JP2015101251A - 自動二輪用制御装置および自動二輪用制御方法 - Google Patents

自動二輪用制御装置および自動二輪用制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 認証のための要求信号送信の条件となる手間のかかる操作を不要とするハンドルロック解錠とエンジン始動が可能となると共に、手間のかかる操作を不要としつつも不用意なエンジン始動を回避する自動二輪用の制御装置を提供する。【解決手段】 自動二輪用制御装置50の認証部70は、グリップセンサ12の検出に基づいて第1要求信号RS1を携帯機60に対して送信し、ハンドル施解錠制御部51は、認証部70が第1要求信号に対する正規の第1応答信号AS1を受信した場合に、ハンドル10を解錠状態とし、さらに、認証部70は、ハンドル10の解錠状態におけるシートセンサ21の検出に基づいて第2要求信号RS2を携帯機に対して送信し、エンジン始動制御部52は、認証部70が第2要求信号に対する正規の第2応答信号AS2を受信した場合にエンジン30を始動する。【選択図】 図1

Description

本発明は、自動二輪用制御装置および自動二輪用制御方法に関し、特に使用者が携帯する携帯機と通信を行うことで認証を行う自動二輪用制御装置および自動二輪用制御方法に関する。
従来から、自動二輪車と携帯機との間で通信を行い、認証を行うことでハンドルロック等の解錠やエンジンの始動を行う自動二輪車用の制御装置や制御方法が知られている。例えば、特許文献1は、信頼性の向上を図るため自動二輪車などの車両におけるアイドルストップからのエンジン始動方法を開示している。このエンジン始動方法は、アイドルストップ状態からのエンジン始動条件として、シート着座スイッチがオン状態であることと、ハンドルグリップスイッチがオン状態であることと、スロットルが閉ポジションから開ポジションになったことをスロットル開度センサが検出したことの3つの条件を全て満たしたことを条件にして、アイドルストップ状態からのエンジンを始動させる。
また、特許文献2は、使い勝手を向上させるための自動二輪車のハンドルロック装置を開示している。この自動二輪車のハンドルロック装置は、認証処理を開始させる近接センサをハンドルの左右のグリップに設け、ユーザが左右いずれかのグリップを握ったことを条件にして携帯機へ信号を送信して認証処理を行い、認証が成立した場合にハンドルロックを解除する。
また、特許文献3は、シート下のヘルメット収納スペース内に携帯機を置いても携帯機との交信を確実に行えるようにして、荷物の閉じ込み等を回避する自動二輪用電子キーシステムを開示している。この自動二輪用電子キーシステムは、収納スペースを開けるための操作スイッチを操作することを条件にして送出されるリクエスト信号に基づいて、携帯機が送信する応答信号を照合して、正規のユーザからの要求であると判別した場合に、シートロックの解除指示を出力する。
また、特許文献4は、自動二輪への乗車時における使用者の一連の動作の中でスムーズに制御装置を起動することができるようにして、電子キーによる起動の操作性を向上させた車両用電子キーシステムを開示している。この車両用電子キーシステムは、使用者が乗車した際に、使用者の近傍に位置するウィンカースイッチやホーンスイッチ等の複数のスイッチのうち、予め設定されたスイッチのON操作を行うことを条件にして、電子キーに対してリクエスト信号を出力し、そのリクエスト信号に対する応答信号を照合して正規の使用者からの要求であると判別した場合に、ハンドルロックの解除指示を出力する。
また、特許文献5は、ライダーがいずれの方向から接近しても確実に送受信可能なスマートキーシステムを備えた鞍乗型車両を開示している。この鞍乗型車両は、車両に搭載された制御装置と、制御装置からアンテナを介して送信されたリクエスト信号の受信に基づいて応答信号を送信する携帯機とからなるスマートキーシステムとを備える。そして、この制御装置には、リクエストスイッチとアンテナとは車両の前後方向のラインに沿って配置されており、リクエストスイッチを押すことを条件にしてリクエスト信号を送信する。
また、特許文献6は、認証及び始動等に必要なスイッチを統合し、かつ統一的に操作できるようにして操作性を向上させたハンドルロック装置を開示している。このハンドルロック装置は、プッシュプッシュスイッチを2段のプッシュスイッチとして構成し、操作ノブを半押しすることを条件にして、可動接点が半押し固定接点と導通して認証時のプッシュ式起動スイッチとして機能する。そして、同装置は、認証成立後ハンドルロックを解除し、さらに操作ノブを全押しすると可動接点が全押し固定接点と導通してエンジンのプッシュ式始動スイッチとして機能する。
また、特許文献7は、始動スイッチと受信部を一体化し、小型化を図るようにした駆動源搭載機器の盗難防止装置を開示している。この盗難防止装置は、駆動源を始動させるための始動スイッチを備えると共に、ID情報が格納される電子キーを操作者が操作したことを条件にして、駆動源の始動を許可するための認証を行う。
特開2002−235574号公報 特開2008−155824号公報 特開2004−116261号公報 特開2004−116176号公報 特開2007−099049号公報 特開2010−235075号公報 特開2011−121450号公報
しかし、上述した文献が開示する制御装置等は、使用者の何らかの意識的な行為、例えば使用者のスイッチ操作が条件となって、自動二輪車側から携帯機へ認証のための要求信号が送出されるので、使用者にとっては手間がかかるものである。一方、手間を省く場合であっても不用意にエンジンを始動させてしまうことは回避すべきことである。
そこで、本発明では、正規な使用者に対しては、認証のための要求信号送信の条件となる手間のかかる操作を不要とするハンドルロック解錠とエンジン始動が可能となると共に、手間のかかる操作を不要としつつも不用意なエンジン始動を回避する自動二輪用の制御装置および制御方法を提供する。
上記課題を解決するために、自動二輪車の使用者が携帯する携帯機との通信に基づいて正規の使用者であることを認証する認証部と、その自動二輪車のハンドルのグリップへの使用者の近接または接触を検出するグリップセンサからグリップセンサ信号の入力を受け付けるグリップセンサ信号入力部と、自動二輪車のシートへの着座を検出するシートセンサからシートセンサ信号の入力を受け付けるシートセンサ信号入力部と、自動二輪車のエンジンの始動を制御するエンジン始動制御部と、ハンドルの施錠/解錠を制御するハンドル施解錠制御部と、を備え、認証部は、グリップセンサ信号入力部からのグリップセンサ信号に基づいて第1要求信号を携帯機に対して送信し、ハンドル施解錠制御部がハンドルを解錠状態に制御した場合において、シートセンサ入力部からのシートセンサ信号に基づいて第2要求信号を携帯機に対して送信し、認証部が第1要求信号に対する携帯機からの正規の第1応答信号を受信した場合に、ハンドル施解錠制御部は、ハンドルを解錠状態とし、認証部が第2要求信号に対する携帯機からの正規の第2応答信号を受信した場合に、エンジン始動制御部は、エンジンを始動する、自動二輪用制御装置が提供される。
これによれば、正規な使用者に対しては、認証のための要求信号送信の条件となる手間のかかる操作を不要とするハンドルロック解錠とエンジン始動が可能となると共に、ハンドルロック解錠のための認証とエンジン始動のための認証を別々に行うことで使用者が意図しない不用意なエンジン始動を回避する自動二輪用制御装置を提供することができる。
さらに、認証部は、正規の第1応答信号を受信した後、第1要求信号の送信を停止することを特徴としてもよい。
これによれば、ハンドルロック解錠後使用者がハンドルのグリップを握って手押ししている場合などに要求信号の送信を止めることで、無駄な要求信号の送信とそれに伴う携帯機の応答信号の送信を防止することができ、自動二輪側および携帯機側のバッテリの消耗を少なくすることができる。
さらに、自動二輪車のスロットルの開操作を検出するスロットルセンサからスロットルの開操作を示すスロットルセンサ信号の入力を受け付けるスロットルセンサ信号入力部をさらに備え、ハンドルの解錠状態におけるシートセンサの検出後であってスロットルセンサ信号入力部からスロットルセンサ信号を受信した場合に、エンジン始動制御部は、エンジンを始動することを特徴としてもよい。
これによれば、使用者がハンドルグリップを握った後シートに着座し、その後にスロットルを開操作するという使用者の自然な一連の動作により、エンジンを始動させることができ、エンジン始動に当たり使用者にとっての無駄な動作が不要となり手間をなくすことができると共に、エンジンを始動させるための動作として適切なこの一連の動作を行った時にのみエンジンを始動させることができるので、エンジンを不用意に始動させることを回避することができる。
また、上記課題を解決するために、自動二輪車のハンドルのグリップへの使用者の近接または接触を検出した時にその使用者が携帯する携帯機を認証する第1ステップと、第1ステップの認証が成功した後、ハンドルのロックを解錠する第2ステップと、第2ステップの解錠が行われた後、自動二輪車のシートへの着座を検出した時に携帯機を認証する第3ステップと、第3ステップの認証が成功した後、自動二輪車のエンジンを始動する第4ステップと、を含む自動二輪用制御方法が提供される。
これによれば、正規な使用者に対しては、認証のための要求信号送信の条件となる手間のかかる操作を不要とするハンドルロック解錠とエンジン始動が可能となると共に、ハンドルロック解錠のための認証とエンジン始動のための認証を別々に行うことで使用者が意図しない不用意なエンジン始動を回避する自動二輪用制御方法を提供することができる。
さらに、第3ステップの認証が成功した後、自動二輪車のスロットルの開操作を検出した場合にエンジンを始動するステップを含むことを特徴としてもよい。
これによれば、使用者がハンドルグリップを握った後シートに着座し、その後にスロットルを開操作するという使用者の自然な一連の動作により、エンジンを始動させることができ、エンジン始動に当たり使用者にとっての無駄な動作が不要となり手間をなくすことができると共に、エンジンを始動させるための動作として適切なこの一連の動作を行った時にのみエンジンを始動させることができるので、エンジンを不用意に始動させることを回避することができる。
以上説明したように、本発明によれば、正規な使用者に対しては、認証のための要求信号送信の条件となる手間のかかる操作を不要とするハンドルロック解錠とエンジン始動が可能となると共に、手間のかかる操作を不要としつつも不用意なエンジン始動を回避する自動二輪用の制御装置および制御方法を提供することができる。
本発明に係る第一実施例の自動二輪用制御装置等を示すブロック図。 本発明に係る第一実施例の自動二輪用制御装置おける制御方法を示すフローチャート。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る実施例について説明する。
<第一実施例>
図1は、本実施例における自動二輪用制御装置50および同装置を含む自動二輪車1のブロック図である。自動二輪用制御装置50は、使用者が携帯する携帯機60と通信を行うことで認証を行う自動二輪用の制御装置である。自動二輪車1は、自動二輪用制御装置50を備えると共に、使用者が自動二輪車1を操舵するハンドル10と、使用者が座るシート20と、自動二輪車1を駆動するエンジン30と、携帯機60と通信を行うLF送信部2とUHF受信部3とを備える。
ハンドル10は、使用者が握るグリップ11と、そのグリップ11に設けられたグリップセンサ12を有する。グリップセンサ12は、使用者の体の一部である手が近接または接触したことを検出するセンサであり、その検出方法は、特に限定されることはない。例えば、電極が絶縁体を挟んでコンデンサを構成する静電容量型や、赤外線発光素子とその反射光を受けとって電気信号に変換する受光素子とから構成される赤外線型であってもよい。また、グリップセンサは、近接しただけでは検出せず、グリップへの接触があった時や所定の圧力が加えられた時に検出する感圧素子などから構成されるセンサであってもよい。グリップセンサ12は、使用者が手をハンドルのグリップに近づけたり握るなどしたことを検出する。なお、グリップセンサ12は、片方のグリップにだけ設けられてもよいし、両方に設けられてもよい。
シート20は、使用者が座ったことを検出するシートセンサ21を有する。シートセンサ21は、感圧素子がシートに設けられて、使用者の体重の一部を想定した所定の圧力が加えられた時に使用者の着座を検出する。エンジン30は、使用者がエンジン30の出力を調節するスロットル31を有し、またスロットル31を閉から開にする開操作を検出するスロットルセンサ32を有していてもよい。
自動二輪用制御装置50は、グリップセンサ信号入力部53と、シートセンサ信号入力部54と、認証部70と、ハンドル施解錠制御部51と、エンジン始動制御部52とを備える。グリップセンサ信号入力部53は、グリップセンサ12からグリップセンサ信号の入力を受け付ける。シートセンサ信号入力部54は、シートセンサ21からシートセンサ信号の入力を受け付ける。また、自動二輪用制御装置50は、スロットルセンサ信号入力部55をさらに備えて、スロットルセンサ32からスロットルの開操作を示すスロットルセンサ信号の入力を受け付けてもよい。
認証部70は、携帯機60との通信に基づいて正規の携帯機60であることを認証する。具体的には、携帯機60からの送信信号に含まれる識別信号と認証部70が保持している識別情報とが一致した場合に、信号を送信した携帯機60が正規であると判定する。そして、正規の携帯機60を所持している者を正規の使用者であるとする。認証部70は、グリップセンサ信号入力部53がグリップセンサ信号の入力を受け付けた場合、即ちグリップセンサ12が使用者が近接または接触したと検出した場合、その検出に基づいて第1要求信号RS1をLF送信部2を介して携帯機60に対して送信する。また、ハンドル10が解錠状態である時に、認証部70は、シートセンサ信号入力部54がシートセンサ信号の入力を受け付けた場合、即ちシートセンサ21が使用者が着座したと検出した場合、その検出に基づいて第2要求信号RS2をLF送信部2を介して携帯機60に対して送信する。なお、ハンドル10が解錠状態である時とは、ハンドル施解錠制御部51がハンドル10を解錠状態に制御した場合を言う。
認証部70は、携帯機60が第1要求信号RS1に対して正規の使用者であることを示すため返信した第1応答信号AS1をUHF受信部3を介して受信した場合、ハンドル施解錠制御部51に認証が成功したことを通知する。また、認証部70は、携帯機60が第2要求信号RS2に対して正規の使用者であることを示すため返信した第2応答信号AS2をUHF受信部3を介して受信した場合、エンジン始動制御部52に認証が成功したことを通知する。なお、本実施例では、正規の使用者であることを認証する認証部は自動二輪用制御装置側に存在するが、これに限定されず、例えば、正規の使用者であることを認証する機能については、携帯機側に有していてもよい。
なお、本実施例では、携帯機60とLF送信部2の間はLF(Low Frequency)帯、携帯機60とUHF受信部3の間はUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いた無線通信を行うが、これに限定されない。携帯機60は自動二輪車1の鍵として機能することから、自動二輪車1と携帯機60との間の通信方式には、セキュリティに優れた独自の通信方式が採用される。
ハンドル施解錠制御部51は、ハンドル10の施錠/解錠を制御する。ハンドル施解錠制御部51は、携帯機60から正規の使用者であることを示す第1応答信号AS1を受信し認証の成功の通知を認証部70から受けた場合、ハンドルロック解錠信号をハンドル10に対して送出し、ハンドル10を解錠状態とする。
エンジン始動制御部52は、エンジン30の始動を制御する。エンジン始動制御部52は、認証部70から携帯機60の認証が成功したことを示す第2応答信号AS2を受信した場合、エンジン始動信号をエンジン30に対して送出し、エンジン30を始動する。
これによれば、正規な使用者に対しては、認証のための要求信号送信の条件となる手間のかかる操作を不要とするハンドルロック解錠とエンジン始動が可能となる。また、これと共に、ハンドルロック解錠のための認証とエンジン始動のための認証を別々のタイミングに行っている。このように2つの認証を異なるタイミングで行うことで、使用者が意図しない不用意なエンジン始動を回避する自動二輪用制御装置を提供することができる。自動二輪車においては、四輪車とは異なり、エンジン停止中に使用者がハンドルのグリップを握るなどして手押しして移動させることができるなど、ハンドルロック解錠のタイミングとエンジン始動のタイミングは、時間的に大きな開きがあることがある。本発明は、かかる場合であっても、使用者が意図しない不用意なエンジン始動を回避することができる。
また、エンジン始動制御部52は、シートセンサ21が使用者の着座を検出した後に、さらにスロットルセンサ32がスロットル31の開操作を検出して、スロットルセンサ信号入力部55がスロットルの開操作を示すスロットルセンサ信号の入力を受け付けた場合に、エンジン始動信号をエンジン30に対して送出し、エンジン30を始動してもよい。こうすることで、使用者がグリップ11を握った後シート20に着座し、その後にスロットル31を開操作するという使用者の自然な一連の動作により、エンジンを始動させることができる。また、エンジン始動に当たり使用者にとっての無駄な動作が不要となり手間をなくすことができると共に、エンジンを始動させるための動作として適切なこの自然な一連の動作を行った時にのみエンジンを始動させることができるので、エンジンを不用意に始動させることを回避することができる。
図2を参照し、自動二輪用制御装置50の制御方法についてさらに詳しく説明する。図2は、自動二輪用制御装置50の制御を示すフローチャートである。なお、フローチャートにおけるステップはSと省略して記載する。
まず、自動二輪用制御装置50のグリップセンサ信号入力部53は、S100において、グリップセンサ12からのグリップセンサ信号を検出したか否かを確認する。同信号を検出しない場合は、特に何も行わない(RETURNされる)。同信号を検出した場合、自動二輪用制御装置50は、S102において、その時点でハンドルロックが解錠されている状態か否かを確認する。ハンドルロックが解錠状態であるかどうかは、ハンドル10のロック機構(図示せず)に問い合わせて得てもよいし、自動二輪用制御装置50がその状況を保持していてもよい。
ハンドルロックが解錠状態である場合には、以下の処理(S104〜S108)は不要なので、S110を行う。ハンドルロックが解錠状態でなかった場合には、自動二輪用制御装置50の認証部70は、S100でのグリップセンサ信号の検出を受けて、S104において、認証のため第1要求信号RS1を携帯機60に対してLF送信部2を介して送信する。
携帯機60は、S200において、自動二輪用制御装置50が送信した第1要求信号RS1を受信したか否かを確認している。受信した場合には、携帯機60は、S202において、正規の使用者であることを示す第1応答信号AS1を自動二輪用制御装置50に対して送信して、終了する。
自動二輪用制御装置50の認証部70は、S106において、前ステップ(S104)で送信した第1要求信号RS1に対する応答を受信したか否かを確認している。認証部70は、携帯機60からの第1応答信号AS1の受信を確認した時はハンドル施解錠制御部51へ通知し、ハンドル施解錠制御部51は、S108において、ハンドル10に対してハンドルのロックを解錠するハンドルロック解錠信号を送出する。ハンドル10のロック機構は、ハンドルロック解錠信号を受け取ったら、ハンドルロックを解錠する。
なお、認証部70は、正規の第1応答信号AS1を受信した後、第1要求信号RS1の送信を停止することが好ましい。自動二輪車では、エンジン停止中に使用者が手で押して移動させることができる。その際には、グリップ11を握りながら移動させるため、グリップ11を握っている間に継続的に要求信号を送信し、携帯機と通信を行ってしまう。そうすると、自動二輪側および携帯機側のバッテリを無駄に消耗することになってしまう。従って、正規の第1応答信号AS1を受信した後、第1要求信号RS1の送信を停止することで、ハンドルロック解錠後使用者がグリップ11を握って手押ししている場合などであっても、無駄な要求信号の送信とそれに伴う携帯機60の応答信号の送信を防止することができ、自動二輪側および携帯機側のバッテリの消耗を少なくすることができる。通常、自動二輪車に搭載されているバッテリは、自動車(四輪車)に搭載されているバッテリに比べて電力の容量が小さい。そのため、自動二輪車において不要な電力消費を抑えることの効果は大きい。
自動二輪用制御装置50のシートセンサ信号入力部54は、S110において、シートセンサ21からのシートセンサ信号を検出したか否かを確認する。同信号を検出した場合、自動二輪用制御装置50の認証部70は、S112において、認証のため第2要求信号RS2を携帯機60に対してLF送信部2を介して送信する。
携帯機60は、S200において第1要求信号RS1以外の信号を受信した場合には、S204において、自動二輪用制御装置50が送信した第2要求信号RS2を受信したか否かを確認している。受信した場合には、携帯機60は、S206において、正規の使用者であることを示す第2応答信号AS2を自動二輪用制御装置50に対して送信して、終了する。
自動二輪用制御装置50の認証部70は、S114において、前ステップ(S112)で送信した第2要求信号RS2に対する応答を受信したか否かを確認している。認証部70は、携帯機60からの第2応答信号AS2の受信を確認した時はエンジン始動制御部52へ通知し、エンジン始動制御部52は、S116において、エンジン30に対してエンジン始動信号を送出する。エンジン30は、エンジン始動信号を受け取ったら始動する。なお、第2要求信号RS2を受信しない場合は、特に何も行わない(RETURNされる)。
S110においてシートセンサ信号を検出しない場合は、自動二輪用制御装置50は、S118において、所定時間の間シートセンサ信号の検出を行い続ける。所定時間を経過した時、自動二輪用制御装置50のハンドル施解錠制御部51は、S120において、グリップセンサ信号を検出しなければハンドル10を施錠する信号を送出し、ハンドル10をロックする。
また、上記は、以下の4つのステップを有する自動二輪用の制御方法も含んでいる。即ち、この制御方法は、自動二輪車1のハンドル10のグリップ11への使用者の近接または接触を検出した時にその使用者が携帯する携帯機60を認証するステップと、この認証が成功した後ハンドル10のロックを解錠するステップと、この解錠が行われた後、自動二輪車1のシート20への着座を検出した時に携帯機60を認証するステップと、該認証が成功した後自動二輪車1のエンジン30を始動するステップと、を含む。
また、上述した4つのステップを有する自動二輪用の制御方法は、シート20への着座を検出した時に携帯機60を認証するステップの後に、自動二輪車1のスロットル31の開操作を検出した場合にエンジン30を始動するステップを含んでもよい。
かかる制御方法を行うことで、正規な使用者に対しては、認証のための要求信号送信の条件となる手間のかかる操作を不要とするハンドルロック解錠とエンジン始動が可能となる。また、これと共に、ハンドルロック解錠のための認証とエンジン始動のための2つの認証を、S104/S106およびS112/S114の異なるタイミングで行うことで、使用者が意図しない不用意なエンジン始動を回避することができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
1 自動二輪車
2 LF送信部
3 UHF受信部
10 ハンドル
11 グリップ
12 グリップセンサ
20 シート
21 シートセンサ
30 エンジン
31 スロットル
32 スロットルセンサ
50 自動二輪用制御装置
51 ハンドル施解錠制御部
52 エンジン始動制御部
53 グリップセンサ信号入力部
54 シートセンサ信号入力部
55 スロットルセンサ信号入力部
60 携帯機
70 認証部
RS1 第1要求信号
RS2 第2要求信号
AS1 第1応答信号
AS2 第2応答信号

Claims (5)

  1. 自動二輪車の使用者が携帯する携帯機との通信に基づいて正規の使用者であることを認証する認証部と、
    前記自動二輪車のハンドルのグリップへの使用者の近接または接触を検出するグリップセンサからグリップセンサ信号の入力を受け付けるグリップセンサ信号入力部と、
    前記自動二輪車のシートへの着座を検出するシートセンサからシートセンサ信号の入力を受け付けるシートセンサ信号入力部と、
    前記自動二輪車のエンジンの始動を制御するエンジン始動制御部と、
    前記ハンドルの施錠/解錠を制御するハンドル施解錠制御部と、
    を備え、
    前記認証部は、
    前記グリップセンサ信号入力部からのグリップセンサ信号に基づいて第1要求信号を携帯機に対して送信し、
    前記ハンドル施解錠制御部が前記ハンドルを解錠状態に制御した場合において、前記シートセンサ信号入力部からの前記シートセンサ信号に基づいて第2要求信号を携帯機に対して送信し、
    前記認証部が前記第1要求信号に対する前記携帯機からの正規の第1応答信号を受信した場合に、前記ハンドル施解錠制御部は、前記ハンドルを解錠状態とし、
    前記認証部が前記第2要求信号に対する前記携帯機からの正規の第2応答信号を受信した場合に、前記エンジン始動制御部は、前記エンジンを始動する、
    自動二輪用制御装置。
  2. 前記認証部は、前記正規の第1応答信号を受信した後、前記第1要求信号の送信を停止することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪用制御装置。
  3. 前記自動二輪車のスロットルの開操作を検出するスロットルセンサからスロットルの開操作を示すスロットルセンサ信号の入力を受け付けるスロットルセンサ信号入力部をさらに備え、
    前記ハンドルの解錠状態における前記シートセンサの検出後であって前記スロットルセンサ信号入力部からスロットルセンサ信号を受信した場合に、前記エンジン始動制御部は、前記エンジンを始動することを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪用制御装置。
  4. 自動二輪車のハンドルのグリップへの使用者の近接または接触を検出した時に前記使用者が携帯する携帯機を認証する第1ステップと、
    前記第1ステップの認証が成功した後、前記ハンドルのロックを解錠する第2ステップと、
    前記第2ステップの解錠が行われた後、前記自動二輪車のシートへの着座を検出した時に前記携帯機を認証する第3ステップと、
    前記第3ステップの認証が成功した後、前記自動二輪車のエンジンを始動する第4ステップと、
    を含む自動二輪用制御方法。
  5. 前記第3ステップの認証が成功した後、前記自動二輪車のスロットルの開操作を検出した場合に前記エンジンを始動するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の自動二輪用制御方法。
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