JP2015098370A - ウェブ状物の給送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェブ状物の張力を一定に保つだけでなく、ウェブ状物の張力をダイナミックに変化させることが可能であり、ウェブ状物に所望の張力を作用させつつ、ウェブ状物を正方向及び逆方向のいずれの方向にも給送できるウェブ状物の給送装置を提供すること。
【解決手段】原反ホルダ3と、原反ホルダ3を駆動するパルス制御可能な原反ホルダ駆動モータ4と、原反ホルダ3と原反ホルダ駆動モータ4との間に設けられたトルク発生部51と、原反ホルダ3の回転量を検出してパルスを出力するパルス出力部6と、を備え、トルク発生部51は、原反ホルダ駆動モータ4に駆動される駆動部材511と、原反ホルダ3に連結される被動部材512と、駆動部材511の回転を被動部材512に伝達する連結バネ513と、を有し、連結バネ513は、ウェブ状物Rを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2に原反ホルダ3を付勢するように設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺状のシート等のウェブ状物を給送するウェブ状物の給送装置に関する。
従来、ウェブ状物(長尺状のシート等)を給送するウェブ状物の給送装置として、ウェブ状物を巻回して保持する原反ホルダと、ウェブ状物を巻回して巻き取る巻取ホルダと、を備えるものが知られている。ウェブ状物の給送装置において、ウェブ状物を安定的に給送するため、ウェブ状物に一定の張力を与えることが求められている。そのため、原反ホルダにブレーキ機構を備え、ウェブ状物に対して一定のブレーキトルクを与えるようにしていた。
しかしながら、原反ホルダに巻回されるウェブ状物の巻径はウェブ状物の給送に伴って変化するため、原反ホルダに一定のブレーキトルクを与える方法ではウェブ状物に与える張力を一定にすることはできなかった。
これに対し、ウェブ状物を巻回して保持する原反ホルダと、ウェブ状物を巻回して巻き取る巻取ホルダと、ブレーキパッドと、を備えるウェブ状物の給送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のウェブ状物の給送装置は、原反ホルダに巻回されるウェブ状物の直径の変化に応じてブレーキパッドによる制動力を変化させ、ウェブ状物に付与されるバックテンション力を一定に維持するように構成される。
特開平5−50726号公報
特許文献1のウェブ状物の給送装置は、ウェブ状物に付与される張力が変化した場合に、ウェブ状物の張力を設定した所定の張力に一定に保つように、ブレーキパッドが板バネにより付勢されて、ブレーキパッドによる制動力を変化させるように構成されている。ここで、ウェブ状物の張力を一定に保つだけでなく、ウェブ状物の張力を任意にダイナミックに変化させることができれば、状況に応じて、ウェブ状物を安定して給送することができる。しかしながら、特許文献1のウェブ状物の給送装置においては、例えば板バネの交換等の機械的な調整をしなければ、ウェブ状物の張力を一定に保つために設定した所定の張力を任意に変化させることはできなかった。そのため、例えば板バネの交換等の機械的な調整をせずに、状況に応じて、ウェブ状物の張力をダイナミックに変化させることができるウェブ状物の給送装置が望まれる。
また、特許文献1のウェブ状物の給送装置においては、ブレーキパッドが磨耗した場合には、ウェブ状物に付与される張力が変化することがある。そのため、特許文献1に記載のウェブ状物の給送装置においては、ウェブ状物に付与する張力を一定にするには不十分であった。そのため、ウェブ状物に所望の張力を作用させることができるウェブ状物の給送装置が望まれる。
また、ウェブ状物を、正方向に給送するだけでなく、正方向とは反対の逆方向に給送したい場合もある。そのため、ウェブ状物に所望の張力を作用させつつ、ウェブ状物を正方向及び逆方向のいずれの方向に給送することができることが好ましい。
本発明は、ウェブ状物の張力を一定に保つだけでなく、ウェブ状物の張力をダイナミックに変化させることが可能であり、ウェブ状物に所望の張力を作用させつつ、ウェブ状物を正方向及び逆方向のいずれの方向にも給送することができるウェブ状物の給送装置を提供することを目的とする。
本発明は、ウェブ状物を巻回して保持する原反ホルダと、前記原反ホルダを駆動するパルス制御可能な原反ホルダ駆動モータと、前記原反ホルダと前記原反ホルダ駆動モータとの間に設けられたトルク発生部と、前記原反ホルダに連結され前記原反ホルダの回転量を検出してパルスを出力するパルス出力部と、を備え、前記トルク発生部は、前記原反ホルダ駆動モータに駆動される駆動部材と、前記原反ホルダに連結される被動部材と、前記駆動部材の回転を前記被動部材に伝達する連結バネと、を有して構成され、前記連結バネは、前記ウェブ状物を前記原反ホルダに巻き取る回転方向に前記原反ホルダを付勢するように設けられたことを特徴とする、ウェブ状物の給送装置に関する。
また、前記原反ホルダを1回転させるのに必要な前記原反ホルダ駆動モータを駆動する原反駆動パルスの原反駆動パルス数と、前記原反ホルダを1回転したときに前記パルス出力部から出力される出力パルスの出力パルス数とを、1対1で演算可能な特定の比率としたことが好ましい。
また、前記原反駆動パルスを計数する駆動パルスカウンタと、前記パルス出力部から出力された前記出力パルスを計数する出力パルスカウンタと、を更に設け、前記ウェブ状物の給送装置は、前記駆動パルスカウンタにより計数された計数値と前記出力パルスカウンタにより計数された計数値とのカウンタ偏差を演算し、前記カウンタ偏差が所定値よりも小さいときは、前記原反ホルダから前記ウェブ状物を繰り出す回転方向である正回転方向において減速するように、又は、前記原反ホルダにウェブ状物を巻き取る回転方向である逆回転方向において加速するように、前記原反ホルダ駆動モータを制御し、前記カウンタ偏差が所定値よりも大きいときは、前記正回転方向において加速するように、又は、前記逆回転方向において減速するように、前記原反ホルダ駆動モータを制御することが好ましい。
また、前記ウェブ状物の給送装置は、前記トルク発生部で発生する原反ホルダトルクを、前記カウンタ偏差と前記連結バネのバネ定数とにより演算し、前記ウェブ状物に作用する張力を、前記原反ホルダトルクと前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径とにより演算し、前記ウェブ状物に作用する張力が所望の張力となる前記カウンタ偏差となるように、前記原反ホルダ駆動モータを制御することが好ましい。
また、前記ウェブ状物を巻回して巻き取る巻取ホルダと、前記巻取ホルダを駆動する巻取ホルダ駆動モータと、を更に備え、前記ウェブ状物の給送装置は、前記原反ホルダ駆動モータと前記巻取ホルダ駆動モータとを回転駆動させた状態で、前記カウンタ偏差が変化しないように前記原反ホルダ駆動モータ及び/又は前記巻取ホルダ駆動モータの回転速度を制御し、前記カウンタ偏差が変化しない状態での前記原反ホルダの回転速度と前記巻取ホルダの回転速度とのホルダ回転速度比を演算し、前記原反ホルダ又は前記巻取ホルダに巻回された前記ウェブ状物の最大巻径及び最小巻径と前記ホルダ回転速度比とから、前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径と、前記巻取ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径とを演算し、前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径に基づいて前記ウェブ状物に作用する張力を制御し、前記巻取ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径に基づいて前記ウェブ状物の給送速度を制御することが好ましい。
また、前記ウェブ状物を給送する送りローラと、前記送りローラを駆動する送りローラ駆動モータとを更に備え、前記ウェブ状物の給送装置は、前記原反ホルダ駆動モータと前記送りローラ駆動モータとを回転駆動させた状態で、前記カウンタ偏差が変化しないように前記原反ホルダ駆動モータ及び/又は前記送りローラ駆動モータの回転速度を制御し、前記カウンタ偏差が変化しない状態での前記原反ホルダの回転速度と前記送りローラの回転速度とのローラ回転速度比を演算し、前記送りローラの外径と前記ローラ回転速度比とから、前記原反ホルダに巻回されるウェブ状物の巻径を演算し、前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径に基づいて、前記ウェブ状物に作用する張力を制御することが好ましい。
本発明によれば、ウェブ状物の張力を一定に保つだけでなく、ウェブ状物の張力をダイナミックに変化させることが可能であり、ウェブ状物に所望の張力を作用させつつ、ウェブ状物を正方向及び逆方向のいずれの方向にも給送することができるウェブ状物の給送装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るリボン搬送機構2の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るリボン搬送機構2の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るリボン搬送機構2Aの全体構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るリボン搬送機構2Aの機能を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るリボン搬送機構2の全体構成を示す図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るリボン搬送機構2の機能を示す機能ブロック図である。
第1実施形態のインクリボンR(ウェブ状物)を給送するリボン搬送機構2(ウェブ状物の給送装置)は、例えば、サーマルプリンタ1に用いられる。
本実施形態のサーマルプリンタ1は、図1に示すように、リボン搬送機構2(ウェブ状物の給送装置)と、サーマルヘッド10と、プラテンローラ(不図示)と、を備える。
リボン搬送機構2は、図1及び図2に示すように、原反ホルダ3と、原反ホルダ軸部材31と、原反ホルダ駆動モータ4と、原反側駆動伝達部5と、パルス出力部としてのロータリーエンコーダ6と、巻取ホルダ7と、巻取ホルダ軸部材71と、巻取ホルダ駆動モータ8と、巻取側駆動伝達部9と、第1ガイドローラ201と、第2ガイドローラ202と、制御装置20(図2参照)と、を備える。
リボン搬送機構2は、第1ガイドローラ201及び第2ガイドローラ202を介して、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRを巻取ホルダ7へ向けて搬送し、又は、巻取ホルダ7に巻回されたインクリボンRを原反ホルダ3へ向けて搬送する。
原反ホルダ3は、円筒状に形成される。原反ホルダ3は、長尺状のインクリボンRを巻回して保持する。原反ホルダ3は、回転軸を中心に回転可能である。原反ホルダ3には、原反ホルダ軸部材31の一方側の端部が連結されている。
原反ホルダ軸部材31は、原反ホルダ3の回転中心から回転軸方向に延びるように形成される。原反ホルダ軸部材31には、原反ホルダ3側から順に、原反ホルダ3、原反側駆動伝達部5のトルク発生部51、ロータリーエンコーダ6が設けられている。原反ホルダ3、トルク発生部51の円板状被動部材512(後述)及びロータリーエンコーダ6の回転軸は、原反ホルダ軸部材31と一体的に回転可能に連結されている。トルク発生部51の原反側駆動プーリ511(後述)は、不図示の軸受けを介して、原反ホルダ軸部材31に対して回転可能に保持される。
原反ホルダ駆動モータ4は、原反ホルダ3を駆動するパルス制御が可能なモータである。なお、パルス制御が可能なモータとしては、パルス制御不可能なモータ又は駆動部材を用い、このモータ又は駆動部材と、ロータリーエンコーダ又はこれに相当するパルスを出力可能な要素とを組合せて、そのパルスを計数するカウンタを駆動パルスカウンタ22の代用とすることにより、パルス制御が可能なモータとすることも可能である。
原反側駆動伝達部5は、原反ホルダ駆動モータ4の駆動力を、原反ホルダ軸部材31に伝達する。原反側駆動伝達部5は、トルク発生部51と、原反モータ側プーリ52と、原反側伝達ベルト53と、を有する。原反側伝達ベルト53は、トルク発生部51の原反側駆動プーリ511(後述)と、原反モータ側プーリ52とに掛け渡されている。
トルク発生部51は、原反ホルダ3と原反ホルダ駆動モータ4との間に設けられている。トルク発生部51は、駆動部材としての原反側駆動プーリ511と、被動部材としての円板状被動部材512と、連結バネ513と、を有して構成される。
原反側駆動プーリ511は、円筒状に形成される。原反側駆動プーリ511は、原反側伝達ベルト53及び原反モータ側プーリ52を介して、原反ホルダ駆動モータ4に連結されている。これにより、原反側駆動プーリ511は、原反モータ側プーリ52及び原反側伝達ベルト53を介して、原反ホルダ駆動モータ4に駆動される。
原反側駆動プーリ511は、前述の通り、不図示の軸受けを介して、原反ホルダ軸部材31に対して回転可能に保持される。
原反側駆動プーリ511は、駆動側バネ掛け突起511aを有する。駆動側バネ掛け突起511aは、原反側駆動プーリ511の原反ホルダ3側の側面から、原反ホルダ3に向かうように突出する円柱状の突起である。駆動側バネ掛け突起511aは、後述する円板状被動部材512の円弧状長孔部512bを貫通して配置され、原反側駆動プーリ511の回転により、円板状被動部材512の円弧状長孔部512bに沿って移動可能である。
円板状被動部材512は、円板状に形成される。円板状被動部材512は、原反側駆動プーリ511に隣り合うように配置されており、原反側駆動プーリ511に対して原反ホルダ3側に配置される。円板状被動部材512は、原反ホルダ軸部材31と一体的に回転可能に、原反ホルダ軸部材31に連結されている。これにより、円板状被動部材512は、原反ホルダ軸部材31を介して、原反ホルダ3に連結される。
円板状被動部材512は、円板側バネ掛け突起512aと、円弧状長孔部512bと、を有する。円弧状長孔部512bは、円板状被動部材512を貫通して形成される。円弧状長孔部512bは、円板状被動部材512の中心から一定の距離において円弧状に形成された所定長さの長孔である。円弧状長孔部512bには、駆動側バネ掛け突起511aが、円弧方向に移動可能に貫通して配置される。円弧状長孔部512bの円弧状の部分の長さは、インクリボンRの張力を調整するためにカウンタ偏差(後述)を変化させる範囲であって、連結バネ513(後述)が伸縮する範囲に、適宜設定される。
円板側バネ掛け突起512aは、円板状被動部材512の原反ホルダ3側の側面から、原反ホルダ3に向かうように突出する円柱状の突起である。円板側バネ掛け突起512aは、円弧状長孔部512bを貫通する駆動側バネ掛け突起511aに対して、円板状被動部材512の周方向に離間して配置される。
連結バネ513は、駆動側バネ掛け突起511aと円板側バネ掛け突起512aとに、弾性力を有した状態で掛けられている。連結バネ513は、原反側駆動プーリ511の回転を円板状被動部材512に伝達する。連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2に、原反ホルダ3を付勢するように設けられている。これにより、連結バネ513は、原反側駆動プーリ511からの回転駆動力を、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2への付勢を伴って、円板状被動部材512に伝達する。連結バネ513としては、例えば、引張コイルバネ、圧縮コイルばね、サラバネ、板バネ、トーションバー、ゴムや樹脂の弾性体、空気バネ等を挙げることができる。
ロータリーエンコーダ6は、原反ホルダ軸部材31の原反ホルダ3とは反対側の端部に接続される。ロータリーエンコーダ6の回転軸は、原反ホルダ軸部材31と一体的に回転可能に、原反ホルダ軸部材31を介して、原反ホルダ3に連結される。ロータリーエンコーダ6は、原反ホルダ3に連結されることで、原反ホルダ3の回転量を検出してエンコーダパルス(出力パルス)を出力する。
巻取ホルダ7は、円筒状に形成される。巻取ホルダ7は、長尺状のインクリボンRを巻回して巻き取る。本実施形態においては、巻取ホルダ7の径は、原反ホルダ3の径と同じである。巻取ホルダ7は、回転軸を中心に回転可能である。巻取ホルダ7には、巻取ホルダ軸部材71の一方側の端部が連結されている。
巻取ホルダ軸部材71は、巻取ホルダ7の回転中心から回転軸方向に延びるように形成される。巻取ホルダ軸部材71には、巻取ホルダ7側から順に、巻取ホルダ7、巻取側駆動伝達部9が設けられる。巻取ホルダ7及び巻取側駆動伝達部9の巻取側伝達プーリ91(後述)は、巻取ホルダ軸部材71と一体的に回転可能に連結されている。
巻取ホルダ駆動モータ8は、巻取ホルダ7を駆動するモータである。
巻取側駆動伝達部9は、巻取ホルダ駆動モータ8の駆動力を、巻取ホルダ軸部材71に伝達する。巻取側駆動伝達部9は、巻取側伝達プーリ91と、巻取モータ側プーリ92と、巻取側伝達ベルト93と、を有する。巻取側伝達ベルト93は、巻取側伝達プーリ91と巻取モータ側プーリ92とに掛け渡されている。
巻取側伝達プーリ91は、円筒状に形成される。巻取側伝達プーリ91は、巻取モータ側プーリ92及び巻取側伝達ベルト93を介して、巻取ホルダ駆動モータ8に連結されている。これにより、巻取側伝達プーリ91は、巻取モータ側プーリ92及び巻取側伝達ベルト93を介して、巻取ホルダ駆動モータ8に駆動される。
サーマルヘッド10は、図1に示すように、インクリボンRの上面に対向して配置される。サーマルヘッド10は、インクリボンRを、インクリボンR及びプラテンローラ(不図示)側に押圧する。これにより、サーマルヘッド10は、インクリボンRに塗布されたインクを被印刷物(透明シート等)に接着させ、印刷部(不図示)を印刷する。
制御装置20は、サーマルプリンタ1を制御する。制御装置20は、図2に示すように、制御部21を備える。制御部21は、駆動パルスカウンタ22と、出力パルスカウンタとしてのエンコーダパルスカウンタ23と、演算部24と、原反ホルダ駆動制御部25と、巻取ホルダ駆動制御部26と、を有する。
駆動パルスカウンタ22は、原反ホルダ駆動モータ4を駆動する原反駆動パルスを計数する。エンコーダパルスカウンタ23は、ロータリーエンコーダ6から出力されたエンコーダパルス(出力パルス)を計数する。
演算部24は、カウンタ偏差を演算する。カウンタ偏差とは、駆動パルスカウンタ22により計数された計数値とエンコーダパルスカウンタ23により計数された計数値との差を意味する。ここで、演算部24によりカウンタ偏差を演算するために、原反ホルダ3を1回転させるのに必要な原反ホルダ駆動モータ4を駆動する原反駆動パルスの原反駆動パルス数と、原反ホルダ3を1回転したときにロータリーエンコーダ6から出力されるエンコーダパルスのエンコーダパルス数とを、1対1で演算可能な特定の比率としている。
なお、原反ホルダ3を1回転させるのに必要な原反ホルダ駆動モータ4を駆動する原反駆動パルスの原反駆動パルス数と、原反ホルダ3を1回転したときにロータリーエンコーダ6から出力されるエンコーダパルスのエンコーダパルス数とを、1対1で演算可能な特定の比率としているのは、カウンタ偏差の演算段階では、1対1の比率になっている必要性があるためである。ただし、1対1で演算可能な特定の比率とは、カウンタ偏差の演算段階で1対1の比率になっていればよく、演算の途中段階においては、原反ホルダ駆動モータ4を駆動する原反駆動パルスの実際の原反駆動パルス数と、ロータリーエンコーダ6から実際に出力された実際のエンコーダパルスとは、1対n、又は、n対1の関係であってもよい。
そして、演算部24により演算された演算値に基づいて、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるカウンタ偏差となるように制御される。
具体的には、カウンタ偏差が所定値よりも小さくインクリボンRの張力が小さいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3からインクリボンRを繰り出す回転方向である正回転方向C1に回転している場合において、カウンタ偏差が大きくなる方向に、正回転方向C1に対して減速する。又は、カウンタ偏差が所定値よりも小さくインクリボンRの張力が小さいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3にインクリボンRを巻き取る回転方向である逆回転方向C2に回転している場合において、カウンタ偏差が大きくなる方向に、逆回転方向C2に対して加速する。これにより、連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2に引っ張るように作用され、インクリボンRの張力が大きくなる。
一方、カウンタ偏差が所定値よりも大きくインクリボンRの張力が大きいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3が正回転方向C1に回転している場合において、カウンタ偏差が小さくなる方向に、正回転方向C1に対して加速する。又は、カウンタ偏差が所定値よりも大きくインクリボンRの張力が大きいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3が逆回転方向C2に回転している場合において、カウンタ偏差が小さくなる方向に、逆回転方向C2に対して減速する。これにより、連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2と反対方向C1に縮むように作用され、インクリボンRの張力が小さくなる。
演算部24は、カウンタ偏差が変化しない状態での原反ホルダ3の回転速度と巻取ホルダ7の回転速度との回転速度比であるホルダ回転速度比を演算する。また、演算部24は、原反ホルダ3及び巻取ホルダ7に巻回されたインクリボンRの最大巻径及び最小巻径と、演算部24に演算されたホルダ回転速度比とから、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径と、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径とを演算する。
ここで、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径及び巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径を取得する方法について説明する。まず、原反ホルダ駆動モータ4と巻取ホルダ駆動モータ8とを駆動させる。この状態で、駆動パルスカウンタ22に計数された計数値と、エンコーダパルスカウンタ23に計数された計数値と、のカウンタ偏差を演算する。カウンタ偏差が一定値で変化しないように、原反ホルダ駆動モータ4の回転速度を制御する。カウンタ偏差が一定値で変化しない状態において、原反ホルダ3の回転速度と巻取ホルダ7の回転速度との回転速度比を演算する。演算されたホルダ回転速度比と、インクリボンRの最大巻径と、インクリボンRの最小巻径とから、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径と、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径が算出される。
原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径及び巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径を取得するために、原反ホルダ3の回転速度と巻取ホルダ7の回転速度とのホルダ回転速度比を求める理由は次の通りである。インクリボンRの搬送速度は、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRの巻径及び原反ホルダ3の回転速度と所定の関係を有する。また、インクリボンRの搬送速度は、巻取ホルダ7に巻回されたインクリボンRの巻径及び巻取ホルダ7の回転速度と所定の関係を有する。そのため、原反ホルダ3の回転速度と巻取ホルダ7の回転速度とのホルダ回転速度比は、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRの巻径と、巻取ホルダ7に巻回されたインクリボンRの巻径との比となる。このため、演算部24は、ホルダ回転速度比を演算することで、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRの巻径と、巻取ホルダ7に巻回されたインクリボンRの巻径との比であるホルダ巻径比を算出することができる。
ここで、原反ホルダ3及び巻取ホルダ7に巻回されたインクリボンRの最大巻径及び最小巻径、並びに、原反ホルダ3の径及び巻取ホルダ7の径は、設計時において設定されているため、不図示のメモリに記憶されている。そのため、インクリボンRが巻回されてインクリボンRが存在する部分の断面積を算出することができる。インクリボンRが存在する部分の断面積については、インクリボンRが搬送されてインクリボンRの巻径が変化しても、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの断面積と巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの断面積との和は、変化しない。
そのため、原反ホルダ3又は巻取ホルダ7にインクリボンRが巻回されてインクリボンRが存在する部分の断面積を計算することにより、原反ホルダ3又は巻取ホルダ7におけるインクリボンRが存在する部分の断面積と、ホルダ回転速度比(ホルダ巻径比)との関係から、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径と、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径と、を演算することができる。
演算部24は、トルク発生部51で発生する原反ホルダトルクを、カウンタ偏差と連結バネ513のバネ定数とにより演算する。原反ホルダトルクとは、原反ホルダ3に作用しているトルクである。また、演算部24は、インクリボンRに作用する張力を、原反ホルダトルクと原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径とにより演算する。
原反ホルダ駆動制御部25は、演算部24により演算された演算値に基づいて、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるカウンタ偏差となるように、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。カウンタ偏差を調整することにより、インクリボンRに作用する張力が所望の張力とすることができる。カウンタ偏差を調整するためには、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。
詳細に説明すると、インクリボンRの張力の制御は、カウンタ偏差を調整することにより行われる。カウンタ偏差とトルク発生部51に設けられた連結バネ513のバネ定数とから、原反ホルダトルクが演算される。原反ホルダトルクは、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径により演算された張力を発生している。そのため、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径から、所望の原反ホルダトルクを逆算することができる。更に、原反ホルダトルクから逆算した所定のカウンタ偏差値を求め、所定のカウンタ偏差値となるように、原反ホルダ駆動モータ4の回転速度を制御する。このようにして、演算部24は、インクリボンRに作用する張力を、原反ホルダトルクと原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径とにより演算することができる。
原反ホルダ駆動制御部25及び/又は巻取ホルダ駆動制御部26は、原反ホルダ駆動モータ4と巻取ホルダ駆動モータ8とを回転駆動させた状態で、カウンタ偏差が変化しないように原反ホルダ駆動モータ4及び/又は巻取ホルダ駆動モータ8の回転速度を制御する。
原反ホルダ駆動制御部25は、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRに作用する張力を制御する。具体的には、上述のように、演算部24は、原反ホルダトルクと原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径とにより、インクリボンRに作用する張力を演算することができる。これにより、原反ホルダ駆動制御部25は、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRに作用する張力を制御する。
巻取ホルダ駆動制御部26は、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいて、巻取ホルダ駆動モータ8を制御することで、インクリボンRの給送速度を制御する。
次に、第1実施形態のリボン搬送機構2の動作について説明する。
まず、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRは、原反ホルダ駆動モータ4及び巻取ホルダ駆動モータ8が駆動されることにより、第1ガイドローラ201、サーマルヘッド10、第2ガイドローラ202を経由して、巻取ホルダ7に向けて正方向D1に搬送される。
原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRが巻取ホルダ7に向けて搬送されると、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRの巻径が小さくなる。そのため、インクリボンRの搬送速度が同じままであると、インクリボンRの巻径により、インクリボンRに作用する張力が変化する。
ここで、本実施形態においては、原反ホルダ3と原反ホルダ駆動モータ4との間には、トルク発生部51が設けられている。トルク発生部51は、原反ホルダ駆動モータ4に駆動される原反側駆動プーリ511と、原反ホルダ3に連結される円板状被動部材512と、原反側駆動プーリ511の回転を円板状被動部材512に伝達する連結バネ513とを有する。連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2に原反ホルダ3を付勢するように設けられる。これにより、連結バネ513は、原反側駆動プーリ511からの回転駆動力を、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2への付勢を伴って、円板状被動部材512に伝達している。
また、原反ホルダ3には、ロータリーエンコーダ6が連結されている。ロータリーエンコーダ6は、原反ホルダ3の回転量を検出してエンコーダパルスを出力する。原反ホルダ駆動制御部25は、演算部24により演算された演算値に基づいて、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるカウンタ偏差となるように、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。
具体的には、カウンタ偏差が所定値よりも小さくインクリボンRの張力が小さいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3からインクリボンRを繰り出す回転方向である正回転方向C1に回転している場合において、カウンタ偏差が大きくなる方向に、正回転方向C1に対して減速する。これにより、連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C1に縮むように作用され、インクリボンRの張力が大きくなる。
一方、カウンタ偏差が所定値よりも大きくインクリボンRの張力が大きいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3が正回転方向C1に回転している場合において、カウンタ偏差が小さくなる方向に、正回転方向C1に対して加速する。これにより、連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C1に縮むように作用され、インクリボンRの張力が小さくなる。
これにより、インクリボンRの搬送方向が正方向D1の場合に、インクリボンRの張力は、所定の張力に一定に保たれる。このようにして、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRに作用する張力を制御することができる。
ここで、状況によっては、インクリボンRの所定の張力自体を任意に変化させて、インクリボンRをその変化させた所定の張力に一定に保ちたい場合がある。このような場合においても、上述と同様に、原反ホルダ駆動制御部25は、演算部24により演算された演算値に基づいて、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるカウンタ偏差となるように、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。これにより、インクリボンRの張力を一定に保つだけでなく、インクリボンRの張力をダイナミックに変化させることが可能である。
更に、巻取ホルダ駆動制御部26は、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいて、巻取ホルダ駆動モータ8を制御することで、インクリボンRの給送速度を制御する。これにより、一定の張力を保った状態で、インクリボンRは、原反ホルダ3から巻取ホルダ7に搬送される。
また、インクリボンRの搬送方向が逆方向D2に変更された場合においても、インクリボンRの搬送方向が正方向D1の場合と同様に、原反ホルダ駆動制御部25は、演算部24により演算された演算値に基づいて、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるカウンタ偏差となるように、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。
具体的には、カウンタ偏差が所定値よりも小さくインクリボンRの張力が小さいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3にインクリボンRを巻き取る回転方向である逆回転方向C2に回転している場合において、カウンタ偏差が大きくなる方向に、逆回転方向C2に対して加速する。これにより、連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2に引っ張るように作用され、インクリボンRの張力が大きくなる。
一方、カウンタ偏差が所定値よりも大きくインクリボンRの張力が大きいときには、原反ホルダ3が回転している状態において、原反ホルダ3が逆回転方向C2に回転している場合において、カウンタ偏差が小さくなる方向に、逆回転方向C2に対して減速する。これにより、連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2と反対方向C1に縮むように作用され、インクリボンRの張力が小さくなる。
これにより、インクリボンRの搬送方向が逆方向D2の場合に、インクリボンRの張力は、一定に保たれる。このようにして、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRに作用する張力を制御することができる。これにより、インクリボンRに所望の張力を作用させつつ、インクリボンRを正方向及び逆方向のいずれの方向にも給送することができる。
第1実施形態のリボン搬送機構2(ウェブ状物の給送装置)によれば、例えば、以下の効果が奏される。
第1実施形態のリボン搬送機構2は、インクリボンRを巻回して保持する原反ホルダ3と、原反ホルダ3を駆動するパルス制御可能な原反ホルダ駆動モータ4と、原反ホルダ3と原反ホルダ駆動モータ4との間に設けられたトルク発生部51と、原反ホルダ3に連結され原反ホルダ3の回転量を検出してパルスを出力するロータリーエンコーダ6と、を備え、トルク発生部51は、原反ホルダ駆動モータ4に駆動される原反側駆動プーリ511と、原反ホルダ3に連結される円板状被動部材512と、原反側駆動プーリ511の回転を円板状被動部材512に伝達する連結バネ513と、を有して構成され、連結バネ513は、インクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2に原反ホルダ3を付勢するように設けられている。そのため、連結バネ513がインクリボンRを原反ホルダ3に巻き取る回転方向C2に原反ホルダ3を付勢している。これにより、インクリボンRに所望の張力を作用させた状態で、インクリボンRを搬送することができる。また、インクリボンRの張力を一定に保つだけでなく、インクリボンRの張力をダイナミックに変化させることが可能である。更に、インクリボンRに所望の張力を作用させつつ、インクリボンRを正方向及び逆方向のいずれの方向にも給送することができる。
また、第1実施形態のリボン搬送機構2においては、原反駆動パルスを計数する駆動パルスカウンタ22と、ロータリーエンコーダ6から出力されたエンコーダパルスを計数するエンコーダパルスカウンタ23と、を更に設け、リボン搬送機構2は、駆動パルスカウンタ22により計数された計数値とエンコーダパルスカウンタ23により計数された計数値とのカウンタ偏差を演算し、カウンタ偏差が所定値よりも小さいときは、原反ホルダ3からインクリボンRを繰り出す回転方向である正回転方向C1において減速するように、又は、原反ホルダ3にインクリボンRを巻き取る回転方向である逆回転方向C2において加速するように、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。また、カウンタ偏差が所定値よりも大きいときは、正回転方向C1において加速するように、又は、逆回転方向C2において減速するように、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。これにより、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRの巻径が変化した場合においても、インクリボンRに所望の張力を作用させることができる。従って、インクリボンRを一定の張力で搬送することができる。また、インクリボンRに所望の張力を作用させつつ、インクリボンRを正方向及び逆方向のいずれの方向にも安定して給送することができる。
また、第1実施形態のリボン搬送機構2においては、リボン搬送機構2は、トルク発生部51で発生する原反ホルダトルクを、カウンタ偏差と連結バネ513のバネ定数とにより演算し、インクリボンRに作用する張力を、原反ホルダトルクと原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径とにより演算し、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるカウンタ偏差となるように原反ホルダ駆動モータ4を制御する。これにより、原反ホルダ駆動モータ4を制御することで、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるようにカウンタ偏差を調整できる。従って、インクリボンRに所望の張力を作用させることができる。
また、第1実施形態のリボン搬送機構2においては、インクリボンRを巻回して巻き取る巻取ホルダ7と、巻取ホルダ7を駆動する巻取ホルダ駆動モータ8と、を更に備え、リボン搬送機構2は、原反ホルダ駆動モータ4と巻取ホルダ駆動モータ8とを回転駆動させた状態で、カウンタ偏差が変化しないように原反ホルダ駆動モータ4及び/又は巻取ホルダ駆動モータ8の回転速度を制御し、カウンタ偏差が変化しない状態での原反ホルダ3の回転速度と巻取ホルダ7の回転速度とのホルダ回転速度比を演算し、原反ホルダ3又は巻取ホルダ7に巻回されたインクリボンRの最大巻径及び最小巻径とホルダ回転速度比とから、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径と、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径とを演算し、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRに作用する張力を制御し、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRの給送速度を制御する。
そのため、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径、及び、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径を演算することができる。これにより、巻取ホルダ7に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいて、インクリボンRの給送速度を制御することができる。また、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいて、インクリボンRに作用させる張力を制御することができる。
次に、第2実施形態のリボン搬送機構(ウェブ状物の給送装置)2Aについて、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係るリボン搬送機構2Aの全体構成を示す図である。図4は、本発明の第2実施形態に係るリボン搬送機構2Aの機能を示す機能ブロック図である。なお、第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
第2実施形態のリボン搬送機構2Aは、主として、第1実施形態における巻取ホルダ7、巻取ホルダ軸部材71、巻取ホルダ駆動モータ8及び巻取側駆動伝達部9に代えて、送りローラ11、送りローラ軸部材111、ピンチローラ12、送りローラ駆動モータ13、送り側駆動伝達部14及び巻取部15を備える点、第1実施形態の巻取ホルダ駆動制御部26に代えて、送りローラ駆動制御部27を備える点、演算部24の制御内容において、第1実施形態のリボン搬送機構2と異なる。
第2実施形態のリボン搬送機構2Aは、図3及び図4に示すように、第1実施形態のリボン搬送機構2と同様に、原反ホルダ3と、原反ホルダ軸部材31と、原反ホルダ駆動モータ4と、原反側駆動伝達部5と、パルス出力部としてのロータリーエンコーダ6と、送りローラ11と、第1ガイドローラ201と、第2ガイドローラ202と、を備える。また、第2実施形態のリボン搬送機構2Aは、図3及び図4に示すように、第1実施形態のリボン搬送機構2とは異なる構成として、送りローラ11と、送りローラ軸部材111と、ピンチローラ12と、送りローラ駆動モータ13と、送り側駆動伝達部14と、巻取部15と、制御装置20Aと、を備える。
リボン搬送機構2Aは、第1ガイドローラ201及び第2ガイドローラ202を介して、原反ホルダ3に巻回されたインクリボンRを送りローラ11へ向けて搬送し、又は、送りローラ11に繰り出されたインクリボンRを原反ホルダ3へ向けて搬送する。
送りローラ11は、円筒状に形成される。送りローラ11は、長尺状のインクリボンRを給送するローラである。送りローラ11は、回転軸を中心に回転可能である。送りローラ11には、送りローラ軸部材111の一方側の端部が連結されている。
ピンチローラ12は、インクリボンRを挟むように、送りローラ11に対向して配置される。ピンチローラ12は、不図示のバネにより、送りローラ11側に圧接するように付勢されている。
送りローラ軸部材111は、送りローラ11の回転中心から回転軸方向に延びるように形成されている。送りローラ軸部材111には、送りローラ11側から順に、送りローラ11、巻取部15、送り側駆動伝達部14が設けられる。送りローラ11、巻取部15の第2平プーリ153(後述)及び送り側駆動伝達部14の送りローラ側伝達プーリ141(後述)は、送りローラ軸部材111と一体的に回転可能に連結されている。
送りローラ駆動モータ13は、送りローラ11を駆動するモータである。
送り側駆動伝達部14は、送りローラ側伝達プーリ141と、送りローラモータ側プーリ142と、送りローラ側伝達ベルト143と、を有する。送りローラ側伝達ベルト143は、送りローラ側伝達プーリ141と送りローラモータ側プーリ142とに掛け渡されている。
送りローラ側伝達プーリ141は、円筒状に形成される。送りローラ側伝達プーリ141は、送りローラモータ側プーリ142及び送りローラ側伝達ベルト143を介して、送りローラ駆動モータ13に連結されている。これにより、送りローラ側伝達プーリ141は、ローラモータ側プーリ142及び送りローラ側伝達ベルト143を介して、送りローラ駆動モータ13に駆動される。
巻取部15は、単巻取ホルダ151と、単巻取ホルダ軸部材151aと、第1平プーリ152と、第2平プーリ153と、単巻取伝達ベルト154と、を有する。単巻取伝達ベルト154は、第1平プーリ152と、第2平プーリ153とに掛け渡され、送りローラ軸部材111からの回転駆動を、滑りを伴って単巻取ホルダ151に伝達する。
単巻取ホルダ151は、円筒状に形成される。単巻取ホルダ151は、インクリボンRを巻回して巻き取る。単巻取ホルダ151は、回転軸を中心に回転可能である。単巻取ホルダ151には、単巻取ホルダ軸部材151aの一方側の端部が連結されている。
単巻取ホルダ軸部材151aは、単巻取ホルダ151の回転中心から回転軸方向に延びるように形成される。単巻取ホルダ軸部材151aには、単巻取ホルダ151側から順に、単巻取ホルダ151、第1平プーリ152が設けられる。これにより、単巻取ホルダ151は、送りローラ側伝達プーリ141及び送りローラ軸部材111を介して、送りローラ駆動モータ13に駆動される。
制御装置20Aは、図4に示すように、制御部21Aを備える。制御部21Aは、駆動パルスカウンタ22と、出力パルスカウンタとしてのエンコーダパルスカウンタ23と、演算部24と、原反ホルダ駆動制御部25と、送りローラ駆動制御部27と、を有する。
演算部24は、カウンタ偏差が変化しない状態での原反ホルダ3の回転速度と送りローラ11の回転速度との回転速度比であるローラ回転速度比を演算する。また、演算部24は、送りローラ11の外径とローラ回転速度比とから、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径を演算する。
ここで、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径を取得する方法について説明する。まず、原反ホルダ駆動モータ4と送りローラ駆動モータ13とを駆動させる。この状態で、原反ホルダ駆動モータ4を駆動する原反駆動パルスを計数する駆動パルスカウンタ22と、ロータリーエンコーダ6から出力されるエンコーダパルスを計数するエンコーダパルスカウンタ23と、のカウンタ偏差を演算する。カウンタ偏差が一定値で変化しないように、原反ホルダ駆動モータ4の回転速度を制御する。カウンタ偏差が一定値で変化しない状態において、原反ホルダ3の回転速度と送りローラ11の回転速度とのローラ回転速度比を演算する。演算されたローラ回転速度比と送りローラ11の外径とにより、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径が算出される。
演算部24は、トルク発生部51で発生する原反ホルダトルクを、カウンタ偏差と連結バネ513のバネ定数とにより演算する。また、演算部24は、インクリボンRに作用する張力を、原反ホルダトルクと原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径とにより演算する。
ここで、インクリボンRの張力の制御は、カウンタ偏差を調整することにより行われる。カウンタ偏差とトルク発生部51に設けられた連結バネ513のバネ定数とから、原反ホルダトルクが演算される。原反ホルダトルクは、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径により演算された張力を発生している。そのため、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径から、所望の原反ホルダトルクを逆算することができる。更に、原反ホルダトルクから逆算した所定のカウンタ偏差値を求め、所定のカウンタ偏差値となるように、原反ホルダ駆動モータ4の回転速度を制御する。このようにして、演算部24は、インクリボンRに作用する張力を、原反ホルダトルクと原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径とにより演算することができる。
原反ホルダ駆動制御部25は、演算部24により演算された演算値に基づいて、インクリボンRに作用する張力が所望の張力となるカウンタ偏差となるように、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。カウンタ偏差を調整することにより、インクリボンRに作用する張力が所望の張力とすることができる。カウンタ偏差を調整するためには、原反ホルダ駆動モータ4を制御する。
原反ホルダ駆動制御部25及び/又はローラ駆動制御部27は、原反ホルダ駆動モータ4と送りローラ駆動モータ13とを回転駆動させた状態で、カウンタ偏差が変化しないように原反ホルダ駆動モータ4及び/又は送りローラ駆動モータ13の回転速度を制御する。
原反ホルダ駆動制御部25は、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRに作用する張力を制御する。具体的には、上述のように、演算部24は、原反ホルダトルクと原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径とにより、インクリボンRに作用する張力を演算することができる。これにより、原反ホルダ駆動制御部25は、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいてインクリボンRに作用する張力を制御する。
次に、第2実施形態のリボン搬送機構2Aの動作について、第1実施形態のリボン搬送機構2と異なる点について説明する。第2実施形態のリボン搬送機構2Aにおいては、カウンタ偏差を調整してインクリボンRに作用する張力を制御する動作については、第1実施形態のリボン搬送機構2の動作と同様であるため、その説明を省略する。
送りローラ駆動制御部27は、送りローラ駆動モータ13を制御することで、インクリボンRの給送速度を制御する。具体的には、第2実施形態においては、送りローラ駆動モータ13を駆動することで、送りローラ11を回転させて、インクリボンRを給送する。インクリボンRは、送りローラ11とピンチローラ12との間に挟まれた状態で、送りローラ11の回転により給送される。送りローラ11に給送されたインクリボンRは、送りローラ11の下流側において、単巻取ホルダ151に巻回される。インクリボンRの搬送速度は、単巻取ホルダ151に巻回されるインクリボンRの巻径とは関係なく、送りローラ11の外径に基づく周速度を、送りローラ駆動モータ13を制御することで、制御される。
これにより、送りローラ11が駆動されることで、一定の張力を保った状態で、インクリボンRは、原反ホルダ3から送りローラ11に搬送される。
第2実施形態のリボン搬送機構2Aによれば、例えば、以下の効果が奏される。
第2実施形態のリボン搬送機構2Aにおいては、インクリボンRを給送する送りローラ11と、送りローラ11を駆動する送りローラ駆動モータ13とを更に備え、リボン搬送機構2は、原反ホルダ駆動モータ4と送りローラ駆動モータ13とを回転駆動させた状態で、カウンタ偏差が変化しないように原反ホルダ駆動モータ4及び/又は送りローラ駆動モータ13の回転速度を制御し、カウンタ偏差が変化しない状態での原反ホルダ3の回転速度と送りローラ11の回転速度とのローラ回転速度比を演算し、送りローラ11の外径とローラ回転速度比とから、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径を演算し、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいて、インクリボンRに作用する張力を制御する。これにより、原反ホルダ3に巻回されるインクリボンRの巻径に基づいて、インクリボンRに作用させる張力を制御することができる。また、第1実施形態と同様に、インクリボンRの張力を一定に保つだけでなく、インクリボンRの張力をダイナミックに変化させることが可能である。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、ウェブ状物をインクリボンRとしたが、これに制限されない。ウェブ状物としては、長尺状のラベル台紙や、包装フィルム等の長尺状のフィルムや、長尺状のシート状物であってもよい。
また、前記実施形態においては、パルス出力部をロータリーエンコーダ6としたが、これに制限されない。例えば、パルス出力部を、レゾルバ、スリット盤及び光電センサの組み合わせにより構成したり、着磁円盤及び磁気センサの組み合わせにより構成してもよい。
また、前記実施形態においては、リボン搬送機構2,2Aが制御装置20,20Aを備えているが、これに制限されない。例えば、サーマルプリンタ1が制御装置20,20Aを備えていてもよい。
2、2A リボン搬送機構(ウェブ状物の給送装置)
3 原反ホルダ
4 原反ホルダ駆動モータ
7 巻取ホルダ
8 巻取ホルダ駆動モータ
6 ロータリーエンコーダ(パルス出力部)
11 送りローラ
13 送りローラ駆動モータ
22 駆動パルスカウンタ
23 エンコーダパルスカウンタ(出力パルスカウンタ)
51 トルク発生部
511 原反側駆動プーリ(駆動部材)
512 円板状被動部材(被動部材)
513 連結バネ
C2 原反ホルダに巻き取る回転方向
R インクリボン(ウェブ状物)

Claims (6)

  1. ウェブ状物を巻回して保持する原反ホルダと、
    前記原反ホルダを駆動するパルス制御可能な原反ホルダ駆動モータと、
    前記原反ホルダと前記原反ホルダ駆動モータとの間に設けられたトルク発生部と、
    前記原反ホルダに連結され前記原反ホルダの回転量を検出してパルスを出力するパルス出力部と、を備え、
    前記トルク発生部は、前記原反ホルダ駆動モータに駆動される駆動部材と、前記原反ホルダに連結される被動部材と、前記駆動部材の回転を前記被動部材に伝達する連結バネと、を有して構成され、
    前記連結バネは、前記ウェブ状物を前記原反ホルダに巻き取る回転方向に前記原反ホルダを付勢するように設けられたことを特徴とする、
    ウェブ状物の給送装置。
  2. 前記原反ホルダを1回転させるのに必要な前記原反ホルダ駆動モータを駆動する原反駆動パルスの原反駆動パルス数と、前記原反ホルダを1回転したときに前記パルス出力部から出力される出力パルスの出力パルス数とを、1対1で演算可能な特定の比率としたことを特徴とする、
    請求項1に記載のウェブ状物の給送装置。
  3. 前記原反駆動パルスを計数する駆動パルスカウンタと、前記パルス出力部から出力された前記出力パルスを計数する出力パルスカウンタと、を更に設け、
    前記ウェブ状物の給送装置は、
    前記駆動パルスカウンタにより計数された計数値と前記出力パルスカウンタにより計数された計数値とのカウンタ偏差を演算し、
    前記カウンタ偏差が所定値よりも小さいときは、前記原反ホルダから前記ウェブ状物を繰り出す回転方向である正回転方向において減速するように、又は、前記原反ホルダにウェブ状物を巻き取る回転方向である逆回転方向において加速するように、前記原反ホルダ駆動モータを制御し、
    前記カウンタ偏差が所定値よりも大きいときは、前記正回転方向において加速するように、又は、前記逆回転方向において減速するように、前記原反ホルダ駆動モータを制御する、
    請求項2に記載のウェブ状物の給送装置。
  4. 前記ウェブ状物の給送装置は、
    前記トルク発生部で発生する原反ホルダトルクを、前記カウンタ偏差と前記連結バネのバネ定数とにより演算し、
    前記ウェブ状物に作用する張力を、前記原反ホルダトルクと前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径とにより演算し、
    前記ウェブ状物に作用する張力が所望の張力となる前記カウンタ偏差となるように、前記原反ホルダ駆動モータを制御することを特徴とする、
    請求項3に記載のウェブ状物の給送装置。
  5. 前記ウェブ状物を巻回して巻き取る巻取ホルダと、
    前記巻取ホルダを駆動する巻取ホルダ駆動モータと、を更に備え、
    前記ウェブ状物の給送装置は、
    前記原反ホルダ駆動モータと前記巻取ホルダ駆動モータとを回転駆動させた状態で、前記カウンタ偏差が変化しないように前記原反ホルダ駆動モータ及び/又は前記巻取ホルダ駆動モータの回転速度を制御し、
    前記カウンタ偏差が変化しない状態での前記原反ホルダの回転速度と前記巻取ホルダの回転速度とのホルダ回転速度比を演算し、前記原反ホルダ又は前記巻取ホルダに巻回された前記ウェブ状物の最大巻径及び最小巻径と前記ホルダ回転速度比とから、前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径と、前記巻取ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径とを演算し、
    前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径に基づいて前記ウェブ状物に作用する張力を制御し、前記巻取ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径に基づいて前記ウェブ状物の給送速度を制御する、
    請求項3又は4に記載のウェブ状物の給送装置。
  6. 前記ウェブ状物を給送する送りローラと、
    前記送りローラを駆動する送りローラ駆動モータとを更に備え、
    前記ウェブ状物の給送装置は、
    前記原反ホルダ駆動モータと前記送りローラ駆動モータとを回転駆動させた状態で、前記カウンタ偏差が変化しないように前記原反ホルダ駆動モータ及び/又は前記送りローラ駆動モータの回転速度を制御し、
    前記カウンタ偏差が変化しない状態での前記原反ホルダの回転速度と前記送りローラの回転速度とのローラ回転速度比を演算し、前記送りローラの外径と前記ローラ回転速度比とから、前記原反ホルダに巻回されるウェブ状物の巻径を演算し、
    前記原反ホルダに巻回される前記ウェブ状物の巻径に基づいて、前記ウェブ状物に作用する張力を制御する、
    請求項3又は4に記載のウェブ状物の給送装置。
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