JP2015099207A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着手段への交流電圧の印加による転写電圧の変動をより効果的に抑制することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1と、像担持体との間で記録材Pを挟持すると共に、電圧が印加されることでトナー像を像担持体から記録材に転写させる転写手段5と、記録材を挟持すると共に、交流電圧が印加されることで記録材を加熱してトナー像を記録材に定着させる定着手段9と、を有する画像形成装置100は、定着手段9により記録材Pを挟持する定着挟持部P1と、像担持体1と転写手段5とにより記録材Pを挟持する転写挟持部P2と、に同時に挟持された記録材Pに接触する導電部材7と、導電部材7と接地電位との間に挿入された容量素子14と、を有する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置では、電子写真感光体(感光体)が一様に帯電された後に、画像情報に応じて露光されることで、感光体上に静電像(静電潜像)が形成される。この静電像は、トナーを用いてトナー像として現像された後に、直接又は中間転写体を介して記録材に転写される。その後、記録材に転写されたトナー像は、定着手段によって記録材上に加熱定着される。定着手段は、一般に、発熱体を備えた加熱部材と、この加熱部材に圧接される加圧部材と、を有して構成され、加熱部材と加圧部材との接触部に形成された定着ニップにおいて記録材を挟持搬送しつつ加熱する。
このような画像形成装置における定着装置としては、発熱体として抵抗発熱体を有し、この抵抗発熱体への給電により発生する熱によって加熱定着を行うものがある。この抵抗発熱体への給電方法としては、商用電源からの交流電圧を用いる方法と、この交流電圧を整流し直流電圧に変換して用いる方法とがある。一般的に、整流回路が不要な前者の方が安価な構成とすることができる。
抵抗発熱体へ交流電圧を印加する方法では、抵抗発熱体をコーティングしているガラスが、等価回路においてコンデンサとして作用する。そのため、例えば加熱部材を構成する定着フィルムなどを介して定着ニップに交流電圧が伝達される。
ここで、記録材の含水分量が上昇すると、記録材のインピーダンスが急激に低下する。また、感光体と転写部材との接触部に形成された転写ニップと上記定着ニップとに、記録材が同時に挟持されることがある。このような場合、定着ニップに伝達された交流電圧が、記録材を介して転写ニップに伝達され、転写ニップにおける転写電圧を変動させることがある。これによって、転写ムラが引き起こされて、結果として画像の主走査方向の縞模様(濃度ムラ)となって現れてしまうことがある。
これに対して、特許文献1は、定着ニップに接続されたコンデンサによって、定着ニップから記録材を介して転写ニップに伝達される交流電圧を減衰させ、転写ムラを改善する方法を開示している。
特開2006−195003号公報
特許文献1に記載の方法では、定着ニップと接地電位との間に、ヒータのガラスコーティングの容量よりも大きな容量のコンデンサが挿入される。この方法では、落雷などにより商用電源にコモンモードのサージが発生した場合、そのサージ電圧の大半はガラスコーティングにかかることになる。サージ保護回路が備えられている場合やガラスコーティングの耐圧が高い場合は問題とならないが、保護回路もなく、ガラスコーティングの耐圧も低い場合は、ガラスコーティングが破壊してしまう。
特許文献1は、これを防止するために、定着ニップと接地電位との間においてコンデンサと直列に抵抗を挿入する方法を開示している。
しかしながら、この場合、定着ニップと接地電位との間にコンデンサを挿入することで転写ニップに伝達される交流電圧を低減して画像ムラを抑制する効果が弱まる。また、この抵抗は、落雷によるサージ電圧に対して耐性をもつ必要があるため、高価になりやすい。
したがって、本発明の目的は、定着手段への交流電圧の印加による転写電圧の変動をより効果的に抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体との間で記録材を挟持すると共に、電圧が印加されることでトナー像を前記像担持体から記録材に転写させる転写手段と、記録材を挟持すると共に、交流電圧が印加されることで記録材を加熱してトナー像を記録材に定着させる定着手段と、を有する画像形成装置において、前記定着手段により記録材を挟持する定着挟持部と、前記像担持体と前記転写手段とにより記録材を挟持する転写挟持部と、に同時に挟持された記録材に接触する導電部材と、前記導電部材と接地電位との間に挿入された容量素子と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、定着手段への交流電圧の印加による転写電圧の変動をより効果的に抑制することができる。
画像形成装置の模式的な断面図である。 定着装置の要部の断面図である。 コンデンサの効果を説明するための等価回路図である。 画像形成装置の他の例の模式的な断面図である。 コンデンサの効果を説明するための等価回路図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の模式的な断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。
画像形成装置100は、トナー像を担持する像担持体としてのドラム型(円筒形)の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム1を有する。感光ドラム1の周囲には、その回転方向(矢印X方向)に沿って順に、次の各手段が配置されている。まず、帯電手段としてのローラ状の帯電部材である帯電ローラ2が配置されている。次に、露光手段としての露光装置(レーザスキャナユニット)3が配置されている。次に、現像手段としての現像装置4が配置されている。次に、転写手段としてのローラ状の転写部材である転写ローラ5が配置されている。この転写ローラ5は、感光ドラム1との間で記録材Pを挟持すると共に、電圧が印加されることでトナー像を感光ドラム1から記録材Pに転写させる転写手段の一例である。
回転する感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2によって負極性に一様に帯電させられる。帯電した感光ドラム1の表面は、露光装置3からの画像データに応じて強度変調させたレーザにより露光される。これにより、感光ドラム1上に静電像(静電潜像)が形成される。感光ドラム1上に形成された静電像は、現像装置4によってトナーTを用いて現像(顕画像化)される。本実施例では、現像装置4は、現像剤として負極性の一成分現像剤(トナー)を用いる。また、本実施例では、現像装置4は、一様に帯電された後に露光されて電位の絶対値が低下した露光部にトナーを付着させる、所謂、反転現像を行う。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、感光ドラム1と転写ローラ5との接触部に形成された転写ニップ(転写挟持部)P2において、感光ドラム1と転写ローラ5とによって挟持搬送される記録材Pに転写される。このとき、転写ローラ5には、転写電圧印加手段としての転写電源30から、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性の直流電圧である転写電圧(転写バイアス)が印加される。記録材Pは、図示しない記録材供給部から、感光ドラム1上のトナー像と同期がとられて転写ニップP2まで搬送されてくる。
トナー像を転写された記録材Pは、定着手段としての定着装置9に送られる。詳しくは後述するように、定着装置9は、ヒータユニット10、加圧ローラ11及び記録材排出ローラ13などを有して構成される。未定着のトナー像を担持した記録材Pは、ヒータユニット10と加圧ローラ11とにより挟持搬送されることで、その上にトナー像が加熱定着される。なお、本実施例では、記録材排出ローラ13は、芯金の外周に弾性層を形成して構成されており、弾性層は導電性ゴムから成り、芯金は電気的に接地されている。
画像形成装置100の動作は、画像形成装置100の装置本体に設けられた制御手段としてのCPU12が統括的に制御する。CPU12は、搬送モータ、レーザ、高圧、ヒータなどへの通電制御などを行う。
2.定着装置
図2は、本実施例の定着装置9の要部の断面図である。定着装置9は、加熱部材としてのヒータユニット10と、弾性層を有するローラ状の加圧部材である加圧ローラ11と、を有する。本実施例では、ヒータユニット10は、交流電圧を給電することによって加熱機能を実現するものである。この定着装置9は、記録材Pを挟持すると共に、交流電圧が印加されることで記録材Pを加熱してトナー像を記録材Pに定着させる定着手段の一例である。
ヒータユニット10は、加熱体としてのセラミックヒータ(単に「ヒータ」ともいう。)10aを有する。ヒータ10aは、アルミナ基板上に発熱体としての銀合金からなる抵抗発熱体を印刷し、その抵抗発熱体の表面にガラスコーティングを施して構成されている。また、ヒータ10aには、サーミスタ10a1が設けられている。さらに、ヒータ10aには、図示しない電極などが設けられている。
また、ヒータユニット10は、フィルムガイド兼ヒータホルダ10b、定着回転体としての定着フィルム10c、補強板金10dなどを有する。フィルムガイド兼ヒータホルダ10bは、液晶ポリマーなどの耐熱樹脂で形成されている。定着フィルム10cは、次のような3層構成を有する。まず、ポリイミド樹脂に熱伝導フィラーを分散させた厚さ30〜80μm、内径φ24mmの円筒形ベースフィルムを有する。また、その表面に、フッ素樹脂に導電性カーボンを分散させた、体積抵抗率1×105Ω・cm以下、厚さ2〜10μmのプライマー層が形成されている。さらに、その上に、フッ素樹脂に導電性付与物質を分散させた、体積抵抗率1×107Ω・cm〜1×1013Ω・cm、厚さ5〜20μmの離型層が形成されている。補強板金10dは、ヒータユニット10が加圧ローラ11との圧接により不必要に変形しないようにするために設けられている。
一方、加圧ローラ11は、芯金11aの外周に弾性層11bを形成して構成されている。加圧ローラ11は、ヒータユニット10に対して付勢(押圧)されている。より詳細には、加圧ローラ11は、定着フィルム10dを介してヒータ10aに圧接されている。これにより、ヒータユニット10と加圧ローラ11との接触部に定着ニップ(定着挟持部)P1が形成されている。加圧ローラ11は、図示しない駆動手段としての駆動モータにより回転駆動され、定着フィルム10dは加圧ローラ11の回転に従動して回転(周回移動)する。これにより、定着ニップP1において記録材Pを挟持して搬送する。
本実施例では、定着装置9は、ヒータ10aの抵抗発熱体に商用電源20からの交流電圧が印加されることによって、定着ニップP1において記録材Pを加熱して、該記録材Pへのトナー像の加熱定着を行う。ヒータ10aの抵抗発熱体に対する電圧の印加タイミングや印加時間は、スイッチ素子21をCPU12によってON/OFFすることで制御する。
ここで、前述のように、ヒータ10aにおいて抵抗発熱体をコーティングしているガラス(ガラスコーティング)は、電気的にはコンデンサと見なされ、その容量は数百pF程度となる。本実施例では、一例として250pFとしている。したがって、商用電源20からの交流電圧は、抵抗発熱体からガラスコーティングを介して、ヒータユニット10と加圧ローラ11とが記録材Pを挟む定着ニップP1に伝達される。
本実施例では、定着ニップP1と転写ニップP2とに記録材Pが同時に挟持されることがある。
3.転写ニップへ伝達される交流電圧の低減
本実施例では、記録材Pの搬送方向において転写ニップPの上流側には、記録材Pを案内するガイド部材として転写前ガイド7が設けられている(図1)。転写前ガイド7は、記録材Pに接触してその搬送軌跡を規制して、転写ニップP2へ記録材Pを案内する。転写前ガイド7は、定着ニップP1と転写ニップP2とに同時に挟持された記録材Pに、記録材Pの搬送方向において転写ニップP2の上流側で接触する導電部材の一例である。
特に、本実施例では、転写前ガイド7は、記録材Pが転写ニップP2に突入する際、記録材Pの突入角度を規制するために、転写ニップP2から記録材Pの搬送方向の上流側に5mm離れた位置に設けられている。本実施例では、転写前ガイド7は、導電材料として金属で形成されている。
そして、本実施例では、この転写前ガイド7は、容量素子であるコンデンサ14の一方の端子に接続されている。コンデンサ14の他方の端子は、接地電位(グランド)に接続されている。
ここで、記録材Pの抵抗値に関して説明する。例えば、記録材Pとして再生紙を使用した場合、多湿下においては体積抵抗率が2×106Ω・cm程度まで低下することがある。この場合、厚さ0.1mmのA4サイズの記録材P(長さ297mm×幅210mm)に換算すると、抵抗値はおよそ300MΩとなる。本実施例では、定着ニップP1と転写ニップP2との間の距離L1は120mmである。そのため、この間の記録材Pの抵抗値はおよそ120MΩとなる。これに比べて、非多湿下では少なくとも2桁以上抵抗値が大きい。
図3は、商用電源20とコンデンサ14の接地電位までの間に存在している記録材P及び各素子の多湿環境下における各抵抗値を示している。
図3のP0〜P3は、図1に図示されたP0〜P3と対応している。P0は、ヒータ10aへの商用電源20の入力部を示している。P1は、定着ニップを示している。P2は、転写ニップを示している。P3は、転写前ガイド7と記録材Pが接する領域のうち記録材Pの搬送方向における最も転写ニップP2寄りの点(最下流点)を示している。
また、図3のC1は、ヒータ10aのガラスコーティングによって形成されるコンデンサの容量を示している。本実施例ではおよそ200pF〜400pFであり、一例として250pFを記載している。この容量は、より詳細には、定着装置9に交流電圧を印加する交流電圧源(商用電源)20から定着ニップP1までの結合容量に相当する。
また、図3のRp1及びRp2は、記録材Pの抵抗値を示している。Rp1は、定着ニップP1と転写ニップP2との間に存在する部分の記録材Pの抵抗値に相当し、吸湿下において120MΩとする。Rp2は、転写ニップP2と転写前ガイド7の位置P3との間に存在する部分の記録材Pの抵抗値に相当する。P1とP2の間の長さL1が120mmであるのに対して、P2とP3間の長さL2は5mmであるため、Rp2は5MΩとなる。
次に、図3を参照してコンデンサ14の効果及び好ましい条件について説明する。
商用電源20からヒータ10aのガラスコーティングを介して伝達された交流電圧は、記録材Pを通って、転写ニップP2に到達する。P2の位置における交流電圧の振幅は、C1とRp1の合成インピーダンス(複素インピーダンス)Z1と、Rp2とC2の合成インピーダンスZ2と、の比によって決定される。ここで、これらの合成インピーダンスは、それぞれ式1、式2のように決定される。
Figure 2015099207
ここで、fは商用電源周波数(計算例として50Hzを使用)、jは複素数を表しj2=−1となる。合成インピーダンスZ1、Z2の絶対値|Z1|、|Z2|は、それぞれ式3、式4のように決定される。
Figure 2015099207
コンデンサ14の容量C2が10000pFである場合、前述のRp1、Rp2及びC1の値を用いて、|Z1|=121MΩ、|Z2|=5.01MΩと計算される。したがって、転写ニップP2の位置における交流電圧は、P0の位置における交流電圧の5.01/121≒0.04となり、商用電源20のAC電圧の4%に減衰することがわかる。交流電圧が230VACとすると、転写ニップP2での変動電圧は約9V(最大値では約13V=230×√2×0.04)になる。本実施例では、転写電源30の出力電圧は、低い時で300VDC程度であり、これに約9V(最大値では約13V)の変動が加わっても、転写電圧の変動は画像に影響しない程度であり、濃度ムラなどの画像不良は発生しない。
これに対し、コンデンサ14の容量C2が、ヒータ10aのガラスコーティングによって形成されるコンデンサの容量C1よりも著しく小さい場合について考える。仮に、C2=50pF程度だとすると、変動電圧が約120V(最大値では約170V)となるため、上記転写電源30の出力電圧300VDCに対する影響が大きく、濃度ムラなどの画像不良が発生してしまうことがある。したがって、濃度ムラなどの画像不良をより良好に抑制するためには、転写前ガイド7と接地電位との間に挿入するコンデンサ14の容量C2は、ヒータ10aのガラスコーティングによって形成されるコンデンサの容量C1よりも十分に大きくする必要がある。
本実施例では、商用電源20からの交流電圧の振幅が、P0に対してP2で7%以下に低減した場合に、商用電源20から転写ニップP2に伝達される交流電圧成分による転写電圧の変動に起因する濃度ムラなどの画像不良を十分に抑制することができた。つまり、P0に対するP2での商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率は7%以下であることが好ましい。この低減率は、可及的に小さくてよく、ゼロ(%)であってもよい。
ここで、紙などの記録材Pの抵抗値Rp1及びRp2は、記録材Pの種類、吸湿状態などに依存して変化する。したがって、Rp1及びRp2に依存せずに、P0に対するP2での商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率を7%以下に抑えるためには、次のような構成とすることが好ましい。
まず、定着ニップP1と転写ニップP2との間の距離L1に対して、転写ニップP2と転写前ガイド7の位置P3との距離L2は、式5を満たすように設定する。
Figure 2015099207
これにより、記録材Pの種類、吸湿状態などに依存せず、式6が成立する。
Figure 2015099207
式6の両辺を2乗すると、式7が導出される。
Figure 2015099207
一方、コンデンサC2の容量は、ヒータ10aのガラスコーティングの容量C1に対して、式8を満たすように設定する。
Figure 2015099207
fを商用電源の周波数として、式8を変形して両辺を2乗すると、式9が得られる。
Figure 2015099207
そして、式7と式9の両辺を足して、各々の平方根をとると、式10が導出される。
Figure 2015099207
式10より、|Z2|≦|Z1|×0.07の関係が成立するため、記録材Pの種類、吸湿状態などに依存せず、P0に対するP2での商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率が7%以下となる。したがって、記録材Pの種類、吸湿状態などに依存せず、商用電源20から転写ニップP2に伝達される交流電圧成分による転写電圧の変動に起因する濃度ムラなどの画像不良を十分に抑制することができる。
なお、上記の説明から明らかなように、本実施例では、定着ニップP1と転写ニップP2との間の距離L1よりも、転写ニップP2と転写前ガイド7の位置P3との間の距離L2の方を短く設定する必要がある。上記の説明から明らかなように、転写ニップP2と転写前ガイド7の位置P3との間の距離は、定着ニップP1と転写ニップP2との間の距離の7%以下であることが好ましい。ただし、転写前ガイド7の機能上、通常、転写ニップP2と転写前ガイド7の位置P3との間の距離は、ゼロ(mm)よりも大きい。
ここで、特許文献1に記載の方法では、落雷などにより商用電源に発生するコモンモードサージにより、ヒータのガラスコーティングが破壊されるのを防止するために、定着ニップと接地電位との間に挿入するコンデンサと直列に抵抗を挿入していた。この抵抗は、落雷によるコモンモードサージに対する耐性を有する必要があるため、高価になり易い。これに対して、本実施例では、コンデンサ14は記録材Pを介してヒータ10aに間接的に接続される。そのため、特許文献1に記載の方法のように抵抗を追加しなくても、落雷などによってヒータ10aのガラスコーティングに過大な電圧が印加されることはなく、その破壊を回避することができる。
以上、本実施例によれば、定着装置9の発熱体に商用電源20の交流電圧を印加する系において、転写ニップP2へ記録材Pを導く転写前ガイド7と接地電位との間にコンデンサ14を挿入する構成とする。これによって、商用電源20から転写ニップP2に伝達される交流電圧成分による転写電圧への外乱を抑制することが可能となる。そのため、例えば多湿環境下で放置され吸湿した記録材Pなどの低インピーダンスの記録材Pを用いる場合でも、濃度ムラなどの画像不良を十分に抑制することが可能となる。したがって、定着装置9の保護のために抵抗を追加する必要なく、より簡易で安価な構成で効果的に交流電圧成分による転写電圧の変動に起因する濃度ムラなどの画像不良を抑制することができる。
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、実施例1の画像形成装置のものと同一又はそれに相当する構成、機能を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
実施例1では、転写前ガイド7と接地電位との間にコンデンサ14を挿入した。これに対して、本実施例では、定着ニップP1と転写ニップP2との間に配置される搬送ガイドと接地電位との間にコンデンサを挿入する。
図4は、本実施例の画像形成装置100の模式的な断面図である。本実施例では、記録材Pの搬送方向において、転写ニップP2の下流側、かつ、定着ニップP1の上流側に、記録材Pを案内するガイド部材として搬送ガイド8が設けられている。搬送ガイド8は、転写ニップP2から定着ニップP1へ記録材Pを搬送する際のガイドの役割を果たす。搬送ガイド8は、記録材Pに接触してその搬送軌跡を規制して、定着ニップP1へ記録材Pを案内する。搬送ガイド8は、定着ニップP1と転写ニップP2とに同時に挟持された記録材Pに、記録材Pの搬送方向において転写ニップP2の下流側で接触する導電部材の一例である。本実施例では、搬送ガイドは、導電材料として金属で形成されている。
そして、本実施例では、この搬送ガイド8は、容量素子であるコンデンサ15の一方の端子に接続されている。コンデンサ15の他方の端子は、接地電位(グランド)に接続されている。
なお、このコンデンサ15の容量をC3とする。また、搬送ガイド15と記録材Pとが接する領域のうち記録材Pの搬送方向における最も定着ニップP1寄りの点(最下流点)をP4とする。また、定着ニップP1とP4との間に存在する部分の記録材Pの抵抗値をRp3とする。本実施例では、定着ニップP1とP4との間の距離L3は40mmである。そのため、例えば実施例1の場合と同様の記録材Pを用いる場合を考えると、Rp3は多湿下において40MΩ程度となる。
次に、図5を参照してコンデンサ15の効果及び好ましい条件について説明する。図5は、商用電源20とコンデンサ15の接地電位までの間に存在している記録材P及び各素子の多湿環境下における各抵抗値を示している。
商用電源20からヒータ10aのガラスコーティングを介して伝達された交流電圧は、搬送ガイド15上の記録材Pを通過して、転写ニップP2に到達する。P4の位置における交流電圧の振幅は、C1とRp3の合成インピーダンス(複素インピーダンス)Z3と、C3の合成インピーダンスZ4と、の比によって決定される。ここで、これらの合成インピーダンスは、それぞれ式11、式12のように決定される。
Figure 2015099207
ここで、fは商用電源周波数(計算例として50Hzを使用)、jは複素数を表しj2=−1となる。合成インピーダンスZ3、Z4の絶対値|Z3|、|Z4|は、それぞれ式13、式14のように決定される。
Figure 2015099207
コンデンサ15の容量C3が10000pFである場合、前述のRp3及びC1の値を用いて、|Z3|=42MΩ、|Z4|=0.3MΩと計算される。したがって、P4の位置における交流電圧は、P0の位置における交流電圧の0.3/42≒0.008となり、商用電源20のAC電圧の0.8%に減衰することがわかる。
このように、本実施例では、商用電源20からの交流電圧の振幅はP4においてP0に対して0.8%に減衰している。そのため、商用電源20からみてP4よりも下流側(記録材Pの搬送方向において上流側)にあるP2では、P0に対する商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率は0.8%以下となる。したがって、商用電源20から転写ニップP2に伝達される交流電圧成分による転写電圧の変動に起因する濃度ムラなどの画像不良を抑制することができる。
実施例1と同様、本実施例では、商用電源20からの交流電圧の振幅が、P0に対してP2で7%以下に低減した場合に、商用電源20から転写ニップP2に伝達される交流電圧成分による転写電圧の変動に起因する濃度ムラなどを十分に抑制することができた。つまり、P0に対するP2での商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率は7%以下であることが好ましい。
ここで、紙などの記録材Pの抵抗値Rp3は、記録材Pの種類、吸湿状態などに依存して変化する。したがって、Rp3に依存せずに、P0に対するP2での商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率を少なくとも7%以下に抑えるべく、P4での低減率を7%以下に抑えるためには、次のような構成とすることが好ましい。
すなわち、コンデンサC3の容量は、ヒータ10aの容量C1に対して、式15を満たすように設定する。
Figure 2015099207
fを商用電源の周波数として、式15を変形して両辺を2乗すると、式16が得られる。
Figure 2015099207
式16の右辺だけに(0.07×Rp3)の2乗を足しても不等式が成立するので、数17が得られる。
Figure 2015099207
そして、式17の両辺の平方根をとると、式18が導出される。
Figure 2015099207
式18より、|Z4|≦|Z3|×0.07の関係が成立するため、記録材Pの種類、吸湿状態などに依存せず、P0に対するP4及びP2での商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率が7%以下となる。したがって、記録材Pの種類、吸湿状態などに依存せず、商用電源20から転写ニップP2上に伝達される交流電圧成分による転写電圧の変動に起因する濃度ムラなどの画像不良を十分に抑制することができる。
本実施例においても、実施例1と同様に、コンデンサ15は、記録材Pを介してヒータ10aに間接的に接続される。そのため、特許文献1に記載の方法のように抵抗を追加しなくても、落雷などによってヒータ10aのガラスコーティングに過大な電圧が印加されることはなく、その破壊を回避することができる。
以上、本実施例によれば、定着装置9の発熱体に商用電源20の交流電圧を印加する系において、ヒータユニット10と転写ニップP2との間に設けられた搬送ガイド8と接地電位との間にコンデンサ14を挿入する構成とする。これによって、商用電源20から転写ニップP2に伝達される交流電圧成分による転写電圧への外乱を抑制することが可能となる。そのため、例えば多湿環境下で放置され吸湿した記録材Pなどの低インピーダンスの記録材Pを用いる場合でも、濃度ムラなどの画像不良を十分に抑制することが可能となる。したがって、定着装置9の保護のために抵抗を追加する必要なく、より簡易で安価な構成で効果的に交流電圧成分による転写電圧の変動に起因する濃度ムラなどの画像不良を抑制することができる。
また、本実施例と実施例1とを比較すると、同じ容量10000pFのコンデンサを使用した場合、転写ニップP2に伝達される商用電源20からの交流電圧の振幅をより大きく低減することができる。すなわち、同じ容量のコンデンサを使用した場合、本実施例の方が実施例1よりもP0に対するP2での商用電源20からの交流電圧の振幅の低減率が低い。このように、本実施例によれば、実施例1よりも、濃度ムラなどの画像不良を抑制する効果が大きい。そのため、本実施例の構成で使用するコンデンサ15としては、実施例1におけるコンデンサ14よりも容量の小さいコンデンサを使用できる。したがって、さらなる低コスト化が実現できる。
その他
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、転写前ガイド又は搬送ガイドと接地電位との間にコンデンサを挿入した。記録材を案内する機能を有する導電部材と接地電位との間にコンデンサを挿入することで、別途導電部材を設けることなく、簡易で安価な構成を実現し易い。ただし、本発明の効果を得るために、当該コンデンサが接続される導電部材が記録材を案内する機能を有していることは必須ではない。上述の実施例における転写前ガイド又は搬送ガイドに加えて又は代えて、記録材の搬送軌跡を規制するガイド部材としての機能を有していない導電部材を設けてもよい。
また、上述の実施例では、定着ニップから、像担持体としての感光体と転写部材とで形成される転写ニップに伝達される交流電圧の影響を抑制する場合について説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、定着ニップから、像担持体としての中間転写体と転写部材とで形成される転写ニップに伝達される交流電圧の影響を抑制するためにも等しく適用することができる。つまり、第1の像担持体としての感光体に形成されたトナー像を、無端状のベルトなどとされる第2の像担持体としての中間転写体に転写(一次転写)した後に、該中間転写体から記録材にトナー像を転写(二次転写)する中間転写方式の画像形成装置がある。二次転写は、中間転写体に接触して転写ニップ(二次転写ニップ)を形成する二次転写部材に二次転写電圧が印加されることで行われる。この場合、定着装置の発熱体に印加される交流電圧が二次転写ニップにおける二次転写電圧に影響して、濃度ムラなどの画像不良が発生することが懸念される。したがって、導電部材の配置とコンデンサの挿入に関し、上述の実施例における転写ニップを二次転写ニップと読み替えて、実質的に上述の実施例と同じ構成を適用することで、そのような画像不良を抑制することができる。
また、転写手段は、ローラ状の転写部材に限定されるものではなく、ブラシ状やブレード状などの任意の態様の転写部材であってよい。
1 感光ドラム
5 転写ローラ
7 転写前ガイド
8 搬送ガイド
9 定着装置
10 ヒータユニット
11 加圧ローラ
P0 ヒータへの交流電圧の入力部
P1 定着ニップ
P2 転写ニップ
P3 転写前ガイドの最下流点
P4 搬送ガイドの最下流点

Claims (9)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体との間で記録材を挟持すると共に、電圧が印加されることでトナー像を前記像担持体から記録材に転写させる転写手段と、
    記録材を挟持すると共に、交流電圧が印加されることで記録材を加熱してトナー像を記録材に定着させる定着手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記定着手段により記録材を挟持する定着挟持部と、前記像担持体と前記転写手段とにより記録材を挟持する転写挟持部と、に同時に挟持された記録材に接触する導電部材と、
    前記導電部材と接地電位との間に挿入された容量素子と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記導電部材は、記録材の搬送方向において前記転写挟持部の上流側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記導電部材は、前記転写挟持部へ搬送される記録材を案内するガイド部材であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写挟持部と前記導電部材との間の距離は前記定着挟持部と前記転写挟持部との間の距離よりも短く、かつ、前記定着手段に交流電圧を印加する交流電圧源から前記定着挟持部までの結合容量よりも前記容量素子の容量の方が大きいことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写挟持部と前記導電部材との間の距離は前記定着挟持部と前記転写挟持部との間の距離の7%以下であり、かつ、前記定着手段に交流電圧を印加する交流電圧源から前記定着挟持部までの結合容量は前記容量素子の容量の7%以下であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記導電部材は、記録材の搬送方向において前記定着挟持部の上流側、かつ、前記転写挟持部の下流側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記導電部材は、前記転写挟持部から前記定着挟持部へ搬送される記録材を案内するガイド部材であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着手段に交流電圧を印加する交流電圧源から前記定着挟持部までの結合容量よりも前記容量素子の容量の方が大きいことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記定着手段に交流電圧を印加する交流電圧源から前記定着挟持部までの結合容量は前記容量素子の容量の7%以下であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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