JP2015099179A - 画像形成装置、防塵カバー清掃部材及び防塵カバーの清掃方法 - Google Patents

画像形成装置、防塵カバー清掃部材及び防塵カバーの清掃方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015099179A
JP2015099179A JP2013237724A JP2013237724A JP2015099179A JP 2015099179 A JP2015099179 A JP 2015099179A JP 2013237724 A JP2013237724 A JP 2013237724A JP 2013237724 A JP2013237724 A JP 2013237724A JP 2015099179 A JP2015099179 A JP 2015099179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
image forming
forming apparatus
dust
cleaning member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013237724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6232956B2 (ja
Inventor
一範 渡辺
Kazunori Watanabe
一範 渡辺
芹沢 敬一
Keiichi Serizawa
敬一 芹沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013237724A priority Critical patent/JP6232956B2/ja
Publication of JP2015099179A publication Critical patent/JP2015099179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6232956B2 publication Critical patent/JP6232956B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】清掃部材を画像形成装置の外側から挿入して防塵カバーを清掃する方式において、サービス担当者等の技量にかかわらず一定の清掃品質を容易に得ることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】防塵カバー清掃部材22は、本体部24と、本体部24の挿入方向先端部に設けられた清掃部26とから構成されている。防塵カバー清掃部材22を画像形成装置本体に設けられた開口部から内方へ挿入すると、その先端部は光走査装置に形成されたガイド部84に進入する。防塵カバー清掃部材22をさらに押し込むと、h1>h2の関係から、防塵カバー清掃部材22の上面が爪部88で規制されることにより清掃部26が弾性変形し、その復元力で防塵ガラス8の表面に当接する。清掃部26には図示しない布が貼り付けられており、清掃部26の押し込み・引き抜き操作により一定圧力での清掃が可能となる。【選択図】図9

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ、あるいはこられのうち少なくとも1つを備えた複合機等の画像形成装置、該画像形成装置が有する光走査装置における防塵カバーを清掃するための防塵カバー清掃部材、及び防塵カバーの清掃方法に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置は、光源から出射された光線を、感光体に照射して潜像の書き込みを行う光走査装置を備えている。
このような画像形成装置では、感光体上に形成された潜像を現像して可視像化した後、感光体から直接、または、中間転写体を介して可視像を記録用紙等の転写材に転写した後、転写材上の可視像を定着して画像を得ている。
カラー画像形成装置では、各感光体上に形成された潜像を現像して可視像化した後、転写搬送ベルト等に担持された転写材を各感光体の転写部へ搬送する方式もある。
各感光体上に形成された各色の可視像を転写材に重ね合わせて転写し、転写材上に転写された可視像を定着して画像を得るようになっている。
この種の光走査装置は、光源、ポリゴンスキャナ、光源からポリゴンスキャナまでの経路に設置するポリゴン前光学系、fθレンズ、折り返しミラーなどを備えている。
上記構成部品は、光学箱などと称される単一の筐体に取り付けられ、fθレンズ、折り返しミラーなどにホコリやゴミが付着しないように筐体は略密閉された構造となっている。
この筐体には、筐体内の光源から出射した書込光(走査光)が感光体に照射されるよう、射出口が設けられており、この射出口を光透過性の防塵部材である防塵ガラス(防塵カバー)で塞いでいる。
画像形成装置においては、トナーや作像工程で種々のほこりやゴミなどの塵埃類が発生し、これらが防塵ガラスに付着する。
防塵ガラスにおけるホコリや塵の付着が進行すると、そのホコリや塵の影響により、白スジ、画像濃度の低下、画像濃度ムラといった異常画像が生じてしまう。
このため、定期的にサービス担当者やユーザーによって防塵ガラスの清掃を行う必要がある。
光走査装置は元々交換可能な構成となっているため、画像形成装置本体から取り出して防塵ガラスの清掃を行うことが可能であるが、大型の重量物であるため、防塵ガラスの清掃のためだけに画像形成装置から取り出すことは手間がかかり面倒である。
特許文献1には、光走査装置本体は動かさずに防塵ガラスのみを画像形成装置本体の外部へ引き出す構成とし、引き出した状態で防塵ガラスを清掃することが可能な画像形成装置が記載されている。
しかしながら、防塵ガラスを引き出す構成では、筐体内にほこり等が侵入しないように隙間のない寸法精度の高い引き出し構成が求められる。
また、防塵ガラスを引き出した状態では射出口が開放されるため、浮遊中のほこりが筐体内に入り込んだり、引き出し動作の振動等により周辺に堆積していたほこり等が筐体内にこぼれ落ちるという懸念もある。
特許文献2には、画像形成装置本体の側板に設けた開口部から清掃部材としての清掃ブラシを挿入し、防塵ガラスの表面を清掃する構成が記載されている。
清掃部材を画像形成装置の外側から挿入して防塵ガラスを清掃する方式によれば、光走査装置の構成に手を加える必要はないので、特許文献1における上記問題や懸念を解消することができる。
しかしながら、特許文献2に記載の清掃方式では、サービス担当者等が清掃部材を手で持って、防塵ガラスを目視できないかあるいは目視しにくい状態で、換言すれば半ば手探り状態で清掃するため、清掃品質が均一ではなく、汚れた部分が残ってしまう虞もあった。
すなわち、サービス担当者等の技量によって清掃品質の良否が左右されやすいという問題があった。
汚れた部分が残ってしまった場合には、画像形成後に画質をチェックして再度清掃をやり直さなければならず、面倒であった。
本発明は、このような現状に鑑みて創案されたもので、清掃部材を画像形成装置の外側から挿入して防塵カバーを清掃する方式において、サービス担当者等の技量にかかわらず一定の清掃品質を容易に得ることができる画像形成装置の提供を、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、像担持体に潜像を形成する光走査装置を有し、前記光走査装置は、前記像担持体を走査する走査光が射出される射出口を備え、前記射出口は光透過性の防塵カバーで覆われ、前記防塵カバーを清掃するための清掃部材を画像形成装置本体の外側から前記防塵カバーに向けて挿入するための開口部を有している画像形成装置において、挿入された前記清掃部材の挿入方向先端部における清掃部が前記防塵カバーに対向するように案内するガイド部を有していることを特徴とする。
また、本発明は、像担持体に潜像を形成する光走査装置を有し、前記光走査装置は、前記像担持体を走査する走査光が射出される射出口を備え、前記射出口は光透過性の防塵カバーで覆われている画像形成装置における前記防塵カバーを清掃する方法であって、画像形成装置本体側に形成された開口部を介して画像形成装置の内方へ清掃部材を挿入し、該清掃部材の清掃部を前記防塵カバーに当接させて清掃する防塵カバーの清掃方法において、画像形成装置本体側に前記清掃部が前記防塵カバーに対向するように案内するガイド部を設け、前記ガイド部の規制により前記清掃部材を弾性変形させ、前記防塵カバーに弾性変形による圧力で前記清掃部が当接するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、清掃部材を画像形成装置の外側から挿入して防塵カバーを清掃する方式において、サービス担当者等の技量にかかわらず一定の清掃品質を容易に得ることができる。
これにより、光走査装置における防塵カバーの清掃の容易化と清掃品質の均一化を実現できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概要構成図である。 光走査装置の概要断面図である。 光走査装置の斜視図である。 画像形成装置の外カバーを開いた状態における感光体フレームの一部を示す斜視図である。 装置前側板の内側から見た要部斜視図である。 光走査装置のガイド部を示す要部斜視図である。 清掃部材の上側から見た要部斜視図である。 清掃部材の要部を示す斜視図で、(a)は表面側を示す図、(b)は裏面側を示す図である。 清掃部材による清掃動作を示す図で、(a)は清掃部材の先端部がガイド部の入り口に進入した状態を示す概要断面図、(b)は清掃部材の清掃部が弾性変形して防塵ガラスの表面に当接した状態を示す概要断面図である。 画像形成装置本体側の2つの開口部とガイド部の間口の高さの関係を示す要部断面図である。 清掃部材を引き抜くときに開口部に引っ掛かることを低減する構成を示す要部断面図である。 清掃部材における布の貼り付け構成の変形例を示す要部断面図である。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る画像形成装置としてのフルカラー画像形成装置の構成の概要を説明する。
この画像形成装置は、図1に示すように、像担持体ユニットまたはプロセスユニットとしての4色分の作像装置15Y(イエロー)、15C(シアン)、15M(マゼンタ)、15K(黒)を有している。
各作像装置15は画像形成装置本体80に対して着脱自在に設けられている。
各作像装置15の他に、レーザ光を照射可能な露光手段としての光走査装置20、中間転写体ユニット30、給紙ユニット60、及び定着手段としての定着ユニット50等を備えている。
各作像装置15Y、15C、15M、15Kの構造は現像色が異なるだけで同一であるので、イエローの作像装置15Yを代表して説明する。
作像装置15Yは、像担持体としての感光体ドラム9Yと、感光体ドラムを帯電する帯電装置13Yと、感光体ドラムに残留した現像剤等を除去するクリーニング装置14Yと、感光体ドラムに形成された潜像を現像する現像装置16Yとを一体に備えている。
中間転写体ユニット30は、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト31と、各感光体ドラム9に形成されたトナー像を中間転写ベルト31に転写する一次転写手段としての4本の一次転写ローラ35と、中間転写ベルト31上に転写されたトナー像を更に記録媒体としての記録紙Pに転写する二次転写手段としての二次転写ローラ36とを備えている。
中間転写ベルト31は、支持ローラ32、33、34、37間に掛け回されており、支持ローラ32は中間転写ベルト31を挟んで二次転写ローラ36と対向し、二次転写ローラ36との間で二次転写ニップ部を形成している。
支持ローラ33に対向する部位には、転写後の中間転写ベルト31の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置38が設けられている。
給紙ユニット60は、図示しない上昇モータにて給紙カセット41内部に設置したアーム48を稼動させてトレイ底板47を上昇させることで、記録紙Pの束を呼び出しコロ61に当接させる構成を有している。
呼び出しコロ61を回転させることによって記録紙Pの束を給紙方向下流にずらし、給紙コロ62と逆転コロ63とによって最上紙の一枚を分離し、搬送コロ対64、レジストローラ対65によって二次転写領域に搬送する。
定着ユニット50は、定着ローラ51及び加圧ローラ52を備え、記録紙P上のトナー像に熱と圧を加えることで定着を行う。
上記構成において、まず1色目のイエローの作像装置15Yにおいて、感光体ドラム9が帯電装置13によって一様に帯電された後、光走査装置20から照射されたレーザ光によって潜像が形成され、該潜像は現像装置16によってトナー像として可視像化される。
感光体ドラム9上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ35の作用によって中間転写ベルト31上に転写される。
一次転写が終了した感光体ドラム9はクリーニング装置14によってクリーニングされ、次の画像形成に備える。
クリーニング装置14によって回収された残留トナーは、作像装置の取り出し方向に設置された図示しない廃トナー回収ボトルに貯蔵される。この廃トナー回収ボトルは満杯になると交換できるように装置本体に対し着脱自在になっている。
同様の画像形成工程が作像装置15C、15M、15Kにおいても行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順次重ねて転写される。
一方、記録紙Pが給紙カセット41から二次転写領域に搬送され、二次転写ローラ36の作用によって中間転写ベルト31上に形成されたトナー像が記録紙Pに二次転写される。
トナー像を転写された記録紙Pは定着ユニット50に搬送され、該定着ユニット50の定着ローラ51と加圧ローラ52とのニップ部にてトナー像が定着され、排紙ローラ対55によって排紙トレイ56に排紙される。
手差しトレイ59にも記録紙Pがセットされており、給紙ローラ58にて同様に給紙・搬送されるとともに、転写、定着され、排紙トレイ56に排出される。
画像形成によって各作像装置15Y、15C、15M、15Kのトナーは消費される。これに応じて新しいトナーがトナーボトル57Y、57C、57M、57Kから補給される。
トナー補給時には、トナーボトル57Y、57C、57M、57Kが回転され、図示しないパイプを通してトナーが各作像装置に搬送される。
図2に基づいて光走査装置20の構成を説明する。
光走査装置20は、正多角形の側面に反射ミラーを有し、高速回転により、レーザ光を偏向・走査する偏向手段としてのポリゴンスキャナ5を有している。
図示しないが、レーザダイオード等の光源から出射した光線は、カップリングレンズにて発散光束から平行光束に変換され、アパーチャにより整形され、シリンドリカルレンズにて副走査方向に集光されてポリゴンスキャナ5へ入射する。
また、光走査装置20は、ポリゴンスキャナ設置部を密閉するための図示しない防音ガラスと、fθ補正機能と面倒れ補正機能を併せ持つ複合レンズ6a、6b、6c、6dと、これらの光学素子が配置される筐体としてのハウジング10とを有している。
複合レンズ6はポリゴンスキャナ5により偏向された光束を被走査面としての感光体ドラム9上に結像させる光学素子である。
ポリゴンスキャナ5により偏向されたレーザ光(走査光)は、長尺ミラーとしての複数の反射ミラー7a、7b、7c、7dにより光路12を折り曲げられ、各感光体ドラム9に到る。
図2において、符号8Y、8C、8M、8Kはハウジング内への塵などの落下、侵入を防止する光透過性の防塵カバーとしての防塵ガラスを示している。
符号11aはハウジング10を密閉するための上カバーを、11bはハウジング10を密閉するための下カバーをそれぞれ示している。
ハウジング10、上カバー11a及び下カバー11bは、樹脂で形成されている。
各防塵ガラス8は、図3に示すように、上カバー11aに感光体ドラム9の軸方向に沿って長い帯状に形成された射出口(不図示)を覆うように設置されている。
上カバー11aはハウジング10に対してネジにて固定されている。防塵ガラス8は上カバー11aに対して両面テープや接着剤などで固定されている。
図4及び図5は、画像形成装置の部分概観図である。図4は装置前側板の外側から見た図、図5は内側から見た図である。
光走査装置20からの光束にて露光される感光体ドラム9を保持するフレームとしての感光体フレーム71が画像形成装置の装置前側板81にネジにて固定されている。
感光体フレーム71には、防塵ガラス8へアクセスするための第1の開口部としての開口部72が設けられている。
装置前側板81には、開口部72よりも画像形成装置内方側に位置する第2の開口部としての開口部82が設けられている。
開口部72と開口部82は、防塵ガラス8に向かって直線的に連なる位置に形成されている。内方の開口部82は、上カバー11aの防塵ガラス8の設置部の端部に対向している。
図6に示すように、防塵ガラス8の設置部には、後述する防塵カバー清掃部材を案内するガイド部84が形成されている。
ガイド部84は、感光体ドラム9の軸方向に沿って延びる射出口形成面86と、この射出口形成面86の両側から立ち上がって互いに対向するように内方に延びる凸状の爪部88とから構成されている。
射出口形成面86は上カバー11aの一部である。
爪部88は射出口形成面86の長手方向に間隔をおいて複数対設けられている。
ガイド部84の内部空間は防塵カバー清掃部材の挿入経路としてなり、その入り口における射出口形成面86には、清掃部材を挿入しやすくするための面取り部86aが形成されている。
図7及び図8に基づいて清掃部材としての防塵カバー清掃部材(以下、単に「清掃部材」と略す)を説明する。
図7は清掃部材22をその上側から見た斜視図、図8(a)は清掃部材22の挿入方向先端部を上側から見た斜視図、図8(b)はその裏側から見た斜視図である。
清掃部材22は、全体として棒状の本体部24と、本体部24の挿入方向先端部に防塵ガラス8側(防塵カバー側)に突出するように設けられ、弾性変形可能な清掃部26とから構成されている。
清掃部26は、下方へ傾斜した後、折れ曲がって上方へ傾斜する屈曲形状を有している。
本体部24と清掃部26は樹脂で一体に形成されている。
すなわち、本体部24の挿入方向先端部における清掃部26の周囲が、清掃部26の挿入方向先端側を除いてくり抜いた状態となっており、清掃部26は本体部24に片持ち状態で支持されている。
清掃部26の周囲はスリット(開口)28としてなる。
図8に示すように、清掃部26には防塵ガラス8の表面に直接接触する布44が貼り付けられている。布44は、清掃部26の表面だけでなく、折り返して表面側も覆う長さに設定されている。
布44は防塵ガラス8の表面を清掃する実質的な清掃材であり、汚れ具合に応じて適宜交換される。清掃材としては布に限定されず、防塵ガラス8の表面を傷付けずに清掃可能であればよい。
清掃部材22は、画像形成装置の一部(光走査装置の防塵ガラス)を清掃するための部材であり、画像形成装置本体とは分離して存在する画像形成装置の一部材である。
清掃部材22は、画像形成装置本体に着脱自在に備えられていてもよく、画像形成装置とは分離した状態でサービス担当者等が管理する形態でもよい。
図9に基づいて、清掃部材22で防塵ガラス8を清掃するときの動作を説明する。
上述のように清掃部材22は画像形成装置本体側に形成された開口部72、開口部82を介して画像形成装置の内方へ挿入される。
2つの開口部72、82に挿入されることにより、清掃部材22は方向性を定められ、その先端部は、図9(a)に示すように、ガイド部84の入り口に到達する。
そして、面取り部86aの存在によって挿入経路内にスムーズに進入する。なお、ここでは布44は省略している(図10、図11において同じ)。
清掃部材22の挿入方向と直交する上下方向における清掃部26の部位の高さh1は、爪部88の下面と防塵ガラス8の表面との間の高さh2よりも大きい。
清掃部材22をさらに押し込むと、図9(b)に示すように、清掃部材22の上面が爪部88で規制されるため、清掃部26は弾性変形し、その弾性変形による圧力(復元力)で防塵ガラス8の表面に当接する。
従って、サービス担当者等の作業者が、清掃部26の先端部を防塵ガラス8の表面に擦るようにあてがわなくても、押し込み操作に伴って自動的に清掃部26が防塵ガラス8の表面に一定の圧力(清掃圧)で当接する。
作業者が清掃部材22を奥まで押し込み、引き戻すことにより、あるいはこの動作を繰り返すことにより、防塵ガラス8の清掃が完了する。
すなわち、作業者は清掃部材22の先端部を防塵ガラス8の表面に当てることに何ら注意を払うことなく、単に挿入・引き戻しの操作を行うだけでよく、防塵ガラス8の清掃作業を容易且つ効率的に実施することができる。
清掃部材22における挿入経路に進入する部分の長さWは、実質的な清掃部位となる清掃部26の屈曲部位26aが、感光体ドラム9の軸方向における防塵ガラス8の全範囲に位置することができる長さに設定されている。
図9において、符号86bは射出口を示している。
防塵ガラスに対する上記清掃部材22の開口部72、82によるアクセス構成、ガイド部84による挿入案内構成は、防塵ガラス8Y、8C、8M、8K毎に個別に設けられている。
図10に示すように、防塵ガラス8の表面(清掃面)に垂直な方向において、開口部82の高さ(開口寸法)h3は、挿入経路の高さh4や開口部72の高さh5よりも大きく設定されている。
また、開口部82の底面82aは、挿入経路の底面や開口部72の底面72aよりも低い位置に設定されている。
これにより、清掃部材22を引き抜くときに開口部82に引っ掛かることなくスムーズに操作することができる。
図10で示した構成では、清掃部材22を引き抜くときに清掃部26が感光体フレーム71の開口部72の底面に当たって引っ掛かる懸念がある。
このような場合には、図11に示すように、開口部72の底面に丸みを持つ面取り部72bを形成すればよい。
このようにすれば、引っ掛かりが生じても引き抜き力で清掃部材22が容易に上方に移動するので、容易に引き抜くことができる。
図12に点線で示すように、布44を清掃部26の挿入方向後端側に続くくり抜き部としてのスリット28を覆うように貼り付ける構成としてもよい。
このようにすれば、スリット28の存在による不連続性が無くなるので、上記のように面取り部72bを設けなくても円滑な引き抜き動作を得ることができる。
この場合、太い実線で示すように、フィルム状の樹脂片90を清掃部26とスリット28を覆うように貼り付け、その上に布44を貼り付ける構成としてもよい。
このようにすれば、樹脂片90が布44のバックアップ材となり、良好な清掃性と円滑な引き抜き操作性を長期に亘って維持することができる。
上記実施形態では、清掃部材22の本体部24と清掃部26とを一体に形成する例を説明したが、清掃部26を別部材として本体部24に固定する構成としてもよい。
また、清掃部材22を挿入する開口部が2つの例を示したが、1つだけの構成でも同様に実施することができる。
また、上記実施形態ではガイド部84を光走査装置20の上カバー11aに形成する構成としたが、レイアウトによっては画像形成装置本体側に形成してもよい。
また、清掃部材としては特許文献2に記載されているような清掃ブラシを用いてもよい。この場合、ガイド部84の規制により植毛ブラシが弾性変形し、変形した状態で防塵ガラス8の表面に当接することになる。
以上の構成をとることで、光走査装置を画像形成装置本体から取り外すことなく容易に防塵ガラスを清掃することができる。
また、作業者の技量にかかわらず清掃品質を一定にすることができる。
清掃の操作性向上のためには、挿入経路に連続性をもたせることが最も良い構成であるが、別部品にて実現すると光走査装置の画像形成装置本体への組立性が低下し、追加部品によるコストアップを避けられない。
上記構成とすることで、画像形成装置に必要な部品と最小限の追加部品だけを使い、挿入経路の不連続性による操作性の低下を抑制でき、挿入、引き抜き操作を引っ掛かり無くしスムーズに行うことができる。
8 防塵カバーとしての防塵ガラス
9 像担持体としての感光体ドラム
20 光走査装置
22 清掃部材、防塵カバー清掃部材
24 本体部
26 清掃部
28 くり抜き部としてのスリット
44 布
71 フレームとしての感光体フレーム
72 第1の開口部
82 第2の開口部
84 ガイド部
86b 射出口
特開2010−78705号公報 特許第4443297号公報

Claims (14)

  1. 像担持体に潜像を形成する光走査装置を有し、
    前記光走査装置は、前記像担持体を走査する走査光が射出される射出口を備え、前記射出口は光透過性の防塵カバーで覆われ、
    前記防塵カバーを清掃するための清掃部材を画像形成装置本体の外側から前記防塵カバーに向けて挿入するための開口部を有している画像形成装置において、
    挿入された前記清掃部材の挿入方向先端部における清掃部が前記防塵カバーに対向するように案内するガイド部を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記清掃部材は、前記ガイド部で規制されることにより弾性変形し、前記防塵カバーに弾性変形による圧力で前記清掃部が当接する構成を有していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記清掃部材は、棒状の本体部と、該本体部の挿入方向先端部に前記防塵カバー側に突出するように設けられ、弾性変形可能な清掃部とを有していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記本体部の前記清掃部の周囲が、前記清掃部の挿入方向先端側を除いてくり抜かれ、前記清掃部が前記本体部に一体に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記清掃部の前記防塵カバーに対向する面に布が貼り付けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記布が、前記清掃部の後端側に続くくり抜き部を覆うように設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部が前記光走査装置に一体に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    前記開口部が、前記像担持体を支持するフレームに形成された第1の開口部と、第1の開口部よりも画像形成装置内方側に位置し、装置前側板に形成された第2の開口部とから構成され、
    前記防塵カバーの清掃面に垂直な方向において、第2の開口部は第1の開口部よりも開口寸法が大きいことを特徴とする画像形成装置。
  9. 像担持体に潜像を形成する光走査装置を有し、前記光走査装置は、前記像担持体を走査する走査光が射出される射出口を備え、前記射出口は光透過性の防塵カバーで覆われている画像形成装置における前記防塵カバーを清掃するための清掃部材であって、
    画像形成装置本体側に形成された開口部を介して画像形成装置の内方へ挿入され、清掃部を前記防塵カバーに当接させて清掃する防塵カバー清掃部材において、
    画像形成装置本体側に形成されたガイド部による規制を受けて弾性変形し、前記防塵カバーに弾性変形による圧力で前記清掃部が当接する構成を有していることを特徴とする防塵カバー清掃部材。
  10. 請求項9に記載の防塵カバー清掃部材において、
    棒状の本体部と、該本体部の挿入方向先端部に前記防塵カバー側に突出するように設けられ、弾性変形可能な清掃部とを有していることを特徴とする防塵カバー清掃部材。
  11. 請求項10に記載の防塵カバー清掃部材において、
    前記本体部の前記清掃部の周囲が、前記清掃部の挿入方向先端側を除いてくり抜かれ、前記清掃部が前記本体部に一体に形成されていることを特徴とする防塵カバー清掃部材。
  12. 請求項11に記載の防塵カバー清掃部材において、
    前記清掃部の前記防塵カバーに対向する面に布が貼り付けられていることを特徴とする防塵カバー清掃部材。
  13. 請求項12に記載の防塵カバー清掃部材において、
    前記布が、前記清掃部の後端側に続くくり抜き部を覆うように設けられていることを特徴とする防塵カバー清掃部材。
  14. 像担持体に潜像を形成する光走査装置を有し、前記光走査装置は、前記像担持体を走査する走査光が射出される射出口を備え、前記射出口は光透過性の防塵カバーで覆われている画像形成装置における前記防塵カバーを清掃する方法であって、
    画像形成装置本体側に形成された開口部を介して画像形成装置の内方へ清掃部材を挿入し、該清掃部材の清掃部を前記防塵カバーに当接させて清掃する防塵カバーの清掃方法において、
    画像形成装置本体側に前記清掃部が前記防塵カバーに対向するように案内するガイド部を設け、
    前記ガイド部の規制により前記清掃部材を弾性変形させ、前記防塵カバーに弾性変形による圧力で前記清掃部が当接するようにしたことを特徴とする防塵カバーの清掃方法。
JP2013237724A 2013-11-18 2013-11-18 画像形成装置及び防塵カバー清掃部材 Active JP6232956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237724A JP6232956B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 画像形成装置及び防塵カバー清掃部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237724A JP6232956B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 画像形成装置及び防塵カバー清掃部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015099179A true JP2015099179A (ja) 2015-05-28
JP6232956B2 JP6232956B2 (ja) 2017-11-22

Family

ID=53375848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013237724A Active JP6232956B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 画像形成装置及び防塵カバー清掃部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6232956B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107894695A (zh) * 2016-10-04 2018-04-10 佳能株式会社 成像设备
JP2018060091A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039016A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Fuji Xerox Co Ltd 電子装置及び画像形成装置
JP2006044229A (ja) * 2004-06-30 2006-02-16 Ricoh Co Ltd 光書き込み装置及び画像形成装置
JP2007030399A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JP2007144852A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 清掃具及び該清掃具を用いる画像形成装置
JP2008065337A (ja) * 2002-05-09 2008-03-21 Seiko Epson Corp 光走査装置のカバーガラス清掃機構
JP2009237222A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像露光装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011013306A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013193382A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Fuji Xerox Co Ltd 露光装置、画像形成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065337A (ja) * 2002-05-09 2008-03-21 Seiko Epson Corp 光走査装置のカバーガラス清掃機構
JP2006044229A (ja) * 2004-06-30 2006-02-16 Ricoh Co Ltd 光書き込み装置及び画像形成装置
JP2006039016A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Fuji Xerox Co Ltd 電子装置及び画像形成装置
JP2007030399A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JP2007144852A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 清掃具及び該清掃具を用いる画像形成装置
JP2009237222A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像露光装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011013306A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013193382A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Fuji Xerox Co Ltd 露光装置、画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107894695A (zh) * 2016-10-04 2018-04-10 佳能株式会社 成像设备
EP3306410A1 (en) * 2016-10-04 2018-04-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US10591867B2 (en) 2016-10-04 2020-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with cleaning mechanism for LED print head having light emitting elements
JP2018060091A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6232956B2 (ja) 2017-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3306410B1 (en) Image forming apparatus
US7528855B2 (en) Light scanning device, and image forming apparatus using the light scanning device
JP6232956B2 (ja) 画像形成装置及び防塵カバー清掃部材
CN107976885B (zh) 成像设备
JP2020008820A (ja) 光プリントヘッドを備える画像形成装置
US9551955B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JP2008110553A (ja) 走査光学装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2010008973A (ja) 画像形成装置
US9933723B2 (en) Electrophotographic image forming apparatus, and image forming unit
JP6173147B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5377349B2 (ja) 画像形成装置
US9389585B2 (en) Image forming apparatus including a detachable process unit and a positioning member
JP2005164731A (ja) 画像形成装置
JP4498076B2 (ja) 画像形成装置
JP2010066736A (ja) 露光装置、及び画像形成装置
JP4098953B2 (ja) 画像形成装置
JP4538300B2 (ja) 画像形成装置
JP4123474B2 (ja) 書込光学装置
JP6739917B2 (ja) 画像形成装置および光学走査装置
JP2018101119A (ja) 画像形成装置
JP2010026115A (ja) 走査光学装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5723816B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6525258B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JPH04159574A (ja) レーザスキャナ装置
JP2020160256A (ja) 光走査装置を有する画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171009

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6232956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151