JP6354505B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、コンデンサを有し、入力側が前記コンデンサに接続され、出力側が共通の電気負荷に対して並列接続された複数のDCDCコンバータを備えるスイッチング電源装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、直流電源の出力電圧を2等分する2つのコンデンサの直列接続体と、2つのコンデンサのそれぞれに入力側が接続され、出力側が共通の電気負荷に対して並列接続された2つのDCDCコンバータとを備えるスイッチング電源装置が知られている。このスイッチング電源装置は、各DCDCコンバータの負荷の均等化を図ることを目的としている。
特開2004−260993号公報
ところで、上記スイッチング電源装置において、各DCDCコンバータの入力電圧(各コンデンサの端子間電圧)が過度に高くなる過電圧異常や、入力電圧が過度に低くなる低電圧異常が生じた場合、異常が生じたDCDCコンバータを停止させる技術が望まれている。こうした技術として、入力電圧がその上限閾値を超えた場合に過電圧異常が生じている旨判定してDCDCコンバータを停止させたり、入力電圧がその下限閾値未満になった場合に低電圧異常が生じている旨判定してDCDCコンバータを停止させたりするものが考えられる。
ここで、各DCDCコンバータの正常動作時において、各DCDCコンバータの入力電圧の平均値は、基本的には、直流電源の出力電圧を2等分した値付近になる。このため、上限閾値を、例えば、直流電源の取り得る出力電圧最大値(例えば600V)の2等分値を超える固定値(例えば350V)に設定し、下限閾値を、例えば、直流電源の取り得る出力電圧最小値(例えば200V)の2等分値未満の固定値(例えば50V)に設定することが考えられる。ただし、各閾値を固定値に設定すると、以下に説明する不都合が生じ得る。
何らかの要因によって各DCDCコンバータの入力電圧に差異が生じる。この要因としては、例えば、電源装置を構成するスイッチング素子のオン抵抗、スイッチング速度のばらつき、電圧・電流のセンシングばらつきなどがある。入力電圧に差異が生じると、アンバランス現象が生じ得る。アンバランス現象とは、入力電圧に差異が生じることに起因して、各DCDCコンバータのうち入力電圧が高い方のDCDCコンバータの入力電圧がさらに高くなり、入力電圧の低い方のDCDCコンバータの入力電圧がさらに低くなるといった現象である。
ここで、例えば直流電源の出力電圧がその最大値付近になっている状況下において、アンバランス現象が生じると、各DCDCコンバータのうち入力電圧が高い方のDCDCコンバータの入力電圧が先に上限閾値を超え、このDCDCコンバータは過電圧異常によって先に停止される。しかしながら、入力電圧が低い方のDCDCコンバータの入力電圧は、未だ下限閾値未満となっていないことから、このDCDCコンバータの動作は継続される。この場合、各コンデンサが直流電源の出力電圧を分割していることから、動作を継続しているDCDCコンバータの入力電圧は低下し続けるものの、過電圧異常で停止したDCDCコンバータの入力電圧は、動作を継続しているDCDCコンバータの入力電圧の低下に応じて上昇し続けることとなる。この上昇は、動作を継続しているDCDCコンバータが低電圧異常で停止するまで継続される。その結果、過電圧が継続されてスイッチング電源装置の信頼性が低下するといった不都合が生じ得る。
こうした問題に対処するには、例えば下限閾値を高い値に設定し、下限閾値を上限閾値に近づけることも考えられる。ただし、この場合、下限閾値と上限閾値とによって区画される電圧範囲が狭くなるため、各DCDCコンバータの入力電圧範囲が制限されるといった不都合が生じる。
なお、こうした問題は、2つのDCDCコンバータを備えるスイッチング電源装置に限らず、3つ以上のDCDCコンバータを備えるスイッチング電源装置においても同様に生じ得る。
本発明は、入力電圧範囲の制限を抑制しつつ、信頼性を向上させることができるスイッチング電源装置を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、コンデンサ(11a,11b)を有し、入力側が前記コンデンサに接続され、出力側が共通の電気負荷(41)に対して並列接続された複数のDCDCコンバータ(10a,10b)と、直流電源(40)の出力電圧値を検出する電源電圧検出手段(17)とを備えるスイッチング電源装置において、前記複数のDCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサのそれぞれは、直列接続されるとともに、前記直流電源の出力電圧を分割し、前記複数のDCDCコンバータのそれぞれは、前記コンデンサの電圧値を検出する個別入力電圧検出手段(14)と、前記個別入力電圧検出手段によって検出された電圧値がその上限閾値を超えた場合と、前記個別入力電圧検出手段によって検出された電圧値が、前記上限閾値よりも小さい下限閾値未満になった場合とに、当該DCDCコンバータを停止させる異常停止手段と、前記電源電圧検出手段によって検出された電圧値である電源電圧値を前記コンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値よりも大きい値を前記上限閾値設定する上限閾値設定手段と、前記電源電圧値に基づいて、前記直流電源の出力電圧値を前記コンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値よりも小さい値を前記下限閾値設定する下限閾値設定手段とを有することを特徴とする。
上記発明では、各閾値設定手段により、複数のDCDCコンバータのそれぞれにおいて、電源電圧検出手段によって検出された電圧値である電源電圧値に基づいて、上限閾値及び下限閾値を可変設定する。こうした構成によれば、例えば直流電源の出力電圧値がその最大値付近になっている状況下において、上述したアンバランス現象が生じたとしても、入力電圧範囲が制限されることを抑制しつつ、入力電圧が上昇し続けるDCDCコンバータを極力速やかに停止させてスイッチング電源装置の信頼性を向上させることができる。
ここで、上限閾値設定手段として、電源電圧値をコンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値から第1規定値だけ大きい値を上限閾値に設定するものを採用することができる。また、下限閾値設定手段として、電源電圧値をコンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値から第2規定値だけ小さい値を下限閾値に設定するものを採用することができる。ここでは、第2規定値が、第1規定値よりも小さい値とされている。
こうした構成によれば、例えば直流電源の出力電圧値がその最大値付近になっている状況下において、アンバランス現象が生じたとしても、まず最初に、入力電圧が低下し続けるDCDCコンバータの入力電圧が下限閾値未満となる。そしてその後、入力電圧が上昇し続けるDCDCコンバータの入力電圧が上限閾値を超えることとなる。すなわち、入力電圧が低下し続けるDCDCコンバータが、入力電圧が上昇し続けるDCDCコンバータに優先して停止される。このため、入力電圧が上昇し続けるDCDCコンバータの入力電圧の上昇を抑制できる。これにより、過電圧の継続を好適に抑制でき、スイッチング電源装置の信頼性をいっそう向上させることができる。
第1実施形態にかかるスイッチング電源装置の全体構成図。 コントローラにおける制御処理を示す機能ブロック図。 異常時停止処理の手順を示すフローチャート。 上限閾値及び下限閾値の設定態様を示すタイムチャート。 第2実施形態にかかるスイッチング電源装置の全体構成図。 第3実施形態にかかるスイッチング電源装置の全体構成図。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかるスイッチング電源装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。スイッチング電源装置は、入力された直流電圧を所定の直流電圧に変換して出力するものである。
図1に示すように、本実施形態にかかるスイッチング電源装置は、第1DCDCコンバータ10aと、第2DCDCコンバータ10bとを備えている。本実施形態において、各DCDCコンバータ10a,10bは、絶縁型コンバータとして構成され、特に本実施形態では、入力電圧を降圧して出力する降圧型コンバータとして構成されている。
第1DCDCコンバータ10aは、第1入力側コンデンサ11aを備え、第2DCDCコンバータ10bは、第2入力側コンデンサ11bを備えている。各入力側コンデンサ11a,11bは直列接続されている。各入力側コンデンサ11a,11bの直列接続体には、これらコンデンサ11a,11bに共通の直流電源である2次電池(高圧バッテリ40)が並列接続されている。ここで、本実施形態では、各入力側コンデンサ11a,11bのそれぞれの静電容量が互いに同一の値に設定されている。このため、各入力側コンデンサ11a,11bのそれぞれには、基本的には、高圧バッテリ40の出力電圧を2等分した値が印加されることとなる。
第1DCDCコンバータ10aは、1次側回路、2次側回路、1次側回路と2次側回路との電力伝達を行うトランスT、及びコントローラ20を備えている。1次側回路は、第1入力側コンデンサ11aと、第1〜第4スイッチQ1〜Q4を有するフルブリッジ回路とを備えている。本実施形態では、各スイッチQ1〜Q4として、電圧制御形の半導体スイッチを用いており、具体的にはNチャネルMOSFETを用いている。
なお、本実施形態において、各DCDCコンバータ10a,10bの構成は同一である。このため、以降、DCDCコンバータの構成について、第1DCDCコンバータ10aを主に説明し、第2DCDCコンバータ10bの説明を省略することもある。また、各DCDCコンバータ10a,10bの構成要素について、共通の符号を付しているものもある。
フルブリッジ回路は、第1DCDCコンバータ10aの入力側である1次側回路であり、第1,第3スイッチQ1,Q3の直列接続体と、第2,第4スイッチQ2,Q4の直列接続体とを備えている。これら直列接続体のそれぞれには、第1入力側コンデンサ11aが並列接続されている。詳しくは、第1,第2スイッチQ1,Q2の高電位側端子(ドレイン)側には、第1入力側コンデンサ11aの高電位側端子が接続され、第3,第4スイッチQ3,Q4の低電位側端子(ソース)側には、第1入力側コンデンサ11aの低電位側端子が接続されている。第1,第3スイッチQ1,Q3の接続点には、トランスTを構成する1次側コイルTαの第1端が接続され、1次側コイルTαの第2端には、第2,第4スイッチQ2,Q4の接続点が接続されている。こうした構成により、フルブリッジ回路は、入力側コンデンサ11aから供給される直流電力を所定の周波数の交流に変換して1次側コイルTαに印加する。
トランスTを構成する2次側コイルTβには、第1DCDCコンバータ10aの出力側である2次側回路が接続されている。2次側回路は、第1,第2ダイオードD1,D2を有する全波整流回路と、リアクトル12と、出力側コンデンサ13とを備えている。本実施形態において、全波整流回路は、センタタップ型である。全波整流回路は、2次側コイルTβから出力される交流電力を直流電力に変換してリアクトル12に出力する。リアクトル12は、供給される直流電力を蓄積し、出力電圧を平滑化する出力側コンデンサ13を介して電気負荷41に直流電力を出力する。なお、本実施形態では、各DCDCコンバータ10a,10bの共通の電気負荷41として、2次電池である低圧バッテリ(補機バッテリともいう)を用いている。ちなみに、電気負荷41としては、2次電池に限らず、電力の供給によって駆動される駆動負荷であってもよい。
各DCDCコンバータ10a,10bは、入力電圧センサ14(「個別入力電圧検出手段」に相当)、出力電圧センサ15(「個別出力電圧検出手段」に相当)及び電流センサ16を備えている。各入力電圧センサ14は、各入力側コンデンサ11a,11bの端子間電圧を検出する。各出力電圧センサ15は、各出力側コンデンサ13の端子間電圧を検出する。各電流センサ16は、各入力側コンデンサ11a,11bとフルブリッジ回路とを接続する電気経路に流れる電流を検出する。また、スイッチング電源装置は、高圧バッテリ40の端子間電圧を検出する電源電圧センサ17(「電源電圧検出手段」に相当)を備えている。
各DCDCコンバータ10a,10bを構成するコントローラ20は、マイコンを主体として構成されている。コントローラ20は、出力電圧センサ15の検出値を各DCDCコンバータ10a,10bから電気負荷41への出力電圧Vorとして、電流センサ16の検出値を各スイッチQ1〜Q4に流れる電流であるスイッチ電流Imosとしてそれぞれ取得する。コントローラ20は、これら取得した検出値Vor,Imosに基づいて、各DCDCコンバータ10a,10bに対してピーク電流モード制御を行う。以下、本実施形態におけるコントローラ20による制御について説明する。
図2に、コントローラ20の制御処理の機能ブロック図を示す。各DCDCコンバータ10a,10bを構成するコントローラ20のそれぞれが、図2に示す処理を実行する。コントローラ20は、目標電流算出手段21とピーク電流制御手段22とを備えている。目標電流算出手段21は、出力電圧センサ15によって検出された出力電圧値Vorと目標電圧値Vo*とに基づいて目標電流Irefを算出する。ピーク電流制御手段22は、スイッチ電流Imosが目標電流Irefとなるようにピーク電流モード制御を行う。なお、本実施形態において、目標電流算出手段21及びピーク電流制御手段22が「操作手段」に相当する。
詳しくは、目標電流算出手段21において、偏差算出手段23は、目標電圧値Vo*と出力電圧値Vorとの偏差を算出する。フィードバック制御手段24は、偏差算出手段23によって算出された偏差を減らすべく、偏差に比例する値と偏差の時間積分値に比例する値との和を、スイッチ電流Imosの目標値である目標電流Irefとして、最小値選択手段25に出力する。過電流垂下制御手段26は、出力電圧値Vorに基づいて、スイッチ電流Imosが過電流になることを抑制すべく、目標電流の上限値を設定し、最小値選択手段25に出力する。
最小値選択手段25は、フィードバック制御手段24によって算出された目標電流と、過電流垂下制御手段26によって算出された目標電流の上限値とのうちから、小さい値を選択する。そして、最小値選択手段25によって選択された値が、電流制限手段27を介して目標電流としてピーク電流制御手段22に対して出力される。電流制限手段27は、最小値選択手段25の出力値を、所定の上限値及び所定の下限値の範囲内となるように制限する。
ピーク電流制御手段22において、DA変換器28は、入力される目標電流Irefを、デジタル値からアナログ値に変換する。そして、そのアナログ値に変換された目標電流Irefが、コンパレータ29の−端子に入力される。また、ピーク電流制御手段22の加算手段30には、スイッチ電流Imosとスロープ補償信号とが入力される。そして、スイッチ電流Imosとスロープ補償信号との和(補償後スイッチ電流)が、加算手段30からコンパレータ29の+端子に入力される。なお、スロープ補償信号は、リアクトル12に流れる電流の変動に伴う発振を抑制するものである。
コンパレータ29は、目標電流Irefと補償後スイッチ電流との比較を行い、補償後スイッチ電流が目標電流Irefより小さい期間において、ハイ状態の信号をRSフリップフロップ31のS端子に入力する。また、RSフリップフロップ31のR端子には、クロック信号が入力される。RSフリップフロップ31の出力は、デューティ制限手段32によってデューティの上限値を設定された上で、各スイッチQ1〜Q4を駆動するゲート回路に出力される。
第1,第4スイッチQ1,Q4又は第2,第3スイッチQ2,Q3がオン状態(閉状態)とされている間、リアクトル12に流れるリアクトル電流の増加に伴い、スイッチ電流Imosは増加する。そして、スイッチ電流Imosと目標電流Irefとが等しくなるとコンパレータ29の出力がハイ状態からロー状態となり、第1,第4スイッチQ1,Q4又は第2,第3スイッチQ2,Q3がオフ状態(開状態)にされる。第1,第4スイッチQ1,Q4又は第2,第3スイッチQ2,Q3がオフ状態とされている期間、リアクトル電流が減少していく。そして、RSフリップフロップ31に対してクロックが入力されるタイミングで第1,第4スイッチQ1,Q4又は第2,第3スイッチQ2,Q3は再びオン状態にされる。これにより、再びリアクトル電流及びスイッチ電流Imosが増加していく。
ところで、各DCDCコンバータ10a,10bにおける入力電圧のバランスが崩れることに起因して、アンバランス現象が生じ得る。この現象は、各DCDCコンバータ10a,10bのうち入力電圧が高い方のDCDCコンバータの入力電圧がさらに高くなり、入力電圧の低い方のDCDCコンバータの入力電圧がさらに低くなるといった現象である。この現象について、以下詳しく説明する。上記電流モード制御は、出力電圧の偏差に基づいて算出される目標電流Irefとなるように、スイッチ電流Imosを調整するものである。ここで、入力電圧が低いほど、リアクトル12に流れるリアクトル電流の増加速度、すなわち、スイッチ電流Imosの増加速度が遅くなる。このため、スイッチ電流Imosが目標電流Irefに達するまでの時間が長くなり、入力電圧が低いDCDCコンバータほど、デューティが大きくなる。その結果、入力電圧が低いDCDCコンバータの入力電圧が低下し続け、上記アンバランス現象が生じる。
アンバランス現象が生じると、各DCDCコンバータ10a,10bの入力電圧が過度に高くなる過電圧異常や、入力電圧が過度に低くなる低電圧異常が生じ得る。この場合、異常が生じたDCDCコンバータを停止させる技術が望まれる。そこで本実施形態では、以下に説明する異常時停止処理を行う。
図3に、異常時停止処理の手順を示す。この処理は、各DCDCコンバータ10a,10bを構成するコントローラ20のそれぞれにおいて、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、電源電圧センサ17によって検出された電源電圧値Vinpと、入力電圧センサ14によって検出された入力電圧値Vinrとを取得する。
続くステップS11では、スイッチング電源装置を構成するDCDCコンバータの数N(本実施形態では、N=2)で電源電圧値Vinpを除算することで、平均電圧値Vaveを算出する。
続くステップS12では、平均電圧値Vaveに第1規定値ΔHiを加算することで上限閾値VOVを算出する。また、平均電圧値Vaveから第2規定値ΔLoを減算することで下限閾値VLVを算出する。本実施形態において、第2規定値ΔLoは、0よりも大きくてかつ第1規定値ΔHi未満の固定値に設定されている。ここで、図4に、本実施形態にかかる各閾値VOV,VLVの設定態様を示した。なお、本実施形態において、本ステップの処理が「上限,下限閾値設定手段」に相当する。
続くステップS13では、入力電圧値Vinrが、ステップS12で算出された上限閾値VOVを超えているか否かを判断する。この処理は、入力電圧の過電圧異常が生じているか否かを判断するための処理である。ステップS13において超えていると判断した場合には、ステップS14に進み、過電圧異常が生じている旨判定する。そして、DCDCコンバータを強制的に停止させる。
ステップS13において否定判断した場合には、ステップS15に進み、入力電圧値Vinrが、ステップS12で算出された下限閾値VLV未満となっているか否かを判断する。この処理は、入力電圧の低電圧異常が生じているか否かを判断するための処理である。ステップS15において下限閾値VLV未満となっていると判断した場合には、ステップS16に進み、低電圧異常が生じている旨判定する。そして、DCDCコンバータを強制的に停止させる。なお、本実施形態において、ステップS13〜S16の処理が「異常停止手段」に相当する。
本実施形態にかかる異常時停止処理によれば、スイッチング電源装置の信頼性を好適に向上させることができる。これは、上限閾値VOV及び下限閾値VLVの設定に特徴があるためである。以下、これについて説明する。先の図3の処理において、上限閾値VOVを、例えば、高圧バッテリ40の取り得る出力電圧最大値(例えば600V)の2等分値を超える固定値(例えば350V)に設定する。また、下限閾値VLVを、高圧バッテリ40の取り得る出力電圧最小値(例えば200V)の2等分値未満の固定値(例えば50V)に設定する。こうした設定のもと、何らかの要因により、高圧バッテリ40の出力電圧が変動してその最大値付近となって、かつ上記アンバランス現象が生じる状況を考える。ここでは、第1DCDCコンバータ10aの入力電圧が第2DCDCコンバータ10bの入力電圧よりも高くなっている状況を例にする。この場合、過電圧異常によって入力電圧が高い第1DCDCコンバータ10aが先に停止されるものの、第2DCDCコンバータ10bの動作が継続される。この場合、第2DCDCコンバータ10bの入力電圧はアンバランス現象によって低下し続けるものの、過電圧異常で停止した第1DCDCコンバータ10aの入力電圧は、第2DCDCコンバータ10bの入力電圧の低下分だけ上昇し続けることとなる。これは、各入力側コンデンサ11a,11bが高圧バッテリ40の出力電圧を2等分しているためである。第1DCDCコンバータ10aの入力電圧の上昇は、第2DCDCコンバータ10bが低電圧異常で停止するまで継続される。その結果、第1DCDCコンバータ10aの入力電圧の過電圧が継続され、スイッチング電源装置の信頼性が低下するといった不都合が生じ得る。
こうした問題に対処すべく、本実施形態では、上記異常時停止処理を行う。この処理において、上限閾値VOVは、平均電圧値Vaveに第1規定値ΔHiを加算した値として設定され、下限閾値VLVは、平均電圧値Vaveから第2規定値ΔLoを減算した値として設定される。平均電圧値Vaveに応じて各閾値VOV,VLVを可変設定することから、各閾値VOV,VLVを固定値に設定する構成と比較して、入力電圧範囲が狭められることを抑制しつつ、過電圧の継続を抑制できる。
特に本実施形態では、第2規定値ΔLoを第1規定値ΔHiよりも小さい値に設定した。これにより、アンバランス現象が生じる状況下、入力電圧が低下し続けるDCDCコンバータを、入力電圧が上昇し続けるDCDCコンバータに優先して停止させることができる。したがって、過電圧の継続を好適に抑制でき、スイッチング電源装置の信頼性を好適に向上させることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、電源電圧値Vinpを各コントローラ20に伝達する構成について詳しく説明する。
図5に本実施形態にかかるスイッチング電源装置の全体構成を示す。なお、図5において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図5に示す例では、各DCDCコンバータ10a,10bを構成するコントローラ20を含む低電圧側回路の基準電位と、高圧バッテリ40からフルブリッジ回路までを含む高電圧側回路の基準電位とが相違するように、スイッチング電源装置が構成されている。ここで、各コントローラ20において上記異常時停止処理を適切に行うためには、高電圧側回路において検出された電源電圧値Vinpを、低電圧側回路を構成するコントローラ20に高速で送信することが要求される。
そこで本実施形態では、高電圧側回路と低電圧側回路とを電気的に絶縁しつつ、高電圧側回路から低電圧側回路へと電源電圧値Vinpを送信する構成を備えた。こうした構成として、本実施形態では、絶縁電圧検出部42と、低電圧側回路の基準電位と同じ基準電位で動作するマスターコントローラ43(「伝達手段」に相当)とを備えた。絶縁電圧検出部42は、高電圧側回路と低電圧側回路とを電気的に絶縁しつつ、高圧バッテリ40の端子間電圧を電源電圧値Vinpとして検出する。マスターコントローラ43は、例えばCANやLINよりなる通信ネットワークを介して、絶縁電圧検出部42によって検出された電源電圧値Vinpを各コントローラ20に伝達する。なお、絶縁電圧検出部42としては、例えば、磁気カプラを備えるものを用いることができる。
以上説明した本実施形態によれば、高電圧側回路及び低電圧側回路のそれぞれで基準電位が相違する場合であっても、電源電圧値Vinpを各コントローラ20に適切に伝達することができる。これにより、各閾値VOV,VLVの設定精度を高めることができ、スイッチング電源装置の信頼性をより向上させることができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、先の第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図6に示すように、高電圧側回路と低電圧側回路とを電気的に絶縁しつつ、高電圧側回路から低電圧側回路へと電源電圧値Vinpを送信する構成を変更する。なお、図6において、先の図5に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、スイッチング電源装置は、マスターコントローラ43に代えて、信号伝達部44(「伝達手段」に相当)を備えている。信号伝達部44は、低電圧側回路の基準電位と同じ基準電位で動作する。信号伝達部44は、絶縁電圧検出部42によって検出された電源電圧値Vinpを、論理H,LからなるPWM信号(Duty信号ともいう)に変換して各コントローラ20に出力する。ここで、電源電圧値VinpとPWM信号のデューティとは、一義的に関係付けられている。PWM信号を受信した各コントローラ20は、PWM信号を電源電圧値Vinpに変換して各閾値VOV,VLVの設定に用いる。
以上説明した本実施形態によっても、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記各実施形態では、平均電圧値Vaveに第1規定値ΔHiを加算することで上限閾値VOVを算出したがこれに限らない。例えば、平均電圧値Vaveに、1よりも大きい所定の係数を乗算することで上限閾値VOVを算出してもよい。また、上記第1実施形態では、平均電圧値Vaveから第2規定値ΔLoを減算することで下限閾値VLVを算出したがこれに限らない。例えば、平均電圧値Vaveに、0よりも大きくてかつ1未満の所定の係数を乗算することで下限閾値VLVを算出してもよい。
・上記各実施形態では、平均電圧値Vaveが変化する都度、上限閾値VOV及び下限閾値VLVを算出したがこれに限らない。例えば、平均電圧値Vaveの取り得る範囲を複数の領域に分割し、分割された領域間を平均電圧値Vaveが跨いだ場合に各閾値VOV,VLVを算出してもよい。この場合、平均電圧値Vaveが領域間を跨がない限りは、各閾値VOV,VLVが変化しない。このため、各閾値VOV,VLVは、先の図4に示した各閾値の連続的な推移とは異なり、段階的に変化することとなる。
・上記各実施形態では、コントローラ20の1処理周期毎に各閾値VOV,VLVを算出したがこれに限らず、複数の処理周期間隔(例えば、数処理周期毎)で算出してもよい。
・上記各実施形態において、「ΔHi>ΔLo」の関係を維持しつつ、DCDCコンバータの動作状態に応じて第1規定値ΔHiや第2規定値ΔLoを可変設定してもよい。
・上記各実施形態において、各閾値VOV,VLVを設定するに際し、「ΔHi>ΔLo」の関係を維持しなくてもよい。この場合であっても、各閾値VOV,VLVを固定値に設定する構成と比較して、DCDCコンバータの入力電圧範囲の制限を抑制しつつ、過電圧の継続を極力抑制することはできる。
・上記各実施形態では、2つの入力側コンデンサによって高圧バッテリ40の出力電圧を等分割したがこれに限らず、等分割しなくてもよい。具体的には例えば、第1入力側コンデンサ11aによって高圧バッテリ40の出力電圧の「2/3」を受け持ち、第2入力側コンデンサ11bによって高圧バッテリ40の出力電圧の「1/3」を受け持ってもよい。この場合、第1DCDCコンバータ10aにおいて異常時停止処理で用いる第1規定値ΔHiを、第2DCDCコンバータ10bにおいて異常時停止処理で用いる第1規定値ΔHiよりも大きく設定すればよい。また、第1DCDCコンバータ10aにおいて異常時停止処理で用いる第2規定値ΔLoを、第2DCDCコンバータ10bにおいて異常時停止処理で用いる第2規定値ΔLoよりも大きく設定すればよい。
・上記各実施形態において、スイッチング電源装置を構成するDCDCコンバータはN個(N≧3)であってもよい。この場合、高圧バッテリ40にN個の入力側コンデンサの直列接続体が並列接続されることとなる。
・DCDCコンバータとしては、降圧側のものに限らず、例えば昇圧型のものであってもよい。また、DCDCコンバータを構成する1次側回路及び2次側回路としては、他の構成であってもよい。ここで、1次側回路としては、例えば、ハーフブリッジ回路や、プッシュプル回路を用いることができる。また、2次側回路としては、フルブリッジ型の整流回路を用いることができる。
さらに、DCDCコンバータとしては、フルブリッジ型のものに限らず、例えば、フォワード型やフライバック型のものを用いてもよい。
・上記各実施形態において、ピーク電流モード制御に代えて、平均電流モード制御など他の電流モード制御を行ってもよい。
・入力側コンデンサの直列接続体に並列接続される直流電源としては、2次電池に限らない。例えば、交流電源と、交流電源から出力された交流電圧を直流電圧に変換して出力する整流回路とによって構成された直流電源であってもよい。
・絶縁電圧検出部42等の伝達手段としては、上記第2,第3実施形態に例示したものに限らない。要は、高電圧側回路及び低電圧側回路の間を電気的に絶縁しつつ、高電圧側回路から低電圧側回路のコントローラへと情報伝達が可能であれば、光絶縁伝達手段(例えばフォトカプラ)等、他の手段であってもよい。
10a,10b…DCDCコンバータ、11a,11b…入力側コンデンサ。

Claims (5)

  1. コンデンサ(11a,11b)を有し、入力側が前記コンデンサに接続され、出力側が共通の電気負荷(41)に対して並列接続された複数のDCDCコンバータ(10a,10b)と、直流電源(40)の出力電圧値を検出する電源電圧検出手段(17;42)とを備えるスイッチング電源装置において、
    前記複数のDCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサのそれぞれは、直列接続されるとともに、前記直流電源の出力電圧を分割し、
    前記複数のDCDCコンバータのそれぞれは、
    前記コンデンサの電圧値を検出する個別入力電圧検出手段(14)と、
    前記個別入力電圧検出手段によって検出された電圧値がその上限閾値を超えた場合と、前記個別入力電圧検出手段によって検出された電圧値が、前記上限閾値よりも小さい下限閾値未満になった場合とに、当該DCDCコンバータを停止させる異常停止手段と、
    前記電源電圧検出手段によって検出された電圧値である電源電圧値を前記コンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値よりも大きい値を前記上限閾値設定する上限閾値設定手段と、
    前記電源電圧値を前記コンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値よりも小さい値を前記下限閾値設定する下限閾値設定手段とを有することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記上限閾値設定手段は、前記電源電圧値を前記コンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値から第1規定値だけ大きい値を前記上限閾値に設定し、
    前記下限閾値設定手段は、前記電源電圧値を前記コンデンサのそれぞれによって分割した電圧値のうち、当該DCDCコンバータの入力側に接続された前記コンデンサが受け持つ電圧値から第2規定値だけ小さい値を前記下限閾値に設定し、
    前記第2規定値は、前記第1規定値よりも小さい値である請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記コンデンサのそれぞれは、前記直流電源の出力電圧を等分割し、
    前記上限閾値設定手段は、前記電源電圧値を前記DCDCコンバータの数で除算した値から、前記第1規定値だけ大きい値を前記上限閾値に設定し、
    前記下限閾値設定手段は、前記電源電圧値を前記DCDCコンバータの数で除算した値から、前記第2規定値だけ小さい値を前記下限閾値に設定する請求項2記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記複数のDCDCコンバータのそれぞれは、前記入力側と前記出力側とが電気的に絶縁された絶縁型コンバータであり、
    前記複数のDCDCコンバータのそれぞれは、
    当該DCDCコンバータの出力電圧値を検出する個別出力電圧検出手段(15)と、
    前記個別出力電圧検出手段によって検出された出力電圧値をその目標値に制御するように当該DCDCコンバータを操作する操作手段(21,22)、前記上限閾値設定手段、及び前記下限閾値設定手段を含むコントローラ(20)とをさらに有し、
    当該DCDCコンバータを構成する前記入力側の基準電位と、前記コントローラの基準電位とは相違しており、
    前記入力側と前記コントローラとの間を電気的に絶縁しつつ、前記上限閾値及び前記下限閾値の設定に用いる前記電源電圧値を、前記入力側から前記複数のDCDCコンバータを構成する前記コントローラのそれぞれへと伝達する伝達手段(43,44)をさらに備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記伝達手段(44)は、前記上限閾値及び前記下限閾値の設定に用いる前記電源電圧値を、前記電源電圧値と関係付けられたPWM信号によって伝達する請求項4記載のスイッチング電源装置。
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