JP2015095970A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置を大型化することなく、電力を増加させ、故障が発生しても、効率良く動作させる。
【解決手段】交流電源を入力とし交流を直流に変換する複数の並列接続された交流−直流変換器4a〜4c、交流−直流変換器4a〜4cの共通化された出力に接続された平滑コンデンサ5、入力を共通化して平滑コンデンサ5に接続され直流を直流に変換し負荷に電力を供給する複数の並列接続された直流−直流変換器7a〜7c、交流−直流変換器4a〜4c及び直流−直流変換器7a〜7cの故障を判定する交流−直流変換器フェール判定手段12、及び直流−直流変換器フェール判定手段13を備え、交流−直流変換器フェール判定手段12及び直流−直流変換器フェール判定手段13は、故障が発生した電力変換器のみを停止し、その他の電力変換器は全て使い続けるように制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置は、交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ部の出力に平滑コンデンサを接続し、半導体スイッチ素子を備えるDC/DCコンバータ部が平滑コンデンサの直流電力をDC/DC変換して負荷に電力を供給している。
そして、交流の力率を制御しつつAC/DCコンバータ部の直流電圧が目標値に追従するように、AC/DCコンバータ部を制御すると共に、DC/DCコンバータ部と負荷との間の直流出力が目標値に追従するようにDC/DCコンバータ部の半導体スイッチ素子のDuty比を制御する。さらに、DC/DCコンバータ部と負荷抵抗との間の直流出力に応じてAC/DCコンバータ部の直流電圧目標値を調整する。
このような構成とすることで、DC/DCコンバータ部と負荷との間の直流出力に応じてAC/DCコンバータ部の直流電圧目標値を調整するため、DC/DCコンバータ部内の半導体スイッチ素子のDuty比を適切に制御してDC/DCコンバータ部での電力損失の低減を図ることができ、電力変換効率を向上できる。
国際公開番号 WO 2011/151940 A1
このような従来の電力変換装置では、負荷に供給する電力を増加させようとすると、各半導体や磁性部品の電流が増加する。電流が増加すると、発熱が大きくなり、放熱のために体格を大きくする必要がある。各半導体や磁性部品の大型化することにより、電力変換装置の小型化・低価格化の妨げとなっていた。
また、AC/DCコンバータ部の直流電圧目標値を調整する制御を行う際に、AC/DCコンバータ部の出力にある平滑コンデンサの電圧をモニタする電圧センサを用いている。負荷に供給する電力を増加させるために、従来のような電力変換装置を単に並列接続しただけでは、並列接続した数分の電圧センサが必要となる。また、例えば、一つのAC/DCコンバータ部が故障して動作を停止した場合、対となるDC/DCコンバータ部は故障していないにも関わらず動作を停止させる必要があり、並列構成における最適な電力配分の妨げになり、電力変換効率が低下する。また、各コンバータ部の使用効率も低下することになる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の並列接続された交流−直流変換器と、その出力に共通となる平滑コンデンサと、その平滑コンデンサを入力とする複数の並列接続された直流−直流変換器を備え、複数の交流−直流変換器と複数の直流−直流変換器を個別にフェール判定し、故障した交流−直流変換器または直流−直流変換器のみを動作停止し、故障していない交流−直流変換器及び直流−直流変換器は使用可能とすることができる電力変換装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電力変換装置は、交流電源の出力である交流を共通の入力とし、それぞれ前記交流を直流に変換する、互いに並列接続された複数の交流−直流変換器、前記複数の交流−直流変換器の各々の出力を平滑する、前記複数の交流−直流変換器に共通の平滑コンデンサ、前記平滑コンデンサの出力を共通の入力とし、それぞれ前記平滑コンデンサの出力の電圧を負荷の電圧に変換する、互いに並列接続された複数の直流−直流変換器、
前記複数の交流−直流変換器に共通の入力電圧となる、前記交流電源の出力である交流電圧を測定する入力電圧測定部、前記複数の交流−直流変換器の各々の入力電流を測定する入力電流測定部、前記負荷の電圧を測定する出力電圧測定部、前記複数の直流−直流変換器の各々の出力電流を測定する出力電流測定部、および前記複数の交流−直流変換器および前記複数の直流−直流変換器の通流を制御する制御手段を備え、前記制御手段が、前記複数の交流−直流変換器および前記複数の直流−直流変換器の各々の故障の有無を個別に判別して、故障の変換器の前記通流を停止し、前記故障でない残りの健全な変換器の前記制御を行うものである。
この発明に係る電力変換装置によれば、交流−直流変換器に複数の交流−直流変換器を並列に接続し、直流−直流変換器に複数の直流−直流変換器を並列に接続することで、一つあたりの変換器に流れる電流が小さくなり、半導体や磁性部品の小型化が可能となり、電力変換装置の小型化・低価格化を促進することができる。さらに、複数の交流−直流変換器の出力と複数の直流−直流変換器の入力をそれぞれ共通化し、平滑コンデンサを共通化することで、平滑コンデンサの電圧を測定するのに必要な電圧センサの必要個数も削減でき、さらなる小型化・低価格化につながる。
また、複数の交流−直流変換器または複数の直流−直流変換器のいずれかが故障して停止しても、故障していない複数の交流−直流変換器及び複数の直流−直流変換器は動作を継続することができ、並列構成における最適な電力配分が継続でき、それぞれの変換器を効率良く動作させることができる。さらに、無駄に交流−直流変換器及び直流−直流変換器の動作を停止させることもないので、変換器の使用効率も上昇させることができる。また、各交流−直流変換器または各直流−直流変換器単位で故障により動作を停止させることにより、動作を停止する変換器を最小限とすることができるので、電力変換装置の高寿命化につながる。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態1による交流−直流変換器の構成図である。 この発明の実施の形態1による交流−直流変換器の制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1による直流−直流変換器の構成図である。 この発明の実施の形態1による直流−直流変換器の制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1による平滑コンデンサの目標電圧の制御を示す制御ブロック図である。 この発明の実施の形態1による交流−直流変換器のフェールを検知した場合の制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による交流−直流変換器のフェールを検知した場合の制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による直流−直流変換器のフェールを検知した場合の制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による直流−直流変換器のフェールを検知した場合の制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による交流−直流変換器の構成図である。 この発明の実施の形態1による交流−直流変換器の構成図である。 この発明の実施の形態2による平滑コンデンサ電圧を制御可能範囲に復帰させる制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による直流−直流変換器の制御を示す制御ブロック図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による電力変換装置について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による電力変換装置の概略構成図である。
図1に示すように、交流電源1は、交流電源1の電圧を測定する入力電圧センサと、交流電源1から交流−直流変換器4a〜4cに流入する電流を測定する入力電流センサ3a〜3cを介して、交流−直流変換器4a〜4cに接続される。ここでは、交流−直流変換器が3並列である例を示す。
並列接続された交流−直流変換器4a〜4cの出力には、その出力を平滑する平滑コンデンサ5とその電圧を測定する平滑コンデンサ電圧センサ6が接続される。
平滑コンデンサ5の後段には、直流−直流変換器7a〜7cが接続される。ここでは、直流−直流変換器が3並列である例を示す。並列接続された直流−直流変換器7a〜7cの出力には、負荷10への出力電流を測定する出力電流センサ8a〜8cと負荷10の電圧を測定する出力電圧センサ9を介して、負荷10が接続される。制御手段11は、出力電流目標値から、直流−直流変換器7a〜7cに分配する電力を決定すると共に、出力電流センサ8a〜8cにて測定された出力電流から直流−直流変換器7a〜7cの制御を行う。また、出力電流目標値から、交流−直流変換器4a〜4cに分配する電力を決定すると共に、入力電流センサ3a〜3cにて測定された入力電流及び平滑コンデンサ電圧センサ6にて測定された平滑コンデンサ電圧を入力として、交流−直流変換器4a〜4cを制御する。
また、制御手段11は、交流−直流変換器4a〜4cのフェールを判定する交流−直流変換器フェール判定手段12と、直流−直流変換器7a〜7cのフェールを判定する直流−直流変換器フェール判定手段13を含み、交流−直流変換器フェール判定手段12は、入力電流センサ3a〜3cにて測定された入力電流から交流−直流変換器4a〜4cの故障を判定する。また、直流−直流変換器フェール判定手段13は、出力電流センサ8a〜8cにて測定された出力電流から直流−直流変換器7a〜7cの故障を判定する。そして、制御手段11は、交流−直流変換器フェール判定手段12及び直流−直流変換器フェール判定手段13によりそれぞれ故障と判定された交流−直流変換器4a〜4c及び直流−直流変換器7a〜7cのみ動作を停止し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cまたは直流−直流変換器7a〜7cが出力するべき電力を故障と判定されていない交流−直流変換器4a〜4cまたは直流−直流変換器7a〜7cにそれぞれ割り当てる。
このように構成される電力変換装置の各変換器の基本的な回路と制御について、図3〜図6に基づいて説明する。ここでは、一例として、各変換器への電力分配は等分することが最適とする。まず、交流−直流変換器4a〜4cに対し、制御手段11は、平滑コンデンサ5の直流電圧Vdcを目標電圧Vdc*に維持し、また入力力率が概1になるように入力電流Iinを制御する。ここでは簡単のため、交流−直流変換器4aを例にとり説明する。
交流−直流変換器4aは、例えば図2に示すようなPFC回路にて構成される。図1と共通の部分は同じ記号を用いる。PFC回路は公知の技術により、各素子の説明は省略する。交流−直流変換器4aは、図3に示すような制御ブロックで制御される。電圧センサ6にて検出された平滑コンデンサ5の直流電圧Vdcと予め設定された平滑コンデンサ5の目標電圧Vdc*との差20を0に近づけるようにフィードバック制御(PI制御)して電流Iinの振幅目標値21を決定する。この振幅目標値21に対して、交流−直流変換器4aの電力配分係数(この例では交流−直流変換器4a〜4cにつき等分により1/3)を乗算して、交流−直流変換器4aの電流振幅目標値21aを算出する。そして、この電流振幅目標値21aに基づいて入力電圧Vinに同期した正弦波の電流目標値Iin*を生成する。
電流標値Iin1*と電流センサ3aにて検出された入力電流Iin1との差22を0に近づけるようにフィードバック制御(PI制御)して、交流−直流変換器4aの半導体スイッチ素子34を制御するPWM信号24を生成する。
次に、制御手段11は、直流出力電流Ioutを電流目標値Iout*になるように直流−直流変換器7a〜7cを制御する。ここでは、簡単のため、直流−直流変換器7aを例にとり説明する。
直流−直流変換器7aは、例えば図4に示すような絶縁型フルブリッジDC/DCコンバータ回路にて構成される。図1と共通の部分は同じ記号を用いる。絶縁型フルブリッジDC/DCコンバータ回路は公知の技術により、各素子の説明は省略する。直流−直流変換器7aは、図5に示すような制御ブロックで制御される。まず、出力電流目標値Iout*に直流−直流変換器7aの電力配分係数(この例では直流−直流変換器7a〜7cにつき等分により1/3)を乗算して、直流−直流変換器7aの出力電流目標値25を算出する。そして、出力電流センサ8aによってセンシングされた出力電流Iout1と直流−直流変換器7aの電流目標値25との差26をゼロに近づけるようにフィードバック制御(PI制御)して、直流−直流変換器7aのデューティ指令となるPWM信号28を生成し、半導体スイッチ素子72a〜72dを制御する。これにより、直流出力電流Iout1は直流−直流変換器7aの電流目標値25に近づくように制御される。
次に、平滑コンデンサ5の電圧Vdcの可変制御手法について説明する。図5で示したように、制御手段11では、出力電流Ioutが出力電流目標値Iout*に追従するように直流−直流変換器7a〜7cのデューティ指令となるPWM信号を生成する。そして、制御手段11は、図6に示すように、予め設定されたDuty設定値Duty*と演算されたDuty指令との差がゼロに近づくようにフィードバック制御(PI制御)して平滑コンデンサ5の目標電圧Vdc*を生成する。そして、図3で示したように、制御手段11は、平滑コンデンサ5の電圧Vdcが、目標電圧Vdc*に追従するように電流目標値Iin*を生成して、交流−直流変換器4a〜4cを制御する。
以上のような制御において、本実施の形態のように、複数の交流−直流変換器4a〜4cの出力及び複数の直流−直流変換器7a〜7cの入力である平滑コンデンサを共通とすることで、平滑コンデンサ電圧センサ6を1つにすることができ、電力変換器の小型化・低価格化につながる。
次に、入力電流センサ3a〜3cにて検出された入力電流に応じて、交流−直流変換器フェール判定手段12が交流−直流変換器4a〜4cの故障を判定し、制御手段11が故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cのみ動作を停止し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cが出力すべき電力分を故障と判定されていない交流−直流変換器4a〜4cに割り当て、直流−直流変換器7a〜7cは使用しつづける手法について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。ここでも、簡単のため、各変換器への電力分配は等分することが最適とする。まず、ステップS101で入力電流センサ3a〜3cにて交流−直流変換器4a〜4cの入力電流Iin1、Iin2、Iin3をそれぞれ検出する。
次に、ステップS102で、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流Iin1、Iin2、Iin3があらかじめ決められた入力電流フェール閾値Iadin_th以上であるかどうかを判定する。交流−直流変換器4aの入力電流Iin1が入力電流フェール閾値Iadin_th以上である場合、ステップS103で、交流−直流変換器4aの動作を停止し、入力電流目標値Iin を等分して、交流−直流変換器4b、4cの入力電流目標値Iin2 、Iin3 に割り当てる。以下の(式1)を参照。
また、交流−直流変換器4bの入力電流Iin2が入力電流フェール閾値Iadin_th以上である場合、ステップS104で、交流−直流変換器4bの動作を停止し、入力電流目標値Iin*を等分して、交流−直流変換器4a、4cの入力電流目標値Iin1 、Iin3 に割り当てる。以下の(式2)を参照。
同様に、交流−直流変換器4cの入力電流Iin3が入力電流フェール閾値Iadin_th以上である場合、ステップS105で、交流−直流変換器4cの動作を停止し、入力電流目標値Iin*を等分して、交流−直流変換器4a、4bの入力電流目標値Iin1 、Iin2 に割り当てる。以下の(式3)を参照。
そしてステップS106で、直流−直流変換器7a〜7cは、出力電流目標値Iout1 、Iout2 、Iout3 を変えずに動作を継続する。
なお、ステップS102で、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流Iin1、Iin2、Iin3がいずれも入力電流フェール閾値Iadin_th以下の場合、交流−直流変換器4a〜4c及び直流−直流変換器7a〜7cは動作を継続する。
以上の方法によれば、入力電流センサ3a〜3cにて検出された入力電流に応じて、交流−直流変換器4a〜4cの故障を判定し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cのみ動作を停止し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cが出力すべき電力分を故障と判定されていない交流−直流変換器4a〜4cに割り当てることにより、合計電力を維持することができる。さらに、交流−直流変換器4a〜4cの出力が平滑コンデンサ5において共通化されると同時に、直流−直流変換器7a〜7cの入力が共通化されているため、交流−直流変換器4a〜4cのうちのいずれかが故障して停止しても、直流−直流変換器7a〜7cは全て動作し続けることができ、最適な電力配分をすることで、各変換器を効率良く動作させることができる。さらに、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cのみ動作を停止させるので、他の変換器の使用効率を上昇させることができる。また、他の変換器は動作し続けることができるので、電力変換装置の高寿命化につながる。
本実施例では、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cが出力すべき電力分を故障と判定されていない交流−直流変換器4a〜4cに割り当てる手法について説明したが、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cが出力すべき電力分を故障と判定されていない直流−直流変換器7a〜7cから減じる手法について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS202までは、前述と同じなので、説明を省略する。交流−直流変換器4aの入力電流Iin1が入力電流フェール閾値Iadin_th以上である場合、ステップS203で、交流−直流変換器4aの動作を停止する。一方、交流−直流変換器4b、4cは入力電流目標値Iin2 、Iin3 を変えずに動作を継続する。次に、ステップS204で、交流−直流変換器4aの入力電流目標値Iin1 の入力電流目標値Iin に占める割合分、直流−直流変換器7a〜7cの出力目標値Iout から減じて直流−直流変換器7a〜7cそれぞれに分配する。以下の(式4)を参照。
また、交流−直流変換器4bの入力電流Iin2が入力電流フェール閾値Iadin_th以上である場合、ステップS205で、交流−直流変換器4bの動作を停止する。一方、交流−直流変換器4a、4cは入力電流目標値Iin1 、Iin3 を変えずに動作を継続する。次に、ステップS206で、交流−直流変換器4bの入力電流目標値Iin2 の入力電流目標値Iin に占める割合分、直流−直流変換器7a〜7cの出力目標値Iout から減じて直流−直流変換器7a〜7cそれぞれに分配する。以下の(式5)を参照。
同様に、交流−直流変換器4cの入力電流Iin3が入力電流フェール閾値Iadin_th以上である場合、ステップS207で、交流−直流変換器4cの動作を停止する。
一方、交流−直流変換器4a、4bは入力電流目標値Iin1 、Iin2 を変えずに動作を継続する。次に、ステップS208で、交流−直流変換器4cの入力電流目標値Iin3 の入力電流目標値Iin に占める割合分、直流−直流変換器7a〜7cの出力目標値Iout から減じて直流−直流変換器7a〜7cそれぞれに分配する。以下の(式6)を参照。
なお、ステップS202で、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流Iin1、Iin2、Iin3がいずれも入力電流フェール閾値Iadin_th以下の場合、交流−直流変換器4a〜4c及び直流−直流変換器7a〜7cは動作を継続する。
以上の方法によれば、入力電流センサ3a〜3cにて検出された入力電流に応じて、交流−直流変換器4a〜4cの故障を判定し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cのみ動作を停止し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cが出力すべき電力分を直流−直流変換器7a〜7cから減じて分配することで、直流−直流変換器7a〜7cは全て動作し続けることができ、最適な電力配分をすることができる。これは、それぞれの交流−直流変換器4a〜4cが最大電力近くで動作しており、故障と判定され停止した交流−直流変換器4a〜4cいずれかが出力すべき電力を、故障していない交流−直流変換器4a〜4cに割り当てることができない場合に有効である。
以上の実施例では、交流−直流変換器4a〜4cの故障判定として、入力電流センサ3a〜3cにて検出された入力電流のいずれかが、あらかじめ決められた入力電流フェール閾値Iadin_th以上である場合に、入力電流が入力電流フェール閾値Iadin_th以上である交流−直流変換器4a〜4cを故障と判定する例を示したが、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流と入力電流目標値との差分があらかじめ決められた入力電流フェール差分閾値ΔIadin_th以上である場合に、入力電流と入力電流目標値との差分があらかじめ決められた入力電流フェール差分閾値ΔIadin_th以上の交流−直流変換器4a〜4cを故障と判定してもよい。この場合、何らかの故障により、入力電流が目標値に追従できなくなった場合に故障と判定できる。これは、例えば幅広い電力を扱う必要がある時に、入力電流フェール閾値Iadin_thは正常な動作時に故障を検知しないように、ある程度高い電流値としなければならない場合に有効である。
以上の実施例では、交流−直流変換器4a〜4cの故障判定として、入力電流センサ3a〜3cにて検出された入力電流を用いたが、交流−直流変換器4a〜4cの各々の出力電流を測定する交流−直流変換器出力電流センサを用いても同様の効果を得ることができる。この場合、交流−直流変換器4a〜4cの出力電流センサにて検出された出力電流のいずれかが、あらかじめ決められた出力電流フェール閾値Iadout_th以上である場合に、出力電流が出力電流フェール閾値Iadout_th以上である交流−直流変換器4a〜4cを故障と判定する。さらに、交流−直流変換器4a〜4cの出力電流と出力電流目標値との差分があらかじめ決められた出力電流フェール差分閾値ΔIadout_th以上である場合に、出力電流と出力電流目標値との差分があらかじめ決められた出力電流フェール差分閾値ΔIadout_th以上の交流−直流変換器4a〜4cを故障と判定してもよい。入力電流において前述したものと同様の効果を得られる。
また、交流−直流変換器4a〜4cの故障判定として、交流−直流変換器4a〜4cの各々の効率を測定し、その測定効率のいずれかが、あらかじめ決められた効率フェール閾値ηad_th以下である場合に、測定効率が効率フェール閾値ηad_th以下である交流−直流変換器4a〜4cを故障と判定しても同様の効果を得ることができる。このとき、交流−直流変換器4aを例にとると、交流−直流変換器4aの効率ηad_1は、入力電流センサ3aにて検出された入力電流Iin_1及び入力電圧センサ2にて検出された入力電圧Vin、交流−直流変換器出力電流センサにて検出されたIout_1、平滑コンデンサ電圧センサ6にて検出された平滑コンデンサ電圧Vflat、を用いて、下記の(式7)にて算出される。
また、交流−直流変換器4a〜4cの各々の故障判定を行う基準となる被測定物理量として、交流−直流変換器4a〜4cの各々の温度を測定し、その測定温度のいずれかが、あらかじめ決められた温度フェール閾Tad_th以上である場合に、測定温度が温度フェール閾値Tad_th以上である交流−直流変換器4a〜4cを故障と判定しても同様の効果を得ることができる。このとき、温度は例えばサーミスタを用いて測定し、温度測定の対象物は例えば交流−直流変換器4a〜4cの内部雰囲気や、半導体素子、磁性部品、等である。
以上の実施例では、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流が均等となるように変換器4a〜4cの各々の入力電流目標値を決定したが、交流−直流変換器4a〜4cの各々の出力電流または入力電力、出力電力、測定温度、測定効率の少なくとも一が変換器4a〜4c間で均等になるように変換器4a〜4cの各々の入力電流目標値を決定してもよい。さらに、交流−直流変換器4a〜4cの各々の出力電流目標値においても同様に、交流−直流変換器4a〜4cの各々の入力電流、または出力電流、入力電力、出力電力、測定温度、測定効率の少なくとも一が変換器4a〜4c間で均等になるように変換器4a〜4cの各々の出力電流目標値を決定してもよい。
以上の実施例では、交流−直流変換器4a〜4cの各々の故障を判定し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cのみ動作を停止し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cが出力すべき電力分を故障と判定されていない健全な動作中の交流−直流変換器4a〜4cに割り当てる際に、健全な動作中の交流−直流変換器4a〜4cの各々の入力電流が健全な動作中の変換器4a〜4c間で均等となるように電力を割り当てる例を示したが、健全な動作中の交流−直流変換器4a〜4cの各々の出力電流または入力電力、出力電力、測定効率、測定温度の少なくとも一が健全な動作中の変換器4a〜4c間で均等となるように電力を割り当てても同様の効果を得ることができる。このとき、変換器4a〜4cの各々の入力電力は、入力電圧センサ2にて検出される入力電圧と、変換器4a〜4cに対応する入力電流センサ3a〜3cにて検出される変換器4a〜4cの各々の入力電流との乗算により得る。また、交流−直流変換器4a〜4cの各々の出力電力は、平滑コンデンサ電圧センサ6にて検出される平滑コンデンサ電圧と、変換器4a〜4cの各々の交流−直流変換器出力電流センサ(図示省略)にて検出される変換器4a〜4cの各々の交流−直流変換器出力電流との乗算により得ることが可能である。
また、交流−直流変換器4a〜4cの各々の故障を判定し、故障と判定された交流−直流変換器(4a〜4cのうちの例えば一つ)のみ動作を停止し、故障と判定された交流−直流変換器(4a〜4cのうちの例えば一つ)が出力すべき電力分を直流−直流変換器7a〜7cから減じるように分配する際に、直流−直流変換器7a〜7cの各々の出力電流が均等となるように電力を割り当てる例を示したが、直流−直流変換器7a〜7cの入力電流または入力電力、出力電力、測定効率、測定温度の少なくとも一が均等となるように電力を割り当てても同様の効果を得ることができる。
さらに、交流−直流変換器4a〜4cの各々の故障を判定し、故障と判定された交流−直流変換器(4a〜4cのうちの例えば一つまたは一つ以上)のみ動作を停止した場合に、故障と判定された交流−直流変換器(4a〜4cのうちの例えば一つまたは一つ以上)と同数の直流−直流変換器(7a〜7cのうちの同数分の変換器)を停止させてもよい。このとき、停止させる直流−直流変換器(7a〜7cのうちの前記同数分の変換器)は、例えば、測定効率が低い順に停止させてもよいし、測定温度が高い順に停止させてもよい。部品ばらつきや経年ばらつきにより、直流−直流変換器7a〜7cにおいて測定効率や測定温度に差がある場合に、直流−直流変換器7a〜7cのうちの前記停止する直流−直流変換器を適切に選択することができる。
以上の実施例では、交流−直流変換器フェール判定手段12が交流−直流変換器4a〜4cの故障を判定し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cのみ動作を停止し、直流−直流変換器7a〜7cは全て使用し続ける例を示したが、出力電流センサ8a〜8cにて検出された出力電流に応じて、直流−直流変換器フェール判定手段13が直流−直流変換器7a〜7cの故障を判定し、制御手段11が故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cのみ動作を停止し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cが出力すべき電力分を故障と判定されていない直流−直流変換器7a〜7cに割り当てる手法について、図11のフローチャートを参照しながら説明する。ここでも、簡単のため、各変換器への電力分配は等分することが最適とする。まず、ステップS301で出力電流センサ8a〜8cにて直流−直流変換器7a〜7cの出力電流Iout1、Iout2、Iout3をそれぞれ検出する。
次に、ステップS302で、直流−直流変換器7a〜7cの出力電流Iout1、Iout2、Iout3があらかじめ決められた出力電流フェール閾値Iddout_th
上であるかどうかを判定する。直流−直流変換器7aの出力電流Iout1が出力電流フェール閾値Iddout_th以上である場合、ステップS303で、直流−直流変換器7aの動作を停止し、出力電流目標値Iout を等分して、直流−直流変換器7b、7cの出力電流目標値Iout2 、Iout3 に割り当てる。以下の(式8)を参照。
また、直流−直流変換器7bの出力電流Iout2が出力電流フェール閾値Iddout_th以上である場合、ステップS304で、直流−直流変換器7bの動作を停止し、出力電流目標値Iout*を等分して、直流−直流変換器7a、7cの出力電流目標値Iout1 、Iout3 に割り当てる。以下の(式9)を参照。
同様に、直流−直流変換器7cの出力電流Iout3が出力電流フェール閾値Iddout_th以上である場合、ステップS305で、直流−直流変換器7cの動作を停止し、出力電流目標値Iout*を等分して、直流−直流変換器7a、7bの出力電流目標値Iout1 、Iout2 に割り当てる。以下の(式10)を参照。
そしてステップS306で、交流−直流変換器4a〜4cは、入力電流目標値Iin1 、Iin2 、Iin3 を変えずに動作を継続する。
なお、ステップS302で、直流−直流変換器7a〜7cの出力電流Iout1、Iout2、Iout3がいずれも出力電流フェール閾値Iddout_th以下の場合、交
流−直流変換器4a〜4c及び直流−直流変換器7a〜7cは動作を継続する。
以上の方法によれば、出力電流センサ8a〜8cにて検出された出力電流に応じて、直流−直流変換器7a〜7cの故障を判定し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cのみ動作を停止し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cが出力すべき電力分を故障と判定されていない直流−直流変換器7a〜7cに割り当てることにより、合計電力を維持することができる。さらに、交流−直流変換器4a〜4cの出力が平滑コンデンサ5において共通化されると同時に、直流−直流変換器7a〜7cの入力が共通化されているため、直流−直流変換器7a〜7cのうちのいずれかが故障して停止しても、交流−直流変換器4a〜4cは全て動作し続けることができ、最適な電力配分をすることができる。
本実施例では、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cが出力すべき電力分を故障と判定されていない直流−直流変換器7a〜7cに割り当てる手法について説明したが、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cが出力すべき電力分を故障と判定されていない交流−直流変換器4a〜4cから減じる手法について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS402までは、前述と同じなので、説明を省略する。直流−直流変換器7aの出力電流Iout1が出力電流フェール閾値Iddout_th以上である場合、ステップS403で、直流−直流変換器7aの動作を停止する。一方、直流−直流変換器7b、7cは入力電流目標値Iout2 、Iout3 を変えずに動作を継続する。次に、ステップS404で、直流−直流変換器7aの入力電流目標値Iout1 の入力電流目標値Iout に占める割合分、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流目標値Iin から減じて交流−直流変換器4a〜4cそれぞれに分配する。以下の(式11)を参照。
また、直流−直流変換器7bの出力電流Iout2が出力電流フェール閾値Iddout_th以上である場合、ステップS405で、直流−直流変換器7bの動作を停止する。一方、直流−直流変換器7a、7cは出力電流目標値Iout1 、Iout3 を変えずに動作を継続する。次に、ステップS406で、直流−直流変換器7bの出力電流目標値Iout2 の出力電流目標値Iout に占める割合分、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流目標値Iin から減じて交流−直流変換器4a〜4cそれぞれに分配する。以下の(式12)を参照。
同様に、直流−直流変換器7cの出力電流Iout3が力電流フェール閾値Iddout_th以上である場合、ステップS407で、直流−直流変換器7cの動作を停止する。一方、直流−直流変換器7a、7bは出力電流目標値Iout1 、Iout2 を変えずに動作を継続する。次に、ステップS408で、直流−直流変換器7cの出力電流目標値Iout3 の出力電流目標値Iout に占める割合分、交流−直流変換器4a〜4cの入力電流目標値Iin から減じて交流−直流変換器4a〜4cそれぞれに分配する。以下の(式13)を参照。
なお、ステップS402で、直流−直流変換器7a〜7cの出力電流Iout1、Iout2、Iout3がいずれも出力電流フェール閾値Iddout_th以下の場合、交
流−直流変換器4a〜4c及び直流−直流変換器7a〜7cは動作を継続する。
以上の方法によれば、出力電流センサ8a〜8cにて検出された出力電流に応じて、直流−直流変換器7a〜7cの故障を判定し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cのみ動作を停止し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cが出力すべき電力分を交流−直流変換器4a〜4cから減じて分配することで、交流−直流変換器4a〜4cは全て動作し続けることができ、最適な電力配分をすることができる。これは、それぞれの直流−直流変換器7a〜7cが最大電力近くで動作しており、故障と判定され停止した直流−直流変換器7a〜7cいずれかが出力すべき電力を、故障していない直流−直流変換器7a〜7cに割り当てることができない場合に有効である。
以上の実施例では、直流−直流変換器7a〜7cの故障判定として、出力電流センサ8a〜8cにて検出された出力電流のいずれかが、あらかじめ決められた出力電流フェール閾値Iddout_th以上である場合に、出力電流が出力電流フェール閾値Iddout_th以上である直流−直流変換器7a〜7cを故障と判定する例を示したが、直流−直流変換器7a〜7cの出力電流と出力電流目標値との差分があらかじめ決められた出力電流フェール差分閾値ΔIddout_th以上である場合に、出力電流と出力電流目標値との差分があらかじめ決められた出力電流フェール差分閾値ΔIddout_th以上の直流−直流変換器7a〜7cを故障と判定してもよい。この場合、何らかの故障により、出力電流が目標値に追従できなくなった場合に故障と判定できる。これは、例えば幅広い電力を扱う必要がある時に、出力電流フェール閾値Iddout_thは正常な動作時に故障を検知しないように、ある程度高い電流値としなければならない場合に有効である。
以上の実施例では、直流−直流変換器7a〜7cの故障判定として、出力電流センサ8a〜8cにて検出された出力電流を用いたが、直流−直流変換器7a〜7cの各々の入力電流を測定する直流−直流変換器入力電流センサを用いても同様の効果を得ることができる。この場合、直流−直流変換器7a〜7cの入力電流センサにて検出された入力電流のいずれかが、あらかじめ決められた入力電流フェール閾値Iddin_th以上である場合に、入力電流が入力電流フェール閾値Iddin_th以上である直流−直流変換器7a〜7cを故障と判定する。さらに、直流−直流変換器7a〜7cの入力電流と入力電流目標値との差分があらかじめ決められた入力電流フェール差分閾値ΔIddin_th以上である場合に、入力電流と入力電流目標値との差分があらかじめ決められた入力電流フェール差分閾値ΔIddin_th以上の直流−直流変換器7a〜7cを故障と判定してもよい。出力電流において前述したものと同様の効果を得られる。
また、直流−直流変換器7a〜7cの故障判定として、直流−直流変換器7a〜7cの各々の効率を測定し、その測定効率のいずれかが、あらかじめ決められた効率フェール閾値ηdd_th以下である場合に、測定効率が効率フェール閾値ηdd_th以下である直流−直流変換器7a〜7cを故障と判定しても同様の効果を得ることができる。このとき、直流−直流変換器7aを例にとると、直流−直流変換器7aの効率ηdd_1は、直流−直流変換器入力電流センサにて検出された入力電流Iin_1及び平滑コンデンサ電圧センサ6にて検出された平滑コンデンサ電圧Vflat、出力電流センサにて検出されたIout_1、出力電圧センサ9にて検出された出力電圧Vout、を用いて、下記の(式14)にて算出される。
また、直流−直流変換器7a〜7cの故障判定として、直流−直流変換器7a〜7cの各々温度を測定し、その測定温度のいずれかが、あらかじめ決められた温度フェール閾Tdd_th以上である場合に、測定温度が温度フェール閾値Tdd_th以上である直流−直流変換器7a〜7cを故障と判定しても同様の効果を得ることができる。このとき、温度は例えばサーミスタを用いて測定し、測定個所は例えば直流−直流変換器7a〜7cの内部雰囲気温度や、半導体素子、磁性部品である。
以上の実施例では、直流−直流変換器7a〜7cの出力電流が均等となるように各々の出力電流目標値を決定したが、直流−直流変換器7a〜7cの入力電流または入力電力、出力電力、測定温度、測定効率の少なくとも一つが変換器間で均等になるように各々の出力電流目標値を決定してもよい。さらに、直流−直流変換器7a〜7cの入力電流目標値においても同様に、直流−直流変換器7a〜7cの入力電流、または出力電流、入力電力、出力電力、測定温度、測定効率の少なくとも一つが変換器間で均等になるように各々の入力電流目標値を決定してもよい。このとき、入力電力は、平滑コンデンサ電圧センサ6にて検出される平滑コンデンサ電圧と直流−直流変換器入力電流センサにて検出される直流−直流変換器入力電流との乗算により得る。また、出力電力は、出力電圧センサ9にて検出される出力電圧と出力電流センサ8a〜8cにて検出される出力電流との乗算により得る。
以上の実施例では、直流−直流変換器7a〜7cの故障を判定し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cのみ動作を停止し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cが出力すべき電力分を故障と判定されていない直流−直流変換器7a〜7cに割り当てる際に、直流−直流変換器7a〜7cの出力電流が均等となるように電力を割り当てる例を示したが、直流−直流変換器7a〜7cの入力電流または入力電力、出力電力、測定効率、測定温度の少なくとも一つが変換器間で均等となるように電力を割り当てても同様の効果を得ることができる。
また、直流−直流変換器7a〜7cの各々の故障を判定し、故障と判定された直流−直流変換器(7a〜7cのうちの例えば一つ)のみ動作を停止し、故障と判定された直流−直流変換器(7a〜7cのうちの例えば一つ)が出力すべき電力分を交流−直流変換器4a〜4cから減じるように分配する際に、交流−直流変換器4a〜4cの各々の入力電流が均等となるように電力を割り当てる例を示したが、交流−直流変換器4a〜4cの出力電流または入力電力、出力電力、測定効率、測定温度の少なくとも一つが変換器間で均等となるように電力を割り当てても同様の効果を得ることができる。
さらに、直流−直流変換器7a〜7cの故障を判定し、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cのみ動作を停止した場合に、故障と判定された直流−直流変換器7a〜7cと同数の交流−直流変換器4a〜4cを停止させてもよい。このとき、停止させる交流−直流変換器4a〜4cは、例えば、測定効率が低い順に停止させてもよいし、測定温度が高い順に停止させてもよい。部品ばらつきや経年ばらつきにより、交流−直流変換器4a〜4cにおいて測定効率や測定温度に差がある場合に、停止する交流−直流変換器4a〜4cを適切に選択することができる。
本実施例では、交流−直流変換器4a〜4cとして一般的に知られているPFC回路を例に説明したが、図11に示すような、複数の半導体スイッチ素子43〜46と直流電圧源47とを有する単相インバータの交流側を直列接続して構成され、該交流側を交流電源41の第1の端子に直列接続して単相インバータの出力を交流電源41の出力に重畳するインバータ回路53と、直流母線間に複数の半導体スイッチ48〜51を有し、一方の交流端子がインバータ回路53の出力に接続され、他方の交流端子が交流電源1の第2の端子に接続され、直流母線間に直流電圧を出力するコンバータ回路54と、直流母線間に接続され、コンバータ回路54の出力を平滑する平滑コンデンサ52を備えた構成においても同様の効果を得ることができる。
また、交流−直流変換器4a〜4cとして、図12に示すような、交流電源からの入力を整流する整流回路81と、半導体スイッチ83、84及び直流コンデンサ47によって構成され、半導体スイッチ83、84の接続点が交流電源の母線に接続されるハーフブリッジ型のインバータ回路86と、出力電圧を平滑する平滑コンデンサ52と、インバータ回路86の正側と平滑コンデンサ52の正側との間に接続される半導体スイッチ85と、インバータ回路86の負側と平滑コンデンサ52の負側との間に接続される半導体スイッチ82を備えた構成においても同様の効果を得ることができる。さらに、交流−直流変換器4a〜4cとして、インターリーブ型のPFC回路としてもよいことは言うまでもない。
本実施例では、直流−直流変換器7a〜7cとして、絶縁型フルブリッジDC/DCコンバータ回路を例に説明したが、フォワードコンバータやフライバックコンバータ、フェーズシフトのソフトスイッチングDC/DCコンバータ、LLCコンバータとしてもよい。
実施の形態2.
上記した実施の形態1では、入力電流センサ3a〜3cにて検出された入力電流に応じて、交流−直流変換器4a〜4cの故障を判定し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cのみ動作を停止し、故障と判定された交流−直流変換器4a〜4cが出力すべき電力分を故障と判定されていない交流−直流変換器4a〜4cに割り当て、直流−直流変換器7a〜7cは動作し続ける例を示したが、実施の形態2では、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲から逸脱した場合に、所定数の直流−直流変換器7a〜7cの電力を調整し、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲に復帰させる。つまり、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲を下回る場合、所定数の直流−直流変換器7a〜7cの電力を減少させ、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲を上回る場合、所定数の直流−直流変換器7a〜7cの電力を増加させる。
本実施の形態における回路構成及び各交流−直流変換器4a〜4cの制御は、実施の形態1と同様である。以下では、実施の形態1と異なる制御のみを説明する。
平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲から逸脱した場合に、所定数の直流−直流変換器7a〜7cの電力を調整し、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲に復帰させる手法について、図13のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、制御可能範囲から逸脱した平滑コンデンサ5の電圧を制御可能範囲内に復帰させるために直流−直流変換器7aを用いる例を示す。
まず、ステップS501で、平滑コンデンサ電圧センサ6により平滑コンデンサ5の電圧Vdcを検出する。次にステップS502で平滑コンデンサ電圧Vdcがあらかじめ決められた制御可能範囲外かどうかを判定する。平滑コンデンサ電圧Vdcが制御可能範囲外の場合は、ステップS503で直流−直流変換器7aを平滑コンデンサ調整モードとする。平滑コンデンサ電圧Vdcが制御可能範囲外でなければ、直流−直流変換器7aを通常モードとして、実施の形態1で示した図5の通りの制御を行う。
次に、平滑コンデンサ調整モードにおける直流−直流変換器7aの制御方法について、図14の制御ブロックを参照しながら説明する。電圧センサ6にて検出された平滑コンデンサ5の平滑コンデンサ電圧Vdcと予め設定された平滑コンデンサ5の目標電圧Vdc*との差90を0に近づけるようにフィードバック制御(PI制御)して出力電流目標値Iout*を決定する。そして、直流−直流変換器7aの電力配分係数を乗算して、直流−直流変換器7aの出力電流目標値91を算出する。ここで、本実施例では、平滑コンデンサ5の電圧を制御可能範囲内に復帰させるために直流−直流変換器7aのみ用いているので、電力分配係数は1である。
次に、出力電流センサ8aによってセンシングされた出力電流Iout1と電流目標値91との差25をゼロに近づけるようにフィードバック制御(PI制御)して、直流−直流変換器7aのデューティ指令となるPWM信号を生成する。これにより、直流出力電流Iout1は電流目標値91に近づくように制御される。
本実施例によれば、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲から逸脱した場合に、直流−直流変換器7aの電力を調整し、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲に復帰させることができる。すなわち、平滑コンデンサ5の電圧Vdcが直流電圧目標値Vdc*の制御可能範囲を下回る場合、直流−直流変換器7aの電力を増加させ、平滑コンデンサ5の電圧Vdcが直流電圧目標値Vdc*の制御可能範囲を上回る場合、直流−直流変換器7aの電力を減少させ、平滑コンデンサ5の電圧Vdcを直流電圧目標値の制御可能範囲に復帰させる。また、この間、電力調整用の直流−直流変換器7a以外(交流−交流変換器4a〜4c及び直流−直流変換器7b、7c)は、通常の制御シーケンスで動作することができる。
以上の実施例では、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲へ復帰させるために、直流−直流変換器7aの電力を調整したが、所定数の直流−直流変換器7a〜7cを選択し、電力を調整してもよい。その場合、電力調整用の各直流−直流変換器7a〜7cに割り当てる電力は、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、測定温度、測定効率の少なくとも一つが変換器間で均等になるように割り当てる。入力電流及び入力電力、出力電力、測定温度、測定効率を得る手段は、実施の形態1に記載した通りである。所定数の直流−直流変換器7a〜7cに割り当てることで、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲へ早く復帰させることができ、直流−直流変換器7a〜7c一つあたりの電力負担を減少させることができる。
なお、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲へ復帰させるために電力調整用の直流−直流変換器7a〜7cを選択する際に、電力を増加させる場合は、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力が小さいか、あるいは測定温度が低いか、あるいは測定効率が高い直流−直流変換器7a〜7cを選択する。電流または電力の増加幅の大きい直流−直流変換器7a〜7cを選択でき、また、初期ばらつきや経年ばらつき等で直流−直流変換器7a〜7cにばらつきが発生している場合には、部品温度に余裕があり、あるいは効率の良い直流−直流変換器7a〜7cの電力を増加させることができる。
また、電力を減少させる場合には、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力が大きいか、あるいは測定温度が高いか、あるいは測定効率が低い直流−直流変換器7a〜7cを選択する。電流または電力の減少幅の大きい直流−直流変換器7a〜7cを選択でき、また、初期ばらつきや経年ばらつき等で直流−直流変換器7a〜7cにばらつきが発生している場合には、部品温度に余裕がなく、あるいは効率の悪い直流−直流変換器7a〜7cの電力を減少させることができる。
また、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲を下回る場合、所定数の直流−直流変換器7a〜7cの動作を停止させてもよい。このとき、所定数の直流−直流変換器7a〜7cのうち、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力が大きいか、あるいは測定温度が高いか、あるいは測定効率が低いものから順に選択し、動作を停止する。
以上の実施例では、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲から逸脱した場合に、所定数の直流−直流変換器7a〜7cの電力を調整し、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲に復帰させる例を示したが、所定数の交流−直流変換器4a〜4cの電力を調整し、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲に復帰させてもよい。つまり、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲を下回る場合、所定数の交流−直流変換器4a〜4cの電力を増加させ、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲を上回る場合、所定数の交流−直流変換器4a〜4cの電力を減少させても、前述と同様の効果を得ることができる。
電力調整用の交流−直流変換器4a〜4cを複数選択する場合は、各交流−直流変換器4a〜4cに割り当てる電力は、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、測定温度、測定効率の少なくとも一つが変換器間で均等になるように割り当てる。入力電流及び入力電力、出力電力、測定温度、測定効率を得る手段は、実施の形態1に記載した通りである。所定数の交流−直流変換器4a〜4cに割り当てることで、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲へ早く復帰させることができ、交流−直流変換器4a〜4c一つあたりの電力負担を減少させることができる。
なお、平滑コンデンサ5の電圧を直流電圧目標値の制御可能範囲へ復帰させるために電力調整用の交流−直流変換器4a〜4cを選択する際に、電力を増加させる場合は、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力が小さいか、あるいは測定温度が低いか、あるいは測定効率が高い交流−直流変換器4a〜4cを選択する。電流または電力の増加幅の大きい交流−直流変換器4a〜4cを選択でき、また、初期ばらつきや経年ばらつき等で交流−直流変換器4a〜4cにばらつきが発生している場合には、部品温度に余裕があり、あるいは効率の良い交流−直流変換器4a〜4cの電力を増加させることができる。
また、電力を減少させる場合には、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力が大きいか、あるいは測定温度が高いか、あるいは測定効率が低い交流−直流変換器4a〜4cを選択する。電流または電力の減少幅の大きい交流−直流変換器4a〜4cを選択でき、また、初期ばらつきや経年ばらつき等で交流−直流変換器4a〜4cにばらつきが発生している場合には、部品温度に余裕がなく、あるいは効率の悪い交流−直流変換器4a〜4cの電力を減少させることができる。
また、平滑コンデンサ5の電圧が直流電圧目標値の制御可能範囲を下回る場合、所定数の交流−直流変換器4a〜4cの動作を停止させてもよい。このとき、所定数の交流−直流変換器4a〜4cのうち、入力電流または出力電流、入力電力、出力電力が大きいか、あるいは測定温度が高いか、あるいは測定効率が低いものから順に選択し、動作を停止する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することができる。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
1,41 交流入力電源としての交流電源、 2 入力電圧センサ、
3a〜3c 入力電流センサ、 4a〜4c 交流−直流変換器、
5、52 平滑コンデンサ、 6 平滑コンデンサ電圧センサ、
7a〜7c 直流−直流変換器、 8a〜8c 出力電流センサ、
9 出力電圧センサ、 10 負荷、
11 制御手段、 12 交流−直流変換器フェール判定手段、
13 直流−直流変換器フェール判定手段、
32,81 ダイオードブリッジ、 33、42 限流用リアクトル、
34,43〜46,48〜51,72a〜72d,82〜85 半導体スイッチ素子、
35 整流用ダイオード、
53 単相インバータ回路、 54 コンバータ回路、
73 絶縁トランス、 74 整流ダイオード、
75 出力平滑リアクトル、 76 出力平滑コンデンサ、
86 ハーフブリッジ型のインバータ回路。
この発明に係る電力変換装置は、交流電源の出力である交流を共通の入力とし、それぞれ前記交流を直流に変換する、互いに並列接続された複数の交流−直流変換器、前記複数の交流−直流変換器の各々の出力を平滑する、前記複数の交流−直流変換器に共通の平滑コンデンサ、前記平滑コンデンサの出力を共通の入力とし、それぞれ前記平滑コンデンサの出力の電圧を負荷の電圧に変換する、互いに並列接続された複数の直流−直流変換器、前記複数の交流−直流変換器に共通の入力電圧となる、前記交流電源の出力である交流電圧を測定する入力電圧測定部、前記複数の交流−直流変換器の各々の入力電流を測定する入力電流測定部、前記負荷の電圧を測定する出力電圧測定部、前記複数の直流−直流変換器の各々の出力電流を測定する出力電流測定部、および前記複数の交流−直流変換器および前記複数の直流−直流変換器の通流を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記複数の交流−直流変換器の故障を個別に判定し、故障した交流−直流変換器を特定する交流−直流変換器フェール判定手段と、前記複数の直流−直流変換器の故障を個別に判定し、故障した直流−直流変換器を特定する直流−直流変換器フェール判定手段とを有し、前記故障の変換器の前記通流を停止し、前記故障でない残りの健全な変換器の前記制御を行うものである。
この発明に係る電力変換装置によれば、交流−直流変換器に複数の交流−直流変換器を並列に接続し、直流−直流変換器に複数の直流−直流変換器を並列に接続することで、一つあたりの変換器に流れる電流が小さくなり、半導体や磁性部品の小型化が可能となり、電力変換装置の小型化・低価格化を促進することができる。さらに、複数の交流−直流変換器の出力と複数の直流−直流変換器の入力をそれぞれ共通化し、平滑コンデンサを共通化することで、平滑コンデンサの電圧を測定するのに必要な電圧センサの必要個数も削減でき、さらなる小型化・低価格化につながる。
しかも、複数の交流−直流変換器または複数の直流−直流変換器のいずれかが故障して停止しても、故障していない複数の交流−直流変換器及び複数の直流−直流変換器は動作を継続することができ、並列構成における最適な電力配分が継続でき、それぞれの変換器を効率良く動作させることができさらに、無駄に交流−直流変換器及び直流−直流変換器の動作を停止させることもないので、変換器の使用効率も上昇させることができ、また、各交流−直流変換器または各直流−直流変換器単位で故障により動作を停止させることにより、動作を停止する変換器を最小限とすることができるので、電力変換装置の高寿命化につながる。

Claims (32)

  1. 交流電源の出力である交流を共通の入力とし、それぞれ前記交流を直流に変換する、互いに並列接続された複数の交流−直流変換器、
    前記複数の交流−直流変換器の各々の出力を平滑する、前記複数の交流−直流変換器に共通の平滑コンデンサ、
    前記平滑コンデンサの出力を共通の入力とし、それぞれ前記平滑コンデンサの出力の電圧を負荷の電圧に変換する、互いに並列接続された複数の直流−直流変換器、
    前記複数の交流−直流変換器に共通の入力電圧となる、前記交流電源の出力である交流電圧を測定する入力電圧測定部、
    前記複数の交流−直流変換器の各々の入力電流を測定する入力電流測定部、
    前記負荷の電圧を測定する出力電圧測定部、
    前記複数の直流−直流変換器の各々の出力電流を測定する出力電流測定部、および
    前記複数の交流−直流変換器および前記複数の直流−直流変換器の通流を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段が、前記複数の交流−直流変換器および前記複数の直流−直流変換器の各々の故障の有無を個別に判別して、故障の変換器の前記通流を停止し、前記故障でない残りの健全な変換器の前記制御を行う
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記交流−直流変換器は、複数の半導体スイッチ素子と直流電圧源とを有する単相インバータを一つ以上有し、前記交流電源の電圧に前記単相インバータの出力電圧を重畳させる交流−直流変換器であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記交流−直流変換器は、複数の半導体スイッチ素子と直流電圧源とを有するハーフブリッジ型の単相インバータを一つ以上有し、交流電源の電圧に前記ハーフブリッジ型の単相インバータの出力電圧を重畳させる交流−直流変換器であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 前記制御手段は、前記交流の力率を制御しつつ前記交流−直流変換器の出力直流電圧が直流電圧目標値に追従するように前記交流−直流変換器を制御すると共に、前記直流−直流変換器の前記負荷への直流出力が目標値に追従するように前記直流−直流変換器を制御し、前記直流−直流変換器と前記負荷との間の直流出力に応じて、前記交流−直流変換器の前記直流電圧目標値を調整することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の交流−直流変換器の故障を個別に判定し、故障した交流−直流変換器を特定する交流−直流変換器フェール判定手段と、前記複数の直流−直流変換器の故障を個別に判定し、故障した直流−直流変換器を特定する直流−直流変換器フェール判定手段とを有していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一に記載の電力変換装置。
  6. 前記制御手段は、前記交流−直流変換器フェール判定手段が、前記複数の交流−直流変換器のうちの少なくとも一を故障と判定した場合、故障と判定された前記交流−直流変換器の動作を停止させ、故障と判定されていない前記複数の交流−直流変換器の前記通流を続けるように制御することを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
  7. 前記制御手段は、前記直流−直流変換器フェール判定手段が、前記複数の直流−直流変換器のうちの少なくとも一を故障と判定した場合、故障と判定された前記直流−直流変換器の動作を停止させ、故障と判定されていない前記複数の直流−直流変換器の前記通流を
    続けるように制御することを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
  8. 前記交流−直流変換器フェール判定手段は、前記入力電流測定部により測定した前記複数の交流−直流変換器の各々の入力電流が所定値以上の場合、前記入力電流が所定値以上である前記交流−直流変換器を故障と判定し、前記入力電流と前記複数の交流−直流変換器への入力電流目標値との差分が所定値以上の場合に、前記入力電流と前記入力電流目標値との差分が所定値以上である前記交流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  9. 前記複数の交流−直流変換器は、各々の出力電流を測定する交流−直流変換器出力電流測定部を有し、前記交流−直流変換器フェール判定手段は、前記出力電流測定部により測定した前記複数の交流−直流変換器の各々の出力電流が所定値以上の場合、前記出力電流が所定値以上である前記交流−直流変換器を故障と判定し、前記出力電流と前記複数の交流−直流変換器への出力電流目標値との差分が所定値以上の場合に、前記出力電流と前記出力電流目標値との差分が所定値以上である前記交流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  10. 前記直流−直流変換器フェール判定手段は、前記出力電流測定部により測定した前記複数の直流−直流変換器の各々の出力電流が所定値以上の場合、前記出力電流が所定値以上である前記直流−直流変換器を故障と判定し、前記出力電流と前記複数の直流−直流変換器への出力電流目標値との差分が所定値以上の場合に、前記出力電流と前記出力電流目標値との差分が所定値以上である前記直流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  11. 前記複数の直流−直流変換器は、各々の入力電流を測定する直流−直流変換器入力電流測定部を有し、前記直流−直流変換器フェール判定手段は、前記直流−直流変換器入力電流測定部により測定した前記複数の直流−直流変換器の各々の入力電流が所定値以上の場合、前記入力電流が所定値以上である前記直流−直流変換器を故障と判定し、前記入力電流と前記複数の直流−直流変換器への入力電流目標値との差分が所定値以上の場合に、前記入力電流と前記入力電流目標値との差分が所定値以上である前記直流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  12. 入力電流あるいは出力電流の目標値は、前記複数の交流−直流変換器もしくは前記複数の直流−直流変換器における入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、発熱、効率の少なくとも一が変換器間で均等になるように決定されることを特徴とする請求項8から請求項11の何れか一に記載の電力変換装置。
  13. 前記複数の交流−直流変換器は、各々の効率を測定する交流−直流変換器効率測定部を有し、前記交流−直流変換器フェール判定手段は、前記交流−直流変換器効率測定部により測定した前記複数の交流−直流変換器の各々の前記効率が所定値以下の場合に、前記効率が所定値以下である前記複数の交流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  14. 前記複数の直流−直流変換器は、各々の効率を測定する直流−直流変換器効率測定部を有し、前記直流−直流変換器フェール判定手段は、前記直流−直流変換器効率測定部により測定した前記複数の直流−直流変換器の各々の前記効率が所定値以下の場合に、前記効率が所定値以下である前記複数の直流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  15. 前記複数の交流−直流変換器は、各々の温度を測定する交流−直流変換器温度測定部を
    有し、前記交流−直流変換器フェール判定手段は、前記交流−直流変換器温度測定部により測定した前記複数の交流−直流変換器の各々の前記温度が所定値以上の場合に、前記温度が所定値以上である前記複数の交流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  16. 前記複数の直流−直流変換器は、各々の温度を測定する直流−直流変換器温度測定部を有し、前記直流−直流変換器フェール判定手段は、前記直流−直流変換器温度測定部により測定した前記複数の直流−直流変換器の各々の前記温度が所定値以上の場合に、前記温度が所定値以上である前記複数の直流−直流変換器を故障と判定することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  17. 前記制御手段は、前記複数の交流−直流変換器が故障と判定され停止した場合、故障と判定された前記複数の交流−直流変換器が出力すべき電力分を、停止していない前記複数の交流−直流変換器に割り当てるよう制御することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  18. 前記制御手段は、前記複数の直流−直流変換器が故障と判定され停止した場合、故障と判定された前記複数の直流−直流変換器が出力すべき電力分を停止していない前記複数の直流−直流変換器に割り当てるよう制御することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  19. 前記制御手段は、故障と判定され停止した前記複数の交流−直流変換器が出力すべき電力分を停止していない前記複数の交流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等になるように割り当て、故障と判定され停止した前記複数の直流−直流変換器が出力すべき電力分を停止していない前記複数の直流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等になるように割り当てることを特徴とする請求項17または請求項18に記載の電力変換装置。
  20. 前記制御手段は、前記複数の交流−直流変換器が故障と判定され停止した場合、故障と判定された前記複数の交流−直流変換器が出力すべき電力分を、前記複数の直流−直流変換器から減じるよう制御することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  21. 前記制御手段は、故障と判定され停止した前記複数の交流−直流変換器が出力すべき電力分を、前記複数の直流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等となるように前記複数の直流−直流変換器から減じることを特徴とする請求項20記載の電力変換装置。
  22. 前記制御手段は、前記複数の直流−直流変換器が故障と判定され停止した場合、故障と判定された前記複数の直流−直流変換器が出力すべき電力分を前記複数の交流−直流変換器から減じるよう制御することを特徴とする請求項7記載の電力変換装置。
  23. 前記制御手段は、故障と判定され停止した前記複数の直流−直流変換器が出力すべき電力分を、前記複数の交流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等となるように前記複数の直流−直流変換器から減じることを特徴とする請求項22記載の電力変換装置。
  24. 前記制御手段は、故障と判定され停止した前記複数の交流−直流変換器と同数の前記複数の直流−直流変換器を停止させ、故障と判定され停止した前記複数の直流−直流変換器と同数の前記複数の交流−直流変換器を停止させることを特徴とする請求項20または請
    求項22に記載の電力変換装置。
  25. 前記制御手段は、前記平滑コンデンサの電圧が前記交流−直流変換器の直流電圧目標値の制御可能範囲から逸脱した場合、所定数の前記複数の交流−直流変換器または、所定数の前記複数の直流−直流変換器の電力を調整し、前記平滑コンデンサの電圧が前記直流電圧目標値の制御可能範囲に復帰するように制御することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一に記載の電力変換装置。
  26. 前記制御手段は、前記平滑コンデンサの電圧が前記直流電圧目標値の制御可能範囲を下回る場合、所定数の前記複数の交流−直流変換器の電力を増加させるように制御することを特徴とする請求項25記載の電力変換装置。
  27. 前記制御手段は、前記平滑コンデンサの電圧が前記直流電圧目標値の制御可能範囲を上回る場合、所定数の前記複数の直流−直流変換器の電力を増加させるように制御することを特徴とする請求項25記載の電力変換装置。
  28. 前記制御手段は、前記複数の交流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等になるように所定数の前記複数の交流−直流変換器の電力を増加させ、前記複数の直流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等になるように所定数の前記複数の直流−直流変換器の電力を増加させることを特徴とする請求項26または請求項27に記載の電力変換装置。
  29. 前記制御手段は、前記平滑コンデンサの電圧が前記直流電圧目標値の制御可能範囲を下回る場合、所定数の前記複数の直流−直流変換器の電力を減少させるように制御することを特徴とする請求項25記載の電力変換装置。
  30. 前記制御手段は、前記平滑コンデンサの電圧が前記直流電圧目標値の制御可能範囲を上回る場合、所定数の前記複数の交流−直流変換器の電力を減少させるように制御することを特徴とする請求項25記載の電力変換装置。
  31. 前記制御手段は、前記複数の交流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等となるように所定数の前記複数の交流−直流変換器の電力を減少させ、前記複数の直流−直流変換器の入力電流または出力電流、入力電力、出力電力、温度、効率の少なくとも一が変換器間で均等となるように所定数の前記複数の直流−直流変換器の電力を減少させることを特徴とする請求項29または請求項30に記載の電力変換装置。
  32. 前記制御手段は、所定数の前記複数の交流−直流変換器または、所定数の前記複数の直流−直流変換器を停止させることを特徴とする請求項29または請求項30に記載の電力変換装置。
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