JP2015097509A - 超微細粒子を利用した植物栽培方法 - Google Patents
超微細粒子を利用した植物栽培方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015097509A JP2015097509A JP2013239364A JP2013239364A JP2015097509A JP 2015097509 A JP2015097509 A JP 2015097509A JP 2013239364 A JP2013239364 A JP 2013239364A JP 2013239364 A JP2013239364 A JP 2013239364A JP 2015097509 A JP2015097509 A JP 2015097509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cultivation method
- plant
- ultrafine bubbles
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Abstract
【課題】 安全に安定した収穫ができ、且つ排水中の硝酸イオン量も低減させる新規な植物栽培方法を提供すること。【解決手段】a) 水または水溶液中に超微細気泡を放出する処理を行う工程、b) 前記処理の前、処理中または処理後に、水または水溶液に肥料または養分を添加する工程、およびc) 前記の肥料または養分と超微細気泡を含む水または水溶液を、植物に吸収させる工程、を含むことを特徴とする植物の栽培方法。【選択図】 図14
Description
本発明は、超微細粒子を利用した植物栽培方法に関する。
水中に発生させた直径およそ50μm以下の極微小気泡であるマイクロバブル、および水中に発生させた50-500nm程度の極微小気泡であるナノバブルが、近年研究開発対象として注目されており、その製造方法や機能および様々な分野での応用について研究開発が進められている。特許文献1にはナノバブル製造方法、特許文献2には酸素ナノバブル水の製造方法、特許文献3には窒素ナノバブル水の製造方法及び農業分野に極微小気泡を含む水が植物栽培を促進させるなどの目的で利用が可能である旨が記されている。また農業分野として、特許文献4にはマイクロナノバブルを活用した山葵の栽培方法、特許文献5には植物の促成について装置を保有しなくても利用者が希釈し用いる方法が記されている。
しかしながら、これらの公知の方法ではいくつかの課題があった。特許文献3では、製造方法に数千ボルトの水中放電が必要であり、また電気伝導度の調整のために電解質の添加が必要であるという課題があった。また特許文献4では山葵へのマイクロナノバブルの利用が記されているが、従来より植物水耕栽培に気泡を吹き込んで溶存酸素濃度を高めて効果を上げるエアレーション技法は多数提案されており、画期的な効果は得られていなかった。特許文献5では、極微小気泡を放出する処理が10時間以上必要であり、非常に製造に時間がかかるという課題があった。またこれらいずれの文献においても、排水環境を良化することに関する記載はなかった。
Tarabayashi, S., Muramatsu, I., Tokutani, S., Ando, M., Kitagawa,E., Shigemoto, T., Date, S. and Fujime, Y., J. Japan. Soc. Hort. Sci., 73(4) :324-329 (2004)
切岩: 植物工場を支える技術 溶液冷凍2013年3月号 第88巻第1025号 p29-34
本発明は、上記の課題を解決し、安全に安定した収穫ができ、且つ排水中の硝酸イオン量も低減させる栽培方法を提供することを目的とする。
本発明は、
a) 水または水溶液中に超微細気泡を放出する処理を行う工程、
b) 前記処理の前、処理中または処理後に、水または水溶液に肥料または養分を添加する工程、および
c) 前記の肥料または養分と超微細気泡を含む水または水溶液を、植物に吸収させる工程、を含むことを特徴とする植物の栽培方法。
水または水溶液とは、超微細気泡を放出する処理の後に肥料または養分を加える場合には水中に超微細気泡が放出され、超微細気泡を放出する処理の前または処理中に肥料または養分を加える場合には水溶液中に超微細気泡が放出されることを意味する。
前記超微細気泡内は、空気、酸素、窒素、およびオゾンから選択される気体であることができる。またこれらの気体は混合して使用することができる。
前記超微細気泡のゼータ電位の絶対値は、5mV以上である事が好ましい。またゼータ電位分布の標準偏差は15以下である事が好ましい。
a) 水または水溶液中に超微細気泡を放出する処理を行う工程、
b) 前記処理の前、処理中または処理後に、水または水溶液に肥料または養分を添加する工程、および
c) 前記の肥料または養分と超微細気泡を含む水または水溶液を、植物に吸収させる工程、を含むことを特徴とする植物の栽培方法。
水または水溶液とは、超微細気泡を放出する処理の後に肥料または養分を加える場合には水中に超微細気泡が放出され、超微細気泡を放出する処理の前または処理中に肥料または養分を加える場合には水溶液中に超微細気泡が放出されることを意味する。
前記超微細気泡内は、空気、酸素、窒素、およびオゾンから選択される気体であることができる。またこれらの気体は混合して使用することができる。
前記超微細気泡のゼータ電位の絶対値は、5mV以上である事が好ましい。またゼータ電位分布の標準偏差は15以下である事が好ましい。
前記栽培方法は好ましくは養液栽培である。
前記超微細気泡は、気液混合剪断型超微細気泡発生装置を用いて生成することができる。
栽培される植物は、好適には茄子科植物であり、特にトマトで顕著な効果が得られる。
前記超微細気泡は、気液混合剪断型超微細気泡発生装置を用いて生成することができる。
栽培される植物は、好適には茄子科植物であり、特にトマトで顕著な効果が得られる。
好ましい態様では、タンク内に水を循環しつつ気液混合剪断型超微細気泡発生装置で超微細気泡を発生させる。好適にはタンク内の水が超微細気泡発生装置で2回処理されるまで操作が行われ、より好適には3回、4回、またはそれ以上の回数まで、循環されつつ超微細気泡発生装置で処理される。
前記超微細気泡は、最頻粒子径が500nm以下、好ましくは最頻粒子径が300nm以下、最も好ましくは最頻粒子径が150nm以下であり、1ml当たり10万個以上、好ましくは30万個以上、より好ましくは50万個以上、最も好ましくは100万個以上存在する。なお、本明細書中で言及される超微細気泡の数は、ナノ粒子解析システム ナノサイトシリーズ(NanoSight社製)により測定されたものである。
本発明の一態様において、超微細気泡表面のゼータ電位の絶対値は5mV以上であり、より好ましくは7mV以上、さらに好ましくは9mV以上、最も好ましくは10mV以上である。
本発明の一態様において、超微細気泡表面のゼータ電位の標準偏差は15以下であり、より好ましくは13以下、最も好ましくは11以下である。
ゼータ電位の標準偏差は水または水溶液を繰り返し超微細気泡発生装置で処理することにより小さくなってゆく傾向にある。これにより、超微細気泡の挙動がより均一化され、かつ安定したものになると推測される。
ゼータ電位の標準偏差は水または水溶液を繰り返し超微細気泡発生装置で処理することにより小さくなってゆく傾向にある。これにより、超微細気泡の挙動がより均一化され、かつ安定したものになると推測される。
本発明により、安全に、植物、好適には茄子科植物、特にはトマトの栽培後期の第4果房以降の着果率を向上させることができ、かつ排水の汚染物質のひとつである硝酸イオン濃度を低減させることができる。
本発明においては、水としては、蒸留水、超純粋、高純粋、純水、水道水、イオン交換水、濾過水、電解水、および天然水などが使用できるが、典型的には天然水または水道水をそのまま使用できる。天然水を使用する場合には適宜濾過または沈殿により土砂などを取り除く事ができる。
本発明で利用される超微細気泡は、任意の公知の手段、たとえばスタティックミキサー式、ベンチュリ式、キャビテーション式、蒸気凝集式、超音波方式、旋回流方式、加圧溶解方式、微細孔方式で発生させることができる。好ましい気泡の発生方法は気液混合せん断方式である。
気液混合せん断方式による超微細気泡の発生に有用な装置としては、たとえば特許第4118939号に開示されている装置があげられる。この装置においては、流体旋回室内に導入された気液混合流体の多くは、前述の従来装置におけるように単純に吐出口に向うのとは異なり、一旦、吐出口のある方向とは反対方向に旋回流として進む。そして、その旋回流は、第1端壁部材によって反転させられ該第1端壁部材から第2端壁部材に向けて進むことになるが、このときの旋回回転半径は第1端壁部材に向かうときに比べて小さくなるので、その流速は高速となり、従って、該液体内に含まれる気体への剪断力が大きくなり、その微細化が促進される。
本発明で使用される超微細気泡の粒径は非常に小さいために通常の粒度分布測定装置では正確に測定することができない。そのため本明細書中では、ナノ粒子解析システム ナノサイトシリーズ(NanoSight社製)により測定した数値を利用している。ナノ粒子解析システム ナノサイトシリーズ(NanoSight社製)は、ナノ粒子のブラウン運動の速度を計測し、その速度から粒子径を算出する。最頻粒子径は、存在する粒子の粒子径分布から確認できる。
肥料または養分とは、作物の生育に必要な養分を水に溶かした液状肥料(培養液)をいう。たとえば園試処方、山崎トマト処方、大塚ハウスAおよびSA処方などが代表的な培養液処方であり、各地域、生産法人、施設ごとに個別に単肥を用いて培養液処方を決めることもある。
肥料または養分は超微細気泡を発生させる前の水に加えることもできるし、超微細気泡を発生させる際に加えることもできるし、超微細気泡を発生させた後に加えることもできる。
生育段階に応じて養液の電気伝導度を変更したり、生育段階別に単肥を利用して要素の添加を行うこともできる。
本発明における栽培方法は、培地に土を用いない養液栽培方法である。
トマトの一般的な養液栽培方法としては、DFT式水耕(湛液型水耕)やNFT式水耕(薄膜水耕)の栽培事例(非特許文献1)や培地耕を利用した養液栽培方法(非特許文献2)が報告されている。またベルファーム株式会社が独自に開発したベル方式養液栽培(ココピートを用いた少量多潅水方式)も有用である。
ベル方式とは、少量培地での少量多頻度給液による養液栽培であり、栽培鉢に数株植えることにより、根域制限、適度な水ストレスを付加し、品質向上を目指す方式である。栽培段数を3〜10段程度の範囲で季節ごとに制限し、年2〜3作、周年栽培を行う。
トマトの一般的な養液栽培方法としては、DFT式水耕(湛液型水耕)やNFT式水耕(薄膜水耕)の栽培事例(非特許文献1)や培地耕を利用した養液栽培方法(非特許文献2)が報告されている。またベルファーム株式会社が独自に開発したベル方式養液栽培(ココピートを用いた少量多潅水方式)も有用である。
ベル方式とは、少量培地での少量多頻度給液による養液栽培であり、栽培鉢に数株植えることにより、根域制限、適度な水ストレスを付加し、品質向上を目指す方式である。栽培段数を3〜10段程度の範囲で季節ごとに制限し、年2〜3作、周年栽培を行う。
本発明で栽培する植物は特に限定するものではないが、茄子科植物において好適な結果を示し、特にはトマトにおいて好適な結果を示す。また後述の実施例に示されるように高い部位の生育がより向上されるので、背の高い植物について有用であると考えられる。
本明細書における本発明の説明および実施例の記述は本発明の様々な例示的な実施態様の詳細な説明のためにのみあり、当業者は本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に開示された実施態様に様々な改良および変更を行うことができる。したがって、本明細書の記載は本発明の範囲を何ら制限するものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲の記載によってのみ決定される。
実施例1
気液混合せん断方式による超微細気泡発生装置である株式会社協和機設製の「BUVITAS」により、日本薬局方精製水を使用して、超微細気泡を発生させた。生成した超微細気泡の粒径をナノ粒子解析システム ナノサイトシリーズ(NanoSight社製)により測定した。測定結果を図1に示す。図の横軸はnm単位での粒子径を、縦軸は1mL当たりのNB粒子数(ナノバブル粒子数)(106個/mL)を示す。また図2に、日本薬局方精製水についての微細気泡の測定結果を示す。
生成した超微細気泡を含む水の最頻粒子径は86nm、最頻粒子径における粒子濃度は7.57×106個/mL、総粒子濃度は6.86×108個/mLであった。
日本薬局方精製水については、粒子濃度が非常に少なく、正規分布が見られないことから測定結果はノイズであると判断された。
気液混合せん断方式による超微細気泡発生装置である株式会社協和機設製の「BUVITAS」により、日本薬局方精製水を使用して、超微細気泡を発生させた。生成した超微細気泡の粒径をナノ粒子解析システム ナノサイトシリーズ(NanoSight社製)により測定した。測定結果を図1に示す。図の横軸はnm単位での粒子径を、縦軸は1mL当たりのNB粒子数(ナノバブル粒子数)(106個/mL)を示す。また図2に、日本薬局方精製水についての微細気泡の測定結果を示す。
生成した超微細気泡を含む水の最頻粒子径は86nm、最頻粒子径における粒子濃度は7.57×106個/mL、総粒子濃度は6.86×108個/mLであった。
日本薬局方精製水については、粒子濃度が非常に少なく、正規分布が見られないことから測定結果はノイズであると判断された。
実施例2
超微細気泡を含む水または水溶液の調製とゼータ電位の測定
大井川水系から得られる農業用灌漑施設から採水され、一旦濾過沈殿槽に貯蔵されて浮遊する不純物等が取り除かれた水を使用した。装置は熱水3リットルで3回洗浄した後に使用された。微細気泡発生装置(気液混合せん断方式のBUVITAS 205D((株)Ligaric社製)を使用し、水の循環回数が1、4、10および20回となる時間にわたり大気を使用して微細気泡を発生させた。
未処理の水の結果とともに、ゼータ電位の分布の測定結果を図3−7に示す。なお、ゼータ電位はゼータ電位測定装置 ゼータサイザー ナノ シリーズ(Malvern Instruments社製)で測定した。
それぞれの測定値は表1に示す。
超微細気泡を含む水または水溶液の調製とゼータ電位の測定
大井川水系から得られる農業用灌漑施設から採水され、一旦濾過沈殿槽に貯蔵されて浮遊する不純物等が取り除かれた水を使用した。装置は熱水3リットルで3回洗浄した後に使用された。微細気泡発生装置(気液混合せん断方式のBUVITAS 205D((株)Ligaric社製)を使用し、水の循環回数が1、4、10および20回となる時間にわたり大気を使用して微細気泡を発生させた。
未処理の水の結果とともに、ゼータ電位の分布の測定結果を図3−7に示す。なお、ゼータ電位はゼータ電位測定装置 ゼータサイザー ナノ シリーズ(Malvern Instruments社製)で測定した。
それぞれの測定値は表1に示す。
上記と同様の方法により、4回および10回循環させた際に生成した微細気泡水の粒度分布を測定した。微細気泡の観察にはレーサ゛ー散乱式測定装置(Nano sight LM-20、日本カンタムテ゛サ゛イン社製)を用いた。図8からわかるように、循環回数の増加と共に微細粒子の濃度が上昇していることが確認された。なお、最頻粒子径は、0passでは16nm、4passでは21nm、10passでは26nmであった。
実施例3
1)トマトの栽培方法
品種として「桃太郎ヨーク」を選定した。
試験実施においては、トマト栽培棟を対称に2分割し、同面積の2区画を、それぞれ対照区、試験区とした。試験区へは既設の養液供給装置に微細気泡発生装置(気液混合せん断方式のBUVITAS HYK-32((株)Ligaric社製)で生成した微細気泡水を供給し、微細気泡水を含む液肥を栽培用ポットに給水した。対照区へは既設の養液供給装置に原水を供給し、通常どおりの液肥を栽培用ポットに給水した。
ベルファーム株式会社が独自に開発したベル方式養液栽培にてトマトを栽培した。また栽培段数は、第7段までの栽培とした。
1)トマトの栽培方法
品種として「桃太郎ヨーク」を選定した。
試験実施においては、トマト栽培棟を対称に2分割し、同面積の2区画を、それぞれ対照区、試験区とした。試験区へは既設の養液供給装置に微細気泡発生装置(気液混合せん断方式のBUVITAS HYK-32((株)Ligaric社製)で生成した微細気泡水を供給し、微細気泡水を含む液肥を栽培用ポットに給水した。対照区へは既設の養液供給装置に原水を供給し、通常どおりの液肥を栽培用ポットに給水した。
ベルファーム株式会社が独自に開発したベル方式養液栽培にてトマトを栽培した。また栽培段数は、第7段までの栽培とした。
2)微細気泡水の生成
使用する原水は、大井川水系から得られる農業用灌漑施設から採水され、一旦濾過沈殿槽に貯蔵されて浮遊する不純物等が取り除かれた水である。表2に原水水質を示す。本試験では、気液混合せん断方式の微細気泡発生装置(BUVITAS HYK−32 (株)Ligaric社製)を用いた。微細気泡水の生成条件は、樹脂製の大型給水タンクに約1000Lの水を充填し、気体に大気を用い、大気流量750ml、回転数3600rpmとした。装置の運転条件は、栽培用ポットへの給水2時間前から給水終了時までの約750分/日の条件とした。各ポットへの給水量は、栽培時期と栽培環境に合わせて調整される。一般的に栽培初期の給水量は少量で、トマトの生育が盛んになると給水量は増加する。今回の試験では、微細気泡水による効果を原水と比較する為、試験区および対照区への給水量をほぼ同量になるように調整した。
使用する原水は、大井川水系から得られる農業用灌漑施設から採水され、一旦濾過沈殿槽に貯蔵されて浮遊する不純物等が取り除かれた水である。表2に原水水質を示す。本試験では、気液混合せん断方式の微細気泡発生装置(BUVITAS HYK−32 (株)Ligaric社製)を用いた。微細気泡水の生成条件は、樹脂製の大型給水タンクに約1000Lの水を充填し、気体に大気を用い、大気流量750ml、回転数3600rpmとした。装置の運転条件は、栽培用ポットへの給水2時間前から給水終了時までの約750分/日の条件とした。各ポットへの給水量は、栽培時期と栽培環境に合わせて調整される。一般的に栽培初期の給水量は少量で、トマトの生育が盛んになると給水量は増加する。今回の試験では、微細気泡水による効果を原水と比較する為、試験区および対照区への給水量をほぼ同量になるように調整した。
3)供給水の水質観察
栽培に用いた水の経日水質変化を、水温、溶存酸素濃度、PH値で観察した。観察は、樹脂製の大型給水タンク内の水を250mlポリ容器で採水後、ガラス製容器に充填し、約5分間施設環境下に放置した後、Thermo Scientific社製ポーラログラフ式測定装置(本体:Orion 1219000 5-Star マルチマーター ホ゜ータフ゛ル型、PH値:Orion 9107BNMD、溶存酸素量DO値:Orion 083005MD)を用いて行った。その結果、水温は気温変化とほぼ連動して変化し、また微細気泡水の水温は原水よりも2℃〜10℃程度高いことが分かった。(図9) 微細気泡水の溶存酸素濃度は、原水の挙動とほぼ一致し、大きな変化を示さなかった。(図10) 微細気泡水のPH値もほぼ原水の挙動と同様で、大きな変化は見られなかった。(図11)
栽培に用いた水の経日水質変化を、水温、溶存酸素濃度、PH値で観察した。観察は、樹脂製の大型給水タンク内の水を250mlポリ容器で採水後、ガラス製容器に充填し、約5分間施設環境下に放置した後、Thermo Scientific社製ポーラログラフ式測定装置(本体:Orion 1219000 5-Star マルチマーター ホ゜ータフ゛ル型、PH値:Orion 9107BNMD、溶存酸素量DO値:Orion 083005MD)を用いて行った。その結果、水温は気温変化とほぼ連動して変化し、また微細気泡水の水温は原水よりも2℃〜10℃程度高いことが分かった。(図9) 微細気泡水の溶存酸素濃度は、原水の挙動とほぼ一致し、大きな変化を示さなかった。(図10) 微細気泡水のPH値もほぼ原水の挙動と同様で、大きな変化は見られなかった。(図11)
4)結果
a)トマトの着花数と着果率
栽培したトマトの内20本ずつを試験区および対照区よりランダムに選び着花数と着果率を評価した。
第1果房〜第7果房の着花数の推移を図12に示す。その結果、試験区の着花数は対照区の着花数とほぼ同数で、双方に大きな変化は見られず、対照区、試験区とも着花数4程度以上を維持していた。
次に、第4果房〜第7果房の着果率(着花した花が結実し成長した割合)を図13に示す。その結果、第5果房から第7果房では、対照区の着果率が65%〜77%であったのに対し、試験区の着果率は80%〜87%と高くなる傾向を示した。特に、第5果房では、試験区の着果率は対照区よりも20%以上、第6果房、第7果房においても10%程度向上した。
第4果房〜第7果房の着花数および着果数のデータを図14に示す。
a)トマトの着花数と着果率
栽培したトマトの内20本ずつを試験区および対照区よりランダムに選び着花数と着果率を評価した。
第1果房〜第7果房の着花数の推移を図12に示す。その結果、試験区の着花数は対照区の着花数とほぼ同数で、双方に大きな変化は見られず、対照区、試験区とも着花数4程度以上を維持していた。
次に、第4果房〜第7果房の着果率(着花した花が結実し成長した割合)を図13に示す。その結果、第5果房から第7果房では、対照区の着果率が65%〜77%であったのに対し、試験区の着果率は80%〜87%と高くなる傾向を示した。特に、第5果房では、試験区の着果率は対照区よりも20%以上、第6果房、第7果房においても10%程度向上した。
第4果房〜第7果房の着花数および着果数のデータを図14に示す。
b)硝酸イオン濃度の測定
施設からの排液水質について観察した。排液には、液肥として供給された硝酸イオンの残留成分が含まれている。
今回のベル方式養液栽培では、栽培ポットに給水された液肥はポット内を浸透しトマトの根から吸収され、トマト生育に消費される。一方、消費されなかった残分はポット下部から排出され、排液溝を通して施設外の処理槽に集められる。この排液中に残留している硝酸イオン濃度の経日変化を試験区および対照区で比較観察した。硝酸イオン濃度の測定にはHORIBA製イオン電極法硝酸イオン濃度測定装置(LAQUAtwin 電極:S-040, 本体:B-743)を用いた。
観察は、2013年1月12日〜2013年4月30日の期間に5回実施した。また比較として供給時の液肥の硝酸イオン濃度も4月1日に測定した。
観察の結果を図15に示す。2月25日、4月1日、4月30日のいずれの測定においても、試験区の硝酸イオン濃度は対照区と比較して低くなることが確認された。特に2月25日では対照区との比較で50%以上も硝酸イオン濃度が低下していた。
4月30日の観察では試験区および対照区の硝酸イオン濃度が2月25日、4月1日より高いが、これはトマトの生育に合わせて給水する液肥量および液肥濃度を調整したためであると考えられる。
施設からの排液水質について観察した。排液には、液肥として供給された硝酸イオンの残留成分が含まれている。
今回のベル方式養液栽培では、栽培ポットに給水された液肥はポット内を浸透しトマトの根から吸収され、トマト生育に消費される。一方、消費されなかった残分はポット下部から排出され、排液溝を通して施設外の処理槽に集められる。この排液中に残留している硝酸イオン濃度の経日変化を試験区および対照区で比較観察した。硝酸イオン濃度の測定にはHORIBA製イオン電極法硝酸イオン濃度測定装置(LAQUAtwin 電極:S-040, 本体:B-743)を用いた。
観察は、2013年1月12日〜2013年4月30日の期間に5回実施した。また比較として供給時の液肥の硝酸イオン濃度も4月1日に測定した。
観察の結果を図15に示す。2月25日、4月1日、4月30日のいずれの測定においても、試験区の硝酸イオン濃度は対照区と比較して低くなることが確認された。特に2月25日では対照区との比較で50%以上も硝酸イオン濃度が低下していた。
4月30日の観察では試験区および対照区の硝酸イオン濃度が2月25日、4月1日より高いが、これはトマトの生育に合わせて給水する液肥量および液肥濃度を調整したためであると考えられる。
Claims (7)
- a) 水または水溶液中に超微細気泡を放出する処理を行う工程、
b) 前記処理の前、処理中または処理後に、水または水溶液に肥料または養分を添加する工程、および
c) 前記の肥料または養分と超微細気泡を含む水または水溶液を、植物に吸収させる工程、を含むことを特徴とする植物の栽培方法。 - 前記超微細気泡内が、空気、酸素、窒素、およびオゾンから選択される気体である、請求項1に記載の栽培方法。
- 前記超微細気泡のゼータ電位の絶対値が5mV以上であり、ゼータ電位分布の標準偏差が15以下である請求項1または2記載の栽培方法。
- 前記栽培方法が養液栽培である請求項1ないし3のいずれかに記載の栽培方法。
- 前記超微細気泡を気液混合剪断型超微細気泡発生装置を用いて生成する、請求項1ないし4のいずれかに記載の栽培方法。
- 前記植物が茄子科植物である、請求項1ないし5のいずれかに記載の栽培方法。
- 前記植物がトマトである、請求項1ないし6のいずれかに記載の栽培方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013239364A JP2015097509A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 超微細粒子を利用した植物栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013239364A JP2015097509A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 超微細粒子を利用した植物栽培方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015097509A true JP2015097509A (ja) | 2015-05-28 |
Family
ID=53374596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013239364A Pending JP2015097509A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 超微細粒子を利用した植物栽培方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015097509A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016208961A (ja) * | 2015-05-07 | 2016-12-15 | 株式会社ゼックフィールド | 酸素を含むナノバブル水処理によるシイタケ菌床栽培方法 |
JP6254734B1 (ja) * | 2017-04-04 | 2017-12-27 | オオノ開發株式会社 | 植物水耕栽培装置、植物水耕栽培システムおよび栽培方法 |
JP2018174912A (ja) * | 2017-11-30 | 2018-11-15 | オオノ開發株式会社 | 植物水耕栽培装置、植物水耕栽培システムおよび栽培方法 |
WO2019112062A1 (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-13 | 大平猛 | 帯電したナノバブル分散液、その製造方法、及び製造装置、並びにそのナノバブル分散液を用いて微生物及び植物の成長の速度を制御する方法 |
WO2019230777A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | 収穫期の延長方法 |
WO2019230766A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | トマト果実の形状制御方法 |
WO2019230788A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | 肥料吸収率の向上方法 |
WO2019230754A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | マグネシウム欠乏症の防除方法 |
WO2019230778A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | 土壌の改良方法 |
JP2020061962A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 有限会社タイヨー種苗 | 農作物のハウス栽培方法 |
JPWO2020226032A1 (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | ||
JP2022132344A (ja) * | 2018-05-30 | 2022-09-08 | 株式会社アクアソリューション | ハダニ類の防除方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024475A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Yoichi Sato | 水耕栽培装置及び水耕栽培方法 |
JP2011088079A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | H&S Co Ltd | 微細気泡発生装置 |
JP2012191873A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Meiji Univ | 水耕栽培方法および水耕栽培装置 |
-
2013
- 2013-11-19 JP JP2013239364A patent/JP2015097509A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024475A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Yoichi Sato | 水耕栽培装置及び水耕栽培方法 |
JP2011088079A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | H&S Co Ltd | 微細気泡発生装置 |
JP2012191873A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Meiji Univ | 水耕栽培方法および水耕栽培装置 |
Cited By (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016208961A (ja) * | 2015-05-07 | 2016-12-15 | 株式会社ゼックフィールド | 酸素を含むナノバブル水処理によるシイタケ菌床栽培方法 |
JP6254734B1 (ja) * | 2017-04-04 | 2017-12-27 | オオノ開發株式会社 | 植物水耕栽培装置、植物水耕栽培システムおよび栽培方法 |
WO2018186401A1 (ja) * | 2017-04-04 | 2018-10-11 | オオノ開發株式会社 | 植物水耕栽培装置、植物水耕栽培システムおよび栽培方法 |
JP2018174730A (ja) * | 2017-04-04 | 2018-11-15 | オオノ開發株式会社 | 植物水耕栽培装置、植物水耕栽培システムおよび栽培方法 |
JP2018174912A (ja) * | 2017-11-30 | 2018-11-15 | オオノ開發株式会社 | 植物水耕栽培装置、植物水耕栽培システムおよび栽培方法 |
CN111683740A (zh) * | 2017-12-08 | 2020-09-18 | 大平猛 | 带电的纳米气泡分散液、其制造方法及制造装置,以及使用该纳米气泡分散液控制微生物及植物生长速度的方法 |
WO2019112062A1 (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-13 | 大平猛 | 帯電したナノバブル分散液、その製造方法、及び製造装置、並びにそのナノバブル分散液を用いて微生物及び植物の成長の速度を制御する方法 |
JP2019103958A (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-27 | 大平 猛 | 帯電したナノバブル分散液、その製造方法、及び製造装置、並びにそのナノバブル分散液を用いて微生物及び植物の成長の速度を制御する方法 |
KR102657332B1 (ko) * | 2017-12-08 | 2024-04-12 | 타케시 오다이라 | 정(+)으로 대전된 나노 버블 분산액 |
KR20240006001A (ko) * | 2017-12-08 | 2024-01-12 | 타케시 오다이라 | 정(+)으로 대전된 나노 버블 분산액 |
JP7227694B2 (ja) | 2017-12-08 | 2023-02-22 | 大平 猛 | 正に帯電したナノバブル分散液 |
JPWO2019230778A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2021-04-22 | 株式会社アクアソリューション | 土壌の改良方法 |
JPWO2019230777A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2021-08-12 | 株式会社アクアソリューション | 収穫期の延長方法 |
WO2019230778A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | 土壌の改良方法 |
WO2019230777A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | 収穫期の延長方法 |
WO2019230766A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | トマト果実の形状制御方法 |
KR20210003882A (ko) * | 2018-05-30 | 2021-01-12 | 가부시키가이샤 아쿠아솔루션 | 토양의 개량 방법 |
CN112218520A (zh) * | 2018-05-30 | 2021-01-12 | 株式会社水改质 | 土壤的改良方法 |
CN112218521A (zh) * | 2018-05-30 | 2021-01-12 | 株式会社水改质 | 肥料吸收率的提高方法 |
KR20210005180A (ko) * | 2018-05-30 | 2021-01-13 | 가부시키가이샤 아쿠아솔루션 | 비료 흡수율의 향상 방법 |
WO2019230754A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | マグネシウム欠乏症の防除方法 |
JPWO2019230788A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2021-04-22 | 株式会社アクアソリューション | 肥料吸収率の向上方法 |
US20210153426A1 (en) * | 2018-05-30 | 2021-05-27 | Aquasolution Corporation | Fertilizer absorption improvement method |
JPWO2019230766A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2021-07-08 | 株式会社アクアソリューション | トマト果実の形状制御方法 |
EP3804504A4 (en) * | 2018-05-30 | 2021-07-21 | AQUASOLUTION Corporation | FERTILIZER ABSORPTION IMPROVEMENT PROCESS |
JPWO2019230754A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2021-07-26 | 株式会社アクアソリューション | マグネシウム欠乏症の防除方法 |
JP7402930B2 (ja) | 2018-05-30 | 2023-12-21 | 株式会社アクアソリューション | ハダニ類の防除方法 |
AU2019279160B2 (en) * | 2018-05-30 | 2021-12-02 | Aquasolution Corporation | Fertilizer absorption improvement method |
RU2761449C1 (ru) * | 2018-05-30 | 2021-12-08 | Аквасолюшн Корпорэйшн | Способ улучшения усвояемости удобрений |
RU2761450C1 (ru) * | 2018-05-30 | 2021-12-08 | Аквасолюшн Корпорэйшн | Способ улучшения почвы |
KR102613598B1 (ko) * | 2018-05-30 | 2023-12-13 | 가부시키가이샤 아쿠아솔루션 | 비료 흡수율의 향상 방법 |
JP2022040202A (ja) * | 2018-05-30 | 2022-03-10 | 株式会社アクアソリューション | 肥料吸収率の向上方法 |
JP2022048165A (ja) * | 2018-05-30 | 2022-03-25 | 株式会社アクアソリューション | 土壌の改良方法 |
KR102612653B1 (ko) * | 2018-05-30 | 2023-12-11 | 가부시키가이샤 아쿠아솔루션 | 토양의 개량 방법 |
JP2022132344A (ja) * | 2018-05-30 | 2022-09-08 | 株式会社アクアソリューション | ハダニ類の防除方法 |
WO2019230788A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社アクアソリューション | 肥料吸収率の向上方法 |
JP7370972B2 (ja) | 2018-05-30 | 2023-10-30 | 株式会社アクアソリューション | マグネシウム欠乏症の防除方法 |
JP7080153B2 (ja) | 2018-10-16 | 2022-06-03 | 有限会社タイヨー種苗 | 農作物のハウス栽培方法 |
JP2020061962A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 有限会社タイヨー種苗 | 農作物のハウス栽培方法 |
CN113784616A (zh) * | 2019-05-08 | 2021-12-10 | 株式会社水改质 | 质量提高了的果实的制造方法 |
WO2020226032A1 (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社アクアソリューション | 品質が向上した果実の製造方法 |
JPWO2020226032A1 (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015097509A (ja) | 超微細粒子を利用した植物栽培方法 | |
CN103875673A (zh) | 褪黑素在促进植物生长中的新应用 | |
JP5146784B2 (ja) | 極微小気泡を含有する水又は水溶液及びそれらの製造方法並びにそれらの用途 | |
AU2016260385B2 (en) | Nutrient system | |
BR112015009828A2 (pt) | métodos de cultura de microorganismos em condições mixotróficas não axênicas | |
JP7210570B2 (ja) | 土壌の改良方法 | |
JP2015097515A (ja) | 水耕育苗方法および水耕栽培方法 | |
TW202005516A (zh) | 肥料吸收率的提升方法 | |
JP2004187675A (ja) | 珪藻を含む液体、珪藻および珪藻の培養方法 | |
Park et al. | Medium depths and fixation dates of ‘Seolhyang’strawberry runner plantlets in nursery field influence the seedling quality and early growth after transplanting | |
JP2012191873A (ja) | 水耕栽培方法および水耕栽培装置 | |
Van der Heijden et al. | Water use at integrated aquaculture-agriculture farms: Experiences with limited water resources in Egypt | |
WO2022056419A1 (en) | Hydrogen nanobubbles infused water for industrial crop irrigation | |
JP2010179266A (ja) | 微細気泡含有液体製造装置、及びこの装置を用いた植物の栽培装置、並びに植物栽培用液体 | |
CN112118738B (zh) | 植物的免疫诱导方法和植物用免疫诱导剂 | |
JPWO2019087718A1 (ja) | 水耕栽培方法および盆栽用植物入り収納体 | |
CN108623383A (zh) | 一种使用放电活化水配制改良的营养液 | |
KR102013024B1 (ko) | 가축분뇨액비를 배지로 이용한 클로렐라 배양여액 및 미네랄을 포함하는 미량요소복합비료 조성물 | |
JP2016042798A (ja) | スプラウト栽培方法 | |
WO2019230776A1 (ja) | 根こぶ病の抑制方法 | |
KR20160108936A (ko) | 용존 산소가 증가된 농업 용수 공급 시스템 | |
WO2020168203A2 (en) | Microalgae-based soil inoculating system and methods of use | |
JP2023102495A (ja) | 酸素ナノバブル水を用いた植物育成方法 | |
Chanchula et al. | Effects of oxygen micro/nano bubbles on germination of sunflower seeds (Helianthus annuus) | |
WO2019230766A1 (ja) | トマト果実の形状制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170817 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180306 |