JP2015096378A - ヒンジ装置 - Google Patents
ヒンジ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015096378A JP2015096378A JP2013236989A JP2013236989A JP2015096378A JP 2015096378 A JP2015096378 A JP 2015096378A JP 2013236989 A JP2013236989 A JP 2013236989A JP 2013236989 A JP2013236989 A JP 2013236989A JP 2015096378 A JP2015096378 A JP 2015096378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- bracket
- link
- drive arm
- mounting shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Abstract
【課題】全開時付近での駆動トルクが小さいヒンジ装置を提供することを課題とする。【解決手段】第2リンク57のボデーブラケット51との取り付け軸と、第2リンク57のリッドブラケット53との取り付け軸との距離をA、リッドの瞬間中心と、第2リンク57のリッドブラケット53との取り付け軸との距離をB、駆動アーム81のボデーブラケット51との取り付け軸と、駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸との距離をA’、リッドの瞬間中心と、駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸との距離をB’、とした時、リッドの全開時に、A/B > A’/B’となるようにした。【選択図】図1
Description
本発明は、車両のトランクに設けられ、トランクの開口に対してリッドを開閉可能に回転支持するヒンジ装置に関し、特に、四節回転機構を用いたヒンジ装置に関する。
従来のヒンジ装置を図3、図4を用いて説明する。図3はトランクの開口に対してリッドを開閉可能に回転支持する従来のヒンジ装置を説明する図、図4は図3のヒンジ装置が設けられたトランクの斜視図である。
まず図4を用いて、トランクの全体構成を説明する。車両の後部に設けられたトランク11は、荷物を収納する荷室12を有している。この荷室12には、車外から荷物を出し入れする開口10が設けられている。また、開口10を開閉するリッド(蓋)13が設けられている。
荷室12の車両の前後方向に沿った立壁部12a、12bには、開口10を塞ぐリッド13を開閉可能に回転支持するヒンジ装置15、17が設けられている。ヒンジ装置15と、ヒンジ装置17とは同一構造である。
以下、図3を用いてヒンジ装置15を用いて説明し、ヒンジ装置17の説明は省略する。
図3において、リッドブラケット3は、リッド13のトランクの開口10と対向する裏面に、リッド13が開口10を塞ぐ全閉状態で、車両の車長方向に沿って設けられる。
図3において、リッドブラケット3は、リッド13のトランクの開口10と対向する裏面に、リッド13が開口10を塞ぐ全閉状態で、車両の車長方向に沿って設けられる。
ボデーブラケット1は、リッド13が開口10を塞ぐ全閉状態で、車両に、リッドブラケット3と対向するように設けられる。
第1リンク5は、一端部がボデーブラケット1に、他端部がリッドブラケット3のリッドの回転端部側にそれぞれ回転可能に取り付けられている。
第1リンク5は、一端部がボデーブラケット1に、他端部がリッドブラケット3のリッドの回転端部側にそれぞれ回転可能に取り付けられている。
第2リンク7は、リンク長が第1リンク5より短く設定され、一端部がボデーブラケット1に、他端部がリッドブラケット3のリッドの回転基部側にそれぞれ回転可能に、かつ、第1リンク5と交差しないように取り付けられている。
よって、ボデーブラケット1、リッドブラケット3と、第1リンク5と、第2リンク7とで、ボデーブラケット1が固定された四節回転機構が構成されている
そして、図示しない駆動源により駆動軸9を正転、逆転方向に回転し、第2リンク7を揺動させることにより、リッドブラケット3に設けられたリッドの開閉を行う。図において、二点鎖線の位置がリッド全閉時、実線の位置がリッド全開時を示している(例えば、特許文献1参照)。
そして、図示しない駆動源により駆動軸9を正転、逆転方向に回転し、第2リンク7を揺動させることにより、リッドブラケット3に設けられたリッドの開閉を行う。図において、二点鎖線の位置がリッド全閉時、実線の位置がリッド全開時を示している(例えば、特許文献1参照)。
図3に示すヒンジ装置のリッド3の瞬間中心(O)は、第1リンク5のボデーブラケット1側の回転中心軸、リッドブラケット3側の回転中心軸を通る直線L1と、第2リンク7のボデーブラケット1側の回転中心軸、リッドブラケット3側の回転中心軸を通る直線L2との交点となる。
なお、本明細書において、「瞬間中心」とは、「回転運動している剛体を仮想的に延長していったとき、速度ベクトルがゼロになる点」を意味し、具体的には、運動している剛体が、ある瞬間にて、ある点を中心に回転運動を行っていると見なせる場合、その中心点を瞬間中心という。また、Lは、このリッド3の開閉に応じて変化する瞬間中心の軌跡(セントロード)である。
図示しない駆動源を駆動して閉状態のリッドを開く際には、第2リンク7のリッドブラケット3の回転中心軸であるピン11に、リッドを押し上げる力としてFが発生する。
ここで、駆動軸9からピン11までの距離をA、ピン11から瞬間中心Oまでの距離をBとする。
ここで、駆動軸9からピン11までの距離をA、ピン11から瞬間中心Oまでの距離をBとする。
瞬間中心O回りのトルクをT1とすると、
T1=F×B
F=T1/B
となる。
T1=F×B
F=T1/B
となる。
駆動軸9を回転させるトルクをTとすると、
T=F×A
=(T1/B)×A
=T1×(A/B)
となる。
T=F×A
=(T1/B)×A
=T1×(A/B)
となる。
よって、A/Bを小さくできれば、駆動軸9の出力を小さくできることがわかる。
一方、図3に示すような四節回転機構を用いたヒンジ装置の駆動軸9をモータ等の駆動源で回転駆動する場合、図5に示すように、全開時から全開付近(リッド開度が90°〜100°)でのトルクが非常に大きくなるという問題点がある。
一方、図3に示すような四節回転機構を用いたヒンジ装置の駆動軸9をモータ等の駆動源で回転駆動する場合、図5に示すように、全開時から全開付近(リッド開度が90°〜100°)でのトルクが非常に大きくなるという問題点がある。
これは、図3に示すように、全開時(実線示す状態)において、Bが小さくなり、A/Bが大きくなるからである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、全開時から全開付近での駆動トルクが小さいヒンジ装置を提供することにある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、全開時から全開付近での駆動トルクが小さいヒンジ装置を提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したヒンジ装置は、
車両の開口に対してリッドを開閉可能に回転支持するヒンジ装置において、
前記リッドが前記開口を塞ぐ全閉状態で、前記車両の車長方向に沿って前記リッドに設けられるリッドブラケットと、
前記リッドの全閉状態で、前記リッドブラケットと対向するように前記車両に設けられるボデーブラケットと、
一端部が前記ボデーブラケットに、他端部が前記リッドブラケットの前記リッドの回転端部側にそれぞれ回転可能に取り付けられる第1リンクと、
一端部が前記ボデーブラケットに、他端部が前記第1リンクよりも前記リッドブラケットの前記リッドの回転基部側にそれぞれ回転可能に取り付けられた第2リンクと、
一端部が前記ボデーブラケットに設けられた駆動軸に、他端部が前記リッドブラケットに設けられ、前記駆動軸が回転することにより前記リッドを開閉する駆動アームと、
を備え、
前記第2リンクの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA、
前記リッドの瞬間中心と、前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB、
前記駆動アームの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA’、
リッドの瞬間中心と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB’、
とした時、
前記リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにしたことを特徴とする。
車両の開口に対してリッドを開閉可能に回転支持するヒンジ装置において、
前記リッドが前記開口を塞ぐ全閉状態で、前記車両の車長方向に沿って前記リッドに設けられるリッドブラケットと、
前記リッドの全閉状態で、前記リッドブラケットと対向するように前記車両に設けられるボデーブラケットと、
一端部が前記ボデーブラケットに、他端部が前記リッドブラケットの前記リッドの回転端部側にそれぞれ回転可能に取り付けられる第1リンクと、
一端部が前記ボデーブラケットに、他端部が前記第1リンクよりも前記リッドブラケットの前記リッドの回転基部側にそれぞれ回転可能に取り付けられた第2リンクと、
一端部が前記ボデーブラケットに設けられた駆動軸に、他端部が前記リッドブラケットに設けられ、前記駆動軸が回転することにより前記リッドを開閉する駆動アームと、
を備え、
前記第2リンクの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA、
前記リッドの瞬間中心と、前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB、
前記駆動アームの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA’、
リッドの瞬間中心と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB’、
とした時、
前記リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにしたことを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本願発明によれば、
前記第2リンクの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA、
前記リッドの瞬間中心と、前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB、
前記駆動アームの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA’、
リッドの瞬間中心と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB’、
とした時、
前記リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにした。
前記第2リンクの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA、
前記リッドの瞬間中心と、前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB、
前記駆動アームの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA’、
リッドの瞬間中心と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB’、
とした時、
前記リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにした。
第2リンクを駆動してリッドを開閉する場合、リッドブラケットの瞬間中心回りのトルクをT1、第2リンクを回転させるトルクをTとすると、
T=T1×(A/B)
一方、駆動アームを駆動してリッドを開閉する場合、リッドブラケットの瞬間中心回りのトルクをT1、駆動アームを回転させるトルクをT’とすると、
T’=T1×(A’/B’)
となる。
T=T1×(A/B)
一方、駆動アームを駆動してリッドを開閉する場合、リッドブラケットの瞬間中心回りのトルクをT1、駆動アームを回転させるトルクをT’とすると、
T’=T1×(A’/B’)
となる。
前記リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにしたので、
全開時から全開付近で、駆動アームを駆動したほうが、第2アームを駆動するより、トルクは小さくなる。
A/B > A’/B’
となるようにしたので、
全開時から全開付近で、駆動アームを駆動したほうが、第2アームを駆動するより、トルクは小さくなる。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
実施形態を図1を用いて説明する。
図において、トランクの開口を塞ぐリッドの裏側には、リッドが開口を塞ぐ全閉状態で、車両の車長方向に沿ってリッドブラケット53が設けられている。
図において、トランクの開口を塞ぐリッドの裏側には、リッドが開口を塞ぐ全閉状態で、車両の車長方向に沿ってリッドブラケット53が設けられている。
トランクの荷室(車両)には、ボデーブラケット51が設けられる。このボデーブラケット51は、リッドがトランクの開口を塞ぐ全閉状態で、リッドブラケット53と対向するように設けられる。更に詳しく説明すると、ボデーブラケット51は、トランクの荷室の奥行き方向に沿って設けられる。なお、本実施形態での「荷室の奥行き方向」とは、「荷室の車長方向」を意味している。
第1リンク55の一端部が、ボデーブラケット51のトランクの荷室の奥行き方向の手前側にピン71を用いて回転可能に取り付けられている。第1リンク55の他端部がリッドブラケット53のリッドの回転端部側にピン73を用いてれ回転可能に取り付けられている。
第2リンク57は、第1リンク55よりリンク長が短く設定され、一端部がボデーブラケット51のトランクの荷室の奥行き方向の奥側にピン75を用いて回転可能に取り付けられている。第2リンク57の他端部は、リッドブラケット53のリッドの回転基部側にピン77を用いて回転可能に取り付けられている。よって、第1リンク55と交差しないように取り付けられている。
そして、ボデーブラケット51と、リッドブラケット53と、第1リンク55と、第2リンク57とで、ボデーブラケット51が固定された四節回転機構が構成されている。
なお、図3に示す従来のヒンジ装置と、図1に示す本実施形態のヒンジ装置との相違点は、以下のとおりである。
なお、図3に示す従来のヒンジ装置と、図1に示す本実施形態のヒンジ装置との相違点は、以下のとおりである。
(1) 従来のヒンジ装置は、ヒンジ装置を駆動する駆動力は第2リンクに入力されたが、本実施形態は、第2リンク以外に従来のヒンジ装置にはない駆動アームを有し、ヒンジ装置を駆動する駆動力が駆動アームに入力される点。
(2) 駆動アームが取り付けられるために、ボデーブラケット、リッドブラケットの形状が異なる点。
そして、ボデーブラケットと、リッドブラケットと、第1リンクと、第2リンクとで構成される四節回転機構のリンク長、回転支点の位置は、図3に示すヒンジ装置と同じである。
そして、ボデーブラケットと、リッドブラケットと、第1リンクと、第2リンクとで構成される四節回転機構のリンク長、回転支点の位置は、図3に示すヒンジ装置と同じである。
リッドが開口を塞ぐ全閉状態で、ボデーブラケット51の第2リンク57の取り付け軸より更にリッドの回転基部側に、図示しない駆動源により回転駆動される駆動軸59が設けられる。
駆動アーム81の一端部は、この駆動軸59に取り付けられている。駆動アーム81の他端部側は、長穴83が形成されている。リッドブラケット53のピン77よりも更にリッドの回転基部側には、長穴83に遊嵌するピン85が設けられている。即ち、駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸は、第2リンク57のリッドブラケット53と取り付け軸より、リッドの回転基部側にある。
そして、図示しない駆動源により駆動軸59を正転あるいは逆転方向に駆動して、駆動アーム81を揺動させることにより、リッドブラケット53に設けられたリッドの開閉を行う。図において、二点鎖線の位置がリッド全閉時、実線の位置がリッド全開時を示している。
そして、本実施形態では、駆動アーム81のボデーブラケット51との取り付け軸は、
全閉時の前記リッドの車両の車長方向(トランクの荷室の奥行き方向)において、実線で示すリッドの全開時の駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸と、二点鎖線で示すリッドの全閉時の駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸との間にあるようにした。
全閉時の前記リッドの車両の車長方向(トランクの荷室の奥行き方向)において、実線で示すリッドの全開時の駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸と、二点鎖線で示すリッドの全閉時の駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸との間にあるようにした。
図1に示すヒンジ装置のリッドの瞬間中心(O)は、第1リンク55のボデーブラケット1側の回転中心軸であるピン71、リッドブラケット3側の回転中心軸である73を通る直線L1と、第2リンク57のボデーブラケット51側の回転中心軸であるピン75、リッドブラケット53側の回転中心軸であるピン77を通る直線L2との交点となる。なお、Lは、このリッドの開閉に応じて変化する瞬間中心の軌跡である。
図示しない駆動源を駆動して閉状態のリッドを開く際には、駆動アーム81のリッドブラケット53の回転中心軸であるピン85に、リッドを押し上げる力としてFが発生する。
ここで、駆動軸59からピン85までの距離をA’、ピン85から瞬間中心Oまでの距離をB’とする。
瞬間中心O回りのトルクをT1とすると、
T1=F×B’
F=T1/B’
となる。
瞬間中心O回りのトルクをT1とすると、
T1=F×B’
F=T1/B’
となる。
駆動軸9を回転させるトルクをTとすると、
T=F×A’
=(T1/B’)×A’
=T1×(A’/B’)
となる。
T=F×A’
=(T1/B’)×A’
=T1×(A’/B’)
となる。
前述したように、図3と図1のボデーブラケットと、リッドブラケットと、第1リンクと、第2リンクとで構成される四節回転機構は、同じ形状、同じ大きさである。
図1、図3を対比すれば分かるように、本実施形態では、リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるように設定されている。
図1、図3を対比すれば分かるように、本実施形態では、リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるように設定されている。
このような構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにしたので、全開時付近で、駆動アーム81を駆動したほうが、第2アーム57を駆動するより、トルクは小さくなる。
(1) リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにしたので、全開時付近で、駆動アーム81を駆動したほうが、第2アーム57を駆動するより、トルクは小さくなる。
図2に本実施形態のヒンジ装置のリッドの開度とリッドを開閉するのに必要なトルクとの関係を示す。全開時から全閉時にわたって、トルク及びトルク変動が小さいことが確認できる。
(2) 全閉時の前記リッドの車両の車長方向(トランクの荷室の奥行き方向)で、駆動アーム81のボデーブラケット51との取り付け軸は、実線で示すリッドの全開時の駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸と、二点鎖線で示すリッドの全閉時の駆動アーム81のリッドブラケット53との取り付け軸との間にあるようにしたことにより、駆動アーム81の長さを短くすることができる。
本発明は、上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では駆動アーム81に長穴83を設け、リッドブラケット53に長穴83に遊嵌するピン85を設けたが、逆に、駆動アーム81にピンを設け、リッドブラケット53にピンが遊嵌する長穴を設けてもよい。
更に、長穴とこの長穴に遊嵌するピンとに限定するものではなく、ガイドとこのガイド荷移動可能に係合したスライダとであってもよい。
51 ボデーブラケット
53 リッドブラケット
55 第1リンク
57 第2リンク
81 駆動アーム
53 リッドブラケット
55 第1リンク
57 第2リンク
81 駆動アーム
Claims (4)
- 車両の開口に対してリッドを開閉可能に回転支持するヒンジ装置において、
前記リッドが前記開口を塞ぐ全閉状態で、前記車両の車長方向に沿って前記リッドに設けられるリッドブラケットと、
前記リッドの全閉状態で、前記リッドブラケットと対向するように前記車両に設けられるボデーブラケットと、
一端部が前記ボデーブラケットに、他端部が前記リッドブラケットの前記リッドの回転端部側にそれぞれ回転可能に取り付けられる第1リンクと、
一端部が前記ボデーブラケットに、他端部が前記第1リンクよりも前記リッドブラケットの前記リッドの回転基部側にそれぞれ回転可能に取り付けられた第2リンクと、
一端部が前記ボデーブラケットに設けられた駆動軸に、他端部が前記リッドブラケットに設けられ、前記駆動軸が回転することにより前記リッドを開閉する駆動アームと、
を備え、
前記第2リンクの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA、
前記リッドの瞬間中心と、前記第2リンクの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB、
前記駆動アームの前記ボデーブラケットとの取り付け軸と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をA’、
リッドの瞬間中心と、前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との距離をB’、
とした時、
前記リッドの全開時に、
A/B > A’/B’
となるようにしたことを特徴とするヒンジ装置。 - 前記駆動アームと前記リッドブラケットとの取り付けは、
前記駆動アーム、前記リッドブラケットのうちのどちらか一方に設けられた長穴と、
前記駆動アーム、前記ボデーブラケットのうちの他方に設けられ、前記長穴に遊嵌する突部と、
からなることを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置。 - 前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸は、
前記第2リンクの前記リッドブラケットと取り付け軸より、前記リッドの回転基部側にあることを特徴とする請求項1または2記載のヒンジ装置。 - 前記駆動アームの前記ボデーブラケットとの取り付け軸は、
前記リッドの車長方向において、
前記リッドの全開時の前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸と、前記リッドの全閉時の前記駆動アームの前記リッドブラケットとの取り付け軸との間にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のヒンジ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013236989A JP2015096378A (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | ヒンジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013236989A JP2015096378A (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | ヒンジ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015096378A true JP2015096378A (ja) | 2015-05-21 |
Family
ID=53373914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013236989A Pending JP2015096378A (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | ヒンジ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015096378A (ja) |
-
2013
- 2013-11-15 JP JP2013236989A patent/JP2015096378A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015064422A1 (ja) | ヒンジ装置 | |
US10190356B2 (en) | Power door opening and closing device | |
US20140173989A1 (en) | Sliding door | |
US9845630B2 (en) | Power-door opening and closing device and automobile provided with opening and closing device | |
JP2005515329A5 (ja) | ||
JP2018161955A (ja) | バックドア構造 | |
JP6796613B2 (ja) | 開閉装置及び開閉システム | |
JP4216787B2 (ja) | 往復動用駆動装置 | |
JP2015096378A (ja) | ヒンジ装置 | |
JP2018001855A5 (ja) | ||
JP2008213545A (ja) | 可動体の動作制御装置及びコンソールボックス | |
JP2005226857A (ja) | 空気調和機 | |
KR102200062B1 (ko) | 차량용 충전 포트 커버 구조 | |
JP4854492B2 (ja) | グローブボックスの開閉機構 | |
JP5894893B2 (ja) | 収容構造体装置 | |
JP5997625B2 (ja) | 車両用ドア開閉装置 | |
JP5586266B2 (ja) | リッド取付構造 | |
JP6341385B2 (ja) | 回転折れ戸 | |
JP5588420B2 (ja) | 筐体の扉用持出し回転型ヒンジ | |
JP5800048B2 (ja) | 車両のバックドアのダンパステー取付構造 | |
US20240003178A1 (en) | Driving device | |
JP5487488B2 (ja) | ドアラッチ装置 | |
JP4149828B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP2003252253A (ja) | バス等のトランクリッド用開閉支持装置 | |
JP5417381B2 (ja) | 筐体の持出し回転型ヒンジ |