JP2015096912A - 観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブ画像表示中の明滅現象を抑制しながら、原画像間の位置ずれを補正することなしに広いダイナミックレンジが必要とされる期間中に広いダイナミックレンジを有する画像によるライブ画像表示を行う観察装置を提供する。【解決手段】観察装置である顕微鏡システム100は、標本Sを載置するステージ14と、ステージ14に載置された標本Sを撮像する撮像装置13と、ステージ14の速度を算出する速度算出手段と、標本Sの画像を表示する表示部80と、速度算出手段によって算出されたステージ14の速度に基づいて動作モードを切り替える制御部30を備える。制御部30は、HDR画像を表示部80に表示させるHDRライブモードと原画像または原画像を加工した画像を表示部80に表示させる通常ライブモードとの間で動作モードを切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像を合成してより広いダイナミックレンジを有する画像を生成する観察装置に関する。
従来から、撮像装置を備えた観察装置の分野では、異なる露光条件で撮像した複数枚の画像(以降、原画像と記す。)を合成して、原画像より広いダイナミックレンジを有する画像(以降、HDR画像と記す。)を生成するハイダイナミックレンジ処理(以降、HDR処理と記す)が知られている。
HDR処理によれば、撮像装置の狭いダイナミックレンジに起因して生じるいわゆる白トビや黒つぶれと呼ばれる現象を抑制することが可能であり、原理的には、明部、暗部ともに被写体を良好に画像化した高画質の画像を得ることができる。
しかしながら、実際のHDR処理では、被写体の明部が暗部として暗部が明部として画像化された結果、HDR画像の画質が損なわれてしまうことがある。このようなHDR画像の画質の劣化にはさまざまな要因が考えられるが、合成対象である原画像間の位置ずれが主要な要因として挙げられる。位置ずれは、典型的には、被写体に対して相対的に視野を移動させながら被写体を撮像した場合や、撮像装置にブレが生じた場合などに発生すると考えられる。なお、位置ずれには、原画像間の画角のずれも含まれる。
特に顕微鏡システムのような被写体のライブ観察が行われる観察装置では、HDR画像の画質の劣化は、撮影位置の位置合わせなどのためにステージを移動させている間、ライブ画像における明滅現象として観察者に観察されることになるため、観察者に与える不快感や負担が大きい。
このような課題に関連する技術として、原画像間の位置ずれを補正することで、位置ずれに起因するHDR画像の画質の劣化を抑制する技術が提案されている。特許文献1には、原画像間の位置ずれ量を動きベクトルとして算出して、これらの原画像を位置合わせしてから合成するデジタルカメラが開示されている。
特開2012−165259号公報
特許文献1に開示される技術を用いることで、原画像間の位置ずれを補正して良好なHDR画像を出力することができるが、実用に供するに当たっては、位置ずれを補正する処理を含むHDR処理全体に要する処理時間をライブ観察が可能になる程度に短くしなければならない。このため、比較的高性能な演算装置が必要となり、導入コストが大きくなってしまうという課題がある。
ところで、ステージを移動させながら被写体を撮像した場合に生じる原画像間の位置ずれの大きさ、ひいては、HDR画像の画質の劣化の程度は、ステージの速度に依存する。そして、そのステージの速度は、ユーザが被写体の観察中に行う作業と関係がある。例えば、顕微鏡システムで撮影位置の位置合わせを行う場合を例に説明すると、大雑把に撮影位置を決める作業の期間中にはステージは大きく移動することが多いため、ステージの速度は速い。これに対して、撮影位置を微調整する作業の期間中にはステージの移動はわずかであるので、ステージの速度は遅い。また、撮影位置が確定し被写体を詳細に観察する期間中には、ステージは停止しているのが通常である。
以上のような関係から、HDR処理に起因する明滅現象は、位置合わせのためにステージを大きく移動させる期間中に特に顕著に生じるのに対して、広いダイナミックレンジが必要とされる被写体を詳細に観察する期間や撮影位置を微調整する期間中には生じにくく、または生じたとしても目立ちにくい、という傾向がある。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、ライブ画像表示中の明滅現象を抑制しながら、原画像間の位置ずれを補正することなしに広いダイナミックレンジが必要とされる期間中に広いダイナミックレンジを有する画像によるライブ画像表示を行う観察装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、標本を載置するステージと、前記ステージに載置された前記標本を撮像する撮像手段と、前記ステージの速度を算出する速度算出手段と、前記標本の画像を表示する表示手段と、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度に基づいて、異なる複数の撮像条件で前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した複数の原画像を合成することにより生成される原画像よりもダイナミックレンジの広い画像を前記表示手段に表示させる第1の動作モードと前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した原画像または当該原画像を加工した画像を前記表示手段に表示させる第2の動作モードとの間で、動作モードを切り替える制御部と、を備える観察装置を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の観察装置において、前記制御部は、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度と、所定の速度を示す閾値とに基づいて、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードの間で、動作モードを切り替える観察装置を提供する。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載の観察装置において、前記速度算出手段によって算出される前記ステージの速度は、異なる複数の時刻における前記ステージの移動速度を加重移動平均して算出される前記ステージの平均速度である観察装置を提供する。
本発明の第4の態様は、第2の態様または第3の態様に記載の観察装置において、前記制御部は、動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値以下であると判断されると、動作モードを前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替え、動作モードが前記第1の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値を上回ると判断されると、動作モードを前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに切り替える観察装置を提供する。
本発明の第5の態様は、第2の態様または第3の態様に記載の観察装置において、前記制御部は、動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値以下であると所定の回数連続して判断されると、動作モードを前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替え、動作モードが前記第1の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値を上回ると判断されると、動作モードを前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに切り替える観察装置を提供する。
本発明の第6の態様は、第2の態様または第3の態様に記載の観察装置において、前記制御部は、動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値以下であると判断されると、動作モードを前記第2のモードから、異なる複数の撮像条件で前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した、前記第1の動作モードの場合よりも少ない複数の原画像を合成することにより生成される原画像よりもダイナミックレンジの広い画像を前記表示手段に表示させる第3の動作モードを経由して、前記第1の動作モードに切り替え、動作モードが前記第1の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値を上回ると判断されると、動作モードを前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに切り替える観察装置を提供する。
本発明の第7の態様は、第2の態様乃至第6の態様のいずれか1つに記載の観察装置において、前記表示手段は、前記ステージの速度と前記閾値とを比較して表示する観察装置を提供する。
本発明の第8の態様は、第7の態様に記載の観察装置において、前記閾値は、前記表示手段に表示される前記閾値の表示を変更することにより、変更され、前記制御部は、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度と、変更後の閾値とに基づいて、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードの間で、動作モードを切り替える観察装置を提供する。
本発明の第9の態様は、第1の態様乃至第8の態様のいずれか1つに記載の観察装置において、前記速度算出手段は、前記ステージの位置を検出するエンコーダを備え、前記エンコーダが検出した位置情報に基づいて、前記ステージの速度を算出する観察装置を提供する。
本発明の第10の態様は、第1の態様乃至第8の態様のいずれか1つに記載の観察装置において、前記ステージは、電動ステージであり、前記速度算出手段は、前記電動ステージに入力する駆動信号に基づいて、前記ステージの速度を算出する観察装置を提供する。
本発明の第11の態様は、第1の態様乃至第8の態様のいずれか1つに記載の観察装置において、前記速度算出手段は、前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した原画像に基づいて、前記ステージの速度を算出する観察装置を提供する。
本発明によれば、ライブ画像表示中の明滅現象を抑制しながら、原画像間の位置ずれを補正することなしに広いダイナミックレンジが必要とされる期間中に広いダイナミックレンジを有する画像によるライブ画像表示を行う観察装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの構成を示す概略図である。 図1に示す顕微鏡システムに含まれるホストシステムで行われる動作モード決定処理のフローチャートである。 ユーザが撮影位置の位置合わせを行う場合の動作モードの切り替わりの一例を示した図である。 実施例2に係る顕微鏡システムの表示部に表示されるインジケータを例示した図である。 ユーザが撮影位置の位置合わせを行う場合の動作モードの切り替わりの別の例を示した図である。 実施例3に係る顕微鏡システムの表示部に表示されるインジケータを例示した図である。
図1は、本発明の一実施例に係る顕微鏡システム100の構成を例示した図である。図1を参照しながら、顕微鏡システム100の構成について説明する。被写体は、例えば、プリント基板であってもよく、また、生体標本であってもよい。即ち、図1に例示される顕微鏡システム100は、工業用顕微鏡システムとして構成されてもよく、また、生物用顕微鏡システムとして構成されてもよい。
顕微鏡システム100は、図1に示すように、被写体である標本Sを撮像する撮像装置13を有する顕微鏡装置10と、顕微鏡装置10に接続されたホストシステム20と、を備える観察装置である。顕微鏡装置10は、顕微鏡本体11を備えていて、撮像装置13は、顕微鏡本体11に取り付けられている。また、顕微鏡本体11には、撮像装置13に加えて、光源装置12も取り付けられている。
顕微鏡本体11は、標本Sを載置するステージ14と、対物レンズ16が装着されたレボルバ15とを支持している。また、顕微鏡本体11の内部には、標本Sを落射照明するための照明光学系が配設されている。照明光学系はハーフミラー17を備えていて、ハーフミラー17は光源装置12からの照明光が通る照明光路と標本Sからの観察光が通る観察光路とを分岐させる光路分岐素子として機能している。なお、光路分岐素子はハーフミラー17に限られない。任意の光路分岐素子が顕微鏡本体11の内部に配置されてもよい。例えば、蛍光観察を行う場合であれば、ハーフミラー17の代わりにダイクロイックミラーが配置されてもよい。
ステージ14は、対物レンズ16の光軸に直交する水平な設置面を有し、対物レンズ16の光軸に直交するXY方向、及び、対物レンズ16の光軸と平行なZ方向に移動自在に構成されている。ステージ14は、ホストシステム20の制御下で図示しないモータの駆動により電動でXY方向及びZ方向に移動する電動ステージであるが、顕微鏡装置10は、ステージ14の代わりに、図示しないツマミを操作することで手動でXY方向及びZ方向に移動する手動ステージを備えてもよい。また、ステージ14は、XY方向とZ方向のいずれか一方のみ電動で移動し、他方は手動で移動するように構成されてもよい。
ステージ14には、ステージ14のXY方向の位置を検出するリニアスケール18が設けられている。リニアスケール18は、リニアエンコーダとも呼ばれるものであり、ステージ14のXY位置を検出して、XY位置に関する情報をホストシステム20のXY移動機構制御部44へ適宜出力する。
レボルバ15は、顕微鏡本体11に回転自在に保持されていて、レボルバ15の回転により、レボルバ15に装着された対物レンズから選択された一の対物レンズ(ここでは、対物レンズ16)が標本Sの上方に、より詳細には、観察光路上に、配置される。
対物レンズ16は、他の対物レンズとともに交換自在にレボルバ15に装着されていて、これらの対物レンズは、レボルバ15の回転により観察倍率や観察法に応じて択一的に切り替えて使用される。なお、顕微鏡システム100の観察倍率の変更は、対物レンズの切り替えにより実現される代わりに、例えば、観察光路上に設けられたズーム光学系の倍率の変更により実現されてもよい。また、対物レンズの切り替えとズーム光学系の倍率の変更を組み合わせて観察倍率を変更してもよい。
光源装置12は、ハロゲンランプ、LEDなどの光源とコレクタレンズとを備えた落射照明用の光源装置であり、例えば、顕微鏡本体11の後方に取り付けられている。光源装置12は、さらに、ハロゲンランプなどのランプ光源からの光量を調整するためのND(Neutral Density)フィルタを備えても良い。なお、照明光量の調整は、NDフィルタによるものに限られない。例えば、照明光路上に配置された開口絞りの径を変更することで調整されてもよく、光源がLED光源であれば、PWM(Pulse Width Modulation)制御などの光源自体の発光制御により調整されてもよい。また、光源装置12は、光ファイバーを介して顕微鏡本体11に接続されるファイバー光源であってもよく、また、レーザを備えたレーザ光源装置であってもよい。さらに、顕微鏡装置10は、落射照明用の光源装置12に加えて、または、光源装置12の代わりに、透過照明用の光源装置を備えてもよい。
撮像装置13は、例えば、デジタルカメラであり、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備えている。撮像装置13は、ステージ14に載置された標本Sを撮像し標本Sの画像を取得する撮像手段である。撮像装置13は、撮像素子の受光面に形成される標本像を電気信号(アナログ信号)に変換し、増幅後にデジタル信号に変換することで標本Sの画像データを生成し、ホストシステム20へ出力する。出力された画像データは、ホストシステム20の記憶部90に記憶される。なお、以降では、撮像装置13により生成された画像データを原画像データと記し、原画像データにより表現される標本Sの画像を原画像と記す。
図1では、明視野観察を行う正立顕微鏡として顕微鏡装置10が図示されているが、顕微鏡装置10は、倒立顕微鏡であってもよい。また、観察法も明視野観察に限られず、任意の観察法(例えば、暗視野観察、蛍光観察、偏光観察、微分干渉観察など)により被写体の観察が行なわれてもよい。その場合、観察法に応じて、フィルタや光学系は適宜交換される。
ホストシステム20は、顕微鏡システム100全体を制御する制御部30、入力部70、表示部80、及び、記憶部90を備えている。ホストシステム20は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの汎用のコンピュータであってもよく、または、専用装置であってもよい。
制御部30は、顕微鏡装置10の駆動を制御する駆動制御部40と、HDR画像を生成する画像処理部50と、顕微鏡システム100の動作モードを制御する動作モード制御部60を含んでいる。なお、顕微鏡システム100は、ライブ画像を表示する動作モードとして、少なくとも、HDR処理を実行してHDR画像をライブ画像として表示部80に表示させるHDRライブモード(第1の動作モード)と、通常の処理を実行して原画像自体またはその原画像を加工した画像(以降、これらをまとめて通常画像と記し、HDR画像と区別する)をライブ画像として表示部80に表示させる通常ライブモード(第2の動作モード)と、を有している。なお、以降では、HDRライブモードで行われるライブ画像を表示するための処理をHDRライブ処理と記し、通常ライブモードで行われるライブ画像を表示するための処理を通常ライブ処理と記して、両者を区別する。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含んでいて、CPUが制御プログラムを実行することで、ホストシステム20は、顕微鏡装置10の駆動を制御する駆動制御装置として機能するともに、顕微鏡装置10で取得された複数の原画像を合成してHDR画像を生成する画像処理装置としても機能する。
駆動制御部40は、撮像装置制御部41、光源装置制御部42、倍率切替機構制御部43、XY移動機構制御部44、及びZ移動機構制御部45を含み、これらの各制御部は、それぞれ顕微鏡システム100の異なる部分を制御する。
撮像装置制御部41は、撮像素子から出力されるアナログ信号を増幅させるためのアナログゲインの設定、自動露出制御のON/OFFの切り替え、露光時間の設定等を行って、撮像装置13の撮像動作を制御する。
光源装置制御部42は、光源装置12を制御して光源装置12から出射されて標本Sに照射される照明光量を調整する。また、光源装置制御部42は、照明光路上に配置された絞りを制御して絞りの径を変更することで照明光量を調整してもよい。さらに、光源装置制御部42は、NDフィルタ切り替え装置を制御して照明光路上のNDフィルタを切り替えることで照明光量を調整してもよい。
倍率切替機構制御部43は、レボルバ15を制御して回転させることで観察に使用する対物レンズを切り替えて観察倍率を変更する。さらに、倍率切替機構制御部43は、図示しないズーム光学系を制御してズーム光学系の倍率を変更することで観察倍率を変更してもよい。
XY移動機構制御部44は、図示しない原点センサによって検出されたステージ14のXY方向における所定の原点位置を基点としてモータの駆動量を制御する。より詳細には、XY移動機構制御部44は、所定の原点位置を基点として、リニアスケール18から出力されたステージ14のXY位置に関する情報に基づいて、ステージ14の現在のXY位置を認識して、モータの駆動量を制御する。これにより、ステージ14を任意のXY位置に移動させて標本Sの撮影位置を調整する。
Z移動機構制御部45は、図示しない原点センサによってステージ14のZ方向における所定の原点位置を検知し、この原点位置を基点としてモータの駆動量を制御する。これにより、ステージ14を任意のZ位置に移動させて標本Sに対して対物レンズ16の焦点位置を調節する。Z移動機構制御部45は、ステージ14の代わりにレボルバ15を含む顕微鏡本体11の上半分全体を任意のZ位置を移動させて、標本Sに対して対物レンズ16の焦点位置を調節してもよい。なお、ステージ14またはレボルバ15にZ位置を検出する手段を設けて、その手段からZ移動機構制御部45へステージ14またはレボルバ15のZ位置が適宜出力されるように構成されてもよい。
顕微鏡システム100では、駆動制御部40は、動作モードがHDRライブモードである場合には、HDR画像を生成するために、顕微鏡装置10の駆動を制御して、顕微鏡装置10に同一の被写体(標本S)を異なる撮像条件で画像化した明るさの異なる複数の原画像(以降、異露光画像とも記す)を取得させる。ここで、撮像条件とは、例えば、露光時間の設定、アナログゲインの設定、絞り径の設定、NDフィルタの設定、光源から出射される単位時間当たりの光量の設定など、画像の明るさを異ならせる各種条件のことである。なお、顕微鏡システム100がレーザ光源装置を備えたレーザ顕微鏡システムである場合には、PMTなどの検出器のゲイン設定、レーザ強度、ピンホール径などである。
画像処理部50は、HDR処理部51を含み、動作モードがHDRライブモードである場合には、HDR処理部51にて、異なる複数の撮像条件で撮像装置13が標本Sを撮像し取得した明るさの異なる複数の原画像(異露光画像)からHDR画像を生成する。
HDR処理部51は、既知の任意のHDRアルゴリズムが利用される。一般的な例として、次のように構成される。つまり、顕微鏡装置10で取得した明るさの異なる複数の原画像と、それらの撮像条件を取得する。そして、各原画像を撮像条件に基づいて補正しながら合成し、階調数を拡大した原画像よりも広いダイナミックレンジを有する合成画像を生成する。生成された合成画像の画質を維持しながら画像の諧調を圧縮して、表示部80で表示可能なHDR画像に変換する。
動作モード制御部60は、判定部61と、切り替え部62を含み、ステージ14の速度(速度の方向については問わないため、厳密には、速度の大きさ、つまり、速さ)に基づいて、少なくともHDRライブモードと通常ライブモードとの間で動作モードを切り替えるように構成されている。
判定部61は、リニアスケール18及びXY移動機構制御部44を介して受信したステージ14のXY位置に関する情報からステージ14の速度を算出する。即ち、顕微鏡システム100では、判定部61は、リニアスケール18及びXY移動機構制御部44ともに、ステージ14の速度を算出する速度算出手段として機能している。判定部61は、さらに、速度算出手段によって算出されたステージ14の速度に基づいて、HDRライブモードと通常ライブモードのどちらの動作モードで動作すべきであるかを判定する。より詳細には、速度算出手段によって算出されたステージ14の速度と、所定の速度を示す閾値とに基づいて、HDRライブモードと通常ライブモードのどちらの動作モードで動作すべきであるかを判定する。切り替え部62は、判定部61の判定結果に基づいて動作モードを切り替える。なお、具体的な判定方法については、図2を参照しながら後述する。
入力部70は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、各種スイッチ等の、ユーザからの指示を受け付ける手段であり、受け付けた指示に応じた操作信号を制御部30へ出力する。
表示部80は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等のディスプレイ装置であり、制御部30からの信号を基にして画面上に標本Sの画像(HDR画像や通常画像など)を表示する表示手段である。なお、入力部70と表示部80は、タッチパネルをディスプレイ装置の画面に重ねて配置するなどして、一体に構成してもよい。
記憶部90は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、ハードディスク等の外部記憶装置を含んでいる。記憶部90は、さらに、可搬記録媒体駆動装置とそれに挿入される光ディスクやフラッシュメモリ等の可搬記録媒体を含んでもよい。記憶部90には、顕微鏡システム100の制御プログラム、及び、画像データを含む制御プログラムの実行中に使用される各種データなどが記憶される。このうち、制御プログラムは、ROMまたは可搬記録媒体に記録されていて、RAM上にロードして実行される。
図1では、入力部70、表示部80、記憶部90がホストシステム20の内部に設けられた例が示されているが、顕微鏡システム100は、これらをホストシステム20に接続される周辺機器として構成してもよい。また、ホストシステム20には、さらに、外部の装置との通信に用いられる通信装置や、印刷装置などが接続されてもよい。
以上のように構成された顕微鏡システム100は、ホストシステム20が図2に示す動作モード決定処理を実行することで、ライブ画像表示中の明滅現象を抑制しながら、原画像間の位置ずれを補正することなしに広いダイナミックレンジが必要とされる期間中にHDR画像によるライブ画像表示を行うことができる。
図2は、ホストシステム20で行われる動作モード決定処理のフローチャートである。以下では、図2を参照しながら、動作モード決定処理について説明する。図2に示す動作モード決定処理は、記憶部90のROMまたは可搬記録媒体に記録されている制御プログラムがRAMにロードされ、制御部30で実行されることにより行われる。なお、図2に示す動作モード決定処理は、例えば、予め決定された所定周期で定期的に開始される。具体的には、撮像装置13による撮像タイミングに合せて開始されてもよく、また、リニアスケール18がステージ14のXY位置に関する情報をXY移動機構制御部44へ出力するタイミングに合せて開始されてもよい。
動作モード決定処理が開示されると、制御部30は、ステージ14の位置情報を読み込む(ステップS1)。ここでは、制御部30は、XY移動機構制御部44がリニアスケール18から受信したステージ14のXY位置に関する情報を記憶部90に記憶させる。さらに、制御部30は、ステージ14の移動速度Vを算出し、記憶部90に記憶させる(ステップS2)。ステージ14の移動速度Vは、例えば、判定部61が記憶部90に記憶されている最近2回分のステージ14のXY位置に関する情報から算出する。
その後、制御部30(判定部61)は、記憶部90に記憶されている最近N回分のステージ14の移動速度Vからステージ14の平均速度Vwaを算出する(ステップS3)。ここでは、制御部30は、異なる複数の時刻におけるステージ14の移動速度Vである最近N回分のステージ14の移動速度Vから、加重移動平均により平均速度Vwaを算出する。算出式は、過去N回分のステージ14の移動速度をV[0]からV[N−1]とし、重み付け係数をKからKN−1とすると、式(1)で表される。なお、V[N−1]は、ステップS2で直前に算出された移動速度を示し、V[0]がN回前の動作モード決定処理のステップS2で算出された移動速度を示す。また、重み付け係数は、式(2)及び式(3)に示す関係を有している。
Vwa=K×V[0]+K×V[1]+K×V[2]+
...+KN−1×K[N−1] ・・・(1)
≦K≦K≦...≦KN−1 ・・・(2)
+K+K+...+KN−1=1 ・・・(3)
平均速度Vwaが算出されると、制御部30(判定部61)は、現在の動作モードを判定する(ステップS4)。この判定は、例えば、記憶部90に記憶されている現在の動作モードに関する情報を参照して行われる。
ステップS4で現在の動作モードが通常ライブモードであると判定すると、制御部30(判定部61)は、ステップS3で算出したステージ14の平均速度Vwaが所定の移動速度を示す閾値Vlimitを上回っているか否かを判定する(ステップS5)。なお、閾値Vlimitは、例えば、標本Sに依存する白トビや黒つぶれと呼ばれる現象の発生のし易さや、ユーザが明滅現象やHDR画像の画質の劣化をユーザがどの程度許容できるかなど、種々の要因を考慮して予め決定された値である。
平均速度Vwaが閾値Vlimitを上回っている場合(ステップS5YES)には、制御部30は、動作モードを変更することなく通常ライブ処理を行って、通常画像をライブ画像として表示部80に表示させる(ステップS6)。その後、動作モード決定処理を終了する。なお、通常ライブ処理は既知の処理であるので詳細な説明は省略する。
平均速度Vwaが閾値Vlimit以下である場合(ステップS5NO)には、制御部30(判定部61)は、動作モードの切替えをスキップするべきか否かを判定する(ステップS7)。具体的には、例えば、過去M回(例えば2回)の動作モード決定処理で、M回連続してステップS5で平均速度Vwaが閾値Vlimit以下である判定されているか否かによって判定する。
閾値Vlimit以下であると連続して判定された回数がM回未満である場合には、制御部30は、動作モードの切替えをスキップすべきであると判定し(ステップS7YES)、動作モードを変更することなく通常ライブ処理を行って、通常画像をライブ画像として表示部80に表示させる(ステップS6)。その後、動作モード決定処理を終了する。
閾値Vlimit以下であると連続して判定された回数がM回以上である場合には、制御部30(判定部61)は、動作モードの切替えをスキップすべきでないと判定する(ステップS7NO)。その後、制御部30(切り替え部62)は、動作モードをHDRライブモードに切り替える(ステップS8)。ここでは、HDRライブ処理を行うために、露出設定などの各種設定を変更する。さらに、制御部30は、HDRライブ処理を行って、HDR画像をライブ画像として表示部80に表示させて(ステップS9)、動作モード決定処理を終了する。なお、HDRライブ処理はHDR処理を含む既知の処理であるので詳細な説明は省略する。
一方、ステップS4で現在の動作モードがHDRライブモードであると判定した場合も、制御部30(判定部61)は、ステップS3で算出したステージ14の平均速度Vwaが閾値Vlimitを上回っているか否かを判定する(ステップS10)。
平均速度Vwaが閾値Vlimitを上回っている場合(ステップS10YES)には、制御部30(切り替え部62)は、動作モードをHDRライブモードに切り替える(ステップS11)。ここでは、通常ライブ処理を行うために、露出設定などの各種設定を変更する。その後、制御部30は、通常ライブ処理を行って、通常画像をライブ画像として表示部80に表示させ(ステップS12)、動作モード決定処理を終了する。
平均速度Vwaが閾値Vlimit以下である場合(ステップS10NO)には、制御部30は、動作モードを変更することなくHDRライブ処理を行って、HDR画像をライブ画像として表示部80に表示させる(ステップS13)。その後、動作モード決定処理を終了する。
図3は、ユーザが撮影位置の位置合わせを行う場合の顕微鏡システム100の動作モードの切り替わりの一例を示した図である。図3には、開始当初にステージ14を大きく移動させて大雑把な位置決めが行われ、その後、微調整のためにステージ14が少しずつ移動される様子が示されている。以下、図3を参照しながら、ホストシステム20が図2に示す動作モード決定処理を実行することで、顕微鏡システム100がライブ画像表示中の明滅現象を抑制しながら、原画像間の位置ずれを補正することなしに広いダイナミックレンジが必要とされる期間中にHDR画像によるライブ画像表示を行うことができることについて説明する。
まず、図3について簡単に説明する。図3上段に示す折れ線グラフは、ステージ14の速度の時間的な変化を示した図であり、折れ線201はステージ14の移動速度Vを、折れ線202はステージ14の平均速度Vwaの時間的な変化を示している。折れ線201及び折れ線202のプロットはステージ14の速度算出タイミングを示している。縦軸はステージ14の移動速度及び平均速度、横軸は時刻を示している。ここで、微動領域は閾値Vlimit以下の速度領域を示し、粗動領域は閾値Vlimitを上回る速度領域を示している。なお、速度Vmaxはステージ14の最大速度を示している。
図3中段に示す矢印205、矢印206は、それぞれ、HDRライブモード、通常ライブモードへの切替えのためにホストシステム20から撮像装置13にコマンドが送信されるタイミングを示している。同じく図3中段に示す矢印207は、撮像装置13の撮像タイミングを示している。矢印207の間隔によってフレームレートが示されているが、ここでは、動作モードによらず撮像装置13が一定のフレームレートで動作する例が示されている。また、ここでは、動作モードの切替えに起因する撮像処理の中断等の影響は図示されていない。
図3下段は、表示部80にライブ画像として表示される画像の種類(通常画像、HDR画像)の時間的な変化を示している。期間208はHDR画像が表示される期間を、期間210は通常画像が表示される期間を示している。また、期間209は動作モードの切替えに伴ってライブ性が保証されない不連続な画像が表示される期間を示している。期間209中は、ライブ画像ではなく、例えば、直前の期間に最後に表示された画像が更新されることなく表示される。
図3に示すように、顕微鏡システム100では、ステージ14の平均速度Vwaが粗動領域から微動領域に遷移したとき(例えば、時刻t2、t4、t6)に通常ライブモードからHDRライブモードへの動作モードの切替えが自動的に発生し、ステージ14の平均速度Vwaが微動領域から粗動領域に遷移したとき(例えば、時刻t1、t3、t5)にHDRライブモードから通常ライブモードへの動作モードの切替えが自動的に発生する。このため、動作モードの切替えにかかる時間に起因するタイムラグはあるものの、ステージ14がゆっくり移動している微動期間または停止している停止期間(例えば、時刻t2から時刻t3までの期間、時刻t6以降の期間)中には、表示部80に概ねHDR画像がライブ画像として表示され、高速に移動している粗動期間(例えば、時刻t1から時刻t2までの期間)中には、表示部80に概ね通常画像がライブ画像として表示される。
従って、顕微鏡システム100によれば、明滅現象が生じやすい粗動期間中にHDR画像の生成が抑制されて、明滅現象が生じにくいまたは目立ちにくい微動期間または停止期間中にHDR画像が生成されるため、ライブ観察中に生じる明滅現象を効果的に抑制することができる。
また、粗動期間中は、ユーザによって大雑把な位置決めなどが行われている可能性が高く、標本Sの大まかな形状や位置などが把握できればよいため、ライブ画像中に白トビや黒つぶれが生じても実用上問題とならないことが多い。これに対して、微動期間中または停止期間中は、撮影位置の微調整、調整後の詳細観察、保存用画像の撮影等が行われている可能性が高いため、白トビや黒つぶれといった現象の発生を極力抑制することが望ましい。つまり、微動期間中または停止期間中は、粗動期間中に比べて広いダイナミックレンジを有する画像の必要性が相対的に高い。この点について、顕微鏡システム100によれば、微動期間中または停止期間中に原画像間の位置ずれを補正することなしにHDR画像が生成されるため、広いダイナミックレンジが必要とされる期間中にHDR画像によるライブ画像表示を行うことが可能であり、好適である。
また、顕微鏡システム100によれば、上述した効果を実現するための動作モードの切替えを自動的に行うことができる。
次に、図3を参照しながら、動作モードの切替えの判定にステージ14の移動速度Vではなくステージ14の平均速度Vwaを用いる点と、図2のステップS7において所定の条件下で動作モードの切替えをスキップする点について説明する。
上述したように、動作モードの切替えにはある程度の時間が必要となる。例えば、この時間には、例えば、コマンド205やコマンド206を撮像装置13が認識するまでにはかかる時間や、撮像装置13での撮像開始から原画像のホストシステム20への送信完了までにかかる時間、ホストシステム20側の設定変更にかかる時間が含まれる。通常ライブモードからHDRライブモードへの切替えの場合には、合成のための複数枚の原画像を取得して蓄積する必要があるため、さらに多くの時間がかかることが想定される。このため、ステージ14の速度が閾値を跨いで変化しても、ステージ14の速度に適したライブ画像の表示は直ぐには実現されず、遅延して実現される。例えば、図3では、ステージ14の平均速度は時刻t1に微動領域から粗動領域に遷移しているが、時刻tからΔtだけ遅延して通常画像が表示部80に表示されている。このΔtの期間中、本来通常画像が表示されるべきところHDR画像が表示されることになる。以降、このような本来表示されるべき画像とは異なる種類の画像が表示されている期間を異常期間と記す。
動作モードの切替えが発生する度にこのような異常期間が発生することから、動作モードの切替えが頻繁に発生するとライブ画像を表示する全期間に占める異常期間の割合が高くなり、好ましくない。特に、例えば、ジョイスティックやダイヤルを用いて行われるステージ14操作を意図せずに一時的に止めてしまった場合など、ステージ14の速度が継続して一方の領域(粗動領域、または、微動領域)にあるときに一時的に他方の領域(微動領域、または、粗動領域)に遷移した場合には、動作モードの切替え自体が必要ない場合が少なくない。
動作モードの切替えの判定にステージ14の移動速度Vではなくステージ14の平均速度Vwaを用いることは、このような不必要な動作モードの切替えの抑制に寄与する。これは、式(1)で示す加重移動平均によって算出される平均速度Vwaを用いた場合には、移動速度Vを用いた場合に比べて、一時的な速度変化の影響が小さく評価されて判定処理が行われることになるからである。
また、図2のステップS7に示すスキップ判定処理も、不必要な動作モードの切替えの抑制に寄与する。平均速度Vwaが所定の回数連続して閾値Vlimit以下でない場合には、ステージ14の速度の領域間の遷移は一時的なものであると可能性が高いからである。
従って、顕微鏡システム100によれば、動作モードの切替えの判定にステージ14の移動速度Vではなくステージ14の平均速度Vwaが用いられ、且つ、所定の条件下で動作モードの切替えがスキップされることで、不必要な動作モードの切替えを抑制することができる。さらに、動作モードの切替え自体が減少するため、ライブ画像を表示する全期間に占める異常期間の割合を低下させることもできる。
このような効果は、図3で確認することができる。図3を参照すると、矢印206で示す通常ライブモードへの切替えコマンドが時刻t1に発行され、その後、通常画像が表示部80に表示された直後に閾値Vlimit以下のステージ14の移動速度Vが複数回(2回連続の算出が2回の計4回)算出されている。従って、移動速度Vと閾値Vlimitを比較して切り替えの要否を判定した場合には、切り替えが複数回(2回)発生する可能性がある。これに対して、顕微鏡システム100では、平均速度Vwaと閾値Vlimitを比較して判定するため、閾値Vlimit以下の速度は、時刻taにおける1回しか算出されない。さらに、顕微鏡システム100では、スキップ判定処理(ステップS7)が組み込まれていることから、M回(ここでは2回)連続して閾値Vlimit以下の速度が算出された場合にのみ動作モードの切り替えが行われるため、時刻taにおける閾値Vlimit以下の平均速度Vwaの算出によっては、動作モードの切替えが発生せず、不要な切替えが抑制されている。
なお、図2では、現在の動作モードが通常ライブモードである場合にのみ、スキップ判定処理を実行する例を示したが、現在の動作モードがHDRライブモードにある場合にも同様の処理を実行しても良い。
また、スキップ判定処理としては、上述した目的が達成される限り任意の処理が採用し得る。例えば、最近M回分のステージ14の平均速度Vwaから加重移動平均により第2の平均速度Vwa2を算出して、第2の平均速度Vwa2と閾値Vlimitを比較することで、動作モードの切替えをスキップすべきか否か判定してもよい。
図4は、本実施例に係る顕微鏡システムの表示部に表示されるインジケータを例示した図である。本実施例に係る顕微鏡システムは、表示部80に図4に示すインジケータが表示される点が、実施例1に係る顕微鏡システム100と異なっている。
図4に示すインジケータでは、速度算出手段によって算出されたステージ14の速度(例えば、平均速度Vwa)と閾値Vlimitとが比較して表示されるように構成されている。より詳細には、閾値Vlimitを示すライン302が固定した位置に表示されるのに対して、ステージ14の速度を示す領域301がインジケータ内で伸縮するように構成されている。
本実施例に係る顕微鏡システムでは、ユーザは、インジケータを通じてステージ14の速度を閾値Vlimitとの関係で視覚的に把握することができるため、動作モードの切替わりの発生を容易に予期することができる。
例えば、観察開始後、撮影位置を探すためにステージ14を大きく移動させると、インジケータの表示は図4(a)から図4(b)に変化し、動作モードをHDRライブモードから通常ライブモードへ切り替わる。その後、ステージ14の速度を落として撮影位置を探すと、インジケータの表示は図4(c)のようになる。インジケータの表示からユーザはこのまま速度を落とし続けると動作モードの切替えを発生することを予期することができる。このため、動作モードの切替えを発生させたくないのであれば、ユーザは、図4(d)に示すように、ステージ14の速度が閾値Vlimitを跨いで低下しないようにステージ14を操作すればよい。一方、撮影位置がほぼ決まり詳細な観察を開始したい場合には、ユーザは、図4(e)に示すように、ステージ14の速度を閾値Vlimit以下に落として動作モードを通常ライブモードからHDRライブモードへ切り替えることができる。
このように、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、ユーザがインジケータの表示を確認しながらステージ14を操作することで、ユーザの意図しない動作モードの切替えの発生を大幅に抑制することができる。なお、その他の効果は、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様である。
なお、インジケータは、例えば、ステージ14の速度が閾値Vlimitに近づくと、領域301の色が変化するように、または、領域301が点滅するように構成されてもよい。これにより、ユーザは、インジケータを通じて、動作モードの切替わりの発生をさらに容易に予期することができる。
図5は、ユーザが撮影位置の位置合わせを行う場合の顕微鏡システムの動作モードの切り替わりの別の例を例示した図である。図5には、図3と比較して、撮像装置13のフレームレートが低く、撮像開始から画像が画面に表示されるまでの遅延時間が長く、動作モードの切替えに伴って不連続な画像が表示される期間が長い場合の例が示されている。このような条件下では、異常期間が特に長くなる傾向がある。例えば、期間411は、ステージ14の速度が粗動領域にあるため、通常ライブモードで画像を表示させることが望ましいが、全期間に亘ってHDR画像が表示されてしまっている。
本実施例に係る顕微鏡システムのように、動作モードの切り替わりをユーザが意図的に抑制することができる構成は、異常期間が長くなる場合に特に好適である。
図6は、本実施例に係る顕微鏡システムの表示部に表示されるインジケータを例示した図である。本実施例に係る顕微鏡システムは、閾値Vlimitの設定を図6に示すインジケータを通じて変更することが可能であり、変更後は変更された閾値に基づいて動作モード決定処理が実行される点が、実施例2に係る顕微鏡システムと異なっている。なお、図6に示すインジケータは、閾値Vlimitを示すライン312が移動可能である点が、図4に示すインジケータとは異なっている。その他の点は、図4に示すインジケータと同様である。
実施例1において上述したように、閾値Vlimitは、白トビや黒つぶれと呼ばれる現象の発生のし易さや、ユーザが明滅現象やHDR画像の画質の劣化をどの程度許容できるかなどの要因を考慮して予め決定されるのが通常であり、図6(a)は通常の設定状態を示している。
しかしながら、基本的には図6(a)に示す設定を使用するものの、ライブ観察中に一時的に閾値Vlimitの設定を変更したいという場合もある。例えば、停止中のみHDR画像を表示したい場合、常に通常画像を表示したい場合、常にHDR画像を表示したい場合などである。本実施例に係る顕微鏡システムでは、このような場合に、インジケータに表示されたライン312を、それぞれ図6(b)、図6(c)、図6(d)に示す位置に移動させることで対処することができる。
本実施例に係る顕微鏡システムによれば、ユーザが閾値Vlimitの設定を容易に変更することができるため、通常ライブモードとHDRライブモードをユーザに意思どおりに使い分けることが可能であり、意図しない動作モードが実行されることによるユーザのストレスを軽減することができる。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。顕微鏡システムは、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、ステージ14の平均速度の代わりにステージ14の移動速度を閾値と比較してもよく、また、図2のステップS7に示すスキップ判定処理を省略してもよい。また、ステージ14は、XY方向に直線的に動作する電動ステージに限られず、原点位置を中心に回転する電動ステージであってもよい。
また、上述した実施例では、階調表現を向上させる画像処理として原画像よりも広いダイナミックレンジを有する画像を生成するHDR処理を例示したが、HDR処理の代わりに階調表現を向上させる既存の他の画像処理が採用されてもよい。
また、上述した実施例では、速度算出手段がリニアスケール18から出力されたXY位置に関する情報からステージ14の速度を算出する例を示したが、速度算出手段はステージ14の速度を他の方法によって算出してもよい。例えば、速度算出手段は、XY移動機構制御部44が電動ステージであるステージ14に入力する駆動信号に基づいて、ステージ14の速度を算出してもよい。ステージ14がステッピングモータによって駆動する電動ステージである場合であれば、ステッピングモータに入力するパルス数やパルス周波数からステージ14の速度を算出することができる。ステージ14が超音波ステージである場合であれば、電圧や電圧を印加する時間からステージ14の速度を算出することができる。また、リニアスケール18からのXY位置情報と駆動信号の両方に基づいてステージ14の速度を算出しても良い。また、速度算出手段は、撮像装置13が標本Sを撮像し取得した原画像に基づいて、ステージ14の速度を算出してもよい。
また、制御部30は、動作モードを通常ライブモード(第2の動作モード)からHDRライブモード(第1の動作モード)に切り替える場合に、第1の動作モードの場合よりも少ない複数の異露光画像を合成することにより生成される、原画像よりもダイナミックレンジの広い第2のHDR画像を表示部80に表示させる第2のHDRライブモード(第3の動作モード)を経由して、HDRライブモードに切り替えても良い。このように、HDRライブモード(第1の動作モード)よりも合成枚数の少ない動作モードを経由して、段階的により合成枚数の多い動作モードへ切り替えることで、合成に必要な枚数の原画像(異露光画像)の蓄積に要する時間を短くすることができる。このため、図3及び図5に示す期間209を短縮することが可能となり、静止画像が表示されること等による表示の不連続性を軽減することができる。
10 ・・・顕微鏡装置
11 ・・・顕微鏡本体
12 ・・・光源装置
13 ・・・撮像装置
14 ・・・ステージ
15 ・・・レボルバ
16 ・・・対物レンズ
17 ・・・ハーフミラー
18 ・・・リニアスケール
20 ・・・ホストシステム
30 ・・・制御部
40 ・・・駆動制御部
41 ・・・撮像装置制御部
42 ・・・光源装置制御部
43 ・・・倍率切替機構制御部
44 ・・・XY移動機構制御部
45 ・・・Z移動機構制御部
50 ・・・画像処理部
51 ・・・HDR処理部
60 ・・・動作モード制御部
61 ・・・判定部
62 ・・・切り替え部
70 ・・・入力部
80 ・・・表示部
90 ・・・記憶部
100 ・・・顕微鏡システム
S ・・・標本

Claims (11)

  1. 標本を載置するステージと、
    前記ステージに載置された前記標本を撮像する撮像手段と、
    前記ステージの速度を算出する速度算出手段と、
    前記標本の画像を表示する表示手段と、
    前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度に基づいて、異なる複数の撮像条件で前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した複数の原画像を合成することにより生成される原画像よりもダイナミックレンジの広い画像を前記表示手段に表示させる第1の動作モードと前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した原画像または当該原画像を加工した画像を前記表示手段に表示させる第2の動作モードとの間で、動作モードを切り替える制御部と、を備える
    ことを特徴とする観察装置。
  2. 請求項1に記載の観察装置において、
    前記制御部は、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度と、所定の速度を示す閾値とに基づいて、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードの間で、動作モードを切り替える
    ことを特徴とする観察装置。
  3. 請求項2に記載の観察装置において、
    前記速度算出手段によって算出される前記ステージの速度は、異なる複数の時刻における前記ステージの移動速度を加重移動平均して算出される前記ステージの平均速度である
    ことを特徴とする観察装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の観察装置において、
    前記制御部は、
    動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値以下であると判断されると、動作モードを前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替え、
    動作モードが前記第1の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値を上回ると判断されると、動作モードを前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに切り替える
    ことを特徴とする観察装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の観察装置において、
    前記制御部は、
    動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値以下であると所定の回数連続して判断されると、動作モードを前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替え、
    動作モードが前記第1の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値を上回ると判断されると、動作モードを前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに切り替える
    ことを特徴とする観察装置。
  6. 請求項2または請求項3に記載の観察装置において、
    前記制御部は、
    動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値以下であると判断されると、動作モードを前記第2のモードから、異なる複数の撮像条件で前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した、前記第1の動作モードの場合よりも少ない複数の原画像を合成することにより生成される原画像よりもダイナミックレンジの広い画像を前記表示手段に表示させる第3の動作モードを経由して、前記第1の動作モードに切り替え、
    動作モードが前記第1の動作モードであるときに、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度が前記閾値を上回ると判断されると、動作モードを前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに切り替える
    ことを特徴とする観察装置。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の観察装置において、
    前記表示手段は、前記ステージの速度と前記閾値とを比較して表示する
    ことを特徴とする観察装置。
  8. 請求項7に記載の観察装置において、
    前記閾値は、前記表示手段に表示される前記閾値の表示を変更することにより、変更され、
    前記制御部は、前記速度算出手段によって算出された前記ステージの速度と、変更後の閾値とに基づいて、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードの間で、動作モードを切り替える
    ことを特徴とする観察装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の観察装置において、
    前記速度算出手段は、
    前記ステージの位置を検出するエンコーダを備え、
    前記エンコーダが検出した位置情報に基づいて、前記ステージの速度を算出する
    ことを特徴とする観察装置。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の観察装置において、
    前記ステージは、電動ステージであり、
    前記速度算出手段は、前記電動ステージに入力する駆動信号に基づいて、前記ステージの速度を算出する
    ことを特徴とする観察装置。
  11. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の観察装置において、
    前記速度算出手段は、前記撮像手段が前記標本を撮像し取得した原画像に基づいて、前記ステージの速度を算出する
    ことを特徴とする観察装置。
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