JP2020160256A - 光走査装置を有する画像形成装置 - Google Patents

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Yasuaki Otoguro
康明 乙黒
雄一郎 今井
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雄一郎 今井
雄太 岡田
Yuta Okada
雄太 岡田
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Abstract

【課題】 ドラムユニット及び現像ユニットを支える支持部には開口が形成されており、レーザ光はこの開口を通過して感光ドラムを露光する。支持部はドラムユニットや現像ユニットを支える必要があることから強度が求められるため、レーザ光が通過する開口は可能な限り狭くすることが理想である。しかしながら、開口の幅が狭いと開口の縁に塵や埃などゲバのような汚れが付着した場合、これら汚れがレーザ光を遮ってしまい画像不良が生じる虞がある。【解決手段】 画像形成装置本体の外側から挿入された清掃部材は、係合部が開口に係合した状態で主走査方向に移動し、透明部材を清掃するとともに開口の縁を摺擦して清掃する。【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複写機、レーザビームプリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる光走査装置としては、光源から射出されるレーザ光を光偏向手段により偏向させ、走査結像光学系により被走査面に向けて集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光スポットで被走査面を光走査して被走査面上に潜像画像を形成するように構成されている光走査装置が周知である。
光走査装置内部には回転多面鏡など、半導体レーザから案内されたレーザ光を偏向走査するための偏向器が設けられており、この偏向器が高速で回転することにより上記レーザ光を偏向走査する。そして、感光体ドラム上に案内するとともに、半導体レーザの発光、消灯を繰り返すことで所望の潜像画像を得る仕組みとなっている。一般的に光走査装置の筺体は、その1つの面が大きく開口した形状となっており、多くの光学部品を前記開口部から筺体内部へと設置できるようになっている。そして、内部に設置した光学部品が塵埃などで汚染されないよう、開口部を覆うためのカバー部材が設置される。
カバー部材には複数設けられた感光体ドラムに対応して、筺体内部からレーザ光を射出するための長尺形状の開口部が設けられている。また、長尺形状の開口部にはレーザ光を透過できる透明部材が設置されており、この透明部材によってレーザ光の射出と塵埃の侵入防止を両立している。
前述した通り、透明部材はトナーや塵埃から光走査装置内部の光学部品が汚染されることを防止しているのであるが、画像形成のためのレーザ光を透過する必要がある以上、透明部材表面が汚れるようなことがあると被記録媒体上に形成される画像の品質は低下してしまう。透明部材を通過するレーザ光の一部がトナーや塵埃などで遮られ、感光体ドラム上に結像するレーザ光の光量などにムラが発生してしまうためである。
よって、レーザ光が通過する経路上に汚れが付着していない綺麗な状態を保つことは高品質の成果物を得る上でとても重要なことである。透明部材を清掃する構成としては、特許文献1や特許文献2などで開示されている構成がある。これらの文献は、画像形成装置の本体側面から棒状の清掃部材を差し込んで、清掃部材の先端に設けられた清掃部材によって透明部材を清掃する構成を開示している。
特開2007−086605号公報 特開2009−258712号公報
特許文献1や特許文献2が開示する清掃構成では、透明部材から出射されたレーザ光の進行方向において透明部材よりも下流側に位置するレーザ光に隣接する部分の清掃までは出来ない構成である。図2を用いて説明する。図2は画像形成装置を主走査方向に対して垂直に切断したときの透明部材付近の拡大断面図である。
図2に示すようにドラムユニット及び現像ユニットを支える支持部には開口が形成されており、この開口をレーザ光が通過する。支持部はドラムユニットや現像ユニットを支える必要があることから強度が求められるため、レーザ光が通過する開口は可能な限り狭くすることが理想である。
しかしながら、開口の幅が狭いと開口の縁に塵や埃などゲバのような汚れが付着した場合、これら汚れがレーザ光を遮ってしまい画像不良が生じる虞がある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、感光ドラムを回転可能に支持するドラムユニットと、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された前記光ビームが前記感光ドラムを走査するように前記光ビームを偏光する回転多面鏡と、前記光源と前記回転多面鏡とを有する筺体と、前記光ビームを通過させ前記光ビームの主走査方向に延びる出射口が形成され前記筺体に取り付けられるカバーであって、前記光ビームに対する透過性を有し前記出射口を閉塞する透明部材を有する前記カバーと、を有し、前記ドラムユニットよりも鉛直方向下方に設けられた光走査装置と、鉛直方向において前記ドラムユニットと前記光走査装置との間に設けられ、前記ドラムユニットを支持する支持部と、画像形成装置本体よりも外側から挿入され前記透明部材を摺擦し清掃する清掃部材の前記挿入の方向への移動を案内するために、前記主走査方向に沿って前記支持部に形成され前記清掃部材に設けられた係合部が係合する開口であって、前記透明部材を通過した前記光ビームが通過する前記開口と、を備え、画像形成装置本体の外側から挿入された前記清掃部材は、前記係合部が前記開口に係合した状態で前記主走査方向に移動し前記透明部材を清掃するとともに前記開口の縁を摺擦して清掃することを特徴とする。
清掃部材に設けられた突起が支持部に設けられた開口を摺擦するため、透明部材の清掃がなされると共に支持部に形成された開口の縁も清掃される。
画像形成装置の概略断面図。 光走査装置の周辺構造について説明するための図。 清掃部材について説明するための図。 差し込み部に差し込まれて移動する清掃部材について説明するための図。 清掃部材の変形例について説明するための図。
以下、添付図面に基づいて本発明の画像形成装置を説明する。
図1は、本実施の形態におけるタンデム型のカラーレーザビームプリンタの全体構成を示す概略構成図である。このレーザビームプリンタ(以下、単にプリンタという)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色毎にトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bk(一点鎖線で図示)を備える。以下、単に作像エンジン10とも称する。また、プリンタは、各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkからトナー像が転写される中間転写ベルト20を備えている。そして、中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録媒体である記録シートPに転写してフルカラー画像を形成するように構成されている。なお、色を示すY、M、C、Bkの符号は、以降、必要な場合を除き省略する。
中間転写ベルト20は、無端状に形成され、一対のベルト搬送ローラ21、22にかけ回されており、矢印H方向に回転動作しながら各作像エンジン10で形成されたトナー像が転写されるように構成されている。また、中間転写ベルト20を挟んで一方のベルト搬送ローラ21と対向する位置には、二次転写ローラ65が配設されている。記録シートPは、互いに圧接する二次転写ローラ65と中間転写ベルト20との間に挿通されて、中間転写ベルト20からトナー像が転写される。中間転写ベルト20の下側には前述した4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkが並列的に配設されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に転写するようになっている(以下、一次転写という)。これら4基の作像エンジン10は、中間転写ベルト20の回動方向(矢印H方向)に沿って、イエロー用の作像エンジン10Y、マゼンタ用の作像エンジン10M、シアン用の作像エンジン10C及びブラック用の作像エンジン10Bkの順に配設されている。
また、作像エンジン10の鉛直方向下方には、各作像エンジン10に具備された感光ドラム100(100Y、100M、100C、100Bk)を画像情報に応じて露光する光走査装置60が配設されている。具体的には、作像エンジン10Yは感光ドラム100Yを有し、作像エンジン10Mは感光ドラム100Mを有し、作像エンジン10Cは感光ドラム100Cを有し、作像エンジン10Bkは感光ドラム100Bkを有する。光走査装置60は全ての作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkに共用されており、各色の画像情報に応じて変調されたレーザ光(光ビーム)を出射する4基の半導体レーザ(不図示)を備えている。また、光走査装置60は、高速回転してこれら4光路のレーザ光を感光ドラム100の回転軸方向に沿って走査するように各レーザ光を偏光する回転多面鏡43及び回転多面鏡43を回転させるモータユニット41を備えている。具体的には、光走査装置60は、回転多面鏡43と、モータユニット41と、回転多面鏡43やモータユニット41、折り返しミラー、fθレンズ等を収容する筺体40と、を備える。筺体40は、その上部をカバー82によって覆われている。
モータユニット41によって偏向された各レーザ光は、筺体40内に設置されたレンズやミラー等の光学部材に案内されながら所定の経路を進む。そして、所定の経路を進んだ各レーザ光は、カバー82に形成された出射口を閉塞する透明部材81を通して、各作像エンジン10の各感光ドラム100を露光する。具体的には、透明部材81Yから出射されたレーザ光は感光ドラム100Yを露光し、透明部材81Mから出射されたレーザ光は感光ドラム100Mを露光し、透明部材81Cから出射されたレーザ光は感光ドラム100Cを露光し、透明部材81Bkから出射されたレーザ光は感光ドラム100Bkを露光する。ここで、各透明部材81Y〜81Bkはいずれも透過性を有しレーザ光を通過させる部材である。
また、各作像エンジン10は、感光ドラム100と、感光ドラム100を一様な背景部電位にまで帯電させる帯電ローラ12と、を備える。更に、各作像エンジン10は、レーザ光の露光によって感光ドラム100上に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像器を有する現像ユニット13を備えている。現像ユニット13は感光ドラム100上に各色の画像情報に応じたトナー像を形成する。具体的には、現像ユニット13Yは感光ドラム100Yにイエローのトナー像を形成し、現像ユニット13Mは感光ドラム100Mにマゼンタのトナー像を形成し、現像ユニット13Cは感光ドラム100Cにシアンのトナー像を形成し、現像ユニット13Bkは感光ドラム100Bkにブラックのトナー像を形成する。
各作像エンジン10の感光ドラム100に対向する位置には、中間転写ベルト20を挟むようにして一次転写ローラ15(15Y、15M、15C、15Bk)が設けられている。一次転写ローラ15は、所定の転写電圧が印加されることにより、感光ドラム100上のトナー像が中間転写ベルト20に転写される。
記録シートPはプリンタ筺体1(画像形成装置本体)の下部に収納される給紙カセット2からプリンタの内部、具体的には中間転写ベルト20と二次転写ローラ65とが当接する二次転写位置へ供給される。給紙カセット2の上部には、給紙カセット2内に収容された記録シートPを引き出すためのピックアップローラ24及び給紙ローラ25が並設されている。また、給紙ローラ25と対向する位置には、記録シートPの重送を防止するリタードローラ26が配設されている。プリンタの内部における記録シートPの搬送経路27は、プリンタ筺体1の右側面に沿って略垂直に設けられている。プリンタ筺体1の底部に位置する給紙カセット2から引き出された記録シートPは、搬送経路27を上昇し、二次転写位置に対する記録シートPの突入タイミングを制御するレジストレーションローラ29へと送られる。その後、記録シートPは、二次転写位置においてトナー像が転写された後、搬送方向の下流側に設けられた定着器3(破線で図示)へと送られる。そして、定着器3によってトナー像が定着された記録シートPは、排出ローラ28を経て、プリンタ筺体1の上部に排出される。
このように構成されたカラーレーザビームプリンタによるフルカラー画像の形成に当たっては、まず、各色の画像情報に応じて光走査装置60が各作像エンジン10の感光ドラム100を所定のタイミングで露光する。
図2は光走査装置60周辺の概略断面図である。図2に示すように、現像ユニット13Yと感光ドラム100Yを有するドラムユニット150Yとは支持部80Yによって支持されている。ドラムユニット150Yは感光ドラム100Yを回転可能に支持している。
現像ユニット13Yはトナーを収容する収容容器や現像ローラが一体化したユニットである。この現像ユニット13Yはプリンタ筺体1に対して外側から挿抜することによって着脱可能な構成となっている。これにより、ユーザやサービスマン等の作業者は任意のタイミングで現像ユニット13Yを交換することができる。
ドラムユニット150Yは、感光ドラム100Yや帯電ローラ12Yを備えるユニットである。ドラムユニット150Yも現像ユニット13Yと同じくプリンタ筺体1に対して外側から挿抜することによって着脱可能である。これにより、ユーザやサービスマン等の作業者は任意のタイミングでドラムユニット150Yを交換することができる。ドラムユニット150Yは、感光ドラム100Yや帯電ローラ12Y以外に、感光ドラム100Yの表面をクリーニングするクリーニング部材を備えていても構わない。
このように、現像ユニット13Yとドラムユニット150Yとがそれぞれ別々に交換できるため、現像ユニット13Yの交換時期とドラムユニット150Yの交換時期とが異なる場合であっても、両者を同時に交換する必要がない。しかしながら、現像ユニット13Yとドラムユニット150Yとを一体化したユニットとし、これらを同じタイミングで交換するものとしても構わない。
なお、説明を簡単にするため、ここでは現像ユニット13Y〜13Bkのうち現像ユニット13Yのみを説明することとする。現像ユニット13M〜13Bkの構成は現像ユニット13Yと同じである。また、ドラムユニット150に関しても、説明を簡単にするため、ドラムユニット150Y〜150Bkのうちドラムユニット150Yのみを説明することとする。ドラムユニット150M〜150Bkの構成はドラムユニット150Yと同じである。以下においても、主にドラムユニット150Y及び現像ユニット13Yを説明し、その他のステーションのドラムユニットや現像ユニットについては説明を割愛することもある。
ドラムユニット150Y、現像ユニット13Yはプリンタ筺体1に対して脱着する際、支持部80Yに支えられつつ、スライド移動するよう構成されており、その方向はドラムユニット150Yおよび現像ユニット13Yの長手方向と一致している。同様に、ドラムユニット150Mと現像ユニット13Mとは支持部80Mによって支持され、ドラムユニット150Cと現像ユニット13Cとは支持部80Cによって支持され、ドラムユニット150Bkと現像ユニット13Bkとは支持部80Bkによって支持されている。支持部80Y〜80Bkは全てが一体化してプリンタ筺体1に固定されていても構わないし、それぞれが別体としてプリンタ筺体1に固定されていても構わない。当然ながら、例えば、支持部80Yと支持部80Mとが一体化し、支持部80Cと支持部80Bkとが一体化し、これらが別体の構成でも構わない。
支持部80Yは、光走査装置60と、ドラムユニット150Y及び現像ユニット13Bkと、の間においてプリンタ筺体1に固定されている。また、支持部80Yにはプリンタ筺体1の奥手前方向すなわち回転する回転多面鏡43によって走査されるレーザ光の主走査方向に延びる開口90Yが形成されている。言い換えれば、透明部材81Yの長手方向は主走査方向と一致する方向である。支持部80Yに形成された開口90Yは長方形状であって、透明部材81Yから出射されたレーザ光が通過する。開口90Yを通過したレーザ光は感光ドラム100Yに向けて進行し、感光ドラム100Yを露光する。
ここで、本実施の形態において、副走査方向における開口90Yの幅は約10mmである。この幅を広くすればするほど、支持部80Yの強度は低下してしまう。支持部80Yは、ドラムユニット150Y及び現像ユニット13Yを支える部材であるため、その強度は高ければ高いほどよい。したがって、支持部80Yの強度を高めるという観点では、副走査方向における開口90Yの幅は狭くするほど好ましい。
しかしながら、開口90Yの幅を狭くすると、この開口90Yの縁に塵や埃などのゴミが付着した場合に、これらゴミが開口90Yを通過するレーザ光の一部を遮ってしまう可能性が高くなる。開口90Yの縁にゴミが付着し、開口90Yを通過するレーザ光の一部が遮られてしまうと感光ドラム100Yに露光不良が生じ、画像形成不良が生じる虞がある。
(清掃機構について)
透明部材81Yの表面にトナーや埃が付着してしまった場合、透明部材81Yを通過するレーザ光の一部がこれらトナーや埃によって遮られる虞がある。透明部材81Yの表面が汚れた状態で画像形成がなされると、画像上にスジなどの弊害が発生する虞がある。そこで、一般には、ユーザやサービスマン等の作業者は清掃部材180を用いて透明部材81Yの表面を定期的に清掃することにより、透明部材81Yに付着した汚れを取り除く方法がとられている。
以下、清掃部材180を用いた透明部材81の清掃機構について、図3を用いて説明する。図3(a)は清掃部材180の先端側の断面図である。なお、清掃部材180は、例えば公知の特許文献1や特許文献2に開示されているように清掃部材180は棒状の部材である。この棒状の清掃部材180をプリンタ筺体1の外側からプリンタ筺体1に対して挿抜することによって、透明部材81の表面を摺擦して清掃する。清掃部材180は後述する差し込み部185に差し込まれ、作業者によって抜き差しされる。差し込み部185はプリンタ筺体1に対して固定された部分である。
図3(b)は、清掃部材180がプリンタ筺体1に差し込まれ、摺擦部(摺擦部材)85cが透明部材81Yの表面に接触している状態を示す。この状態で作業者によって清掃部材180がプリンタ筺体1に対して挿抜されることにより摺擦部85cが透明部材81Yの表面を摺擦し清掃する。
図3(b)に示すように、支持部80Yにはドラムユニット150Yが交換される際にその移動を案内するドラムレール(第1レール)950Yおよび現像ユニット13Yが交換される際にその移動を案内する現像レール(第2レール)913Yが形成されている。ユーザやサービスマン等の作業者は、支持部80Yに形成されたドラムレール950Yに沿ってドラムユニット150Yを挿抜することで、プリンタ筺体1に対してドラムユニット150Yを抜き差しする。同様に、作業者は、支持部80Yに形成された現像レール913Yに沿って現像ユニット13Yを抜き差しする。
清掃部材180は、長尺の棒状体85bを有する。棒状体85bの長手方向における棒状体85bの先端側には、清掃部材180をプリンタ筺体1に差し込んだ際に支持部80の開口90に係合する突起(係合部)85aが形成されている。突起85aが例えば支持部80Yに形成された開口90Yに嵌って係合することにより、副走査方向における開口90Yに対する清掃部材180の位置が決まる。言い換えれば、プリンタ筺体1に挿入された清掃部材180は突起85aが開口90Yに係合することによって、作業者が清掃部材180を移動させた場合に清掃部材180の副走査方向への移動が制限される。すなわち、開口90Yは、清掃部材180が開口90Yの長手方向に沿って移動するように清掃部材180の移動を案内する機能を有する。
ここで、本実施の形態において、係合部85aと、摺擦部85cが取り付けられる部分である棒状体85bとは一体的に成形された一体成形物である。こうすることで、製造時のコストを抑えている。しかしながら、突起85aと棒状体85bとは別体の別部材であっても構わない。また、摺擦部85cのみが別部材で、交換可能に構成されていても構わない。
棒状体85bの長手方向における棒状体85bの先端側には透明部材81の表面を摺擦して清掃する摺擦部85cが設けられている。本実施の形態において摺擦部85cは不織布であるが、不織布に限らず例えば可撓性を有するブレード形状の部材であっても構わない。
また、棒状体85bの長手方向における棒状体85bの先端側において突起85aが形成されている側には凸座面85dが突出して形成されている。清掃部材180がプリンタ筺体1に挿入されると突起85aが開口90Yに嵌って係合することに伴い、凸座面85dが支持部80Yに対して鉛直方向下側から突き当たる。すなわち、プリンタ筺体1に挿入された清掃部材180は、摺擦部85cが透明部材81Yの表面に接触し且つ凸座面85dが支持部80Yに接触した状態でプリンタ筺体1に対して挿抜される。言い換えれば、摺擦部85cが透明部材81Yの表面に当接し且つ凸座面85dが支持部80Yに当接することによって、透明部材81Yから出射されるレーザ光の進行方向におけるプリンタ筺体1に対する清掃部材180の位置が決まる。なお、摺擦部85cが透明部材81Yに接触した状態において凸座面85dと支持部80Yとの間には若干の隙間があいている。これにより、作業者は滑らかに清掃部材180を操作することができる。
上述したように、突起85aには、副走査方向における開口90Yに対する清掃部材180の位置を決める機能に加え、開口90Yの縁に付着したゴミを取り除く機能ももつ。具体的には、突起85aが開口90Yに嵌った状態で開口90Yの長手方向に沿って移動するため、突起85aは開口90Yの縁を開口90Yの長手方向に亘って摺擦する。
よって、作業者が清掃部材180をプリンタ筺体1に対して挿抜することで、摺擦部85cは透明部材81Yの表面を摺擦して清掃し、突起85aは開口90Yの縁を摺擦し清掃する。
図4は、清掃部材180が差し込み部185に差し込まれ、透明部材81Yに乗り上げる様子を説明するための図である。図4(a)は、差し込み部185に差し込まれた清掃部材180が案内部材87に形成された傾斜面87aに乗り上げている様子を説明するための図である。また、図4(b)は、清掃部材180が傾斜面87aを乗り越して、筺体40上に位置するときの状態を示している。この状態から更に清掃部材180がプリンタ筺体1の奥側へと挿入されることにより、摺擦部85cが透明部材81Y上へと移動する。
プリンタ筺体1は、その手前側において筺体の一部をなす前側板195と奥側において筺体の一部をなす後側板196とを備える。前側板195および後側板196はそれぞれ例えば板金であって、フレームを構成している。
図4(a)に示すように、前側板195の一部には開口190が形成されている。この開口190を介して、ドラムユニット150Yや現像ユニット13Yはプリンタ筺体1に対して挿抜され交換される。
ここで、例えば差し込み部185は清掃部材180が差し込まれる孔である。差し込み部185は各色のステーション毎に設けられている。ただし、差し込み部185は孔に限らず、清掃部材180を差し込むことができるような形状であって、清掃部材180がプリンタ筺体1に対して奥手前方向へ移動することを案内する機能を持っていれば良い。
案内部材87は差し込み部185の一部を形成しており、筺体40よりも手前側に位置する。差し込み部185の奥側に相当する位置において、案内部材87には傾斜面87aが形成されている。傾斜面87aは、プリンタ筺体1の手前側から奥側へと向かうほど上方へ向けて傾斜した傾斜面87aを有している。具体的には、案内部材87は、清掃部材180が差し込み部185に対して挿入される方向である挿入方向において、筺体40よりも上流側に設けられている。さらに具体的には、清掃部材180の挿入方向において筺体40よりも上流側には筺体40に近付くに従い重力方向とは反対方向に傾斜した傾斜面87aが設けられている。
図4(a)に示すように、差し込み部185に差し込まれた清掃部材180は案内部材87の傾斜面87aに乗り上げ、これにより、突起85aが開口90Yに嵌る。
図4(b)に示すように、傾斜面87aを乗り越した清掃部材180は、突起85aが開口90Yに嵌った状態で図中の矢印方向(挿入方向)へ向けて移動する。これにより、摺擦部85cが透明部材81Yを摺擦して清掃する。
また、図4(a)および図4(b)に示すように、筺体40は前側板195の一部である前側支持部195aと後側板196の一部である後側支持部196aとによって支持され且つ固定されている。言い換えれば、主走査方向における筺体40の一端側が前側板195の一部である前側支持部195aに固定され、主走査方向における筺体40の他端側が後側板196の一部である後側支持部196aに固定される。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
(清掃部材の変形例)
図5は本発明の清掃部材180の変形例を示す図である。本変形例の実施の形態における清掃部材180は摺擦部200を備える。この例では摺擦部200は不織布などの綿状の部材である。具体的には、摺擦部200は突起85aに取り付けられている。取り付け方法としては例えば両面テープや接着剤を用いる方法が挙げられる。更に具体的には、摺擦部200は副走査方向における突起85aの両端に取り付けられている。これにより、清掃部材180がプリンタ筺体1に対して挿抜されると、副走査方向における突起85aの両端に取り付けられた摺擦部200が開口90Yの縁を摺擦し清掃する。
このように、開口90Yの縁に付着したトナーや埃などのゴミを摺擦部200が絡め取るため、摺擦部200を備えない構成と比べて清掃性が向上する。
また、摺擦部200は副走査方向における突起85aの一方側と他方側とのそれぞれに別々に取り付けられていても構わないし、これらが一体であっても構わない。摺擦部200は、副走査方向における突起85aの両側のみに取り付けるのではなく、突起85aの感光ドラム100側の端部を覆うように突起85aに取り付けられていても構わない。
更に、清掃部材180のうち摺擦部200が取り付けられる部分と摺擦部200が取り付けられる部分とは一体であっても構わないし別体であっても構わない。具体的には、突起85a自体が棒状体85bに対して取り付け・取り外しが可能なアタッチメントになっていても構わない。このように突起85a自体を棒状体85bに対して交換可能な構成とすることで、突起85aに取り付けられた摺擦部85cが汚れた場合に交換することができる。
同様に透明部材81を摺擦し清掃する摺擦部85cが設けられている部分を棒状体85bに対して交換可能に構成しても構わない。このように、摺擦部85cが設けられた部分と摺擦部85cが設けられた部分とをそれぞれ棒状体85bに対して交換可能に構成することで、これら摺擦部85c(200)が汚れて交換する必要がでた場合でも棒状体85b自体の交換は不要な構成を実現することができる。
1 プリンタ筺体
40 筺体
80Y 支持部
81Y 透明部材
82 カバー
85a 突起
85b 棒状体
85c 摺擦部
85d 凸座面
90Y 開口
180 清掃部材

Claims (10)

  1. 感光ドラムを回転可能に支持するドラムユニットと、
    光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された前記光ビームが前記感光ドラムを走査するように前記光ビームを偏光する回転多面鏡と、前記光源と前記回転多面鏡とを有する筺体と、前記光ビームを通過させ前記光ビームの主走査方向に延びる出射口が形成され前記筺体に取り付けられるカバーであって、前記光ビームに対する透過性を有し前記出射口を閉塞する透明部材を有する前記カバーと、を有し、前記ドラムユニットよりも鉛直方向下方に設けられた光走査装置と、
    鉛直方向において前記ドラムユニットと前記光走査装置との間に設けられ、前記ドラムユニットを支持する支持部と、
    画像形成装置本体よりも外側から挿入され前記透明部材を摺擦し清掃する清掃部材の前記挿入の方向への移動を案内するために、前記主走査方向に沿って前記支持部に形成され前記清掃部材に設けられた係合部が係合する開口であって、前記透明部材を通過した前記光ビームが通過する前記開口と、を備え、
    画像形成装置本体の外側から挿入された前記清掃部材は、前記係合部が前記開口に係合した状態で前記主走査方向に移動し前記透明部材を清掃するとともに前記開口の縁を摺擦して清掃することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持部によって支持され、前記感光ドラムに形成される潜像を現像剤で現像する現像ユニットを備え、
    前記透明部材から出射され前記開口を通過した前記光ビームは前記ドラムユニットと前記現像ユニットとの間を進行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ドラムユニットと前記現像ユニットとは画像形成装置本体に対して挿抜することによって交換可能であって、
    画像形成装置本体は、前記主走査方向における前記光走査装置の一端側が固定される前側板と前記主走査方向における前記光走査装置の他端側が固定される後側板と、を備え、
    前記前側板には画像形成装置本体に対して挿抜される前記ドラムユニットと前記現像ユニットとが通過する開口が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記主走査方向における前記支持部の一端側は前記前側板に固定され、前記主走査方向における前記支持部の他端側は前記後側板に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記支持部には、前記主走査方向に沿って設けられ画像形成装置本体に対して挿抜される前記ドラムユニットの移動を案内する第1レールと、前記主走査方向に沿って設けられ画像形成装置本体に対して挿抜される前記現像ユニットの移動を案内する第2レールと、が設けられていることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記係合部には不織布が設けられており、前記係合部が前記開口に係合した状態において前記不織布は前記開口の縁に接触していることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記清掃部材には前記透明部材を摺擦する摺擦部材が設けられており、前記清掃部材のうち当該摺擦部材が取り付けられる部分と前記係合部とは一体的に成形されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記摺擦部材は前記透明部材を摺擦し清掃する可撓性を有するブレード形状をなすことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記摺擦部材は前記透明部材を摺擦し清掃する不織布であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記清掃部材が画像形成装置本体に挿入される方向である挿入方向において前記光走査装置よりも上流側には前記光走査装置に近付くに従い重力方向とは反対方向に傾斜した傾斜面を有する案内部材が設けられており、
    画像形成装置本体の外側から挿入された前記清掃部材は前記案内部材が有する前記傾斜面に沿って前記挿入方向へ移動し前記係合部が前記支持部に形成された開口に係合することを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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