JPH1097106A - 静電記録装置及びこれに用いる搬送ロール - Google Patents

静電記録装置及びこれに用いる搬送ロール

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JPH1097106A
JPH1097106A JP8247597A JP24759796A JPH1097106A JP H1097106 A JPH1097106 A JP H1097106A JP 8247597 A JP8247597 A JP 8247597A JP 24759796 A JP24759796 A JP 24759796A JP H1097106 A JPH1097106 A JP H1097106A
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高雄 梅田
Akio Tsujita
明夫 辻田
Takashi Rokutanda
崇 六反田
Yukio Otome
幸雄 乙▲め▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の両面に未定着のトナー像を形成し、両
面同時に定着する方式の静電記録装置において、転写器
から定着機間に設ける搬送ロールの表面汚れが少なく、
また、用紙上の未定着トナー像の劣化の少ない静電記録
装置を提供する。 【解決手段】 搬送ロール1は、直径40mmの金属ロ
ール3の表面に体積抵抗率が1010Ω・cm、厚み20
0μmの導電性PFAチューブ2を被せたものである。
金属ロールには直流電圧源4が接続される。用紙の両面
にそれぞれ、トナー像6、トナー像7が形成された用紙
5は用紙駆動ロールにより搬送力が与えられ、搬送ロー
ル1は、用紙の移動に従動して回転する。直流電源に
は、搬送ロールと接するトナー6の帯電極性(プラス)
と同極性の電圧が印加される。VB1の値を最適化して搬
送ロールのトナー汚れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式を用い
た両面印刷可能な静電記録装置に関し、特に、用紙の両
面に未定着トナー像を形成し、定着装置により用紙に定
着することによって両面に印刷を行う静電記録装置にお
いて、転写部と定着装置間に用紙搬送バイアスを加えた
ロールを用いた静電記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタや複写機の分野におい
て、省資源や印刷物の輸送コストの低減の面から用紙の
両面に印刷を行う、いわゆる両面印刷のニーズが高まっ
ている。連続紙プリンタでは、従来2台のレーザプリン
タを用い、1台目で用紙の一方の面にトナー像を定着
し、2台目で、もう一方の面に別のトナー像を定着して
用紙の両面に印刷を行う方式、いわゆる、タンデム印刷
方式が用いられてきた。しかし、最近、用紙の両面に未
定着のトナー像を形成し、両面同時に定着する方式が注
目されている。図6はこの両面同時定着方式のプリンタ
構成を示す図である。ここでは、感光ドラムとしてSe
TeやAs2Se3等のプラス帯電感光ドラムとプラス帯
電トナーを用いた反転現像方式の印写ユニットを用いた
場合について、説明する。感光ドラム23aにコロナ帯
電器24aによりプラス電荷を与え、レーザ光学系やL
ED等の露光部25aにより光パターンを照射して静電
潜像を形成し、現像機26aによりトナー現像を行う。
コロナ転写器27aにより、用紙5の裏面にマイナス電
荷を付与することにより、感光ドラム23a上のトナー
像7を用紙に転写する。以上を第1の印写ユニットとす
る。次に、マイナス帯電のコロナ帯電器28とプラス帯
電のコロナ帯電器29の組み合わせからなるトナーの極
性反転装置により、プラス帯電トナー7の極性をマイナ
ス極性に反転する。次に、感光ドラム23bからなる第
2の印写ユニットにより、同様に、用紙5の裏面にプラ
ス帯電トナー像6を転写する。これにより、用紙5の両
面に互いに極性の異なるトナー像6、7が形成される。
用紙5の両面に形成されたトナー像6、7は、赤外ラン
プ30と反射板からなる非接触加熱装置31から放射さ
れる熱により溶融され、用紙に固着される。ここで、1
は印写ユニットと定着装置の間の用紙の搬送経路に設け
られた搬送ロールであり、32は用紙搬送用駆動ロール
である。搬送ロール1は、連続紙の搬送方向を変更した
り、用紙搬送時のバッファとして不可欠である。この搬
送ロール1は未定着トナー像と接触するため、搬送ロー
ル表面の汚れやトナー画像の乱れが問題となる。特開平
7ー072776には、図7に示すように金属ロール3
の表面にテフロンコーティング膜33を設け、コロナ帯
電器13により、テフロンコーティング膜33の表面
に、トナー像6の帯電極性と同極性(図7では、プラス
極性)の電荷を付与することにより、トナー像6を搬送
ロール表面に付着しにくくする方法が提案されている。
ここで、9は搬送ロール1の清掃部材である。
【0003】さらに、特開平5−216363では、搬
送ガイドの先端部に導電性PFAからなる入力コロを用
いて、用紙を定着装置に搬送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−07277
6では、図7に示すように搬送ロール1の表面層である
テフロンコーティング膜33は絶縁性である。このた
め、帯電器13の放電電荷の蓄積により、搬送ロールの
表面電位が上昇し、放電することもある。この電荷の蓄
積による表面電位上昇が原因になって生じる「トナー画
像の乱れと画像背景部の乱れ」について、図8を用いて
説明する。
【0005】一般に、コロナワイヤ上での放電は、必ず
しも均一でない。このため、テフロンコーティング膜3
3上の電荷17が局部的に多くなったところでは、用紙
5上のトナー像6’は搬送ロール表面からの強い反発力
を受けて飛び散り、反対側の面のトナー7’も、電位分
布の急激な変化の影響を受けて飛散し、画像乱れと背景
部のカブリ発生の原因となることがわかった。特に、ベ
タ画像に比べてトナーの付着量の多い線画像の場合に
は、トナーの飛び散りが多くなる。トナーの飛び散りに
は、搬送ロール表面の電位の不均一性が影響しているた
め、搬送ロールの表面電位の均一化が不可欠である。さ
らに、安定した用紙搬送性能を確保するには、(a)ト
ナーの搬送ロール表面への付着力の低減、(b)トナー
の用紙への付着力向上が必要であることがわかった。
【0006】特開平5−216363では、用紙が搬送
ガイドを通って小型の入力コロから定着装置へ入ること
になる。その際に、トナ−が入力コロ表面に付着し、付
着したトナ−が入力コロと搬送ガイドの間障に入り込
み、入力コロの回転が悪化し、付着したトナ−で用紙の
汚れが生じることがわかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)搬送ロール表面の電位の安定化 本発明の搬送ロールの構成を図2を用いて説明する。搬
送ロールの表面被膜として、従来の絶縁性のテフロン樹
脂(体積抵抗率:1016Ω・cm以上)に替わり、図2
に示すようなフッ素系樹脂層2の中に、カーボン等の導
電性粉10を混入分散した導電性のフッ素系樹脂の被膜
を金属ロール3の表面に形成する。
【0008】金属ロール3に外部電源4により、プラス
のバイアス電圧VB1を印加する。
【0009】用紙5の搬送ロールと接触する側には、プ
ラス極性の未定着トナー像6が、また、反対側の面には
マイナス極性の未定着トナー像7と、トナー像6の転写
時に用紙面に付与されたマイナス電荷8が形成されてい
る。この結果、プラスのバイアス電圧が印加された金属
ロール3と用紙間で電界Eが働く。この場合、フッ素系
樹脂層2の抵抗が高すぎると、用紙やトナー層での電界
が小さくなり、トナー6との間に働く反発力(非付着
力)が得られなくなる。一方、体積抵抗率が106Ω・
cmよりも小さい場合、用紙の抵抗が小さくなると、プ
ラス電荷が金属ロールから用紙を通って用紙裏面のマイ
ナス帯電トナー7に注入するため、トナー7の持つ電荷
量が小さくなり、トナー7と用紙との付着力が低下する
という問題が生じる。このため、被膜層2は、体積抵抗
率にして107〜1012Ω・cmのフッ素樹脂系被膜に
する必要がある。金属ロールに、電圧を印加する手段と
しては、(1)金属ローラに直接、外部の電源から電圧
を印加する方法と、(2)金属ロールとアース間にコン
デンサと電圧制御素子(バリスタ等)の並列回路を接続
し、コロナ帯電器により搬送ロール表面に電荷を付与す
ることによりコンデンサを充電する方法がある。この場
合、搬送ロールの表面電位は、電圧制御素子の特性(た
とえば、バリスタ電圧)によって決まる。
【0010】(2)トナーの搬送ロール表面への付着力
低減とトナーの用紙への付着力向上 まず、トナーの搬送ロールへの付着力を図2を用いて説
明する。搬送ロール被膜2の表面に帯電したトナー6が
近接(接触)すると、トナーの電荷と逆極性の電荷を有
する鏡像電荷11が、金属ロール3及び被膜2の内部に
生じる。この結果、トナー6を搬送ロール面に付着させ
ようとする鏡像力FMが働く。一方、金属ロール3に印
加されたプラス電圧と用紙裏面のマイナス電荷8及びト
ナー7との間に働く電界Eによってトナー6には、搬送
ロール表面からの反発力FRが、また、トナー6には用
紙を挟んで、反対側にあるマイナス電荷8あるいは、ト
ナー7のマイナス電荷との間で吸着力FTが働く。搬送
ロール表面の汚れを低減するには、FMを小さく、FRと
Ftを大きくする必要がある。
【0011】この鏡像力FMは、被膜層の厚みに逆比例
し、被膜層の比誘電率に比例する。
【0012】鏡像力を低減するためには、検討の結果、
被膜層の比誘電率を80以下、被膜層厚みを30μm以
上にすればよい。あるいは、図3に示すように、金属ロ
ール3と被膜層2の間に、体積抵抗率にして107〜1
12Ω・cm、比誘電率が80以下の誘電体被膜12を
設けても良い。導電性フッ素系樹脂層の下に設ける誘電
体被膜12にはトナーに対する離型性は要求されないた
め、無機膜、有機膜、ゴム等の弾性体のいずれも用いる
ことができる。
【0013】次に、トナー6(帯電極性:プラス)の用
紙への付着力について説明する。
【0014】図6において、トナー6を用紙に転写時
に、転写電荷としてマイナス電荷8が付与されるが、そ
の電荷量は転写位置から搬送ロールの位置にくるまで
に、環境条件や用紙種等によって変化する。このため、
搬送ロール位置で用紙裏面に適切な電荷量が存在するよ
うにコロナ帯電器等によりマイナス電荷を付与すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を示す図で
ある。搬送ロール1は、直径40mmの金属ロール3の
表面に体積抵抗率が1010Ω・cm、厚み200μmの
導電性PFA(Perfluoroalkoxy Copolymer)チューブ2
を被せたものである。金属ロールには直流電圧源4が接
続される。用紙の両面にそれぞれ、トナー像6、トナー
像7が形成された用紙5は用紙駆動ロール(例えば、図
6の32)により搬送力が与えられ、搬送ロール1は、
用紙の移動に従動して回転する。直流電源には、搬送ロ
ールと接するトナー6の帯電極性(プラス)と同極性の
電圧が印加される。清掃部材9をのぞいた状態で、VB1
の値をパラメータとして、搬送ロールの汚れと、搬送ロ
ール通過後の用紙上ののトナー像を評価した。VB1の値
が小さすぎると搬送ロールの汚れが生じ、大きすぎる
と、用紙上のトナー像の乱れが生じることがわかった。
この結果、VB1の値が500Vから2000Vの領域
で、良好な結果が得られることがわかった。
【0016】この条件下で、ブラシ等やブレード等の清
掃部材9の負担を軽減することができた。
【0017】本発明の搬送ロールの第2の実施例を図3
を用いて説明する。金属ロール3の材質としてアルミニ
ウムを用い、表面の陽極酸化処理により、表面から厚み
50μmの黒色アルマイト処理層12を形成した。この
処理層の体積抵抗率は109〜1010Ω・cmで、比誘
電率は約6である。この処理膜面に厚み2〜3μmの接
着層を塗布し、この上に体積抵抗率が107Ω・cm、
比誘電率が20、厚み50μmの導電性PFAチューブ
を被せた。アルマイト処理膜は硬質で、かつ、表面はポ
ーラスになっているため、PFAチューブと金属ロール
との接着性が向上する。また、アルマイト処理膜は比誘
電率が小さいため、鏡像力を小さく出来る効果がある。
【0018】図4は第3の実施例を説明する図である。
搬送ロール1は、金属ロール3の表面に導電性フッ素系
樹脂層を形成したもので、実施例1で用いたものと同じ
である。コンデンサ16(220pF)とバリスタ15
(バリスタ電圧VV:1000V)の並列回路を搬送ロー
ルの金属ロール基体とアース間に接続する。高圧電源1
4(+Vc1)に接続されたコロナ帯電器13により発
生したコロナ電荷17は、搬送ロールの導電性フッ素系
樹脂層2を通ってコンデンサ16に流れ込み、コンデン
サ16の電圧がバリスタ電圧(Vv)になるまで充電す
る。この結果、搬送ロールの表面電位は常に、プラス1
000Vに設定される。この構成によっても、実施例と
同じ効果が得られる。
【0019】本実施例では、さらに、用紙5を挟んで、
搬送ロール1に対向して対向電極18を設け、搬送ロー
ルの表面電位と逆極性の直流電源19(−VB2)を印加
した。
【0020】この結果、用紙5が搬送ロールに巻き付く
領域で、金属ロール3から対向電極18に向かう電界成
分が生じる。このため、用紙裏面の転写電荷8(マイナ
ス電荷)の電荷量が変化(例えばリーク)したとして
も、トナー6を用紙側に引きつける作用が生じるため、
搬送ロールの汚れ防止の安定性が向上する。
【0021】なお、搬送ロール1として、実施例2で説
明したアルマイト処理層を設けた導電性PFAチューブ
被服ロールを用いても良い。
【0022】図5は第4の実施例を説明する図である。
図5(a)に構成を示す。図1の構成と同じように、表
面に導電性PFAチューブを被せた搬送ロール1の金属
ロールにプラス極性の直流電圧(+VB1)を印加し、さ
らに、用紙5が搬送ロール1に巻き付く領域で、搬送ロ
ール1に対向してマイナス極性の直流電源21(−VB
2)が接続されたコロナ帯電器20を設け、用紙裏面に
マイナス電荷22を付与する。この結果、図5(b)に
示すように、用紙裏面にマイナス電荷22が付与された
ことにより、トナー6と用紙5との密着力Ftが強くな
り、さらに、用紙5と搬送ロール1の密着力Fpが生じ
る。Fpによりトナー6の搬送ロール表面の付着を低減
できる。また、Fpにより、用紙5と搬送ロール間のス
ベリを防止できる。
【0023】なお、コロナ帯電器20のコロナ電流が大
きすぎると、逆に、トナー6の帯電極性が逆転する可能
性があるため、電流値制御が望ましい。あるいは、コロ
ナ帯電器20をグリッド付きのスコロトロン帯電器にし
ても良い。
【0024】図9は、第5の実施例である搬送ロールで
ある。金属ロール3の表面にカーボン34を混入した体
積抵抗率が107〜1012Ω・cmの導電性ゴム層35
を、厚み0.1mm〜10mmで形成する。導電性ゴム
としては、例えばウレタンゴムや、発泡EPDM(エチ
レンプロピレン)ゴム等を使用できる。この上に、厚み
100μmの導電性のPFAチューブを被せる。この構
成の搬送ロールの場合、用紙5と搬送ロール1の巻き付
け角を確保できるので、用紙のスベリを低減できる効果
がある。
【0025】
【発明の効果】
(1)搬送ロールの表面被膜層が、体積抵抗抗率が10
7〜1012Ω・cmの導電性フッ素系樹脂であるため、
トナーに対する離型性と表面電位の安定化、均一性を確
保できるため、搬送ロールと接するトナー像の乱れや、
搬送ロール表面のトナー汚れを低減することができる。
【0026】(2)搬送ロールの表面被膜層を、比誘電
率が80以下、被膜層厚みが30μm以上にすることに
よって、搬送ロールのトナー汚れの要因であるトナーの
搬送ロールへの付着力となる鏡像力を低減することがで
きる。
【0027】(3)用紙と搬送ロールとの巻き付け領域
に対応する領域において、用紙の裏面に搬送ロールの表
面電位の極性と逆極性の電荷を付与することによって、
トナーと用紙の密着力を向上し、搬送ロール表面へのト
ナー付着(汚れ)低減と、用紙と搬送ロール間のスベリ
を低減できる。
【0028】(4)搬送ロールの構成として、表面の導
電性フッ素系樹脂層の下に、各種の下地層を設けること
により、搬送性を向上することができる。
【0029】例えば、アルマイト処理層等の誘電体層を
設けることにより、鏡像力を低減できる。また、ゴム層
を設けることにより、用紙と搬送ロール間のスベリを低
減できる。本文では、搬送ロールと接触する側のトナー
の極性がプラスの場合について説明してきたが、マイナ
ス極性の場合にも同じような考え方で対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を説明する模式図である。
【図2】 本発明の要点を説明する模式図である。
【図3】 本発明の搬送ロールの構成の他の実施例を示
す模式図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す模式図である。
【図5】 本発明の他の実施例を示す模式図である。
【図6】 用紙の両面に印刷するプリンタの構成を示す
模式図である。
【図7】 従来の搬送ロールの構成を示す模式図であ
る。
【図8】 従来の搬送ロールを用いた場合の問題点を説
明する模式図である。
【図9】 本発明の他の実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
1・・・搬送ロール、2・・・搬送ロールの表面被膜層、3・・
・搬送ロールの金属ロール、4・・・搬送ロールのバイアス
電源、5・・・用紙、6・・・搬送ロール面と接するトナー
像、7・・・搬送ロールと反対側の用紙面に形成されたト
ナー像、8・・・転写時に用紙に付与された電荷、10・・・
カーボン粉末、11・・・鏡像電荷、12・・・下地処理膜
層、13・・・搬送ローラ帯電用コロナ放電器、15・・・電
圧制御素子、16・・・コンデンサ、18・・・対向電極、1
9・・・対向電極のバイアス電源、20・・・用紙裏面に電荷
を付与するためのコロナ帯電器、22・・・用紙裏面に付
与された電荷、23・・・感光ドラム、25・・・露光部、2
6・・・現像機、27・・・コロナ転写器、31・・・非接触加
熱装置、32・・・:用紙搬送用駆動ロール、34・・・カー
ボン粉末、35・・・導電性ゴム層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乙▲め▼ 幸雄 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写部において用紙の両面に未定着トナ
    ー像を形成し、定着装置において前記用紙両面の未定着
    トナー像を定着するとともに、前記転写部と定着装置間
    に用紙の搬送方向を変更する搬送ロールを備えた静電記
    録装置において、前記搬送ロールを、金属ロールと金属
    ロール表面に形成した導電性のフッ素系樹脂層とから構
    成したことを特徴とする静電記録装置。
  2. 【請求項2】 搬送ロールの金属ロールに前記搬送ロー
    ルと接触するトナー像の帯電極性と同極性の直流電圧を
    印加することを特徴とする請求項1記載の静電記録装
    置。
  3. 【請求項3】 搬送ロールの金属ロールとアース間にコ
    ンデンサと電圧制御素子の並列回路を接続し、かつ、搬
    送ロールの表面と用紙の接触前に、搬送ロールに対向し
    てコロナ帯電器を配置し、これにより、搬送ロールと接
    触するトナー像の帯電極性と同極性の電圧を上記コンデ
    ンサに充電することを特徴とする請求項1記載の静電記
    録装置。
  4. 【請求項4】 搬送ロールの表面電位が、搬送ロールと
    接するトナーの帯電極性と同極性の電位であって、か
    つ、用紙を挟んで、搬送ロールに対向してコロナ帯電器
    を配置し、用紙の裏面に、トナー像の帯電極性と逆極性
    の電荷を付与することを特徴とする請求項1記載の静電
    記録装置。
  5. 【請求項5】 導電性のフッ素系樹脂層の体積抵抗率が
    107〜1012Ω・cmであることを特徴とする請求項
    1、2、3、又は4記載の静電記録装置。
  6. 【請求項6】 金属ロールと導電性フッ素系樹脂層の間
    に、比誘電率が80以下、体積抵抗率が107〜1012
    Ω・cm、被膜層厚みが30μm以上の膜を形成するこ
    とを特徴とする請求項5記載の静電記録装置。
  7. 【請求項7】 金属ロールがアルミニウムであり、表面
    を陽極酸化処理した後、導電性のフッ素系樹脂層を形成
    したことを特徴とする請求項6記載の静電記録装置。
  8. 【請求項8】 金属ロールの表面に弾性体層を設け、こ
    の外側に導電性のフッ素系樹脂層を形成したことを特徴
    とする請求項6記載の静電記録装置。
  9. 【請求項9】 導電性のフッ素系樹脂層が、カーボンを
    分散させたPFAチューブであることを特徴とする請求
    項5、6記載の静電記録装置。
  10. 【請求項10】 体積抵抗率が107〜1012Ω・cm
    の導電性フッ素系樹脂層で表面が被覆されたことを特徴
    とする搬送ロール。
  11. 【請求項11】 導電性のフッ素系樹脂層が、カーボン
    を分散させたPFAチューブであることを特徴とする請
    求項10記載の搬送ロール。
  12. 【請求項12】 金属ロールがアルミニウムであり、表
    面を陽極酸化処理した後、導電性のフッ素系樹脂層を形
    成したことを特徴とする請求項10記載の搬送ロール。
  13. 【請求項13】 金属ロールの表面に弾性体層を設け、
    この外側に導電性のフッ素系樹脂層を形成したことを特
    徴とする請求項10記載の搬送ロール。
JP24759796A 1996-09-19 1996-09-19 静電記録装置 Expired - Lifetime JP3454401B2 (ja)

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