JP2015100876A - Conveyance tool - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)に使われる脆弱素子に見られるような極薄肉部を有する小型ワークを被搭載物に搭載する際に用いる搬送ツールに関するものである。 The present invention relates to a transfer tool used when a small work having an extremely thin wall portion as found in a fragile element used in MEMS (Micro Electro Mechanical Systems) is mounted on an object to be mounted.
従来、ワークを吸着して次の製造工程へ搬送する際、真空吸着による吸着動作が最も一般的である。しかしながら、極薄肉部を有する小型ワークの場合、真空吸着時に吸着ノズルからワークの表面に損傷を与える可能性が高い。そこで、吸着ノズルの吸着面とワークの表面との間に高速の空気流を形成し、負圧を発生させ、この負圧により、ワークの吸着を行うベルヌーイ法が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, the suction operation by vacuum suction is the most common when a workpiece is sucked and transported to the next manufacturing process. However, in the case of a small workpiece having an extremely thin wall portion, there is a high possibility that the surface of the workpiece is damaged from the suction nozzle during vacuum suction. Therefore, a Bernoulli method for forming a high-speed air flow between the suction surface of the suction nozzle and the surface of the work, generating a negative pressure, and sucking the work with this negative pressure is widely known (for example, Patent Document 1).
このような構成の従来の搬送装置の構造を示した模式断面図を図3Aに示す。 FIG. 3A is a schematic cross-sectional view showing the structure of a conventional transport apparatus having such a configuration.
本体103の底面の中央部には、ワーク102に向けて拡開するテーパ部105を設け、テーパ部105の内部に、その底面104aが本体103の底面103aと略同一平面を形成するバルブ形状のスタッド104を設けている。
A
これにより、本体103の底面103aには、テーパ部105の内周とスタッド104の外周との間に隙間110が形成され、テーパ部105の上方から、圧縮空気101を供給すると、圧縮空気101は、この隙間110からワーク102の外周に向けて噴出することになる。噴出された圧縮空気101は、本体103の底面103aとワーク102の表面102aとの間に噴流101aを形成し、ベルヌーイの原理で発生する負圧により、ワーク102の吸着を実現している。
As a result, a
しかしながら、従来のベルヌーイの原理で発生する負圧を利用した搬送装置では、本体103の底面103aとバルブ形状のスタッド104の底面104aとが略同一平面を形成しており、テーパ部105の内周とスタッド104の外周との間の隙間110から、本体103の底面103aの外周縁までが、吸着面106として作用する。このことから、吸着面106を確保するため、本体103を大型化せざるを得ず、小型ワークの吸着が困難であった。
However, in the conventional transfer device using the negative pressure generated by the Bernoulli principle, the
一方、本体103をコンパクト化し、小型ワークを吸着するために、吸着面の全周にわたり噴流を包囲することにより、本体103とワーク102との間に負圧を発生させて吸着するコアンダ効果を利用した搬送装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
On the other hand, in order to make the
このような構成の従来の搬送装置の構造を示した模式断面図を図3Bに示す。 FIG. 3B shows a schematic cross-sectional view showing the structure of a conventional transport apparatus having such a configuration.
この例では、スタッド114の底面114aが本体103の底面103aより上方に位置して、テーパ部105の内周とスタッド104の外周との間の隙間110から噴出した噴流は、流量面積が急速に拡がることにより、流速を低下させ、コアンダ効果により、スタッド114の端部底面114aとワーク102の表面102aとの間で形成される空間111を、本体103の底面103aに沿って外向きに向かう噴流101bで包囲して吸着面を確保することで、テーパ部105の外周縁と本体103の底面外縁までの距離を小さくしている。
In this example, the
しかし、わざわざ流速を低下させることにより、本体103の底面103aに沿って外向きに向かう噴流101aを形成しているので、大きな負圧を確実に維持するためには、必然的にテーパ部105の外周縁よりも大きいワークでなければ吸着ができなかった。
However, since the
本発明は、上記課題を考慮して、ワークの表面に損傷を与えることなく、極薄肉部を有する小型ワークを搬送できる搬送ツールを提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a transport tool capable of transporting a small workpiece having an extremely thin portion without damaging the surface of the workpiece.
上述した課題を解決するために、本発明の第1の態様は、軸方向に延びた第1の空気通路を内部に有するケース本体部を有し、前記ケース本体部の下部に、前記第1の空気通路の下端からワークの表面に対向する底面に向けて拡がったテーパ面を有するケースと、
前記第1の空気通路内に配置されたスタッド本体部と、前記スタッド本体部の下端に連結されて前記テーパ面に隙間をあけて対向するように配置されたテーパ部とを有するスタッドとを備え、
前記スタッドの前記本体部の側面に複数個の空気排出口を形成し、
前記スタッドの前記本体部の内部に軸方向に延在して前記空気排出口に繋がる第2の空気通路を形成し、
前記スタッドの前記テーパ部の下端部底面が、前記テーパ面の下端縁に位置する前記ケース本体部の底面より下方に位置して、前記スタッドの前記本体部の外面及び前記テーパ部の外面と前記ケースの前記第1の空気通路及び前記テーパ面との間で全周にわたりスリットを形成するように構成し、
前記スタッドの前記第2の空気通路の上方から圧縮空気を、前記空気排出口と前記スリットを介して、前記テーパ面に沿い、前記ケース本体部の底面側外周縁全周に向けて噴出させ、前記テーパ面外周縁全周から噴出した圧縮空気が、前記ケースの前記ケース本体部の前記底面及び前記ケース本体部の側面に沿って流れる高速空気流を形成して、前記スタッドの下端部底面近傍の空間を負圧に維持し、前記スタッドの前記下端部底面に前記ワークを吸着保持可能とする搬送ツールである。
In order to solve the above-described problem, a first aspect of the present invention includes a case main body having a first air passage extending in the axial direction therein, and the first main body is provided at a lower portion of the case main body. A case having a tapered surface extending from the lower end of the air passage toward the bottom surface facing the surface of the workpiece;
A stud having a stud main body disposed in the first air passage and a taper connected to the lower end of the stud main body and facing the tapered surface with a gap. ,
Forming a plurality of air outlets on the side surface of the main body of the stud;
Forming a second air passage extending in the axial direction inside the body portion of the stud and connected to the air outlet;
The bottom surface of the lower end of the tapered portion of the stud is located below the bottom surface of the case main body located at the lower edge of the tapered surface, and the outer surface of the main body of the stud and the outer surface of the tapered portion A slit is formed over the entire circumference between the first air passage of the case and the tapered surface,
Compressed air from above the second air passage of the stud is jetted toward the outer periphery of the bottom side of the case body along the tapered surface through the air outlet and the slit, Compressed air ejected from the entire outer periphery of the tapered surface forms a high-speed air flow that flows along the bottom surface of the case main body portion and the side surface of the case main body portion, and is near the bottom surface of the lower end of the stud. This is a transfer tool that can maintain the space at a negative pressure and suck and hold the workpiece on the bottom surface of the lower end portion of the stud.
また、本発明の第2の態様は、前記スタッドの前記下端部底面と前記ケース本体部の前記底面との距離が、0mmよりも大きく0.5mm以下になるように、前記スタッドの前記下端部底面が前記ケース本体部の前記底面よりも下方に突出して配置されている、第1の態様にかかる搬送ツールである。 The second aspect of the present invention is the lower end portion of the stud so that the distance between the bottom surface of the lower end portion of the stud and the bottom surface of the case main body portion is greater than 0 mm and equal to or less than 0.5 mm. It is a conveyance tool concerning a 1st aspect by which a bottom is projected and arranged below the bottom of the case body part.
また、本発明の第3の態様は、前記スタッドの前記テーパ部の外面の傾斜角度が、5度〜30度になるようにしている、第1または第2態様にかかる搬送ツールである。 Moreover, the 3rd aspect of this invention is a conveyance tool concerning the 1st or 2nd aspect which is trying for the inclination-angle of the outer surface of the said taper part of the said stud to be 5 degrees-30 degrees.
また、本発明の第4の態様は、前記空気排出口の下端縁を、前記テーパ面の外面の上端縁と同一面に位置するように配置している、第1〜第3のいずれか1つの態様にかかる搬送ツールである。 Moreover, the 4th aspect of this invention is arrange | positioned so that the lower end edge of the said air exhaust port may be located in the same surface as the upper end edge of the outer surface of the said taper surface, Any 1st-3rd It is a conveyance tool concerning one mode.
本発明の前記態様により、ワーク表面に損傷を与えることなく、極薄肉部を有する小型ワークを搬送できる搬送ツールを提供できる。 By the said aspect of this invention, the conveyance tool which can convey the small workpiece | work which has an ultra-thin part without damaging a workpiece | work surface can be provided.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施の形態)
図1Aは、本発明の1つの実施の形態における搬送ツール20の構造を示す模式断面図である。図1Bは、本発明の前記実施の形態の搬送ツール20のスタッド4を示す図である。
(Embodiment)
FIG. 1A is a schematic cross-sectional view showing the structure of the
搬送ツール20は、円筒状のケース3と、ケース3内に配置されたバルブ形状のスタッド4とを備えている。
The
ケース3は、軸方向に延びた第1の空気通路6を内部の中央部に形成したケース本体部3cを有している。ケース本体部3cの下部には、第1の空気通路6の下端から、ワーク2の表面に対向するケース3の底面3aに向けて拡がったテーパ面9を備えている。
The case 3 has a case
この第1の空気通路6内には、軸方向に沿ってスタッド4が、同心軸上に、ケース3のケース本体部3cの中央に固定されている。
In the
スタッド4は、円筒状スタッド本体部4aと、円筒状スタッド本体部4aの下部に、下端に向けて拡開する円錐形状のテーパ部5とが一体的に形成されて構成されている。このスタッド4のスタッド本体部4aの外周面には、スタッド4の長手軸方向沿いに複数の(例えば4個の)細長い空気排出口8a〜8dが軸周りに所定の間隔をあけて(例えば等間隔に)形成されている。スタッド本体部4aの内部の中央部には、これらの空気排出口8a〜8dに繋がる第2の空気通路7が例えば上端からスタッド4の長手軸方向にテーパ部5まで形成されている。なお、第2の空気通路7はテーパ部5を貫通していないため、第2の空気通路7の上端に供給された圧縮空気1は、空気排出口8a〜8dから排出されることになる。スタッド4のテーパ部5の下端部底面5aは、ケース3のテーパ面9の下端縁に位置する底面3aより下方に突出して位置するようにケース3に固定している。よって、スタッド4のスタッド本体部4aの外面及びテーパ部5の外面とケース3の第1の空気通路7の空気通路形成面3d及びテーパ面9との間で全周にわたり、筒状のスリット10を形成している。
The stud 4 is configured by integrally forming a cylindrical stud
スタッド本体部4aは、ケース3のケース本体部3cの第1の空気通路内に固定されているとともに、テーパ部5は、ケース3のテーパ面9に隙間をあけて対向するように固定されている。
The
よって、圧縮空気1は、スタッド4の第2の空気通路7の例えば上端から供給され、第2の空気通路7及び空気排出口8a〜8dを通り、スタッド4の外面とケース3の第1の空気通路6の空気通路形成面3dとの間及びスタッド4のテーパ部5の外周面とテーパ面9との間に形成されるスリット10に沿ってケース本体部3cの底面側外周縁全周に向けて噴出する。このとき、圧縮空気1は、空気排出口8a〜8dからケース3の第1の空気通路6の空気通路形成面3d及びテーパ面9の内周壁に向かって高速で排出される。そのため、スリット10を流れる空気は、流速が低下することなく、ケース3の第1の空気通路6の空気通路形成面3d及びテーパ面9の内周壁に吸い寄せられるように流れ、テーパ面9の底面外縁部(ケース本体部3cの底面側外周縁全周)に到り、ケース3の底面3a及び側面3bに沿って方向をそれぞれ転換して流れることになる。
Therefore, the compressed air 1 is supplied from, for example, the upper end of the
これにより、スタッド4の下端部底面近傍が、ケース3の底面3a及び側面3bに沿う高速噴流11で包囲されているため、ケース3の底面3aとワーク2の表面との間で噴流を形成しなくても、下端部底面近傍の空間の、ケース3の底面3aとワーク2の表面との間で大きな負圧が確実に維持されることになる。よって、ケース3のテーパ面9の外周縁で形成される枠形状より小さいワーク2でも、図1Aに示すように、吸着保持することができる。
Thereby, since the bottom face vicinity of the lower end part of the stud 4 is surrounded by the high-
ここで、仮に、従来のように、スタッド4の下端部底面(テーパ部5の底面)5aとテーパ面9の底面3aとの距離を0mmとなるように、すなわち、スタッド4の下端部底面5aとテーパ面9の底面3aが略同一平面を形成するように配設すると、以下のような課題がある。すなわち、先述した通り、テーパ面9の内周とスタッド4の外周との間の隙間から、ケース3の底面3aの外周縁までが、吸着面として作用することになる。このように構成して吸着面を確保するため、ケース3を大型化せざるを得ず、小型ワークの吸着が困難である。
Here, suppose that the distance between the
また、スタッド4の下端部底面5aとテーパ面9の底面3aとの距離を0.5mmより大きくすると、高速度で小型ワークを搬送する際、スタッド4の下端部底面近傍を包囲している高速噴流が搬送時に大きく乱れるため、ワーク2を安定して吸着保持できない。
Further, when the distance between the
これらより、スタッド4の下端部底面5aとテーパ面9の底面3aとの距離は、0mmよりも大きく0.5mm以下になるように、スタッド4の下端部底面5aがケース本体部3cの底面3aよりも下方に突出して配置することが好ましい。
Accordingly, the bottom end
図1Cは、本発明の前記実施の形態における搬送ツール20のスタッド4の模式断面図である。スタッド4の長手方向と直交する方向に対するスタッド4のテーパ部5の外面の傾斜角度θ1を30度より大きくすると、ケース3の底面3a及び側面3bに沿う高速空気流11を形成することができない。また、スタッド4のテーパ部5の外面の傾斜角度θ1を5度より小さくすると、ケース3の底面3aに沿う空気流11は形成できるが、ケース3の側面3bに沿う空気流を形成できない。
FIG. 1C is a schematic cross-sectional view of the stud 4 of the
これらのことより、スタッド4のテーパ部5の外面の傾斜角度θ1が、5度〜30度になるようにすることが好ましい。
For these reasons, it is preferable that the inclination angle θ 1 of the outer surface of the
なお、テーパ面9の傾斜角度θ2もテーパ部5の外面の傾斜角度θ1と同じように、5度〜30度になるようにすることが好ましい。なお、テーパ面9の傾斜角度θ2はテーパ部5の外面の傾斜角度θ1と全く同一にしてもよいし、多少異なるようにしてもよい。
The inclination angle theta 2 of the tapered
図1Dは、本発明の前記実施の形態における搬送ツール20の空気排出口8a〜8dの拡大図である。また、図1Eは本発明の前記実施の形態における搬送ツール20のテーパ面9の模式断面図である。空気排出口8a〜8dの下端縁の位置14を、一点鎖線で示すテーパ面9の外面の上端縁の位置12と同一面になるように配設することで、圧縮空気1の流速を低下させることなく、テーパ面9の内周壁に吸い寄せられるように流すことができる。これにより、空気排出口8a〜8dの下端縁の位置14を、テーパ面9の外面の上端縁の位置12と同一面になるようにすることが好ましい。
FIG. 1D is an enlarged view of the
以上より、図1A〜図1Eに示した前記実施の形態の搬送ツール20の構造とすることにより、ワーク2がテーパ面9の底面の外周縁よりも大きくなくても、ワーク2を吸着することが可能となる。よって、ワーク2の表面に損傷を与えることなく、極薄肉部を有する小型ワーク2を搬送することができる。
From the above, by adopting the structure of the
次に、本発明の実施例を比較例と比較することにより、本発明の効果について説明する。 Next, the effects of the present invention will be described by comparing the examples of the present invention with comparative examples.
以下に、本発明の実施例を説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。 Examples of the present invention will be described below, but the present invention is not limited to these examples.
図2に、本発明の実施例1〜実施例3、比較例1および比較例2で使用した搬送ツールの構造を示す模式断面図を示す。また、表1に、本発明の実施例1〜実施例3および比較例1〜2で使用した搬送ツールの各部の寸法を示す。 In FIG. 2, the schematic cross section which shows the structure of the conveyance tool used in Example 1-3 of this invention, the comparative example 1, and the comparative example 2 is shown. Table 1 shows the dimensions of each part of the transport tool used in Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2 of the present invention.
(実施例1)
実施例1の搬送ツールは、表1に示すように、スタッド4の下端部底面(テーパ部5の底面)5aの外径(φa)を9mm、テーパ面9の底面(外周縁)の開口径(φb)を10mm、スタッド4の下端部底面5aとテーパ面9の底面3aとの距離(H)を0.5mm、スタッド4のテーパ部5の角度θ1及びケース3のテーパ面9の角度θ2を30度とした。
Example 1
As shown in Table 1, the transfer tool of Example 1 has an outer diameter (φ a ) of 9 mm at the bottom end bottom surface (bottom surface of the taper portion 5) 5 a of the stud 4 and an open bottom surface (outer peripheral edge) of the
この搬送ツールの構造において、サイズが6mm角、9mm角、20mm角の3種類のワークの吸着をそれぞれ実施した。 In the structure of the transfer tool, three types of workpieces having a size of 6 mm square, 9 mm square, and 20 mm square were adsorbed.
(実施例2)
実施例2の搬送ツールは、表1に示すように、スタッド4の下端部底面(テーパ部5の底面)5aの外径(φa)を8mm、テーパ面9の底面(外周縁)の開口径(φb)を8mm、スタッド4の下端部底面5aとテーパ面9の底面3aとの距離(H)を0.5mm、スタッド4のテーパ部5の角度θ1及びケース3のテーパ面9の角度θ2を30度とした。
(Example 2)
As shown in Table 1, the transfer tool of Example 2 has an outer diameter (φ a ) of 8 mm at the bottom end bottom surface (bottom surface of the taper portion 5) 5 a of the stud 4 and an open bottom surface (outer peripheral edge) of the
この搬送ツールの構造において、サイズが6mm角、9mm角、20mm角の3種類のワークの吸着をそれぞれ実施した。 In the structure of the transfer tool, three types of workpieces having a size of 6 mm square, 9 mm square, and 20 mm square were adsorbed.
(実施例3)
実施例3の搬送ツールは、表1に示すように、スタッド4の下端部底面(テーパ部5の底面)5aの外径(φa)を4mm、テーパ面9の底面(外周縁)の開口径(φb)を4mm、スタッド4の下端部底面5aとテーパ面9の底面3aとの距離(H)を0.2mm、スタッド4のテーパ部5の角度θ1及びケース3のテーパ面9の角度θ2を30度とした。
(Example 3)
As shown in Table 1, the conveyance tool of Example 3 has an outer diameter (φ a ) of 4 mm for the bottom surface (bottom surface of the tapered portion 5) 5a of the stud 4 and an open bottom surface (outer peripheral edge) of the tapered
この搬送ツールの構造において、サイズが4mm角、6mm角の2種類のワークの吸着をそれぞれ実施した。 In the structure of the transfer tool, two types of workpieces having a size of 4 mm square and 6 mm square were adsorbed, respectively.
(比較例1)
比較例1の搬送ツールは、表1に示すように、スタッド4の下端部底面の外径(φa)を9mm、テーパ面9の底面の開口径(φb)を10mm、スタッド4の下端部底面とテーパ面9の底面との距離(H)を0mm、スタッド4のテーパ部の角度θ1及びケース3のテーパ面9の角度θ2を30度とした。
(Comparative Example 1)
As shown in Table 1, the conveying tool of Comparative Example 1 has an outer diameter (φ a ) of 9 mm at the bottom surface of the lower end of the stud 4, an opening diameter (φ b ) of the bottom surface of the tapered
この搬送ツールの構造において、サイズが9mm角、20mm角の2種類のワークの吸着をそれぞれ実施した。 In the structure of this transfer tool, suction of two types of workpieces having a size of 9 mm square and 20 mm square was performed.
(比較例2)
比較例2の搬送ツールは、表1に示すように、スタッド4の下端部底面の外径(φa)を9mm、テーパ面9の底面の開口径(φb)を12mm、スタッド4の下端部底面とテーパ面9の底面との距離(H)を−0.5mm、スタッド4のテーパ部の角度θ1及びケース3のテーパ面9の角度θ2を30度とした。
(Comparative Example 2)
As shown in Table 1, the transport tool of Comparative Example 2 has an outer diameter (φ a ) of 9 mm at the bottom surface of the lower end of the stud 4, an opening diameter (φ b ) of the bottom surface of the tapered
この搬送ツールの構造において、サイズが9mm角、20mm角の2種類のワークの吸着をそれぞれ実施した。 In the structure of this transfer tool, suction of two types of workpieces having a size of 9 mm square and 20 mm square was performed.
(評価)
表2に、実施例1〜実施例3、比較例1および比較例2の吸着結果を示す。
(Evaluation)
Table 2 shows the adsorption results of Examples 1 to 3, Comparative Example 1, and Comparative Example 2.
表2より、実施例1〜実施例3において、スタッド4の下端部底面(テーパ部5の底面)5aの外周径とほぼ同サイズのワーク2の吸着が可能であった。一方、比較例1および比較例2では、ケース3のテーパ面9の外周縁よりも大きいサイズのワーク2でも、吸着が不可能であった。
From Table 2, in Example 1 to Example 3, it was possible to adsorb the workpiece 2 having substantially the same size as the outer peripheral diameter of the bottom surface (bottom surface of the tapered portion 5) 5a of the stud 4. On the other hand, in Comparative Example 1 and Comparative Example 2, even the workpiece 2 having a size larger than the outer peripheral edge of the tapered
なお、上記様々な実施形態又は実施例のうちの任意の実施形態又は実施例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。 In addition, it can be made to show the effect which each has by combining suitably arbitrary embodiment or an example of the said various embodiment or an Example.
本発明にかかる搬送ツールは、ワーク表面に損傷を与えることなく、極薄肉部を有する小型ワークを搬送できる効果を有し、MEMS製造工程のみならず、脆弱部品の吸着など、様々な分野に広く利用されることが期待できる。 The transfer tool according to the present invention has an effect of transferring a small work having an extremely thin portion without damaging the work surface, and is widely used not only in the MEMS manufacturing process but also in various fields such as adsorption of fragile parts. It can be expected to be used.
1 圧縮空気
2 ワーク
3 ケース
3a 底面
3b 側面
3c ケース本体部
3d 第1の空気通路の形成面
4 スタッド
4a スタッド本体部
5 テーパ部
5a 底面
6 第1の空気通路
7 第2の空気通路
8a、8b、8c、8d 空気排出口
9 テーパ面
10 スリット
11 高速噴流
12 テーパ面の外面の上端縁の位置
14 空気排出口の下端縁の位置
20 搬送ツール
101 圧縮空気
102 ワーク
103 本体
104 スタッド
105 テーパ部
106 吸着面
θ1 テーパ部の外面の傾斜角度
θ2 テーパ面の傾斜角度
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Compressed air 2 Workpiece | work 3
Claims (4)
前記第1の空気通路内に配置されたスタッド本体部と、前記スタッド本体部の下端に連結されて前記テーパ面に隙間をあけて対向するように配置されたテーパ部とを有するスタッドとを備え、
前記スタッドの前記本体部の側面に複数個の空気排出口を形成し、
前記スタッドの前記本体部の内部に軸方向に延在して前記空気排出口に繋がる第2の空気通路を形成し、
前記スタッドの前記テーパ部の下端部底面が、前記テーパ面の下端縁に位置する前記ケース本体部の底面より下方に位置して、前記スタッドの前記本体部の外面及び前記テーパ部の外面と前記ケースの前記第1の空気通路及び前記テーパ面との間で全周にわたりスリットを形成するように構成し、
前記スタッドの前記第2の空気通路の上方から圧縮空気を、前記空気排出口と前記スリットを介して、前記テーパ面に沿い、前記ケース本体部の底面側外周縁全周に向けて噴出させ、前記テーパ面外周縁全周から噴出した圧縮空気が、前記ケースの前記ケース本体部の前記底面及び前記ケース本体部の側面に沿って流れる高速空気流を形成して、前記スタッドの下端部底面近傍の空間を負圧に維持し、前記スタッドの前記下端部底面に前記ワークを吸着保持可能とする搬送ツール。 A case main body having a first air passage extending in the axial direction therein, and extending from a lower end of the first air passage toward a bottom surface facing the surface of the workpiece at a lower portion of the case main body. A case having a tapered surface;
A stud having a stud main body disposed in the first air passage and a taper connected to the lower end of the stud main body and facing the tapered surface with a gap. ,
Forming a plurality of air outlets on the side surface of the main body of the stud;
Forming a second air passage extending in the axial direction inside the body portion of the stud and connected to the air outlet;
The bottom surface of the lower end of the tapered portion of the stud is located below the bottom surface of the case main body located at the lower edge of the tapered surface, and the outer surface of the main body of the stud and the outer surface of the tapered portion A slit is formed over the entire circumference between the first air passage of the case and the tapered surface,
Compressed air from above the second air passage of the stud is jetted toward the outer periphery of the bottom side of the case body along the tapered surface through the air outlet and the slit, Compressed air ejected from the entire outer periphery of the tapered surface forms a high-speed air flow that flows along the bottom surface of the case main body portion and the side surface of the case main body portion, and is near the bottom surface of the lower end of the stud. A transfer tool that maintains a negative pressure and allows the workpiece to be sucked and held on the bottom surface of the lower end of the stud.
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