JP2015097679A - 吸収性物品の連続包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】封止部分の高い強度を確保しつつ、開封を円滑に素早く行うことができる吸収性物品の包装体を提供する。
【解決手段】包装材21により一方向(縦方向Y)に複数の吸収性物品10が収容包装された吸収性物品の連続包装体20であって、前記包装材21は前記の方向に複数に区画された、吸収性物品10の収容部(空間)25を有し、前記各収容部25内に前記吸収性物品10が重なることなく並列に配置され、前記各収容部25内における、前記吸収性物品間の空間が前記の方向に狭められて、一つの収容部25内に配された前記吸収性物品10aが隣接する別の吸収性物品10bの配置位置に移動することが制限された吸収性物品の連続包装体を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は吸収性物品の連続包装体に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)等の吸収性物品は、包装材とともに折り畳まれ、個別包装されて市販等されている。
この包装形態の一例として、吸収性物品(生理用ナプキン)が外装シートによって個別に包装された包装体が複数連続し、包装体毎に切り離し可能な連続包装体としたものがある(例えば、特許文献1または2参照。)。包装体同士の連結部分には、シール加工部及び切り取り線部が配され、この切り取り線部で個々の包装体が切り離される。切り離された個々の包装体はその外表面にある開封用切り離し線部で開封され、吸収性物品(生理用ナプキン)が取り出される。その際、開封用切り離し線部は左右に引き裂くようにして破られる。
また連続包装体では、シャンプー、コーヒー、お菓子等の製品を入れたサシェット(小袋)を横方向に2個配し、それを縦方向に複数個連続して配し、かつ個々のサシェットが破断線によって切り離し可能にされた連続包装体が知られている。
国際公開第2002/094678号 特開2011−140344号公報
一つのサシェット(小袋)に例えば2個の吸収性物品が重なって入っている場合、個々の吸収性物品のうちの一つを取り出す際に、他の吸収性物品も同時にサシェットから出てしまうことがあった。そのため、1個の吸収性物品をとりだすのに、注意が必要であり、また、サシェット内に残された吸収性物品をサシェット内に留めて保管することが容易ではなかった。また、一つのサシェット内に吸収性物品が並列に配された場合には、サシェットから複数個の吸収性物品が出ることは抑えられる。しかし、サシェットが動いたり、負荷がかけられたりした場合には、サシェット内で吸収性物品が動いて重なりあってしまう。そうすると、上記に説明したのと同様になり、1個の吸収性物品をとりだすのに、注意が必要であり、また、サシェット内に残された吸収性物品をサシェット内に留めて保管することが容易ではなかった。
本発明は、サシェット内に複数個の吸収性物品は入っていても、サシェット内で吸収性物品が重なることなくその位置が保持され、サシェット内から一つずつ取り出すことを可能にした吸収性物品の連続包装体に関する。
本発明は、包装材により一方向に複数の吸収性物品が収容部に収容包装された包装単位体が、前記一方向と交差する方向に複数個連なり、各包装単位体の間は切り離し可能になされている吸収性物品の連続包装体であって、前記包装単位体は前記一方向に区画された吸収性物品の小収容部を複数有し、前記各小収容部内に個々の前記吸収性物品が並列に配置され、前記各小収容部間に位置する中間領域には、前記交差する方向の隙間が各収容部よりも狭められた狭小部が配され、一つの前記小収容部内に配された前記吸収性物品が隣接する別の小収容部に移動することが制限された吸収性物品の連続包装体を提供する。
本発明の吸収性物品の連続包装体は、サシェット内で吸収性物品が重なることなくその位置が保持され、サシェット内から一つずつ取り出すことができる。また、サシェット内に残された吸収性物品の保管性にも優れている。また、店頭で吊るした連続包装体から所望個数の包装単位体を切り離す操作が容易となる。
本発明の吸収性物品の連続包装体の好ましい一実施形態(第1実施形態)を模式的に示した平面配置図である。 吸収性物品の連続包装体の第2実施形態として空間の別の好ましい配置形態について模式的に示した平面配置図である。 吸収性物品の連続包装体の第3実施形態として横方向に配された空間を区分する接合部の好ましい配置形態について模式的に示した平面配置図である。 吸収性物品の連続包装体の第4実施形態として横方向に配された空間を区分する別の接合部の好ましい配置形態について模式的に示した平面配置図である。 吸収性物品の連続包装体の第5実施形態として横方向に配された空間を区分するさらに別の接合部の好ましい配置形態について模式的に示した平面配置図である。 吸収性物品の連続包装体の第6実施形態を示した図面であり、(a)は吸収性物品の連続包装体の第6実施形態として横方向に配された空間を区分するまたさらに別の接合部の好ましい配置形態について模式的に示した平面配置図であり、(b)は接合部のパターンの好ましい状態の配置を示した平面配置図であり、(c)は接合部のパターンの好ましくない状態の配置を示した平面配置図である。 吸収性物品の連続包装体の第7実施形態として開封誘導部の好ましい配置形態について模式的に示した平面配置図である。
本発明に係る吸収性物品の連続包装体の好ましい一実施形態(第1実施形態)について、図1を参照しながら、以下に説明する。
図1に示すように、第1実施形態の連続包装体20(20a)の吸収性物品10は、例えば生理用ナプキンである。以下、ナプキンといい、その連続包装体について詳細に説明する。したがって、以下、吸収性物品10をナプキン10として説明する。また、ナプキン10が包装された個々の包装体が連続に配されている一方向を、以下、縦方向Yとする。通常、連続包装体は一端を支持して吊るした状態で販売される。この吊るした状態での個々の包装体が配された方向が縦方向Yである。以下、縦方向Yは、この方向と平行方向も含めていう。
吸収性物品の連続包装体20は、包装材21により複数の吸収性物品10が横方向Xに並列して収納された包装単位体が、縦方向Yに切り離し可能に連なって構成されたものである。横方向Xは縦方向Yに対して直角の方向とする。ナプキン10は、通常その長手方向に折り畳まれていて、本実施形態のナプキン10は、長手方向に2つの折り曲げ線において折り畳まれ、いわゆる3つ折り構造となっている。連続包装体20の包装材21は、表面側包装材22と裏面側包装材23からなる。この表面側包装材22と裏面側包装材23は、1枚の包装材21の幅方向中央部で折り畳むことで、表面側包装材22と裏面側包装材23としたものであってもよい。または、別体の表面側包装材22と裏面側包装材23とを合わせたものであってもよい。いずれの場合も、縦方向Yに複数個が配されたナプキン10を1枚の包装材21で包装できる長さ、もしくは、別体の1枚の表面側包装材22と1枚の裏面側包装材23とを合わせたもので包装できる長さを有する包装材である。
包装材21の形成材料としては、生理用ナプキン等の吸収性物品の包装に、従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えば、樹脂フィルムや不織布等を用いることができ、適宜選択して用いることができる。不織布の場合、シート強度、耐液性(ホットメルトの染みだし抵抗性)、密封性の点からは、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)との複合不織布(SM、SMS、SMMS等)が好ましい。包装材11に直接鮮明な印刷を施す観点からは、フィルム材料又はフィルムのラミネート構造も好ましく用いられる。特に、連続包装体の連続方向の引き裂き強度が幅方向より低い、配向性のある材料を用いることで、開封誘導部の開封強度を適宜低くすることができ、開封容易性を高めることができる。
包装単位体は、縦方向Yに複数に区画された空間からなる収容部25を有している。収容部25の区画数は図示例のように2区画であっても、3区画以上であってもよい。この収容部25に折り畳まれたナプキン10が収納される。さらに、収容部25が区画されて構成された2つの小収容部25a、25b内では、個々のナプキン10が重なることなく並列に配置されている。小収容部25a、25bの間の中間領域では、ナプキン10間の縦方向Yの収容部25の距離が狭められて狭小部(長さLで示した領域)が形成され、一つのナプキン10(10a)がそれと隣接する別の吸ナプキン10(10b)の配置位置まで移動することが制限されている。
具体的には、表面側包装材22と裏面側包装材23との間に配された収容部25内に、ナプキン10が、横方向Xに2個配されている。横方向Xとは、縦方向Yに対して直交する方向をいう。この収容部25が縦方向Yに複数個配されている。横方向Xに並列に配した2個のナプキン10の周囲において、表面側包装材22と裏面側包装材23とが接合されて、2個のナプキン10を一つの収容部25内に封止している。図示例では、2個のナプキン10(10a、10b)各々が収納される左右の小収容部25aと収容部25bとは、縦方向Yにずらして配され、それぞれの収容部25a、25bは連通した状態に配されている。各収容部25の周囲は、表面側包装材22と裏面側包装材23とが接合された接合領域26となっている。接合方法は、通常の、融着接合、圧着接合、ホットメルト接着剤を用いた接着剤を用いた接合等、種々の方法が挙げられる。製法的に簡便な熱圧着による接合が好ましい。したがって、接合領域26によって表面側包装材22と裏面側包装材23とが接合されない非接合領域が上記収容部25となる。
包装単位体20auの平面視において、図示例のように収容部25a、25bが矩形の場合、ナプキン10の短辺長さをPとし、収容部25内で隣接するナプキン10間の中間領域で、包装材21が接合してなる接合領域26が縦方向Yに対向する最小の対向距離をLとすると、P>Lの関係を有する。すなわち、包装単位体20auの縦方向Yに延在する、収容部25の外形を構成する区画手段である接合領域26の隙間Lが、横方向Xの1点上において、収容部25よりも狭くなって狭小部を形成している。最小の対向距離Lは、言い換えれば、収容部25aと収容部25bが接続されている部分の長さでもある。
上記接合領域26は、収容部25(25aと25b)の周囲を囲むように配されている。縦方向Yに配列された収容部25間の接合領域26には、包装材21の横方向Xの全長にわたって、連続包装体20における各包装単位体20au間を切り離し可能とする切り離し誘導部31が配されている。言い換えれば、切り離し誘導線31間が包装単位体20auとなる。切り離し誘導部31は、後述する開封誘導部32と同様な構成を有することが可能であり、通常、ミシン目で構成されている。
上記第1実施形態の連続包装体20aは、P>Lの関係を有することから、例えば、収容部25aに収納されているナプキン10aがずれ動いて収容部25bの方向に移動したとしても、収容部25aと収容部25bとの連通部分の最小の対向距離Lがナプキン10の短辺長さPよりも短いため、ナプキン10aは区間25aから収容部25bに移動できない。同様に、収容部25bのナプキン10bも収容部25aに同様の理由により移動できない。
したがって、各ナプキン10a、10bは、それぞれが収納される個別の収容部25a、25b内で安定的に保持される。たとえ、ナプキン10の表面に滑りやすい物品保護材が配されていても、隣接したナプキン10が収納される収容部25内まで移動することはない。上記物品保護材としては、例えば、個装フィルム、剥離紙、剥離処理フィルム、外装不織布などが挙げられ、特にポリエステル製の個装フィルムが滑りやすい。
次に、収容部の別の好ましい配置形態について、吸収性物品の連続包装体の第2実施形態として、図2を参照して以下に説明する。
図2に示すように、吸収性物品の連続包装体20(20b)は、前記第1実施形態と同様に、表面側包装材22と裏面側包装材23とを有する包装材21からなる。包装単位体20buは、横方向Xに、複数のナプキン10が収納される複数に区画された収容部25を有している。収容部25の区画数は図示例のように2区画であっても、3区画以上であってもよい。各収容部25内では、ナプキン10が重なることなく並列に配置されている。
縦方向Yに各小収容部25a、25bと小収容部25c、25dとを区分する、接合部としての接合領域26は、単一の接合領域26からなる。単一の接合領域とは一つの連続した接合領域である。そして、小収容部25aと小収容部25bとは縦方向Yにずらして配されることなく、縦方向Yにおいて同一高さの位置に配され、小収容部25aと小収容部25bとの間には、その収容部から見て縦方向Y上方に接合領域26aと縦方向Y下方の接合領域26bから収容部25方向に延出された延出部27を有して、収容部25aと収容部25bとの連通部分の最小の対向距離Lを狭めて狭小部を形成している。したがって、この例においても、上記ナプキン10の短辺長さPは対向距離Lよりも長くなっている。すなわち、P>Lなる関係にある。
また接合領域26には、包装材21の横方向Xの全長にわたって、各包装単位体20bu間を切り離し可能とする切り離し誘導部31が配されている。
この第2実施形態の連続包装体20bは、上記第1実施形態の連続包装体20aと同様な作用効果を奏する。加えて、縦方向Yの配される接合領域26が単一パターンで構成できるので、製法的に簡便な熱圧着による接合を採った場合に、圧着加工の際に機械設備にかかる圧力がより均一化する方向であるため、接合領域の加工性(シール性)が悪化しないうえ、ナプキン上を圧着加工してしまうリスクが少なくなり、製造設備上の負担が極めて少ない。さらに延出部27により最小の対向距離Lを狭めていることから、第1実施形態のように収容部25aと区間25bをずらす必要がないので、ずらさない分だけ、連続包装体20の包装材21の使用量が少なくて済み、コストダウン、材料の削減に効果がある。
なお、延出部27の横方向Xの幅を狭くすることで、連続包装体20の横方向Xの幅を広げることなく、上記効果を奏することが可能である。この場合の延出部27の横方向Xの幅は、接合部が解離することなくナプキン10の移動を阻止する観点から、3mm以上が好ましく、より好ましくは10mm以上であり、さらに好ましくは20mm以上である。また連続包装体20の幅が広くなり過ぎないようにする観点から、35mm以下が好ましく、より好ましくは30mm以下であり、さらに好ましくは25mm以下である。
次に、横方向Xに配された収容部25a、25bを区分する接合部28の配置形態について、吸収性物品の連続包装体の第3実施形態として、図3を参照して以下に説明する。
図3に示すように、第3実施形態の連続包装体20cは、包装材21により横方向Xに複数の吸収性物品10が包装された包装単位体20cuが縦方向Yに連なったものである。
包装単位体20cuは、横方向Xに複数に区画された収容部25を有している。この収容部25に折り畳まれたナプキン10が収納される。収容部25の区画数は図示例のように2区画であっても、3区画以上であってもよい。さらに、各収容部25内では、ナプキン10が重なることなく並列に配置されている。具体的には、収容部25内に、ナプキン10が、横方向Xに2個配されている。横方向Xに並列に配した2個のナプキン10の周囲を、表面側包装材22と裏面側包装材23とが接合されて、2個のナプキン10を一つの収容部25内に封止している。図示例では、ナプキン10aが収納される小収容部25aと、ナプキン10bが収納される小収容部25bとは、縦方向Yに同一高さに配され、それぞれの小収容部25a、25bは連通した状態に配されている。各収容部25の周囲は、表面側包装材22と裏面側包装材23とが接合された接合領域26となっている。接合方法は、第1実施形態に記載した接合領域の接合方法と同様であり、またはエンボス加工を用いることができる。
また接合領域26には、包装材21の横方向Xの全長にわたって、各包装単位体20cu間を切り離し可能とする切り離し誘導部31が配されている。
連続包装体20の平面視において、図示例のように収容部25が矩形の場合、その中間領域に、小収容部25aと小収容部25bとを仕切る接合部28が配されている。接合部28は、縦方向Yに離間して複数存在し、その最大間隔Lmが収容部25に収納されたナプキン10の短辺長さPよりも短い。すなわち、P>Lmの関係を有する。図示の実施形態では、5個の接合部28による間隔4つと、1個の接合領域26と接合部28との間の間隔1つによる、合計5つの間隔が存在するが、いずれの間隔もP>Lmの関係を有している。
上記第3実施形態の連続包装体20cは、上記第1、第2実施形態と同様な作用効果を有するとともに、接合部28近傍が柔らかいので、1個のナプキン10(10a)を使用した後、包装体20cの接合部28を基点に折り曲げることで、同一収容部25に配されている別のナプキン10bを衛生的に清潔な状態で保存することが可能になる。
次に、横方向Xに配された小収容部25a、25bを区分する接合部28の別の配置形態について、吸収性物品の連続包装体の第4実施形態として、図4を参照して以下に説明する。
図4に示すように、第4実施形態の連続包装体20dは、前述の第3実施形態の連続包装体20cにおいて、接合部28は、縦方向Yに2個配されている。その他の構成は前述の第3実施形態の連続包装体20cと同様である。接合部28は、上下の接合部である接合領域26,26と離間されて配置されていて、接合部28と接合領域26との間隔についても、P>Lmの関係を有している。
第4実施形態の連続包装体20dのように、接合部28は最小限の個数だけ配されることでも、上記第3実施形態の連続包装体20cと同様な作用効果が奏される。
次に、横方向Xに配された小収容部25a、25bを区分する接合部28のさらに別の配置形態について、吸収性物品の連続包装体の第5実施形態として、図5を参照して以下に説明する。
図5に示すように、第5実施形態の連続包装体20eは、前述の第3実施形態の連続包装体20cにおいて、接合部28は、縦方向Yに配列している接合部28の一部の接合部28が縦方向Yに対して直交する横方向Xに離間して複数存在している。例えば、第3実施形態の連続包装体20の接合部28の一部が一つおきに横方向Xに離間して2個配されている。図示例では、接合部28は、縦方向Y1個おきに互いに離間して2列に配されている。その際、横方向Xに1個配されている接合部28の列の軸が、横方向Xに2個配されている接合部28間の中心になるように配されている。もちろん、横方向Xに1個配されている接合部28の列の軸が、横方向Xに2個配されている接合部28間の中心からずれて配されていてもよい。その他の構成は前述の第3実施形態の連続包装体20cと同様である。
上記第5実施形態の連続包装体20eは、前述の第1ないし第3実施形態の連続包装体20と同様なる作用効果を奏する。それとともに、連続包装体20の幅方向(横方向X)に接合部28が複数個(図示例では2個)配されているので、横方向Xに接合部28が存在する領域の長さが稼げて、小収容部25aに配されたナプキン10が小収容部25а内で斜めに傾いた場合であっても、ナプキン10の一部分でも隣の収容部25bへ侵入しにくく、ナプキン10同士の接触による損傷を防ぐことができる。
次に、横方向Xに配された小収容部25a、25bを区分する接合部28のさらに別の配置形態について、吸収性物品の連続包装体の第6実施形態として、図6を参照して以下に説明する。
図6に示すように、第6実施形態の連続包装体20fは、前述の第3実施形態の連続包装体20cにおいて、接合部28は、縦方向Yに配列している接合部28が横方向Xに離間して複数列存在している。図示例では、第3実施形態の連続包装体20cの接合部28が横方向Xに離間して2列が配されている。その他の構成は前述の第3実施形態の連続包装体20cと同様である。
接合部28は、隣り合った接合部のパターンで構成される仮想四角形SCの縦横比(縦/横)が1以下であり、仮想四角形SCの縦方向Yの長さが収容部25に収納されたナプキン10の短辺の長さPより短い。仮想四角形SCは、接合部28を構成するパターン28pのうち、隣り合った4個のパターン28pにおいて、縦方向Yの間隔を一辺とし、横方向Xのパターン28pの外側の距離を一辺とした矩形で表されるものである。
図6(b)に示すように、仮想四角形SCの縦横比(縦/横)が1以下であれば、収容部25aに収納されたナプキン10aの一部と、収納部25bに収納されたナプキン10bの一部とが、ともに仮想四角形SC内に進入した場合であっても、ナプキン10aとナプキン10bが重なることがない。このために、個包装体内で複数のナプキンがこすれて損傷する可能性が極めて低い。仮想四角形SCの縦横比(縦/横)が1未満であると、双方のナプキン同士が接することも妨げられるので、より好ましい。仮想四角形SCの縦横比(縦/横)が1を超えて2以下の場合は、収容部25aに収納されたナプキン10aの一部と、収納部25bに収納されたナプキン10bの一部とが、ともに仮想四角形SC内に進入した場合はナプキン10aとナプキン10bが重なってしまうが、一方のナプキンのみが仮想四角形SC内に進入した場合に、双方のナプキン同士が接することが妨げられるため一定の効果を得ることができる。
上記第6実施形態の連続包装体20fは、前述の第1ないし第3実施形態の連続包装体20と同様なる作用効果を奏する。それとともに、連続包装体20の幅方向(横方向X)に接合部28が複数個(図示例では2個)配されているので、横方向Xに接合部28が存在する領域の長さが稼げて、小収容部25aに配されたナプキン10が小収容部25а内で斜めに傾いた場合であっても、そのナプキン10の一部分でも隣の収容部25bへ侵入しにくく、ナプキン10同士の接触による損傷を防ぐことができる。
第6実施形態は、接合部28が縦方向Yに並んだ列を2列、横方向Xに重なるように配置したものであり、仮想四角形SCの縦横比が1以下であれば、当該形態に限定されない。例えば、接合部28が幅方向に重なる位置に並べることに代えて、横方向Xに長い形状の接合部1本を、縦方向Yに間欠配置し、隣接する当該横長接合部間で仮想四角形SCを構成してもよい。また、第6実施形態における仮想四角形SCの縦横比の関係は、前述した第1乃至第5実施形態においても適用可能である。
次に、開封誘導部の配置形態について、吸収性物品の連続包装体の第7実施形態として、図7を参照して以下に説明する。
図7に示すように、第7実施形態の連続包装体20gは、前記第2実施形態の連続包装体20bにおいて、包装材21の収容部25が配された位置に開封誘導部32が配されている。この開封誘導部32は、連続包装体20を平面視した状態で、非接合領域である収容部25の対向最短距離Lを結ぶ直線上もしくは図示はしていないが接合部28上を除く、包装材21の収容部25がある位置に存する。例えば、開封誘導部32(32a)は、吸収性物品10の上部に横方向Xに配されている。もしくは開封誘導部32(32b)は、吸収性物品10の側部に縦方向Yに配されている。又は、双方に開封誘導線32(32a、32b)が配されていても良い。上記開封誘導部32は、線状に配されたミシン目、所定の幅で線状に配されたミシン目の集合体、線状に配された包装材21の厚み方向に切断に至らない切れ目、所定の幅で線状に配された包装材21の厚み方向に切断に至らない切れ目の集合体、包装材21の引張強度を線状に弱めた溝、包装材21の引張強度を点状に弱めた穴の集合体が所定の幅で線状に配されたもの、等、開封誘導部32を境にしてその両側の包装材21を指等で押圧もしくは引っ張ることで開封誘導部32から包装材21が破断して連続包装体20が開封する構成であり、連続包装体20の内部に塵埃等が入り込まずその内部の清浄性が維持できる構成であれば、如何なる構成であってもよい。
上記第7実施形態の連続包装体20gでは、上記第1、第2実施形態の連続包装体20の作用効果を奏するとともに、開封誘導部32が、対向最短距離Lを結ぶ直線上もしくは接合部28上を除く、収容部25がある包装材21に配されていることから、一度に二つの小収容部25aと25bを一つの開封誘導部32によって開封することが避けられる。そのため、例えばナプキン10(10a)を1個だけ取り出すことが確実に行えるので、隣接するナプキン10bまで取り出されることがない。また、開封誘導部32が隣接する収容部25までを開封することがないので、隣接するナプキン10が包装材21によって保護される。
上記では、第2実施形態の収容部構成を一例にして説明したが、開封誘導部32は、上記すべての実施形態に適用することができ、第7実施形態と同様なる作用効果を奏することができる。
また、本発明の連続包装体20では、複数の吸収性物品10が一方向に並列して、互いの吸収性物品10が他の吸収性物品が収納されている空間に移動しにくくするとともに、互いの収容部空間の間が、接合部28を介して繋がっている。このために、店頭で吊下げられた状態の連続包装体20から、所望の個数の個包装体(例えば、包装単位体10au、10bu、10cu等)を切り離す操作をする際に、下向きの力が加わっても、縦方向Yに個包装体が裂けることが生じにくい。また、店頭で連続包装体20を吊下げた状態で、互いの収容部25の空間の間が適度な剛性を有しているため、収容部25内で吸収性物品10が横方向外側に偏ってしまって、切り離し誘導線31に斜め下方向の力が加わっても、横方向中央が支点となって、予期せぬ分離が起きにくい。一方で、互いの収容部25の空間の間は接合部28と非接合部分とからなるので、全体が接合部からなる、シャンプーや菓子等を複数個収容した包装体よりも、柔軟で、扱い易い。
上記各実施形態では、接合領域26が第2実施形態で説明したように単一の接合領域であることが好ましい。特に切り離し誘導部31からの切り離しをし易くする観点から、切り離し誘導部31が配される縦方向Yの収容部25間では単一の接合領域であることが好ましい。
各実施形態において、連続包装体20から個々の包装体を切り離すには、通常の切り離し動作によって切り離す。例えば、切り離し誘導部31の両側を指で摘まみ持ち、切り離し誘導部31に対して直角方向に引っ張るもしくは切り離し誘導部を境にしてちぎるようにすれば、切り離せる。
また、開封誘導部32の配置方向に対して直角方向に切り離し誘導部31が配されている場合には、開封誘導部32の開封時に必要な引張力に影響されずに切り離し誘導部31の切り離しに必要な引張力を設計することができる。この場合、切り離し誘導部31から個々の包装体を切り離す時にかかる引張力は、個々の包装体の開封誘導部32を開封する引張力の方向とは異なるので、切り離し時に開封誘導部32が破けにくくなる。
また、開封誘導部32の配置方向に対して平行方向に切り離し誘導部31が配されている場合には、切り離し誘導部31と開封誘導部32との間隔が、個々の包装体に切り離す際に開封誘導部32に引張力がかからない程度の間隔を有していることが好ましく、特に連続包装体20の端部に開封誘導部32が存在しないことが好ましい。
開封誘導部32の開封は、通常の開封動作によって開封することができる。例えば、開封誘導部32の両側を指で押え、開封誘導部32に対して直角方向に引っ張るもしくは開封誘導部32を境にして引き裂くようにすれば、切り離せる。
上記各実施形態で説明した吸収性物品としてナプキン10は、通常、折り畳まれた状態で収容部25内に収納されている。その折り畳み回数は問わない。そこで、ナプキン10の短辺が縦方向Yではなく横方向Xにある場合、ナプキン10が収容部25内を移動しても90度回転しなければ、ナプキン10の短辺長さPは、ナプキン10の縦方向Yの最大長さに置き換えることができる。この場合も、上記各実施形態で説明したのと同様なる作用効果が得られる。
上記ナプキン10としては、図示はしないが、表面シートと裏面シートとの間に吸収体を有する本体と、本体の周囲の少なくとも一部もしくは全部を覆う物品保護材とを有するものである。物品保護材は前述した通りの材料が用いられる。
上記本体は通常この種の生理用ナプキン等に用いる材料を使用することができ、特に限定されるものではない。
表面シートは、親水性不織布で形成されることが好ましい。親水性不織布としては、エアースルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、立体賦形不織布と呼ばれている不織布で、その繊維がポリプロピレンの単繊維や、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維等で親水化処理が施された繊維が好ましく使用できる。
裏面シートは、防水性があり透湿性を有していれば特に限定されない。例えば疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラーまたは相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸または二軸延伸して得られる多孔性フィルムが挙げられる。熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。該ポリオレフィンとしては、高密度ないし低密度のポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独でまたは混合して用いることができる。
吸収体には、例えば、繊維集合体またはこれと吸収性ポリマーとを併用させたもの等を用いることができる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維や、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等を用いることができる。坪量は特に限定されないが、150g/m〜500g/mが好ましい。また吸収体3を被覆する被覆シートを用いることもできる。この被覆シートには、親水性のティッシュペーパー等の薄手の紙(薄葉紙)、コットンやレーヨンなどの親水性繊維からなる不織布、合成樹脂の繊維に親水化処理を施してなる不織布(スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)、スパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド(SMMS)、スパンボンド−スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SSMS)等の複合不織布)等を用いることができる。
ナプキン10は、裏面シートの衣類接触面には、ナプキン10を衣類に固定するズレ止め部が複数本、間欠的に設けられている。具体的には、長手方向に延びる複数本のズレ止め材が、幅方向に間隔をおいて、間欠的に設けられている。このズレ止め部を被覆するように、ズレ止め部から剥離可能な離型シートが配されている。
前記ズレ止め部は、非肌当接面側の本体部前後左右方向においてほぼ中央に位置し、幅方向又は長手方向に延びるストライプ状に設けられていれば良い。
また、吸収性物品は、ナプキンに限らず、おむつ、尿取りパッド、おりものシート等の衛生用品に適用することができる。
上述した実施形態等に関し、本発明はさらに以下の吸収性物品の連続包装体を開示する。
連続包装体20の外装材21には、任意の印刷を施すことが、審美性および商品特長の認識の観点で好ましい。さらには連続包装体の連続方向における印刷パターンには一定の周期性を有することが製造上好ましい。連続包装体20の連続方向において、ある印刷位置から、同じ印刷が現れるまでの最短の長さを印刷ピッチと呼ぶことにする。印刷ピッチは、連続包装体20の連続方向において包装単位体と隣接する別の包装単位体との間隔と合致させた場合、包装単位体の1つ毎に、同じパターン印刷を施すことができ好ましい。この場合、印刷ピッチと包装単位体間隔を同期させるための目印となるアイマークと称される矩形状の黒色マーク等を施すことが好ましい。包装単位体と隣接する別の包装単位体との間隔と印刷ピッチとを合致させない場合、アイマークを施す必要がない代わりに、連続包装体の連続方向にランダムに印刷パターンが現れることになるが、この場合は、印刷ピッチを包装単位体間隔より小さくすることで、印刷ピッチ内に存在する全情報を包装単位体の1枚当りに必ず1以上は記載することができる点で好ましい。
また、印刷ピッチを包装単位体間隔より2倍以上に大きくすることで、互いに隣接する2以上の包装単位体に異なる情報を記載することができる。こうすることで、製品を購入するときの印刷パターンの変化を楽しむことができ、嗜好性の観点から好ましい。
小収容部ごとにすべて同じ印刷を施すことで、ナプキン1枚につき同一の情報を表示することができるので好ましい。さらに、小収容部ごとに異なる印刷、特に、包装単位体全体にわたる印刷を施すことは、販売陳列時に視認されやすい観点で好ましい。
<1> 包装材により一方向に複数の吸収性物品が収容部に収容包装された包装単位体が、前記一方向と交差する方向に複数個連なり、各包装単位体の間は切り離し可能になされている吸収性物品の連続包装体であって、前記包装単位体は前記収容部が前記一方向に区画された、吸収性物品の小収容部を複数有し、前記各小収容部内に個々の前記吸収性物品が並列に配置され、前記各小収容部間に位置する中間領域には、前記交差する方向の隙間が各小収容部よりも狭められた狭小部が配され、一つの前記小収容部内に配された前記吸収性物品が隣接する別の小収容部に移動することが制限された吸収性物品の連続包装体。
<2> 前記包装単位体は、前記中間領域に、前記包装材が接合された接合部と、前記狭小部とを備え、前記包装単位体の平面視において、前記吸収性物品の短辺長さをPとし、前記狭小部で前記交差する方向に隣接する前記接合部が対向する最小の対向距離をLとして、P>Lの関係を有する前記<1>に記載の連続包装体。
<3> 前記中間領域内では前記接合部が前記交差する方向に離間して3つ以上存在し、その最大間隔が前記収容部に収納された吸収性物品の短辺長さよりも短い前記<2>に記載の連続包装体。
<4> 前記接合部は、前記一方向にも離間して複数存在する前記<3>に記載の連続包装体。
<5> 前記接合部は、隣り合った接合部のパターンで構成される仮想四角形の縦横比(縦/横)が1以下であり、前記仮想四角形の縦方向の長さが前記収容部に収納された吸収性物品の最も短い辺より短い前記<3>に記載の連続包装体。
<6> 前記収容部が配された位置の前記包装材に開封誘導部が配され、かつ前記開封誘導部は、平面視、前記収容部の対向最短距離を結ぶ直線上または前記接合部が配された位置を除く位置に配される前記<1>から<5>の何れか1に記載の連続包装体。
<7> 前記吸収性物品は、その長手方向に折り畳まれて前記小吸収部内に収容されている、前記<1>から<6>の何れか1に記載の連続包装体。
<8> 前記交差する方向に隣接する前記包装単位体の間が、ミシン目による切り離し誘導部によって切り離し可能とされている、前記<1>から<7>の何れか1に記載の連続包装体。
<9> 前記吸収性物品は、収容された状態で、表面が物品保護材で覆われている、前記<1>から<8>の何れか1に記載の連続包装体。
<10> 前記物品保護材が、個装フィルムである、前記<9>に記載の連続包装体。
<11> 前記個装フィルムがポリエステル製である、前記<10>に記載の連続包装体。
<12> 前記包装材が樹脂フィルム製である、前記<1>から<11>の何れか1に記載の連続包装体。
<13> 前記吸収性物品は裏面シートを有し、該裏面シートの衣類当接面側に、複数本のズレ止め部を間欠的に備えている前記<1>から<12>の何れか1に記載の連続包装体。
<14> 前記ズレ止め部は、非肌当接面側の本体部前後左右方向においてほぼ中央に位置し、幅方向又は長手方向に延びるストライプ状に設けられている前記<13>記載の連続包装体。
<15> 前記包装単位体は、前記交差する方向に開封誘導線を有している、前記<1>から<14>の何れか1に記載の連続包装体。
<16> 前記連続包装体の外装材には、連続包装体の連続方向において一定の周期性を有する印刷が施されている前記<1>から<15>の何れか1に記載の連続包装体。
<17> 前記連続包装体の前記一方向において、ある印刷位置から、同じ印刷が現れるまでの最短の長さを印刷ピッチとしたとき、該印刷ピッチは、連続包装体の前記一方向において吸収性物品の配置位置と隣接する別の吸収性物品の配置位置との間隔と合致させた場合、吸収性物品の配置位置の1つ毎に、同じパターン印刷が施されている前記<16>記載の連続包装体。
<18> 前記各包装体には、前記印刷ピッチと吸収性物品の間隔を同期させるための目印となるマークが施されている前記<17>記載の連続包装体。
<19> 前記吸収性物品が生理用ナプキンである、前記<1>から<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
10 吸収性物品(ナプキン)
20 連続包装体
21 包装材
22 表面側包装材
23 裏面側包装材
25 吸収部
25a,25b,25c,25d 小収容部
26 接合領域
27 延出部
28 接合部
31 切り離し誘導部
32 開封誘導部
P 短辺長さ
L 最小の対向距離(対向最短距離)
Lm 最大間隔
SC 仮想四角形

Claims (6)

  1. 包装材により一方向に複数の吸収性物品が収容部に収容包装された包装単位体が、前記一方向と交差する方向に複数個連なり、各包装単位体の間は切り離し可能になされている吸収性物品の連続包装体であって、
    前記包装単位体は前記収容部が前記一方向に区画された、吸収性物品の小収容部を複数有し、前記各小収容部内に個々の前記吸収性物品が並列に配置され、
    前記各小収容部間に位置する中間領域には、前記交差する方向の隙間が各小収容部よりも狭められた狭小部が配され、一つの前記小収容部内に配された前記吸収性物品が隣接する別の小収容部に移動することが制限された吸収性物品の連続包装体。
  2. 前記包装単位体は、前記中間領域に、前記包装材が接合された接合部と、前記狭小部とを備え、
    前記包装単位体の平面視において、前記吸収性物品の短辺長さをPとし、前記狭小部で前記交差する方向に隣接する前記接合部が対向する最小の対向距離をLとして、P>Lの関係を有する請求項1記載の吸収性物品の連続包装体。
  3. 前記中間領域内では、前記接合部が前記交差する方向に離間して3つ以上存在し、その最大間隔が前記収容部に収納された吸収性物品の短辺長さよりも短い請求項2に記載の吸収性物品の連続包装体。
  4. 前記接合部は、前記一方向にも離間して複数存在する請求項3に記載の吸収性物品の連続包装体。
  5. 前記接合部は、隣り合った接合部のパターンで構成される仮想四角形の縦横比(縦/横)が1以下であり、前記仮想四角形の縦方向の長さが前記収容部に収納された吸収性物品の最も短い辺より短い請求項3に記載の吸収性物品の連続包装体。
  6. 前記収容部が配された位置の前記包装材に開封誘導部が配され、
    かつ前記開封誘導部は、平面視、前記収容部の対向最短距離を結ぶ直線上または前記接合部が配された位置を除く位置に配される請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品の連続包装体。
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