JP2015100635A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、ストップスイッチの押し順に基づいて制御状態を移行させるスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、特定の抽選結果となった遊技で、ストップスイッチの押し順に応じて、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させる特定の図柄の組合せを表示可能にリールを停止制御するときと、特定の図柄の組合せを表示しないようにリールを停止制御するときとを有するスロットマシンが知られている(特許文献1参照)。
本発明が解決しようとする課題は、ストップスイッチの押し順に基づいて制御状態を移行させるスロットマシンにおいて、特定制御状態に偶然に移行してしまうことを防止しつつ、サブ制御手段側で特定制御状態に移行させることに決定してからメイン制御手段側で特定制御状態に移行させるまでの遊技回数を調整可能にすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きにて、対応する実施形態を示す。
請求項1の発明は、
複数種類の図柄を表示した複数(左、中、右の3個)のリール(31)と、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチ(42)と、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(50)と、
演出の出力を制御するサブ制御手段(90)と
を備え、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に一方向で信号を送信するように形成され、
前記メイン制御手段は、特定のリプレイ当選(リプレイD1〜D3当選)となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段(61)を備え、
前記メイン制御手段は、
前記メイン制御手段側で移行を制御する状態(内部状態)として、複数の制御状態(第2フリーズ状態、第1〜第4上乗せ状態)を有し、
前記特定のリプレイ当選となった遊技では、特定押し順(加算B押し順)が定まるようにし、
前記特定押し順に関する情報を、前記サブ制御手段に送信し、
前記サブ制御手段は、前記複数の制御状態のうち特定制御状態(第2フリーズ状態)に移行させることに決定し、かつ報知の条件を満たしたとき(サブ遊技状態が上乗せ前兆状態であり、かつ上乗せカウンタのカウント値が「1」未満のとき、及びサブ遊技状態が上乗せ準備状態に移行したとき)は、前記特定のリプレイ当選となった遊技で前記特定押し順を報知し、
前記メイン制御手段は、
前記特定のリプレイ当選となった遊技で前記特定押し順で前記ストップスイッチが操作されたことに基づいて所定の条件を満たしたとき(上乗せカウンタのカウント値が「2」になったとき)は、前記特定制御状態に移行させ、
前記特定制御状態において、前記複数の制御状態の中からいずれか1つの制御状態を決定し、
前記特定制御状態の終了条件を満たすと、決定した制御状態に移行させる
ことを特徴とする。
請求項1の発明は、
複数種類の図柄を表示した複数(左、中、右の3個)のリール(31)と、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチ(42)と、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(50)と、
演出の出力を制御するサブ制御手段(90)と
を備え、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に一方向で信号を送信するように形成され、
前記メイン制御手段は、特定のリプレイ当選(リプレイD1〜D3当選)となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段(61)を備え、
前記メイン制御手段は、
前記メイン制御手段側で移行を制御する状態(内部状態)として、複数の制御状態(第2フリーズ状態、第1〜第4上乗せ状態)を有し、
前記特定のリプレイ当選となった遊技では、特定押し順(加算B押し順)が定まるようにし、
前記特定押し順に関する情報を、前記サブ制御手段に送信し、
前記サブ制御手段は、前記複数の制御状態のうち特定制御状態(第2フリーズ状態)に移行させることに決定し、かつ報知の条件を満たしたとき(サブ遊技状態が上乗せ前兆状態であり、かつ上乗せカウンタのカウント値が「1」未満のとき、及びサブ遊技状態が上乗せ準備状態に移行したとき)は、前記特定のリプレイ当選となった遊技で前記特定押し順を報知し、
前記メイン制御手段は、
前記特定のリプレイ当選となった遊技で前記特定押し順で前記ストップスイッチが操作されたことに基づいて所定の条件を満たしたとき(上乗せカウンタのカウント値が「2」になったとき)は、前記特定制御状態に移行させ、
前記特定制御状態において、前記複数の制御状態の中からいずれか1つの制御状態を決定し、
前記特定制御状態の終了条件を満たすと、決定した制御状態に移行させる
ことを特徴とする。
本発明によれば、メイン制御手段側では、特定のリプレイ当選となった遊技で特定押し順でストップスイッチが操作されても、所定の条件を満たさなければ、制御状態を特定制御状態に移行させない。これにより、特定制御状態に偶然に移行してしまうことを防止することができる。
また、サブ制御手段側では、制御状態を特定制御状態に移行させることに決定しても、報知の条件を満たさなければ、特定のリプレイ当選となった遊技で特定押し順を報知しない。これにより、特定制御状態に移行させることに決定してから特定制御状態に移行するまでの遊技回数を調整可能にすることができる。
また、サブ制御手段側では、制御状態を特定制御状態に移行させることに決定しても、報知の条件を満たさなければ、特定のリプレイ当選となった遊技で特定押し順を報知しない。これにより、特定制御状態に移行させることに決定してから特定制御状態に移行するまでの遊技回数を調整可能にすることができる。
また、リプレイD2又はD3当選時に、左第1停止でストップスイッチ42を操作すると、リプレイ09又は10(小役が入賞したと遊技者に思わせるリプレイ)が入賞する。
このため、例えば、内部状態がAT状態のときに、リプレイD2又はD3に当選し、かつ左第1停止でストップスイッチ42が操作されて、リプレイ09又は10が入賞した遊技の回数を、非入賞カウンタ74でカウントしてもよい。
また、例えば、内部状態がAT状態のときに、押し順小役に当選し、かつ左第1停止でストップスイッチ42が操作された遊技の回数、及びリプレイD2又はD3に当選し、かつ左第1停止でストップスイッチ42が操作されて、リプレイ09又は10が入賞した遊技の回数を、非入賞カウンタ74でカウントしてもよい。
なお、上記(1)〜(17)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組合わせて適用することもできる。
<付記>
本願の出願当初の請求項に係る発明(当初発明)が解決しようとする課題、当初発明に係る課題を解決するための手段及び当初発明の効果は、以下の通りである。
(a)当初発明が解決しようとする課題
当初発明は、ストップスイッチの押し順に基づいて内部状態を移行させるスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、特定の抽選結果となった遊技で、ストップスイッチの押し順に応じて、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させる特定の図柄の組合せを表示可能にリールを停止制御するときと、特定の図柄の組合せを表示しないようにリールを停止制御するときとを有するスロットマシンが知られている(特開2012−120570号公報参照)。
このようなスロットマシンでは、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させることに決定したときは、特定の抽選結果になるまで待ち、特定の抽選結果になると、特定の図柄の組合せを表示させるためのストップスイッチの押し順を報知する。これにより、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させるように誘導する。そして、報知に従って遊技者がストップスイッチを操作し、その結果、特定の図柄の組合せが表示されたときは、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させるように制御する。
また、特定の抽選結果となり、かつ特定の押し順でストップスイッチが操作された遊技がn回(n≧2)あったことを条件に、特定の遊技状態に移行させるスロットマシンも知られている。
このようなスロットマシンでは、特定の遊技状態に移行させることに決定したときは、特定の遊技状態に移行するまで、特定の抽選結果となった遊技で、特定の押し順を報知する。これにより、特定の遊技状態に移行させるように誘導する。
しかし、上述した従来のスロットマシンでは、特定の遊技状態に移行させるように誘導する遊技状態において、特定の抽選結果になるのを、少なくともn回待つ必要がある。このため、特定の遊技状態に移行するまでに、n回以上の遊技を消化することとなる。
したがって、当初発明が解決しようとする課題は、特定の遊技状態に移行させるように誘導する遊技状態において、役の抽選で特定の抽選結果になるのを待つ遊技の回数を少なくすることである。
(b)当初発明に係る課題を解決するための手段(なお、かっこ書きで、対応する実施形態を示す。)
第1の解決手段は、
複数種類の図柄を表示した複数(左、中、右の3個)のリール(31)と、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチ(42)と、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(50)と、
演出の出力を制御するサブ制御手段(90)と
を備え、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に一方向で信号を送信するように形成され、
前記メイン制御手段は、
特定抽選結果(リプレイD1〜D3)となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段(61)と、
前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と
を備え、
前記リール制御手段は、前記特定抽選結果となった遊技では、前記ストップスイッチの押し順にかかわらず利益が同一の図柄の組合せ(リプレイ01、02、09又は10)を表示するように前記リールを停止制御し、
前記メイン制御手段は、
前記特定抽選結果となった遊技では、押し順T1(加算B押し順)及びT2(維持押し順)を決定し、
決定した押し順T1及びT2の情報を、前記サブ制御手段に送信し、
前記特定抽選結果となり、かつ押し順T1で前記ストップスイッチが操作された遊技の回数をカウントし、そのカウント値が規定値C1(C1≧2)となったときは、前記メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態(第2フリーズ状態)に移行させるように制御し、
前記特定抽選結果となった遊技で押し順T2で前記ストップスイッチが操作されたときは、前記カウント値を維持するように制御し、
前記サブ制御手段は、
前記メイン制御手段側の内部状態を前記特定内部状態に移行させることに決定したときは、前記サブ制御手段側の内部状態を、複数回の遊技にわたって準備状態(上乗せ前兆状態)としてから、前記メイン制御手段側の内部状態を前記特定内部状態に移行させるように誘導する誘導状態(上乗せ準備状態)とするように制御し、
前記準備状態では、前記メイン制御手段側の内部状態が前記特定内部状態に移行する前の内部状態(AT状態)であることを条件に、前記カウント値が規定値C2(C1>C2≧1)未満のときは、前記特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知するとともに、前記カウント値が規定値C2のときは、前記特定抽選結果となった遊技で押し順T2を報知するように制御し、
前記誘導状態では、前記メイン制御手段側の内部状態が前記特定内部状態に移行する前の内部状態であることを条件に、前記カウント値にかかわらず、前記特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知するように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
前記メイン制御手段は、複数種類の前記特定内部状態を有し、
前記カウント値が規定値C1となったときは、いずれの前記特定内部状態に移行させるかを決定し、決定した前記特定内部状態に移行させるように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、
前記メイン制御手段は、前記カウント値が規定値C1となったときは、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出を実行するように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段において、
前記メイン制御手段は、前記カウント値が規定値C1となったときは、外部信号を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
(作用)
当初発明においては、特定抽選結果となった遊技では、ストップスイッチの押し順にかかわらず、利益が同一の図柄の組合せを表示する。
また、特定抽選結果となった遊技では、押し順T1及びT2を決定する。
さらに、特定抽選結果となり、かつ押し順T1でストップスイッチが操作された遊技の回数をカウントし、そのカウント値が規定値C1となったときは、特定内部状態に移行させ、特定抽選結果となった遊技で押し順T2でストップスイッチが操作されたときは、カウント値を維持する。
また、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させることに決定したときは、サブ制御手段側の内部状態を、複数回の遊技にわたって準備状態としてから、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させるように誘導する誘導状態とする。
さらに、準備状態では、メイン制御手段側の内部状態が特定内部状態に移行する前の内部状態であることを条件に、カウント値が規定値C2未満のときは、特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知し、カウント値が規定値C2のときは、特定抽選結果となった遊技で押し順T2を報知する。
そして、誘導状態では、メイン制御手段側の内部状態が特定内部状態に移行する前の内部状態であることを条件に、カウント値にかかわらず、特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知する。
このように、サブ制御手段側の内部状態が準備状態のときに、カウント値を規定値C2までUPさせておき、そこで維持している。
このため、サブ制御手段側の内部状態が誘導状態に移行したときは、カウント値を規定値C2からC1にUPさせれば、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させることができる。
したがって、誘導状態において、特定抽選結果となるのを待つ遊技の回数を少なくすることができる。
(当初発明と実施形態との関係)
当初発明における「メイン制御手段側の内部状態」は、実施形態では、「通常状態、AT状態、サブBB前半状態、サブBB後半状態、第1フリーズ状態、第2フリーズ状態、第1上乗せ状態、第2上乗せ状態、第3上乗せ状態、及び第4上乗せ状態」に相当する。
また、当初発明における「特定内部状態」は、実施形態では、「第2フリーズ状態」に相当し、当初発明における「特定内部状態に移行する前の内部状態」は、実施形態では、「AT状態」に相当する。
さらにまた、当初発明における「複数種類の特定内部状態」は、実施形態では、「第1上乗せ状態、第2上乗せ状態、第3上乗せ状態、及び第4上乗せ状態」に相当する。
さらに、当初発明における「サブ制御手段側の内部状態」は、実施形態では、「非AT遊技、AT前兆状態、AT遊技、サブBB前兆状態、サブBB準備状態、サブBB前半遊技、サブBB後半遊技、第1特定演出状態、第2特定演出状態、上乗せ前兆状態、上乗せ準備状態、第1上乗せ遊技、第2上乗せ遊技、第3上乗せ遊技、及び第4上乗せ遊技」に相当する。
また、当初発明における「準備状態」は、実施形態では、「上乗せ前兆状態」に相当し、当初発明における「誘導状態」は、実施形態では、「上乗せ準備状態」に相当する。
さらにまた、当初発明における「カウント値」は、実施形態では、「上乗せカウンタ76のカウント値」に相当する。
さらに、当初発明における「規定値C1」は、実施形態では、「規定値C7(具体的には「2」)」に相当し、当初発明における「規定値C2」は、実施形態では、「規定値C6(具体的には「1」)」に相当する。
なお、「特定抽選結果となり、かつ押し順T1でストップスイッチが操作された遊技の回数をカウントする」ことは、メイン制御手段に限らず、例えば、実施形態中の上乗せカウンタ76、その他、メイン制御手段50が備える他の手段で行うことができる。
また、「メイン制御手段側の内部状態の移行を制御する」ことは、メイン制御手段に限らず、例えば、実施形態中の内部状態制御手段71、その他、メイン制御手段50が備える他の手段で行うことができる。
さらにまた、「サブ制御手段側の内部状態の移行を制御する」ことは、サブ制御手段に限らず、例えば、実施形態中のサブ遊技状態制御手段91、その他、サブ制御手段90が備える他の手段で行うことができる。
さらに、「ストップスイッチの押し順を報知する」ことは、サブ制御手段に限らず、例えば、実施形態中の報知制御手段98、その他、サブ制御手段90が備える他の手段で行うことができる。
(c)当初発明の効果
当初発明によれば、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させるように誘導する誘導状態において、役の抽選で特定抽選結果となるのを待つ遊技の回数を少なくすることができる。
このため、例えば、内部状態がAT状態のときに、リプレイD2又はD3に当選し、かつ左第1停止でストップスイッチ42が操作されて、リプレイ09又は10が入賞した遊技の回数を、非入賞カウンタ74でカウントしてもよい。
また、例えば、内部状態がAT状態のときに、押し順小役に当選し、かつ左第1停止でストップスイッチ42が操作された遊技の回数、及びリプレイD2又はD3に当選し、かつ左第1停止でストップスイッチ42が操作されて、リプレイ09又は10が入賞した遊技の回数を、非入賞カウンタ74でカウントしてもよい。
なお、上記(1)〜(17)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組合わせて適用することもできる。
<付記>
本願の出願当初の請求項に係る発明(当初発明)が解決しようとする課題、当初発明に係る課題を解決するための手段及び当初発明の効果は、以下の通りである。
(a)当初発明が解決しようとする課題
当初発明は、ストップスイッチの押し順に基づいて内部状態を移行させるスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、特定の抽選結果となった遊技で、ストップスイッチの押し順に応じて、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させる特定の図柄の組合せを表示可能にリールを停止制御するときと、特定の図柄の組合せを表示しないようにリールを停止制御するときとを有するスロットマシンが知られている(特開2012−120570号公報参照)。
このようなスロットマシンでは、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させることに決定したときは、特定の抽選結果になるまで待ち、特定の抽選結果になると、特定の図柄の組合せを表示させるためのストップスイッチの押し順を報知する。これにより、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させるように誘導する。そして、報知に従って遊技者がストップスイッチを操作し、その結果、特定の図柄の組合せが表示されたときは、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させるように制御する。
また、特定の抽選結果となり、かつ特定の押し順でストップスイッチが操作された遊技がn回(n≧2)あったことを条件に、特定の遊技状態に移行させるスロットマシンも知られている。
このようなスロットマシンでは、特定の遊技状態に移行させることに決定したときは、特定の遊技状態に移行するまで、特定の抽選結果となった遊技で、特定の押し順を報知する。これにより、特定の遊技状態に移行させるように誘導する。
しかし、上述した従来のスロットマシンでは、特定の遊技状態に移行させるように誘導する遊技状態において、特定の抽選結果になるのを、少なくともn回待つ必要がある。このため、特定の遊技状態に移行するまでに、n回以上の遊技を消化することとなる。
したがって、当初発明が解決しようとする課題は、特定の遊技状態に移行させるように誘導する遊技状態において、役の抽選で特定の抽選結果になるのを待つ遊技の回数を少なくすることである。
(b)当初発明に係る課題を解決するための手段(なお、かっこ書きで、対応する実施形態を示す。)
第1の解決手段は、
複数種類の図柄を表示した複数(左、中、右の3個)のリール(31)と、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチ(42)と、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(50)と、
演出の出力を制御するサブ制御手段(90)と
を備え、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に一方向で信号を送信するように形成され、
前記メイン制御手段は、
特定抽選結果(リプレイD1〜D3)となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段(61)と、
前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と
を備え、
前記リール制御手段は、前記特定抽選結果となった遊技では、前記ストップスイッチの押し順にかかわらず利益が同一の図柄の組合せ(リプレイ01、02、09又は10)を表示するように前記リールを停止制御し、
前記メイン制御手段は、
前記特定抽選結果となった遊技では、押し順T1(加算B押し順)及びT2(維持押し順)を決定し、
決定した押し順T1及びT2の情報を、前記サブ制御手段に送信し、
前記特定抽選結果となり、かつ押し順T1で前記ストップスイッチが操作された遊技の回数をカウントし、そのカウント値が規定値C1(C1≧2)となったときは、前記メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態(第2フリーズ状態)に移行させるように制御し、
前記特定抽選結果となった遊技で押し順T2で前記ストップスイッチが操作されたときは、前記カウント値を維持するように制御し、
前記サブ制御手段は、
前記メイン制御手段側の内部状態を前記特定内部状態に移行させることに決定したときは、前記サブ制御手段側の内部状態を、複数回の遊技にわたって準備状態(上乗せ前兆状態)としてから、前記メイン制御手段側の内部状態を前記特定内部状態に移行させるように誘導する誘導状態(上乗せ準備状態)とするように制御し、
前記準備状態では、前記メイン制御手段側の内部状態が前記特定内部状態に移行する前の内部状態(AT状態)であることを条件に、前記カウント値が規定値C2(C1>C2≧1)未満のときは、前記特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知するとともに、前記カウント値が規定値C2のときは、前記特定抽選結果となった遊技で押し順T2を報知するように制御し、
前記誘導状態では、前記メイン制御手段側の内部状態が前記特定内部状態に移行する前の内部状態であることを条件に、前記カウント値にかかわらず、前記特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知するように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
前記メイン制御手段は、複数種類の前記特定内部状態を有し、
前記カウント値が規定値C1となったときは、いずれの前記特定内部状態に移行させるかを決定し、決定した前記特定内部状態に移行させるように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、
前記メイン制御手段は、前記カウント値が規定値C1となったときは、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出を実行するように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段において、
前記メイン制御手段は、前記カウント値が規定値C1となったときは、外部信号を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシンである。
(作用)
当初発明においては、特定抽選結果となった遊技では、ストップスイッチの押し順にかかわらず、利益が同一の図柄の組合せを表示する。
また、特定抽選結果となった遊技では、押し順T1及びT2を決定する。
さらに、特定抽選結果となり、かつ押し順T1でストップスイッチが操作された遊技の回数をカウントし、そのカウント値が規定値C1となったときは、特定内部状態に移行させ、特定抽選結果となった遊技で押し順T2でストップスイッチが操作されたときは、カウント値を維持する。
また、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させることに決定したときは、サブ制御手段側の内部状態を、複数回の遊技にわたって準備状態としてから、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させるように誘導する誘導状態とする。
さらに、準備状態では、メイン制御手段側の内部状態が特定内部状態に移行する前の内部状態であることを条件に、カウント値が規定値C2未満のときは、特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知し、カウント値が規定値C2のときは、特定抽選結果となった遊技で押し順T2を報知する。
そして、誘導状態では、メイン制御手段側の内部状態が特定内部状態に移行する前の内部状態であることを条件に、カウント値にかかわらず、特定抽選結果となった遊技で押し順T1を報知する。
このように、サブ制御手段側の内部状態が準備状態のときに、カウント値を規定値C2までUPさせておき、そこで維持している。
このため、サブ制御手段側の内部状態が誘導状態に移行したときは、カウント値を規定値C2からC1にUPさせれば、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させることができる。
したがって、誘導状態において、特定抽選結果となるのを待つ遊技の回数を少なくすることができる。
(当初発明と実施形態との関係)
当初発明における「メイン制御手段側の内部状態」は、実施形態では、「通常状態、AT状態、サブBB前半状態、サブBB後半状態、第1フリーズ状態、第2フリーズ状態、第1上乗せ状態、第2上乗せ状態、第3上乗せ状態、及び第4上乗せ状態」に相当する。
また、当初発明における「特定内部状態」は、実施形態では、「第2フリーズ状態」に相当し、当初発明における「特定内部状態に移行する前の内部状態」は、実施形態では、「AT状態」に相当する。
さらにまた、当初発明における「複数種類の特定内部状態」は、実施形態では、「第1上乗せ状態、第2上乗せ状態、第3上乗せ状態、及び第4上乗せ状態」に相当する。
さらに、当初発明における「サブ制御手段側の内部状態」は、実施形態では、「非AT遊技、AT前兆状態、AT遊技、サブBB前兆状態、サブBB準備状態、サブBB前半遊技、サブBB後半遊技、第1特定演出状態、第2特定演出状態、上乗せ前兆状態、上乗せ準備状態、第1上乗せ遊技、第2上乗せ遊技、第3上乗せ遊技、及び第4上乗せ遊技」に相当する。
また、当初発明における「準備状態」は、実施形態では、「上乗せ前兆状態」に相当し、当初発明における「誘導状態」は、実施形態では、「上乗せ準備状態」に相当する。
さらにまた、当初発明における「カウント値」は、実施形態では、「上乗せカウンタ76のカウント値」に相当する。
さらに、当初発明における「規定値C1」は、実施形態では、「規定値C7(具体的には「2」)」に相当し、当初発明における「規定値C2」は、実施形態では、「規定値C6(具体的には「1」)」に相当する。
なお、「特定抽選結果となり、かつ押し順T1でストップスイッチが操作された遊技の回数をカウントする」ことは、メイン制御手段に限らず、例えば、実施形態中の上乗せカウンタ76、その他、メイン制御手段50が備える他の手段で行うことができる。
また、「メイン制御手段側の内部状態の移行を制御する」ことは、メイン制御手段に限らず、例えば、実施形態中の内部状態制御手段71、その他、メイン制御手段50が備える他の手段で行うことができる。
さらにまた、「サブ制御手段側の内部状態の移行を制御する」ことは、サブ制御手段に限らず、例えば、実施形態中のサブ遊技状態制御手段91、その他、サブ制御手段90が備える他の手段で行うことができる。
さらに、「ストップスイッチの押し順を報知する」ことは、サブ制御手段に限らず、例えば、実施形態中の報知制御手段98、その他、サブ制御手段90が備える他の手段で行うことができる。
(c)当初発明の効果
当初発明によれば、メイン制御手段側の内部状態を特定内部状態に移行させるように誘導する誘導状態において、役の抽選で特定抽選結果となるのを待つ遊技の回数を少なくすることができる。
Claims (1)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチと、
遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
演出の出力を制御するサブ制御手段と
を備え、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に一方向で信号を送信するように形成され、
前記メイン制御手段は、特定のリプレイ当選となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段を備え、
前記メイン制御手段は、
前記メイン制御手段側で移行を制御する状態として、複数の制御状態を有し、
前記特定のリプレイ当選となった遊技では、特定押し順が定まるようにし、
前記特定押し順に関する情報を、前記サブ制御手段に送信し、
前記サブ制御手段は、前記複数の制御状態のうち特定制御状態に移行させることに決定し、かつ報知の条件を満たしたときは、前記特定のリプレイ当選となった遊技で前記特定押し順を報知し、
前記メイン制御手段は、
前記特定のリプレイ当選となった遊技で前記特定押し順で前記ストップスイッチが操作されたことに基づいて所定の条件を満たしたときは、前記特定制御状態に移行させ、
前記特定制御状態において、前記複数の制御状態の中からいずれか1つの制御状態を決定し、
前記特定制御状態の終了条件を満たすと、決定した制御状態に移行させる
ことを特徴とするスロットマシン。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013245269A JP2015100635A (ja) | 2013-11-27 | 2013-11-27 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013245269A JP2015100635A (ja) | 2013-11-27 | 2013-11-27 | スロットマシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015100635A JP2015100635A (ja) | 2015-06-04 |
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Family
ID=53376865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013245269A Pending JP2015100635A (ja) | 2013-11-27 | 2013-11-27 | スロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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2013
- 2013-11-27 JP JP2013245269A patent/JP2015100635A/ja active Pending