボルト25を用いて電動機22の蓋体22Bに取付けられ、取付座24の上面部24Bは、蓋体22Bとの間に一定の間隔を保持する。そして、取付座24の上面部24Bには、後述する電動機用インバータ装置26が取付けられる構成となっている。
26は取付座24を介して電動機22の上側に一体的に取付けられた電動機用インバータ装置を示している。この電動機用インバータ装置26は、後述のケーブル32を用いて電動機22に電気的に接続されている。
電動機用インバータ装置26は、電動機22の電動機ケーシング22Aとは別部材からなるインバータケーシング26Aと、該インバータケーシング26A内に収容されたトランジスタ、IGBT等のスイッチング素子からなる電気部品(図示せず)とにより構成されている。そして、電動機用インバータ装置26は、スイッチング素子のオン/オフを制御することにより、蓄電装置28の直流電力から三相交流電力を生成し、この三相交流電力を電動機22に供給することにより、電動機22を駆動するものである。
ここで、インバータケーシング26Aは、上面26B、下面26C、前面26D、後面26E、左側面26F、右側面26Gによって囲まれた直方体の箱状に形成されている。そして、インバータケーシング26Aの下面26Cを取付座24の上面部24Bに当接させた状態で、インバータケーシング26Aは、複数のボルト・ナット27を用いて取付座24に着脱可能に取付けられている。これにより、電動機用インバータ装置26は、取付座24を介して電動機22の上側に一体的に取付けられ、電動機22が占有するスペースと電動機用インバータ装置26が占有するスペースとを1か所にまとめることができる構成となっている。
28は発電電動機16によって発電された電力を蓄電する蓄電装置を示し、該蓄電装置28は、例えばキャパシタによって構成されている。蓄電装置28は、図2に示すように、熱交換器9の左側に並んで旋回フレーム6上に配置されている。ここで、蓄電装置28は、ケーブル19を介して発電電動機用インバータ装置18に電気的に接続されると共に、ケーブル29を介して電動機用インバータ装置26に電気的に接続されている(図7参照)。この場合、ケーブル29は、旋回フレーム6の左縦板6Bを跨いで左,右方向に延び、ケーブル29の一端側29Aは、蓄電装置28の前面28Aから蓄電装置28に接続され、ケーブル29の他端側29Bは、インバータケーシング26Aの後面26Eから発電電動機用インバータ装置18に接続されている。
ここで、蓄電装置28は、発電電動機16が発電を行うときには、発電電動機16から供給される電力を充電し、発電電動機16が油圧ポンプ15の駆動をアシストするときには、発電電動機16に向けて駆動電力を供給する。一方、蓄電装置28は、電動機22が旋回装置20を駆動するときには、電動機22に向けて駆動電力を供給し、上部旋回体4の慣性回転によって電動機22が回生動作を行うときには、電動機22から供給される回生電力を充電する。このように、蓄電装置28は、発電電動機16によって発電された電力を蓄電することに加え、上部旋回体4の慣性回転時に旋回装置20の電動機22が発生した回生電力を蓄電する構成となっている。なお、蓄電装置28は、リチウムイオン電池等の充電池によって構成してもよい。
30は電動機用インバータ装置26のインバータケーシング26Aに設けられたインバータ側接続具を示している。このインバータ側接続具30は、端子台、コネクタ等により構成され、インバータケーシング26Aの左側面26Fに取付けられている。そして、インバータ側接続具30は、電動機用インバータ装置26と後述するケーブル32の一端32Aとの間を接続するものである。
31は電動機22の電動機ケーシング22Aに設けられた電動機側接続具を示している。この電動機側接続具31は、端子台、コネクタ等により構成され、電動機ケーシング22Aの外周面22Eに取付けられている。そして、電動機側接続具31は、電動機22と後述するケーブル32の他端32Bとの間を接続するものである。
ここで、図4ないし図6に示すように、インバータ側接続具30と電動機側接続具31とは、上,下方向で重り合わない位置に配置されている。即ち、電動機22の軸中心をA−Aとすると、インバータ側接続具30と電動機側接続具31とは、電動機22の軸中心A−Aを中心とする円周方向において互いに異なる位置に配置され、例えば電動機22の軸中心A−Aを中心として角度αだけ離間している。
32は電動機22と電動機用インバータ装置26との間を電気的に接続するケーブルを示している。このケーブル32は、電動機22と電動機用インバータ装置26との間で三相交流が流れるもので、電動機用インバータ装置26と蓄電装置28との間を接続するケーブル29に比較して大径に形成されている。
ここで、ケーブル32の長さ方向の一端(上端)32Aは、電動機用インバータ装置26のインバータケーシング26Aに設けられたインバータ側接続具30に接続され、ケーブル32の長さ方向の他端32Bは、電動機22の電動機ケーシング22Aに設けられた電動機側接続具31に接続されている。これにより、ケーブル32は、インバータケーシング26Aの左側面26F(外面)と、電動機ケーシング22Aの外周面22Eとに沿って上,下方向に延びるように配置されている。
このように、ケーブル32が、インバータケーシング26Aの左側面26Fと電動機ケーシング22Aの外周面22Eとに沿って上,下方向に延びることにより、電動機22と、電動機用インバータ装置26と、ケーブル32とが占有するスペースを1か所にまとめることができる構成となっている。
一方、図5に示すように、ケーブル32の長さ方向の中間部位は、電動機側接続具31よりも下側位置でU字状に屈曲した屈曲部32Cとなり、この屈曲部32Cはケーブル32の最下部に配置されている。従って、ケーブル32の一端32Aと屈曲部32Cとの間は、インバータ側接続具30から鉛直下向きに延び、ケーブル32の他端32Bと屈曲部32Cとの間は、電動機側接続具31から斜め下向きに延びている。この場合、ケーブル32の他端32Bの上,下方向に対する傾斜角度βは、例えば45°程度に設定されている。
これにより、例えばケーブル32に付着した雨水等の水分が、ケーブル32を伝って流下したとしても、この水分を、ケーブル32の最下部に位置する屈曲部32Cに導き、下方に落下させることができる構成となっている。
さらに、インバータケーシング26Aに設けられたインバータ側接続具30と、電動機ケーシング22Aに設けられた電動機側接続具31とは、電動機22の軸中心A−Aを中心として角度αだけ離間した位置に配置されている。従って、ケーブル32の一端32Aをインバータ側接続具30に接続した状態で、ケーブル32の他端32Bは、インバータ側接続具30に対し電動機22の軸中心A−Aを中心として周方向に変位した位置で電動機側接続具31に接続される。
このため、例えば鉛直方向(上,下方向)に並べて配置されたインバータ側接続具と電動機側接続具との間を接続する場合に比較して、ケーブル32を配設するのに必要な距離を大きく確保することができる。従って、大径で曲がりにくいケーブル32を、インバータ側接続具30と電動機側接続具31との間で適宜に曲げることができる。また、ケーブル32を、電動機ケーシング22Aの外周面22Eに巻き付けるように配置することができるので、ケーブル32を、インバータケーシング26Aおよび電動機ケーシング22Aの外面に密接させることができる構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き旋回装置20を備えるもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業現場まで自走し、旋回装置20によって上部旋回体4を旋回させつつ、作業装置5を用いて土砂の掘削作業を行う。
ここで、上部旋回体4の旋回動作を行うときには、電動機用インバータ装置26が、蓄電装置28の直流電力から三相交流電力を生成し、この三相交流電力をケーブル32を通じて電動機22に供給する。これにより、電動機22の出力軸22Cが回転し、この出力軸22Cの回転が減速機21によって減速される。そして、減速機21によって減速された高トルクの回転が、出力軸21Bのピニオンから旋回輪3の内歯車(図示せず)に伝達されることにより、下部走行体2に対して上部旋回体4を旋回させることができる。
一方、上部旋回体4が慣性回転を行うときには、電動機22が回生電力を発生し、この回生電力がケーブル32を通じて電動機用インバータ装置26に供給される。そして、電動機22からの回生電力は、電動機用インバータ装置26によって直流電力に変換された後、蓄電装置28に蓄電することができる。
ここで、本実施の形態によれば、旋回装置20を構成する電動機22の上側に、電動機用インバータ装置26を一体的に取付ける構成としている。これにより、旋回フレーム6上において、電動機22が占有するスペースと電動機用インバータ装置26が占有するスペースとを1か所にまとめることができる。
従って、例えば電動機22と電動機用インバータ装置26とを、旋回フレーム6上の2か所に分けて個別に配置する場合に比較して、電動機22と電動機用インバータ装置26とが占有するスペースを低減することができる。この結果、旋回フレーム6上に種々の搭載機器を配置するときのレイアウトの自由度を高めることができる。
しかも、電動機用インバータ装置26と電動機22との間を接続するケーブル32は、インバータケーシング26Aの左側面26Fと電動機ケーシング22Aの外周面22Eとに沿って上,下方向に延びるように配置されている。これにより、電動機用インバータ装置26と、電動機22と、ケーブル32が占有するスペースを1か所にまとめることができる。
従って、例えば電動機22と電動機用インバータ装置26とを2か所に分けて配置する場合に比較して、電動機22と電動機用インバータ装置26との間で大径で長尺なケーブルを取り回す必要がなく、このケーブルの取り回しに要するスペースを不要とすることができる。また、ケーブル32を可及的に短縮することができるので、ケーブル32を用いて電動機22と電動機用インバータ装置26との間を接続するときの作業性を高めることができる。
また、ケーブル32の長さ方向の一端32Aは、インバータケーシング26Aに設けられたインバータ側接続具30に接続され、ケーブル32の長さ方向の他端32Bは、電動機ケーシング22Aに設けられた電動機側接続具31に接続され、ケーブル32の長さ方向の中間部位は、電動機側接続具31よりも下側位置でU字状に屈曲した屈曲部32Cとなっている。これにより、屈曲部32Cはケーブル32の最下部に配置され、ケーブル32の一端32Aと屈曲部32Cとの間は、インバータ側接続具30から鉛直下向きに延び、ケーブル32の他端32Bと屈曲部32Cとの間は、電動機側接続具31から斜め下向きに延びる構成となっている。
従って、例えばケーブル32に付着した雨水等の水分が、ケーブル32を伝って流下したとしても、この水分を、ケーブル32の最下部に位置する屈曲部32Cに導き、下方に落下させることができる。この結果、雨水等の水分が、ケーブル32を通じて電動機側接続具31へと流れ、さらに、電動機側接続具31から電動機ケーシング22A内に浸入するのを抑えることができるので、電動機22を保護することができる。
さらに、インバータケーシング26Aに設けられたインバータ側接続具30と、電動機ケーシング22Aに設けられた電動機側接続具31とを、電動機22の軸中心A−Aを中心として角度αだけ離間した位置に配置する構成としている。これにより、ケーブル32の一端32Aをインバータ側接続具30に接続した状態で、ケーブル32の他端32Bを、インバータ側接続具30に対し電動機22の軸中心A−Aを中心として周方向に変位した位置で電動機側接続具31に接続することができる。
従って、例えば鉛直方向(上,下方向)に並べて配置されたインバータ側接続具と電動機側接続具との間を接続する場合に比較して、ケーブル32を配設するのに必要な距離を大きく確保することができる。この結果、大径で曲がりにくいケーブル32を、インバータ側接続具30と電動機側接続具31との間で適宜に曲げることができる。しかも、ケーブル32を、電動機ケーシング22Aの外周面22Eに巻き付けるように配置することができるので、ケーブル32を、インバータケーシング26Aおよび電動機ケーシング22Aの外面に密接させることができる。この結果、電動機22、電動機用インバータ装置26、ケーブル32が占めるスペースを小さく抑え、電動機22および電動機用インバータ装置26の近傍に他の搭載機器を配置することができるので、種々の搭載機器を旋回フレーム6上に配置するときのレイアウトの自由度を高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、旋回装置20の旋回モータとして電動機22を用い、この電動機22の上側に電動機用インバータ装置26を一体的に取付けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば発電電動機16の上側に発電電動機用インバータ装置18を取付ける構成としてもよい。
また、例えばホイール式の下部走行体を備えたホイール式建設機械の走行モータとして用いられる電動機の上側に、電動機用インバータ装置を取付ける構成としてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、建設機械として油圧ショベル1を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホイール式油圧ショベル、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
4 上部旋回体(車体)
20 旋回装置
22 電動機
22A 電動機ケーシング
22E 外周面
26 電動機用インバータ装置
26A インバータケーシング
26F 左側面(外面)
30 インバータ側接続具
31 電動機側接続具
32 ケーブル
32C 屈曲部

Claims (4)

  1. 自走可能な車体と、該車体に取付けられた電動機ケーシング内に回転機器が収容された電動機と、該電動機とは別部材からなるインバータケーシング内に電気部品が収容され前記電動機の動作を制御するインバータ装置と、前記電動機と前記インバータ装置との間を電気的に接続するケーブルとを備えてなる建設機械において、
    前記インバータ装置は前記電動機の上側に一体的に取付ける構成とし、
    前記ケーブルは前記インバータ装置のインバータケーシングの外面と前記電動機の電動機ケーシングの外面とに沿って上,下方向に延びるように配置する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記インバータ装置のインバータケーシングにはインバータ側接続具を設け、前記電動機の電動機ケーシングには電動機側接続具を設け、
    前記ケーブルは、前記インバータ側接続具と前記電動機側接続具との間を接続し、中間部位が前記電動機側接続具よりも下側位置でU字状に屈曲した屈曲部となる構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記インバータ装置のインバータ側接続具と前記電動機の電動機側接続具とは、前記電動機の軸中心を中心とする円周方向において互いに異なる位置に配置する構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記車体は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記下部走行体と前記上部旋回体との間に設けられ前記下部走行体に対して前記上部旋回体を旋回させる旋回モータを備えた旋回装置とにより構成し、
    前記旋回装置の旋回モータは前記電動機により構成してなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
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